水を与えると根が腐るという悪い例となるだろう、国立大学ファンド構想 
Saturday, November 13, 2021, 10:36 AM
たったの10万円ぽっちの金を18歳以下の子供に配るだけでも自公が足の引っ張り合いをしてます。
現金で渡すかクーポンやポイントにするかという些細な議論が延々であきれます。

全国の税務署が給付機関になればいいじゃねえかよ



税金を捕るだけの期末以外は暇な役所なんだし、世帯構成や収入が大方把握してます。
それに還付で必要な金融機関口座も登録してあります。

徴収の逆の手順で振り込むことはなんら問題ないと思うのですけどもね。

国の手続きを地方行政に丸投げにするなよと思います。

なんたって飲食店だけの休業補償金のばらまきはアンフェア(不公平)な感情のしこりを生んだだけです。

飲食店が借りている地銀や信用組合、政府系金融公庫が無担保緊急融資をするぐらいで良かったのではないかな。

困窮する学生と世帯へ10万円、18歳以下の子供に10万円(所得制限あり)が岸田内閣の初っぱなの仕事となったようです。

好景気で湧くアメリカと比べたら一桁少ない。

額がしょぼすぎてかえって希望がなくなります



下民は10万円程度を拝んでありがたく頂戴しろ、という意識が見え隠れ。
こんなはした金では財布に入れておけばいつのまにか消えてしまうだけ。

GDPが増大するまで毎年給付するとか、生まれてくる赤ちゃん一人に祝い金百万円を出すぐらいの長期的な展望がまったくない。

11日の読売新聞の記事では、岸田首相は財政投融資を原資に『大学ファンド』を立ち上げて、その運用益を特定の大学に配るようです。

配分先を決めるのは科学技術振興機構(JST)で、大学の研究者ならまず知らない人はいない。

国から研究費をもらうため苦労するという話は掃いて捨てるほど聞いたことがあります。

『大学ファンド』も入れて研究予算を増やせば、日本の(特定の)大学では”世界に伍する研究成果”が生まれるはずだ!という脳天気な願望に過ぎません。

政府総合科学技術・イノベーション会議常勤議員の上山隆大氏(元政策研究大学院大学副学長)は、アメリカの大学は独自基金で大学発の新興企業を生み出しているからそれに倣おうと言ってます。上位大学5〜7校に3000億円ほどを分配して、大学は年3%で事業収入を増やすことを強要する。

政策研究大学院大学客員研究員の永野博氏は、5大学程度の施設整備に資金を投入するだけに終わるという意見。世界に伍していない原因を分析せずに、依怙贔屓で特定の大学に資金を投じたら、その他の大学が割を喰うだけだと指摘しています。
ましてや、博士後期課程で授業料を徴収している日本の現状がおかしい。学生ではなく社会人として給与を払いのが世界のトップ大学の常識です。これでは留学先に日本の大学を選ぶわけもなく、評価も上がらないとのこと。

元官房長官の塩崎恭久氏は、全くの否定意見。ただでさえ国立大学を法人化しても、学校法人法でがんじがらめにして、さらに国の関与を強くしても、それでは世界のトップ大学ではない。

政府の指示通りに運営される一流大学などあり得ない


おまけに年3%の事業成長をせよと求めることも問題だ。数字あわせの空虚な成長に走る恐れが大である。
”世界に伍する大学”は世界が決めることであり、お上(政府・官僚)が決めることではない。

あ〜あ、日本の公教育機関はとことん展望がないよ



政治家の人気取りと官僚たちのお気楽な願望にすぎない『大学ファンド』構想は選ばれない大学の博士課程の研究者はやる気を無くすでしょうね。

ただでさえ今の日本の大学はブラック職場と化している。

実際に博士課程の大学院生やポスドクと呼ばれる高学歴者の自殺は多いんです。
こんな国で博士になるのは、よほどの金持ちに生まれて道楽ができる人しかいない。

ぷらぷらと留学を繰り返す大地主の息子を何人か知ってるわ・・・




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戦略とはこういうことなのだなあ(攻めの経営をする小田急) 
Tuesday, November 9, 2021, 12:00 PM


小田急電鉄は全線で子供料金を50円一律にすることを決めました。

新宿から箱根、江ノ島方面に郊外へ伸びていますし、都心近郊では多摩線という新興住宅地を通る路線があります。

小田原方面に行くならJR東海道線よりもずっと車両が綺麗で、運賃も安くて速いから大好きです。

まさに沿線は中流の階級向けの大人しく上品なイメージです。

沿線住民のためという理由で小児料金を50円一律にするというニュースには感心しました。

これこそ経営戦略なのだなあ



最大で正規料金の9割引となり、2.5億円程度の減収が見込まれるとのこと。

でもたったの2.5億円で乗客数が激増すれば、すぐに何倍もの経済効果がうまれるでしょう。

新宿の小田急百貨店は取り壊されており、新宿西口一帯は大幅に再開発されます。

東口と南口はJR東ですが、西口一帯は小田急が顔となります。

また沿線の駅を商業ビルに建替えてます。かつては田圃と山林ばかりだった海老名も神奈川の若者に人気の住宅地に一変してしまいました。

私鉄各社は沿線開発もやっていますが、東急、小田急のブランド力が突き抜けてます。沿線はオシャレで便利だ。

私見ですが、西武、京急、東武はもうちょっと頑張って企業価値を高めて欲しいものです。

単なる電車屋なんです。3セクやJRは言わずもがな。(ダメな経営です)

路線ではなく地域全体の価値を高めるための一つの答え



JRも私鉄も駅ビルの改装や商業ビルをポンポン建ててますが、それじゃあないんだよなあ。

路線全体の魅力が高まらないと、結局地域が繁栄しない。

子育て家族を優遇するという明確な戦略を打ち立てたことで、若い世代を呼び込むことになるでしょう。

駅の高架下には小田急直営の託児所や保育園もよく見かけます。

年寄の優遇や商業ビルの建設ではなく、小児料金一律50円という思い切った(しかも効果絶大な)戦略に打って出た小田急電鉄の経営者はたいしたものだと思います。

もし他の私鉄が追従しないと、東京近郊の地価は完全に西高東低で固定されてしまうでしょうね。

都心の下町の長屋はますます貧乏老人ばかりになります。いくらタワーマンションが建っても、広い戸建てに勝る物は無し。

地域の興隆は公共機関(主に鉄道)の経営戦略如何なんだとあらためて思います。

検索キーワード:私鉄:

株式市場のメインプレーヤーはSWFであること
「橋は必ず人も歩いて渡れるようにしなければならない」という法律をつくれ
花のある街並はすばらしい!銀座に蜜蜂がいたよ
ベビーカー批難は日本の鉄道のコンセプトが元々お粗末であるから
恵まれていても何一つ恵まれてませんし、恵まれていなくても実は恵まれてます
東京の交通網が大きく変わります
人口減少下では政令都市などいらない (大阪府「都」構想は賛成)
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憲法を変えないことは国会議員の怠慢である 
Thursday, November 4, 2021, 11:21 AM
 昨日文化の日で憲法発布75年となります。衆議院選挙では憲法改正に前向きな議員が3/4となったという記事です。憲法改正には議員の2/3が必要となります。(※3/4が2/3よりも大きい)

自分は憲法の改正や追記は必要であり、避けられないものと考えています。
内容の齟齬や解釈でウヤムヤになるようでは、そもそも憲法の体を為していないと思えるからです。

そもそも国会議員は立法(法律の制定)が仕事ですし、それを期待されて国民の預託をうけて(法律提案の)代理人となっているわけですから、75年も憲法議論をしていないのは怠慢であり税金泥棒です。

田中角栄が偉いのは、霞ヶ関の東大法学部卒を相手に少しも怯まず法律を次々成立させたこと。
いまだにその数は破られていないのです。

500人近くの衆議院議員がいるのであれば年間何百もの法律が提案されていなくてはならないのに、まったくそのような事は聞いたことがない。

まあ大学の法学部というのは法律をつくるというよりも遵守することを重きにおいているからとのこと。
強烈なエリート意識(選民思想)が土台にあるのと、極左思考(権力の集中が善)という教授ばかりだからというのが、法学部卒の人の弁。

記事を読むと自民と維新と国民は憲法改正、公明は消極的ながらも6割、立憲民主は3割5分が改正賛成の立場。共産党はいわずもがな。

本来であれば左翼政党が改憲を強く訴えなければならない



戦後左翼はGHQによる憲法を強く反対していたのに、いつのまにか憲法論議さえもしなくなったことに大きな失望を感じます。旧社民党がそもそも改憲を強く訴えていた党なのです。

逆に自民党の宏池会は吉田茂の系統で官僚出身者が多くを占める主流の派閥。どちらかというと派手さを嫌う保守的なイメージ。

だから今回の結果、自民・立憲民主党よりも維新と国民が勢力を伸ばしたのでしょう。

自分の考えも早く憲法改正をしろです。

・緊急事態条項の創設
・自衛のための軍隊保持の明示
最低この2つは緊喫(きっきん)の事項でしょう。

・公教育の無償化
・国と地方自治の役割の明確化
この2条項もしっかりさせるべきです。現状は抽象的すぎるのです。



検索キーワード:改憲:
リベラルという言葉のうすっぺらさに私は堪えられません
ざわつく月曜日
三権分立が厳格なアメリカで米官僚が安倍晋三に議会演説を要請するわけがない
日本を動かす黒幕マイケル・J・グリーン 集団的自衛権とはずばり”日米軍事同盟”のことである
当選よりも落選させたい議員はたくさんいるのに
党首討論雑感 野党は憲法改正論に矛先
憲法改正の論議さえ反対することは民主主義に反する行為
アカヒ新聞発狂しています

