習慣がその人自身であり、継続することが才能なのだと思う 
Monday, February 27, 2017, 02:15 PM
2/27 曇 10時 浅草での空間線量は72ベクレル/立法メートル

昨日は東京マラソンでした。ヘリコプターの音がするので蔵前橋に行ってみたら、すごい速さで黒人集団が走り抜けていきました。あんな速さで走れるなんて驚愕です。

三浦知良(みうらかずよし)選手がJ2といえども50歳で現役サッカー選手として出場したというニュースもすごい話。

一つだけ年が上ですし、16歳でブラジルに単身で渡航したということだけでも当時から度胸があるものだと感じていました。

遊びで草サッカーにむりやり引き込まれたので、嫌々走りましたけど20mも走れませんでした。ボールが飛んできても足がもつれてつんのめって転ぶばかり。

走るという行為は大人になったらめったにあることはない。
ヨロヨロとしか走れない自分自身に驚きました。

交差点を渡る際、歩行者信号機が点滅していたら、かつてはダッシュして走りきったのですけども、いまでは躊躇無く立ち止まります。

全力で横断歩道を渡るという行為でさえ、重荷に感じる歳なんだよなあ。
それをずっと45分、90分続けられるなんてどんな身体をしてるんだと思います。

このように感じるのは、日頃から走ることをしていない素人考えです。

習慣化すれば、徐々にレベルが上がっていく



イチローもキングカズも毎日基礎トレーニングを欠かさないと聞きます。基礎って大事です。

基礎練習はどれだけ上達しようが「基礎」ですからどんなレベルでも必要なのです。

勉強もそうだし、スポーツも、音楽もすべて共通でしょう。

基礎をすっ飛ばして、実技に移っても伸びしろがないのです。

中学や高校あたりでギターを買ってもらって人気ロックバンドの真似事をやって、あとは埃まみれという経験がある方は多いでしょう。

演奏ではなく、本来はずっと退屈なコード進行や音階をパラパラと何時間も毎日やらねばならない。プロと素人の違いですね。

小さいときに基礎を叩き込まれて、それが習慣化されているということが重要なのです。
習慣化された経験はそのまま大人でも引き継がれるのです。

この習慣化というキーワードを私は最近意識しています。

低糖食や日々の軽体操、読書やメディアへの批判の目といったことなどなど

さて、そんなことを考えながら、市民ランナーがあふれている道に沿って、買い物に行きました。

宅配便依存する商品のない店舗ばかりだ



ところが商品の陳列が少なく、目的の商品を店員に尋ねたところ売り切れているが、仕入れる予定はないとのこと。

注文はできるのですが、前金で返品不可なのです。おまけに卸からの送料も負担して貰うという条件では通販と変わりません。

店員さんも自己責任なんだから通販で買った方がいいよと言うので、結局手ぶらで帰ってきました。

いまや日本一の買い物の街、秋葉原でさえこんな調子です。

結局、実店舗は通販業と同じ土俵に登ってしまったのだと言うこと。

対面でのサービスを充実すればいいのですが、日本では時間労働の価格が低いために経験の浅いアルバイト店員ばかりです。

客の方がずっと詳しい。ネットで最安値はすぐにわかる時代。
実店舗側は結局売れ筋に絞って、さらに在庫も最低に抑え、回転率ばかり考える経営ばかりです。

しかも人件費を抑えるために、長時間、不定期な仕事を少人数で行わせていることも問題有り。そして影響は上流側へも伝わり、

宅配業界は阿鼻叫喚となっている


と今朝の読売新聞にあります。ネット社会が世の中を豊かにしたのか?と考えてしまいます。
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なんの呵責もなく殺せる人はいくらでもいるという現実 
Saturday, February 25, 2017, 12:20 PM
2/25 晴 10時 浅草での空間線量は60ベクレル/立法メートル

人の思考というものには合理的であるはずと我々は信じています。

それなのに明日は良い日になる(良いこと起きる)と根拠もなく思いこみます。

巷でも生きていれば良いことがある、生きることは素晴しい、未来には希望がある・・・などと陳腐な台詞が氾濫しています。

たしかにそうではありますが、べつに根拠はない。現実をみつめれば、どこにもそのような兆候もない。

楽天主義(楽観主義、Optimism)とはこういうことでしょう。

言葉通りに「天が我々を楽にしてくれる」と信じているから。

はたしてそうか?というのが現実主義(realism)です。

哲学者とは現実主義者であり、古代にはギリシャ人しかいないのだ!


by 副島隆彦

西暦400年頃に女性のプラトン派宗教学者ヒュパティアがキリスト教徒から殺されるという史実があります。キリスト教の唱える神(天帝)よりも哲学を信じると広言したからです。

それじゃあ見せてみろ、存在を証明してみようとして15世紀から発展したのが合理的な思考です。しかしこれもローマカトリックやイスラム教などにおいては危険思想です。

下條竜夫氏が書いた「思考の整理法」ではアリストテレス学派のみが哲学者と定義しています。

そこからさらに宗教の頸木(くびき)を外していったのがルターのはじめた宗教改革です。

ここらへんまでは科学史であるので、理解できます。

でも近代と呼ばれるその時代まで、数多くの知識人や哲学者たちが弾圧され、投獄され、処刑されてきたという粛正の時代が続いてきたわけです。

人類はなぜ闘うのか?

そりゃ喰うためである。というのは合理的思考です。

でも合理的思考を突き詰めれば戦争は起きないはず



だから合理主義が行き渡った現代においては、主権国家間での武力戦争は起きないだろうと考えられます。

戦争という非合理的行動にはデメリットばかりです。

戦争ではなくても殺人行為は法律で罰せられ牢獄で一生を過ごさねばなりません。または自分も死刑にされます。

だから合理主義が行き渡れば、民主主義的で最適化された社会が実現されるはずです。

論理的であるから正義であるという根拠もない。コインの裏表です。

現実は地下アイドルを平気で滅多刺しで殺そうとするひきこもりがいます。無差別殺人をするテロリストがいます。

北朝鮮の工作機関による金正男(キムジョンナム)の堂々たる暗殺が世界を震撼させています。

このように生命の抹殺など蚊を叩く程度にしか感じない国家の秘密工作部隊、謀略勢力は現実に存在しているのです。

合理的ではない勢力との闘いは恐ろしく怖い



これが政治の世界でもあり、国家関係でもあるということ。極道(ヤクザ)な世界が表の世界の裏にはある。

裏の世界で物事は進んでいるにも関わらず、合理的な先進国家でございと表明しているのが現実です。

私は政治的な発言力もないので、全く無縁ですからどうでもよいのです。

しかし一度でもその裏の世界をかいま見たら、その非情さ、非合理の怖さを思い知るそうです。

金正男暗殺事件というのは(大韓航空爆破事件も衝撃でしたが)、躊躇無く殺せる人(組織)を抱えている人こそが権力者なのだということを今さら実感します。

とはいえ、小説か映画のようにしか感じません。私は白痴化された日本人そのものなんです。
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通販でフィッシングサイトにひっかかるところでした! 
Friday, February 24, 2017, 08:40 AM
ちょっとしたもの(自転車用の特殊サイズのドロヨケ)が必要となり、軽い気持ちでGoogleで検索しました。

ネットショップが多く出て、いくつかサイトを巡回してみました。

ほぉ〜、ここはずいぶん安いし、他の大手サイトよりも割引していて安いなあと、そこから買う気まんまんになりました。

ただ、なんか違和感があります。

同じ商品なのに値段が微妙に違うモノがある。いわゆるダブルブッキングです。

ほしいものは旧製品なので30%OFFとあるのですが、リストには同じ物が違う値段でも表示されています。

きっと少人数でやっていて商品リストの更新が隅々まで目が届いていないのだなあなどと、勝手に思いやっています。(当然同じ商品なら安い価格を選択しておきます)

いざ注文画面となり、送付先を入力していきます。

なんとなく気持ちが悪い、画面が汚い・・・



日本語はとくに不自然さはないのですが、画面全体がプロが作った感じがしないのです。

送料無料ともある・・・一体どこから送ってくるというのだろうという疑問もあります。

通販の鉄則で、まず運営会社を確認します。


そしてその会社名で検索をかけてみました。

フィッシィング詐欺サイトの筆頭に挙げられていました!



もう少しでクレジットカード番号を入力するところでした。

ただおかしいなあと思ったのが、クレジット番号のあとに生年月日をいれる項目があるのです。

カード番号と生年月日を一緒に要求することなどない!



あちゃー、送付先などを入力してしまいました。

すぐにこの詐欺サイトのドメインの情報を「whois」で検索をかけてみます。

[.top]という中国系のダミー会社が保有しているドメインだということがわかりました。

もちろん日本国内ではなく、彼方の国にサーバーが置かれているのです。

個人情報がどっかの国に吸い取られました



まあ、通販では無料メールを登録していますから、スパムが大量に送りつけられるだけで済みました。

早速スパムメールが激増してますw



かたっぱしから受信拒否にしておきます。

どうかこのブログを読んでいる皆様にお伝えします。

名前の知られた大手通販サイト以外で初めて注文する場合、まずはサイト名や会社名、運営者名で検索をかけてみてください。

クレジットカード決済しか選択がないのは不自然



代引やコンビニ払い、銀行・郵貯払いと支払いは多彩でなければなりません。

それがないということは、日本に会社はないということ。

日本人が入力したクレジットカード番号とセキュリティコードをあつめて、悪用する犯罪集団に売り渡すのが目的でしょう。

カード会社はこんなペーパーカンパニーの決済は受け付けませんから。

ちゃんとここでも名前を晒しておきます。


http://www.bicycletop.top<注意:これはフィッシングサイトです!!
エイル−シンシア株式会社(もちろん架空の名前で、ころころと数ヶ月毎にかわっているらしい)
大阪市西区新町2-15-16 (大阪のビジネス街四つ橋ですが、もちろん適当な住所!)
資本金も設立年もでたらめ!
電話番号はないことも怪しい!
メールといってもホットメールであって、返信もぜったいありえません。


代表者が日本人女性らしい名前ですが、どうせ日本のAV女優あたりから借用したモノでしょう。

アンチウィルスソフトでもフィッシングサイトまでは見抜けない



なぜかPCがスリープ状態から復帰したらアンチウィルスソフトは動いていませんでした。

起動してみましたが特になんの警告も発しません。

やはり自分の身は自分で守るしかないのでしょう。怪しいとおもったらまずは検索してみる。

詐欺サイトであるかどうかの他にも、評判ぐらいはわかりますからね。

PCがますます鈍重になって気が重いです。
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東芝経営陣につづくソフトバンク孫正義の背信行為 
Wednesday, February 22, 2017, 07:23 PM
2/22 晴 10時 浅草での空間線量は64ベクレル/立法メートル

世界のニュース トトメス5世
http://thutmose.blog.jp/archives/69422884.html

ソフトバンクが買収した米国4位のスプリントを孫正義は3位のT-Mobilに<譲渡>するという話があります。

上記の人気ブログ「世界のニュース トトメス5世」で詳しく解説されていますが、つまりは赤字を垂れ流す地域通信会社のスプリントを粉飾決済で黒字に見せかけて、なんとか買収交渉のテーブルに着かせようというわけです。

