恵まれていても何一つ恵まれてませんし、恵まれていなくても実は恵まれてます 
Saturday, March 21, 2015, 07:07 PM
3/21 晴 10時 浅草での空間線量は17ベクレル/立法メートル

「格差」とは今年の流行語大賞でしょうか。新聞開いてもニュースを観てもカクサ、カクサです。

ところで格差ってなんなのだ?そもそも悪い言葉なのだろうか。

はっきり言っちゃって、お母ちゃんからおぎゃあと産まれてきたときから格差があるわけです。
弟妹ならば全部お下がりで済まされるし、金持ちの家を選んで生まれるわけにはいかない。
田舎で育つか都会で育つかなんてことも自分では選ぶことはできません。

このような生まれの運・不運を格差と呼ぶのか?

東京都心エリアでも都市ガスが通っていない地区があります。荒川や江戸川の河原近くに建っている家はプロパンのところもけっこうあります。さらに下水がない浄化槽の所も散見されます。
そういうところはたいては元々”いわく付き”の土地柄です。昔から洪水で流されるところや、代々畑だったところや埋立地だったような所です。
糞ガキが起こした殺人事件の舞台も川崎の多摩川河口寄りの地域です。元は工場労働者が多く住む地区だったのに、いつのまにかスラム化した地区になってしまった。
えてしてまっとうな感覚ならそんなとこに住みたいとは思わないところ。

これを地域格差と呼ぶのか?

もっと続けると、東京のJRや私鉄の路線の乗客を観察すると、大まかには西と東で全然違います。衣服から振る舞いまですべて。特に女子高校生なんかは親の世代である私は、「生活環境が人格すべてに影響するのだな」と痛感します。進学率なども違ってくるでしょうから、沿線によって住民の所得”格差”だってあるでしょう。

住んでいる地域でさえ明確に格差はある



全国の公示地価が発表されましたが、これを「地価”格差”」などとは誰も論評しません。
国土自体に格差があるのに、住んでいる人間に”格差”がないと捉える方がおかしいのではないでしょうか。

「いや、生まれる家柄を選べないのだから、僻地貧乏人の親のところに生まれたのは不公平だ」
「生まれたときから平等なのだから、みんな同じ状況にしてくれ」

もしこんなことをいい歳こいて言っている人がいれば、まずまともな人とは思われないでしょう。

格差是正というスローガンはそのまま共産主義そのもの



いろいろな格差をひとつひとつ社会改革で潰していったとしましょう。はたして格差はなくなるでしょうか。
無くなるどころか、もっと大きな権力の壁ができることになります。ロシア、中国をみていれば自明です。
行き着く先は北朝鮮やアフリカにみられる統制独裁国家です。

私は民主主義だから格差があってはならないとは思いません。

まして日本に於いて「恵まれた境遇の人」なんてどれほどいるでしょうか。安倍晋三首相や麻生太郎財務相が恵まれてますか?歌舞伎の家系に生まれたスターが恵まれていますか?
逆に家業を踏襲しなければならない人は職業選択の自由がない<恵まれていない>境遇とも言えます。

サラリーマンでも収入や昇給昇進の格差があります。でもそれは突き詰めれば本人の能力と運でしかないです。

こんなあたりまえなことを真面目に「格差を是正せよ」と声高に議論していることが全くナンセンスだとは思わないのでしょうか。

格差是正を連呼するほど過激思想が浸透するパラドックス



左翼、右翼、宗教原理主義、民族過激主義、アナーキズム・・・反社会主義が醸し出される状況になってしまいます。
もちろんこのような思想主義に染まる人は「自分には格差がある」と信じているからです。

格差があると認めたところで、その人の敗北なのです



やさしく言えば自分自身を放棄したということ。
自分の生き方を自分で描くのではなく、他人や国家に描かせようとしても、上手くいくわけがない。
それよりも多種多様な生き方を模索する方が、文化的にはすばらしいのではないでしょうか。

英国スコットランド地方では小川に小さなボートを浮かべて生活する老夫婦がよく見られるそうです。小舟といってもボートハウス(boathouse)といって調度品がそろった浮かぶ家です。それできままに余生を送る。田園風景にしっくり溶け込んでとてもよい。年金生活者だから華やかではないのですが、すべてが枯れていてゆったりした時間です。

スコットランド出身の女の子に尋ねたら、そういう退職者のライフスタイルは珍しくないそうです。
パイプを咥えてスコッチをちびちび呑みながら、ボートハウスでうたた寝する生活をしてみたいと話したら、スコットランドなら今でも出来るよと笑ってました。

日本には格差ではなく多様性(diversity)の視点が決定的に欠如していることが問題なのです。


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100年前から女の方がずっと上手(うわて)です(夏目漱石「三四郎」から読む) 
Thursday, March 19, 2015, 02:35 PM
3/19 曇 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル

朝日新聞に連載されてきた「三四郎」がいよいよ終りです。都会的な女性である里見美祢子に上京したての三四郎が恋心を抱き、失恋するだけの話なのですが、テンポよく皮肉ある文体で読み始めるとけっこう面白いのです。

東京に住む上流層の人たちと、そこで背伸びする若者達が滑稽です。自意識の強い田舎青年の三四郎が都会育ちの美祢子に惹かれていくのですが、親友の与次郎が一笑に付してしまいます。与次郎の女性観はずっと現代的で打算的だと冷ややかです。

107年前の小説ですが、今風に言えば”意識高い系男子”と”ツンデレお嬢様”のなんとも言えないやきもきさせる気にさせてくれます。

まさに高校生あたりに人気のあるライトノベルの元祖です。

母親と親戚の幼なじみぐらいしか異性を知らない青年の抱く異性像と、都会育ちの与次郎や博学の廣田先生の異性観とはまったく違います。

バブルが弾けてもデザイナーブランドで固めてモデルばりに闊歩している人が多くいましたから、私も上京したての頃は、表参道あたりで歩いている女性は人種が違うのかと思っていました。

もっとも、そういう人たちは”もっと田舎出”だということにやがて気づくのですけども。
生粋の江戸っ子は流行に流されず保守的です。

100年以上昔から都会は遊牧民(nomad)と定住民(native)の混在地ですから、三四郎のように上京時には革新的(都会生活)と保守的(郷里生活)の差異を誰もが自覚したのではないでしょうか。

与次郎が三四郎に語る都会の女性の分析は、そのまま今を風刺しているかのようです。
結婚しない女が増えるわけだ。

政府が男女共同参画を訴えるほど少子化は進む



漱石も鴎外も平塚らいてうを評価していたことからも男女同権の推進には賛成しています。

これからも結婚しない男女が増えていくのだろうな。子供をつくらない夫婦もけっこう周りにいます。何が楽しいのか。

職場や電車内での妊婦蔑視(マタニティーハラスメント)を朝のテレビでやっていました。
職場の妊婦やベビーカーを押し込む女性をつよく批難するのは、なんと大部分が女性です。

女性が女性にハラスメントを仕掛けるとは不思議な感じがするのですが、結局のところ

保守的女性は革新的女性が大嫌いである


ということ。嫁姑の関係と同じですね。

こういう社会問題に男は関わらないほうが無難です。どっちみち敵にしかなりません。
女同士で血みどろの思想闘争をやってください(笑)


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”創造的”とは決して奇をてらうことではない。”再発見”することなのだ。 
Wednesday, March 18, 2015, 05:29 PM
3/18 晴曇 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル



