戦国大名はほとんどがキリシタンであった。この事実の重さを改めて知ることになる 
Tuesday, September 29, 2020, 10:01 AM
学問道場に投稿した書評です

  9月26日に発売された田中進二郎著「秀吉はキリシタン大名に毒殺された」 (電波社)を読了した。

本書は田中進二郎氏がずっと追いかけていたキリシタン大名の系統の集大成である。

同盟と裏切りが横行した戦国史の謎が、田中進二郎氏が示すように高山右近、蒲生氏郷という二人のキーマン、そして千利休を中心とする「日本十字軍」の暗闘という視点を加えると、カチッカチとパズルのピースがはまってゆく快感を覚えるだろう。

茶の湯が戦国武将に愛されたのは、茶の湯=イエズス会のミサという面があったからだ。
すなわち利休を日本での司祭(bishop)代理に見立てて、イエズス会の背後に控える覇権国スペインの恩寵を我先にと少しでも得たいからだ。

千利休が扱う茶器は、そのままスペイン国公認の神器であったのだろう。
剣、勾玉、鏡が天皇即位に必要なように、利休が認めた茶入れこそがキリシタン大名の誉れであり、イエズス会を通してスペインと結びつく証明のようなものだったのだ。キリシタン大名のこの弱みをうまく利用したのが信長であり、秀吉の茶の湯御政道の本質だ。

加賀前田家は現在、古九谷焼とよばれる磁器を製作していたが、これはもともと前田利家がキリシタンのミサ(礼拝)での必要にかられて城下で作らせたそうだ。
たしかに、そう考えれば古九谷を焼いたとする窯(かま)は徹底して破壊されて現存しない理由に合点する。

本書で暴露されているが、秀吉が伴天連追放令(1587)の3ヶ月後に北野天満宮で「北野大茶会」を開催した。
千利休・今井宗久(そうきゅう)・津田宗汲(そうぎゅう)の三大茶人が目の前で茶を点てて振る舞う一大イベントを、秀吉は城下庶民にまで開放した。
10日にもわたる大茶会とうたった割には、参加は1000人程度で閑散とし、たった一日で終わってしまった。
武将たちの”宗教ごっこ”に脳天気にノコノコ出ていって、キリシタンの嫌疑を掛けられるのなんかまっぴら御免と誰もが思ったのだろう。

利休を通して暗にイエズス会の権威を利用した秀吉も最後には斬り捨てられ、豊臣家の命運は潰(つい)えた。

■つぎつぎと氷解する戦国武将たちの疑問



まず、冒頭に多くの方はあの島津家の家紋(丸に十字)は、本来は縦棒が長い十字架であったという副島隆彦先生の指摘に、まさかそんなことがと驚くのではないだろうか。

しかし幕末の偉人西郷隆盛がよく揮毫したという『敬天愛人』はキリスト教の教義であるという指摘がある。隆盛も島津藩においてキリスト教の影響を強く深く多く受けた人物なのだ。

また日本一美しい城郭といわれる姫路城(白鷺城)にも、譜代藩であるに関わらず実は十字架が掲げられている。
パンフレットにもしっかりと明記されているが、理由は謎とされている。


写真 二の門に掲げられる丸に十字

キリスト勢力は権力者から弾圧された側という解釈ばかりが歴史教科書には示されているが、それでは、なぜ徳川の血統である結城氏と松平氏が交互に藩主を務めた姫路城に十字架が掲げられて現存しているのかがわかるはずがない。

自分の出身地でもある堺は南蛮貿易の拠点として繁栄し、千利休を生み出したところであるにも関わらず、いまでは大阪湾に面した工場と密集した住宅が混在するだけの地域にすぎない。歴史を感じさせるような街並はほとんど消えている。

日本のベニスとまでポルトガル商人に讃えられた面影などどこにもない。日本で最初に鉄砲までも造った打刃物産業が伝統工芸として残っているだけだ。
せいぜい百舌鳥古市古墳群(仁徳天皇陵や応仁天皇陵)が世界遺産登録されたことが最近の唯一明るいニュースではある。

このような個人的な疑問にも本書を読めば氷解する。

江戸時代に幕府直轄領となってからは、堺は外国と直接通じる貿易港の役目を剥奪され、イエズス会(耶蘇教)の要注意監視区域だったのだろう。

だからイエズス会や布教の面影を残すものは全部破却されたのだろう。千利休を始めとする堺の豪商(会合衆:豪商の連合)の史蹟もない。

日比谷了慶の屋敷跡は公園となり、寄付で石碑が建てられているだけだ。

(写真:堺市戎公園 通称ザビエル公園)

本書で南蛮貿易の貿易事務所として登場する南宗寺は千利休(1522-1591)と三好長慶(1522-1564)の墓がある。

現在放映されているNHK大河ドラマ「麒麟が来る」で三好長慶も登場している。
畿内の支配者の三好長慶は細川晴元ともに京に攻め入り国内で初めて火縄銃を使ったとされる。(1550)
信長よりも先に火力兵器を手中にしたことで、現在の大阪地域で勢力を固めたのが三好長慶だ。
だが、南蛮貿易で火薬原料と鉛を独占していた三好長慶は家宰の松永久秀によって毒殺されたのが、長慶の死の真相なのだ。
松永久秀は、三好長慶を殺したあと、三好三人衆を動かして、畿内をしばらく牛耳っていた。その間、畿内のキリシタン大名たちは、戦々恐々としており、彼らに代わる新しい庇護者を必要としていた。だから、信長の台頭を歓迎したのだとわかる。

イエズス会の強力な庇護者であった三好長慶は、イエズス会が禅宗に擬装した南宗寺で長慶を弔らわれたのだろう。


(撮影:田中進二郎 南宗寺の利休由来の茶室とキリシタン灯籠(織部灯籠)。灯籠の竿(足の部分)は作り直されている。一旦壊されたのかもしれない)

そしてこの南宗寺は大阪夏の陣で死んだとされる徳川家康の墓があることで有名だ。
ただしこれは松下幸之助が再建したもので、当時のものではないが戦災で焼ける前は東照宮の廟があったそうだ。

いままでは訪れても「家康の墓?馬鹿らしい」と一笑一蹴していたが、この南宗寺は水戸徳川家の庇護下の由緒ある古刹である。(だから瓦は三ッ葵の紋だ)
南宗寺には、三代将軍家光も参拝したという言い伝えも残っているらしい。

本書で水戸徳川家もキリシタン大名の有力な一派であることを知ると、俄然イエズス会の勢力は徳川幕府下においても温存されていたことがわかる。

もしも徳川幕府がイエズス会勢力(スペイン勢)により倒幕された際には、家康はすでに大阪で死んでいることを水戸徳川が発表して、水戸藩主こそ真の大権現様であるぞとキリシタン大名と共に公布しようとしたのではないだろうか。

そうすると、イエズス会の寺に家康の墓があるのかということの説明がつく。

■キリシタン大名の中心であった蒲生氏郷



自著「かくされた十字架 江戸の数学者たち」(2019 秀和システム)において江戸時代初期にキリシタン弾圧を指揮した張本人の井上政重(1585-1661)の出自におおいて、駿河で生まれ、徳川家臣の大須賀家(キリシタン)に使えていた。その後二代将軍秀忠に仕える前は、福島二本松の蒲生(がもう)家に出向していることが判明していることを記した。井上政重は徳川の伊賀忍者系の出身だ。

徳川家のお膝元である駿河(遠州)から遠く離れた蒲生家になぜ出向いたのか。

田中進二郎氏によると、蒲生家とは信長政権からずっと一貫してキリシタン大名であり、反信長、反秀吉の中心大名であるのだ。
秀吉によって高山右近が国外追放された後も、蒲生氏郷の家系はイエズス会のエージェント(agent)として暗躍していたのだ。

だからこそ徳川家もキリシタン大名ネットワークの連絡係としても井上政重をキリシタン大名の統制を担う蒲生家に公儀隠密(スパイ)として派遣したということ。

やがて井上政重はキリシタン弾圧とは真逆に密入国したイタリア人宣教師ジョセッペ・キアラを江戸の小石川に匿った。そこで西洋数学(天文学)を同じ駿河出身の関孝和に学ばせた。

本書とはちょっとずれるが、井上政重の系統に江戸後期の数学者で高橋至時(たかはしよしとき 1764-1804)という人物がいる。
弟子が日本地図を作り上げた伊能忠敬(1745-1818)である。

高橋至時は見廻り組の小役人が表向きの身分で、井上家に所属している。忍者の家系は江戸城の警備を担当だ。
この人物が江戸幕府の頭脳集団となり、浅草天文台(幕府の数学研究所1782年)を設立した。やがて蕃書調所(ばんしょしらべしょ:幕府の海外研究機関)となった。

世界に対峙できる頭脳がなぜ禁教下の江戸時代に集められたのか不思議に思わないだろうか。
黒船来航(1853)の百年前にはすでに海外情勢と西洋科学(Science)をキリシタン大名が密かに研究していたのだ。
代表例として挙げると岡山の津山藩だ。天才・秀才の家系として知られる箕作(みつくり)家だろう。(維新後は華族となった)

だからこそキリシタン大名ネットワークで速やかに人材を一箇所に集めることが可能だった。

■海外情勢はそのまま国内勢力に大きく影響した



日本の戦国時代と同時期のヨーロッパでは凄惨なカトリックと新興のプロテスタントの勢力抗争が行われていた。
イギリスにおけるスペイン勢力(カトリック)とオランダ勢力(プロテスタント)イギリスを経てアメリカ建国(独立)へとつながっていく過程は、副島隆彦先生の「本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史」(2020 秀和システム)に詳しくわかりやすく書かれている。


過去ログ:「本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史」は近代思想を俯瞰するための最良本だ

さて、その影響(イエズス会の勢力低下)は日本にもどのように影響したのか、が本書の後半の主題である。

イエズス会配下の大名たちをアメとムチでなんとか懐柔してきた秀吉政権も、身内までもがキリシタンに侵蝕されて瓦解していったことがつぶさにわかるだろう。

秀吉恩顧のキリシタン大名たちを関ヶ原で家康側に寝返らせたのは、反イエズスであった権力者石田三成への憎悪である。
本能寺の変から続く反勢力・イエズス会ネットワークは関ヶ原の戦いで決定的に豊臣家を孤立させ家康有利に働いた。

大阪夏の陣(1614)、大阪冬の陣(1614〜15)で豊臣家滅亡させた家康の原動力は、プロテスタント国家のオランダとイギリスの支援によるものだった。

家康がイエズス会からプロテスタント勢力に鞍替えした理由、それはヨーロッパでも明白な差となっていたプロテスタント側の科学であり、兵器や築城や治水(開拓)といった先進の工学であった。

覇権国がスペインからイギリスへ動くという海外情勢の大きな変動がそのまますぐに日本にも波及していた。

キリシタン大名たちを操ったイエズス会(=スペイン)とオランダのプロテスタント(=ユダヤ人勢力)の暗闘が日本中世史の真の姿であったことが、本書によってはっきりと解るのである。
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ハンコが無くなればお宅の社員の言葉はもっと乱れるぜ 
Saturday, September 26, 2020, 03:12 PM
民放で若者言葉(スラング)をアナウンサーやMCが使うのは、耳障りが悪いですけども仕方がないとあきらめます。でもね、NHKのアナウンサーまでも「マジ?」とか「スルー」ってな言葉を口にしていると憤りを感じます。

「ガチでガン見しました」とかいうギャル(gal)の言葉がネットで使われた結果です。

若者言葉なので、これは別に構わないけど、少なくとも公共の電波では使って欲しくないですね。

ガン、ガチ、マヂは絶対口にしたくないです。脳みそが軽そうに思われるのでね。

婚活とか終活は就職活動の略語として定着した「就活」の派生語、結婚活動、終焉活動の略として定着した感があります。

これは最近の造語ですが、言葉の発展過程では普通です。

そもそも婚活とか終活の代替(だいたい)の言葉が思い浮かびません。

読売新聞に国語調査の記事がありました。その結果に驚きました。

慣用句の意味を半分の人が誤用している!