検索キーワード:憲法:
まったく話題にならない衆議院定数500→465席
まさに小室直樹が指摘していた通りに日本の企業は瓦解中
江戸時代中期から降って湧いたような皇国史観は朱舜水の受け売りであった
共和国とは王様/君主(King/monarch)の存在を否定する宗教国家のこと
アメリカは王様を認めない国家であること
10代で本を読まなければ一生恥をかくことになる
自己主張する人民を統括するものは?世界は「4行モデル」でできている
立憲君主制派(伊藤博文・大久保利通)と議院内閣制派(福沢諭吉・大隈重信)
なぜフランスまで右傾化するのか?(日和見するフランス)
社会主義国家では大多数が幸せになれません

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文化の日の銀座を見る限りお先は明るくないなあ 
Wednesday, November 3, 2021, 04:52 PM


天気がよいので銀座から日比谷を散歩してきました。

本日の15時頃の銀座です。歩行者天国なわけですが、人混みはこんなもの。
通りで三脚を出して写真撮影もできるぐらいガラガラ。

観光客がいないとこんな状態です。高級ブランドショップは銀座にあることがステータス
ですし、富裕層相手だから店が混むことはないので構わないのでしょう。

でもユニクロやZARAもガラガラでした。つうか銀座まで来てユニクロにいくような日本人はいません。

銀座は景気のバロメーター、不景気が続くよどこまでも



下の写真は2012年5月の銀座の歩行者天国の様子。消費税はまだ5%ですが、不景気のどん底。菅直人政権で10%に増税されることははっきりしていました。実際に2年後(野田内閣)に8%となりますが。この時は中国人観光客が銀座を潤したのです。

しかし日本人の銀座離れは加速しました。そのころ松屋銀座がスノッブを気どる意識高い系を呼び込もうとGINZA6となりましたが、大コケしていまやテナントが逃げ出してます。

日比谷ミッドタウンに初めて入りました。若い人たちがあふれていました。
デートスポットなんでしょう。
でも若者では茶店でコーヒーぐらいが関の山。

日本酒や諸島(伊豆七島)の特産品を紹介するイベントが東京タワーの駐車場でやっていたので覗いてみましたが、コロナ対策と称して入場は登録制、特産品を売っているが飲食不可で、椅子もありません。いくらなんでもお祭り感がなさすぎます。

主催が東京都だから退屈なイベントです。

ステージでFM東京の生放送をやっていましたが、立ち見するほどもなく、場違いな感じで早々に後にしました。うちの近所の図書館前でやっていた特産品市のほうがよほどにぎわってます。


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発達障害は遺伝であり、多くはうつ病と誤診されている 
Friday, October 29, 2021, 11:20 AM

「うつ病」と言われたのに実は「発達障害」 誤診を防ぐには


日経ビジネス 2021/10/29
黒坂 真由子


 注目を集めながらも、理解しにくい「発達障害」の世界。そんな「発達障害のリアル」を、自身も発達障害(学習障害)の息子を育てるフリーランス編集者・ライターの私(黒坂真由子)が模索し、できるだけ平易に、かつ正しく紹介することを試みる本連載。

 今回も、日本で初めてADHD(注意欠如・多動症)専門外来を立ち上げた医師の岩波明氏のインタビュー。3回シリーズの最終回となる(前回はこちら)。

 発達障害の問題を複雑にしている「誤診」と「二次障害」、そして「遺伝」について、専門家の立場から詳しく話を伺った。

岩波 明(いわなみ あきら)
昭和大学医学部精神医学講座主任教授(医学博士)。1959年、神奈川県生まれ。東京大学医学部卒業後、都立松沢病院などで臨床経験を積む。東京大学医学部精神医学教室助教授、埼玉医科大学准教授などを経て、2012年より現職。2015年より昭和大学附属烏山病院長を兼任、ADHD専門外来を担当。精神疾患の認知機能障害、発達障害の臨床研究などを主な研究分野としている。特に大人の発達障害に詳しい(写真:栗原克己)


ああ、やっぱりなあと思いながら記事を読みました。

表面的な観察で統合失調症と診断しているのが今の精神医療の現状で、その実体は「注意欠如・多動症(ADHD*1)」や「自閉スペクトラム症(ASD*2)」が元でうつ病を発症(二次障害)していることを見逃している場合が多いとのこと。

*1. 「Attention―Deficit/Hyperactivity Disorder」の略
*2. 「Autism Spectrum Disorder」の略

隠れた発達障害であるから、学校や職場で馴染めず、また叱咤や虐めで精神を病んでしまう場合がある。
日本では2〜3割、海外では4割です。

東大病院で自閉スペクトラム症(ASD)の大人を再診察すると注意欠如・多動症(ADHD)であることがわかってきた。
ADHDは発達障害であって、あんまり本人は自覚がないし性格として見過ごされてる場合がある。

ADHDは物忘れや不注意だったり、饒舌であることが多く、ASDはコツコツ仕事をするが臨機応変ができない。

こんな人は身の回りにいくらでもいます。
仕事を囲い込んで乱されることを極端に嫌がる人
ゴミでもなんでも溜め込むばかりで、まったく整理整頓をしない人
鉄道や飛行機の写真や美少女アニメの話題を一方的に話す人
同じ服をいつも着てTPOをわきまえない人
いつも騒いで授業を乱す生徒たち

鉄道ファンの大部分は発達障害者か自閉症だと某鉄道会社の友人が断言してました。自分もそう思います。

発達障害は「脳の偏り」で遺伝の割合が高い



この記事で重要な点は、精神科医師が発達障害(ADHD)は遺伝であると言っていることです。

親がADHDで子供がADHDやASDであることがある。

ただし子供にそのような障害があることを説明しても親が認めないし、家系でそのような精神障害者はいないと深い診断を拒否されるので、研究は進まないようです。

でもなんとなく子供の育ちをみれば親も想像が付くものです。

発達障害や自閉症は遺伝病であって、それを認める社会にすること



これこそが人間というリソースを効率よく生かせる社会と言えるのではないでしょうか。

『親ガチャ』と言って自分が無教養で貧乏でブサイクなのは産んだ親がハズレだからと言う奴は頭が悪いんでしょう。そんな思考しかできないようでは、たしかに頭が悪いw
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まったく話題にならない衆議院定数500→465席 
Friday, October 29, 2021, 10:29 AM


今回の衆議院選挙は小選挙区289人、比例選挙176人となっています。
それでも一票の格差は2倍超という状態です。

小選挙区で当選するには地方が断然有利です。なんたって得票数は都市部の半分以下でよいのですから。

さらに問題なのは割合が圧倒的に多い高齢者層が絶対的に有利なのです。

都市圏を覗けば、人口が2019年調査で増えたのは佐賀県と沖縄県のみ

参考:統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2019np/index.html


人口統計ピラミッドを見ても、若者層(20〜35歳)は中年層(36〜65歳)の半分です。
65歳以上と比較しても半分しかない。

悲惨なのは生まれたばかりの赤ん坊の20年後はさらにその差が拡がります。

つまり若い層ほど投票の意味が稀薄してゆく



企業組織もそうですが、いつまでも若者の意見が通りづらいまま。
凝り固まったままの政治状況に若者の支持は届きにくい構造です。

だから若者層にいくら人気があっても、最初から大きなハンディを抱えたままの選挙システムだと言えます。

つまりN国党のユーチューバーやれいわ党はいつまでも泡沫政党扱いです。
1議席とれれば良い方じゃないでしょうか。

議員定数を減らすのではなく、若者層は2票くれてやれ



そうでもしないかぎりいつまでも政治は若返りません。

検索キーワード:違憲状態:

まさに「黒い巨塔」・・・最高裁事務総局の黒い支配! 「ニッポンの裁判」瀬木比呂志著
憲法改正は賛成です、ただし読みやすく簡潔である前提で
政治中枢の怨霊信仰を知らなくては歴史はわからない
日本は遵法という概念が稀薄だから違憲「状態」と茶を濁す
アカヒ新聞発狂しています
東京都知事選挙:ミカドになりたい男(猪瀬直樹)
違憲状態のブタ首相は自爆しましたとさ
私の一票の価値は衆議院0.53参議院0.23でした

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アップルも所詮はダークサイドに堕ちている企業のひとつである 
Tuesday, October 26, 2021, 06:24 PM
アップル社IPhoneでGoogleを設定してもらう見返りに、アップル社は昨年度は150億ドル(約1.7兆円)で、今年度は200億ドル(約2.2兆円)をグーグル社から受取る見通しだそうです。

サムスン電子にも同様に出荷するスマホにGoogleを初期設定することへの対価を渡しています。

グーグルのこの独占的立場を利用した排他的な取引をアメリカ司法省が問題視しております。

自分ががっかりしたのは、アップルという会社は元々は反全体主義を謳っていた企業であったのです。


有名な1984年(昭和59年)のMacintoshのテレビコマーシャル

このCMが流れた頃は大型コンピュータが主流の頃で、その市場はほとんどがIBMの独占であり、わずかなシェアの互換機があるのみ。誰もが自由にコンピュータに触れることなどできる時代ではなかった。