六城ラヂウムは浅草の道具屋街合羽橋道具屋筋の近所です。業者向け調理道具や食器がたくさん陳列されています。家庭向けの小物をみるだけでも結構面白いですよ。

そんななかでも観光客に人気なのが食品サンプルの店舗です。
お寿司のキーホルダーはお土産の定番になってます。チョコレートパフェやアイスクリームは美味しそう。

学生時代の通学路には食品サンプルの工房があって、出荷前の商品が道路に置かれていました。昨日はサラダ、今日はケーキかとのぞき込むのが毎日の密かな楽しみでした。

食品サンプルなんてものは食堂の外に置かれているものという固定概念があります。
個人が買って陳列して楽しむものではない。買ったとしてもジョークグッズの扱いです。

だから市場はレストラン数で頭打ちになるものと考えられていました。

故人の好物を仏前のお供え



食品サンプルではなく墓前で灯す「お供え」としてしまえば、墓参りも面白くなります。
腐りませんし、カラスに荒らされることもないので一石二鳥です。

中華圏では故人があの世で困らないように、偽のお金や紙製の家や車さらには愛人(笑)などを燃やして弔う道教の風習があります。専門店があるぐらい結構な市場なんだとか。

ローソクの大手カメヤマがお供え物として「故人の好物シリーズ」というローソクの紹介記事で、”創造的”とはこういうことを言うのだろうなと感心しました。

浅草は仏壇屋の街でもあります。けっこう新たな市場が生まれるのではないでしょうか。

(3/19追記)NHK教育で深夜に「デザインの梅干」という番組がされていました。ここでは画用紙に適当に描かれた線から何をイメージするかという遊びが紹介されていました。
また茶の湯でいう「見立て」とは見方を変えて茶道具や花器にしてみるという発想を愉しむことなのだとか。イノベーション(innovation)とは着眼点/新たな視点なのだということがわかります。
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桜にはもっと多様さ(diversity)が欲しいんだよなあ 
Tuesday, March 17, 2015, 04:12 PM
3/17 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

今日みたいに気温が高いとウキウキしてきます。ご注文お問い合わせがいつもよりも多く感じます。

東では隅田川、西には上野公園が桜の名所で、たくさんの人が数週間後には押し寄せるでしょう。
ただ贅沢を言えば、花火大会も毎年観ていると厭きてくるように、ソメイヨシノの桜並木は単調すぎて正直見飽きてます。

桜の種類は他にも寒桜、八重桜、しだれ桜、山桜ぐらいがあるのは知っていますが、もっとあるそうです。
色とりどりの桜が観られる名所として、荒川堤の「五色桜」が有名だったそうです。
明治45年(大正元年:1912)に東京市長であった尾崎行雄がワシントンに送った桜は荒川堤の桜12種類だったそうです。

ただし戦時中は空襲で、戦後は薪として土手の桜はほとんど切り尽くされてしまったそうです。戦後ソメイヨシノが全国で植えられたのも、育ちが早いからでしょう。

五色桜の復活は足立区が区政50周年を記念して昭和56年に、ワシントンに送った桜を接ぎ木で持ち帰り、里帰り桜として足立区の荒川沿いにはプレートが掲げられているそうです。

ソメイヨシノ一色で一斉に散って花吹雪が舞うのもよいのですが、江戸時代、明治時代の人たちの方が趣味がいいですね。色々な種類を混植してコントラストを愉しんだのです。もしくは長く楽しんだのです。

桜が咲いたら千住当たりから荒川土手を走ってみたいと思います。
でも私は関西出身なので吉野の山桜が一番だと思ってます。


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「余剰の時代」を生きのびるにはリバータリアニズムを根付かせるしかない 
Monday, March 16, 2015, 02:14 PM
副島隆彦先生の新刊「余剰の時代」(ベスト新書 880円)を読みました。

まえがきにあるように、余剰問題というケインズが悩みに悩み抜いていた経済問題の根源を辿ることは、西洋発祥の人権思想の批判につながるというタブーに結びつくのです。

人権主義(Human Rights)は過激な平等主義を唱えたルソーにより生まれ、400年かけてヨーロッパに根付いたものです。
だからこれを軽々しく扱うと火傷をしてしまうと副島先生がしるしています。
大多数を占める(貧乏な)人々から憎悪されることは火を見るよりも明らかです。
出版人である副島先生としては、及び腰にならざろうえません。

あとがきにあるように、教養深い編集者の小笠原豊樹氏のやりとりの末、難産で生まれたものです。そんな執筆者と編集者の魂がこもった本です。
とはいっても200ページ程度の薄い新書で、わかりやすい文体ですから、一日で読み終えることができます。

読み終えた読後感はひとこと

我々が抱えている不満の根源がすっきりわかった



貧困から生じる問題は16世紀からつづく平等主義だったのです。ルソーの唱える平等主義は妬みそらみが昂じた革命思想なのです。

そしてその土台となる思想はプロテスタント・カルバン派の教義「楽天主義」にあるのです。
根本からパラドックスを抱えて資本主義は進んできたわけです。

だから「余剰問題」は近代文明・近代国家の否定に帰結せざろうえない。ここがかつての知識人では考えが及ぶ限界です。

アメリカでは共和党内でリバータリアン(茶会派)が勢力を伸ばしています。独歩独立・政府権力の干渉を嫌う反全体主義が基本で、
海外にまで派兵して戦争をするなというリアリスティックな考えです。

全米ライフル協会がリバータリアニズムの代表例として挙げられています。

これまでは極端な考え方だと私は思っていましたが、これこそが「自分の(家族の)身を守る思想」であるのです。

アルマジロのように身構えて生きて、潔く死ぬ心構えを持て



リバータリアニズムを研究してきた副島先生の渾身の一冊です。

朝日新聞に「暴力の人類史」(スティーブン・ピンカー 青土社)の島田雅彦氏による書評が載っていました。暴力の人類史ではなく「人類史とは暴力そのもの」なのだということ。

人権思想が浸透しても悪魔が全滅することはない。歴史の終焉(キリスト教徒にとっては「世界の終り」「イエスの再臨」)はヘーゲル的妄想に過ぎない。実際には(これからも戦いの)歴史は繰り返されていくだろうということ。


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線虫が嗅ぎ分けるものは何なんだろうか 
Monday, March 16, 2015, 12:02 PM
3/16 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

すでにインターネットで話題になっていたので、旧聞ですがメモ替わりに貼付けておきます。
私がおもしろいなと感じたことは、人工の味覚・嗅覚を研究開発している部門が線虫の行動を研究している過程でがん患者の尿に反応していることを発見したことです。

足元に大発見が転がっているという見本ですね。


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便利になることはいいことだ、俺は行かないけどw 
Saturday, March 14, 2015, 02:41 PM
3/14 晴 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

朝から北陸新幹線と東京上野線のニュースで賑わっています。交通が便利になることはとても良いことです。
新幹線の快適さに慣れると在来線には乗れませんね。

学生時代はずっと夜行や鈍行ばかり乗っていました。東北本線は風景がずっと田んぼばかりで退屈を潰すことに苦労し、中央本線で行く長野は直角の背もたれと椅子の固さに閉口して漫画雑誌を敷いて床に座る人も結構いました。
いま同じ旅行をしたいかと言われれば御免こうむります。

スキーバスにもよく乗ったので、長距離バスはあまり抵抗がないです。昔よりもずっと快適になったのですが、駄目な人は金沢までの新幹線開通は福音です。

何度も金沢には訪れましたし、見るべきスポットはほとんど寄りました。
過去ログ:金沢パワースポット巡り(一泊四日のバス旅行)

これを打ちながら思ったのですが、長野新幹線が開通したら信州方面には興味が薄れてしまいました。金沢も身近になってよかったとは思いますが、あえて行こうという気持ちはありません。

なんででしょう。

数時間で行けるという身近さからか、旅行にいこうという気勢がそがれてしまったからかもしれません。

私は単純に移動手段としてしか鉄道をみていないので、正直なところどの列車が廃止になろうが開通しようがあまり興味はありません。

だからブルートレインが廃止になるといったニュースでも、そりゃそうだろとしか感じません。実際に乗ると貨物線ばかり通って、しかも直流交流の切替えや乗務員の交代なのか停車がやたら長い。いまでは飛行機のほうが安いので寝台列車は暇と金がある人に限られるようになったのですから当然でしょう。

