新型原子炉なら発電と水素製造が一緒にできる 
Friday, September 17, 2021, 04:14 PM
 次期首相を選ぶ自民党総裁選の顔ぶればかりがニュースとなっていますが、まあ何にも期待は出来ません。
どの候補も経済政策には触れず、財務省と支持母体である大企業に配慮して奥歯に詰ったような話ばかりです。
環境対策も良いのですがレジ袋とストローぐらいで茶を濁すぐらいの矮小化した話はつまらないです。
二酸化炭素を排出しない社会なんて北朝鮮レベルの生活に逆戻りです。
スマホだけあれば仕事に十分なるという人もいるのでしょうが、その背後のサービスには莫大なエネルギーが費やされているのです。
日本の総電力の1/3は通信網とデータセンターで消費されてますし、1/4は電車や道路インフラです。

やる気のある馬鹿は社会の迷惑


こんな諺しか思い浮かびません。
環境対策自体はまことに結構なことなんですが、経済発展と相反する消費サイクルをどうするんだという問題に帰結します。
自給自足が基本の江戸時代にまで戻ろうというのであれば、それでも自分は構いませんが今さら工業地帯や宅地は畑や田圃には戻りません。そんなに二酸化炭素が嫌なら原子力といわず火力を全部止めてみろよと言いたい。
夜の10時には真っ暗な生活って北朝鮮ぐらいの生活レベルでしょう。

今日の読売新聞の社説では次世代型原子炉は水素も大量に製造できる利点を説いています。

社会問題はテクノロジーで解決するしかないのです



政治にたずさわる者はイデオロギーで語ってはいけないと自分は思っています。
大部分の普通の日本国民(いわゆる下層階級)にとってゼロカーボンだ、性的マイノリティ(LGBT)だ、財政赤字が大変だと言うのは勝手ですが、日本国家をどう強くするのか、生活レベルをどうあげるのかを誰も語ろうとしない総裁選候補者らには失望を通り越して、まったく関心がありません。真の馬鹿か傀儡(くぐつ)なんだろうなあという目でしか観られないです。

次世代原子炉 脱炭素につながる技術育てよ
2021/09/17 05:00 読売新聞社説

 温室効果ガスの削減に向けて、小型原子炉など新しい技術への期待が世界的に高まっている。日本も国際競争で立ち遅れないよう、研究開発体制を強化せねばならない。
 日本原子力研究開発機構は、茨城県にある「高温工学試験研究炉」の運転を再開した。次世代型の小型原子炉を開発するため、1990年代に建設されたが、東京電力福島第一原子力発電所の事故後、停止を余儀なくされていた。
 この研究炉は「高温ガス炉」というタイプで、冷却に水ではなくヘリウムを使う。核燃料は高熱に耐えるセラミックスで覆われている。水素爆発や炉心溶融は起きにくく、安全面では通常の原子炉より優れていると言える。
 高温ガス炉を含む小型原子炉は「小型モジュール炉(SMR)」と呼ばれ、通常の原発に比べれば建設費の削減が期待できるうえ、小型のため立地も柔軟に選べることから各国で注目されている。
 米国では、エネルギー省の支援を受けたベンチャー企業や大学が急速に小型炉の開発を進めている。中国も積極的に取り組んでおり、実用化に向けた実証炉の運転を始めたという。
 高温ガス炉の研究はもともと日本が先行し、2004年には世界で初めて950度の熱を取り出すことに成功した経緯がある。機構には、10年に及ぶ研究の遅れを取り戻してもらいたい。
 脱炭素社会の実現には、燃やしても二酸化炭素を出さない水素が大量に必要とされる。近年、高温ガス炉が評価されているのは発電の際に発生する高温ガスを使って水素を製造できるためだ。
 機構は、研究炉の隣接地に水素製造施設を建設し、発電に併せて、大量の水素を製造する手法の確立を目指している。
 太陽光や風力などを使う再生可能エネルギーは気候に左右され、供給が不安定だ。水素の製造にも多くのエネルギーが必要になる。発電と水素製造を同時に可能にする高温ガス炉への期待は高い。
 現在、日本の原発は再稼働が滞り、原子力産業の技術継承が不安視されている。原子力技術の開発には、数十年に及ぶ長期的な計画が不可欠だ。将来を見据え、今から手を打っておく必要がある。
 政府は、ポーランドや英国とも連携しながら高温ガス炉の開発を進める方針だ。小型炉への需要は今後、発展途上国でも高まるだろう。競争力のある国産技術を守り、育てていくためには、政府の継続した取り組みが重要である。

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アンモニアって燃えるんだ 
Friday, September 10, 2021, 05:11 PM
二酸化炭素を出さない燃料として水素が有力視されていますが、ガスですから流通コストが課題です。
そこで窒素と水素の化合物であるアンモニアが可搬性で注目されています。

愛知県の碧南火力発電所で石炭燃料にアンモニアを加えて燃やす試験を世界に先駆けて始めているそうです。

それでも水素は天然ガスや石油を分解して作ってるんですけど・・・



大量のアンモニア需要が発生すれば、今の世界の生産量の10倍100倍が必要になるのだそうです。

それを水の分解でチマチマと発生させるのなんて気が遠くなるような話

いまのところ石油石炭を完全に代替する燃料はないんです。夢のゼロカーボン燃料として話題になっているだけでしょうね。

中国はカーボン排出ゼロを目指すと国際社会には威勢の良いことを言っていますが

口先だけで300基もの石炭火力発電所を建設していく計画です。同時に100基の原発も。

でも日本だけは実直にアンモニア燃焼の研究をしているという姿勢は崩していない。

アンモニアが燃焼すると硝酸(窒素酸化物)は発生しないの?



石炭や重油を燃やすと硫黄分が大気を汚染しますし、水に溶ければ硫酸になるので腐食性が高い。

いまでは排煙処理技術が進んでほとんど硫黄酸化物は排出されなくなったそうです。

臭いイメージのディーゼル車も今ではほとんど臭いや煙を出さなくなりました。

結論ですが、アンモニアを燃やしてもほとんど窒素酸化物(NOx)を出さない燃焼技術が確立しつつあるそうです。

トヨタ自動車では10年前からガソリンの代替としてアンモニアを使う研究もしています。

アンモニアは安定して燃えないことが一番の問題だそうですが、ディーゼルエンジンのように高圧下で空燃比を調整すればよく燃えることもわかってきました。

また空気の量を最適にすれば窒素酸化物はほとんど発生しないんだとか。

アンモニアが安定して安価に製造でき、供給体制ができれば一番なのでしょうが、少なくとも50年ぐらいはかかるんじゃないかな。


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オリンピックのお土産をもらいました 
Tuesday, September 7, 2021, 03:42 PM


オリパラ通して運営に協力していた友人からオリンピックのお土産をもらいました。
運営ボランティアに配られるTシャツです。
暑い日から雨混じりの寒い日までずっと屋外で誘導やコース管理をされていたそうです。
鼻の頭が日焼けで皮が剥けたそうです。

それでもオリンピックの運営に関われたのは生涯の思い出になったとのこと。

あんまり街中では見かけることがなかったので、まじまじと見ました。
意外と良いデザインですし、品も良い。安っぽさは感じません。
アシックス製です。

キャラクターをあしらった汗拭きシートとアルコール消毒薬も入ってました。

寝巻がわりか作業着にどうぞとのことなので遠慮なくもらいました。

5年前には競技関係者から非売品の襟章をもらってます。襟に付けているとJOC関係者みたいなので喜んで着けてました。関係者じゃないけど。
終わったのでピンバッチはコレクターにあげちゃいました。