毎年4000億円(33億ドル)の赤字を垂れ流していたのに昨年の3月決算で孫正義は黒字化したと発表したのです。

すぐにメディアは粉飾決済だと非難しました。手口はソフトバンクのアメリカ子会社にスプリントの設備を高額で買い取らせて、スプリントにリースバックしたのです。

合法的ではありますが、蛸が足を喰っているだけで、営業収入は下がり続けたままです。

上位三社に価格競争を挑んだために、一層営業収入は低下していったのです。

日本の営業収入をアメリカで食いつぶす利用者への背信行為



(貼り付けはじめ)ソフトバンクの日本での携帯電話事業は年間6000億円もの利益を出していますが、米スプリントは3000億円以上の赤字を出していると推測されます。

つまり会計処理をしても結局日本で稼いだ半分は米国で垂れ流していて、もはや日本の携帯電話加入者への背信行為ともいえます。

真実を知ったらソフトバンクの利用者は「アメリカの電話会社に使うより電話料金を半額に下げろ」と言うでしょう。

腹の立つことにAUとドコモはソフトバンクに合わせて料金設定し、3社まったく同じ料金で競争しないようにしていました。
(貼り付け終わり)


DoCoMoもauもソフトバンクが日本国内で価格競争ができないのは好都合なわけです。

通信料金を引き下げたらソフトバンクは自爆してくれると高みの見物です。

安い通信料金以外の強みしかないソフトバンクに存在意義はない



株式市場でもソフトバンク株は日経平均をつり上げるための玩具となっています。

しかもソフトバンク株が年金機構につり上げられている間に、孫正義はダボハゼのように企業を買収しています。

本来なら経営から身を引かねばならない状況なのに、相変わらず「まだまだやれるぜ」と虚勢を張っているのです。

ソフトバンクにもいつかは巨大債務が明らかになる



DoCoMoやauにとっては最高に良いニュースとなるでしょう。

私はソフトバンクという会社はもうだめだろうと思っています。なぜなら利用者や株主へ利益を還元しようとする姿勢が全くないからです。

ADSLを始めた時期に一時少額ですが株式を保有していたことがありました。応援するつもりで株を買ったのです。
株主優待で一ヶ月分の利用料金が割引されることが魅力でした。

ところがボーダフォンを買収したころから、一方的に株主優待は廃止されています。携帯電話の利用料金の割引さえありません。
一気に孫正義の株主軽視の姿勢に嫌気がさして手放しました。

東芝のWH買収と同じで、企業経営を博打にした大罪



創業者利益をもらって隠居していれば、こんな状況にはならなかったのに、晩節を汚すとはこういうことなのでしょう。

繰り返しますが、ソフトバンクは日本の利用者が支払ったお金を海外で潰す売国企業です。

私は日本国民のためにならない企業などくたばれ!と思っています。

しかし東芝もそうですが、ソフトバンクは政商であり電通とも懇意でしょう。

最後のツケはかならず日本国民の税金で尻ぬぐいされるだろう


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近代文明とは原始宗教「天体原理主義」から「数学原理主義」の転換であり、これからは「特徴ベクトル原理主義」へ 
Monday, February 20, 2017, 09:06 PM
兵庫県立大学理学部准教授・理学博士の下條竜夫氏の最新刊「物理学者が解き明かす思考の整理法」(ビジネス社 2017/2/19)を読みました。

目次
第1章 なぜ日本人は哲学がわからないのか
第2章 星占いの科学
第3章 歴史の謎を天文学から明らかにする
第4章 金融工学とはどういう学問か
第5章 現代物理学は本当に正しいのか?
第6章 STAP事件の真実
第7章 AIとは何か
第8章 なぜ日本人は論理的な文章が書けないのか?


この本は大学の教養課程の学生向けに書かれたものです。ですからできるだけ身近に感じるテーマを取り上げています。
冒頭からいきなり哲学論になりますが、別に難しい話ではありません。





■アリストテレス学説がキリスト教の根本だということ



ちょっとばかり数学史を読めばあたりまえなんですが、科学(数学)と宗教の関係などは普通では思いつくことはありません。
宗教感が思想となり個々の思考となっていくのですが、そこに科学的(論理的)な思考が入る余地はないと考えかがちです。

哲学とは信仰対象の「神」(ほんとうはこの言葉は不適切)の存在を前提とした学問を体系的に理解しようと努めることです。

神学者(昔の科学者・研究者)たちにより宇宙観や自然観が新たに加わる度に、神学者(哲学者)は教義との整合性を研究して信者を納得

させていかねばならない。

■よく知られる大哲学者とは論理矛盾なく整合できた人を指す



14世紀ローマ帝国時代にはプラトンという哲学者が唱えた考え方が支配的でした。
プラトンの考えは現世とは別の理想世界が存在している。その(神の)世界は観念(イデア)でしか我々は知ることができないとされていました。

ところがアリストテレスは現世(現実)こそが神の造った世界であり、現実(リアリズム)でしか神の存在を知る手だてはないと喝破します。

1000年の間信じられたプラトンのイデア論よりも、アリストテレスの主張はその通り現実的な解決であったので、科学的な探求を求めるようになって発生したのが、アリストテレスの世界観を引き継いだユークリッド幾何学から発展したスコラ哲学という学派です。

アリストテレスのいう神の世界観はメソポタミアが発祥である



たとえば太陽や月、星の動きと我々との関連を研究する名残には占星術(いわゆる星占い)があります。

高度に研究すれば天文学や物理学という名前になります。

このような自然科学がペルシャ地方で発達して、それが地中海を渡ってローマに辿り着いたものが西洋文明の始りです。

プラトンからアリストテレスの主張にパラダイムシフトしたのが近代(modern)ということです。

■天体の研究では中国文明が1000年以上進んでいた



第二章では古代の天体観測はメソポタミア文明とならんで中国も進んでいたというお話です。奈良の高松宮古墳やキトラ遺跡の北斗七星が描かれた壁画、そして中国由来である大阪天王寺と法隆寺にも類似した絵が残っているそうです。

中国の天文学が奈良時代以前にも伝えられており、奈良時代には宗教祭事として重要視されていたと言うことです。
天皇という称号は、北極星の中国の名称であり、天の支配者という意味から中国では最高支配者にも使われていたと言うこと。それを大和朝廷の華僑系日本人が真似たということ。

■中国発祥の古代天文学は道教となって日本にも定着した



古代史の重要な鍵として星々の動きが政治中枢から民間信仰にまで強い影響を与えていたことを下條氏は地元西播磨の神社を調査したことで明らかにしています。

天皇の補佐には陰陽師家があり、庶民も妙見(みょうけん)信仰があります。いまでも大阪北西部(能勢町)でも星祭りと称した妙見信仰が盛んです。発祥は大阪府南部(南河内郡太子町:聖徳太子の墓がある)です。私(六城)の故郷でもあるので話題となって少し嬉しいです。

■神社が北斗七星の形に配置されているのは偶然ではない



西播磨には秦河勝(はたかわかつ)が祭られた大避(おおさけ)神社があります。大避とは中国語では「ダビデ」という意味だそうで、ユ

ダヤ人と日本人が同じ種族であるという「日ユ同祖論」では有名だそうです。ここの関連神社も北斗七星で配置されていることからも北極を模したことで、権力を表していたということです。

古代人にとって天球の写し鏡が地上であったのです。このような人間の考えは脈々と受け継がれてきたのです。


■天体原理主義を打ち破ったパスカル



ブレーズ・パスカル(1623-1662)
「人は考える葦(あし)である」という言葉と液体の圧力はどこにも同じに働くという「パスカルの原理」で知られているパスカルは科学者兼哲学者です。

カトリック信者でもあったのですが、数学者でもありました。
パスカルは賭けにおいては神の采配よりも「確率」を研究していきます。

これが期待値や確率という学問体系が生まれていきます。金融工学もパスカルが発祥なのだと下條氏は説明し、それは単に正規分布(釣り鐘型の分布)をもとにした売り買いでしかない。

取引の根拠として数学の手法が用いられてきたのが20世紀の時代であったと言われる日がやがて来るだろうと述べています。

世界の中央銀行(日銀も含む)による量的緩和で景気が良くなる数学的根拠は大ハズレもいいところです。

■物理学における数学とは思考を節約する道具でしかない



播磨のSpring8(大型電子加速器)の研究者である下條氏の発言にはびっくりしました。
物理学者にとって数学(数式)は、言いたいことを表す道具(表現)の一つでしかないということです。

説明しやすいから数学を使うのです。別の方法で説明できればそれでも良いと言うこと。

氷から水になる現象をエントロピー式で表したり、流体にレイノルズ数を使うのは理学者や工学者にとって想像(実感)しやすいからです。

■科学者の悪い癖「一定の条件下において・・・」という前置き



下條氏が根拠を示す科学者の悪癖を鋭く指摘しています。
それが「〜の条件下において・・・」といった前提をおいて話を始めると言うことです。

相手も同じ土俵に引き上げていかないと生産的な議論にならないという制約でもあり、伝統的でもあるということ。

しかしそれは一般人には認められないということも、まあわかっているのでしょう。

私(六城)が最近読んだ本に「エントロピーの常識が崩壊した!―科学における人間の復権と21世紀科学革命」千代島 雅(ちよじま ただし)著 晃洋書房 (2001/02) といものがあります。

哲学者による「エントロピーは増大する一方だ(熱力学第二法則)」という説はとても恣意的だという指摘をした本です。

実験において初期条件が全く人工的な状況だからです。そしてほら無秩序になったでしょという解説も人の目によるものだからです。

(たとえばトランプをシャッフルすれば無秩序になったというが、別の秩序が生まれたという見方もできる)

過去ログ:
宇宙は膨張していない!(エントロピーという学問のでたらめ)

■科学の業績は政府や国家間の陰謀(Conspirancy:共同謀議)でもある



あ〜あ第一線の科学者がこんなこと言っちゃっていいのか?というお話です。

STAP細胞騒動でうごめいたハーバード大学とそれになびいた世界のメディア、そして裏では「金のなる木」としての特許とそれに絡む国際金融によるファンドを解説しています。

こうして有能な科学者や実験屋は強欲者によって奉られたり、つぶされていくという闇深い話も存在するということです。

■「数学原理主義」から「特徴ベクトル原理主義」へ



中国の天文学から星占い、金融工学から人工知能まで、まあなんて引き出しの多い方なんだと驚きながら読み進めます。

最近特に強くなりすぎた将棋ソフトも題材としています。

将棋の最善手を求めるための手法としてプロ棋士を真似るために考案されたのが「特徴ベクトル(特徴表現)」という数値化技法です。

ボナンザを造った天才プログラマー保木邦仁(1975年-)氏がプロ棋士の最善手をプログラムで再現するために導入した概念です。

保木邦仁氏は下條氏と同じ物理化学の研究者であり、化学反応の量子化学計算プログラムを将棋ソフトに流用したと解説されています。

ブレークスルーは、プロ棋士の棋譜を人間が入力するのではなく、コンピュータ自身で「特徴ベクトル(特徴表現)」を見つけるプロセスを持ち得たことであると説明しています。