東北や信州のローカル線に乗り換えたら、よく山手線や中央線で活躍していた中古の黄緑や橙色の101系であることがあります。

をを懐かしい、なんて気持ちよりも逆にガタガタのボロイ車両で切符代を損した気分です。
鉄道車両に関してはノスタルジーは一切感じません。窓の外ばかり見ているからでしょう。

古い駅舎がまだ建っていたりすると心躍るのですが、鉄道自体はもっともっと便利になればいいのにと思っています。

数年前まではレールも道路も走れるバス(DMV)が脚光を浴びていたのにいつのまにか消えてしまいました。廃線跡の活用や未成線とよばれる完成途中で放棄された線路跡を活用するために考えられた方式なのですけども、道路の整備で立ち消えてしまったようです。

旅行は好きなのですが、日本の鉄道ばまだまだ不完全で非効率なシステムだと思います。

大きな荷物があったり、小さなお子さんや赤ちゃん連れで鉄道を使うと、その不便さは実感できます。階段や段差の多さ、エレベーターの不備、乗り換えや連絡が悪すぎるなどなど、ヨーロッパ鉄道にくらべれば、よく我慢してられるなあといったレベル。

たとえばフランクフルト空港だったらゲートを出ればそこはICEの発着ホームです。
また迎えの車もホームの側だから電車から降りたら、すぐに乗り込めます。
路面電車に乗るのでもシームレスで、うろうろ歩かなくても良い。

国土交通省や鉄道会社は利用者にとって使いやすい鉄道を考えているとは、私は少しも思っていません。駅舎から離れたところにあるわかりにくいバス停や乗換の多さなどなど。

満員電車に毎日乗る会社員の人たち、自動車の運転ができないために鉄道を利用せざろう得ない人たち、交通費を安く上げて旅をしたい若者達にとって鉄道は不便さを甘受して乗るしかない呪いの対象です。

だから廃止される電車のために駅に集まる鉄道マニアという人たちはあんまり理解できませんし、新幹線を除いて日本の鉄道車両や運用方法が素晴しいなどと感じたことは少しもないです。

ヨーロッパの鉄道の方が広くて速くて揺れなくてスムーズに乗れて、乗り換えも楽です。

かたや日本はイライラして疲れます。酒でも飲んでなきゃ耐えられない。
日本の交通インフラが進んでいるなんていう自慢は海外にはあまりしないほうがいいです。新幹線以外の在来線や枝線や駅舎はあいかわらず不便きわまりないですから。
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なぜこんなに引き籠もり精神病者が多いのか?ソフトドラッグ化する食品 
Friday, March 13, 2015, 04:20 PM
和歌山の紀の川市、川崎の狂暴少年少女集団、淡路島とこのところ立て続けに精神異常者の犯罪がつづいています。また昨日にも川崎の団地で階下の65歳の男が、嫌がらせをされつづけていると思いこんで階上の女性につかみかかり大怪我をさせています。

以前、芸能ゴシップニュースをにぎやかにしているのは演技製パーソナル障害という立派な精神病者ばかりだという事を書いたことがあります。
被害妄想や誇張・虚言癖、強迫観念、妄想、妄言などなど

過去ログ:メディアに映るのは演技性パーソナル障害者という気違いばかり

たとえば最近では高橋ジョージと三船美佳の離婚経緯などでも、分かる人がみればあきらかに常人ではない。

つい先日でも年寄がコンビニのレジで順番を飛ばされたと大声でわめいて凄んでいました。
後の列で待っている客(つまり私)は大迷惑。

こんな気違いに平身低頭なだめているアルバイトの女性が可愛そうです。
コンビニなんて100mも歩けばそこらじゅうにあるのだから、男性店員がつまみ出せばいいのにと思います。
接客マニュアルがあるからそういうわけにもいかないのが、コンビニ経営の弱点でもあるし、精神のおかしい悪意ある客がのさばるのでしょう。

ファストフードやコンビニといったチェーン店は傍若無人な輩に荒らされたら、まともな客は寄りつかなくなります。

なんでファストフードやコンビニに精神のおかしな人たちが集まるのか?

刺激的なタイトルの本を紹介します。
”ソフトドラッグ化する食品の真実”というサブタイトルが踊っています。

内容は特定の加工食品(ここではポテトチップ)で麻薬中毒者さながらの強い依存症を引き起こさせるというものです。
過剰な添加物による味覚破壊が、精神均衡を狂わせていくのです。

過剰な脂質、塩分、糖分、グルタミン酸や香料などの添加物で舌を狂わせ、そして脳みそもおかしくしていくのです。

ジャンキーだから、自然とコンビニやファストフード店にたむろするようになるのでしょう。

ペットボトル飲料ばかり飲んでいる人も、私から見れば立派なジャンキーです。

私は「コーラを飲んだら歯が溶ける」とほとんどその手の飲み物を口にすることなく育ったので、20代半ばまでコカコーラが飲めませんでした。ある日を境に1人で一缶全部飲めるようになったのですけども。
(コーラを飲めるようになったきっかけ→「太平洋一人ぼっち」と「たった一人の生還」

禁酒の中東(ヨルダン、シリア)を旅行したときには、、現地の飲料は人工甘味料臭が強くて、水よりも安いコーラばかり手を出していました。そのうち晩酌替わりにビアジョッキでコーラを飲むようになってました。それからはしばらくは食事中でもコーラがないと物足りなく、冷蔵庫にはいつでもがぶ飲みできるように、2リッターのペットボトルが常備されていましたっけ。(元々炭酸が苦手なので自然と口にしなくなりました)

ポテトチップス、清涼飲料、菓子スナック類に依存性があるのはわかります。

昔会社員だった頃、ハッピーターンという米菓ばかり会社で食べている上司がいました。昼休みに買ってきたそのお菓子を毎日こそこそカサカサ食べているのです。同じ机を並べる社員にも配っているので、女子社員には人気でしたね。

あとで知ったのですが、グルタミン酸がまぶしてあってリピートの購買が多い商品なのだとか。病みつきになるのは、まぶしてある調味料に鍵があったわけです。

あくまでも私の推測ですが、精神異常者は加工食品ばかり食べているのではないでしょうか。テレビで映し出される貧困家庭や母子家庭の食卓にはその手のものばかりが目立ちます。そして(ジャンキーとなった)子供が欲しがるからかポテトチップやスナック菓子を日常的に摂ることでますます精神の荒廃(破壊といっても差し支えないだろう)が進んでいるのではないか。

そう考えないと、これだけ精神を壊した人間が多くいることが説明できません。

過去ログ:メディアに映るのは演技性パーソナル障害者という気違いばかり
「健康的でありたいための常識」こそ余生を劣悪にする
「病」になった「捨てる文化」 〜技術から信仰を経て精神病へ〜
きちがい教育委員会 はだしのゲンを叩く
これからは「摂らない」という治療が主流になるだろう
壊れた人は治らない 藤圭子の自殺に思う
うつ病は伝染病だから隔離が正しい
なぜ自殺はいけないのですか?(相談者 女性18歳)

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鳩山由紀夫のクリミア訪問を私は高く評価します 
Friday, March 13, 2015, 11:02 AM
3/13 晴 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

かつてロシアにコネクションがある政治家といえば鈴木宗男(すずきむねお)と石井紘基(いしいこうき)の両氏がまず挙げられるかと思います。鈴木宗男氏は収賄疑惑で有罪となり、石井紘基氏は2002年に自宅前で刺殺されました。
いまのところ一番太いコネクションを持っているのは森喜朗(もりよしろう)でしょう。

そんな中で鳩山由紀夫氏がクリミアにロシア経由で入国しました。
メディアとインターネットの工作員は一斉に鳩山由紀夫への批判・人格攻撃を繰り返しています。

自民党はロシア批判をするなら親ロシアの森喜朗を叩けよと言いたいし、もっと露骨な中国寄りの二階俊博(にかいとしひろ)こそ一番安倍政権にとっては目障りなのではないでしょうか。