今度地方に出かけるときに着ていきましょう。いかにもボランティアとして参加したような顔をして

(追記)
ネットニュースで何万着もボランティア用ユニフォームが余っていて、それを無料配布したそうです。一式3万円相当とありますが、けっこうボッたくった値段です。3万円で買いたいかというと全然欲しくない。タダで配るぐらいしかないでしょう。


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どうなる?航空業界 
Tuesday, September 7, 2021, 10:40 AM
不思議だなあと思うことは、海外渡航制限で世界の航空運輸業は首の皮一枚の青色吐息です。
でも航空機製造業、ボーイングとエアバスの業績は回復しているというニュースもあります。

参考:エアバス・ボーイング、航空機受注回復 4〜6月最終黒字
2021年7月30日 0:59
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR296MF0Z20C21A7000000/

欠陥のあった737の受注が回復し、レイオフの計画も縮小するというニュースです。

両社の株価も回復傾向です。

日本の株式市場では日本航空、全日空、鉄道セクターを含め当然ながら軟調です。

アメリカの航空会社も回復傾向とはいえ、稼ぎ頭の太平洋・大西洋路線に乗客は戻って居らず、赤字の補填に政府補助金で生きながらえているという状況は日本と同じです。

航空業界って独特なのはマイレージで顧客を囲い込むことと、それを融通するアライアンス(連合)を会社同士で組織していることです。

海外渡航が多いビジネスマンには航空会社を選択する強い動機になります。

航空会社にとっても、コードシェアリング(飛行機を共用すること)で空席を回避することでコストを下げることが出来ます。

こうして固定費の高い設備産業とも言える航空運輸業界は乗客がいるかぎり発展してきましたし、運賃もダンピングすることなく安定してきた。

この記事はそういった安定が逆風となって足枷に成りつつあるという内容です。

提携先の破綻先から金が吸い上げられるだけの関係



日本航空は破綻した米ハワイアン航空と豪カンタス航空に加えマレーシア航空から支援を求められています。
全日空は破綻した豪ヴァージン航空、フィリピン航空、タイ航空に支援を求められています。

ただし、米豪政府はともに不採算路線の廃止や運賃の策定にまでは口を出してはならないということ。
フィリピン航空やタイ航空も全日空に協力は要求するが、踏み込んだ支援は政府が介入するでしょう。

ボーイングやエアバスの業績回復は大型機から中型機への買い換え需要であるのでしょう。

半官半民の日本航空に比べて独立性が高い全日空ですが、日本のLLCは全日空傘下となってしまいました。

収益性では日本航空が優位であり、航空網では全日空が優位という日本国内では2強体制は揺るがない。

世界的に需要が伸びることは難しい状況で、鉄道を含めた運輸業というのはなかなか不安定な業界なんだなあと思います。


過去ログ:

国内航空券は直接LLCで買うのが正しい(比較サイトで買ってはならない)
「アルキメデスの大戦」は天才数学者の話ではありません
経済指標が示す”世界経済は30年前に逆戻り”
ボーイング737MAXは欠陥設計であった
これは良いアイデアだなあ(住居とセットの運賃定額制度)
F35の墜落は「酸欠」が原因か
大量高速輸送時代の怖さを再認識しました

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東北の海産物は美味の宝庫です(「ほや」と「もうかさめ」) 
Monday, September 6, 2021, 11:03 AM


東京のスーパーの鮮魚売り場ではたまに東北の食材が並ぶことがあります。

これは岩手産の「ほや」

可哀想なことに、あまり売れなかったのか、半額に値引きされていました。

こんな大きなホヤが三つで250円!

ちなみに都内の居酒屋で頼めば一皿750円ぐらいはとられます。高級珍味の代表格

よろこんで買ってきました。宮城県に住んでいた幼少期では馴染みの食べ物

でもどうやって捌くのかがわかりません。

でも検索すればいくらでも出てきますね。便利な世の中だ。



貝ですから取水口から包丁をいれて、殻をゴリゴリと切りひらて、あとは指を突っ込んで中身を出せばよい。
アボガドみたいに簡単に実が採れます。

あとは開いて適当に切れば、そのまま食べることが出来ます。

磯の香りがすごく、台所がまんま魚屋の香りになりました



消化管を丁寧に取り除けとか、流水で一旦洗えとネットではありますが、そんな必要は全然ありません。

わかめを刻んで酢の物にするのが定番ですが、もともとから塩味なので中身を取り出したらそのまま、磯の香りと食感を味わいます。

都心の人はなんでこんな美味い物に目を止めないのかな。特売品でも売れ残っているのはとてももったいない。


(https://kinarino.jp/の画像をお借りしました)

あと宮城産の「もうかさめ」もスーパーでたまに見かけますが、これも半額となっていました。3切れで150円ぐらい。

サメといっても白身でふわふわの柔らかい身で、これがまた旨い。

宮城では学校給食でよく竜田揚げで出てくるほど、人気かつ日常的な食材なんだそうです。

自分が小学校の頃は鯨だったんだけども、ひょっとしたら食べていたのかもしれません。

フライがお勧めなんですが、めんどうなので塩胡椒で下味をつけて、小麦粉をまぶしてバターで焼きます。ムニエルです。

癖のないフカフカの白身のもうかさめ



安くて旨くてこの上ない幸せ

横には鰈(かれい)が3匹、これまた漁師さんの儲けがあるのかと思うような割引後の値段です。

日本の漁業のためにもっと魚を食べましょう



あまり馴染みがなくても食べてみることです。

数年前までは外道扱いだった「ホンビノス貝」は東京湾で繁殖した外来種の貝

外洋船のバラスト水によって運ばれてきたものです。

このホンビノス貝ですが、蛤並にとっても旨いんです。しかも大量に穫れるので安い。

東京生まれ東京育ちの知人が「これが東京湾産!?」と驚いてました。

日本中の河川や湖水で問題になっているブラックバスやブルーギルなどの肉食外来魚を美味しく食べてしまおうという活動もあります。

全国的に沼地で繁殖しているカミツキガメやアメリカザリガニも旨い食材なんだそうです。

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理論物理学者は引く手あまたで八面六臂の大活躍 
Saturday, September 4, 2021, 04:15 PM
夏休みの課題図書としていた本を読了しました。
暑くてなかなか読書をする気になれなかったのですが、この一週間で一気に読んでしまいました。

探求する精神 大栗博司著 幻冬舎新書
日米間を行き来する物理学者の半世紀です。

著者である大栗博司さんの本では過去に「重力とは何か」(幻冬舎新書)を紹介しています。

とてもわかりやすく、アインシュタインの一般相対性理論から素粒子物理学がよく理解できました。

ですから大学教授であり、人気の科学解説者だと思っていました。

アメリカの超有名大学の所長も務め東大の研究所長でもある。

超弦理論の第一人者であり、世界でも一番注目されている研究者



博士号もない大学院生で米国の大学に招待されていったり、いまでも日米の大学(東大とカリフォルニア工科大)を兼職する超人なんです。

その大栗博士が前立腺癌を切っ掛けに書き下ろした半生記です。

小学生の記憶から60歳の現在まで一気に、東奔西走した記録です。京大から東大、東海岸から西海岸、米国から日本と本当に東奔西走です。

この本は一流科学者は何を読んでいたのかを知ることが肝要



どうせ同じ生き方はできないのだから、一人の科学者の軌跡として読むのではなく

本文中で紹介されている名著を追っかけていくのが正しい読み方だと思います。

たとえば「方法序説」(デカルト 岩波文庫)や「ご冗談でしょうファインマンさん」(岩波現代文庫)です。

「ご冗談でしょうファインマンさん」は弟の本棚にあったことは覚えていますが、表紙しか思い出せません。

デカルトは数学の祖



科学的思考とは何かを突き詰めてゆくと、その始まりはデカルト(1596-1650)です。
同時代ではガリレオ(1564-1642)やパスカル(1623-1662)が挙げられます。