IBM(や後にはマイクロソフト)といった巨大独占企業の寡占に対する抗議の意味と、Macintoshの先進性を上手く訴えたCMの名作だと言われています。

40年経ったらアップルも独占企業同士で囲い込む側となった



アンチ・マイクロソフトの旗手であり、革新性が信者と呼ばれるほどの消費者を生み出したエクセレント企業は

購買者の消費動向や関心事象、属性諸々をグーグルに売って、総利益の3割も稼ぎ出すようになりました。

そしてグーグルもアイフォーン使用者たちの消費動向を誘導して巨額な利益を稼いでいる。

GAFAの二大巨頭が、利用者の知らぬ世界で莫大な利益を上げているのです。

もっと問題なのは、アイフォーン利用者の情報操作もできてしまうし、実際大統領選では大衆操作の有効な手段であったということ。

アメリカは健全だなと思うことは、ちゃんと司法省が機能していることです。

高利益企業を野放図にすると寡占となり談合状態で安定する



資本主義の欠点をちゃんとアメリカ司法省は見抜いていると言えます。

Googleの独占をそのままにすれば、やがて1984年のアップルのCMの光景の再来です。(全員スクリーンで洗脳された状況)

かつてのCMで批難していた全体主義なのに、アップルも今や叩き壊される側にいるということ。

CMではアップルのアイフォーンはプライバシーが保護されていると強調していますが、全く嘘っぱちです。


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『起承転結』形式は難易度が高く、読みづらいだけ 
Monday, October 25, 2021, 11:46 AM
なぜか論文形式は日本では『起承転結』を強要されるかのように思われています。

しかし、実際には問題提起(起)事象説明(承)本題・目的(転)提案・結論(結)といった日本では正統と考えられている文脈は、最後まで結論が判らないという”読み手に負担がかかる形態”です。

まず要旨(abstract)を冒頭で述べて、結論から書け!というのが副島隆彦流の文書構成指導です。

結論から主張と事実を繰り返し述べる。

そうするとどうしても似たような内容の章が重なり、場合によれば前章の内容を引用して、さらに加筆ということになります。

ボクシングで交互にパンチを繰り出すような構成です。

読者相手に何度も説明をするのが副島隆彦流の書き方



読者側の立場ではとても読みやすい。

だって最初に結論は判っているのです。それから筆者の主張と裏付け(事実)が何度も列挙されていく。

読むことで読者自身も一緒に考えることができますし、このような行為が読後感の満足を生みます。

商業文章というのはこのような形式でなければならないと副島隆彦先生は常々主張されています。

このような形式は商業文章の特徴なのかと思っていたら、大きな勘違いでした。

米国の論文は筆者の主張と事実、さらに主張を繰り返す



つまり副島隆彦流の書き方は米国では一般的なようです。つまり事実や考察を通して「〜であるべき」「〜である」を繰り返す自己主張の度合いが強いことこそ”ザ・ロンブン”!として評価されるです。

読者や他者の反論は別のところで論争すればよいということでしょう。

一方フランスではバカレロア(大学入学資格試験)では正論と反論を積み重ねてから、結論を出すことが求められるとのこと。
要するに中庸(中立)の立場で論じることに重きを置いているとのこと。

なぜフランスではそのような思考が求められるのかというと、1768年の市民革命が原因であるとのこと。

つまり極端な思考に走った反省があるものと思います。

フランスでは基本的人権を発展させて家畜らの権利にまで拡大しています



リベラル思考による動物保護運動は、いまやアニマルライツ(動物の権利)という考えまで到達しつつある。

人間と同様に動物も生存する権利を認めよ!という考えになっている。

大学に行くほどの教養を持つには、極端な論理に走らないよう賛否両論を踏まえて論じなければならないという考えがあるのでしょう。

討論としては有効なのですが、これが論文になるとぶ厚くなり、論点が見えにくくなるという欠点もあります。

結局、筆者は何を主張したいんだ!?という”言い訳が仕事である役人”や2流学者が書きそうな、眠たい文を読まされたらたまったものじゃありません。

どっちが良い悪いではなく、論文には大きく分けると二つの形式があるということです。

じゃあ学校で習った『起承転結』はなんだったんだと思います。

これは漢詩の形態です。

論文は四コマ漫画のような構成でと信じて疑わないのは日本人だけ



本来は『結起承転』でなければ、理解されやすい論文にならないということ。

過去ログ:
検索キーワード:小論文:

評論文の見本のような記事(良い文章の参考)
ハンコが無くなればお宅の社員の言葉はもっと乱れるぜ
裁判官という、この思い上がった人格こそ糾弾されるべきだ
サラ金詐欺師の手下となる弁護士たち
白米は健康に悪い/白米は健康によい どちらが正しい?
ニュートンは大学閉鎖中に大業績をあげたんだね
10代で本を読まなければ一生恥をかくことになる
受験小論文は型(フォーマット:format)がある NHK教育 テストの花道



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服と本は処分が難しい。減らしたつもりが・・・ 
Thursday, October 21, 2021, 11:37 AM

めっきり肌寒くなりました。先週までは半袖短パンだったのに、あわてて秋物を引っ張り出しました。

ついでに一昨年から懸案だったクローゼットの整理に取りかかります。

でもなかなか処分はできないものです。5年前の引越でがっさり捨てたつもりですが、いまはクローゼットからこぼれるぐらいになっています。

奥には値札を付けたままで着ていない服もあるのです。

捨てるものと古着屋に売るモノを分けてちょっとだけ気が済みました。

売るという行為で少しは気が休まる



ここ5,6年はユニクロや無印良品といったファストファッションばかり買っていますが、30年前!(つまり80年代)のお気に入りの服をあらためて触ると、質がいいんです。

古着は詳しくないのですが、当時気に入って着ていた服はどれも品質がとてもよい。日本製です。
90年台のいわゆるデザイナーズブランドはすべて捨ててしまったのに、それ以前の無難なデザインで、どうってことのない安価な服やジーパンの方が物が良いんですよね。

70年代はさすがにすり切れてボロボロですけど、80年代の服は今でも十分役立ちます。
特に天然素材、ウールやシルクは化繊が混ざっていないのでピュアな着心地が楽しめます。

今も同じブランドで販売されているシャツがあるのですが、ウール100%かと思ったらナイロンやレーヨンの混紡だし、シルクかと思ったらポリだったりで生地のコストダウンが目立ちます。

洗濯できないとか耐久性という理由もあるのでしょう。

80年代末のバブル期あたりではルーズフィット(だぶだぶスタイル)が流行っていたので、さすがに袖が太く肩が落ちるようなシャツは着ないだろうなあ・・・

と思ったら、今のトレンドはダブダブスタイル



30年を経てまたファッションが戻ってきましたよ。結局30年前のチノパンやウールシャツが押し入れの肥やしから復帰しました。

ブランドがはっきりしているものは古着屋で僅かなお金になったのですが、お店を出るときにはなぜかズボン2つとシャツ2つを持ってましたW

減らしたつもりが、また増えてるやないかい・・・orz

さあ次はずっと懸案だった本棚の整理です。すでに部屋には平積みで足の踏み場がどんどん無くなっているのですから、もっと早くやるべきなんでしょうが、資料として必要かもという恐れが今まで躊躇させてました。

本はとりあえず100冊を目標に処分する



増え続ける文庫本や新書は近くのブックオフへ。専門書はその分野の神田神保町の古書店に引き取ってもらうことにします。

ブックオフは文庫本は10円にしかなりませんけど、まあいい。

webで見つけた神田の古書店には電話をすると、スマホで写真を撮って送ってくれたら概算を知らせてくれて、それでよければ取りに来てくれるそうです。

それはありがたい。写真を撮るために床に並べ直しましたけど、埃が舞って大変でした。

誰かの手にまた渡ってくれると嬉しいな。

(追記:古すぎて値段がつかないそうです。でも総額3115円になりました。意外だったのは安部公房が他の文庫本の4倍でした。
過去ログ:魔法の言葉「でもあなたは生きている」
(追記2:ブックオフを覗いたのが運の尽き、5冊ほど買ってしまいました。あはは)
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お金をもらうのに手数料を払うのはよく考えればおかしいだろ! 
Tuesday, October 19, 2021, 06:33 PM
馬鹿な政府が他所の国に倣ってキャッシュレスだキャッシュレスだとたわけたことをぬかしつづけています。

切符を買う必要がない交通系プリペイドカードは便利です。
そして先払いであることや顧客を囲い込むこと、購買履歴を得られることで発行企業にも大きなメリットがあります。

また既に普及しているのクレジットカードは、どうしても決済会社が支払者のクレジット(信用)を代わりに担保するので、安くはない手数料が発生するのもある意味仕方がないという納得が導入店にはある。