浮き足立つ・・・○困難や問題に直面して動揺する様子
敷居が高い・・・○気まずさがあって訪問に気後れする様子
手をこまねく・・・○手段の目処が立たず、手出しできない状態

少なくとも、浮き足立つを<喜びで落ち着きがない状態>だとか、敷居が高いを<格式が高い場所>という意味では言いません。
手をこまねくを<準備万端でいつでもウェルカム>などという文も読んだ記憶がありません。

ええ!、本当か!?

「新規巻き返し」、「雪辱を晴らす」、「噛んで含むように」といった誤用はありがちではあります。

自分も「的を射る」と「当を得る」を混同して使っていて、サラリーマン時代に笑われたことがありますから。

ハンコが必要な書類は常識人の為の関所なのだ



学生は指導教官が、論文を校正してくれます。てにおはや正しい句読点の使い方などを恥を書きながら体得してゆくわけです。

大人になっても、会社では稟議書や企画書、説明書などなど若いうちは戸惑いながらも、文字に向かい合いながら習得して成長する。

たいては年長者のハンコをひとつひとつもらって、細々したところまで赤ペンで訂正され、あれこれ言われて小馬鹿にされながら20代は育つのです。

ところが、それは古い慣習だと言い放ち、そんな手順はまっぴらだと、SMSや電子メールで済ませろという暴論が目立ちます。

まともな文章ひとつ書けない馬鹿にあわせることはないのになあと思います。

冒頭に名乗らずに、ちょろちょろっと自分の要件だけ、しかも誤字だらけの電子メール(またはSMS)を投げて寄越して、世界がまわると思っている方がよほどめでたい頭です。

しっかりと紙に書かないと知能が低下します(経験あり)



そしてしっかり恥をかくことで筆力がつくものだと信じています。

おっと、いそいで書評を書かねば・・・


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六本木再開発を主導した人は今どうしてる? 
Wednesday, September 23, 2020, 02:55 PM
読売新聞の投稿欄で知っている人が載っていて、おっ、と目が止まりました。
2000年から一期だけ東京都・港区区長だった原田敬美(はらだけいみ)氏です。

都市計画の専門家で、防衛庁移転に伴う六本木再開発を主導した方です。これが最大の功績で、汚くて不良外人の吹き溜まりだった六本木が、六本木ヒルズができて劇的に景観がよくなった。

なんせ戦後からヤクザ、不良外人、性風俗と穢れた場所だったんです。表通りの裏はいまでもそうだけどね。言いたいことは山ほどあるが、こんなとこにあこがれるのは田舎もんぐらい。

もともと武家屋敷だったから南側には多くの国の大使館がありますが、入り組んでいてわかりにくい。

さぞやゼネコンや地元土建屋、土地転がしに口利きして、区長の懐にもたんまり・・・と思うでしょ?
ところがまったくそのような噂もありませんし、事実一切業者から裏金(賄賂)を受け取らなかった。
後援会も地元有志中心でした。

理念だけでは多数派工作できない



後援会の方がぼやいてましたが、実直清廉なのは結構だけど、土建土木屋を引き込めないので議会内ではなかなか能力を発揮できないもんなんだとか。

その隙を突いて、共産党系議員が、港区予算で購入した六本木の駐車場用地がとんでもなく高いと追求していました。

区長(当時)のご本人曰わく、駐車場はどうしても用意しないと都市の利便性が損なわれるから、必要悪なんだとのこと。
でも、高騰している土地のため、民間が土地をまとめて、それを駐車場にすることは民間資本では無理なのです。
そこで区予算で土地を買い上げるしか手段がなかった・・・。

それを共産党系や野党議員らが一斉に区長を吊し上げたんですね、購入金額が高すぎると。
使われそうにない青空駐車場にするぐらいなら、保育園を作れ、公共施設を造れと。

その駐車場は連日満車で投資以上を稼ぎ続けてます


観光都市には必ず訪問者の駐車場がいることを理解していた原田区長は、断行したんです。
ただでさえ駐車場が少ない地域だと認識していたからこそ、反対を押し切ったそうです。

それでも共産党系や野党、身内の自民党までも、青空駐車場に区予算を注ぎ込むなと反対したことには堪えたなあと後日ぼやいてましたっけ。

いまの六本木の盛況をみれば、当時の原田区長の決定は正しかったのです。
都市計画の専門家として海外の効率的な都市を研究していたからこそなんです。
さぞかし区長を継続できなかったのは無念だったでしょうね。(自民党議員らからも足を引っ張られたようです。おこぼれがないからw)

公共投資を断行することこそが市区町村の役目



東京に長年住んでいると、停滞している地区とダイナミズム(力強い変動)に溢れた地区が如実にわかれていることに気付きます。

貧乏人が住む所じゃないけども港区ってのは金持ち区だけあってインフラがよいのですよね。この原田氏のころから始まった新橋から浜松町あたり(もともとは国鉄の貨物操車場だった)の再開発も、汚い場所がずっときれいになったし、今後も変わってゆくでしょう。

中央区もそうですが、都市景観にはとてもうるさいけども再開発後は人の流れがかわります。それが都市のダイナミズムです。

民間資本で都市開発しているような地区は、一時は良いのですが廃れるのも早いです。
なぜなら、投資を回収するだけの”売りっぱなし”だから。

10数年ぶりに名前をお見かけして、ついつい昔話をしてしまいました。
今も小さな設計事務所をやっているようです。


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官庁内にデジタルテクノロジーを指揮できる人材など皆無という証拠 
Thursday, September 17, 2020, 09:27 PM
今朝の新聞記事

気象庁のHPに、なんと広告を載せたそうです。
そしたら不適切な(いかがわしい、疑わしい、誇大な・・)広告がぞろぞろと表示されたとのこと。

アクセス数が多いといってもたかだか年間79億ビュー。
それでも維持費が2億4千万円も掛るから、広告収入で賄おうとした・・・おいおい!

ちゅーちゅーIT詐欺師たちに吸われとるだけやんけ



そもそも日本国家の政府機関のWebが、そこそこのアクセスでダウンするような貧弱さであっては困るわけです。
素人のアソビじゃないんだから、それなりの設備と維持体制が必要なわけです。

せっかくの予算(税金)は吸われまくられて終わり


ITコンサルタントやそれにヒモづくベンダーやIT業者たちが、生ぬるいお役所案件として群がっているのが想像できます。

商談相手は責任のない役人だし、小難しいことを言っておけば(プライドで知ったかぶりするので)丸め込むのは簡単。自分の金でもないから、あとで追加出費を要求しても払います。

小役人にコスト意識なんてないからね


省庁勤めに責任感はないが、承認権限を振りかざすことが仕事であり存在理由だと信じているから。

だいたい、どうゆう理由で、気象庁のHPに広告を載せようという経緯になったのかがわかりませんが、どうせ広告代理店が入れ知恵して、配下のネット広告業者をねじ込んだということでしょう。

ネット広告業者といえば官公庁に食い込んでいるGMOか、ヤフーあたりじゃないかなあ。

そもそも年間経費2億4千万円程度も用意できないなら、無駄な職員を減らすべきだよね>気象庁

天下り先の日本気象協会とウェザーニュースとずぶずぶなんだから、そっちで引き取ってもらえよといいたい。

SPEEDIなんて30年前のソフトに年間6億も払っているのにさ。

自前のHPも維持できない省庁なんて、世界に顔向けできません



三流国家、途上国並ってことがよくわかりましたぜ。

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「本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史」は近代思想を俯瞰するための最良本だ 
Monday, September 14, 2020, 02:15 PM
半年前(2020年3月)に上梓された「本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史」(副島隆彦 秀和システム)はすぐ読もうと思っていたのですが、半年遅れで読了しました。



まず最初に声高に言いたい。

アメリカ建国の背景にはヨーロッパでの血みどろの宗教闘争がある



はいはい、宗教革命(ルターによる1500年代中期からの反ローマ教皇運動)でしょ。

そんな感想を洩らす人が大半でしょう。

もう少し西洋史に詳しい人ならば、プロテスタント・カルヴァン派たちがオランダを拠点としてヨーロッパ全土でカトリック国家との宗教戦争にまでなったと言うでしょう。

それならば何故、宗教改革が、米国独立戦争へとつながったのかがわからない。

王様なんか首をちょん切って(chop off)やる!という過激思想の蔓延



これがやがて共和制(Republic)という政体につながってゆく。

本書は、その最終走者(anchor)となった国家がアメリカであるということが、スムーズに理解できます。
私が以前SNSI主催の講演会で使った画像を貼り付けておきます。


イギリスはやっかい払いし、フランスは内乱状態になった



イギリスは王政支持派(英国国教会)が反王政思想を弾圧しアメリカへ島流しにします。
今のマサチューセッツ州(NYの北東、首都がボストン、日本に例えると京都)の植民地(コロニー)に入植させます。

ニューヨークの旧地名がニューアムステルダムなのは、プロテスタントの牙城であるオランダのアムステルダムに由来します。

そこの住民はヤンキーと言われました。ユダヤ人の蔑称Yankが語源です。

ルイ16世とマリーアントワネットを断頭したフランス革命はアメリカ建国(独立戦争後)ですからね。

新興国家アメリカではユニテリアンたちが大きな役目を果たした



長い間ヨーロッパを支配してきたキリスト教の世界観(有神論、theism)は、プロテスタントによって理神論(deism)となり科学(science)の発展へとつながりました。

その中心はキリスト教信者であっても、ユニテリアン(Unitarian)という教義に対し合理的(rational)な思想を持つ人たちです。

アメリカ建国当時の最重要な思想家はラルフ・ワルド・エマーソン(1803-1882)であると副島隆彦は指摘しています。

この本も手元において何度でも読みかえすことができます。

「金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ」(2005年 祥伝社)
「隠されたヨーロッパの血の歴史」(2012 KKベストセラーズ)
「フリーメイソン=ユニテリアン教会が明治日本を動かした」(2014 成甲書房)



そしてこの
「本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史」(2020 秀和システム)

これら副島隆彦の著作群は近代思想を俯瞰できる最良の本であり、全巻通して読むことをお勧めいたします。

過去ログ:
共和国とは王様/君主(King/monarch)の存在を否定する宗教国家のこと
アメリカは王様を認めない国家であること
サッチャリズムへの怨嗟が今の英国BREXIT運動なのにサ
ミルだって代議制民主主義が絶対的だとは思っていないのよ
なぜフランスまで右傾化するのか?(日和見するフランス)
地球で生命はどこから生まれたのか?
一万4455発もの核弾頭を持つ国々が文句を言う構図
銃の所持はリバータリアンから見れば絶対に譲れない条件だ
欧州統合でトリレンマは解決できたのか
小国であってもやればできるのだ(朝鮮民主主義人民共和国)
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日本のゲームソフトはJRPGと呼ばれ糞ツマラナイの代名詞 
Monday, September 14, 2020, 12:38 PM
中古本屋で拾った本「世界ゲーム革命」(NHK取材班 NHK出版 2010)を読んでみました。
10年前にNHKスペシャルで放送した内容を書籍化したものです。

 一切コンピュータゲームには興味がないので、10年前がどのようなものだったかのか、どのようなタイトルが流行っていたのかわかりません。

AppleがiPhoneを発売した頃のお話です。たった10年前ですがスマートフォンがこれだけ浸透していることには、やはりデジタルテクノロジーの進化は早いなあと感じます。

NHKがなんらかの危機感をもって取材した内容であることには間違いありません。

当時、ゲーム機はニンテンドー(Wii、DS3)SONY(Plaustation2)、MS(XBox360)がシェア争いをしています。3社がほぼ独占する構図は今も変わりません。

ドラゴンクエストやファイナルファンタジーといった人気ソフトウェアを抱え込んでいることがシェアに大きく左右され、ニンテンドーが飛び抜けているかのように日本人は思っていた。一方で