またニュートン(1642-1727)はガリレオが死んだ年に生まれています。
そしてニュートンが死にそうな頃にはイマヌエル・カント(1724-1804)が生まれています。

(画像は「哲学用語辞典」田中正人・斎藤哲也 プレジデント社)
註釈:ちなみにカントの純粋理性批判を大栗博司氏は批判しています。
人は経験しなくても同じように観て捉えること(アプリオリ)が基にあるという前提は同意できないと高校生で判断したのです。
そもそも原子の内部構造など肉眼で観ることができないことを誰もが共通に持つことなど不可能だと悟っていたから。


日本では江戸時代ですが、ヨーロッパでは急速に近代哲学が花開いていたのです。

カトリックのコレジオとプロテスタントのアカデミアの頭脳戦



天文学が発展すると、旧来のギリシャ科学(幾何学中心の学問:スコラ哲学:カトリックの教義)が色あせてきた。それはバチカンでも気付いていた。

プロテスタント勢力に対抗するために作ったのがコレジオ(カレッジ)であり、スコラを学ぶ学校(スクール)

一方ではヨーロッパ諸侯は知識人を囲い込んだ。この社交場がアカデミアであり、プロイセンの教育相であるフンボルト(1767-1835)が現代の大学の原型を作り上げた。

ナポレオンの登場で王政から共和制に激動していったヨーロッパでは教育機関が出来上っていったのです。

そういう先人たちの宗教観との摺り合わせの苦労や悩みとして近代哲学を少年の大栗博司は身近に感じて読書に没頭したのでしょう。

冒頭に小学生の時に展望レストランの眺めから地球の大きさ(円周)を推測した思い出話があり、後日それが古代人と同じ発想であったことに感動したというエピソードがあります。

すでに高校生の時に主な哲学書を読破していたというのですから、非凡な人は早熟であり、頭の良し悪しは高校時代で決定的に決まるという自分の持論は間違っていないと実感しました。

自分も「方法序説」(デカルト 岩波文庫)から科学の勉強し直しです。

(追記)
この本の裏書きに幻冬舎の編集人・小木田順子(こぎた じゅんこ)とありました。
東大の理学部卒?の理系女子として出版業界では結構知られているベストセラーを連発する有能な方なんだとか。

過去ログ:
ノーベル物理学賞をペンローズは受賞していなかったのか・・・
物理は理系ではなく文系(神学)学問である
ゴールデンウィーク中の自主課題図書です

哲学者:

森田真生氏は有望な若き哲学者なのである
『論語と算盤』は渋沢栄一による論語解釈のひとつ
実在とは、実証とは、言語とは・・・現代数学者の功績を読む
源了圓で分かる人は知識(インテリ)層ですね
イエス・キリストを殺人者として教える中国の公認教科書
私が漫画を読まなくなったのは軽薄な”神さま”ばかりだから
文系とか理系という区別が知性を歪めている
数には神が宿ると考える人が科学者なんだなあ
真の保守主義こそが日本と日本人を守り、平和をもたらすのだ
衆愚政治とは不安や怒りを煽り立てた戦略なき統治のこと
なぜ西側諸国では共産主義国家を忌み嫌うのか?
変質したリベラリズムとパノプティコン化する国家


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ラヂウムブレスレットはどちらの手首に着ければいいのか? 
Thursday, September 2, 2021, 11:56 AM
ブレスレットの話題で連投します。

『健康に良いこのブレスレットはどちらに着ければいいの?』



実はよく尋ねられる質問です。

手首は血流が折り返すところなのでどちらでもよいです。足首でもいい。

しかし、ご参考に風水的な両手首の違いをご参考まで記しておきます。

「人の気は頭上から見て左回り(反時計回り)です」



この理屈から当ラジウムブレスレットを付けるのは

1)良い運気(影響)をもらいたい人は左手首(悪い運気をブロック!)

2)周囲に良い運気(影響)を与えたい人は右手首(ラッキーが舞い込む!)

3)良い気が自分を中心に回ってもらいたい人は両手首


をお勧めしています。

自分は4つ両手首にしています。

『白と黒でラジウムの強さは違いはあるか?』



どちらの色も微量放射線の強さに違いはありません。(5μSv/h)

ただし風水的には

黒は内向き(精神的/吸収する)
白は外向き(活動的/発散する)


です。気分や服装で選んでください。私は左手首には黒、右手首には白を好んでつけています。(たまに逆にすることもあります)
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ラヂウムブレスレットの12mm玉の使い方 
Thursday, September 2, 2021, 11:31 AM


ラジウムブレスレットには通常サイズは直径10mmの珠が使われています。

しかしオプションとして12mmと8mmも若干数ながら用意しています。

これは手首周の調整用としてです。またアクセントとなり、高級感が増します。

白12mm珠は品切れとなりました



また黒12mm珠も在庫は5つほどです。

もともとサンプルとして用意していただけなので、追加生産はしません。

上の写真は長さ調整用として水晶玉12mmを4つ入れた例です。

黒いブレスレットはアクセントとして12mm黒を4つ使った例です。

今後は12mm珠の注文は受付できませんが、調整には水晶12mm珠(または8mm)をお使いください。

お好きな色のクオーツ(水晶)や誕生石を使って個性的なブレスレットをお愉しみいただければ幸いです。


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暑さで壊れた無線LAN親機の修理 
Tuesday, August 31, 2021, 01:54 PM
無線LAN装置が壊れてインターネットに繋がらなくなったので、12年前に購入した古い無線LAN装置を再登板させました。たしか2500円程度の安い奴。

ところがこいつも暑さのせいか暫くすると繋がらなくなってしまいます。

一旦電源を抜けば復活するのですが、一日に何度も何度もコンセントを抜き差しするのは面倒です。

ケースを割ってみたら基盤が簡単に外れたので、だめもとで修理します。

秋葉原で電解コンデンサーを買って来ました。どこでもあるものなので、目に付いた店で買いました。

2個で100円。ちょっと高いところで買っちゃったかな。

暑い日に半田ごてを触るのは嫌ですが、ネットが使えない方がもっと嫌。
もっともプリンターも無線接続なので無線ルーターがないと印刷も出来ません。

苦労してコンデンサー2個を付け替えました。

結果はどうだったか?

今までの不調が嘘のように安定してインターネットに繋がります。繋がったり途切れたりしてストレスが溜まっていたのですっきりしました。

100円で治るのだったら、先週まで使っていたやつも捨てずに治せば良かったな。

(追記:ネットが途切れる症状は一旦治まったかのように見えましたが、長時間使うとネットが途切れる現象が再現しました。やっぱり買い換えを検討します)


検索キーワード:修理:
電解コンデンサーは家電の時限爆弾なのだ
日本語パソコンは日本語の入力に不向きという問題
欧米の富裕層から始まるアンチグローバル(アンチアジア)主義
最新の自転車にはオイル交換が必要です
ナイロンバッグのリペア
仏壇の古いACアダプターを修理する(家電のトランジスタ交換)
腕前を上げるためにはとりあえず数をこなせ
洗濯機のタイマーが壊れたので、とりあえず動くようにする

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あっという間だったブルーインパルス 
Tuesday, August 24, 2021, 02:31 PM