なんちゃらペイは売り手にとってはなんの見返りはない



ペイペイ、楽天ペイ、d払い、auPayといったスマホ決済(QRコード決済)があります。

あれはユーザーに二次元バーコードを読み取らせて目の前で金額を入力させる方式です。
混んでるレジでモタモタやられると、後にいるとイライラするよ。

そして、店側ではだいたい3%程度の手数料が引かれます。
しかも振込手数料も徴収するなんちゃらペイもある。
顧客の購買情報はスマホ決済業者だけが知る。

金銭管理がちょっと楽になるだけで、店舗側としては売上の約3%が消えるのです。
さらにカード式だと読み取り装置が必要になりまして、これの利用料を払わなければならない。リクルートがCMしてるやつですね。

現金なら1000円、1万円なのに、キャッシュレスで受取ると970円、9700円となってしまう。

普通の経済感覚なら、これほど馬鹿らしい仕組みはないと思うはずです。
(でもなぜかキャッシュレス化しなけりゃと踊らされている零細店舗が多いのには驚きます)

追記:キャッシュレス先進国である中国では手数料は0.1%以下なのです。アメリカのクレジット手数料だって1%台です。すなわち日本の決済手数料は3〜30倍も高い。
過去には日本の金融手数料が馬鹿げるほど高い理由は、銀行間決済が大蔵省時代の船団方式のままで、不当に高い暴利を全銀協システムが貪っているからです。現在の仕組みが改まらないかぎり日本は世界の金融変革から取り残されますし、現実にそうなりつつあります。
検索キーワード:全銀協:

レガシー・システムの最たるものが都市銀行であり、財務省役人たちである
国際決済銀行(BIS)の主要議題となった暗号資産
年金資金(GPIF)につづき堂々と郵貯に手を伸ばす政府・財務省
日本年金機構の125万件のデータ量はどれくらい? 約1.2ギガバイト
みずほ銀行の暴力団融資事件と警察庁データベース




国ぐるみでやりたいなら国家でキャッシュレス決済を運営しろ!



営利企業、それもソフトバンクや楽天、リクルートといったグリード(貪欲)企業が一生懸命キャッシュレスと騒ぐほど腹ただしいことはない。

こんな仕組みは財務省で作って、財務局で運用する部門を新設すればいいじゃねえかと思います。
もしくは通信の監督省庁の総務省かなあ。
郵貯もいちおう「ゆうちょペイ」でスマホ決済に参入しているので、その運営は総務省でやればいい。

そうすれば1万円の決済はちゃんと受取り側も1万円となります。

紙幣や貨幣の交換は社会のインフラです



鉄道や通信のようなものは営利でやってはいけない。公共事業としてあるべきだと自分は思っています。
電気・ガス・水道もそうだし、石油や燃料も本来は公共事業であるべきです。

ところが民営化で安くなるどころか、公共料金が率先して我々の暮らしを圧迫するようになっています。

今年の冬は電気・ガス・石油はさらに高くなるそうで、供給が民間企業では国としては為す術がない。たとえ凍死者が続出しても。

唯一誇れる生活インフラは水道ぐらいだな



話が変わって、東京の水道水は美味しいです。
都心では荒川、多摩川の水を浄水して供給しています。

この浄水技術はすばらしくてオゾン殺菌といった最新技術なので、地表水でありながらも美味しいです。

ところが東京都でも独自水源で供給している市町村があります。

昭島市、武蔵野市、羽村市、檜原(ひのはら)村
ここは山の深層水を汲上げているので、旨いです。特に昭島は100%源泉が供給されているそうです。

しかも汲み放題、これが社会インフラというもの



営利企業なら100円入れろとか言い出しかねませんし、昭島市民は怒るでしょう。

しかしお金を受取ったら俺に金をよこせという営利企業が現実にあるのに怒らないのはなぜでしょうね。

国の仕組みではないのなら、無視して踊らされないことです。

スマホ決済なんて馬鹿らしくて一生使うことはないでしょう。




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18世紀のドイツ文学の名著、ヘンリヒ・シュティリングを読む 
Monday, October 18, 2021, 12:35 PM
『ヘンリヒ・シュティリング自伝 真実の物語』 (牧原豊樹訳 ユング=シュティリング著 幻戯書房 2021)


ずしっとするぶ厚い本でうぉ!っと思いましたが、勧められた本は必ず読むのがモットーなのでほぼ二日で通読しました。

日本語の訳本って訳者の技量で読みやすさが天と地の差があります。
しかし、この本はドイツ古典でありながらもすごく読みやすい。日本語の不自然さがあまりない。

だからこそ通読できたわけです。

ヘンリヒ・シュティリングって誰?というと、著者であるユング=シュティリング(1740-1817)自身のお話です。

ドイツ北西部で生まれた著者はプロテスタント敬虔(けいけん)主義の仕立てを営む家に生まれました。
一言で言えば清貧を善しとする素朴な宗派であり、キリスト教徒でも庶民が信仰したもの。

そこで独学人として教養を高め出世していく物語。

でも自分の自著伝とするには差しさわりがあったので、登場人物はすべて変名で地名も架空です。

ドイツ帝国になる前、王様が居て諸侯が各地を統治していたプロイセン王国であった時代のお話(ドイツ帝国は1918年成立)

日本では江戸後期であり黒船(ペリー)が来ていたころのお話。

ヘンリヒは眼医者となり、行政官僚となり、カントら当時の最高知識人らと交流し、宗教的指導者(啓蒙主義者)の役割も担った生涯です。

ドイツ人で知らない人はいない。当時アメリカに渡ったドイツ系移住者たちに熱狂的に読まれた。

ところでユング=シュティリングってご存知ですか?



ネットで検索すると、この本の購入サイトしか表示されません。

でもニーチェが『人間的、あまりにも人間的供戮如屮疋ぅ鳥曲犬了衒」として挙げた
・エッカーマン『ゲーテとの対話』
・リヒテンベルグ『箴言集』(しんげんしゅう)
・ユング=シュティリング『自伝』
・シュティフター『晩夏』
・ケラー『ゼルトヴィーラの人々』
(訳者あとがきより抜粋)

それぐらいドイツでは有名な古典作品でありながらも、ユング=シュティリングは日本語訳が今まで出版されていなかった。
明治では森鴎外ら知識人が手当たり次第に翻訳していたのに、この著者だけが日本ではすっぽりと無視されてきた理由は訳者の牧原豊樹氏が推論しています。

巨匠であるゲーテやシラーにドイツ文学者が注力しすぎた(つまりそれだけ売れ行きが良かった)

一方ではドイツ”教養文学”としてプロテスタントで広く読まれ、19世紀のアメリカ移民、特にペンシルヴァニア・ダッチと呼ばれる方々が熱中して読んだそうです。

一人の独学人の生涯を通して”教養”を考える切っ掛けで多くの人に力を与えたのです。

敬虔なプロテスタントであり、天啓を信じて生き抜いたシュティリングという人物の清清しさを覚えます。

プロテスタントの教義でもある因果律(原因があり今の結果があるという考え、運命決定論)には懐疑的な態度をはさみつつもありました。
カントとは深く交流したそうで、隣国のフランス革命には反対だった。

そんなドイツの知識人の一生のお話です。

日本のドイツ文学研究者は焦ってるだろうねえ。なんたって翻訳した牧原豊樹氏は出版社の一介のサラリーマンです。
翻訳が仕事のドイツ文学研究者たちは地団駄を踏んでいるだろうな(笑)

ドイツの友人に「俺、ヘンリヒ・シュティリングを読んだぜ」と自慢できます。

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新たな数学教育を目指すジャズピアニストのご尊顔 
Friday, October 15, 2021, 09:50 AM


読売新聞に中島さち子という方の写真入り記事が載っていました。
そういえば7年前に書評した著者であるとすぐにわかりました。

過去ログ:
数学的才能は思想のみならず芸術や音楽の基礎である
Friday, February 20, 2015, 01:51 PM

『人生を変える「数学」そして「音楽」 教科書には載っていない絶妙な関係』(中島さち子 講談社 2012)

一言で言えば芸術分野でも数学的素養は必要ですよという話を子供の興味にあわせた話です。

スポーツ選手も音楽的な訓練をトレーニングに取り入れているそうですし、大谷翔平選手の解説では打球角度やスイングスピードが画面で表示されています。

またオリンピック選手では徹底した科学分析がなされて、それがトレーニングに反映されています。

テレビで観ましたけど、何ワットの持久力で、何ニュートンの力を出すと言った解析結果がでていました。陸上競技は物理学そのものです。

水泳だってパンツの紐から水を掻く手首の角度までコンピュータでシミュレーションされています。

話を元に戻すと芸術分野でも感性ではなく、数学を含めた横断的な知識が必要だというのが著者の主張です。

多様な能力ある人はどんどん社会に役立って欲しいですよ。

そのためには社会が変わらなければならないし、その基である教育が変わらないといけませんね。

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時間はどこから来て、なぜ流れるのか? 
Friday, October 15, 2021, 08:50 AM
「時間はどこから来て、なぜ流れるのか?」 (吉田伸夫 講談社ブルーバックス 2020)

 現代物理学者ではなく科学哲学が専門の著者による時間の説明です。

前回紹介した同じブルーバックスの「時間とはなんだろう」(松浦壮 2017)に比べるとちょっと文体が堅苦しいので、ちょっと読み進めるのに骨が折れる。

前半までは相対性理論の説明なのですぐに意味は分かる。

たとえば地球上以外の空間(他の惑星やロケット)では時間の進み方は異なります。
往復10光年の距離を飛行して帰ってきた光速ロケットの時計は7年しか進んでいない。
なぜならばそれぞれの空間(地球とロケット)の時間は宇宙での速度が支配しているから。