■教師なしで学習していく学習過程のブレークスルー



深層学習という手法でビッグデータで自動学習ができるようになったAI(人工知能)は「特徴ベクトル(特徴表現)」の精度を増やしていくだろうということ。

人間の脳の学習過程の解明にも役立ちますが、かつての論理計算しかしなかったコンピュータが経験で自動的に学び、まさに「人工知能」になる時代へと突入したということ。

■論理的な文章とはPowerPointでのプレゼン資料のことだ



私(六城)もロジカル・シンキングとか論理的文章入門といった類の本を何冊か買ったことがあります。

数ページ読んだだけで本棚の肥やしです。

下條氏は説明の落ち度がなく、論破されない完璧な文書が論理的な文章ではないと述べています。

欧米人の論理的とは、流れ(Flow)がわかりやすいことが第一であることなのだそうです。

パラグラフでまとめて、それが次のパラグラフへつながる連鎖構造が「論理的文章」だということ。

良い例はプレゼンで使われるパワーポイント的な構成であるということです。

これは以外と若者の方が向いているかもしれませんね。

概要は以上です。増刷されているそうです。

理系から見た文型の世界という帯びのタイトルのほうがこの本の真のタイトルにふさわしいかもしれません。
私からも読みやすい本ですからお奨めです。
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「天皇とは北極星のことである」そして暦を発布するのが支配者である 
Saturday, February 18, 2017, 01:34 PM
2/18 晴 10時 浅草での空間線量は77ベクレル/立法メートル

副島隆彦の学問道場のサイトに私の正月の読書感想文が掲載されています。会員サイトなので限定ですがぜひお読みください。

http://www.snsi.jp/
「1955」「無限小」という概念はカトリックで生まれ、そしてイエズス会に より排除された。そして「新哲学」となってイギリスの市民革命へとつながっ た。六城雅敦 2017年2月18日


過去ログ:無限小」という概念はカトリックで生まれ、そしてイエズス会により排除された。そして「新哲学」となってイギリスの市民革命へとつながった。

非会員でも読める掲示板には天皇という称号の説明がなされています。
http://www.snsi.jp/tops/kouhou
「1954」斎川眞(さいかわまこと)『天皇とは北極星のことである』(PHP研究所)の紹介。天皇という称号はどのようにして生まれたか。『天皇がわかれば日本がわかる』の復刊です。2017年2月16日



中田安彦氏がなぜ北極星が重要なのかを本文中から引用しています。

(貼り付けはじめ)
北極星を中心にすべての星が動いているという政治秩序は、東アジアの歴史では中国を中心にした、冊封体制(帝国の周辺国、属国が覇権国との関係を朝貢によって結ぶ)のことであり、華夷秩序と呼びます。古代日本の指導者は歴代の中国の皇帝から、倭王とか日本国王として封(ほう)じられた存在だったのが、中国大陸の政治秩序から離脱したときに、「日本は中国と同じような国家体制になりたい」と構想して、日本は中国の律令を導入して、それを日本にとって都合の良い形で導入した。日本は、中国の政治秩序から離れて、この日本列島に立てこもることになった。それはそれまでの古代の大和(ヤマト)王権と全く違う政治体制であり、それが日本の律令体制となった、ということです。日本は中国の属国(外臣、がいしん)であることをやめましたが、政治体制は中国化したままでした。日本は、中国の王朝から見れば依然として倭国王のままだったのが、自らは「天子」という称号を使い始め、これがやがて「天皇」になっていったということが述べられています。天皇号は推古朝時代に使い始められ、大宝律令(701年)で法制度として完成した、となるそうです。

 さらに、日本独自の思想のように見える、日本神話(『日本書紀』)にある、「天壌無窮の神勅(てんじょうむきゅうのしんちょく)」や「万世一系」の思想は、そうではなく、中国風の考えであった、中国の『戦国策』や『史記』に由来するものだった、ということが「第1部/第5章」で説明されています。ここに日本の政治思想のパターンが出てきます。どこまでも当時の東アジアの秩序を形成していた中国から導入した思想であった、ということです。これは副島隆彦の言う「文明の周辺属国」という思想につながります。
(貼り付け終わり)


中国の政治体制を蘇我氏(華僑系)が輸入して古代日本国家が始まり、当時の大王に「天皇(北極星)」という中国風の呼び方に聖徳太子(=蘇我入鹿)が変更したということ。中国の天皇は動乱や覇権の移動で、その時々の権力者が上り詰める最終位なわけです。

日本は呼称は中国風ですが、王朝は交代するという思想がないので日本の政治思想は中華風オルタネイティブ(傍流)として独特なものに変質していったのです。

副島隆彦先生はさらに大和をなぜヤマトと呼ばれたのかまで明快に説明されています。皇帝のすむ場所が太和(たいわ)と呼ばれていたことを突き止めます。

(貼り付けはじめ)
私は、一九九八年に中国を旅行した。この時に、北京で以下の体験をした。それは、北京城(紫禁城。天安門広場の北側)に行った時のことだ。そこに大きな、「太和(たいわ)殿」という正面の大門があって、ここに「太和」という言葉が使われている。「太和」は「始まり(初原)の平和」という意味だが、「大和」と同じだ。

この時、そうか、「大和」というのは、「大きな平和」という意味だろう。英語で言えばgrand peace「グランド・ピース」だ。この「大きな平和、秩序即ち大和を喜ぶ」という東アジアの歴代の支配者(皇帝)たちの支配観をここで理解した。そして、それを日本に持ってきて、奈良の「やまと」という地名にかぶせた。「大和」を「やまと」とむりやり読むことにしたのだと分かった。どこをどう解釈しても、「大和」は、語源学(etymology エティモロジー)からは「やまと」とはならない。「やまと」は「山門」である。長門(ながと)と同じ素朴な日本製漢字である。奈良盆地に山門国(やまとこく)があったのである。
(貼り付け終わり)



北極星を中心とする天空の世界を人間界に反映していることが重要



奈良のキトラ遺跡、法隆寺、大阪の四天王寺には北斗七星と北極星の壁画が残っています。下條竜夫氏によれば敦煌(とんこう)の壁画にも同様の図版が残っているので、紀元前1000年からすでに天体観測はされていたということです。

(下條竜夫「物理学者が解き明かす 思考の整理法」ビジネス社より抜粋)

古代の中国では、天文学に基づいて、天と地上の政治とを結びつける考えがある。天人相関(てんじんそうかん)の思想と言う。前述したように、古代中国の天文学では、天を二十八宿に分けた。さらに中心部分を、天の北極星を中心に、三垣(さんえん)という形で三つに分けた。その一つの北極星周囲の区画は、紫微垣(しびえん)または紫微宮(しびきゅう)と呼ばれている。紫微垣は天帝(てんてい)がいるところだ。
 だから、そこにある星々には、宮中に関する特別な意味が与えられた。特に、北極星には、天における皇帝を同じ意味が与えられた。天帝(北極星)は、天球を自分自身のまわりに回転させ、全天を支配している。だから、同様に中国の皇帝は、地上における北極星として、すべてを支配する。皇帝を天子(てんし)というのも、天帝の子という意味で、天帝の命をうけ、これに代わって天下を治めるという考えによるものだ。さらに、革命は、天命(天の命令)が革(あらた)まるという意味だ。


このように暦を発布できる地位が天皇なのです。なぜ江戸幕府が三百年の間京都の陰陽師である土御門家に対抗心を抱いていたのかというと、最高権力者としての徳川家を日本だけではなく世界諸国で認知されることを目標としていたからです。
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石が浮かび木が沈む 2017年丁酉(ひのと・とり)は逆転が始まる年 
Friday, February 17, 2017, 01:01 PM
2/17 晴 10時 浅草での空間線量は76ベクレル/立法メートル

易である陰陽では十干十二支(じっかんじゅうにし)で年を表わし、今年は丁酉(ひのと・とり)という年になります。

陰陽道では60年で年が一巡するというわけです。

丁酉は俗には革命(Revolution)の年といわれ、総てが逆転していく始りの年と言われています。

ぜんぜん詳しくはないのですが、地球が回転して陰(夜)と陽(昼)が繰り返されるように物事や運命は繰り返されるということです。

丁酉はちょうど節目であり楽しみにしてましたw



東芝という巨大企業が解体の憂き目にあっているのも天命かな。

かつてイギリスが大英帝国と称され、巨大な工業力を武器に世界の覇権を握っていました。第一次大戦(1914-1918)あたりまではね。

鉄の生産高、そこから派生した工業群と生み出されるおびただしい工業製品と武器軍用品が輸出されて英国の一人勝ちだったのです。

貿易相手国の先進国も外貨流出(貿易赤字)に対抗するために、国内工業の保護と興業策を推進していきます。

かくしてヨーロッパから海を隔てたアメリカを含めた貿易戦争が始まります。

しかし対抗策は互いにダンピングを繰り返すしかない。

鉄工業製品はあっというまに半額、1/3にまで下がったのだそうです。

音を上げるまでの価格競争であり、赤字受注が横行していきます。そうなるとどうなったか?

労働者が犠牲になり、やがて体力のない会社が次々倒産していきます。極端な例では最終的には1社しか生き残れません。

たとえばイギリスは自転車産業が勃興し、やがてオートバイや自動車会社となっていきます。

英国製の自動車会社はどうなったかというと現在はほとんど国外資本です。せいぜい007で有名なアストンマーチンぐらいでしょうか。まあ日産自動車もルノー資本とも言えますけど。

安売り合戦の結果大量の失業者があふれた



19世紀末のイギリスは都市部では切り裂きジャックのような猟奇的殺人、少女売春、凶悪犯罪、浮浪者のあふれた状況。農村は貧寒に耐えるだけだったのだとか。

産業革命の英国はとんでもない格差社会であり、沈鬱な世界であったのです。

これが第一次大戦前夜の状況で、資源確保と余剰製品の押し込み先として欧米列強は植民地争奪が激しくなります。

日本も明治後期から大正にかけて同調していきます。そうせねば国家が成り立たなくなっていったのです。

巨大企業は自重で沈み出したことが示唆する未来



120年前に存在していたイギリス、それにつづく産業革命を成し遂げたドイツ、フランス、アメリカの巨大企業は疲弊して合併や吸収されていきます。

東芝も創業から142年目となります。再編されていくのは自明です。

こうして近代の歴史を眺めると、戦争は誰だって嫌ですが国家が対立していくのはどうしようもないのです。

ヒト・モノ・カネが自由に動けば動くほど世界はきな臭くなっていく



トランプがロシアと和解していこうというのはとても平和的解決なのですが、親ロシアのマイケル・フリン大統領補佐官を罷免しました。オバマとヒラリーの置き土産の軍産勢力にトランプが屈したという見方をしています。