オリンピックとパラリンピックで2回行われる航空自衛隊のブルーインパルスの展示飛行。

やっと目の前で観ることが出来ました。

目の前がスカイツリーなので一緒に収めたかったのですが、ちょうどスカイツリー手前でスモークを吐いたら、あっというまに東京タワー方面に過ぎ去って行ってしまった。

ジェット機ですが、全然静かなのです。

オリンピックの時も、飛んでくる音が聞こえず、スモークだけが家の上空を漂っているだけでした。

今回は絶対写真に収めるとスカイツリーを凝視していたのに、突然現れたとおもった瞬間、デジカメのスイッチ操作をしている間にあっというまに飛び去っていきました。


望遠レンズを構えてやっとフレームに捉えたのが上の写真一枚だけ。

録画ボタンも押したのですが、動画では漂う3色のスモークしか写ってませんでした。

残念。でもやっとブルーインパルスをながめることが出来て満足です。
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電解コンデンサーは家電の時限爆弾なのだ 
Sunday, August 22, 2021, 06:15 PM
昨晩突然インターネットが閲覧できなくなりました。

足元の機器を点検してみると、無線LANルーターの電源ランプが消えています。

コンセントでも抜けたのかと挿し直しても電源ランプが点きません。

テスターでACアダプターの電圧を調べてみても、異常なし。



プラスチックの筐体を開いてみました。

原因はドライバーの先で示した電解コンデンサー。膨れています。

ひとつ20〜40円程度部品。

付け替えたら治せるのかもしれませんが、どっかでショートしていたらお釈迦でしょう。

かつてシーリングライトが点かなくなったので基盤をみたら黒く焦げた跡がありました。

もっとも基盤がケースから剥がせないので、修理はあきらめました。

たぶん使用期間10年程度でしょう。電器店曰わく、だいたいどんな製品でも10年もてば良いほうだそうです。

ICチップだらけの家電製品では、経年劣化で壊れる唯一の電子部品です。

世界で半導体の供給が追いついていないという状況ですが、新たな需要の他にも、このような代替需要でも底上げしているのでしょう。

大型家電店で最新の無銭LAN機器を観てみました。通信規格が全然違うのに驚いた。10年でだいたい3倍になっているのですね。

検索キーワード:修理:

日本語パソコンは日本語の入力に不向きという問題
欧米の富裕層から始まるアンチグローバル(アンチアジア)主義
最新の自転車にはオイル交換が必要です
ナイロンバッグのリペア
仏壇の古いACアダプターを修理する(家電のトランジスタ交換)
腕前を上げるためにはとりあえず数をこなせ
洗濯機のタイマーが壊れたので、とりあえず動くようにする
分解して分かる中国製品の品質のひどさ
デジタルカメラを自力で直す(液晶交換修理)
家電の修理は人体とおなじだ(液晶モニターの修理)

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上野一帯は事故物件だらけ 
Sunday, August 22, 2021, 01:40 PM
大河ドラマは戊辰戦争がすっとばされて、あっという間に新政権になってしまいました。

渋沢栄一は昭武に従いフランスに居たのですから、まあ仕方がないですか。

江戸無血開城後も上野彰義隊が上野山(現在の上野公園から谷中墓地一帯)で薩長連合軍と戦っていました。

といってもほとんど敗残兵によるゲリラ戦のようなもので、抜け道や路地を使って頻繁に夜襲をしたりして抵抗したようです。

最後はちりぢりとなっていった。そして見つかり殺された武士たちはその場にそのままで放置された。賊軍として埋葬もすることは許されなかった。

だからそこらじゅうに死体が転がっていたんだそうです。

それは会津でもそうだったそうです。

しかし、円通寺の住職が処罰覚悟で死体を集めて弔った。そして寛永寺の門を移築しました。

いまでもその黒門は荒川区の文化財として残っています。

日光へ向かい国道4号線沿いですから車からも見えます。

たった150年前の出来事です。弾痕だらけの門を後世に遺したこの住職は偉いですね。

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日本では戦時中にウランは国内で採掘されていないことになっております 
Wednesday, August 18, 2021, 12:10 PM
今日の読売新聞に大戦中の核分裂反応研究の追想記事が載っています。

理化学研究所の二(仁)号研究と京都大学のF(fission:核分裂)研究です。

二号研究は陸軍により、F研究は海軍によるもの。
喫緊の国家事業である核分裂の研究を別個にやっていたのでは、そりゃ間に合うわけもない。

どちらも実現せずに基礎研究どまりであったということ。

それでもアメリカ公文書館と2015年に京都大学構内で発見された当時の研究ノートから、遠心分離機の設計まで進んでいたことがわかります。

でも一番大きな問題がありました。

ウランは日本では採れない



理論はいくら出来上がっていても、現実はウランは当時の日本ではほとんど採れなかった。

正確に言うと、陸軍はウランを得るために福島県阿武隈地方の石川町で陸軍が土地の人を動員してウラン鉱を採掘していました。

あと海軍だと思いますが、岐阜県御嵩(みたけ)町でも試掘していたようです。

福島県の採掘跡はまだ残っており、郷土資料館にも当時の記録があります。

過去ログ:福島阿武隈地方を旅行する(2) 地下資源と原爆研究(二号研究)の関わり

岡山と鳥取の県境にある人形峠のウラン鉱掘削は昭和30年以降ですから、全然間に合わなかったんです。

その人形峠だって今は採掘施設は廃墟となってます。

ちなみにそこの排出残土を固めたレンガは一時ずいぶんな価格で出回ってましたね。たいした放射線量ではないのになあ。

馬鹿な平和活動家が、放射能はすべて悪だと決めつけて過激な破壊活動をして、扇動した結果希望の星であるウラン鉱を閉じる羽目になってしまいました。

現在の原子燃料であるウラン235は100%輸入でしょう。たぶんアメリカから。
頭がお花畑のあほのおかげで高い高いコストを払っているわけです。

ちなみに原子炉と原子爆弾は同じ核分裂反応であっても、全然効率が違うわけです。

原子爆弾は一気に反応させて爆発してしまうために、そのほとんどは空中に拡散してしまう。

だから実際に核分裂反応をするのは、爆薬となるウランやプルトニウムの総量の0.1とか0.2%に過ぎないということ。

せっかく1圓阿蕕い離Ε薀235やプルトニウムを精製抽出できたとしても、エネルギーに変換されるのは1/100にも満たない量なんです。

キューリー夫人がラジウムを精製するために一部屋分の瀝青ウラン鉱をすりつぶして得た量は、耳かき一掻きにも満たない量でした。

何万トン、何十万トンとウラン鉱をするつぶして精製しても得られるウランはわずか。

ちなみに角砂糖一つ分であの巨大な原子力空母は地球を何周もできてしまうだけのエネルギーです。

しかしそのために莫大なエネルギーを投入しなければいけないということ。

原子爆弾ほど無駄な使い方はないわけです。他国への脅しにしか使えない上に管理も厄介な代物

だからアメリカもロシアも原爆に匹敵するほどの低コストな巨大爆弾を保有しているわけです。

火薬は突き詰めれば化学物質ですからいくらでも大量生産できますしね。

検索キーワード:ウラン鉱:

アメリカでは既にメルトダウンしない新型原子炉が実用化寸前です
イエローケーキの自家精錬!弟子入りしたい
朝鮮戦争が終結したらどうなっていくのでしょう。商社はすでに皮算用してます。
ブログのヘッダー画像(上↑の絵)を模様替えしてみました
放射線の安全基準に科学的な根拠は全くない(放射能のタブー)
いままでCTやX線検査の被曝基準はなかったのです
源珠(げんきだま)に銀塩フィルムを載せてみた(4)
源珠(げんきだま)に銀塩フィルムを載せてみた(3)
源珠(げんきだま)に銀塩フィルムを載せてみた(2)
源珠(げんきだま)に銀塩フィルムを載せてみた
そもそも根拠のない数字だからこうなるのです
放射能は先端アートだ!放射線視覚化プロジェクト (野口隆史氏の個展)
舛添なんぞ目じゃないヒラリーとビルの巨額公私混同疑惑
「理研の闇、日本の闇」鬼塚英昭著
福島阿武隈地方を旅行する(2) 地下資源と原爆研究(二号研究)の関わり
平面な元素周期表を眺めているだけでは放射線は理解できない
ウラン採掘地であった岐阜県御嵩(みたけ)町鬼岩温泉は注目
かつて世界で販売されていたラジウム入商品(メモ)
六城ラヂウムご愛用の皆様へ(六城ラヂウムNews014)
レントゲンフィルムは感光するか?(2)



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歴史に照らせばコロナ流行はほとんど終盤段階なのだ 
Thursday, August 12, 2021, 12:25 PM


 昨日の読売新聞に磯田道史氏による疫病史との比較が載っていました。
この方は調査範囲が広いなあと感心します。

大正中盤に流行ったスペイン風邪と比較して、現在7段階中の4段階であり、国民全体が免疫を獲得した時点で終焉となるとしています。

またインドはすでに国民の7割が新型コロナ(デルタ株)の免疫を獲得した段階だともロイターの発表を紹介しています。

つまりインドは日本に先行してすでに終盤にさしかかっており、発症の可能性が低い若年層が感染の中心になっていることが証左ということ。

都市圏から田舎と若年層になったら感染拡大は終焉間近



密密と新聞テレビでは騒いでますが、もう密ではなく『疎』な生活をしてきた人や不健康な若い層や持病持ちが感染したらコロナ騒ぎもフィナーレが近いと言うこと。

テレビ、とくにテレビ朝日系のモーニングショーはまだまだ何倍もの感染者が出てくるぞと煽っています。

なんか現実は全然違うと思いませんか?

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」



この諺から言えることは、磯田氏の見方に軍配を上げます。ただし7段階中の4段階という主張は疑問です。

なぜなら人工的に疑似感染をワクチン接種によって行い、免疫を獲得した国民が急速に増えているから、もうすこし進んだ段階だと自分は考えます。

ワクチンを打つか打たないかは個人の考えだから否定はしません。

しかし国民という集団で見れば、免疫を獲得した人がすでに半分以上を占めているのですから、集団免疫がこれから大きな効果を上げていくものでしょう。

くりかえしますが、発症と無縁だった若者や地方に感染者が増えているというのは、<感染拡大の最後っ屁>なんです。(歴史的には)

このお盆期間がピークとなるかが医療関係者は固唾を呑んでいることでしょう。

でももうこのピークが最後です。
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日本語パソコンは日本語の入力に不向きという問題 
Sunday, August 8, 2021, 12:58 PM

たぶん国内で販売されているパソコンはほとんどがキーボードに平仮名が表記されていると思います。
たびたびこのブログでも登場しているパソコンももちろん日本語キーボード仕様なんですが、とんでもなく日本語が打ちにくい。
久しぶりに起動してみたら、この暑さのせいかスペースキーが反応しません。

日本語の変換ができないのは致命的です。

通販サイトに交換用のキーボードがあったので、さっそく注文してみました。
やはり配送元は中国からですが、5日ほどで届きました。

上の写真が交換後ですが、違った点があります。

キートップにひらがなが表記されていない


そうなんです。これは英語キーボード(US Keyboard)で、これが本来の標準仕様です。

これまでのキーボードは下のようなもの


日本語キーボードとの違いは、スペースキーの長さが全然違う。
そして「半角/全角」のキーが無い。エンターキーの形状が違う等々

だから日本語で変換する場合、いちいち左上のキーを押して、キーボードに対して左よりに手を置かねばならず、体全体がPCに対して左寄りにしなければならなかった。

でも設定を細かく修正すれば、ローマ字入力であれば日本語はちゃんと入力はできます。

英語キーボードでの設定は他のWebで説明されているので、ここでは書きません。

ずっと指の動きが自然になって、入力が楽になりました。練習代わりにブログの入力をしてみました。

過去ログ:
デジタルカメラを自力で直す(液晶交換修理)
旧型のノートパソコンを修理して、ついでに高速化
家電の修理は人体とおなじだ(液晶モニターの修理)

(追記 8/9)
底板のネジが一本欠落していました。そのため筐体がガタガタと浮いてしまい不快です。
そこで秋葉原にある東芝のサポートセンターに行ってみたのですが、なんと数年前にすでに閉鎖しています。

Webで東芝のサポートセンターに電話をしてみました。
すぐにそのネジは郵送してくれるそうです。
ネジ一本に郵送料をかけるのは無駄だなあと思ったのですが、なんと無料でした。
ノートパソコンは気が付けばよくネジが欠落しているということがありますが、東芝はさすがだなと思いました。

でも東芝のパソコンは今ではシャープに売られてまして、中国資本です。
それでもちゃんとサポートを継続している姿勢には、安心できますね。
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オリンピックBMXフリースタイルを観に行った 
Sunday, August 1, 2021, 05:05 PM

午前中に今回から種目となったBMXの決勝を観に行きました。
埋立地の空き地に簡易な足場で作られた会場です。
有明橋から少し見えることは知っていたので、せめて雰囲気だけでも味わいに行きました。


なんとか競技をしている様子はわかる。


女子の決勝が始まりました。
ただ大技を繰り出す選手がダントツで上手いので、日本代表にはちょっと苦しいだろうな。
順位は会場からの歓声の大きさ通りでしたね。


女子決勝が終わればすぐに男子決勝が始まりました。ただ、数分間の練習を見ていても全然レベルが女性と違う。
超絶技や空中の高さが全然違う。


右から二人目(青いヘルメット)が日本代表の中村輪夢選手

技は綺麗で完成度が高いのですが、なんせ周りの選手もそれ以上にレベルが高い。
連続で派手な技を披露して高得点が続きます。
世界レベルを遠くからですが見られて良かったです。次回も中村輪夢選手ら日本選手陣に期待します。

それにしても暑かった。炎天下2時間が限度でした。

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原子内部の”弱い力”を発見したワインバーグ博士 
Tuesday, July 27, 2021, 05:51 PM


スティーブン・ワインバーグ博士逝去の記事がありました。
素粒子理論を打ち立てたことで、ノーベル物理学賞を受賞されています。
現代物理学の代表的な科学者ですし、ファインマン博士と同様にその著作も有名です。

自然界には4つの力があります。
ひとつは重力(万有引力)、そしてふたつめは電磁気力(磁石や電気による力)

あとふたつの力ってなんなんだ!?



答えは原子核内部で作用する力なんです。だから全く馴染みがないのはあたりまえ。

でも原子核内部を説明するには絶対必要な概念なんです。

それを発見して理論化したのがワインバーグです。

原子核は陽子と中性子という素粒子がいくつも固まって構成されています。

おにぎりか寿司のシャリみたいなものを想像してみてください。

電磁気的には反発する素粒子がなんでぎゅっと固まっていられるのか?

ここで「原子核内に作用する大きな力」があると推測されます。
講談社ブルーバックス「E=mc^2のからくり」山田克哉著に詳しく解説されています。


それじゃあ陽子と中性子はどうしてできた?