そして時間はなぜ向きを持つのかという疑問に対して、エントロピー論での説明が続き、そもそもビッグバン(宇宙の始まり)からはエントロピーが増大する方向に向かうからだとされています。

エントロピーが増大するとはコーヒーにミルクを注ぐと拡がってゆくような状態変化です。
熱や水が高いところから低いところへ移っていってやがて均衡する物理現象が時間であるとのこと。

宇宙の誕生から生命の誕生まで物理現象として解説



さらに星の誕生から惑星が生まれ、元素ができ、水を媒介とする化学反応で生命が地球上に現れる。
これもビッグバンからのエントロピーで説明できるとしています。

物質の根本である原子は宇宙空間に拡がったビッグバンからの波動が場の共振により、素粒子となり凝縮して原子を形成していく。

植物や我々の生命活動は突き詰めれば太陽光なのですが、それでは太陽の元のエネルギーは何だったのかというと、ビッグバンのエネルギーです。

我々の銀河は138億年前のビッグバンで誕生したと推測されています。
地球は46億年前にできた。
35億年前に地球上で原始生命が誕生した。

原子一個にも質量×光の速度の二乗のエネルギーを持つことが知られています。
そのエネルギーさえもビッグバンで放射したエネルギーの残渣なのです。
放射能だってビッグバンのエネルギーの名残とも言えます。

古典物理の微分方程式道理とはならない現実世界



最後に現代物理学は”未来は方程式では決まらない”としています。ニュートンらによる古典物理学は現在の状況で未来が精確に予測できるはずという考えでしたが、原子レベルのスケールではそのようにはならない。(あくまでも確率しか求められない)

大砲の弾道は二次方程式で現すことができますが、100発撃っても100発が同じ弾道で同じ着弾をするわけではない。(着弾位置は確率でしか現すことしかできない)

これと同じで時空間においても”未来は決まっているのか?”という問の答えは微分方程式通りにはならないということ。

結果が同じになっても現代物理学では古典力学でいう最短最小経路を通らないことがわかっているからです。
出発地点(現在)が同じでも”揺らぎ”で経路はフラフラして到着点(未来)は決定されない。

未来決定論(運命論者)古典力学的な考えであり、は現代物理学では否定されているのです。

アインシュタインは量子力学を批判する際に「神さまはサイコロを振らない」と述べて不確定性を批判したとされています。

でもね、未来はいくらでも変わっちゃうのです。

時間とはその場(空間)でのその時の状態であって、決して流れているわけではないと吉田伸夫氏は解説しています。

例えると動画サイトYoutubeとフィルム映画のようなもの

コンピュータで再生される動画は過去の画像の差分を次々に表示しているのに対し、銀塩フィルム映画は1/60秒毎の静止画を連続して投影している。

つまり過去と現在は切り離されているのが銀塩フィルム映画です。

相対性理論での時間は、1秒後の時空、2秒後の時空といった具合に”現在”が積み重なったもの。

過去と現在と未来は現代物理学では区分できないのです。(同時に存在する場合もあると考えます)

マイナスの質量というものがあれば時間も逆向きになるからです。

何を言っているか自分でもわからなくなってきたのでここらへんで止めておきますw

最後に言いたいことは

このような現代物理学の本がこれからの哲学書なんですよ


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人間の操縦に代わる自動運転はまだ無理な理由 
Thursday, October 14, 2021, 07:43 PM
今年のイグ・ノーベル賞「動力学賞」で歩きスマホが通行の妨げになる理由を数値的に解明した


京都工芸繊維大学情報工学・人間科学系の村上久助教、東京大学先端科学技術研究センターのFeliciani・Claudio准教授、長岡技術科学大学大学院工学研究科情報・経営システム工学専攻の西山雄大講師、東京大学先端科学技術研究センター/大学院工学系研究科の西成活裕教授が受賞しました。(2021/09/14)


受賞の新聞記事を読んでとても有用な研究だと思いましたね。
あと受賞者の一人が西成活裕氏という名前をみて、ああ「渋滞学」のひとじゃねえかと思いました。
数学の入門書でも名前は知られているほどの有名人(と自分は思っている)悔しいことに同い年。

なぜ道路は渋滞するのか?はインターネットでも重要課題



自分は社会人の始まりはコンピューターでの仕事でしたから、プログラムから普及し始めたばかりの通信を必死に勉強しました。

とくにインターネットの通信(専門的にはTCP/IP通信と言います)、あとはデーターベース(まだYahooもGoogleも存在していない)は誰もが暗中模索で、教科書もなく教える側も教わる側もみんな20代30代だったんです。高価な外国製品の英文マニュアルを読解するだけでも大変でした。

よく例えられるのが、インターネットの通信回線は道路と一緒でいろんな行き先の車が走っているようなもの。
利用者が少ないときはビュンビュンと飛ばせるのですが、接続するコンピューターが増えると渋滞したりノロノロになってしまいます。

まさに自動車の道路と同じ現象がインターネット通信でも発生するのです。

理論値と実際の速度とは大きな乖離がある



100Mbit/sの通信回線でも現実はその半分以下、20Mbit/sぐらいしか出ないのです。
それはデータ(パケットという情報単位)が渋滞するから。

別にどの機器でも不具合が発生したわけでもないのに、あるしきい値を越えるとあっというまに渋滞しちゃうんです。連休や盆暮れの東名高速の渋滞ニュースを見るたびに(例のどこそこインターから渋滞何劼辰討笋帖法△△◆罹寫圈覆佞そう)』してるなあと感慨深くながめてます。

輻輳とはスムーズな流れでも、たった一台がちょっとだけ減速しただけで後が何十劼皹洞舛垢襪箸いΩ従檗
これが通信回線でもおこることがあり、だいたい原因はたった一つ(一台、1パケット)の遅延から始まります。

実社会での渋滞をずっと数値解析で研究してきたのが東京大学の西成活裕氏です。

現実社会では人間の判断でずっとスムーズに流れている



Youtoubeでベンツの最新式自動運転車を実際に高速道路で乗った動画がありました。
結論から言うと「人間の運転にははるかに及ばない」ということ。

人間ならフロントガラスから見える車やトラックが次にどのような動きをするか、フラフラしている車はスマホをいじりながら運転しているのか(はたまた居眠りか)を常に次の動作を予想しているのですが、自動運転だと車線を跨いできた車に対応するから、常にひとつテンポが遅れるのだそうです。

隣のトラックは追い越し車線から、本線に戻りたいんだなとか、前の車は高速道を降りるか迷っているんだなといった「行動予測」を運転者は常にしているというわけ。

ところが今のところ自動運転レベルは周囲の車の行動予測はできていないそうです。ベンツでさえも。

だから目の前にトラックが割り込むと一気に減速するし、周囲に気兼ねするような車間距離を取ったりするのでストレスが溜まるようです。Youtobeでは途中で自動運転を解除してしまいました。

動画では、何げない運転をしているようでも人間の運転ならば、目の前の車が次の瞬間はこう動くだろうと予測しているし、異様な雰囲気を察しながら安全な距離とスピードを保っているのに、自動運転は決められた動作しかできないと結論づけています。

阿吽の呼吸で実社会は成立っている



たとえば速度遵守だと第二東名を100劼覗ったら事故になるかもしれませんし、後続車は大迷惑です。俺だけは法規を守るなんて言っても周囲は120勸幣紊覗ってます。(注:第二東名は昨年末から120劼飽き上げられました)

いまどき高速道路で100劼話戮い曚Δ任后F始自体は120〜140劼鯀枋蠅靴討い襪掘⊆動車も性能がずっと向上しています。

制限速度を決めるのは取り締まる側の警察庁の論理が優先されてしまうという行政の問題でもあります。

現実に制限速度を守るとどうなるかというと、パリのタクシー運転手がストライキの手段として速度遵守を徹底すると道路が麻痺してしまいます。

一律に速度だけを制限するのは馬鹿な発想で、現実には適材適所で運転者は判断しているわけです。だからこそ渋滞が起きにくい。

ところがアホなAIしか搭載していない自動運転車は唯我独尊(ゆいがどくそん)な運転しかできないので、たぶん大混乱になるでしょう。

田舎のガラガラの道路であればたいした問題にはならないでしょうが、まあ都心で無人の車が溢れかえったら冗談じゃないです。

Youtoberも運転席で寝られるほどの自然な運転技術はまだまだ先だという感想でした。

自分もドライバーが失業する時代はまだまだ先だと思います。


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再掲:地震の震源となってない地域がヤバい(東京直下型はあるか)  
Saturday, October 9, 2021, 05:21 PM
地震の震源となってない地域がヤバい(東京直下型はあるか)
Monday, December 9, 2019, 11:55 AM


一年10ヶ月前の2019年12月9日に投稿した記事です。

埼玉と茨城県沖の地震が当時はよくありました。地震予知の第一人者、東海大学の長尾年恭(ながお・としやす)教授のメルマガによると、関東方面の地殻に変動が起きており、ちょうど埼玉と茨城県沖の間の地震空白地帯に地震が起きるようになれば、いよいよ東京直下型の地震の可能性が高まるという予想です。