日本のゲームソフトは世界シェアでは数パーセントに過ぎない



ツマラナイゲームをマニアは糞ゲーと称し、海外ソフトは洋ゲーと称するそうです。一方で日本のゲームタイトルはアメリカでは何と呼ばれているかというとJRPGと呼ばれ、だらだらと長い幼女趣味のロールプレイゲームを指すものなんだとか。

日本発のゲームソフトは海外では進歩がない異質な世界観であることがよく知られているのだとか。

うん、まあねえ、なんとなく分かるような気がする・・・

ゲームも重要なソフト産業の柱として支援体制を強化する国家たち



この本が出版された10年前は、コンピュータゲーム産業規模はダントツでアメリカです。それでは2位はどこかというと、なんとカナダのケベック州なんだとか。コンピュータ産業はアメリカのシリコンバレーに次いで英国が長年2番目だったのですが、いつのまにか英国は3位となっていた。

いまはおそらく2番手か3番手に中国が位置しているので、アラン・チューリング(1912-1954 現在の電子計算機の生みの親)を生み出した英国としては形無しです。

なぜ急速にカナダがソフトウェア産業の主要プレーヤーになれたのかというと、有能な人材がすべてアメリカに流出してしまったからです。

最優先政策として大学による人材育成と企業誘致、手厚い優遇保護を行った



こぞって大手ソフトウェアがカナダに移転し、またベンチャーが勃興した結果、100倍、300倍もの経済発展をしたのです。ケベック州の成功はカナダの主要都市にも波及し、国家上げての政策へとなった。

カナダがコンピュータテクロノジー、特にゲーム関連を主要なターゲットとして、ゲームを創るならカナダとまで言われるようになった。

ゲーム開発は物理学から医療・心理学のみならず幅広いリベラルアーツを含む



日本人のコンピュータゲーム(アニメも含む)は二頭身の人物描写とせいぜいコミカルな音楽で、子供のアソビというイメージが強い。

そのため、日本のゲームは、ゲームクリエーターと呼ばれる一人の演出者が、自分の世界観を押し出す傾向が強いのだとか。

一方、ゲーム開発を組織(チーム)で行うことが主流のアメリカでは、随時適宜に専門家が割り当てられて創られる。

シナリオは専任スタッフ、描写は美術スタッフ、そして評価は別の専門会社という具合です。

世界中に製品を売るには、宗教背景や人種、歴史解釈、殺戮や性描写まで配慮しなければならない。

アメリカ企業はゲーム開発ツールをすべて無料で開放した



任天堂やソニーのゲーム機向けにソフトを作りたいと思っても、一般にはそう簡単には入手できません。また入手できても自由に製作物も販売できません。

一方、アメリカはマイクロソフトはXBox用、ゲーム企業は自社開発した開発者ツールを無料公開しています。

しかもそれは自由に流通して良いとしたのです。(10年前のことです)

その結果、ゲームソフト開発の効率は飛躍的に高まり、マイクロソフトがつくったキネクト(Kinect)という音声認識・動作認識の外部機器はゲームのみならず、大学で自動運転や人工知能開発にこぞって使われました。

自社で技術者を囲い込むのではなく、世界中から技術を持つ人材を呼び寄せることに成功しました。

何ももかわらないし人材育成もしないままの日本



10年前のNHK取材班の危惧は、今もそのままです。海外とのゲームソフトウェア産業との差は広がる一方です。

DX(デジタルトランスフォーメーション)という標語がいまさらメディアが喧伝しています。

何をいまさらと片腹痛い。

日本にはコンピュータソフトウェアを作る体系的な教育体制はWindowsが登場してから四半世紀過ぎてもありません。

アメリカやカナダの企業は誰でも無料でゲーム開発キットを渡しているのに、ゲーム製作の人材を育成する大学も企業もありません。

日本はコンピュータを仕事にする大部分の人たちは『IT土方(ドカタ)』という労働階級の最下層かのように扱われてます。

通信御三家とかコンピュータ御三家とよばれる大企業も所詮は日本代理店業に過ぎない。

そういう現実を直視しないまま、何もしない平成時代であったのだというのが読後感です。

そしてこの遅れは絶対に取り返しができないでしょう。アルキメデスの言うアキレスと亀のように。
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共和国とは王様/君主(King/monarch)の存在を否定する宗教国家のこと 
Tuesday, September 8, 2020, 12:03 PM
9月となっても連日の暑さで毎日だるいです。天候も強い陽射しと不意に激しい雨となったりと外出していても気が抜けません。

仕事する気がないのは新聞やテレビも一緒でして、よくもまあ中身のない表面的な報道をだらだらと流すのだと思います。

新聞も薄っぺらいのですが、言葉の解説記事をひとつ載せます。

以前「合衆国」を取り上げたのですが、今回は「共和国」についてです。

合衆国も共和国も自分が思うには、ほぼ同じ意味。つまり王様や血統により継承された世襲の君主を認めないということ。

その代わり、古くはローマ皇帝、やがてキリスト教ローマ法皇により認められた者が統治を許された。これが共和制だという認識です。

だからヨーロッパにしかない特殊な政体の形態とも言えます。
やがてイギリスの植民地であったアメリカで変質し合衆国となった。

過去ログ:アメリカは王様を認めない国家であること

ラテン語respublicaを起源とするrepubulicanisumは、幕末に共和制と翻訳されます。
儒学者が頭を悩ませて、古代中国の周で君主がいない時期に因(ちな)んで名付けられたとのこと。

権力の世襲継承を暗黙裏に認めているのが共和制の弱点



共和制は一般的には保守(conservative)であると思われているかもしれませんが、進歩的(progressive)な考えを否定するものでもない。そもそも共和制は中世ヨーロッパでの君主制に対する革新的(innovative)な制度だったからです。

この記事では共和ではなく、中江兆民が訴えた「自治主義」がふさわしいとのことですが、それも違う気がする。

民衆による合議制である民主主義とどう違うのでしょうか。
どっちも同じ。

大きな違いは何かというと、権力や特権の血統的な継承を認めているのが共和制ではないのではないでしょうか。

だから共和党は上流階層や企業経営者たちから支持される傾向が強い。

君主(王様)は認めないが、治める側の階層の存在(や特権)を暗黙裏に認めますよというのが、共和制の根源です。

大統領選挙は州から投票人を選出する二段階方式ですが、投票する民衆と大統領を選ぶ為政側という二層があるからです。
言うまでもなく形式的には民主主義です。

純粋な民主主義はカオス(混乱)化して、結局は大資本家が暗躍する矛盾



日本では首相がコロコロ変わり、長期的な政策が実施できないなどと批判する人がテレビや論調に散見されます。

でも国政のトップが頻繁に変わるのが民主主義の本来の姿であって、常に足を引っ張り合うことで権力の集中と長期化を阻止しているわけです。

だから首相がすぐに交代する日本はある意味、純粋な民主主義国家のように見える。

いうまでもなく、民主主義のように擬装(ぎそう)されているだけで、その本質はアメリカの従属国(属国)であり、政治のトップはアメリカの意向に沿った者でしかない。

一方、そのアメリカの民主党だって、市場を寡占する権力者や大富裕層の傀儡に過ぎない。

だから共和制が良いか、民主制が良いかなどという議論はナンセンス。

どちらも似たようなもので、双子なのに無理やり髪型を変えて別人のように装っているものでしょう。

中国の社会主義的一党制というのは、国家運営の面では世界が羨むほど効率は抜群によいです。

ロシアやアメリカの連邦制、西側諸国の民主主義の非効率を取り除いたらこうなったという一つの進化形と考えます。




過去ログ
アメリカは王様を認めない国家であること
一万4455発もの核弾頭を持つ国々が文句を言う構図
悲壮なことに日本人が「進歩的」と思っていることは既に時代遅れである
善良という仮面をかぶる悪魔たち (偽善を臆面なく述べる奴らはサタンである)
憲法改正の論議さえ反対することは民主主義に反する行為
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SFファン大絶賛の「三体」を読んでみた 
Saturday, September 5, 2020, 02:28 PM
読書好きの間ではジワジワと話題になっている三体を読んでみました。
SF好きの間では大絶賛されています。
さて、まずこの本は中国の武漢在住の作家・劉 慈欣による長編作品で、世界的な大ヒットとなっています。
中国国内だけで2100万部というお化け本

とある出版社の編集長が熱く熱くその魅力を語っていたという話を聞いていたので、読んでみたいと思っていたのです。
平置きで積み上げられているのですが、すぐに売れるようでもう二冊しかなかった。

去年の発売で、すでに14刷りでした。おそらくあと何度かは増刷するでしょう。

タイトルの「三体」とは何かというと、三つの太陽の影響を受ける惑星のこと。そこに住む人は三体人です。

一方、太陽と地球、地球と月という具合に一対一の回転運動は物理法則によって方程式が導きだされます。これが二体問題で簡単な計算でよい。

ところが、天体が三つになると計算がとても困難で、膨大になります。
数学用語ではカオスと呼ばれる解が条件次第でいかようにもなる事象のこと。

だから、この三体人の住む惑星では一日の長さが一定ではない。しかも太陽が一つだけではなく二つも昇ったら灼熱地獄ですし、三つ上がったらその重力で惑星はバラバラになってしまう。

そんな惑星(4光年先のケンタウルス座アルファ星)と文化大革命の最中であった中国共産党軍が秘密裏に交信をしていたというのが、大きな流れ。

本書も紅衛兵たちによる知識層(大学教授ら)への弾圧から物語が始まります。

毛沢東思想は西洋的なもの、それも科学は排除すべき思想であり、精神汚染だと激しく科学者たちを責めたてます。

毛沢東を絶対神のように崇め、その他の崇拝対象は認めないというのが文化大革命という狂信的な社会運動でした。

たった50年前の話です。

中国から文化大革命の凶荒(惨状)を発信する書籍が出てきたことも驚きです。

そしてもっと驚くことに

地球外生命の新たな神の像を求めたということ



その背景には、物理学者であった父を紅衛兵に殺された女性物理学者・葉文潔が中心となって、地球外生物である三体人に新たな神の役目を期待するという物語。

新たな神を受容できる先進的な科学者や知識人を世界中から集めるために使われるのが、バーチャルリアリティのコンピュータゲームです。

地球上の問題は国家政策や宗教的道徳では解決できないという、劉 慈欣自身の諦めのようにも思います。

劉 慈欣は1962年生まれですから、文化大革命の残滓は十分吸収しているのです。

中国国内だけではなく世界中でもベストセラーになった理由は、中央政府・権力者への不満、キリスト教圏においては既存宗教の無力さをSFという形で発散できるからでしょう。

三体人がたった2個の原子核を巨大加速器に送り込んだだけで大混乱



4つの原子を用意して、その二つを地球に送り込むと、手元の二つは4光年先の二つの原子と同期します。

量子通信の原理をそのまま惑星間通信とする技術がすでにあるのが三体人文明です。

このような先端科学もSFらしく端々で登場します。

続編もたぶん買うだろうな。続編もまた書評します。

神を探す行為こそが物理学・天文学である



そのような当たり前のことを、江戸時代まで遡ったのが拙書です。
「隠された十字架 江戸の数学者たち」(秀和システム刊)も併せてお読み下さい。


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ラジウムの微量放射線が効くのは活性酸素を除去するから 
Tuesday, September 1, 2020, 06:43 PM
最近よくガンで入院していましたとか、あの方は亡くなられましたという訃報に接します。
昨晩も初期がんと診断されたという相談を聞いていました。
すぐに手術ではなく、当面は抗ガン剤で様子を見るという選択をされたそうです。

それは正解だと思います。
いくら技術が進歩したとはいえ、手術は非常に体力を奪うから年齢によってはダメージの方が大きい。

そこで病室で寝ているだけなんだから、六城ラヂウムのお勧めは何かということ。

答える前にまずは何でガンが発生したかを考えましょう



健常な細胞がガンになってしまうので、今の研究では誰もがガン細胞を持っていると考えられています。

加齢による新陳代謝の衰え、細胞の老化で、ガンになるのはある意味必然なのです。

でもガン細胞が発生しても、健常者なら細胞死(アポトーシス)で再び体液に戻っていくのです。

ところがあるきっかけで異常増殖してしまったのが、癌という病です。

では、病気になるのは何故なのでしょうか。

言うまでもなく細胞はすべて血液に依存しています。

血液が汚れていては、細胞も壊れるのが必然



例えるなら、きれいな清流と工場地帯の悪臭漂うどぶ川に貴方ならどちらに浸りたいですか?という幼稚園児でも答えられることです。

過食、ストレス、人工的な有害物などでドロドロに汚れた血液は万病の元です。

その最たるガンも生活習慣病と言われる由縁です。

血液の”汚れ”って具体的になんなのよ?