宇宙が誕生したばかりで、物質がまだ生まれていなかった頃

クオークが集まって、陽子と中性子となり、それが原子核となってゆく。

そこで登場したのがクオーク同士を結びつけるワインバーグの”弱い力”という概念です。

結合力が最弱なんで原子核がボロボロと崩壊する



宇宙も時間が経つと色々な元素が生まれます。

それは一旦固まった”原子核が崩れて違う元素へと変遷”していった結果です。

”原子核が崩れて違う元素へと変遷”する過程はβ崩壊と言います。

これが放射能の正体です。

そして素粒子がだんだんわかってくると、宇宙の誕生の過程がはっきりしてきたのです。



過去ログ:
エネルギーはなぜ質量×光速の二乗なのか
反物質があるなら反空間(マイナス宇宙)だってあるんだろう
真空は素粒子で満ちている

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八幡平で温泉三昧をする 
Sunday, July 25, 2021, 05:50 PM
東京は非常事態宣言でもあり、オリンピックが開催されるのですが、私は岩手と秋田の県境にある八幡平(はちまんたい)に行ってきました。

八幡平の麓にある「蒸(ふけ)ノ湯」と田沢湖の近くにある「乳頭(にゅうとう)温泉・孫六の湯」で泊まりました。

この二つの宿は秘湯の湯として温泉好きにはとても有名です。

有名すぎて観光シーズンでは予約がとれないのですが、ありがたいことに観光客がまばらであったため余裕を持って予約できました。

八幡平山頂から下ると硫黄の香りが漂ってきます。
谷間は湯気がそこかしこから噴き出していました。


ここが「ふけの湯」



湯質は白濁した硫黄泉で、温度は日によって変わります。自分が泊まったときは熱かったのですが、雨が降った翌日はぬるくなります。

硫黄成分を含んだ湯気はとても腐食性が高く、車のメッキはすぐに錆びてしまうのだとか。
宿の車も外装はボロボロ

次はお馴染みの玉川温泉。ここは自分のテリトリーです。
同行者がはじめてだからご案内しました。


岩盤浴を体験しただけですが、八幡平の熱気を十分感じられたでしょう。

そして二日目は乳頭温泉峡の孫六温泉

ここは山道を辿ってやっと着く宿。川沿いの露天風呂です。


食事は地元の食材でおいしかった。
山間部なのでテレビはなく、オリンピック開会式はラジオで聞きました。
でもネット環境があるので、自分以外はスマホで観ていたようです。

翌日は秋田駒ヶ岳(あきたこまがたけ)を登りました。

8合目までバスで行きます。

山頂から田沢湖、横手方面を眺めています。


足元は登山靴じゃないとけっこう厳しい。

三日間だけの小旅行でしたが、東北地方の温泉はやっぱり良いです。

地元の方によると、例年とは比べられないほど人がいない。
たしかに休業している宿も多く、うら寂しかった。

温泉は日本の宝ですから、なるべく盛り立ててあげたいですね。

検索キーワード:玉川温泉:

「個人の感想です」ですべて許されるか
秋田県鹿角(かづの)のひとり旅
温泉三昧で気付いたことは、やっぱり身体に効いたこと
イエローケーキの自家精錬!弟子入りしたい
タモリは温泉も詳しいのだなあ
氣傳効(きでんかい)を枕カバーにしてみたら気持ちよく熟睡できました
お袋からの電話は「駆け込みドクター」観た?とのこと
ラジウムで錆びた体を若返らせる!? |達人に訊け 中日新聞
玉川温泉レポート (その3)
玉川温泉レポート (その2)
玉川温泉レポート (その1)


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光で痴呆も治る(光治療その2) 
Tuesday, July 20, 2021, 12:09 PM

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD1220R0S1A710C2000000/
認知症に東大が光治療 エーザイに続く「二の矢三の矢」
日本経済新聞

編集委員 吉川和輝
2021年7月20日 5:00 [有料会員限定]
特効薬の開発が待たれるアルツハイマー病(東京都内での認知症予防プログラム)

脳に光を照射して認知症の原因物質を取り除くーー。加齢とともに進行するアルツハイマー病の根本治療を目指す「光認知症療法」の研究が東京大学で進んでいる。このほど米国で承認されたエーザイなどの治療薬と狙いは同じだが、東大の方法は光を使うことで除去効率を高められるという。東北大学の研究グループも認知症などの原因物質を除去する別の薬剤候補を発表した。有効な治療薬がないといわれていた分野で、エーザイの新薬に続く「二の矢三の矢」が日本から放たれようとしている。

(以下概略)


アルツハイマーは原因物質「アミロイドβ」が脳内に蓄積することで発症するといわれています。
通常は脳の免疫細胞ミクログリアに食べられて除去される。
しかし、患者の脳はアミロイドβが凝り固まっており処理されない。
そこで光が当たれば酸素化触媒として働く物質を投与し、アミロイドベータをほぐすことで解決する。

東大の研究グループではアミロイドβが半減することを実験用マウスで確認している。
6月に米国で承認されたエーザイの痴呆症改善薬「アデュカヌマブ」にくらべ、根本治療につながるものとして期待されている。

東北大でも原因となるたんぱく質を除去する薬SK3の開発をしている。SK3はたんぱく質を分解する働きを担う「プロテアソーム」という酵素の働きを促進する。

ワクチン開発で遅れをとったのだから、需要が高まる認知症改善薬で遅れをとってはならないと結ばれています。


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「赤外線を当てれば癌が消滅する」はオカルト治療ではありません 
Monday, July 19, 2021, 04:35 PM
赤外線治療が保険適用となったことをヤフーニュースで知りました。

赤外線をあてる民間療法はけっこう昔からありました。整体院では血行が良くすることが目的であり、
そもそも癌が縮小するという副次的な効果は知られてなかった。

でも一部の研究者からは注目されていた。

とうとうそのメカニズムを解明して、ガン細胞に合致する光感受性物質を解明したことで一気に科学的な治療の道筋が出来上りました。

かつてはオカルト治療や心霊治療まがいだった赤外線療法も、いまは先端医療であり第五の癌治療となっています。

ガン保険なんかいらない!



光療法が保険診療となったので、今後はもっと普及してゆくでしょう。安価で負担のない治療となれば、高額な医療費は不要です。

さきほど保険代理店のセールス電話がありました。しきりに医療保険を勧めてきます。

掛け捨ての医療保険は生保損保ともに一番の稼ぎ商品です。

癌にかかる率は大きいとは言いますが、発見する技術が発展したからであって、現実はたいして病気に占める癌の割合が高くなっているワケじゃない。

近藤誠氏の言葉を借りれば、擬似的な癌が大半

でも、このような治療がもっと普及すれば、自覚症状がなくても気軽に治療する人も多くなるでしょう。

以下ヤフーニュースから貼り付け

https://news.yahoo.co.jp/articles/2dc6063795e33e7521bf7ae5b609a298b7c8689b

がん患者の最後の希望「光免疫療法」の保険診療が開始 腫瘍が縮小? すでに受けられる病院は


7/19(月) 10:56配信 デイリー新潮

Yahoo!ニュース

 主治医から見放されたがん患者にとって、希望の光となるか。昨年、保険適用され、治療がスタートした「光免疫療法」。施術を受けた患者の腫瘍は縮小した? 既に治療が開始された病院とは? 画期的療法の取材を続けるライター・芹澤健介氏が、現状をレポートした。

【写真8枚】小林教授を援助してきた楽天の三木谷氏

 ***

 昨年9月、世界に先駆けて日本で承認された「光免疫療法」。現在は世界各国で臨床試験が進むのと並行して、国内の複数の施設で治療も始まっている。

 開発したのは、米国立衛生研究所(NIH)で主任研究員を務める小林久隆氏(59)。いまや世界中から注目を集める医学者だ。

「一研究者として小林先生を心から尊敬しています」

 と言うのは、京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授(58)である。

「最初に光免疫療法のアメリカでの治験結果を見せてもらったとき、僕は本当にびっくり仰天したんです。『がんにこれほど効く治療法ができたのか』って。今後、いろんながんに効くということが実証されていったら、ノーベル賞受賞も十分ありえると思います」