グローバリズムほど世界を、そして国民を不幸にするものはないと私はみています。

トランプ大統領に続き、フランスもEU脱退を掲げる大統領が誕生する可能性は高いし、そうあって欲しいものです。

日本だってそうなれば180度方針を変えざろうえません。

旧暦(太陰暦)での正月は1月28日でした。本日は旧暦1/21日です。苦境の大企業が東芝に続き今後も出てくるでしょう。
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人工知能(AI)のためのデータ収集機関:がん研究センター 
Tuesday, February 14, 2017, 11:27 AM
2/14 晴 10時 浅草での空間線量は72ベクレル/立法メートル

むかしマンガで船艦からの艦砲射撃の大砲の抑角の合わせ方というのを観た覚えがあります。
ドラゴン桜だったか小林よしのりのマンガだったか・・・

船艦の大砲を撃つ場合、標的に照準をあわせて撃ってもまず当たらない。測定した距離に誤差があるからです。

数撃ちゃあたるとばかりに、砲弾を消費しても運が良ければあたるという確率にすぎないのです。

そこで指揮官は砲手にどう指示をだすかというと

あえて大ハズレな位置に砲弾を飛ばさせる



着弾点を狙った敵艦よりも遠くにしてまず1発撃つ。
その着弾点を確認して、2発目は敵艦よりもずっと手前にして撃つ。

もうおわかりですね。
2発の大ハズレがあるために3発目は、その2発の着弾点の間のどこかに敵艦があるということ。あとは正確に照準をあわせていけばよい。

的に当てるためには無駄弾は<無駄>ではない



受験勉強でも研究でも仕事でも、一見すると遠回りであっても、それは目標達成のために必要な手順であるということです。

無駄を無駄にしないためには、両極端でなければならないのです。

人体実験には人柱は不可欠



そのような行為を公認で行っている業界があります。医療、とくに製薬業ですね。

薬の効き目を調べるために、実際の患者を二つに分けて一方は新薬、一方は疑似薬を投与して統計データをとります。

現実的にはだいたい薬が効いたかな?という人は4〜7%ぐらいなんだそうです。
10人に1人が効いたと実感することなど滅多にないこと。

認可されている薬も、統計データをいじくり回して効き目がありそうだという差しかないのだそうです。2%ぐらいの差異でも認可されている例がごろごろあるそうです。

人工知能(AI)を医療に活用するとなれば、人柱としての治療例も必要となっていくわけです。
人工知能の活用例はこちら↓
IBM Watsonが医療分野でみせた実力

以下の転載記事は中外製薬の社内報ですが、がん研究センターのデータ収集に協力するということです。

国立がん研究センターで先端治療を受けて一安心というわけではございません。知らぬまにハズレを引かされているということもおうおうにあるということ。

ちなみに医者の薦めをことごとく反対の行為をした人の話はこちら↓
過去ログ:すべて逆をしたら好転したというお話



http://www.nikaidou.com/archives/88718

続いてがん研ですが、中外が全社員に向けて1月に発信した社内報の記事からなんですが(添付ファイルを参照)

診断や治療にAIを使うために患者の疾患や治療のデータを収集するといったものなんですが、

これは裏を返すとデータ収集のために一部の患者が見捨てられるといった可能性をあらわしていると思います。

なぜなら同じ癌種でもデータ収集のために本来とは違う治療を行う患者や治療を行わない患者が出てくる可能性があるからです。

そうしないとこの状況ではこうなるだろうといった先の予測が立てられないからで、その裏では多くの患者が、

がん研にデータ集めのために利用されて見殺しにされる可能性を示唆していると思われます。

がん研怖いですね(笑)ほかの病院に行った方が良いですよー、皆さん逃げてー(笑)

以前の記事にカドサイラの記事がありましたが抗がん剤なんて末期の患者に対しては延命の一手段でしかなく、結果としては殆どの場合死ぬといった事を理解しておいた方が良いです。

しかもカドサイラは既存の抗がん剤の掛け合わせみたいな抗がん剤で、創薬したのは中外の親会社であるスイスのロシュ社です。

個人的には毛唐が創薬したした薬剤はイマイチ信用できんです。特にがん関連の薬剤は色々とね、、、。そもそも抗がん剤は劇薬だと認識しておいてください。一般の方は見たことがないでしょうが、抗がん剤のラベルにはもれなく「劇薬」の文字か印字されています。


検索キーワード:西式健康法:

脾臓は40代から急速に縮小するということを知りました
食事制限で用いられるカロリー(Cal)ってなんだ!?とんでもない単位だった
筆誅(ひっちゅう)という言葉こそふさわしい山崎豊子の情熱
クスリ(抗菌剤)が腸内フローラを壊す!
売れすぎて生産中止?これぞ鳥井商法(メディアの逆利用)
花粉症の原因は三度三度の飽食である(私の経験)
一日一食か断糖主義か? めんどくさいからどっちもやってみよう!
「断糖のすすめ」(炭水化物を減らすと身体は激変する)
「健康的でありたいための常識」こそ余生を劣悪にする
アメリカの肥満・がんの原因は糖分だと告発するジェイミーオリバー
圧力鍋はたしかに便利な調理道具である
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清水富美加を笑う資格は誰もない。「物理学者が解き明かす 思考の整理法」 
Monday, February 13, 2017, 01:31 PM
2/13 晴 10時 浅草での空間線量は72ベクレル/立法メートル

愛らしい人気女優が出家で引退しちゃうようで、あらあら。
イタコ芸宗教に帰依しているってなんだかなあ、世も末だ。

しかし誰も清水富美加を咎めることはできない



なぜなら日本では哲学(学問体系を俯瞰する学問)が根付いていないからです。

だから精神がおかしくなると荒唐無稽な宗教に依存してしまう傾向があるのでしょう。

ばかやろう!欧米のキリスト教圏では宗教的規律がいまだ根強いじゃネエか!

トランプだってイスラムを毛嫌いしているし、ユダヤ教はおろかイスラム圏でさえシーア派スンニー派で叩き合ってるじゃネエか!

あちらの方がよほど宗教色が強いじゃねえか。

そう反論されるのはわかります。

またキリスト教圏であってもカトリックとプロテスタントは勢力争いがあります。

一神教というのは信仰対象を侮蔑されたら、皆殺しの戦いになることは歴史が証明しています。


兵庫県立大学理学部准教授・下條竜夫氏の新刊「物理学者が解き明かす 思考の整理法」(ビジネス社)を読んでいます。

哲学とは信仰対象の「神」(ほんとうはこの言葉は不適切)の存在を前提とした学問を体系的に理解しようと努めることです。

わかりやすく言えば、カトリックはローマ教皇ですが、プロテスタントはイエスの教えである聖書しか信じないという考え。

ユダヤ教もイスラム教もアブラハムから派生で創造主は同じでも伝承者が異なるだけ。

宇宙観や自然観が新たに加わる度に、神学者(哲学者)は教義との整合性を研究して信者を納得させていかねばならない。

よく知られた大哲学者とは論理矛盾なく整合できた人を指す



14世紀ローマ帝国時代にはプラトンという哲学者が唱えた考え方が支配的でした。

プラトンの考えは現世とは別の理想世界が存在している。その(神の)世界は観念(イデア)でしか我々は知ることができないとされていました。

ところがアリストテレスは現世(現実)こそが神の造った世界であり、現実(リアリズム)でしか神の存在を知る手だてはないと喝破します。

1000年の間信じられたプラトンのイデア論よりも、アリストテレスの主張はその通り現実的な解決であったので、科学的な探求を求めるようになって発生したのが、スコラ哲学という学派です。

アリストテレスのいう神の世界観はメソポタミアが発祥である



たとえば太陽や月、星の動きと我々との関連を研究する名残には占星術(いわゆる星占い)があります。

高度に研究すれば天文学や物理学という名前になります。

このような自然科学がペルシャ地方で発達して、それが地中海を渡ってローマに辿り着いたものが西洋文明の始りです。

プラトンからアリストテレスの主張にパラダイムシフトしたのが近代(modern)ということ。

「我思う、故に我有り」デカルトが17世紀に言ったこと



神さまが俺の思考を支配しているわけではない。神さまによって私が今存在しているわけではない。

しかし現世の現象を調べていけば、そこに神の存在を知ることができるだろうというのが宗教から離れた科学の発生です。

縦横に目盛りが付いた方眼紙をデカルト座標といいますが、物体の位置は数値で表わせることを広めた数学者でもあります。

つまり事象を観察できる客観的な手法を広めたのです。

座標が発明されれば、天体運動も数式で表わすことができるようになります。

このように人間の思考は進歩していったということ。哲学とはこのような知恵を体系化する作業なのです。

神の別世界があると信じることは土人並み頭脳である証拠



プラトンの世界、つまり人間界と神さまの住む理想世界が共存する(パラレルワールド)があると思うことは、はっきりいえば近代(17世紀)以前の脳みそであると言えます。

勉強する暇もなく13歳でグラビアアイドルとして働いてきた清水富美加という女優さんは、土人脳のまま大人になっちゃったんだろうなあ。

だから守護霊だとか天国を信じ込んで、そこへ逃避しちゃったんでしょう。

下條竜夫氏の新刊「物理学者が解き明かす 思考の整理法」はあらためて書評します。
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洗濯タグの表示が変わりました・・・がわかりますか? 
Sunday, February 12, 2017, 01:47 PM
2/12 晴 10時 浅草での空間線量は68ベクレル/立法メートル

 衣料品には必ず洗濯タグを付けることが義務化されております。当社の腰ベルトにも洗濯タグは縫いつけられています。

ストック分が無くなったので、新たに発注をしたところ、昨年12月からシンボル図形が変更になったのだとか。

そういえばそういうニュースを読みました。

訊けば消費者庁のHPにあります。洗濯方法やアイロン可否、乾燥機の使用可否、干し方の指示、漂白剤の種類別可否、ドライクリーニングの種別可否と6種類となります。

はっきりいって何を意味するのかわかりにくい



世界標準に合わせるためと言いますが、新しい洗濯タグで左から二番目の三角形は何を意味するかわかりますか?

