なぜ国語の授業では明治文学が取り上げられるのか? 
Tuesday, September 30, 2014, 05:50 PM
9/30 晴 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル

現代に生きる我々には、わずか150年ほど昔であっても世相がわかりにくい点があります。

たとえば
・なぜ自分の属する藩主(お殿様)に命まで捧げるほど忠君を示すのか?
・滅私奉公という言葉どおり「私」という自意識はなかったのか?
・寺子屋で教わっていた当時の勉強はなんだったのだろう?
・天皇や徳川将軍、藩主といった絶対権力者をどのように捉えていたのだろう?
・お世継ぎや血筋にこだわるわりには養子のやりとりは問題視しないのはなぜ?
・庶民は何を愉しみに人々は過ごしていたのだろうか?
・跡取り(長男)と次男三男らの扱いの差を誰も疑問に思っていなかったのだろうか?
・男女間に恋愛という感情はなかったのだろうか?

そんなことをつらつら思っていました。

朝日新聞で連載されていた夏目漱石「こころ」が終り、明日からは「三四郎」が連載されるそうです。
1908年(明治41年)の本郷周辺が描写されています。まだ東大から下った谷中(やなか)や千駄木(せんだぎ)は谷で小川が流れています。(現在は不忍(しのばず)通りとなり千代田線が通っています)

100年ちょっとで夏目漱石や森鴎外、与謝野晶子、樋口一葉がいたころと全く情景が変わっています。
せいぜい東大の中にある三四郎池は鬱蒼と木々が茂っております。

「こころ」は下宿先の娘を同居する旧友に先んじて娶り、旧友の自殺に悩む人物の話。
「三四郎」は福岡から上京したうぶな学生である三四郎が、恋心を抱きつつも都会的な女性の生き方に畏敬を覚える話。

今読んでもぜんぜんピンと来ないのが明治文学



女を奪ってしまったという自責で自らも死を選ぶ「こころ」の先生
目を会わすことを憚(はばか)りながらも、好意を伝えたいと悶える「三四郎」

読後感としては、現代世相とあまりにも違うことに唖然としてなんなんだかなあ〜という思いしか残らないのが普通ではないでしょうか。

明治ではそれまで概念がなかった「自意識」を扱ったから話題になった



だから明治後半から大正のはじめの頃は、「自意識」(自分の内面の吐露)が書かれた小説に読者は共感を感じたのです。

性の目覚めから大人への自意識というテーマは高校生あたりに読ませるにはちょうど適当だから、高校あたりでは漱石や鴎外が教科書に取り上げられるのです。

100年前の人々も、今の高校生のように自我に悶々としていたんだよというお節介な理由で今でも明治文学は教科書や文部科学省指定の必読書籍となっているのです。100年前の大学生はインテリですが、時代背景が違いすぎる。

今では大学生のステータスなんて高卒に毛が生えた程度


アホも糞味噌一緒くたに大学出です。エリートやインテリもほとんど死語です。

なぜ明治になると、このような小説が流行ったのでしょう。
それは一言で言えば

江戸時代〜明治中期までは一般に自意識というものがなかったから



夏目漱石は「私の個人主義」という講演をしているぐらい、「個人」とか「私心」といった概念が社会にはなかったのです。
江戸時代のころの日本人メンタリティーを知りたければ、霞ヶ関省庁の小役人を観察してみたらよいです。役人の世界では外部には「顔無しクン」として存在するのが是ですからね

これが上記に示した江戸時代の疑問の答え

江戸時代から明治中期までは儒教思想がすべての生活・行動指針となっておりました。
仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌
主君、家系こそが自分の存在理由であるという道徳感です。これが社会組織から親子・夫婦にまですべてあてはめられました。

人はなぜ存在するのかを孔子が「天(宇宙)がそう取り計らったから」と考えた



農民と武士との身分の違いは、そういう家に生まれてくるように天が采配したからと儒教では教えます。
農民はずっと農民であり、武士は命を投げ出すために武家に生まれたのだと教えます。(自然説)

江戸時代には「自分は何のために生まれてきたのか」なんて考える人はいない



ところが明治維新となり、西洋思想が入ってきて社会体制が変わっていくと、すこしずつ「自意識」が国民にも芽生え始めます。
欧米に見習い自由民権運動や女性の権利主張といったプロテスタントに基づく考えが広まるにつれて、自分たちの存在理由を考え始めたのです。

家柄や親の決めた結婚、恋愛感情、自分の境遇などなど、それまでは誰も不満には感じていても慣例として従っていたことに対して、心情を悶々つれづれに書いたものが明治の文学の特徴です。