 光免疫療法は、その名の通り、「光」でがんを攻撃すると同時に、患者自身の「免疫」で防御力を高める最新の治療法だ。

 がんを攻撃する際に使われるのは、テレビのリモコンなどにも利用される日常的な「近赤外線」。出力はそれほど高くないので、実際に治療で使う光に直接手をかざしても熱くはない。

 特殊なのは同時に使われる「アキャルックス」という薬剤のほうである。少し専門的な説明になるが、「IR700」という光感受性物質と、「がん細胞の表面に多くあらわれるタンパク質と結合する物質」との複合体で、特定のがん細胞とだけ結合し、近赤外線を当てると急激な化学反応を起こす。バイオベンチャーの楽天メディカルが製造販売を行う新薬だ。この薬も近赤外線も人体への影響は限定的だが、作用の仕組みは非常にダイナミックである。

 まずは患者に点滴でこの薬剤を投与。薬剤ががん細胞に行き渡った時点で患部に近赤外線を当てる。その瞬間、薬剤の分子構造が変化し、がん細胞表面に約1万個もの傷がつく。そして、イオン濃度の差で周囲の水が細胞内へ一気に入り込むと、がん細胞が水風船のように膨れて破裂するのだ。ちょうど一つ一つのがん細胞にナノサイズの超小型爆薬を仕掛けて、スイッチオンで根こそぎ破壊していくようなイメージである。この時点で周囲の正常細胞はいっさい傷つけていない。

 だが、これだけでは終わらない。マウス実験では、がん細胞が破壊された次の瞬間、がんが撒き散らした“新鮮で良質”な抗原情報を周辺の免疫細胞が次々とキャッチすることが確認されている。残ったがんを駆逐するべく免疫システムが起動するのだ。また、驚くべきことに、同様にマウス実験にはなるが、同じがん種の再発を防ぐワクチン効果もあるという。

 つまり、光免疫療法は、がんに対する「矛」と「盾」を兼ね備えた画期的な治療法なのだ。

 開発者の小林氏が言う。

「光免疫療法の最大のメリットは、既存の治療法に比べて副作用が格段に少ない点です。周囲の正常細胞にはほとんど影響をおよぼさず、がん細胞だけを選択的に攻撃して取り除くことができる。そのため、原理的には副作用がほとんどないというわけです」

 現在は、一部の頭頸部がんのみが保険診療の対象となっているが、小林氏は「近い将来には8割から9割の固形がん(白血病などの血液のがん以外の、臓器や組織で腫瘍を作るがん)に適用されるはず」と見込む。もしその通りになれば、光免疫療法はがん医療の未来とがん患者の運命を大きく変える稀代のゲームチェンジャーとなる。

自殺率の高いがん

 承認されたばかりの新療法。現在、対象になっているのは“切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部がん”だけだ。つまり、かなり病状の進んだ〈ステージIII〉か〈ステージIV〉の頭頸部がんである。

 頭頸部がんというのは、咽頭がん、喉頭がん、口腔がん、舌がんなど、顔や首にできるがんの総称だ(脳腫瘍や眼球のがんは除く)。がん全体の中では約5%に過ぎないが、首から下にできるがんとは大きく違う点があるという。

 自らも舌がんを克服し、「頭頸部がん患者友の会」の代表理事を務める佐野敏夫さん(75)は、頭頸部がん治療の問題点を指摘する。

「頭頸部がんは、治った後も問題が多いんです。大きな手術をすれば顔が歪んだり、変形してしまうこともある。手術痕についても、首から下のがんなら服で覆えますが、頭頸部の場合は隠しづらい。その結果、引きこもりや鬱になる人もいる。他のがんと比べて自殺率も高いんです」

 後遺症にも悩まされる。

「私は手術で舌を切除して、5分の1程度しか残ってないので、味もよくわからない。発音も不明瞭になりました。ノドのがんになれば、声を失う可能性もある」

 佐野さんは4回におよぶ口腔手術で唾液腺も切除している。そのため、唾液が出ず、食べ物をうまく飲み込めない。10年以上流動食の生活だという。

「また放射線治療の影響だと思いますが、10年経って骨髄炎を発症しました。そのために12本も歯を抜いて、顎に肩甲骨を移植する大手術を受けました。もし、当時、光免疫療法を受けていたら、術後の経過も現在とは違うものになっていたかもしれません」
ピンポン玉が梅干し大に

 繰り返すが、現在、光免疫療法の施術対象となっている「一部の頭頚部がん」は、「他の臓器や組織に遠隔転移をしていない局所進行および再発の頭頸部がん」に限られている。他に治療法がなく、大血管への癒着がないなどの付帯条件もあり、まだまだ対象者が少ないのが実情である。治療が開始されてから半年を経るが、6月中旬の時点で、患者は全国でわずか10人ほどにとどまっている。

 治療を行う施設は国内で19箇所以上が登録されているが(掲載の表)、先行して治療が行われたのは、「国立がん研究センター東病院(千葉)」「東京医科大学病院」「愛知県がんセンター病院」「神戸大学医学部附属病院」の4施設。

 そのうち、国立がん研究センター東病院で治療を受けた2人は、口腔がんが再発した50代男性と中咽頭がんが再発した50代女性。2人とも施術の後にがんの縮小が確認され、現在は経過をみているという。


 東京医科大学病院では、喉頭がんの70代男性を施術した。担当した塚原清彰耳鼻咽喉科・頭頸部外科主任教授(47)に話を聞いた。

 塚原氏はこれまで3千例を超える頭頸部腫瘍手術を行ってきたベテラン外科医だ。かなり早い段階から臨床現場に手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入するなど先進的な考えを持った医師でもあり、常にがん患者のためによりよい治療法を探してきた。

「光免疫療法の話は学会でも昨年ぐらいから頻繁に聞くようになってきて、うちの病院でもぜひ導入しようという話になりました」

 担当の患者のがんは、原発巣の咽頭(ノドの奥)から顎下リンパ節に転移しており、すでにリンパ節外にも浸潤(周囲の組織を破壊しながらがんが広がること)していた。一般的な分類で言えば〈ステージIV〉。もうその先は厳しいというぎりぎりの段階だった。

「顎の下に転移した腫瘍はピンポン玉ほどの大きさがあって、半分ほどがノドの皮膚を突き破って剥き出しになっている状態でした」

 塚原氏が患者に「光免疫療法という新しい治療法が使えそうだ」と伝えると、「ぜひ受けてみたい」と同意を得た。

「施術の前日にこの薬剤を投与して、当日は直射日光が当たらないように布団をかぶってもらってオペ室に運びました」

 光免疫療法を施術する医師たちは、レーザー光から目を守るために濃緑のレンズのゴーグルをかける。今回の症例では、患部に直径1ミリの光ファイバーを数本刺し、50ジュールという規定の出力で近赤外線を約4分照射した。

「施術を開始すると、腫瘍部分から発光しているように感じました。腫瘍は、場合によっては一晩でポロッと取れることもあるそうですが、私が診た患者さんの場合は、むしろ翌日にはあまり変化がありませんでした。4日後に顔の腫れがあって、その後、腫れが引くのと同時に腫瘍も縮小した感じですね。ピンポン玉大だった腫瘍は、1回の照射で梅干し大にまで小さくなりました

 従来の手術や抗がん剤、放射線療法などの“三大療法”とは違って、「光免疫療法は患者さんの負担が少ないことを実感しています」と塚原氏は言う。

「たとえば、今回の患者さんが手術を選択すると、腫瘍を切除すると同時に、欠損部分を埋めるために肩などから筋肉を移植する手術も必要になるんです。そのため合計で7時間程度はかかってしまう」