それは、偏った食生活による過剰な糖分や脂質、さらには本来身体には必要のない食品添加物などの化学物質などです。

そして一番の汚れの元凶は活性酸素

酸素なのですが、ものすごく高い毒性をもつ酸素分子です。

でも、この活性酸素はどなたの身体でも食べ物を消化し、細胞がエネルギーを生み出す過程で、僅かですが発生しているのです。

ですから生きている限り、血液に存在するのは当然です。

健常者であれば、呼吸によって肺から出ていき、血液中の活性酸素は消滅します。

ところが、過食やストレスなどによって大量に活性酸素を発生すると、呼吸だけでは血液中の濃度が下がらない。

活性酸素が体内に巡ると、細胞を劣化させ老化を促進します



その状態の行き着く先が病気であり、その代表がガンといえるでしょう。

遅かれ早かれ高齢になれば、いわゆる老人臭がしますが、まあそんな臭いです。

ガンで入院されていたという人も昨年から、近づくとすごく嫌な体臭(吐息)を自分は感じていました。

活性酸素で汚れた血液は、ドブ(下水)のような臭いがします



知合いの医者も、患者さんが診察室に入った瞬間に「ああ、ガンだ」とわかると言っていました。

ガン患者を検知する犬が以前に話題になりましたが、犬じゃなくてもわかるよ〜とのこと。

数多くの患者を診てきて思うことは、食生活や生活状況に共通点が多いそうです。

そのお医者さんも私と同様に短期間の断食(だんじき)を薦めています。

活性酸素は電子を与えれば、中和して無害化する



老化の原因である活性酸素とは、電子が一つ足りない酸素です。そのため強烈な酸化作用(電子を周りから奪う反応)をします。

こうして周囲を傷つけてゆくのです。

鉄板の錆(さび)がどんどん周囲を侵蝕して赤く錆させて、最後はボロボロにしていくようなものです。

抗ガン剤の第一号はホスゲンというドイツ軍が第一次大戦で使用した毒ガスです。

しかし、抗ガン剤も今は多種開発され、錆びた細胞は細胞死(アポトーシス)させて代謝を促すものや、ガン細胞への栄養を断つものなどあります。

飛躍的に効くようになったのが現代の抗ガン剤です。でもね

まずはクスリよりも活性酸素を減らすことが最優先でしょ?



抗ガン剤治療といっても、半日点滴で寝ているだけなのですから、そこに弊社ラジウムシート「氣傳効(きでんかい)」を敷いて寝ていればよいのではとアドバイスしました。

ラジウムシートから発生する12μSv/hの微量放射線は、全身を巡る血液中の活性酸素を中和するからです。

検索キーワード:活性酸素:

ビタミンCとナイアシンの摂取で花粉症から貧血、神経痛、さらにはうつ病までも治る!
ウィルス性疾病の特効薬はビタミンCである
『空腹こそ最強のクスリ』と『月曜断食』
健康美容業界に進出する大企業
増感放射線療法コータック(Kortuc)とはなんだ
ストレスが癌となる
怪我をして初めてわかる六城ラヂウムの凄さ!
推薦図書:知って安心する放射能と健康の話(服部禎男+川嶋朗)ヒカルランド
トランス脂肪酸が老化原因!?
42歳のイチローに目立った白髪 (若返りの微量放射線パワーを贈りたい)
お袋からの電話は「駆け込みドクター」観た?とのこと
MRI装置の低廉化で気軽にガン検診・・・知らずに余命判断される社会
病気が増える原因(抗菌剤が引き起こす社会問題)
砂糖の無自覚な大量摂取にご用心
アトピーで処方される保湿剤ヒルドイドで肌が若返る
食習慣への無知が引き起こす健康格差(工業食品が寿命を縮める)
糖質制限の落とし穴とジュースやアイスの甘味料、果糖の怖さ
食事制限で用いられるカロリー(Cal)ってなんだ!?とんでもない単位だった
チアシードはダイエット、糖尿病におすすめ(ある医師Kの食べ過ぎ現代人への警告)
人類のアセンションはウィルスによってもたらされる
ビタミンCは心臓疾患のすべてを改善する (NHKためしてガッテン)
ラジウムで錆びた体を若返らせる!? |達人に訊け 中日新聞
なぜラジウムは美容(若返り)に効くのか?(フリーラジカル電子)
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富士山周辺も暑い暑い 
Monday, August 31, 2020, 12:14 PM


少しでも涼しいところに行きたくて、富士山をめざしてみました。山中湖をながめてのランチです。富士山は現在登山禁止なのです。

一時の外国人観光客はいなくなりましたけど、周辺にはそこそこにぎわっています。
関東では身近なドライブエリアだからでしょう。

風が心地よいのですが、陽射しに当たれば暑い暑い。
レストランでは木立の影があるところはすでに人が座ってます。
ぐずぐずしていたら、日当たり良好なところになってしまいました。

帰りは道志道(どうしみち)という多摩・相模原方面に向かう渓谷沿いを通ります。
ドライブには大人気の場所です。水は冷たくて気持ちよかった。



この写真は今月始めに房総半島を探検したときのもの。
廃道を突き進んで、おそるおそる手彫りのトンネルを抜けたところ。

自粛自粛で、どこにも行けなかったけど、それなりに楽しんだ夏でした。

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アメリカでは既にメルトダウンしない新型原子炉が実用化寸前です 
Tuesday, August 25, 2020, 01:00 PM
Yahooに載っていた雑誌WIREDの記事です。
アメリカではちゃくちゃくと次世代型新型原子炉の研究が進み、すでに小型化したメルトダウンしない原子炉が実用化寸前だということ。

日本で稼動している沸騰水型(BWR)であれ加圧水型(PWR)であれ、原理は原子炉を熱源として、そこから発生させた蒸気で発電タービンを回すという単純な原理。

惑星探査船(ボイジャーなど)に積まれている原子力電池は放射線された電子をそのまま使うシンプルな構造ですが、出力は低いので、商業電源としては、現在でもこの基本構造はなんら変わりはありません。

しかし熱の発生器である原子炉(リアクター)は、大きく変わっています。
アメリカは軍事用として航空母艦から潜水艦まで使うので、技術力では抜きん出ています。

かたや日本は原子力研究などもってのほかと、古臭い第一世代の原子炉(商業電源だけではなく京大の熊取や近大にある実験炉も含む)まで、研究者をふくめて親の仇のように非難されます。

例えるなら、アメリカではガソリンエンジンから次世代EVの実用化を進めているのに、日本ではいまだ蒸気機関車を改良しているようなことです。モータリゼーションの勝者はすでに決まっているのに相変わらずキシャッポッポが輸送の要だと言っているようなこと。

時代錯誤も甚だしいよね

以下の記事は、ウラン燃料自体を改良して、効率と安全性が極めて高くすることができ、商業生産が始まったということ。

もうひとつは、使用済み燃料を再濃縮によってリサイクルする目処が立ちそうだという記事。

この二つの記事を読んでわかることは、

国家予算がこのようなスタートアップ企業へ潤沢に流れていること



もちろん中国、ロシアだって国家を上げて次世代原子炉の研究をしているはずです。
日本での研究は二周も三周も遅れてます。お隣の韓国にも負けているのは当然なのです。

歯がゆいねえ

検索ワード=原子力発電
巨大公益企業の不祥事の罪を問わない霞ヶ関、株主
どうしたら放射性物質アメシウムを入手できるのか?簡単でした。
神の存在を否定する科学者はとても稀だ
読売が報道しない『東電刑事裁判』
昔も今も原子力は斜陽(日陰)産業なんでした
こじつけて原発の稼動を妨害する人々
一刻も早く福島第一原発の処理水を放流すべきだ
全世界に嘘をまき散らす迷惑千万な環境大国ドイツ
EUを創ったクーデンホーフ・カレルギーという日系人
日本の重工産業の斜陽が明確になったということ

以下転載

https://news.yahoo.co.jp/articles/a4df1a020bc9b1e0b7381204723c46fb0b3b40c8

原子力発電所のメルトダウンは過去のものに? 新型原子炉が拓くエネルギーの新時代

8/24(月) 19:14配信 WIRED

原子力発電所の原理は、どれも基本的には同じである。核分裂によって生じた熱を電力に変換する仕組みで、複数ある方法はどれも安全性と効率の微妙なバランスをとることが求められる。

次世代の原子力発電所は、もっと小型で安全になる

原子炉が実力を最大限に発揮するには、炉心がかなりの高温に達する必要がある。仮に高温に耐えられずにメルトダウン(炉心溶融)を起こせば、環境が汚染されたり人々が死んだり、除染作業に何十億ドルもかかったりする危険性が生じる。

最近の事故は、東日本大震災の津波によって起きた東京電力の福島第一原子力発電所のメルトダウンで、それからまだ10年も経っていない。だが、今後数年で操業を開始する新世代の原子炉は、メルトダウンのような惨事を過去のものにしようとしている。

大粒キャンディーのような燃料
この新世代の原子炉は、現在の原子力発電所のものより小型で高効率であるだけではない。設計者によると、実質的にメルトダウンが起きない設計だというのだ。

その秘密は、何百万ものサブミリメートルサイズのウラン粒子が、個別に保護シェルで包まれている点にある。これは「トリソ燃料」と呼ばれるもので、放射性の大粒キャンディーのようなものだ。

トリソとは、物理的性質が方向によって違わないことを意味する「3構造の等方性=tristructural isotropic」の略である。この燃料は低濃縮ウランに酸素を混合したもので、その周囲は炭素とケイ素が交互に3層ずつ重なる炭化ケイ素でコーティングされている。

この燃料粒子はケシの実より小さいが、層構造のシェルによって原子炉内で起こりうる最も極限の条件下でも内部のウランは融解することがないという。

「事故の起きない原子炉」のメカニズム
米国のアイダホ国立研究所(INL)の「改良型ガス原子炉(AGR)燃料開発および適格性プログラム」でディレクターを務めるポール・デムコヴィッツは、次世代原子炉の最悪のシナリオをシミュレーションすることが主な仕事だ。彼は同僚たちとともにこの数年、トリソ燃料を原子炉に入れて超高温にするなどの適性検査を実施してきた。

現在の大半の原子炉は約538℃をはるかに下回る温度で運転されており、次世代の高温原子炉でも上限がおよそ約1,093℃の予定である。これに対してINLでは、トリソ燃料が1,760℃を超える原子炉でもちこたえることを証明した。2週間もの長期検査で、30万個のトリソ燃料粒子のうちコーティングを失った粒子はひとつもなかったという。

「新型原子炉の設計では、こうした超高温を超えることは基本的に不可能です。なぜなら超高温に達すると、原子炉がいわばシャットダウンするからです」と、デムコヴィッツは言う。「ですから、この原子炉の設計において超高温に耐えうる燃料を使えば、基本的に“事故の起きない原子炉”ができるわけです」