ついでにプロテスタントは民権思想だけではなく、「お殿様」なんてもういらねえと社会主義思想も持ち込みます。

将軍様がいて、天皇様がいて、お国にはお殿様がいて、それだけで自分は何者だなどと考えずに大部分は代々続く役目をしていればよかった。

ところが封建社会が崩れると、大部分の人々は「さてこれからどうなるのか」と身の振りに困ってしまいました。

アメリカの南北戦争で奴隷が解放されたことになっています。ところが実際、ほとんどの黒人奴隷達は戦後も奉公人として変わらない生活を自ら続けたのです。

今日から自由だ!自分の考えで好きなように生きていけ!と言われたって困っちゃう



南北戦争で解放されたといわれる黒人奴隷と明治の人々は同じなのです。

これからは家柄や身分ではなく、個人の能力が十分発揮される社会だぞと言われても、はぁ〜そうですか〜

聖書(キリスト教)は自己啓発書としてまずは読まれた



それまでは儒教が武士の自己啓発書であったのですが、明治にはそれが聖書になっただけ。

聖書解釈から派生した「実学」(蘭学:神学から理学)は今で言えばビジネス書です。

福沢諭吉の「学問のススメ」は明治初期のビジネス書ハウツー物の第一号ベストセラーに過ぎません。

明治となり、それまでの硬直的な儒教思想から西洋的な個人主義へ移りゆく戸惑いを表わした文学を私たちは「明治文学」と呼んでいるのです。

明治から現代までサラリーマンの悩みは一緒



現在でも自己啓発(人生哲学・成功哲学・ポジティヴシンキング)と呼ばれる分野の書籍は書店の一角を占めております。

そして会社員やOL達がよく買っていくのです。私もよく読みましたが馬鹿らしくて放り投げてます。なぜなら

願望実現を謳う書籍の元ネタはすべて聖書に辿り着く



ビジネス書の生き方指南と聖書は同じフレーズが多用されます。

内なるこころに従え・・・外なるこころに耳を傾けよ



すべての自己啓発書や方法論は、すべて宗教的な要素が根幹にあることに気付きます。

危機でも願えばかなうとか、ありのままの自分で良いとかいうフレーズはそのまま聖書を参考にしたのでしょう。

ディズニー映画「アナと雪の女王」なんて、陳腐なビジネス書の生き方指南をそのままです。

「Let's it go (ほっといて、私にかまわないで!)」とそのまま自己中心主義(笑)

内なるこころとは自分の欲すること、外なるこころとは創造主(デウス、天帝、宙)のこと



自己啓発(生き方指南)書はそのままキリスト教プロテスタントの主張と同じなのです。
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味の素は現代のお袋の味か 
Monday, September 29, 2014, 03:03 PM
9/28 晴 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル

昨日は天気がよいので千葉の辺鄙なところへ行ってみました。料金が馬鹿高くて悪名高い北総(ほくそう)鉄道という成田空港へ向う電車に乗っていきます。地下鉄浅草線がそのまま乗り入れします。千葉ニュータウンに降り立ちます。

ほんのわずか昔(20年ほど昔)は雑木林と農村の広がる地域だったのですが、虫食い状に都市開発が進んでみるも無惨な地域です。それでもまだ自然が残っているし、古い農家がある牧歌的な地域です。

元来利根川が近くにあり、水運も可能なので江戸、東京への食料供給のための重要な地域だったのです。古い農家の建物はどれも立派です。田舎好きの私としては、都心からたった30〜50劼曚瀕イ譴譴弌⇒畑やピーナツ畑が広がる風景はとても面白い。

印旛沼は幕末にかけて治水開拓工事がされた歴史好きでも面白い場所です。

でも脇には幅広い幹線道が通り、無粋な建て売り住宅や場違いな高層マンションが建ち並びます。
千葉県都市住宅機構(UR)の幟があちこちにはためいています。ちぐはぐな風景、ちぐはぐな道路、年中無休24時間営業の巨大ショッピングセンター・・・

どうしてこんなにも都市計画のセンスが悪いのだろうか・・・全く癒やされない(笑)

大田区の田園調布が走りとなり、戦後造成された人工都市というのは、できたてはピカピカで綺麗ですが、住民と一緒に老朽化していきます。たいてい老人には優しくない街です。もともと昔は人が住んでいなかった地域だから。

千葉県の都市開発が失敗している理由は、効率的な電車網が整備されていないということ。
公共機関が貧弱なので、結局自動車なしでは生活が成り立たない地区が多いからです。