一昨日22時41分にちょうどその千葉県北西部を震源とする地震が発生しました。
まだマグニチュード6程度で、都心の最高震度は5強程度でしたが鉄道が止まっちゃいましたね。

かつての地震空白地域(千葉県北西部)が震源となったことで、いよいよ次は東京都東部〜東京湾深部が震源となる可能性も高くなってきたということ。

気象庁はマグニチュード7を想定しているようです。


キャンプ道具が役立つかと思うとワクワクしますね


皆さんも備えて下さい。
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我々が正しく左翼を理解しないかぎり政権交代の気運など盛り上がるはずがない 
Wednesday, October 6, 2021, 07:49 PM
真説日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960 池上彰 佐藤優 講談社現代新書 2021/5

自分を含め、<支持政党>がないという方はぜひお読みください。田舎の書店でも平置きされているのでとても売れているのでしょう。
与野党の本質(本音)が池上彰氏と佐藤優氏の対談で詳らかになっています。
ただし、池上彰氏、佐藤優氏ともに反共産党と日本共産党からは見られている人ですから、やっぱり著者の立ち位置でそれなりのバイアスがかかっているとして読むのが正しいです。

以下、書評ではなく、50年前の学生運動がなんであったのかもよく理解していない愚にも付かない”感想文”です。

■左翼とリベラルは対立する概念
(抜粋はじめ)
佐藤 そうです。ですから左翼運動は世界的に見れば明らかに復活の兆しがありますし、その波は遅かれ早かれ日本にも必ずやってきます。だからこそ今のうちに、左の教養を学んでおく必要があるのです。

「リベラル」と「左翼」は対立的な概念
佐藤 左派の視点から近現代史を据え直すことが必要と考える第二の理由は、左翼というものを理解していないと、今の日本共産党の思想や動向を正しく解釈できず、彼らの思想に取り込まれる危険があるということです。問題は、最近の若い人たち−私たちからすると「若い人」というのは40代まで含めた話ですが−は、左翼のことをあまりにも知らなすぎるということです。私が最近一番それを感じて危ないと思ったのが、数年前から噂されている「枝野革マル派説」です。

中略

これがありえないということは、枝野氏の出身大学である東北大学が一九八〇年代ひゃ中核派の主要拠点の一つであることを理解してさえいればわかるはずなんですよ。仮に彼の年代で、東北大学で革マルのシンパなどやっていたら、リンチに遭って学業を全うできるはずはありませんから。そういうことを含めて愚にもつかない話が、いまネットを中心に山ほど転がっているんです。

池上 立憲民主党と革マルのつながりを安易に信じてしまうくらいだと、学生運動や過激派の流れを作った「新左翼」と共産党の区別もついていないんでしょうね。

佐藤 あるいは「左翼」と「リベラル」が全然別の概念だと言うことも理解されていません。本来はリベラル(自由主義者)といえば、むしろ左翼とは対立的な概念です。たとえば左翼は鉄の規律によって上から下まで厳しく統制され、またそれを受入れるものであったのに対して、リベラルは個人の自由を尊重する思想ですから、そうした規律を嫌悪します。でも今では、左派とリベラルがほとんど同じように考えられています。
(抜粋おわり)


このように序章からして、いまの日本において左翼という言葉自体が、これからの世界の潮流とは異なりその本質までも大きく曲解されていることへの佐藤氏の危惧感が伝わります。現に自民党の反対勢力が左翼であるかのような幼稚な論理だけがネットに蔓延り、「右翼/左翼」という政治スタンスを正しく理解していないのです。

とは言っても自分も新左翼とよばれた60年安保に対する学生運動は、ノスタルジーな古色蒼然という響きで、いくら「血を流すほどの激しい闘いがあった」と力説されても、すべてが他人事のように感じておりました。

しかし、本書によって左翼と1960年代の学生運動の主体である新左翼へのつながり、そして戦後に政党として認知された共産党と社会党の違いはなんであるのか(根本が大きく違う)が理解できるわけです。

そして本書で佐藤優氏が若い世代(これから社会を担うであろう40代以下の世代)が共産党が<密かに抱え続けるレーニン主義>に取り込まれることへの危惧を執筆の動機として明白に述べています。

レーニン主義とは何かというと、一言で言えば「暴力と粛正」です。だから軍事力や核兵器は共産党では自分たちが所有し実行することは善である。ソ連(当時)の所有する核兵器は正義の核兵器なのだという欺瞞に満ちたもの。

共産党の欺瞞の最たるものは、終戦直後に徳田球一委員長が占領した連合軍を「解放軍」として讃え、当時のソビエトのスターリン独裁体制を賛美したことでしょう。

さらに既存権力を打倒するには敵の敵は味方という論理で中国共産党ととても相性がよい。

■共産党と社会党という二大左翼政党のおさらい

まず、なぜこのような投稿をしようと思い立ったのかという理由を述べます。
この前の東京都議会選挙(2021/7/4)で菅政権に対して抗議の意志を示すために、共産党候補者に投票したという人が少なからず身の回りにいました。

プロレタリーアート(労働階層)とは対極な富裕層やある程度の社会的成功を収めた層が(一時的にせよ)共産党支持を広言することに驚いたからです。
とくにコロナ対策では及び腰な後手後手の対策をする自民党の対極として共産党ととらえる人が意外と多いのです。

しかし自民党以上にアメリカ、中国、ロシアへの面従が強く、全政党では群を抜いた国家統制を標榜する共産党にはリベラル(個人自由主義)の片鱗など一片もありません。

与党である自民党+公明党への対立軸ではなく、野党においては一層の権力集中と武闘を善とする傾向が強いのが共産党であると言えます。
だからこそ急いで過去の左翼(と広く認知されている)政党の系譜を再確認しておく必要がある。

(抜粋はじめ)
池上 (中略)まず共産党について説明すると、正式名称は「日本共産党」。戦前の1922年7月15日に、日刊紙『萬朝報』の元記者で、秘本で始めてマルクス・エンゲルスの「共産党宣言」を翻訳したことで知られる堺利彦ら八名の社会主義者たちが、ロシア革命のような社会主義革命をにほんでも実現するために結成しました。結党数ヶ月後には、社会主義革命を推進するための国際組織「コミンテルン」に加盟し、「コミンテルン日本支部 日本共産党」となります。
 私有財産制度を否定し君主制(天皇制)の廃止を掲げる共産党の主張は当時の日本政府にとって容認できないものでした。政府は共産党結党翌年の一九二三年に関東大震災後の混乱を受け禁中勅令を公布して共産党の取り締まりに当たり、一九二五年には治安維持法を制定して弾圧しました。
 戦後は合法政党となり、全国に二七万人(2019年時点)の党員を抱え、衆議院に12、参議院に13の議席を占めるに至っていますが、現在も革命政党であることを綱領で謳っています。ただし現在の日本が必要としているのは社会主義革命ではなく、「異常な対米従属」と「大企業・財閥の支配」を打破して、日本の真の独立を勝ち取り、政治・経済・社会の民主主義的な改革を実現することだと主張しています。
この民主主義革命を資本主義の枠内で行うことが当面の使命というわけですが、これをどう受け取るべきなのかのついては、後で佐藤さんから詳しく説明があるでしょう。

 一方で社会党の正式名称は「日本社会党」。こちらは戦時中に息を潜めていた非・共産党系の労働運動家や無産政党、つまり戦前の合法的社会主義政党の関係者たちが戦後間もない1945年11月に大同団結してできた政党でした。
 ただこの政党は、それぞれの国家観や社会観にはかなりのバラツキがありました。左派は共産党とは違う方法論を志向していたもののの、マルクス主義的な社会主義革命の実現を目指している点では同じで、多くは天皇制にも否定的な考えを持っていたのに対して、右派は反共産主義的な考え方を持つ人が多かったからです。
 このような左右の幅が広すぎる党派だったがゆえに、ソ連に対する考え方や天皇観、さらに日本が再軍備をすることをめぐってたびたび意見対立が起こり、右派と左派に分裂したり、また再統一したりを繰り返しました。しかし見解が違う両社がひとつの党を形成したことで少なくとも一時期は野党としての強さが発揮されていたのも事実で、このあたりについては第二章あたりで詳しく述べましょう。
 一九九六年に社民党(社会民主党)に党名変更して現在も存続していますが、党員は共産党にはるかに及ばない一万四五四九人(2019年2月末現在)。国会での議席も衆参に一議席ずつ持っているにとどまっています。
(抜粋終わり)


社民党の衆参一議席とは沖縄選出の照屋寛徳(沖縄2区)と福島瑞穂(全国比例)です。(共産党と立憲民主党も沖縄の選挙区では衆議院に1議席のみです)

共産党は戦後すぐの47年にはマッカーサーの指示を受入れてゼネラルストライキ(2・1スト)の中止を決めて労働運動からは一線を画すようになり、50年以降はコミンフォルムから平和革命路線を批判されたことで一部が武力闘争に走り、党内は分裂していった。

一方の社会党は朝鮮戦争、そして米ソ東西冷戦という時代背景で、日本もその戦いに巻き込まれる危機感から「全面講和、中立堅持、軍事基地反対、再軍備反対」の平和四原則を打出し、過激さが増す共産党よりもマルクス主義的な社会党左派に支持が集まるようになっていく。1955年には自民党は社会主義革命が起きる危機感から、自由党と民主党が合併し自由民主党ができあがります。