漂白剤の使用可否です。

無地の三角形であれば塩素系サラシ可
車線入り三角形であれば酸素系漂白剤可

となります。漂白不可はバツとなります。

左から三番目はタンブル乾燥機(業務用熱風乾燥機)の使用可否です。
右はおわかりの通りアイロン不可です。

下に旧タグを載せます。

ドライの項目が亡くなっちゃったジャン!と思われるかも知れません。

新表示の規定では表示しなければ自動的に可能となるので、省略可能なのです。

ところがタンブル乾燥機という聞き慣れない器械を入れる羽目になりました。

実は干し方も省略しています。

干し方の指示のシンボルは難解でわかりにくい



「一本の縦線で吊るし干」「二本の縦線で脱水せずに吊るし干」となります。平干しは横線となります。左上の斜線で日干しか日陰干しの区別だなんて誰がわかりますかいな。

最初になんの表示なのかわかりませんでした。

参考URL:

洗う強さは横棒で表わしていることは絶対おかしい



乾燥機もアイロンも、温度は黒点が多くなれば高温を示します。

ところが洗濯の強さは、一本の下線で中、二本の下線で弱を示します。

まったく不思議な感覚です。このシンボルを考案した担当者の感覚を疑いますね。
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和田竜「村上海賊の娘」を読んでみたら駄作だったでござる 
Saturday, February 11, 2017, 12:18 AM
埼玉県行田にある忍城(おしじょう)の石田三成との攻防を描いた「のぼうの城」がとても面白かったので、同じ作者和田竜の「村上海賊の娘」を読みました。

2014年本屋大賞受賞とあります。

戦国時代織田信長に攻められる大阪本願寺に毛利の依頼で兵糧を運ぶ瀬戸内の海賊の話です。

先に結論を行っちゃうと駄作です



文庫本で4巻もあるから、寝床で少しづつ読みましたが読めば読むほどなんだかなあという幻滅で、電車のなかなどよほど暇でなければ読み進めません。

主人公は村上景(きょう)という大柄で男勝りの戦大好き娘です。
父親は村上武吉(たけよし)という状勢判断に優れた能島村上家の当主です。
そして景の二人の兄弟、村上家と分家それぞれの毛利家との因縁などが絡んでいます。

最初はなるほどと思ったのですが、舞台が信長の本願寺攻めへと移るとだんだん白けてしまいます。

信長側のボスキャラとして真鍋七五三兵衛(しめのひょうえ)という巨漢の泉州海賊がいます。
七五三兵衛にも道夢斎(どうむさい)という伝説の海賊である父がいます。
泉州(現在の大阪湾に面する南の地域)内での家系の序列争いもあります。

ここらへんまでは馴染みのある地域なのでまだ興味は保たれる

しかし

登場人物がおしなべて総てが型にはまった典型的性格



景の兄は真面目堅物で弟は気弱で優柔不断、七五三兵衛はひょうきんな荒くれ者でその周囲は冷静沈着とずるがしこいキャラクターが囲んでいる。

そして戦が始まるとひとつひとつ難題やピンチが訪れます。

秘策や度胸(はったり)で切り抜けていくというのは「のぼうの城」と同じです。

ただどうしても本願寺の砦に立て篭もる信者たちを景が救う動機に感情移入できません。純粋だから救いたいという景に対して七五三兵衛は甘っちょろいと台詞を吐いています。

シナリオ教室で教わった定石どおりに書いたような小説



劣等的な引け目がある主人公、個性ある面々が居て、巨大な敵がいて、かずかずの困難、ピンチが訪れる。
鬼神的な力を得て巨悪を倒す。

なんかテレビゲームみたいなストーリー展開です。弱虫の弟、景親(かげちか)はそれを長所として海戦で活躍します。

どうしようもないのは七五三兵衛と景が心を通わすような場面がたくさんあるのです。

2巻目ぐらいだと読者はラブストーリーなのかなと思いつつ読み進めるのですがそうでもない。

敵方の登場人物を浮き立たせるための描写や挿話がてんこもりでくどいくどい・・・

べたな人物を引っ掻き回しすぎて矛盾だらけ



七五三兵衛と景が船上で斬りあっているのに、隣の船では村上海賊と真鍋海賊の古株は融和してるんだよ・・・

真鍋海賊は歓待していた村上海賊の景をこんどは嬉々として刃を向けるのですが、泉州の野侍や海賊は精神分裂者か二重人格者だと思っちゃいます。

主人公の景は正義の海賊なので悪人は残虐に殺していきますが、戦う一向宗信者の農民には慈しみをもって接している。

結局この本は歴史を踏まえたファンタジー



まあ今大河でやっている「おんな城主 直虎」と同じですね。井伊家は実在ですが直虎という人物はなぞだらけです。

映画になっても見に行かないでしょう。なぜなら

映画化されることを最初から狙っている感じがプンプン臭ってくる



角川の小説も映画のストーリーブックのようで、たいした読後感もないものばかりでしたが、この村上海賊の娘も昔の角川小説みたいです。

さっさとブックオフへ捨てに行きます

過去ログ;「のぼうの城」忍城(おしじょう)へ行ってきました
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腹にくびれをつくるのは簡単 「腹斜筋」を鍛えるだけ 
Wednesday, February 8, 2017, 10:29 AM
2/8 晴 10時 浅草での空間線量は54ベクレル/立法メートル

鍛えてますか?「腹斜筋」

それ何?

バランスがとれないのは腹筋が原因と昨晩のテレビでカヌーの羽根田卓也(リオ五輪3位)が説明していました。


バランス能力は脇腹の筋肉次第だということ。そして彼の脇腹から下腹部にかけて盛り上がっています。

トップアスリートってのは見事な腹筋をしています。

ネットで「腹斜筋」といれればいくらでも解説されているので見てみましょう。

簡単に言えばあばら骨下あたりからへその下へつながっている筋肉です。

腹筋運動というと仰向けで苦しんでやるというイメージです。鍛えられるのはせいぜい腹直筋だけです。この運動で腹は凹みません。

骨盤につながる筋肉を鍛えなければ、運動機能の改善にならないのです。

腹斜筋は上半身のバランスを保つための筋肉で、背骨につながっているので姿勢もよくなります。

街で頭を左右に動かしてノシノシと歩いている人(主に中高年)を後から眺めていると、腹斜筋が弱いんだろうなあと思います。

腹斜筋が弱ると千鳥足で真っ直ぐ歩けない



頭が揺れるので足もおぼつかなくなるのです。行き着く先は老人のヨタヨタ歩きですね。

自分でチェックするのは簡単です。道路の白線の上を歩いてみてください。上半身が揺れているようではダメ。踏み外すのは問題外です。

モデルさんは歩き方をトレーニングします。腹斜筋が鍛えられていないと綺麗に歩けません。

よく頭を天井から吊り下げられているイメージで一本橋を渡るように歩けと言われますが、腹斜筋が働かない身体ではまず無理です。

腹斜筋が弱る=中年腹



十中八九の中年腹(狸腹)は腹斜筋が弱って横隔膜が弛んだ状態です。内臓が重力で下腹部に落ち込んでしまうのが中年腹です。

座ってばかりの生活では腹斜筋が鍛えられることはありません。

実は簡単な動作で腹斜筋は鍛えることができるのです。片足立ちぐらいから始めてみてはいかがでしょうか。

腹斜筋が鍛えられていくと容姿(スタイル)が劇的に良くなる



腰にくびれができて、姿勢がよくなる、颯爽と歩くのが楽しくなります。もちろん筋肉が増えれば減量効果もあります。

内臓周りに筋肉がつくと、リンパの循環がよくなり「冷え性」も改善されます。

体型はその人柄を表わすと言われますがその通り。

RIZAP(ライザップ)のトレーニングも腹斜筋運動が主



あのよくCMでやっているライザップに入会した人が言ってましたが、この腹斜筋の軽運動をさせられ続けるのだとか。

まあその程度で大枚を払う人種もいるもんだと呆れますが、身体を動かし方を知らない人たちがそれだけいるということ。

過去ログ:検索キーワード:体幹:

筋肉トレーニング(筋トレ)をしてはならない
チアシードはダイエット、糖尿病におすすめ(ある医師Kの食べ過ぎ現代人への警告)
スポーツになった武道にはたいして興味はありませんけども
自転車は大人でも練習をしないといけません
体幹トレーニングを習慣にする(暇つぶしのトレーニング)
第二の心臓は足の筋肉よりも骨盤と背骨の筋肉です
ヒップホップダンスは究極のトレーニングです
腰を水平に8の字にゆするだけでウエスト-20cm
スポーツは筋肉が発達し終わる年齢から始めてもほぼだめ
四股(しこ)とロングブレス(ドローイング)はおすすめ手軽な運動法
体幹トレーニングの基本は無料でできるドローイング〜AGEを減らせ〜
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トランプの交渉術と最年少卓球覇者平野美宇の共通点 
Tuesday, February 7, 2017, 10:24 AM
2/7 晴 10時 浅草での空間線量は50ベクレル/立法メートル

今に始まったことではなく、民族性でしょうか、日本人は物をいわぬことが美徳とされています。以心伝心、相手を忖度(そんたく)しあうことで信頼が生まれると考える。

しかし噛み合わないと、指示待ち人間だとか頭を使わないとか言いたい放題です。

自発性がないなどは半世紀前から言われ続けているので、こんな爺の戯言は聞き流しましょう。いつの世でも年配者の期待通りに若者は動かないのですから。

勝手に動く奴よりじっとしている奴の方がマシ



若者が年長者よりも自発的に動くようになったら軋轢が生まれます。
気を利かせろとか頭を使えと叱咤されても、逆に混乱するだけです。

昔、倉庫の商品配置があまりにも悪く、入口付近に管理もされず勝手に置かれていたので、整理整頓してすこし奥に移動しました。

ところが数日後には元に戻させられましたw、頭を使って職場を良くしようとしたら、大目玉。

私の若い頃の経験です。

それいらい、非効率だとわかっていても無関心に徹しました。指示待ちだとか他人を非難する前に上司や管理職が気付かないことのほうがよほど悪なのです。

テレビでトランプ大統領の解説を聞いていました。

政治経験のないトランプ氏は、内政も外交もすべてはビジネス交渉をひな形にしているということです。

トランプ自身も自伝で大きな交渉が大好き、勝つか負けるかというスリルが好きなのだと告白しています。

条件を互いに出し合ってその妥協点をさぐる課程にビッグビジネスの醍醐味があるというのです。不動産ビジネスは勝つか負けるか(win/lose、live/die)しかないのだとも言っています。

マンハッタンにトランプタワーを建てたのが29歳の時です。無名のトランプは土地の所有者に売却を希望する手紙をずっと書き続けたのだそうです。返事は一切なく、袖にされてもずっと出し続けたのだとか。

やがて所有社が経営危機の転機が訪れ、、売却先の候補にトランプも入り込むことができたのは、手紙を出し続けたからです。

トランプのビジネススタイルはまず相手に自分の要求を知らせると言うこと。

大言壮語であってもまずは要求を知らせることが最初のステップ



そこから交渉(negotiation)で妥協点や条件闘争となる。高い目標を掲げてそこから少しずつ落としていくのが米国流というか不動産業の常套なのかも知れません。

日本人には難儀なビジネススタイルです。しかしトランプが苦手とする相手はなんと日本人なんだそうです。

なぜかというと、通常ビジネス交渉の場には決断者と補佐が一人か二人、つまり通常は3人程度で交渉のテーブルに着くことか普通なのです。しかし日本の会社はぞろぞろとたくさんの人が並んで、誰に向って話せばよいのかわからないからだそうです。

また無表情なので真意が掴みにくい。ジョークで場が和まないためトランプ流が通じにくいのだとか。

しかしトランプのビジネススタイルは単純であることはよくわかります。多民族国家らしい流儀です。

そしてトップとトップの一対一で行うことがビジネスという国と、ビジネスは団体戦という国の違いですかね。

16歳史上最年少・卓球覇者平野美宇の有言実行の決意



16歳9ヶ月という最年少で卓球全日本選手権シングル女子を制した平野美宇選手は、連覇の女王である石川佳純選手相手にも怯まず、石川選手も「正直、何が起ったのかわからない」と茫然自失させたとのこと。