どちらも自民党内では権力者だから誰も何も言えない。

戦争への火付けを目論むアメリカのネオコン派とその忠実な下僕である日本外務省がパスポート没収といった強権で鳩山由紀夫周辺を揺さぶっています。

もしこれで民主党にも鳩山由紀夫を批判する勢力がでてきたら、これらは自民党の別働隊(トロイの木馬)だということでしょう。

鳩山由紀夫のクリミア訪問で日本は中立への足掛りを得られた



中露連合への敵対としてアメリカ・EUという勢力ですが、現在EUは急速にアメリカと距離を置きはじめています。

ギリシャ問題ではロシアが支援を表明しています。ギリシャ国民はEUに幻滅していますし、ギリシャ正教とロシア正教は似た宗派なので軋轢がないため、ロシアには好感をもっているそうです。

ギリシャというお荷物国家はEU(実質ドイツ一国)が支えきれない状況です。
ロシアの支援はEUにとって渡りに船です。対立している場合じゃない。

英国はアジアインフラ開発銀行(AIIB)への参加を決めました。
EUがギリシャとウクライナで板挟みとなり身動きが取れない状況で、西側諸国の代表格である英国はさっさと中露側にも関係をつくりました。

これぞ独立国家の外交です。

鳩山由紀夫のクリミア訪問もアメリカのネオコン勢力にだけは不都合なだけで、世界政治ではもっと評価されるべきです。

ドイツのメルケル首相だって何度もプーチンと会見しているのですから、日本の元首相が行ったぐらいで何が都合が悪いのでしょう。

対中露でアジアを戦場としたいネオコンとその手先のメディアにとってはとても都合が悪い。

アメポチ安倍晋三内閣への痛烈な矢となりました。私は鳩山由紀夫氏の行動をたいへん評価します。
関連ログ:帝国の逆襲(アメリカのロシア経済制裁でシティーに閑古鳥が鳴く)



中国主導のアジアインフラ投資銀、英国が参加表明 G7で初
2015年 03月 13日 10:06 JST

[ロンドン 12日 ロイター] 英国が、中国の主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーへの参加を検討していることが分かった。オズボーン財務相が12日明らかにした。主要7カ国(G7)の中で初めての参加表明となる。
オズボーン財務相は声明で「AIIBに創設時から加わることで、わが国およびアジア地域の投資と成長のため、無類の機会を創出することができるだろう」と述べた。同国は今月、ガバナンスなどの指針について他の創設メンバーと合意する予定だという。

AIIBについては、中国が昨年10月、設立に関して支持国と覚書を交わす式典を北京で行った。アジア諸国のインフラ建設などの投資支援を目的とし、年内の発足を予定している。

ただアナリストの間では、目的が世界銀行およびアジア開発銀行(ADB)と重複しているとの見方があるほか、米国ではガバナンス基準に対する懸念も出ている。

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花粉症の原因は三度三度の飽食である(私の経験) 
Thursday, March 12, 2015, 11:09 AM
3/12 晴 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

いつから気象情報に花粉情報というものができたのでしょうか。今日もニュースで花粉の飛ぶ量は多くて注意という警告がでていました。
そのわりには私の周りには花粉症で悩んでいるという人は見た限りではいません。

私もかつてはひどい花粉症でした。10代から20代の約20年はくしゃみが止まらず眼は充血で、暑くなるにしたがい症状は悪化しました。

まだ花粉症という病名さえなかった頃ですから、近くの耳鼻科に行ったところで「鼻炎」や「アレルギー」というありきたりな病名だけもらって治療といったものもなされません。

熟睡も出来ないから日中も眠い眠い。

製薬会社に勤めているときは、抗炎症薬という喉の痛みを和らげる風邪薬(商品名:ペラックt錠)をよく飲みました。
止血作用のあるトラネキサム酸という成分が主体のありきたりな薬です。
かつて「りんごを囓ると血が出ませんか」でよく知られた歯磨き粉にも入っていた成分ですね。
抗炎症薬(いわゆる鎮痛剤)はいろいろあり、代表的は古くからあるアスピリンです。

この薬は眼のかゆみ・充血が服用したらすぐに潮が引くようにさぁーっと無くなるのと、比較的眠くならないです。それでも睡眠不足なら眠くなりますから、服用時は用心した方がよいです。

大なり小なり抗炎症薬は眠くなる傾向があると思います。(詳しくは薬局の薬剤師さんにでも訊いて下さい)

そこまでひどい重度の花粉症だったのに、今ではぜんぜんそのような兆候はありません。

なんでだろうとふり返ると、自炊を始めた当たりで年々症状が軽くなっていったことだと思います。朝飯はコーヒー一杯程度で食べません。

それまでは独身寮や社員食堂、休日は外食と三度三度たらふく喰っていたし、出されるモノを機械的に掻き込んでいるような毎日でした。

カロリーで計れば相当な量だったのではないかと思います。

質より量、量よりカロリーとばかりに肉食、油モノ、麺類とそれを毎食大盛りで食べていました。
食べれば食べただけ元気になるとばかりに毎食どか食いです。

さすがに30を過ぎた頃になると、食べる量も少なくなるし、女性とのおつきあいなどで下品な食事はしなくなったからでしょうか。


ここ数年では白米の量も一日0.5合程度(カップ半分が一日二食分)です。お粥にすればどんぶり一杯分になります。
それも食事の最後の口直しでたべて終り。サラダや温野菜がメインディッシュです。

5,6年前なら年に何度かは誘い合わせて焼き肉屋に行っていたのですけども、ここ数年記憶にありません。
なんとなく足が向かない、というのは同年代の友人らも同じようです。

西式健康法(別名:甲田療法)のキーワードは3S(咀嚼・草食・少食)です。

10年前あたりから意識的に3Sを実行していますが、これがとても良いのです。なんたって身体が軽い(胃の不快感がない)、疲れにくい、そして食事が美味しく感じるようになります。

いまでは無意識に実行しています。

たとえば「お腹がすかなければ食べない」、なんとなくまだ食べられるけどなあといった状態でも「腹八分目あたりで食事を終えられる」といったことです。まだ食べ足りなくてもお茶呑んで終り。

花粉症は一切でなくなりましたし、つらい経験が嘘のようです。

お米農家にはちょっと困った発言をしちゃいますが、花粉症はお米の摂りすぎが原因だと思います。

糖質過多が現代病の根源



これが花粉症を克服した私の経験による結論です。

過去ログ: 検索キーワード:糖質:

現代の亡国病はアルツハイマー(認知症)でしょう
アミロイドβが悪いのではなく、アミロイドβオリゴマーの毒が認知症の原因
美肌のキーワードは美容液よりもまず「抗糖化」 〜老けて見えないために〜
一日一食か断糖主義か? めんどくさいからどっちもやってみよう!
「断糖のすすめ」(炭水化物を減らすと身体は激変する)
タイトルで売れる例 「3日食べきゃ、7割治る!」(船瀬俊介)
認知症は高インスリンによる「生活習慣病」であるという医師の主張
アメリカの肥満・がんの原因は糖分だと告発するジェイミーオリバー
石田純一(60歳)・・・パスタを4皿も食ってりゃ(笑)
ラーメンの鬼 63歳で死亡 炭水化物は人類を滅ぼすを地で行く
圧力鍋はたしかに便利な調理道具である

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ピカピカの街並は良いことだろうか 
Wednesday, March 11, 2015, 01:22 PM
3/11 晴 10時 浅草での空間線量は8ベクレル/立法メートル

震災から4年が経ち新聞メディアでもダンプカーや重機が動き回っている状況が紹介されています。
削り取られた山と無粋な高層住宅や大量生産のプレハブ住宅が建ち並び
きっと小ぎれいな街が造られるでしょう。
かつて都市近郊のニュータウンと同じ風景画広がるのでしょう。
なんともやるせなさを感じます。

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「3月9日」は「精霊流し」 
Monday, March 9, 2015, 10:50 AM
3/9 小雨 10時 浅草での空間線量は9ベクレル/立法メートル