■社会党の向坂逸郎が本領発揮した三井三池炭鉱の労働争議

1953年(昭和28年)、1959年(34年)と1960年(35年)のストライキが社会党の絶頂期で、支持母体である日本労働組合総評議会(総評)も左傾化していく。

福岡県大牟田市にあった三井三池炭鉱は現在、三井化学という会社となっており、大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一が官営の炭鉱を払い下げてもらったのが三井三池炭鉱です。

石炭は製鉄にも不可欠であり、蒸し焼きで得られる化学物質から化学工業が生まれました。
渋沢栄一が最初に作った化学製品は藍色の化学染料です。渋沢の生家は藍玉を商っていたからです。


■フルシチョフのスターリン批判とハンガリー動乱

社会党が各労働組合を束ねる大所帯となり、60年安保闘争の頃には、スターリン死後(1953)のフルシチョフによるスターリン批判(1956)が、また同年にはハンガリーへのソ連軍事介入が共産党シンパの大量離脱を招き、社会党へ大量に流入していく。
この結果、トロッキスト聯盟(四トロ)、革命的共産主義者同盟(革共同)、革共同全国委員会(後の中核派)からは日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義者(革マル)といった左翼の新勢力が社会党内で生まれていった。

社会党の党員らは過激化する一方で、労働組合という大票田を抱える社会党選出の国会議員はぬるま湯体質となり、あげくに馴合いで与党との談合体質に染まっていったと佐藤・池上両氏は痛烈に批判しています。その後は労働貴族の政党となった社会党は再び離合集散へと流れてゆきます。

■創共協定(七五年)を結んだ宮本顕治の卓越した指導力

この本の最後の方には共産党の宮本顕治(1908-2007)と池田大作との交流を佐藤優氏は「必要と見れば創価学会とも手を取り合える宮本顕治という傑出した指導者がもし出ていなければ、共産党がここまで拡大することはなかったのは間違いありません」と太字で述べています。
1991年ソ連崩壊という共産主義大国の大団円となっても、宮本は強い指導力を発揮して『日本共産党』の党名を守り抜いたということ。
ソ連崩壊を赤旗紙上で<歓迎する>と一面で打ち上げ、ゴルバチョフを悪者・裏切り者として斬り捨てて(アンドロポプとチェルネンコは賛美して)アクロバティックに政党の存在理由の崩壊を切り抜けたということ。

一方で東西冷戦の終焉で混乱したのが社会党で、93年非自民連立政権(村山富市政権)でガタガタと骨抜きされていきます。骨抜きされた骨は何かというと、マルクス主義の放棄(と村山富市の自衛隊の容認発言)です。こういったいきさつで一気に日本中の左派からの失望落胆を買い、支持を急速に失ったのはご存じの通りです。

池上彰・佐藤優両氏の対談はさらに続編として68年頃の学生運動と70年安保の中核派と革マル派による内ゲバ、連合赤軍の重大事件などを中心にでるかもしれません。

あとがきで佐藤優氏は
(抜粋始め)
富が東京に集中する傾向は今後、一層拡大するであろう。東京は、富裕層と中間階級上層(世帯所得2000万円以上)に人々と、人でなくてはできない仕事に従事するエッセンシャルワーカーや低賃金のサービス業に従事する人々に二極化してゆくだろう。

特に東京では教育格差が拡大していくと思う。日本では大学院上の教育を受けて修士号を持ち、外国に留学し、博士号を取得したビジネスパーソンや高級官僚が増えてくる。この人たちは日本語だけではなく、英語と中国語を流暢に操るであろう。高度な知的訓練を受けていることが、富裕層や中間階級上層に加わる条件になってくるだろう。

他方、大学を出ても、自らの専門知や技能を仕事に生かすことができない高学歴ワーキングプアも少なからず出てくる。地方経済は別の生態系を持つ。(以下略) (抜粋終わり)


とあります。富裕な中間階級ではない残りの80%(つまり読んでいる我々)の選択次第というメッセージと受取りました。
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小室圭氏がアッパークラスに所属するための雛形(プロトタイプ)なんですよ 
Saturday, October 2, 2021, 07:06 PM
真説日本左翼史(池上明/佐藤優 講談社現代新書)を読みながら、たいして興味もなく秋篠宮眞子さまと小室圭氏の結婚のいきさつを新聞で読んでみました。

自分は何をずっと関心を持っていたのかというと、小室圭という人物が国際基督教大学(ICU)で眞子様と知り合い、卒業後は法律事務所に勤め、婚約発表後は海外留学と現地法律事務所勤務という

いかにもお膳立てされたような経歴が鼻につく



ただ、この手順というかお膳立てが理解できなければ、所詮下流階層(LowerClass)に属しているんだと自覚することです。

国際基督教大学(ICU)とはアメリカンプロテスタントによる日本の大学です。
イエズス会の日本における大学は上智大学ですが、そういった宗教団体が母体の大学。
自分の知識ではそれぐらいしか知らない。
追記)明治にアメリカンボードの援助により創立されたのが新島襄の同志社大学であり、慶応大学もプロテスタント系であると言えます。だから国際基督教大学が特別なわけではないが、やっぱりある種の特殊な大学だとは思っています。(追記終わり)

そこに天皇家の直系が行っていたという事実だけで副島隆彦理論が脳内にめぐるわけです。

小室圭さんは婚約者という肩書きだけでニューヨーク行きのお膳立てがとある勢力でそろえられた。

もちろんアメリカ側の上流階層(UpperClass)によるものです。

佐藤優さんが真説日本左翼史のあとがきにも書いてあるのですが

東京では教育格差が拡大していくと思う。日本では大学院上の教育を受けて修士号を持ち、外国に留学し、博士号を取得したビジネスパーソンや高級官僚が増えてくる。この人たちは日本語だけではなく、英語と中国語を流暢に操るであろう。高度な知的訓練を受けていることが、富裕層や中間階級上層に加わる条件になってくるだろう。

他方、大学を出ても、自らの専門知や技能を仕事に生かすことができない高学歴ワーキングプアも少なからず出てくる。地方経済は別の生態系を持つ。(以下略)


すなわち首都圏で中流以上は大学院、そしてバイリンガルやトリリンガル、留学経験ありが必須条件となる。

それ以下の人々はエッセンシャルワーカーと呼ばれる肉体労働が主な必要不可欠な業種に属する下層に二分すると佐藤優氏は解説しています。

であるからにして、小室圭氏の経歴はお膳立てされたにせよ、中流以上が担保された経歴であるということがニュースからうかがい知れるわけです。

アメリカが一生懸命美談に仕立てようとしているのが痛々しい。あの毒親は手ごわいと思うけどもねえ。

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ビジネスホテルで読書三昧中 
Saturday, October 2, 2021, 05:58 PM
ここ数週間読んでいる本を三冊ご紹介します。

過去のブログでは現代物理学者の大栗博司氏の著作を紹介しました。
検索キーワード:大栗博司:

理論物理学者は引く手あまたで八面六臂の大活躍
ノーベル物理学賞をペンローズは受賞していなかったのか・・・
物理は理系ではなく文系(神学)学問である
ゴールデンウィーク中の自主課題図書です


元々は大栗博司氏の「重力とは何か」(幻冬舎文庫)を読んで、光の速さがすべての基準であることの重要性(相対性理論)が腑に落ちた感動をもちました。

それ以降は似たような書籍を買い漁り、今に至ります。

今度は逆に「時間とはなんだろう」という直球なタイトルに惹かれて、ついつい手を伸ばしたのが松浦壮氏の本

著者は40代で慶應義塾大学の商学部で教えているのですが、京都大出身の素粒子物理学者です。
いわゆる文系学生に時間についてよく考えてみましょうという講義を基に書かれた本です。

一言であらわせば現代物理学の誰でもよくわかる案内書です。

ここ50年で急速に(急激に)進んだのは天文学であり、素粒子学(宇宙のはじまりを知る学問)です。

その大元はアインシュタインによる光の速さはどんな状況下でも普遍というテーゼ。

それにより時間と空間(学術用語では時空と現す)が伸び縮みする不定性なものであることがわかった。

それを前提としたことで天文学と物理学は急変したんです、ニュートンやラグランジェらによる”古典”物理から。

ニュートンやラグランジェは日本で言えば江戸時代初期1600年代の人です。

そこから300年かけて(日本で言えば明治初期)に電磁波(いわゆる電波と磁石)の研究が進み、活用されます。

そしてアインシュタインの相対性理論発表後は物理学はどのようになっていったのか?

物理学は宇宙の始まり、時間の発生、物質の生成が主題となった



なぜ我々人類は広大な宇宙に生まれたのか?

宇宙創生から太陽系が出来上るその前提は何だったのか?

我々人類と同じような生命体はいるのか?

宇宙の果てとはあるのか?

人生における時間とは?

人に運命はあるの?