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/122600093/020200004/?P=1

リオ五輪の代表に選ばれず補欠として帯同した平野選手は、腐ることなく4年後に闘う相手国の分析に徹したのだそうです。

そこで自分の目標が低い(五輪選手として出場すること)を自覚したということ。

強気の発言で目標を高める決意で望んだと言うことです。これを日本では不遜だとか過大評価だとか非難します。

しかし目標(ゴール)はどこに置こうがそれは選手自身が決めること。日本はほんとお節介で融和を良しとするDNAです。

一匹狼にもっと配慮しろというほどアホなことはないです。
勝つために人生を捧げているのですから、外野が愛想が悪いとか横柄だとかいう筋合いはないです。

スキージャンプの高梨沙耶選手へのバッシングもそうです。

勝ってナンボの世界に愛想も配慮もあるわけがない。

トランプの政治姿勢もスポーツ界も共通点はよくあると思います。メディアよりもネットの時代はすべてが個人戦なのです。
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タモリは温泉も詳しいのだなあ 
Monday, February 6, 2017, 10:31 AM
2/6 晴 10時 浅草での空間線量は48ベクレル/立法メートル

NHKぶらタモリでは別府温泉の紹介をしていました。日本一の湯量を誇る理由の説明と各地で泉質が異なる理由を解説していました。

扇状地が沈下した断層からお湯が沸いてくるということ。

へぇ単純泉、硫黄泉、重曹泉、硫酸塩線などなど、ラジウム泉はありません。

またph濃度も強アルカリから強酸性と幅広い泉質であることを知りました。

玉川温泉に次いで国内二番目の酸性度を誇るのが「塚原温泉火口乃泉」という温泉宿だそうです。番組の最後で入浴していたのがそこです。

pHメーターを持って測定されている方のWebを参考にさせていただきました。その熱意脱帽です。
http://phomaa.huu.cc/sensitu-phbetupu.htm

玉川温泉のPhは1.0で別府の塚原温泉火口乃泉は1.4、三位に草津と福島の沼尻温泉です。

玉川温泉は薄めないと飲めないぐらい酸っぱいのですが、別府の塚原温泉も酸っぱいそうです。

タモリが番組で玉川温泉ほどピリピリ感がないと嘆いてましたが良いお湯だとのこと。

一般にアルカリ温泉は肌が綺麗になるといわれています。アルカリは皮脂を落としますから、アルカリ温泉で石鹸やシャンプーを使うなんてナンセンスどころか、弱い方は肌を荒してしまうのでご注意下さい。

湯治に適する良い温泉には石鹸もシャンプーもそもそも置くべきではないと思います。
身体をこするよりもそのぶん漬かっておくほうがよほどマシ。

一般に酸性の温泉は傷や怪我の治癒を早めると言われています。酸性が消毒の役目をするのでしょうが、それだけではなく身体の防衛反応が酸性の刺激で目覚めるからだろうと私は考えています。

ピリピリするのはそれだけ身体の弱い部分が驚いているということ。
それで急いで身体は悪い毒素や汚れた血液を排出して、万全の体制に体調を戻そうと自律神経が指令するのでしょう。

酸性湯では湯治をするとなんらかの兆候が皮膚に現れます。

玉川温泉では発疹が5日前後で出てきます。これが出始めると良い兆候として湯治客は喜び合います。

赤い発疹が広く出れば出るほど身体はよくなるのです。これがお湯にとても沁みるのですけども。

草津は熱いことでも知られていますが、やはり酸性1.4という湯質だから名湯なんでしょう。

湯治とはだいたい7日から10日程度が最低日数なんだそうです。

玉川温泉には自炊棟もあり、湯治にはうってつけ。別府にもあるのだろうか。

ああ別府温泉に行ってみたいなあ。
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人間離れした身体には再生期間というものが必要です 
Monday, February 6, 2017, 12:39 AM
大谷翔平選手が右足首の故障でWBCの出場は辞退となりました。

私はこの決断はとても良いことだと思います。22歳で壊れて野球人生を終えるなど、もっともファンとして見たくないからです。

プロ野球開幕まで万全に治るように祈っています。

野球はルールさえあまり詳しくないのですが、1982年(昭和57年)のベストセラー江本孟紀(えもとたけのり)が書いた「プロ野球を10倍楽しく見る方法」(KKベストセラーズ)は親父が読み捨てたのを読んでいます。

つうかプロ野球の裏側ってその本ぐらいでしか知りません。

良く覚えているのは、剛速球投手の指先は、遠心力で試合終了後は鬱血状態であること。
毛細血管が腕の振りでズタズタになっているのです。


それをプロは中四日で回復させて、また登板しなけりゃならない。とにかく勝っても負けても投手には確実なダメージが一投球ごとに増えていくと言うこと。

だからピッチャーは夜遊びもできないというお話が子供心でも、なんて因果な職業だと思いました。

140丗罎嚢訛ピッチャーなんですから、165kmで投げた大谷投手には相当のダメージがあるのです。

こんな無知な私でも職業としてスポーツをされている方やその経験者には畏敬の念を覚えずにはいられません。

私はスポーツは自転車競技が好きでよくその手の記事は読みます。
そして思うことはプロ(競輪含む)世界はどれも人間離れしているなあということ。

競輪で中野浩一という世界選手権10連勝を記録したスター選手がいるのですけども、引退後はレース実況などをされています。

とある草レースで実況リポーターをされていて、買い物自転車に放送機器を積んでマイクで実況して、選手集団と一緒に走ってました。

高価なスポーツバイクとウェアでびしっと決めて、大集団でレースコースの湾岸道路を必死に引き離されないよう走っていたところ、後からポロシャツ姿で一般用自転車に乗る中野浩一氏が涼しい顔で追い抜いていきました。

涼しい顔でトップ選手にマイクを向けてレース中でもインタビューしてました。あぜんとしました。

競輪学校に体験入学させてもらったところ、食事が8000キロカロリーもあってその食事のボリュームだけで音を上げて帰ってきた知人がいます。普通の成人男性の2倍3倍も喰わないと持たないのだそうですが、食事さえも無理矢理詰め込む訓練なんだそうです。相撲部屋かよと突っ込みたくなります。

海外でも昔から自転車レースは人気ですが、過酷すぎて壊れていく身体をいかに持たせるかのドーピングの歴史でもあります。

メジャーレースのツールドフランスなどで1日300〜400辧△修譴盥眥禳垢里呂欧靴せ崖拵を連日走るとどうなるか。

酸素を運ぶ赤血球が壊れてしまうほどの激しい消耗なんだそうです。

また強靱な心臓は肥大して通常の心拍数は低くなりすぎて、突然心拍が止まる危険があるそうです。

心臓麻痺で死ぬスター選手も多い競技です。

身体の再生期間が与えられない過酷な競技なので、昔からいろいろな薬物が投与されてきました。自転車レースはドーピングの実験場でもあったという暗黒面もあったのです。

話が脱線しましたが、刹那に生きるプロ選手、五輪選手などには全力で応援したいのです。

万全な状態で、その状態をすこしでも長く保って欲しい(できればラヂウムで)、大谷翔平選手のニュースにそう感じています。

刹那で生きる武士(もののふ)の精神に学ぶ



最近はプロ野球も少し関心をもつようになりました。
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よそ者が白眼視されるのは古今東西・万国共通 
Saturday, February 4, 2017, 12:45 PM
2/4 晴 10時 浅草での空間線量は59ベクレル/立法メートル

福島からの避難者(というよりも移住者)の子供がいじめに遭っているという話題をテレビでやっていました。

やむを得ない理由で越してきた人たちをもっと暖かく迎えようという紋切りな解説に終始しています。

根深いのは多額な補償金を貰ってやってきたというやっかみが大人たちにあるということ。
補償金が具体的にどれほどあるのかは誰もわからないのです。

そういう大人同士の妬みも以心伝心で子供たちに伝わります。
だから移住すれば解決という簡単な話ではないということ。

転校生が心理的な圧迫を受けるのは古今東西おなじです



学校や地域のコミュニティに新参者が来ると、本能として受入れ側に警戒心がかならず起る。

私たちが福島で調査に入ったときにも同様でしたから、お互い様なんです。

バスを降りると集落の家々から覗かれているのです。学生か年寄しか降りることがないバスから荷物を持った若者がわいわいと降りてきたら、そりゃ一斉に覗かれるってなもんです。

田舎はフレンドリー?そんなことは全然無い



拒否反応は中高生ぐらいが強いのではないかな。たった4人しか乗っていないバスの中で話していたらただ一人の女子高生に怒鳴られた(笑)これは観光バスじゃねえっって

バス停から宿まで歩いていると誰かに見られていました。

ああこれが僻地の人間関係なんだなと、都会暮らししか経験のない私は思い知らされました。

べつに悪いことではなく、本能なのです。

私も小学校中学校と転校を経験しているので、転校生の辛さはよくわかります。

学校のクラスという気の合わないコミュニティに加わらねばならない。訛りをかわれるぐらいならましなんですけども、小学校や中学校なんて猿山みたいなもんですから、気に入られないと理不尽なことばかり。

ええ、私もたくさん虐められました。弁当を隠されたり、ロッカーや靴箱が荒されていたり。

転校先の学校で楽しい想い出など何もない。

こういう幼少時の経験がいまでも集団生活には馴染めない理由かなw

独りでいるほうがずっと気が楽です。

都会に一度出たら誰も福島に帰ることはない



都会は人間関係が希薄と言われますが、そりゃそうです。それを求めて来る人もいるから。

福島の家族が福島市や郡山市、関東に避難と称して移られてきたら、もう戻ることはないです。そのようにテレビでも断言する家族がほとんどでした。

近辺ですべて揃っている、出身地や訛りで馬鹿にされることもない、教育施設もよりどりで、地域活動もない。

たとえ低賃金の仕事であっても仕事に就いた若い人は帰りませんと断言していました。

そりゃそうだろう。私も阪神大震災でやむなく転勤命令で東京に来た間接的な避難民でしたから。

転校生の気分を社会人になっても味わったのです。
とにかく認められるためにガムシャラになるしかない。まっ身体を壊しただけでしたけども。

均質化した国土と国民にとって故郷という言葉は死語となった



原発所在地は田舎の中でも群を抜いた田舎ですから、コミュニティ(隣組意識)は強かったのでしょうけども、今はそのような地域も減少しています。

無形文化財として保存しても良いぐらいです。

40年前に「〜しちゃった」なんて言葉をつかったら東京弁だと虐められたのですが、大阪の環状線内でも今では普通です。逆に訛りの強い関西弁は聞こえなくなりました。

大阪駅で降りても渋谷か新宿を歩いているのとあんまり変わりがない。

移住先が住みよい場所となるか地獄となるかは運でしかない



話を戻して、福島からの移住者の子弟がイジメに遭っているというニュースは、とどのつまり移住先の選択ミスです。

それを国や東電に責任があるかのように話題をすり替えるのは、問題の本質を逸らしていることです。

石原伸晃議員の「結局は金目でしょ」という発言は残酷に感じますが、補償とは金銭への換算としかなりえません。

虐められたから政府や東電はなんとかしろ!と言われても困るわけです。

コミュニティから離れたらあとは自分のパワーしかない



人間社会の世知辛いところは、一旦組織や集団から離れればあとは自力本願です。

子供の社会はドラえもんの通り、智力よりも腕力の世界ですからなおさら辛いものがあります。だいたいボクシングなどの格闘技では元いじめられっ子がチャンピオンです。

北斗の拳ではありませんが、闘って強くなるしかない。

もうすぐ6年が経とうとしているのです。

どうか各地に散らばった福島の子供たち、胸を張って闘えと言いたいです。少し残酷ですが、どうせ早かれ遅かれ安住は勝ち取らねば誰からも与えられないことを知っておくのは悪くない経験です。

故郷がない「根無し草」は終生闘い続けるしかないのです



良い例が我が師の副島隆彦ですw
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トランプによる日本は為替操作国だという指摘は全くの正論である 
Friday, February 3, 2017, 11:48 AM
2/3 晴 10時 浅草での空間線量は60ベクレル/立法メートル

トランプが日本を為替操作国だと強く非難しております。これをNHKはじめメディアは同盟国である日本への変節だと恨めしい論調が蔓延っています。

とくに日刊経団連といわれる日経新聞はトランプの誤解だ、無知すぎると批判しています。

トランプの指摘はまったく、その通り!