ほぼ一日中ラジオがかかっているのですが、どの局をまわしてもよくかかる曲があるので調べてみたら、そのものずばり「3月9日」という曲名でした。



ゆったりしたテンポのいい曲です。歌詞を書き出してみます。

3月9日 レミオロメン

流れる季節の真ん中でふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に
私とあなたで夢を描く

3月の風に想いをのせて桜のつぼみは春へとつづきます

漏れ出す光の粒が少しずつ朝を温めます
大きめのあくびをした後に少し照れてるあなたの横で

新たな世界の入口に立ち
気づいたことはひとりじゃないってことを

瞳を閉じればあなたが瞼の裏にいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい

砂ぼこり運ぶつむじ風
洗濯物に絡まりますが昼前の空の白い月は
なんだかきれいで見とれました

上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げばそれさえ小さくて
青い空は凛と澄んで
ひつじ雲は静かに揺れる
花咲くを待つよろこびを分かち合えるのであればそれは幸せ

この先も隣でそっと微笑んで

瞳を閉じればあなたが瞼の裏にいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい


(追加)あれ!?CDと貼付けたYoutubeのライブ動画を聞き比べたら、歌詞が違うことに気がつきました。太字部分はCDにはありません。たった二行の違いですが、なぜライブではメロディーラインを変えてまで挿入したのでしょうか。ライブの方が絶対にいいです。(追加終り)

すぐにさだまさしの「精霊流し」と同じく鎮魂歌であることがわかります。
死者への弔いの言葉ではないでしょうか。
生ける者が遠く旅立った者へ語りかける内容だと解釈しています。

10年前の曲でドラマの主題歌だったそうです。30代あたりにはよく知られているようです。

鎮魂歌ですから、この時期に良く合っています。
この詩の描写が素晴しい。私が日々感じている風情がそのまま現れています。

ただ残念なことに、レミオロメンというグループは解散してしまったそうです。
何曲かヒット曲があるので、ラジオではよく流れているのですが、歌い手については何も知りませんでした。

ギターの習い始めは「精霊流し」が定番でしたけども、今は「3月9日」も定番のようです。
アルペジオで弾き語りができれば痺れますね。
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鮪の佃煮をつくる 
Sunday, March 8, 2015, 01:03 PM
魚屋でマグロのアラが格安で売られていました。ほとんどが黒い血合いの部分です。

1kg近い重さがあります。

江戸時代から明治大正あたりまでは脂身部分は嫌われていたそうです。赤身や黒い血合い部分が好んで食べられていました。
血合いは刺身では食べられないけど佃煮にすると最高に旨いのです。

めったに店頭には並ばないのですが、珍しくあったので喜んで買って帰りました。赤身部分がちょっとあるので丁寧に包丁を入れて刺身で食べてみたら、脂身が多い中トロです。脂がのって舌の上でとろけます。

残りは圧力鍋に入れて、さっそく佃煮作りの開始です。
筋や骨もさばくことなく大雑把に切っただけ。多少のスジは圧力鍋なら溶けちゃいますから。

お酒、醤油、みりんを適当にジャバっと振りかけて、薄切りにした生姜を好きなだけいれます。お砂糖はコクガ出ますけども、一さじだけにしました。

私は隠し味に昆布茶を入れます。小さじ数杯分を放り込んで、あとは火を付けるだけ。
10分ほど圧力鍋で煮て、あとは箸で崩しながら汁気を飛ばしたらできあがり。

寿司1貫にも満たない金額で、これだけ美味いものが食べられるなんて、ああ至福です。
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拝啓 ブラックリスト様 (他人からの評価は蓄えられているということ) 
Sunday, March 8, 2015, 12:33 PM
3/8 曇 10時 浅草での空間線量は9ベクレル/立法メートル

<メール誤送信>宛名「ブラックリスト様」 保険相談サイト
毎日新聞 3月7日(土)18時1分配信


「ブラックリスト様」の宛名で送信されたメール
 インターネットで保険見直しの相談を無料で受け付ける「みんなの生命保険アドバイザー」が先月27日、過去の利用者約2000人に「ブラックリスト様」の宛名でメールを送っていたことが分かった。同サイトを運営するパワープランニング(東京)は「新しい顧客管理システムを導入した際、誤ったメールを自動配信してしまい、心からおわび申し上げます」と謝罪している。

 みんなの生命保険アドバイザーは、保険の見直しを検討している人からのネットでの申し込みに対し、複数の保険を扱うファイナンシャルプランナーを無料で紹介する仕組み。

 パワープランニングによると、メールは先月27日午後7時ごろ送信された。本文は「ブラックリスト様」の書き出しで「検討させて頂きましたが、無料相談の対応が可能なアドバイザーのご紹介が難しくなっております(中略)今回のお申し込みはキャンセルとさせていただきます」などと依頼を断る内容。申し込んでいない人にも送られていた。

 送信から約30分後に過去の利用者から「不快だ」との抗議が電話であり「誤送信」が判明。その後、発生理由や再発防止策などを書いた謝罪文を送信した。毎日新聞の取材に対し、同社は「虚偽の申し込みなどをされた方はブラックリストに載せているが、メールを送った方は一切関係ない」としている。【荒木俊雄】


よく街中に保険の無料相談を謳う店が目に付きます。最近では生命保険勧誘員による直接販売は減少して、店舗型で販売する比率のほうが多いとのこと。複数の保険会社(の商品)を比較できるということで、契約者側からもメリットがあるようにみえます。

実態は生命保険勧誘員が売っていることと何も変わらないですけどもね。
A社B社C社の勧誘員がそれぞれセールストークをする場です。
店舗のカウンターだからなんとなく敷居が低いというだけです。

なぜ最近までこの様な業態がなかったのかというと、「他社の商品と比較してはならない」という馬鹿げた法律があったからです。
たとえばある生命保険会社のセールスマンが比較として他社や簡易保険のパンフレットを持ち歩いていたとしましょう。
これだけで懲罰対象になります。机やロッカーにあるだけでも懲戒対象になります。いまでもそうかもしれません。

逆に言うと勧められるがままに契約しろという金融監督庁の唱える原理原則は徹底されてます。
もともと販売代理人による保険販売は戦争未亡人の生活のために普及を推し進めたという経緯があるので、差を付けるな、比較させるなという考えが根底にあるのです。時代錯誤も甚だしい。

その法律の抜け道のために考え出されたのが、数社の保険代理人が寄り集った無料相談を謳う店舗形態なんでしょう。もしくは記事のような紹介サイトです。

ある保険代理店から宛名が間違えて送信されたというニュースが流れていました。宛名は「ブラックリスト様」(笑)
定型文の差込送信(宛先名を入れ替える機能)をテストもせずに垂れ流した結果です。
2000名がブラックリスト様なんだとか。

つまり店舗に訪れた2000名は顧客の値にもならないということ。しかしふるい落とした客にセンスの悪い名前をつけたもんだ。
2000名を斬り捨てるということはその数倍は相談に訪れているのですね。

怖い話、このリスト(個人の資産状況などのデータ)が会社で共有されているということです。
一度でも相談に訪れて、家族構成や収入、資産、病歴を洗いざらい話した、一旦ブラックリストと称するデータとして保管されてしまうと、その代理店にはずっと残るということ。

個人経営の代理店ならば、その代理店が廃業されればブラックリストも自然消滅するのでしょうが、会社形態の代理店ならば存続する限り消滅することは考えにくいです。

ましてや人の出入りが多いブラック企業の筆頭が生命保険業界ですから、どんな輩がいるかなど想像も出来ません。
詐欺師からみればブラックリストは宝の山です。保険への加入動機を持っていることだけでもメシの種になりますからね。

当社はプライバシーに関わるデータは一切保管していません



よく、数年前に購入したから送り先はわかってるでしょと電話口で言われることがありますけども、返答にいつも困ります。
調べられないことはないのですが、口頭で聞いた方が早いです。