原発の巨大な構造物が不要に
従来型の原子炉では、メルトダウンに対する主な防衛線は「制御棒」だ。制御棒は、原子力発電所で炉心の核分裂率を制御するために使われる。高温になりすぎた場合でも、炉心に何本かの制御棒を入れると、核分裂率と温度が下がる。さらに世界中で稼働している原子炉は、不測の事態の際に放射性物質が飛散しないように、巨大な格納構造の内部に安置されている。

ところがトリソ燃料では、このような安全機能は不要になる。なぜなら、燃料粒子の一つひとつが実質的に“制御棒”に包まれているようなものだからだ。こうして、以前なら不可能だった小型原子炉の設計に門戸が開かれたのである。

「もはや原子炉の建設において、何億ドルもかかる巨大な格納庫を建設する必要はなくなりました」と、トリソ燃料と原子炉を製造するBWXテクノロジーズ(BWXT)の原子炉運用部門の責任者のジョエル・デュリングは言う。「原子炉を貨物用コンテナに収容しても、従来の商用原子炉の安全機能をすべて備えることができるのです」

トリソ燃料そのものは1960年代から存在していた。しかし、製造コストが高く、世界中の多くの原子力発電所にある巨大な軽水炉[編註:軽水、つまり普通の水を減速材と冷却材に兼用する原子炉。世界の原子力発電の主流になっている]のニーズを満たす十分なエネルギー密度を得られなかった。

ところが、米エネルギー省が15年に「原子力の技術革新を加速するゲートウェイ」(GAIN)プロジェクトを立ち上げて小型高温原子炉の製造企業の支援を開始すると、いよいよトリソ燃料の時代が到来したと思われた。しかし問題があった。トリソ燃料を製造する企業が存在しなかったのだ。

原子力ルネッサンスの兆し
米国の核燃料の生産量は、ウランの価格と需要の低下によって、1980年代半ばから急降下していた。こうしたなかBWXTは03年、エネルギー省と協力してトリソ燃料の検証を実施し、需要さえあればトリソ燃料を量産できることを証明したのである。

当時のジョージ・W・ブッシュ大統領は、米国で「原子力ルネッサンス」が目前に迫っているとしきりに語っていたが、この発表は早計だったようだ。原子力ルネッサンスはそれから15年、原子力関連スタートアップ企業に何億ドルもの連邦政府の資金を投入してようやく具体化の兆しが見え始めた。

そして19年10月、BWXTはトリソ燃料の生産ラインを再開すると発表した。今後数年で操業を開始する次世代高温原子炉に、燃料を供給することを明らかにしたのである。

「当社ではそう遠くない将来に新型原子炉の波が訪れ、大きな需要が喚起されると見ています」と、BWXTにおデュリングは言う。「2020年代後半から30年代初頭にかけて、トリソ燃料は主要燃料の地位を独占することでしょう」

ジェリービーンズのようなビーズ玉
BWXTは、トリソ燃料を商用生産する米国のわずか2社のうちのひとつで、実験用に3Dプリントした原子炉で利用するために米国政府にも供給している。もう1社はメリーランド州のX-energyで、原子力エネルギー事業には比較的新しく参入した企業だ。同社は19年初頭以来、オークリッジ国立研究所(ORNL)でトリソ燃料の試験生産施設を運用している。

天然ウランをトリソ燃料にするには、複数のプロセスが必要になる。まず、自然界にあるウラン鉱石を採掘するか、または兵器級の高濃縮ウランを低濃縮化して得たウランを化学物質でゲル状のビーズ玉にする。このビーズ玉状のウランは直径わずか1mmで、ジェリービーンズのような粘度をもっている。

このビーズ玉状のウランを炉に入れ、高温で分解するガスを注入すると、中心部のウラン粒のまわりに炭素とケイ素による炭化ケイ素の層が形成される。こうして破壊できないトリソ燃料粒子が大量にできあがり、何十万もの円筒形ないし球状の燃料ペレットにプレス加工される。

BWXT製の燃料ペレットは従来の形状に近く、弾丸ほどの大きさの小さな円筒形だ。これに対してX-energyのペレットは、ビリヤードの玉ほどの輝く銀色の球体である。X-energyのCEOで米エネルギー省の元事務次官のクレイ・セルは、この燃料ペレットを「パワーボール」と呼び、同社の新型原子炉「Xe-100」の燃料に使用する予定だという。

Xe-100は、小型のペブルベッド炉[編註:炉心の構成物質である核燃料や減速材などを小さな球状にして、それらを積み上げて炉心を構成する原子炉]で、わずか75メガワットの電力を生成するよう設計されている(ちなみに比較のために引用すると、米国で稼働している最小の原子炉は約600メガワットだ)。

X-energyの燃料生産担当ヴァイスプレジデントのピート・パパーノは、このトリソ燃料ペレットをガムボールの販売機になぞらえる。「パワーボールは炉心を下って底部に達し、そして頂上まで上っていくのです」。トリソ燃料のパワーボールが炉心におけるこのサイクルを完成するまで、約半年かかる。トリソ燃料の交換が必要になるまで、炉心を6回通過できるという。

セーフティケースが一変
ほかにもメリットがある。原子炉の周囲に何マイルもの空き地を必要としないだけでなく、トリソ燃料を使って運用する将来の原子力発電所は電力供給先の近くに建設することも可能だと、X-energyのセルは言う。

「トリソ燃料の場合、物理の法則に逆らって原子炉内でメルトダウンすることは物理的にありえません」と、セルは説明する。「しかもメルトダウンがありえない原子炉を使えば、セーフティケース[編註:安全性を保障するための論拠]が完全に変わります」

これが今年、米国防総省が遠隔の軍基地用に小型の移動型原子炉を開発する契約をX-energyとBWXTの双方と結んだ理由のひとつである。そして、米航空宇宙局(NASA)が原子力宇宙船向けにトリソ燃料を検討している理由だ。

ほかの高度な商用原子炉と同様に、Xe-100はいまのところ米国の原子力規制委員会によって検査を受けている段階にある。検査は時間と多大な努力を要するが、承認されればX-energyは10年も経たぬうちに原子炉の本格的なデモンストレーションを実施する用意がある、とパパーノは言う。

その日が来るまで、X-energyもBWXTもトリソ燃料の生産施設の拡大に注力することになる。次世代原子炉が誕生したときに、メルトダウンを過去のものにできる燃料が入手できるようにするためだ。

DANIEL OBERHAUS

https://wired.jp/2020/05/25/recycled-nuclear-waste-will-power-a-new-reactor/?utm_source=yahoo.co.jp_news&utm_campaign=yahoo_ssl&utm_medium=referral

リサイクル核燃料だけで稼働する小型原子炉、商用化に向けて着々と準備中



使用済み核燃料を再利用したウラン燃料を使う初の原子炉の建設に向けた準備が、米国で進められている。高い濃縮率の燃料を使うことで施設を小型化できることが特徴だが、この燃料を商用目的で供給するためのサプライチェーンの構築など、実用化までの課題は少なくない。

Nature
2020.05.25 MON 17:00

TEXT BY DANIEL OBERHAUS
TRANSLATION BY MAYUMI HIRAI/GALILEO
WIRED(US)

アイダホ国立研究所(INL)は、その名の通りアイダホ州の南西部に位置し、敷地面積は約900平方マイル(2,300平方キロメートル)ある。米国で最初の原子力発電所を有する研究所として1949年に設立され、長期にわたって核エネルギー技術の実証実験のための場として機能してきた。

その過程では、発電に使えなくなったウラン廃棄物が数百トンも生まれている。これらの使用済み核燃料は一時的な保管施設に貯蔵されており、どこに埋めるかについて政治家たちが議論を続けている。

これらの使用済み核燃料のほとんどが、おそらく最終的には地中に埋められることになるだろう。しかし、その時期や場所については未解決のままである。結局のところ多くの人々は、核廃棄物が自分たちの身近な場所に埋められるという考えを歓迎しないのだ。

一方で、少なくとも一部の使用済み核燃料には、これまでより小型で安全な改良型原子炉にエネルギーを供給するという第2のチャンスが与えられる可能性がある。INLではこの1年、使用済みのウランをリサイクルして新世代の小型商用原子炉の燃料として使う試みを始めているのだ。

こうしてINLは、貯蔵しているリサイクルしたウラン燃料を利用できる最初の企業として、核エネルギーのスタートアップ企業であるオクロ(Oklo)に許可を与えることになった。

従来より高効率なウラン燃料を使用
オクロが開発した原子炉「オーロラ」は、現在の電力網につながっている原子炉とは大きく異なる。米国にある96基の原子炉は、いずれも広大な敷地に建設され、600メガ〜4,000メガワットの電力を供給できる。これに対してオーロラは、大きな三角屋根のログハウスのような外観で、発電量はわずか1.5メガワットだ。

燃料の種類についても、これまでの原子力システムとは異なる。オクロの原子炉が用いる「HALEU(High-Assay, Low Enriched Uranium)と呼ばれるウラン燃料には、これまでより小さなパッケージに多くのエネルギーが詰め込まれている。

天然のウラン鉱石は、ほとんどが「ウラン238」というウラン同位体で構成され、少量のウラン235も含まれている。原子炉の稼働に必要な核分裂反応を起こすのはウラン235だけであることから、ウラン鉱石を燃料として使えるようにするには、濃縮と呼ばれる処理でウラン238を分離する必要がある。

現在米国にあるすべての原子炉では、5パーセント未満に濃縮した燃料のみが使われている。これに対してHALEU燃料は5〜20パーセントまで濃縮されている。オクロの創設者のひとりで最高経営責任者(CEO)のジェイコブ・デウィッテによると、オーロラで使用する燃料は、この範囲内で最も高い濃縮率のものになるという。

「改良型原子炉の優れている点は、高い濃縮率の燃料を使用することによって施設を小型化できることです。これによって施設の経済性が向上します」と、デウィッテは説明する。「現時点では米国の供給業者が生産していない材料を使わせてもらえることに、わくわくしています」

承認を経て数年後には建設へ
INLの決定はオクロにとってだけでなく、一般的な改良型核エネルギーシステムにとっても大きな一歩前進となる。INLは現時点で、HALEU燃料をつくれる米国で唯一の施設だ。つまり、この燃料を利用するすべての改良型原子力システムは、INLの承認を得なければ原子炉の実証実験を始められない。

オクロは現在、初のオーロラ原子炉を建設するための申請の準備を進めている。承認を受けるまでに2年、原子炉の建設にさらに2年かかると、デウィッテは見込んでいるという。すべてが予定通りに進めば、オクロのオーロラは、使用済み核燃料からつくったHALEU燃料で稼働する米国初の原子炉になる。

INLの実験燃料施設で燃料・材料研究施設群の研究者がグローブボックス内の燃料を取り扱っている。

実証炉オーロラには、数千ポンド(約1,000kg以上)のHALEU燃料が必要になるとデウィッテは述べる。つい数か月前まで、米国にHALEU燃料は事実上存在していなかったことを考えると、かなり難しい注文だ。

INLでは、最大10tのHALEU燃料をつくるために十分な量の使用済み核燃料が施設内にあると見積もっている。1年にわたって使用済み燃料のリサイクルを続けた結果、INLでは燃料に近いグレードの材料を1,000ポンド(約450kg)以上つくっている。INLの原子力科学技術理事会の主任研究員を務めるジェス・ゲヒンは、各工程を改善するうちに生産率も上がると考えている。

燃料の加工プロセスを加速
INLでは、1964年から稼働している実験用増殖炉2号機(EBR-II)から取り出した使用済み燃料を使っている。EBR-IIは、こちらもリサイクル燃料を利用する原子力発電所であり、30年近くにわたって施設の大部分に電気を供給してきた。

この増殖炉の使用済み燃料をHALEU燃料にするために、INLの科学者たちは、まず原子炉の稼働によって生成されたプルトニウムなどの不要な成分からウラン235を分離する。そのなかには、溶融塩の槽に使用済み燃料を浸したあと、大量の電気を流して約540℃近くまで加熱する作業も含まれる。