マイナス金利を導入するまでデフレの状況、つまりお金の価値がどんどん上がる(消費しない)のですから、当然円は強くなって当然なのです。

それを日銀の黒田が市民には関わらない(市場にはでない)形での量的金融緩和策(ジャブジャブマネー:副島隆彦先生の表現)で無理やり薄めて円の価値を貶めているのです。

経済を低迷させてあえて円安に導くという日銀の政策



まったく誰のためにある中央銀行なんでしょう。
(答:霞ヶ関と財閥企業のためにある)

アメリカファースト(米国内第一主義)を謳うトランプにとっては、日本銀行の政策は誰のためにあるのか!という苛立ちのように私は感じます。

FRBへの非難の手を緩めないトランプにとって、その忠実な子分の日銀も同様なのはあたりまえ。

米金利と日本は2%のスプレッドという暗黙の了解がある



金融関係者なら常識でしょうけども、おそらく1985年(昭和60年)のプラザ合意からスプレッドは決められたのだと思います。つねに覇権国アメリカにお金が戻ってくる状態をアメリカが日本に強要したのです。

日本などの輸出国に米国債を売ることで貿易赤字とのバランスをとっているのです。

政治的な理由で日銀が実需を伴わない円をどんどん刷って(結局ドル買い円売りとなる)、円安にしている状況は中国並みの為替操作国だと指摘されてもいたしかたない。

安倍晋三と黒田東彦は日本の破壊者だ



国内は消費税で景気をどん底にしてデフレ(正確にはスタッグフレーション)にしておきながら、輸出企業のために円安にする売国政策をトランプは一言で言い表したに過ぎません。

安倍と黒田は誰のために仕事をしているんだとねw

その点、トランプは偉いです。ちゃんと喰えない白人層に向いて仕事をしているのですから。

まっポチらしくしっかり頭を叩かれてちゃんと躾けられてきなさいよ。

屁の役にも立たなかったアベノミクスなんぞ「You are fired!」の一言で終いです。


愛読しているメールマガジン「10秒で読む日経」から転載します。
http://archives.mag2.com/0000102800/20170201124000000.html

2017年02月01日
                   2017/2/1 No3449
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 10秒で読む日経!視点が変わると仕事と投資のネタになる
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   今日のNews
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●日本銀行は1月の「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)で日本経済の先行き
にやや強気の判断を示した。2016年度と17年度の実質国内総生産(GDP)は政策
委員の見通しの中央値でそれぞれ1.4%増、1.5%増と、16年10月の前回に比べ各0.4
ポイント、0.2ポイントの上方修正をした。
 トランプ米大統領が打ち出した大型減税や積極財政策への期待から市場で円安・ドル
 高が進み、海外経済の回復傾向もみられることが見通し好転の要因だ。政府がGDP
 統計の基準を改定し数字が上振れした面もある。
 デフレからの脱却へ長期戦に臨む日銀にとって円安は追い風だが、足元の物価上昇
 の勢いは弱い。17年度以降の物価予測は据え置いた。頼みの綱の円安に反転のリス
 クもある。消費者物価上昇率を年2%に高める目標の達成へ細心の目配りが必要だ。
 民間銀行が日銀に置く当座預金の一部に「手数料」を課すマイナス金利政策の導入
 決定から1年がたった。市場金利は大幅に低下したが、黒田東彦総裁が「半年、
 1年もかからない」と語った実体経済へのプラス効果は「まだ多くは生まれてい
 ない」(全国銀行協会の国部毅会長)との声が多い。
          2017/2/1 日本経済新聞
●トランプ米大統領は31日、ホワイトハウスでの製薬会社幹部との会合で「中国や
 日本が市場で何年も通貨安誘導を繰り広げ、米国はばかをみている」と述べ、中国
 と同列で日本の為替政策を厳しく批判した。トランプ氏が大統領就任後に日本の
 通貨政策に言及するのは初めてで、2月10日の日米首脳会談でも圧力をかける
 可能性がある。
 トランプ大統領は31日の会合で、米国の貿易赤字に懸念を示し「他国は資金供給
(money supply)と通貨安誘導で有利な立場にある」と主張。円安・ドル高相場は
 日本の通貨安誘導が原因だと決めつけた。トランプ氏が言及した「資金供給」が
 具体的に何を指すのか不明だが、日銀の量的緩和政策などを念頭に置いている
 可能性もある。
          2017/2/1 日本経済新聞
   __________
   佐々木の視点・考え方
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      
★上記日経社説にあるように、日本銀行がマイナス金利政策を導入して丸1年経った。

 目標であるインフレが起きるどころか、デフレに陥っており、経済面でも不調が続
 いている。経済見通しを上方修正したのは、GDP統計計算方法の修正によるゲタと
 トランポノミクスによる円安傾向と外的要因だけだ。

 要は1年前の政策変更で、日銀総裁が言った早期効果は未だに出ていない。

 代わりに、為替相場と相関性の高い日米長期金利差を拡大させて円安トレンドにした
 という効果が阿多。

 これを見て、トランプ米大統領が「為替操作している」と一撃を放つ結果となった。

 日銀の意図はともかく、「金融緩和策である量的緩和政策」と「金融引き締め策で
 あるマイナス金利政策」という真逆の効果をもたらす政策を同時に行うという非
 論理的な行動を採った結果が、経済低迷と円安と言う結果をもたらした。

 誰が見ても、為替操作政策であったことは変わらない。


 トランプ大統領が日本を中国と同列に扱って為替操作国とみなしている事から、
 今後の円安進行は政治的な圧力がかかってくる可能性が高く、一方的な円安は歯止
 めがかかるとみられる。

 昨日の日銀総裁の内容は、日本銀行が行き詰っており、外部を批判することでしか
 語ることが無いことを示している。

 そして、トランプ大統領の保護主義を非難する声明を放ったとたんに、ブーメラン
 が返ってきて、(日本銀行が)為替操作をしていると非難されたわけだ。

 そもそも、デフレでマイナス金利の国の通貨が、インフレで高金利の国の通貨より
 も安くなる事が、経済学的におかしいのだが、それをしたのが権威を持ち、(取材
 先として常に重要で)メディア影響力を持つ中央銀行が正当と言ってきたからなり
 たっていただけに過ぎない。


 さて、昨日のトランプ発言で、「3本の矢」の中で唯一残っていた「金融政策」が
 ストップすることになる。

 手詰まりとなった安倍政権はなにをするのだろうか。


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遠藤周作原作の映画「沈黙」を観ました 
Wednesday, February 1, 2017, 11:58 PM
「沈黙」は1640年日本にマニラから密入国したロドリコ(ロドリゲス)とガルベという二人の若い神父(パードレ)の話です。

自分たちの先生であった司教のフィレイラが日本に布教に赴いたのは徳川秀忠(二代将軍)伴天連禁止令(年)の前の1609年です。

だからフィレイラからのイエズス会への連絡が途絶えて、マカオに立ち寄ったオランダ商人の噂で伝わるフィレイラの様子は、弾圧に屈して棄教したことや既に日本名を名乗って妻帯していることなど鉄壁の絆と思われていたイエズス会の若い二人には信じがたいことでした。

そこで長崎の漂流民キチジローを案内役で密入国します。
隠れ切支丹らに匿われますが、そのために農民は命を落としていきます。
ガルベもロドリコの目前で殉教してしまいます。

踏み絵を踏むキチジローとロドリコの葛藤、そして切支丹であった井上筑後守の巧妙な尋問と小説でもページを繰る手が止まりませんが、映画でも同様です。

小説を映画では見事に再現しています



絶対的にお奨めします。観て損はしません。ただ小説のほうが拷問はもっと凄惨な描写です。

(追記:副島隆彦先生は、昔の日本人が撮った「沈黙」と全く同じでスコセッシ監督らしさがないことを批判しています)

小説の感想はこちら>過去ログ 「沈黙」遠藤周作 1966年 新潮社を読む

この映画はフィクションであっても、実際の人物をモデルにしています。wikipediaから

クリストヴァン・フェレイラ(Cristvao Ferreira, 1580年(天正8年)頃 - 1650年11月4日(慶安3年10月11日))は、ポルトガル出身のカトリック宣教師。イエズス会士であったが、日本において拷問によって棄教し、沢野忠庵(さわの ちゅうあん、忠安とも)を名乗ってキリシタン弾圧に協力した。

ジュゼッペ・キアラ(Giuseppe Chiara、慶長7年(1602年) - 貞享2年7月25日(1685年8月24日))は、イタリア出身のイエズス会宣教師。禁教令下の日本に潜入したが捕らえられ、拷問の責め苦に耐えかねての強制改宗により信仰を捨て、岡本三右衛門(おかもと さんえもん)という日本名を名乗って生きた。


あと重要な人物で
井上政重(井上筑後守)1585-1662 長崎奉行、転んだ(棄教した)神父を江戸小日向の切支丹屋敷に住まわせて学術を日本の学者に学ばせた。

フィレイラもキアラもイエズス会の天文学者



イエズス会というのは「霊操」というオカルト的な精神修業を基本としていますが、現実はコレジオロマーノという科学、特に数学(天文学、幾何学)に注力した教育でも抜きん出ていたのです。

ですから神父、司教であれば数学的知識は大学教授級なわけです。

フィレイラは南蛮寺(本能寺の隣にあったイエズス会の教会)が1587秀吉の禁教令で破壊され、江戸時代となり1604年に建てられた京都天主堂へ1609年に赴任します。

家康の代では布教はかろうじて許されていたのですが、二代秀忠、三代家光となると禁教は厳格となり京都天主堂はお取り潰しとなります。

宣教師は海外追放となるのですが、フィレイラは闇で布教を続けて、やがて捕縛されてしまいます。

カルノ・スピノラとフィレイラは一緒に潜伏していたのだろう



スピノラという宣教師は1622年元和の大殉教で火あぶりになっています。
このスピノラは日本の数学史では重要人物でして、天文学、特に暦学の専門化なのです。

映画では長崎で1年半、そして15年は寺に預けられていたと棄教に応じないロドリゴ(実在の人物はキアラ)に話しています。

映画では切支丹への拷問に絶えきれず棄教したロドリゴは背教司祭として、オランダ商人がご禁制のキリスト教関連の物資に目を光らす役人となり長崎でフィレイラと10年を過ごします。(小説にはこのような場面はありません)

やがて井上筑後守の手配で江戸へロドリゴは送られ、切支丹屋敷で後家を貰い生涯を終えます。

東京都教育委員会碑文には

史実ではキアラは44年も江戸・切支丹屋敷で過ごした


とあります。

1641年から1685年あたりまでキアラは宗門改めという役目を与えられ幕府への情報提供や天文や数学の指南をしていたと思われます。

教えていたのは算聖・関孝和です。


これは私の説ではなく、鳴海風という小説家の説です。私もこの推測は十分可能性があると思います。

最後に第三者の日記が挿入されます

小説では長崎商館員ヨナセンの日記となっているのですが、映画ではオランダ商人ビーター・アルブレット(うろ覚え)という人物になっているのです。

小説にはない人物が突然現れたのはなぜだ?