ヒロミさんやカオルさんが女性だとずっと思っていたら、直接の受け渡しで男性(しかもガタイのいいおっさん)だと知ったこともあります。もちろん病歴や相談内容を書き留めておくようなことはしません。

お客様のプライバシーは私の頭の中にあるぶんだけです。

なぜなら創業時にお客様へ余計な詮索はしないと決めたからです。

他人から評価・詮索されるのは誰もが大嫌い



でも、生命保険を含む金融業界は評価し、斬り捨てるのが主な仕事。
他人からの評価は、そこらにある保険の窓口でも蓄積されているということに気付かせてくれたニュースです。
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東京の交通網が大きく変わります 
Friday, March 6, 2015, 05:51 PM
3/6 曇 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル

橘玲(たちばな あきら)の新刊で中国について書こうと思っていたのに、浅草の書店には並んでいませんでした。
仕方がないので新聞記事でお茶を濁します。


首都高中央環状線の大橋−大井間が明日開通します。12kmのトンネルです。
やっと輪っかになった。
ここを先々月に歩きました。よくまあ掘ったもんだ。

外環道、圏央道といったみっつの環状道路の完成が急ピッチで現在も進められており、すごい人手不足なのだそうです。

車の流れは変わっていくでしょうね。

東京で車を乗ると感じるのですが、都心へ向かう、もしくは逆コースは高速道が整備されていますから、渋滞の覚悟さえあれば、あとはなんとかなります。

ところが近県間を走ろうとすると、地道ばかりを走り、信号も多いので神経をすり減らします。
田舎の国道は物流のトラックばかり走り回っているので、ストレスが溜まります。

たとえば栃木から茨城といった場合です。埼玉から千葉ならば首都高を経由したほうがよっぽど快適です。

三環状線ができればトラックはそちらに流れますから、少しは地道を走り抜けるトラックは減るでしょう。でもね未完成、未開通部分がまだまだあり、それは楽観すぎます。

三環状線は五〇年かかっても完成してません



もともとこの三つの環状線の建設はモータリゼーションが始まった1963年に始まったものです。
新幹線も走っておらず、オリンピックの前年から始まったのですよ。

明日開通するトンネルも地上の住民がすったもんだしていて、ずーっと今まで建設が止まっていた区間です。
地下深いトンネルにより力技で開通させたのですが、そのために何十年かかったんだ。
ジャンクションなんて5,6年前にはすでに出来上がってました。

外環道も私が東京に来た20年前からずーっと中途半端なまま。
東名から大泉(練馬)のたった10kmでさえ、いまだにオリンピックに間に合うかわかりませんと東日本高速道路(NEXCO東日本)のWebには記載されています。

外環道という高速道路は悩ましい道で、都市部を迂回したほうがよいかどうかという場面で、僅かでも高速をつかったほうがいいかを悩まされます。

なんたって都心の自動車専用道は一種の博打ですから



乗ってみたものの大渋滞で大遅刻となる場合もあり、逆に下の道がガラガラということがよくあります。
東京で車を運転するということは、常に上を走るか下で押し切るかを迷いながら走ることになります。

職業ドライバーは混雑の時間帯はわかるのでしょうけども。


さて来週には鉄道が大きく変わります。

宇都宮線(東北本線)・高崎線・常磐線は上野駅が終着駅だったのですが、これが東海道線と結ばれます。
わたしにとってはこちらのほうが生活に直結しています。

東北新幹線の上にもう一本線路を引いて、東京駅で東海道線につながるのです。


上はちょうど2年前の神田駅の写真です。

上野駅は山手線、京浜東北線への乗換えでいつも混んでいます。それが乗り換えなしになるのですから、宇都宮線(東北本線)・高崎線・常磐線の人たちは大変便利になるでしょう。

また私鉄と地下鉄の相互乗り入れが徹底しているので、東京は電車網はよくできているとは思います。
ところが周辺の県、千葉や茨城はJRも私鉄も最悪です。

公共交通が効率的ではない地域というのは未来がないです。

大阪の橋下徹市長も、公共交通を敵視するのではなく、もっと融合をさせればいいのに。

過去ログ:東北新幹線の上にまた線路!?なんじゃこりゃ?
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Liberty(リバティ)はプロテスタント・カルバン派の標語でしたが・・・ 
Thursday, March 5, 2015, 01:59 PM
3/5 晴 10時 浅草での空間線量は17ベクレル/立法メートル

ずいぶん前アメリカからの留学生18歳にFreedamとLibertyの違いを聞いたことがあります。
「う〜んフリーダムは行動の状態を表わし、リバティは解放といった思想的な意味・・・」なんだそうです。

Statue of Libertyは自由の女神ではなく「(宗教思想からの)解放の記念像」としたほうがわかりやすいのです。
もしもStatue of Freedam となると「勝手気ままの像」でまさに軽チャーの象徴(笑)

ご存じのように、アメリカは欧州から迫害されてきたプロテスタント(ピューリタン:清教徒・・・実態はユダヤ教徒)がイギリスを経由してアメリカに渡り建国した国です。

ニューヨークの元々の地名がニューアムステルダムであったという歴史が語るとおり、オランダ系プロテスタント(ユダヤ人)の国であったのです。

カトリックに抗議する思想だからプロテスタント(抗議するという意味)なのです。
やがて同じように迫害されているユダヤ人にも好意的であることは、このような宗教的な背景があるからでしょう。

プロテスタンティズム(Protestantizm)は宗教的規律に敵愾心を強く抱く



現代の資本主義はこのプロテスタンティズム(実態はユダヤ思想そのもの)が造り上げたのです。
これは20世紀初頭にドイツの社会学者マックス・ヴェーバー(Max Weber)が唱えた理論です。ところがこれはでっち上げの箇所が多く、同時期の経済学者ヴェルナー・ゾンベルトが資本主義の確立はユダヤ人によるものであると喝破しています。

トマ・ピケティ「21世紀の資本主義」よりもヴェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」ヴェルナー・ゾンベルトの「ユダヤ人と経済生活」をまずは読むべきです。

もっと簡単に読むには副島隆彦+SNSIの「金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ」がヴェーバーの論の破綻とゾンベルトのユダヤ人発生論を、誰でも理解できるようにわかりやすく解説しています。

リベラル(Liberal)とは何かというと、フランス語ではレッセフェール(laissez-faire)であって、その本当の意味は
「自由に商売(生活)させろ!法律や宗教規律で俺たちを縛るな!」
ということ。

ですから米国憲法では「人種問わず来るもの拒まず」といった、発言反対の意志を尊重したリベラル思想であるのです。
迫害に対して強い嫌悪感を国民が抱くのはそのような背景があるからです。

さてさて、そうは言っても「中国人の『出産ツアー』」に対してはさすがに米国政府も重い腰をあげ始めました。
米国内で生まれた赤ん坊は自動的に国籍(とパスポート)が与えられるという無条件な特例に目を付けて、中国大陸から大挙して妊婦がやってくるからです。

とはいっても何か理由を付けて釘を刺す程度でしょう。

なぜなら、そもそもアメリカは移民の流入で成り立ってきた国だからです。法律で規定されている以上は中国の妊婦であろうが入国を拒むことができない。それに大部分のアメリカ人は1万人程度の人口なら増えることは良いことだと捉えているかも知れません。

ド田舎の純朴なアメリカ人は世界の先進国は同じプロテスタントであって、アメリカに渡ってくるのは何らかの迫害でやむを得ず来た庇護すべき人々だと考えているのかもしれない。自分のルーツも同じ移民だからでしょう。

米国の地続きの隣国カナダでは中国人の移民制限を始めました。社会問題となってはじめて「俺たち(プロテスタント)とは全く違う・・・」と気付き始めたのです。でももう手遅れ。