EBR-IIで使われたウラン235は67パーセントまで濃縮されていたことから、燃料としては使えないほかの同位体と混ぜることによって、濃縮度を20パーセント未満まで下げる必要もあった。最終的に希釈されたウラン235は、直径数cmの小さな円盤状に成型され、燃料製造工程の原料として使えるようになる。

「この技術自体は数十年前から存在するので、燃料の加工における技術的な課題は非常に限定されています」と、INLのゲヒンは言う。「あとは単に加工する速さの問題です。さらに加速できるよう取り組んでいるところです」

求められる商用サプライチェーンの構築
オクロのオーロラのような改良型商用原子炉が普及することによって、米国でのHALEU燃料の年間需要は、2030年までに現在の100倍に増加するとの予測もある。だが、すべての燃料をINLだけで供給することは不可能であり、それはINLの目的でもない。

INLの任務は、オクロをはじめとする改良型核エネルギーに取り組む企業が実証実験に利用するHALEU燃料をつくることだ。急増する需要に適切に対応するために、米国にはしっかりとした商用サプライチェーンが必要になるだろう。

米国エネルギー省は19年、核エネルギー企業のCentrus Energyと1億1,500万ドル(約123億円)の請負契約を結んだと発表している。オハイオ州にある同社のウラン濃縮工場において、HALEU燃料の商用生産を促進するためだ。

さらに20年2月には、別の核エネルギー企業BWXテクノロジーズとも、HALEU燃料を生産するために360万ドル(約3億8,500万円)の契約を結んでいる。BWXテクノロジーズでは24年をめどに生産を開始する計画だ。

持続可能な唯一の方法
これらの2社では、INLのように使用済み核燃料から取り出した高濃度ウランを希釈するのではなく、ウランを濃縮してHALEU燃料を生産する。オクロの原子炉はリサイクルした核燃料を原料に稼働できるが、最初に電力網につながる施設の動力源がリサイクルではなく新しくつくったウラン燃料になるのはほぼ確実だ。

BWXテクノロジーズのレックス・ジヴェデン最高経営責任者(CEO)によると、ウランを濃縮してHALEU燃料をつくることは、持続可能なかたちで前に進むための唯一の方法だという。「使用済み核燃料の利用は、実際には限られた数の原子炉にしか有効ではありません」とジヴェデンは言う。「この国では再び、濃縮する技術が必要になるはずです」

※『WIRED』による原子力エネルギーの関連記事はこちら。https://wired.jp/tag/nuclear-power/
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(転載終わり)
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「馬鹿ブス貧乏」本の著者、藤森かよこ先生が指摘するアフターコロナの世界 
Monday, August 24, 2020, 12:32 PM
Yahooから転載

要するに戦後一貫して一般教養を軽視してきた高等教育のツケが、アフターコロナでの被雇用者には絶望的な状況を招くと言うこと。デジタル資本主義下では必要な人と最低限の場所だけでよいからね。

過去ログ:
(馬鹿ブス貧乏の)究極の『サバイバル・バイブル』が上梓された!
米文学の「半沢直樹」、それはアインランド(Ayn Rand)「水源(The Fountainhead)」です
闇の勢力とはヤクザ・警察・在日/部落・宗教・CIAそしてホモ
選択肢のある社会こそ豊かな社会なのである!



(転載始め)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c23ca28021c0b7529709a6791f01f0d18c3ad3de
アフターコロナで求められる被雇用者像とは何か?【藤森かよこ】
8/5(水) 20:00配信
BEST TIMES

 新型コロナ感染第2波真っ只中。書店にはアフターコロナ本が出版ラッシュだ。さて、そこにはどんな予測が溢れ、これからどんな能力が求められているのか? 著書『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』で狎い涼罎凌深足瓩鉢狎犬る糧瓩鮟性読者のみならず男性読者にも指南した藤森かよこ氏(福山市立大学名誉教授)が数多のアフターコロナ本の真実を読み解く!

■嵐の前なのか不穏をひめた盛夏
 8月に入ってもコロナ騒ぎが続いている。「感染者数」が毎日発表される。「感染者数」と「検査で陽性とされた人数」と「発症者数」の区別がわからないまま、実態がわからないまま、人々は不安に陥る。私は発表するのは「発症者数」だけでいいと思う。お役所的にはそうではないらしいが。

 政府の公式発表にせよ、大手新聞の報道からテレビ報道からネットニュースからYouTubeや、SNSで拡散されるものまで信用できなくなって久しい私は、いまだにコロナ危機騒動が自然災害なのか意図的な捏造なのかわからない。

 意図的な捏造だとしたら、その意図は一介の庶民の私には計り知れない。意図的な捏造をこうも大掛かりに展開する力には逆らう気力もない。「どこに連れて行こうとしているのですかねえ」と見物するだけだ。

 とはいえ、マスクは無意味かもしれないと思いつつ外出時にはちゃんとマスクをする。マスクなし人間に対する(捏造だとは夢にも思わない)人々の恐怖と怒りと不安を無駄に刺激するつもりはないから。不要不急の外出はいまだに控えている。ひょっとしたら、ほんとに自然発生パンデミックかもしれないから。

 コロナ危機第二波の襲来を予定された出来事のように語る人々がいる。コロナ危機が収まるのには数年かかると予測する人もいる。

 コロナ危機による移動制限や外出自粛要請や休業要請により、小売系、飲食店系、交通機関系、旅行系、イベント系などのICT系企業以外のビジネスの収益が減った。世界中で失業者が増えた。

 各国の政府は大規模な財政出動で国民の生活を守ろうとしているが、いつまで財政出動していられるだろうか。「大恐慌」が来るのだろうか。大恐慌の後は戦争という歴史は繰り返されるのだろうか。サイバー戦争なら始まっているらしいが。

 おりしも三峡ダム決壊を引き起こすかもしれない中国の長江流域の水害により中国の広大な穀倉地帯の被害は甚大だ。この影響が食糧難を起こし食品価格に反映するのは来年ぐらいか。

■ アフターコロナ対策本出版ラッシュ
 嵐の前の静けさのような不穏さをはらむ日本の盛夏に目立つのは「アフターコロナ対策本」の出版ラッシュだ。ムック本も雑誌の特集も多い。5月くらいからボチボチ出版され、7月になっていっぱい出版された。

 新型コロナウイルス自体のことはさておき、自然災害だろうが計画だろうがどっちでもよくて、ともかく変わってしまった世界にどう対処するかを論じた本がいっぱい出版されたので、私も興味津々何冊も読んだ。

 アフターコロナ対策本の著者は、経営コンサルタントとか経済系シンクタンクの幹部が多いようだ。著者たちは、オンライン化、リモートワーク化が新常態となり逆戻りすることはないと一様に断言している。

 すでに2017年に、苫米地英人の『2050年衝撃の未来予想』(TAC出版、2017)は、「職場の電子化」「書類や決算の電子化」「建物の電子化」「学校の電子化」は近未来では当然のことになると書いていた。

 資本主義体制はコスト削減による利潤増大を目論むのが当たり前なので、被雇用者は少なければ少ないほどいいので、そうなるのは当然のことだ。企業や役所や学校でのオンライン化やAI化やロボット化は21世紀の既定路線なのだ。資本主義体制のくせにデジタル後進国の日本はグズグズとしていたが、コロナ危機に否応もなく促され、やっと世界の既定路線に乗った。

 その共通認識のもと、アフターコロナ対策本は、新常態(ニューノーマル)の経営戦略や、そうした企業に適応できる被雇用者の持つべき属性や働き方を提示する。

■ タフなフリーランスが期待される被雇用者?
 たとえば、遠藤功の『コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方』(東洋衛材新報社、2020)は、緊急事態宣言やロックダウンによって、「移動蒸発」が起き、「需要蒸発」になり、ついには「雇用蒸発」もしくは「仕事蒸発」という「蒸発のドミノ倒し」が起きるが、蒸発した仕事は消えたままになり、コロナ前の状態に戻ることはなく、世界的に弱肉強食が加速化すると宣告する。

 加えて、遠藤は、コロナ後に評価される人材の前提条件は「個の自立」であると指摘する。具体的には、「自己管理ができる」こと、「指示待ちではない」こと、「自己研鑽を続けることができる」こと、「会社にしがみつかない」ことだ。

 つまりは、会社から会社へと渡り歩ける実質的には一匹狼のフリーランスの優秀で向上心豊かなタフな被雇用者たれ、というわけだ。

 故山本七平は、日本においては共同体(ゲマインシャフト)と機能利益集団(ゲゼルシャフト)が未分化になりやすいことを『日本人とは何か』(祥伝社、[1989]、2006)において指摘したが、もう自分の勤務先を運命共同体なんて勘違いするのはやめてくださいね、企業も社員には忠誠心ではなく成果を出せる能力しか求めていませんよ、ということだ。会社は株主と経営者のもので、社員のものではありませんよ、ということだ。すでに日本の大中企業の株主は外資が占めている。

■ 幅広く深い教養を持つことが期待される被雇用者?
 遠藤の指摘した「自己研鑽を続けることができる」というコロナ後の企業風土において期待される被雇用者の属性については、熊谷亮丸の『ポストコロナの経済学---8つの構造変化のなかで日本人はどう生きるべきか』(日経BP、2020)が、より参考になる。

 熊谷は、ポストコロナ時代に個人がどう生きるかについて、「リベラルアーツを学ぶこと」と「経済や金融について知見を広めること」の重要性を指摘する。同時に「対人関係能力」と「創造性」と「物事を抽象化する能力」と「分野横断的な総合知」と「哲学や価値判断を行う能力」という5能力に磨きをかけることを薦める。

 経済や金融について知見を広めることは、コロナ前時代でも、ビジネス界に身を置く人間ならば当然のことに思えるが、「リベラルアーツを学ぶこと」の指摘は興味深い。

 なぜならば、1990年代あたりから、テレビや総合雑誌の座談会に登場するような経営者や企業幹部たちの顔つきが、あまり教養があるとは思えない風情になってきたと私が感じるからだ。

 熊谷は、リベラルアーツ(教養教育)を縮小し実践教育を薦める文部科学省の姿勢について、「実用的な知識や技術はすぐに陳腐化する」と批判する。

 確かに、幅広くも深い教養があるからこそ、その膨大な知識のネットワークからこそ、新しく有益な商品やサービスが生み出されるのであろう。熊谷が指摘するところの「対人関係能力」と「創造性」と「物事を抽象化する能力」と「分野横断的な総合知」と「哲学や価値判断を行う能力」を育むものは、確かにリベラルアーツだ。

■ 論理力と表現力とAIリテラシーを身に着けるのが期待される被雇用者?
 安宅和人の『シン・二ホン---AI xデータ時代における日本の再生と人材育成』(News Picks パブリッシング、2020)は、コロナ危機寸前の2月に出版されたが、私はこれこそアフターコロナ対策本だと思う。

 副題がしめすように、この本は、単にプログラミングができるだけではなく、AIが集めるビッグデータを分析し活用できる人材が現代と未来に必要だからということで、その養成方法を具体的に提言している。まさにアフターコロナ時代に必要な人材養成方法を。

 しかし、このような人材を大量に養成するのは、日本の初等中等教育や高等教育の大改革をしても最低20年はかかる。だから、しばらくは明治の初期のように「お雇い外国人」を超好待遇で迎えるしかないと安宅は述べている。日本は、また明治に戻ってしまった。

同時に、本来の意味でのリベラルアーツを身に着けることなくして、「データxAIリテラシー」を駆使できないと安宅は指摘する。

 安宅のリベラルアーツという用語の使い方は科学者らしく厳密である。その本来の意味は、日本でよく言われる「教養」のことではない。西欧におけるリベラルアーツ自由七科(seven liberal arts)には歴史も文学も語学も入っていない。

 リベラルアーツとは、文字通り「自由の技法」のことだ。自由でいること、自由になるためのスキルのことだ。安宅和人によると、古代ギリシアの都市国家の大量の奴隷ではない自由民に求められていた基礎教養と基礎的スキルがリベラルアーツである。