(追記:副島隆彦先生は「オランダ商館日記」から二人に関する記述をした実在の人物名を使ったのだろうとのこと。)
とても疑問です。もう一度小説を読み返して観に行こうかな。
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これからは社会主義(急進左派)だというマルクス派ピケティの願望 
Tuesday, January 31, 2017, 05:02 PM
朝日新聞のピケティのコラムです。ピケティの本音が垣間見えます。
社会主義者ですから、ナショナリズム(右派)よりはイギリスとアメリカのようにポピュリズムの高まりに乗って、急伸左派勢力の拡大を願望としているというだけの話。

なんたって掲載しているのがアカヒ新聞ですからね。

まっフランスの知識層はこんな感じで考えているという参考です。

ポピュリズム(市民革命)がフランスにも湧き起こるだろう



というマルクス派であるピケティの願望です。

EU(実体はドイツ第四帝国)による財政への介入が改善されなければ、それこそファシズム的な右派政権になっちまうぞという分析なんですが、いい線なんじゃないでしょうか。

立ち上がれ万国の労働者たちよw



日本も同じです。緊縮財政を継続するのであれば大戦前のイギリスのように凋落しかありません。

(ピケティコラム@ルモンド)仏大統領選のリスク 頼みは急進左派ポピュリスト
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12763541.html?rm=150


4カ月もしないうちにフランスに新しい大統領がうまれる。「トランプ」や「ブレグジット(英国のEU離脱)」に続き、世論調査はまた間違うかもしれない。マリーヌ・ルペン氏が率いる右派ナショナリストが勝利に近づいている可能性も排除できない。激変は回避できても、その次の大統領選では、ルペン氏の政党がフランスのリベラル右派勢力に唯一対抗できる位置に立つリスクは、もはや現実のものだ。かたや急進左派は、ジャンリュック・メランション氏の勝利が期待されているが、悲しいかなありえそうにない。ルペン氏とメランション氏には共通点がある。2人ともEUに関する条約をやり玉に挙げ、国や地域同士が激しく競い合う今の体制を疑問視する。その姿勢がグローバリゼーションから取り残された人びとをひきつける。本質的な違いもある。メランション氏は、物言いが物議を醸し、世界の見方は不安を抱かせるが、国際主義的かつ進歩主義的な発想をする。

 この大統領選のリスクは、他の全ての政治勢力――大メディアも――が両候補を酷評し、「ポピュリスト」のレッテルを貼って、それでよしとすることだ。この新手の侮辱表現は米大統領予備選でのバーニー・サンダース氏の健闘にも使われた。この表現は根本問題を覆い隠しかねない。ポピュリズムとは、先進国の庶民層がグローバリゼーションと格差拡大に直面して抱く「自分たちが見捨てられた」との感情がもたらす、混乱しているものの理のある反応だ。この難題に的確な解決策を構築するには、国際主義的なポピュリスト勢力――スペインの左派新党ポデモス、ギリシャの急進左翼進歩連合シリザ、サンダース氏やメランション氏のような急進左派――を頼りとするしかない。さもないとナショナリズムと排外主義のうねりにさらわれかねない。

     *

 リベラル右派勢力(フランソワ・フィヨン氏)と中道勢力(エマニュエル・マクロン氏)は残念ながら庶民層の現実を無視する戦略をとろうとしている。2人とも(財政赤字をGDPの0.5%以内に抑える目標などを定めた)2012年のEU財政協定を維持する立場だ。驚くにあたらない。フィヨン氏は協定の交渉にあたった当人で、マクロン氏は施行した張本人だ。あらゆる世論調査で確かめられるように、2人に魅力を感じるのはグローバリゼーションの勝ち組だ。保守的カトリック教徒はフィヨン氏、都市部の富裕ボヘミアン層はマクロン氏支持という興味深い違いはあるが、社会的な問題では大差ない。

 2人とも道理をわきまえた層の代表を自認する。いわく「フランスが労働市場の自由化、財政支出や赤字の削減、資産税廃止、付加価値税の増税で、ドイツやEU本部、市場の信頼を取り戻せば、財政緊縮や債務問題でフランスのために動いてくれるよう求めることができる」と。

 「道理にかなっている」というこの論法の問題点は、まったく道理にかなっていないことだ。この財政協定がとんでもない間違いだ。ユーロ圏は将来への投資ができなくなり、致命的なわなにはまりこんだ。この規模の公的債務を削減するには例外的措置をとらざるをえない。何十年にもわたってプライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化し続けるしかないが、あらゆる投資能力に延々と負担がかかり続ける。

 英国は1815年から1914年まで1世紀をかけて巨額の黒字を捻出し、これにより年金を支給し、仏革命戦争で負ったGDPの200%もの債務を減らした。この選択は不幸ももたらした。教育への過小投資につながり、英国が後に失速する原因となった。


     *

 対照的に、1945年から55年まで、仏独は同様の債務から迅速に解放された。それは債務取り消し、インフレ、民間資本への特別な課税が併せてあったからだ。これで両国は成長に投資することができたのだ。同じことが今なされなければならない。「ユーロ圏議会」発足をドイツに認めさせて民主的手続きを踏んだ上で債務を軽減するのだ。さもないとイタリアで起きている投資の遅れと生産性の低下がやがてフランス、ユーロ圏全体に広がるだろう。

 歴史を深く読み込むことで、現在の行き詰まりも打開できる。「Histoire mondiale de la France(フランスの世界史)」(パトリック・ブシュロン編、2017年)の著者たちがそう思い起こさせてくれたところだ。同書はアイデンティティーの問題にいらだつフランスにとって真の解毒剤だ。それに比べれば面白くも楽しくもないが、「政府系左派」の候補者指名争いも追いかけなければならない。政府系左派と呼ぶのは、彼らが急進左派と合同の指名争いを行うことができなかったからだ。そのせいで長い間、政権の座は遠のくかもしれない。

 大切なのは、EUルールに本質的な疑問を提起する候補を指名争いで選ぶことだ。マニュエル・バルス氏やバンサン・ペイヨン氏より、ブノワ・アモン氏とアルノー・モントブール氏(注:どちらも与党社会党候補者で急進社会主義)がこの路線に近いようだ。この2人もベーシックインカムと「メイド・イン・フランス」にこだわるだけでなく、EU財政協定に代わる具体的な提案をする必要がある。最初のテレビ討論ではほとんど触れられなかった。おそらく全員が5年前、協定に賛成したためだろう。だからこそ具体的対案を示し、事を明白にすることが急務だ。右派ナショナリストの国民戦線が権力につくことを望まないのであれば、「万事休す」といわないまでも、事態は切迫している。

 (〈C〉Le Monde,2017)

 (仏ルモンド紙、2017年1月15−16日付、抄訳)

     ◇

 Thomas Piketty 1971年生まれ。パリ経済学校教授。「21世紀の資本」が世界的ベストセラーに

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脾臓は40代から急速に縮小するということを知りました 
Tuesday, January 31, 2017, 10:59 AM
1/31 晴 10時 浅草での空間線量は68ベクレル/立法メートル

昨夜NHKのためしてガッテン「肺炎」の再放送をやっていました。肺炎とは喉の奥に住み着いている肺炎球菌という病原菌が肺の奥で増殖することによる重篤な症状を指します。

肺炎球菌が喉の奥に住み着いている人は番組中では10人中4人という割合でした。病原菌自体はそれほど珍しくもないようです。

やっかいなことに肺炎球菌は特殊なバリアー(膜)があり、抗体は認識できないのだとか。
健常な人が肺炎を起さないのは、脾臓(ひぞう)からだされる物質が病原菌に付着することで抗体は攻撃対象として認識できるようになるメカニズムがあるからです。

脾臓がある限り肺炎球菌の増殖は抑えられる

めでたしめでたしなのですけどもこの脾臓という臓器は40代から65歳あたりまで徐々に縮小していくのだそうです。大きさが縮小するということは、そのまま機能も低下していくということ。



ところで脾臓ってどこにあるの?



左の後脇腹、ちょうど肋骨の下で肝臓とは反対にあり、拳一個の大きさなんだとか。

どういう機能をもっているのかというと、一言で言えば血液のフィルターなんです。
古い赤血球を分解してしまうという機能。
新鮮な赤血球に保つ役目がある。

そして番組で紹介していた、体外の異物・最近に攻撃対象であるという目印をつける役目。

この能力が落ちると、感染症にかかりやすくなるのです。

白髪の原因は脾臓の機能低下である



これはどっかで読んだ記憶があるのだけですが、妙に納得したのです。
若白髪の上司が昔いたのですけども、結核で長期入院していました。
白髪になるメカニズムは解明されていないのですが、この脾臓の能力低下が遠因だということ。

脾臓が縮小していくのは年齢相応なのだから仕方がないことなのですけども、脾臓をいたわる(強化する)ことで免疫のアップ、白髪などの外見の老化をくい止めることも可能でしょう。

良く言われているのが、胃腸を休める時間、つまり空腹時間を設けることが肝要だということ。腹八分目、少食に徹することは言うまでもありません。

少食はサーチュイン遺伝子(Sirtuin:長寿遺伝子とも言われる)が目覚めることにもなります。

また腹を捻る運動は内臓の機能強化にも良い効果があるそうです。


過去ログ:千島喜久男博士の説が「オートファジー説」という名で復活!(細胞は血液に戻るのである)
南雲吉則医師のアンチエージング法は西式健康法とほぼ同じでした
NHKスペシャル あなたの寿命は延ばせる-発見長寿命遺伝子
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