 しかし、光免疫療法なら全身麻酔の導入を含めて1時間程度で済む。患者の肉体的、精神的な負担は軽い。

「施術後も数日間は直射日光を避ける必要がありますが、集中治療室に入ることもなく、翌日にはご飯も普通に食べていました。ですからご本人もすごく喜んで、『もう少し(腫瘍を)小さくしたいね』ということで、6週間後に再び施術を行いました。2回目は腫瘍の中と腫瘍表面に光を当てる方法を併用しました」

 この患者のがんは2回目の施術でも完全には消え去らなかったが、塚原氏は光免疫療法を導入してよかったと考えている。

「まだ1例目ですので、今後も経過を見て検証していく必要はあります。ですが、『臨床現場での選択肢が増えた』『がんを倒す武器がひとつ増えた』というのが正直な実感です。将来的には放射線治療を回避するために光免疫療法が使えるようになればいいと思いますし、早期のがんについても適用されればいいなと思います。そうなればどんどんやっていきたいですね」

 光免疫療法への注目度は国内外で日増しに高まってきている。NHKの国際放送も海外向けの医療番組(「Medical Frontiers」)で特集を組んだ。その中で、再発した口腔がんに光免疫療法を施術した男性患者はこう言った。

「(光免疫療法は)まさしく僕が望んでいる治療法だなと感じました」

現場から改善

 光免疫療法は、これまでの“三大療法”やオプジーボなどの免疫療法に次ぐ“第五のがん治療法”になると期待されている。

 だが“開発段階”から実際の“医療”へと移行するのは、そうたやすいことではない。光免疫療法の治験にも関わるある医師に言わせれば、「仮に2万マイルを飛ぶ高性能な飛行機が作れたとしても、目的地に辿り着くまでは最後の1マイルであっても気を抜けない」のだ。

 愛知県がんセンターの頭頸部外科部長、花井信広医師(51)も「治験や治療は慎重に進めていく必要があります」と気を引き締める。

「でもせっかく保険診療で行えるようになったので、今後は、早期の症例や別の部位まで適用拡大されていくのが希望です。そのために現場から提案して改善していきたいところもある」

 たとえば、近赤外線の照射装置。喉仏の骨の裏側など、どうしても光が届きにくい場所があるので、光ファイバーの形状にもバリエーションが欲しいと言う。

「それから、光免疫療法に関する正確な情報も広めていきたいですね。これはまだ一般にはあまり知られていない情報ですが、施術後にかなり痛がる患者さんもいます。中にはほとんど痛みを感じない人もいますが、がん細胞だけが無痛でスルリと取れるわけではないということです」

 また、同じ頭頸部がんでも光免疫療法があまり効かないがんもあるという。

「そもそもこの薬剤アキャルックスがターゲットにしているのは、がん細胞表面に出ているEGFR(上皮成長因子受容体)というがんの増殖に関わるタンパク質なんですね」

 そのタンパク質を目印(抗原)にして、この薬剤を構成する抗体がカギとカギ穴のようにぴったり結合する仕組みだ。

 EGFRは、頭頸部がんの典型的な組織型である「扁平上皮がん」においては90%以上の発現率が認められる。だが、同じ頭頸部の領域でも組織型が違う「甲状腺がん」での発現率はそれほど高くない。そのため、現在、「甲状腺がん」は光免疫療法の一般的な治療対象とは認識されていない。

「つまり、薬剤が結合しないがん細胞には光免疫療法は効きません。逆に言えば、EGFRが発現しているなら、頭頸部がん以外のがんにも効くはずです」

 実際、国立がん研究センター東病院ではすでに同じEGFRをターゲットにした「食道がん」や「胃がん」の治験が始まっている。

 開発者の小林氏は言う。

「その他、この薬剤はEGFRを多く発現している『子宮頸がん』や、トリプルネガティブと呼ばれる、これまで治療が難しかったタイプの『乳がん』にも有効だと考えられています」

 続けて、

「EGFRを発現していない別のがんをターゲットにするには、別の抗原(カギ)とうまく結合するような抗体(カギ穴)に変えてやればいいわけです」

 今後はさらに、対象者の多い大腸がんや生存率の低い膵臓(すいぞう)がんなどの抗原をターゲットにした第二、第三の新薬の開発が待たれるところだ。

 そのため、研究をさらに加速させる拠点として、来年4月には関西医大に「光免疫医学研究所」が開設される。所長にはNIHとの兼任で小林氏が就任する。

多額の私財を投入

 光免疫療法の開発には、小林氏を筆頭に多くのがん研究者や医師が関わっている。だが、資金面で最大の援助をしてきたのは、実父のがんをきっかけに小林氏と出会ったという楽天メディカルの会長兼CEO・三木谷浩史氏(56)だ。私財だけですでに数百億円という巨額の資金を投入している。

 三木谷氏が言う。

「私が小林先生と出会ったのは2013年。まだマウスの実験しかしていない頃でした。『あれから8年でよくここまで来た』と評価してくれる人もいますが、個人的にはぜんぜん遅いと思っています。もちろん、人命がかかっていますので慎重にならざるを得ませんが、気持ちとしてはもっとスピードアップさせたい。将来的には、虫歯を治療するみたいに気軽にがんを治せるようにしたいんです」

 気軽に、という意味では実際の治療費も気になる。

 現在、光免疫療法の費用は薬代だけで約400万円かかる。決して安くはない。だが「高額療養費制度」を使えば、例えば69歳以下の自己負担の月額上限は、年収により3・5万円から高くても30万円程度となる。年収が500万円程度の人なら13万7千円ほどだ。医療の進歩により国庫がパンクしかねないという懸念もあるが、今後、適用拡大等により、政府が定めた基準以上の市場規模になれば、薬価がもっと下がっていく可能性もあるだろう。

 今もっとも懸念されるのは、「光免疫療法」という言葉が一人歩きを始めていることかもしれない。

 がん患者やその家族は、一日千秋の思いで光免疫療法の適用拡大を待っている。だが、研究の最前線に立つ小林氏は「現時点では、自分が受けられる標準治療を優先してください」と念を押す。がんに立ち向かうには今受けられるベストな治療を選択することだ。

 しかし、ネットで検索すれば、患者の気持ちを弄(もてあそ)ぶかのように、「光免疫療法」を標榜するクリニックのサイトが数多くヒットする。しっかり頭に入れておいてほしいのは、現時点では、掲載の表にない施設で、保険が利かない自由診療で行われている光免疫療法はすべて“ニセモノ”だということ。もっともらしい御託を並べて、高額な治療費を騙し取ろうとする悪徳クリニックである。

 このあたりの情報整理の今後の旗振り役は、光免疫療法に関するライセンスを独占的に有している楽天メディカルにも期待したい。

 光免疫療法は多くの可能性を秘めた治療法である。今後、対応できるがん種が次々と拡大されていけば、医師や病院からも見放されてしまったような“がん難民”にとっても大きな希望の光となるに違いない。

 現在は、日本に続き、アメリカ、台湾などの国々で臨床試験が進んでいる。光免疫療法を待ち望む人たちが世界中にいる。

芹澤健介(せりざわけんすけ)
ライター。1973年、沖縄県生まれ。横浜国立大学卒。編集者、構成作家として活動し、NHK国際放送の番組制作にも携わる。著書に『コンビニ外国人』、『血と水の一滴 沖縄に散った青年軍医』、『死後離婚』(共著)など。

「週刊新潮」2021年7月15日号 掲載

新潮社



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