リベラリズムの看板はそう簡単には降ろすことが出来ない



リベラル思想はアメリカ民主党の基本政策であり、伝統的にユダヤ系米国人(全人口の2%)の66%が民主党を支持しています。

このリベラリズムはプロテスタントやユダヤ教徒といった同じ迫害された歴史を持つ信仰に対し同胞意識により生まれた思想です。

憲法で、法律でガッチンガッチンに固めた上にアメリカ国家が建っているのですから、さあどうなることやら。

新聞によるとオバマ大統領はイランの核エネルギー容認の政策に、ユダヤ系米国人でもイスラエルの強硬姿勢に反感を持つ者が増えてきているそうです。

リベラリズムの解釈は一枚板と思われていたユダヤ人でも意見が分かれるのです。

そこに同胞意識の一片も持たない中国人が雪崩れ込んできたら、さあどうなることやら。ますます対立は激化するでしょう。

日本には軽々しくリベラリズムを広言する政治家や識者がいますが、アホかと鼻白みます。

リベラリズムは国家を混乱させ国力を毀損する



アメリカも崩壊しつつあるということを、訪米中のネタニヤフ・イスラエル首相とオバマ大統領との亀裂が一層深刻化しているという新聞記事を読んで感じました。

フランスの哲学者ジャン=ジャック・ルソーが唱えた平等思想はフランス革命を引き起こし、それがフランス憲法の基本理念となっています。

そのフランスでテロが発生し、厳戒態勢が続いているということをもっと我々は考えなければならないでしょう。
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群馬大学医学部/第二外科/助教授の内視鏡手術 
Wednesday, March 4, 2015, 12:44 PM
3/4 晴 10時 浅草での空間線量は18ベクレル/立法メートル

参考URL
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41270
http://smedpi.hatenablog.com/entry/2015/01/03/170856
今年一月に群馬大学医学部教員という名前で医学部内部を晒しているブログがあります。
医療事故に対する放置もしくは無視という無責任体質、さらに内部でのパワーハラスメントの横行というおぞましい現実をうかがい知ることができます。
最後の一文が怖い。

「軽度の双極性障害(躁うつ病)があり、やっぱりおかしな人間が多い」

臨床医師ではなければ躁鬱でも偏執狂(パラノイア)であってもかまわないけど、躁鬱はまわり(組織)が振り回されて傷ついて大きな被害をこうむります。群馬大学の医学部の内部はまさにそれ。

内視鏡手術を行う第二外科の助教授という人物がどういう人かは、この暴露話からうかがい知れます。

どちらにしろ”まともではない側”の人なんでしょう。●チ●イに刃物とはこのことか。

医学部は体質がセクハラ・パワハラ天国!



まともな神経じゃあ居られない所なんでしょうなあ。

わずかな経験ですが、製薬会社の社員として大学病院に訪れたことがあります。
大学の医学部ってのはそこらの病院とは違うのです。

おっそろしい上意下達(じょういかたつ)の世界



内部はおろか国立大学の医学部自体にも系統があって、おおまかに言うと旧帝大医学部−地方大・公立大医学部−公立病院−開業医というラインがあります。

大企業から下請に天下ってくる厄介者や定年者が順繰り落ちてくるようなものか。

ですから頂点の医学部が採用した治療法や薬はそのまま下へ引き継がれていきます。最上位には厚生労働省が鎮座しています。

だから大学病院担当の営業マン(MR)は薬学部とか理学部出身のそれなりの人物が送り込まれます。上限は実質ないような接待費を抱えてね(笑)

大学の医学部に食い込むことは認可官庁である厚生労働省に直結するから教授の足にすがってでも、靴を舐めてでも食い込まねばならないのです。

だから学会の発表史料や研究データなどのまとめといった本来局員・学生がやることであっても、MRなんて顎足(あごあし)ですから喜んでやりますよ。

病院へ行くと、ボールペンや白板のマグネットにもナンチャラ錠とかウンチャラ(R)(丸Rは登録商標の意味)といったものがよく目に付きませんか?鉛筆からホワイトボードのマーカーまで、すべて社名入り・製品名入りです。

ずいぶん前に病院の公衆電話の脇にポストイットが積み上げられていたので、まとめてポケットに入れて帰ってきました。メモ用紙や付箋紙などがなくなったら、見舞いの振りでもして看護婦の詰め所にでも寄って文房具をもらってきましょう、ナンチャラウンチャラと刻印されているのが嫌でなければですが。
そこらの文房具屋よりもいいもの揃ってます。どうせタダで置いていくものだから気軽にくれます。
もっとも粗品ではなく医師に直接渡すものはモンブランとかパーカーとかの高級品です。

話は脱線しました。

医者という職業自体が悪いわけというわけではありません。真摯に立ち向かっている方のほうが大多数でしょう。
それに真面目に治療しても、不本意な結果になってしまうことはしかたがない。それでも外科医は特に遺族から訴えられることが珍しくない職業です。有能な崎谷博征(さきたにひろゆき)という医師も現役外科医師だった頃は何件もの訴訟を抱えていたそうです。
今は田舎で健康法指南者になっちゃいましたね。執筆と講演で喰っているようです。


私が医者になりたいかといわれればごめんこうむります。
医療はサービス業のひとつでしかないのになんか誤解してませんかね。医師はひとつの技術職であるのに、アンタッチャブルな”聖域”とでも大学医学部や厚生労働省は考えているのでしょうか。

ふつうの仕事であれば、失敗に対して原因解明や追及がなされますよね。
場合によっては責任者や当事者は処罰されなければなりません。
そうして次の失敗を起さない進歩があるのが、”通常の品質改善のサイクル”なのですから。

群馬大学医学部にはQC(クオリティ・コントロール)の概念すらない



つまり今回のある医師による内視鏡手術での死亡例の多発に対して、なんにも対策も調査も行われなかったということがわかっただけ。
陳腐なことは言いたくないのですが、

医学部を聖域化していたことで、おこるべくして起きた腐敗の一角であったのでしょう。

まあその上は厚生労働省ですから、その下も腐る腐る(笑)
なんたって官僚世界にも自浄作用などはないのですから、当然下部の大学医学部にも自浄作用などあるわけがない。

相変わらずの”白い巨塔”であったということ。
あ〜こわいこわい。
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時価総額という架空の金額で計る富裕層の資産(ピケティの唱える資本論とは) 
Tuesday, March 3, 2015, 02:49 PM
3/3 曇 10時 浅草での空間線量は21ベクレル/立法メートル


すでに新聞雑誌で解説が出尽くした感があり、いまさらピケティーを論ずるのは気が引けますが
トマ・ピケティ著「21世紀の資本」を全く読まずに、解説記事だけで感想を書きます(笑)

まずピケティはフランスの新左翼系学者であるということ


それを踏まえてみれば、低成長国家同志で連携させて国家社会主義を成り立たせようというタチの悪いアジテーション(煽動)本であるということがわかるでしょう。

内容は簡潔に書くと

過去200年間の資本収益率と国の経済成長率の関係を調べてみると、

r(資本の収益率)>g(経済成長率)

だったということ。

資本の収益率とは、株式上場企業では[税引き前利益÷株式時価総額=ROE(時価資本利益率)]であり
非上場企業では[税引き前利益÷負債を引いた純資産=ROE]となります。

「21世紀の資本」の資本によると、ROEは過去からだいたい4〜5%で推移してきているのだそうです。
一方、経済成長率は産業革命以降は2〜3%です。それまではずっと1%未満の低成長だったのです。


4%の利益を100年続けると、資本は50倍(1.04の101乗)となります。
ところが経済成長率は2.5%としても16倍(1.025の101乗)にしかなりません。

つまりこの率の差はそのまま資本家に帰属し続け、国家国民には巡らないということを問題視しているわけです。

とくに所得格差の拡大は第一次大戦頃と同じ水準にまで達しており、それが教育格差になり社会不安を引き起こしているという結論です。

さらに当人は資本主義を肯定していますが、格差を縮める政策こそが残された希望であると述べています。

ただ累進課税の強化や相続遺産への課税を強化しろというトマ・ピケティの主張は筋が悪い発想だなと漠然と思います。なぜなら

「富の再配分」という美辞麗句は国家権力の暴走を生む



それにいくら課税を強化したところで、金持ちの息子は金持ちであるという状況に変わりはないのです。
税の徴収を強化して栄えた国は過去ございません。それに

国家が集めて(税)配る金(公共投資)は効率が悪い



ここが私の一番ピケティの主張を批判するところです。仮面をかぶった社会主義思想じゃネエか!