・・・

本来は宗教が今までは代弁していた(こじつけていた)深遠な疑問を、現代物理学は解明しているのです。

100年後で有望な宗教は唯一、物理学だけだ



ネットで見た一節なんですが、同意します。精神論(スピリチュアリズム)も現代物理学では説明できちゃうのですから。

現在読書中の本




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幕末には儒教が変質して西から革命思想がじわじわ広がっていった 
Sunday, September 19, 2021, 06:10 PM
一週間前のメルマガ「10秒で読む日経!」を転載します。
次期首相候補へ必ずある靖国神社参拝の是非というメディアからの問い。

自分としては国家元首として参拝するのは当然の責務だとは思ってはいるのです。
がっ!それほど単純な話ではないのもわかっている。

なんせ昭和天皇が戦後一度も参拝することなく、靖国神社を嫌っていた。
現天皇も秋篠宮さまも参拝予定はない。

だったらなんなんだ、靖国神社とはという話になってしまう。
戦前までは軍や警察で殉職されれば自動的に合祀されたのに、今はそれはない。

神社という存在は日本独自の土着宗教になりつつある

(自分はそれでいいと思っています)

宗教の土着化は仏教が先行しているのですが、神道も同じく迷走して追っかけているだけの話。

さらに神道と儒教が習合したら最低最悪な国家主義になりましたよというお話。

副島隆彦先生はあと20,30年後には戦前と同じような思想が流行すると考えられています。


ですから華美に靖国参拝を賞賛する組織団体やメディアとは距離を置くのがよいことだと思っています。国家首脳としては無関心を装いうちゃらかすのが今のところはベストな対応です。

なぜなら過去、儒教を勝手に都合よく解釈しているだけなのだから。
(いまだに朱子学的な思想を持つ政治家・官僚組織が絶えることなく存続していることに幻滅し、失望しています。政治家はなぜ落選しないのでしょうね。)

そして先祖返りにもかかわらず先進的な儒教であると騙されたのが水戸藩はじめ西国の藩だったのです。

今晩の『青天を衝け』では澁澤栄一が所属先として本家徳川(駿河)か水戸かと逡巡するようですが、結局は尊皇思想にかぶれていたから徳川を捨てて、明治政府でこれだけ活躍できたのです。社会改革者として活躍したのでしょう。


        2021/9/13 No.4487
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  10秒で読む日経!
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   今日のNews
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●岸田文雄前政調会長は13日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、
自身が首相に就任した場合の靖国神社参拝について「国のため尊い命をささげた
方々に尊崇の念をしっかり示していくことは政治家にとって大切な姿勢だ。
適切な示し方を考えたい」と述べた。
  産経新聞 2021年9月13日 
●自民党総裁選に出馬表明した高市早苗前総務相は12日のフジテレビ番組で、
首相に就任した場合も靖国神社参拝を続ける考えを重ねて強調した。
  毎日新聞 2021年9月12日 
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   佐々木の視点・考え方
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★太平洋戦争での日本の死者は310万人でした。軍人が230万人、
海外の日本人が30万人、国内の空襲、野戦で50万人です。
このうち、軍人の230万人が靖国に奉じられています。

大きな死者が出た理由として、国を率いた政府・軍部の話は沢山出ています。

一方で、政府・軍部の指導に従順に従うようになっていた、国民側の
心の状況や考えの在りようは話題になっていません。

国民が、政府・軍部に従順だったのは、儒教を忠実に守っていたからです。

日本に千年以上続いた儒の教えは、仁義礼智信の五徳の教え
即ち、人の事を思いやる事、正しい行いを行う事、礼儀を考えて行動する事、
勉強する事、そして誠実であることです。

この教えは永く日本に浸透し、背くことは人の心に背くとされています。

儒教は江戸時代に変容しました。

父への孝が取りわけ大切と説き、主君への忠誠が取りわけ肝要とする朱子の考えを
朱舜水が水戸黄門に伝え、幕府を支えるバックボーンになりました。

朱子学は、天という絶対の存在が、正しい政を示しますが、
主君が正しくなければ、天が主を変えるとします。

しかし、神道と儒教を習合させた崎門派という学派は、

天とは天照大神であり、天照大神の血を引かれる天子のこととしました。



日本には天による正統な政治はなかった。だから、歴史は誤っていたのだ。
だからこそ、この「誤りを糺す」事が必要としました。

ここに「尊王」思想が生まれ、時代を経て岩倉具視や吉田松陰とその弟子に伝わり、
明治維新というクーデターに繋がったのです。


日本の天子は直に天帝である。無理なことをおっしゃっても、怨んではいけない。
それは人が天を怨めないのと同じ、という思想は専制政治家には都合の良い事です。

よって、五徳の人の教えに加えて、天である現人神に従えという
孔孟の教えとはかけ離れた「儒」の教えが、国民の心を縛ったのです。

日本の「儒」は、儒教とは多くの部分で似ていますが、肝心な部分が
突然変異して、全く別のものに変わりながらも、反抗できなくなったのです。


過去ログ: 検索キーワード:朱舜水:

まさに小室直樹が指摘していた通りに日本の企業は瓦解中
江戸時代中期から降って湧いたような皇国史観は朱舜水の受け売りであった

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新型原子炉なら発電と水素製造が一緒にできる 
Friday, September 17, 2021, 04:14 PM
 次期首相を選ぶ自民党総裁選の顔ぶればかりがニュースとなっていますが、まあ何にも期待は出来ません。
どの候補も経済政策には触れず、財務省と支持母体である大企業に配慮して奥歯に詰ったような話ばかりです。
環境対策も良いのですがレジ袋とストローぐらいで茶を濁すぐらいの矮小化した話はつまらないです。
二酸化炭素を排出しない社会なんて北朝鮮レベルの生活に逆戻りです。
スマホだけあれば仕事に十分なるという人もいるのでしょうが、その背後のサービスには莫大なエネルギーが費やされているのです。
日本の総電力の1/3は通信網とデータセンターで消費されてますし、1/4は電車や道路インフラです。

やる気のある馬鹿は社会の迷惑


こんな諺しか思い浮かびません。
環境対策自体はまことに結構なことなんですが、経済発展と相反する消費サイクルをどうするんだという問題に帰結します。
自給自足が基本の江戸時代にまで戻ろうというのであれば、それでも自分は構いませんが今さら工業地帯や宅地は畑や田圃には戻りません。そんなに二酸化炭素が嫌なら原子力といわず火力を全部止めてみろよと言いたい。
夜の10時には真っ暗な生活って北朝鮮ぐらいの生活レベルでしょう。

今日の読売新聞の社説では次世代型原子炉は水素も大量に製造できる利点を説いています。

社会問題はテクノロジーで解決するしかないのです



政治にたずさわる者はイデオロギーで語ってはいけないと自分は思っています。
大部分の普通の日本国民(いわゆる下層階級)にとってゼロカーボンだ、性的マイノリティ(LGBT)だ、財政赤字が大変だと言うのは勝手ですが、日本国家をどう強くするのか、生活レベルをどうあげるのかを誰も語ろうとしない総裁選候補者らには失望を通り越して、まったく関心がありません。真の馬鹿か傀儡(くぐつ)なんだろうなあという目でしか観られないです。

次世代原子炉 脱炭素につながる技術育てよ
2021/09/17 05:00 読売新聞社説

 温室効果ガスの削減に向けて、小型原子炉など新しい技術への期待が世界的に高まっている。日本も国際競争で立ち遅れないよう、研究開発体制を強化せねばならない。
 日本原子力研究開発機構は、茨城県にある「高温工学試験研究炉」の運転を再開した。次世代型の小型原子炉を開発するため、1990年代に建設されたが、東京電力福島第一原子力発電所の事故後、停止を余儀なくされていた。
 この研究炉は「高温ガス炉」というタイプで、冷却に水ではなくヘリウムを使う。核燃料は高熱に耐えるセラミックスで覆われている。水素爆発や炉心溶融は起きにくく、安全面では通常の原子炉より優れていると言える。
 高温ガス炉を含む小型原子炉は「小型モジュール炉(SMR)」と呼ばれ、通常の原発に比べれば建設費の削減が期待できるうえ、小型のため立地も柔軟に選べることから各国で注目されている。
 米国では、エネルギー省の支援を受けたベンチャー企業や大学が急速に小型炉の開発を進めている。中国も積極的に取り組んでおり、実用化に向けた実証炉の運転を始めたという。
 高温ガス炉の研究はもともと日本が先行し、2004年には世界で初めて950度の熱を取り出すことに成功した経緯がある。機構には、10年に及ぶ研究の遅れを取り戻してもらいたい。
 脱炭素社会の実現には、燃やしても二酸化炭素を出さない水素が大量に必要とされる。近年、高温ガス炉が評価されているのは発電の際に発生する高温ガスを使って水素を製造できるためだ。
 機構は、研究炉の隣接地に水素製造施設を建設し、発電に併せて、大量の水素を製造する手法の確立を目指している。
 太陽光や風力などを使う再生可能エネルギーは気候に左右され、供給が不安定だ。水素の製造にも多くのエネルギーが必要になる。発電と水素製造を同時に可能にする高温ガス炉への期待は高い。
 現在、日本の原発は再稼働が滞り、原子力産業の技術継承が不安視されている。原子力技術の開発には、数十年に及ぶ長期的な計画が不可欠だ。将来を見据え、今から手を打っておく必要がある。
 政府は、ポーランドや英国とも連携しながら高温ガス炉の開発を進める方針だ。小型炉への需要は今後、発展途上国でも高まるだろう。競争力のある国産技術を守り、育てていくためには、政府の継続した取り組みが重要である。

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