 リベラルアーツ自由七科とは、「文法学、修辞学、論理学、算術、幾何、天文学、音楽」であり、文法学と論理学と修辞学を基礎として学び、それから他の四科を学ぶ。

 つまり、リベラルアーツの根本は論理的にわかりやすく記述表現できるようになることなのだ。自由でいること、自由になるためのスキルとは表現力と論理力なのだ。理系も文系もないのだ。

「国語力」の範疇に入る表現力や論理力は文系学問に見える。しかし、日本の大学の文系学部で表現力や論理力の訓練を徹底的に受けることはない。学生が書いた文章を、その構成から記述方法に至るまで念入りに添削するような教師も滅多にいない。これは理系学部なら皆無だろう。

 厳密に言えば、日本の学校で学ぶことにリベラルアーツはない。日本の大学の「教養」課程にリベラルアーツはない。日本は先進国になったような顔をしていたが、国語による表現力や論理力を鍛える教育機会すら乏しい後進国だった。コロナ危機により、あらためて自分の国の実態を知ったことはよかった。うぬぼれた自己欺瞞はろくなことがない。

 嵐の前の静けさのような不穏な2020年8月であるが、アフターコロナ対策本の何冊かを読んでみるのもいいのではないだろうか。読書は、パンデミックでも大恐慌でも実行可能な安上がりの脳の旅行だ。

 ほんとうにAI化が進めば、ほんとうに雇用消滅なのだから、アフターコロナに期待される被雇用者像についてなど読んでもしかたがない? その意見は、正しいが、正しくない。その理由は次の機会に。
(転載終わり)
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「ラジウム鉱石の浮島」のプロトタイプ 
Wednesday, August 19, 2020, 03:42 PM
パソコンのメールがパンクしてしまいました。古いメールを削除しろという警告がでています。

そこで受信フォルダの古いメールを眺めていたら、こんな画像が出てきました。





ちょうど10年前の写真です。

愛知県知多市のスーパー銭湯「うちでの湯」(現在は廃業)に提案していた巨大浴槽に設置する木製容器です。

これにさらに内面にはステンレス網を貼って仕上げとなります。

直径30cm高さ60cm、鉱石でだいたい30kg〜40kg詰めることができます。

大浴場の浴槽に4つか5つ設置し、ロの字もしくは渡り橋の形にして、殺風景な四角四面の浴室にも遊び心を取り入れようと提案したところ、採用されました。

丈夫な檜の板を渡してしっかり連結し、浴槽内での腰掛け椅子としても好評でした。とくに子供たちが大喜びw

大きなお風呂では中心に人は滅多にはおらず、周縁部に集まる傾向があります。

ここのお風呂も腰掛けを中心に設置したら、浴槽がより広く感じると好評でした。

ちょうど10年前の納品物ですが、当時はこんな木工品も自分で作っていたんだなあと、自分に感心しました。埼玉県ときがわの国産檜材です。
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受粉作業はシャボン玉でやればあっというまに終わる 
Monday, August 17, 2020, 11:57 AM
昨日の新聞記事をふたつ

北陸先端科学技術大学の都英次郎准教授が、果樹や花卉の栽培で効率的な受粉作業法を発明したというお話。

もうひとつは社会面で農業実習生という名の外国人労働者が来なくなったから、しかたがなくキャベツの自動収穫機を導入したという記事。

この二つの記事を読んで感じたことは、

日本はイノベーション(改革)が本当に乏しいのだな



スイカはとてもおいしいく有難い果物ですが、西瓜農家さんの話によると花ひとつひとつを受粉させる作業がたいへんなんだそうです。

むかしは一家総出でやっていたが、今は養蜂業者から西洋蜜蜂を買って、それを放して受粉させるそうです。西瓜畑に蜜蜂の箱を置いておくだけだから、楽になったかわりに毎年蜂を購入しなければならなくなった。これが結構高い。

西洋蜜蜂のほとんどは越冬できずに死んじゃうから。

外来種の西洋蜜蜂を大量に持ち込んだことにより、野生化して生態系への悪影響が指摘されています。

在来の蜜蜂が絶滅しつつあることはずいぶん前から研究者が指摘しています。

シャボン玉を吹きかければ作業が終わるのであれば、これは農業では大きな前進です。

もうひとつは、キャベツの自動収穫機で効率が二倍になったとのことと、農薬散布にドローンを使ったところ、こちらも効率は倍以上(6割削減)できた。

高額な機器を導入しなくても機械化はできる



人の手でやらなくてはならないという法律があるわけじゃないのに、旧来の方法が最適だという思い込みが強いことがよくあります。

農作業ではありませんが、とある工場で溶剤をつかって検査をする工程があるのですが、溶剤を使わなくてもすむことができることを私は発明しました。

何度も溶剤を吹きかける作業が不要になり、一行程(1作業)で終わるから、自分は大発明だと思ったのです。
しかも使う材料は、そこらにある廃棄物。

しかし、この発明は誰にも言うことはできませんでした。というか言う相手がいない。

特許弁理士に相談してみたのですが、あまりにも単純なので特許申請は難しいということ。このシャボン玉で受粉作業をさせるようなことです。

また二人で行っていた作業を、道具を少し改造すれば一人でできることも思いつきました。
作業効率は倍になります。

これも、二人での作業が前提だから、もし一人でやってしまえば作業代が半額になってしまうので、経営者としては悦ばしい話ではない。
こうして、日本全国の作業現場では改善案は立ち消えしてしまうのです。

トヨタの自動車工場では、塗料の缶を最後はひっくり返して吊っておくのだそうです。最後の一滴まで使い切るため。
それによるコストカットは1円にも満たない。

しかしトヨタという企業が強いのは、現場の作業者が考えたカイゼンは必ず採用することですね。空き缶を一晩ひっくり返して一滴の塗料を節約する行為は、逆に無駄に感じますが、こういうことがカイゼンだという意識を全社組織に共有することができます。

ひとり一人が考える組織は強い。そしてトヨタのカイゼンは関連会社にまで及ぶから、強いのですね。

時間を収奪してなんとも思わない感覚こそ糾弾すべし



仕事を早く済ませれば手抜きだと思われ、早く帰ろうとすれば睨まれたという経験は、どなたにもあるでしょう。自分なんか毎日そんな会社員生活でした。

自腹で買った専門書を机で読んでいても、給料もらっているのだから、手を動かしているフリぐらいはしろと言う上司もいました。
とにかく身体を動かして汗をかいている姿こそが労働だといわんばかりです。

働き方うんぬんを言う前に、ムダ・ムリ・ムラばかりで、人海戦術しか思いつかない経営者や管理職、企業の体質は淘汰されるべきです。
昭和の前時代的な働き方だよ。

人手が足りないのなら、まずは知恵を掻き集めること。そうすればなんか突破口が見つかるのだなということを教えてくれる記事です。




過去ログ:
携帯電話があればたいていの仕事はどこででもできる
大学を出ても人生を他人に任せる滑稽さよ
いまや非正規社員が雇用の標準形態なのに何が「働き方改革」だ!
金がなければ知恵を出せ、知恵がなければ汗をかけ、汗かかぬ者は・・・
労働時間という尺度しかない時代錯誤の連合(日本労働組合総連合会)
拘束すること/されることが当たり前という風潮をあらためるべき
仕事ができる管理職ほど社長に向かない(宋メールより転載)
食料品を除けば小売は昼から実働5時間程度で十分なのです
雨が降っているから売れないとは本当か? 長時間勤務を強要する社会を憎む
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地図が大好き!今年の夏休み課題図書はこれだ 
Sunday, August 16, 2020, 02:01 PM
書店で目に止まった雑誌を買いました。山と渓谷2020年9月号『地図読みが楽しくなる30のポイント』

 登山雑誌で何年か毎に必ず初心者向けに地図の解説特集があります。2年前の9月号もデジタル地図の特集でした。

専門誌ってだいたい一年を通してワンパターンです。春はこれ、夏はこれと決まってるのです。

商業誌は広告営業の絡みもあって、そうそうパターンを崩すことはできないそうです。

2年前の特集とたいして内容は同じなのですが、それでも買って古い号と読み比べると時間の流れを感じます。

趣味に関する雑誌は、バックナンバーを読み返すと意外な発見があります。資料的な価値もある。

話は、この登山雑誌に戻すと、アウトドア系趣味では必ず地図の読み方とかお勧めの地図といった記事が定期的に載ります。

コンパスと地図をもって目標を巡るオリエンテーリングや、ハイキングの経験はほとんどの人にあると思ってました。
ましては地図はカーナビで運転では常時目の前にあるのだから、意識しないまでも身近に感じているはずだと思います。

地図を読めない人って意外と多い



ハイキングの装備は完璧、地図も持っている人らと同行して、さて休憩となったときに「さて、今はどこにいるのだ」という人が年齢問わず意外と多い。

地図があるのに現在地がどこか分からないという場面に遭遇したことがあります。山の中で位置が分からないほど不安なことはありません。
こういう場合、いまや100人中100人がスマホをいじりますね。

スマホを構えて「北はどっちだ!?」と言っている時点で、だいたい悪い予感は的中します。

でも落ち着いて周囲を見渡せば、沢にいるのか尾根にいるのか、道幅で道の種類、人工物(眦点鉄塔や堰)、樹木の種類(広葉樹か針葉樹)などでだいたいわかります。

目的地までの距離も指幅でだいたい掴むことができます。
でも、見ている地図の縮尺を知っておかないと、ぱっと概算できないのです。

スマホのグーグルマップしか使ったことがない人は、とっさに距離がわからないんです。

「スマホ画面上では1僂世らあと少し」この言葉を信じてどえらい目に遭いましたw
 100万分の一の縮尺なら10kmもの距離だぞw(山道で10kmは半日歩き続けてやっと着く距離です)

地図の扱いで判断力と決断力がわかる



紙の地図は作成された時点の情報なので、トンネルになっていたり、バイパスができていたり道が変わっていることがよくあります。

地図では道があっても林道などは途中で消えることもあります。

やっぱりこんな場面でも、引返すか突き進むかという判断は地図しかありません。運良く人が通れば訊くこともあります。

こんな場面で思い出すのは新田次郎の「八甲田山死の彷徨」です。小学生の時に家族で観た映画やその後、改めて本で読んだりして判断間違いがどれほど悲惨な結果になるかに戦慄したことを思い出します。

宿営予定地のたった2km手前で部隊が全滅しているのですからね。

しかし、地図が読めて判断(決断)することが旅の醍醐味であるのに、寄り道もせず、ひたすら自動車の往来が多い舗装路ばかりを選ぶのもつまらない。

旅行やハイキングが一層面白くするのも、ただひとつ、地図をどれだけ深く読んで、柔軟に決断できるかなのです。

山と渓谷に地図に関する名著が載っていたので、いくつか今年中に読んでみたいと思います。

紹介されている新田次郎「剣岳 点の記」の映画は観たのですが、もう一度放送してくれないもんかな。

このうちのどれかは必ず読もうと思います。

過去ログ:
数学の発展は15世紀、絵画技法から始まった「数量化革命」
地政学がどうもブームらしいそうです・・・
人間には磁気を感じる能力があるし、それ以上の能力もある
天文学はかつては「星学」と言われていたのです
柴崎友香(しばさきともか)氏の独特な小説技法



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半沢直樹がうける理由は「バチ」で溜飲を下げたいから 
Friday, August 14, 2020, 12:15 PM
昨日の新聞記事で、ちょっと意外なことを知りました。