話は変わって、朝のニュースで世界の大富豪のランキングが発表されていました。
一位は相変わらずビルゲイツ(9.5兆円)です。
日本では41位のユニクロの柳井正(2.5兆円)、75位のソフトバンクの孫正義(1.7兆円)です。

名だたる企業家がずらりと並んでいます。ただこの人たちは企業を所有、もしくは株を持っているため、その時価総額からはじき出された金額でしかないということです。

たとえば毎年100万円の税引き前利益をあげる零細企業があったとしましょう。
これを一般的なROE=4%とすると、その零細企業の時価総額は2500万円になります。

毎年コンスタントに1億円の税引き前利益をあげる会社の時価総額は25億円です。
毎年1000億の税引き前利益をあげる会社の時価総額は2.5兆円です。

もしユニクロの柳井正が100%株式を保有してるとすれば、資産2.5兆円の実態は年1000億円の企業を保有しているという意味です。

年間400万円の利益を生み出す会社を興せば、時価総額は1億円となります



ほらね、そこらの商店主や町工場のオーナーでも、実は億万長者(?)と定義されてしまいます。

それじゃあトマ・ピケティの主張通り、時価一億円以上の”富裕層”に課税強化したらどうなるでしょうか?
年間400万でカツカツで家族を養っている”名目だけの富裕層”たちは貧困に喘ぐことになります。

こんな馬鹿な話ってあるかいな。

このように、資産の時価総額といっても、親から引き継いだ宅地だとか、株式だったり現金化出来ないものを値付けしたところで意味がありません。

ユニクロの柳井正やソフトバンクの孫正義が、1兆円2兆円ばかり自分の金にしようと持ち株を全部売払うことができるでしょうか。
あっというまに暴落して株価は1/2とか1/10となってしまうでしょう。銀行から金を借りる担保としても時価総額の半分以下でしょう。(ユニクロに1兆円も融資する銀行があるとは思えませんけども。また孫正義名義のソフトバンクの株はすでに担保となっているでしょうし)

このように時価総額という『現金化できない架空の金額』は「信用が膨張した結果」にしか過ぎない、単なる指標です。
まあこれだけのお金持ちならば1000億円程度のマネーは持っているかも知れません。それでも資産の時価総額の5%ぐらいです。

”名目だけの一億円富裕層”(=年利400万円の小企業)ならば小遣い100万円で軽自動車がポンと買えるかどうかでしょ。

経済成長率(=インフレ率と言い換えてもよいと思う)との比較は、一見正しそうに見えるのですが、株式や土地の時価総額と同列に論じるものではないと考えます。

もし
r(資本利益率)<g(経済成長率)
であるならば、それは経済制度が未発達でかつ人口増加の国か、閉鎖的で非効率な社会主義システムの国でしょう。
アフリカのソマリアだとかジンバブエだとか北朝鮮ぐらいしか思いつかん(笑)

新ケインズ派(ニュー・ケイジアン)と呼ばれるポール・グルーグマンといった経済学者が「21世紀の資本論」を絶賛している意味がぜんぜんわかりません。まあ読む気もありませんけども。

本当の資本とは何かというと、それは信用です。
信用とは資本主義経済下では、銀行が融資できる金額です。

いうまでもなく、現在無条件で住宅ローン数千万円をポンと貸す相手は公務員でしょう。

資本の収益率ではなく、信用度の格差が問題なわけで、ようするに金を貸すに値しない人(たとえば非正規社員)を量産する社会構造が問題なのです。

学校では金の借り方を教えてくれないものなあ


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我輩はどこからやってきたのか?(猫の場合) 
Monday, March 2, 2015, 04:56 PM


猫は1万年前(!)から中東におり、それがネズミ対策で家畜となったものが世界に伝播していったそうです。

西と東で種類も違うことがDNAの痕跡でわかったというニュースです。
しかもその進化にはウィルスのDNAが関与していたということも注目すべきです。

猫と同じように人間でも東と西で顔つきが異なる理由ではないのか?!



まあ日本人はどうあがいたって中国大陸側とほんのわずかにロシア側から流れ着いたぐらいでしょう。南洋側から台湾、沖縄を経て来た人種もいるんでしょうね。


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副島隆彦の経済講演会@有楽町朝日ホール 
Monday, March 2, 2015, 04:14 PM
3/2 晴 10時 浅草での空間線量は21ベクレル/立法メートル


昨日は有楽町マリオン最上階にある朝日ホールにて副島隆彦先生の経済講演会におりました。会場外にいたのでほとんど内容は聞いておりません。ただ皆さんはとても良かった、わかりやすくて良かったと評判は高いようです、特に今回のお話は。

かつてから言っておられるように米国のネオコン・国際金融グループは大規模な戦争を欲していると言うこと。そのために中東方面と極東方面(すなわち我が日本周辺)で戦争状態にしたいという思惑が蠢いていることを肝に銘じなくてはいけないでしょう。

日経平均は2万円にまでGPIF、共済年金などぶちこんでむりやりにでも上げる。市場の健全性は全世界で死んでいますから、あとはどうなるかはわからないと私は思います。

株価を経営者の成績表とする考えは、アップルコンピュータ、マクドナルドを経営してきた原田永幸という人物の経営方針です。この原田というオッサンは元々は80年代まで存在したApplo(アポロ)というコンピューターの社員ですからね。HP(ヒューレットパッカード)に買収された頃、ジョン・スカーリーというペプシコーラのオッサンが経営するAppleに移ったのだと思います。今から20年前は私もよく千駄ヶ谷にあるAppleに出入りさせていただきました。

アップルコンピュータもスティーブジョブスが去ってしまうと、凋落という言葉がふさわしい状況で、利益率と株価維持しか誰も興味のない会社に成り下がってしまいました。

何が悲しかったかというと

客のレベルがどんどん低くなっていく



大量生産大量消費でかつてエバンジェリスト(evanjerist:伝道師)と呼ばれた熱狂的なユーザーを斬り捨てていったことでしょう。

んで普通のパソコンメーカーになってしまった。
スティーブジョブスが復帰して再び輝きだしたのは、希有な例ですね。ジョブスはAppleの株主から追われた後はNext(ネクスト)というコンピュータ会社を興します。
その卓越したグラフィック機能で映像を製作する会社がPixer(ピクサー)です。

これだけ成功を治めたのですから、そりゃ追い出した株主は後悔したでしょうね。

株価と配当ばかり目当ての大株主が会社を潰すのだな



これが米国流とばかりに、金融市場での評価だけを拠り所にすれば、ブランドは死にます。
アップルはスティーブジョブスが生けるブランドだったから立ち直ることが出来ただけ。

ハンバーガーのマクドナルドは全世界でブランド力が落ちているようですね。

汚くて騒がしくて臭くて、ガキの掃きだめ感が最悪です



不味さは言うまでもありませんが、株価は2700円程度で安定して推移しています。
なぜかというと、配当金が高いから下がれば利回りの良さで買われるからです。

でも本来は改装や新規店舗に使う原資を株価維持(配当)で使っているために、みすぼらしさが散見されます。直営かFCかでも違うでしょうが、イメージで売る商売にはあきらかにマイナスです。

大なり小なり株価対策しか能のない経営者・企業は終焉を迎える時期なのではないのでしょうか。

米国流株価重視経営の終りがそろそろ来る頃でしょう。いや、そうあってほしいです。なぜなら

株主の利益は世界・国民・人類の利益ではないのだから



むしろ人類史上においては利益拡大・市場占有による戦争紛争の隠れた根源であるのです。
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