56年前にくらべて今のほうがずっと、不正に対して”バチがあたる”と考える日本人の割合が多くなっているのです。それも世代まんべんばく7割の人々がそう感じている。

なぜ、このような非科学的な考えを支持する人が増えてしまったのか。

一方で宗教に対しての信心は、8割超が無関心もしくは無信仰となっており、同調査77カ国中最低です。

この割合は社会主義国家なみです。

ところが社会が公正を謳えば謳うほど「不正には罰を」という考えが強くなるという指摘もあります。

<がんばれば報われる>
<悪事は必ず罰せられる>

不正を認めない根底には、多くの人に共通するこれらの感覚があり、それを社会心理学では「公正世界信念」と呼ぶそうです。

しかし「世界は公正だ」と考える人は成功者が多く、報われていない人は「社会は不公正で、それを支持する者には罰を与えよ」という考えにとらわれがちです。

56年前とくらべて、はるかに生活環境は良くなったのに、なぜそのような考えが増えたのでしょうか。

それは戦前の儒教思想が、メディアと公教育を通してGHQ、そしてCIAにより

いつのまにか社会主義に洗脳されてしまったから



中央集権体制の行き着く先は、一部のエリートによる統制社会(つまり社会主義)です。

自分で判断し自分で決めることができない社会。民主主義という看板は掲げていても、すべては霞ヶ関で決められてしまう。

バチを信じる者が増えた背景は、格差不満と他人への処罰願望が隠れているとも記事中で指摘されています。

バチが当たると信じ、バチが当たれと念じる行為は、結局は無力さの裏返しなのです。

半沢直樹がうけるのは、因果応報・不正は必ず暴かれるというカタルシスがあるからです。水戸黄門と同じです。

バチが当たると考えていては、何もできなくなる



このようなバチ信仰という行動指針をもっていては、萎縮するばかりです。
56年前のほうがバチがあたると考える人が少なかったのは、それだけ社会の活動が活発だったからでしょう。

石油をガンガン燃やして、環境汚染、環境破壊もお構いなしという時代です。

不思議なことに社会が公平な社会を謳うほど、閉塞感から不満が高まるというジレンマに陥っているのです。

アメリカの黒人問題然り、国内の若年層の不公平感然り。

バチ信仰のやっかいなところは、単純な自分の正義を振りかざすことですね。
自粛自粛と騒いでいるのがその典型です。

本来仏教には、悪人も罪もないのです。それが道教の影響で地獄の裁きとかバチ(因果)という考えが入り込んできてしまった。

なぜならそのほうが信者獲得と統制に有利だったから。


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「アルキメデスの大戦」は天才数学者の話ではありません 
Tuesday, August 11, 2020, 08:10 PM
あまりにも今日は暑いので、6年ぶりに漫画喫茶に待避しました。
読みたいマンガを一気に読むことと避暑もできるという一石二鳥を狙っての恒例の行為でした。

いまではツタヤでも漫画を貸出しているので、感染のおそれはなく人気があるようです。

でも自分は自宅で読むよりも漫画喫茶で一気に集中して読みたいのです。

ところが、昨今では漫画喫茶をねぐらにしている人も多く、衛生面でも不安なので行かなかった。

意を決して行ってみたら、絶句しました。

朝から小さな個室はほぼ満席。インスタント食品を積み上げてそこで暮らしているような輩がたくさん。

うげげ(-q-)

年々劣悪になっているような気がするなあ。

まあ、気を取り直して、昨年映画化されていて評判が良かった目的の漫画『アルキメデスの大戦』(三田紀房 講談社)を最新刊まで一気に読みました。

あらすじは海軍の巨艦巨砲主義を正して航空母艦を主軸とするために、数学科の若者が海軍主計となって大和計画を潰すというお話なのですが、漫画ではいまも連載が続いております。

建造中の大和をアメリカとの取引材料として開戦を回避させようという話になっています。

数学者が活躍するという話に興味を持ち、読み始めましたがだいぶ違和感があります。

数学者とは計算が得意な人ではない



主人公の櫂直(かい ただし)が極秘の造船計画にも関わらず、その製造予算をぴたり予想して矛盾を指摘するという最初のヤマ場。

そのために材料費や加工費、人件費などを積算して、総額を導き出す。
それがぴったり一致して、海軍首脳が櫂の能力に驚くということ。

ただし、このようなお金の計算は土木建築や造船業でかならず必要な作業です。ホワイトカラーの主な仕事です。

そして三菱重工のジェット機計画、国内造船業が苦境に陥っているのも、すべてはこの製造予算の目論見が大ハズレだったから。

いまでも大型建造物が完成するコストの見積もりは難しいのです。そして数学的にはあんまり関係ない。

実際の話、いまでも途中で設計変更や要件変更が発生すると、だいたいがそのプロジェクトは失敗で大赤字となります。

どこが天才数学者の話なんだろうかとおもいつつ読み進めました。

構造計算して設計図まで描く人はデザイナー(設計者)です



数学者(mathematician)は抽象概念を考える人なので、戦艦や戦闘機の設計はしないしできません。

前者は形而上(けいじじょう)学的であり、後者は演繹(えんえき)や帰納(きのう)法てきな発想です。

わかりやすく言えば、空を飛ぶ乗り物を両者に頼めば、空飛ぶ円盤(UFO)と現存の飛行機を提案されるようなものです。

それはなんの物語なんだ?と思いつつ読み進めれば、それは戦略と戦術の話なのでした。

軍隊という硬直化した組織での交渉術として読むと、これはフィクションとしてとても有用なストーリーだと思いました。

ただ主人公が数学の天才という設定だけは、まったく納得できません。

ずばぬけた頭の良いエンジニアのお話です。

過去ログ
「正直不動産」は家を買うも借りるも必読の漫画だ
私が漫画を読まなくなったのは軽薄な”神さま”ばかりだから
映画「空母いぶき」は観に行くでしょう
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軍事力がなければ平和というプロパガンダを流すNHK 
Saturday, August 8, 2020, 10:42 AM
やっと総務省がNHKの肥大化に懸念を示して業務削減に舵を切りました。ひたすら肥大し収益金を子会社、関連会社に溜め込む体質は、暴露本によって20年以上前から議論されてきたのに関わらずです。

1926年(大正5年)、誕生から現在までずっとお手盛り体質のクソ特殊法人がNHK

頼んだわけではないのにラジオ3波、テレビ2波、衛星放送4波をもち、金はいくらでもあるのだからネット配信にも進出しました。

そして傘下には版権管理会社、番組製作会社、出版会社、技術研究所、工事会社、海外会社とどれだけあるのかわかりません。
非営利と表向きは謳いながら、我々には知ることができない傘下企業は増える一方で、そこに受信料や隠した収益は消えていきます。

それでも有益な番組内容だから受信料を払うよ



という方はどうぞどうぞ、NHK職員の高い高い養分になってやってください。

自分はNHKは、日本国民に同調圧力をかけて、思考停止させるためにあるのではないかと思っています。

特にこのお盆時期の番組は、例年くだらないものが多いなあ。

私がとても不愉快に思うことは

軍隊と兵器がないことこそが”平和”だと刷り込むような番組ばかり



ヒューマニズムを視聴者に押しつけて、ああだから平和、平和、命は大事、殺戮は良くない良くないとオウムのように繰り返すだけ。

そして太平洋戦争は我々国民すべてが被害者であり、戦死した兵士も空襲で死んだ民間人も犠牲者であると結びます。

本来であれば、8月5日からの10日間は

「75年前のように殺されないように備えよう」と喝を入れる期間



戦死したくありません、戦うことはイケマセンと呪文さえとなえていれば平和な世の中というへんな理屈がNHKの番組にはまかり通っています。

これこそ反知性主義じゃないのではないでしょうか。

性懲りもなくまたNHKが嘘くさいフィクションドラマを8月15日にやります。

原子爆弾の研究者の葛藤を描いた「太陽の子」というドラマです。

これは仁科芳雄による二号研究が元であると推測していますが、ドラマでは理不尽な帝国海軍によってむりやり原爆開発に従事させられる研究者のようになっています。

仁科芳雄という一流科学者への冒涜を平然と流すNHK



予告編を観ただけであきれて何も言えません。

福島県阿武隈の石川町で、ウラン採掘をし、理化学研究所を筆頭に必死に官民挙げて実用化をやっていたのです。

完成しなければ国が消滅してしまうというという危機感が当時最高の頭脳をもつ研究者にもあった。そういう描写はNHKは一切流しません。

仁科の教え子である湯川秀樹と朝永振一郎はノーベル賞を与えられましたが、それは皮肉にも原子爆弾理論を確立した功績なのです。

ほんとNHKは国民を情緒だけのクルクルパーにさせる洗脳機関だぜ




過去ログ:
温泉三昧で気付いたことは、やっぱり身体に効いたこと
イエローケーキの自家精錬!弟子入りしたい
医療現場の常識「緩和照射」(放射線は症状を和らげ、生活の質が改善される)
ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒 適菜収著
安保改正反対派に問う「それでは中国が攻めてきたらどうする?」
クラウゼヴィッツ「戦争論」的には中国の一貫した態度には感心します
国連やNATOの「集団安全保障」活動を「集団的自衛権」と印象工作する朝日新聞
NHKとレコード会社が手を結ぶ販促番組「SONGS」は民報でやれ!
我々は音楽で潜在的にキリスト教の洗脳を受けているのです
NHK「SONGS」のひどさ (スタジオライブのように見せて口パク)
毎日新聞の戦後の核開発史の連載はとても興味深いです
「理研の闇、日本の闇」鬼塚英昭著
福島阿武隈地方を旅行する(2) 地下資源と原爆研究(二号研究)の関わり
平面な元素周期表を眺めているだけでは放射線は理解できない
原子爆弾と水素爆弾は68年前の技術なのです
ウラン採掘地であった岐阜県御嵩(みたけ)町鬼岩温泉は注目
原子爆弾からのパラダイムシフト


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妖刀『村正』の伝説は8代、徳川吉宗が創作した 
Friday, August 7, 2020, 07:43 PM
刀剣の代表的な銘、むらまさ(村正)は日本刀に詳しくなくともよく聞きます。
室町時代から戦国時代にかけて、数々の武将が愛用したことで知られています。

居合い用の真剣を触らせてもらったことがありますが、重いし怖いね。
実際に振り回して、その勢いで自分の足や太ももを切ってしまう事故もあるそうだとか。

鞘に収める際でも時代劇のように見様見真似でやると指の付け根を切ってしまうから、鞘に収めるまでは慎重に触りました。とはいえ

細身の日本刀はぞくぞくする魅力がある



好きか嫌いかと問われれば、大好きです

村正とは室町時代の桑名の刀鍛冶が源流で、需要が増えたから生まれた新興メーカーであったということ。

安価で高品質なことがうけて、戦国時代には東海地方を中心に多くの武将が手にした刀であること。

村正というブランドは工芸品というよりも実用重視であったということ。

知る人ぞ知るブランドを逆手に取った吉宗



家康を神格化するため三河武士達の忠誠ぶりをたたえ、150年前のクーデターをすべて刀に押しつけたというわけ。

あたかも刀が人を惑わしたといわんばかり。

そして自分が本流である(吉宗は親藩紀州出身)と誇示したいが為の作り話であったわけです。

北朝鮮の将軍様とかわんねえのでした。
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庭先でキャンプ(呑んで喰って探検ごっこ) 
Thursday, August 6, 2020, 11:22 AM



房総でキャンプをしてきました。

といっても他人の家の庭先です。去年の台風で屋根瓦が吹き飛んでいて、すでに誰も住んでいないので、自由に使ってイイとのこと。

どうってことのない集落なので、これと言って風光明媚というわけでもない。

近くにはコンビニもあります。

薪となる廃材はたくさんあるのですが、火をおこすのも面倒なので、35年前のガソリンコンロを点けてみました。

建物には入ることはできませんが、納屋にある鍬(くわ)や鋤(すき)、スコップ、ガラクタは好きに使って良いとのことなので、棄ててあった中華鍋で、近くのスーパーで買ってきた食材を料理しました。



翌日は朝から近くを探検です。
林道をあちこち巡っていると、鹿と鉢合わせしたり、猿がこっちを見つめています。

崖下に古い車をみつけたり、沢遊びをして中年のオッサンでも子供のように遊んできました。

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