道路の拡張→公共機関需要の減少→虫食い開発→道路の拡張→(くりかえし)

そういう悪循環からいつまでも逃れられない郊外都市を眺めながら、電車に乗込みました。

ちなみに千葉県産ピーナツや果物は最高においしいです


昼飯でたべた幹線道路沿いの蕎麦屋は最悪でしたけど・・・

汗をかいたので、車内で缶ビールを空けます。電車旅行の楽しみは缶ビールにかわるものはないでしょう。スーパードライ・プレミアムという新製品があったので、普段はアサヒは飲まないのですが試してみました。

味の素風味がいっそう倍増し舌にひろがります



アサヒのスーパードライはあまり奥行きのない人工的な味が好きという方も多いのですが、さすがにこれはやりすぎだろ!?と思うような過剰な味付けです。

田舎風景に突如そびえるマンション群、イオンの巨大建物、とどめは
味の素飲料「スーパードライ」・・・そこが故郷になり、母の味となっていくのだなあ、そんな感情を抱いて窓の外を眺めておりました。


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「幕末インテリジェンス 江戸留守居役日記」を読む 
Saturday, September 27, 2014, 01:30 PM
9/27 晴 10時 浅草での空間線量は9ベクレル/立法メートル

「幕末インテリジェンス 江戸留守居役日記」(白石良夫 新潮文庫 原題は「最後の江戸留守居役」2007年刊)という文庫本を読みました。

譜代大名佐倉藩(現在の千葉県佐倉市)の江戸詰(えどづめ)留守居役(るすいやく)であった衣田学海(えだ がっかい)の日記から、幕末の混乱を徳川家親藩・譜代藩の視点から記述している本です。

衣田学海の日記は昭和の終わりから平成にかけてのつい最近の研究結果なのです。だからこの文庫本は学術調査のダイジェスト版のようなもの。明治維新での藩内部の情景がよくわかります。

留守居役とは江戸の上屋敷に常駐して、幕府と各藩との情報交換や藩主や老中が上京・登城する際の役目・行事の下調べや段取をつける役目です。また国元への意見具申をする重要な役目です。今で言えば省庁の事務次官でしょうか。

余談ですが忠臣蔵でよく知られる浅野内匠頭が松の廊下で吉良上野介を斬りつけた原因は、饗応役の浅野内匠頭を年長の吉良がなじったことだと言われています。
これは前任者からの引き継ぎをしていなかった、赤穂藩留守居役の失態なのだそうです。本来であれば藩主がうまく取りはからえるように下準備をして、しきたりに従い先導する有能な留守居役が赤穂藩にはいなかったためなのだとか。

藩の命運を左右するのが、留守居役という役目なのです。
日ごろの仕事は料亭で他藩の留守居役と飲食してを通して腹を探り、他藩と共同で幕府への陳情を働きかけるよう工作する裏方です。

ただ安定した政権が300年も続くと、留守居役とは江戸で他藩の同役と飲み食いをするだけに堕落していきます。
会食は大事な仕事なのですが、世情調査よりも、他藩との足並みを揃えるための調整役としての働きばかりが重要視されていきました。
親藩(徳川家筋)と譜代藩(関ヶ原で活躍した歴史をもつ藩)は徳川家の安泰はゆるぎないものと高を括っていきます。

しかし京都にも留守居役を置いている大藩は情勢をいち早く掴んで、佐幕から勤王へ方針変更していきます。
つまりさっさと江戸の徳川家から薩長が操る天皇に恭順をしめします。
赤穂藩のように有能な人材を登用しなかった小藩は幕末の動乱で右往左往するか、ただ静観、だんまりを決め込むだけです。

徳川慶喜が鳥羽伏見の戦いで大阪城から逃走して江戸に戻ってきても、関東の藩は、徳川慶喜が大阪から帰京して、再び京都へ攻め込んで薩長を打ちのめしてやるとますます気運をあげます。
譜代大名である佐倉藩も、徳川慶喜を総大将として、京都へ攻め上るものだと思って、各藩の留守居役とともに同盟で連合軍結成に奔走します。
ところが情報網のない藩は遅れて京都から流れてくる情報で徐々に混乱して意見がまとまりません。

そうこうしているうちに朝廷は京都から薩長藩を主軸とする討幕軍を出してとどめを討ちに来ます。
さあ江戸で戦いだと準備しているうちに、徳川慶喜は蟄居謹慎して、幕府は朝廷に対して全面降伏してしまいます。
つまり主戦派は梯子を外されたのです。

幕府に戦意はないので、佐幕派の藩は徳川のお殿様の助命嘆願運動を連名で行います。この実務部隊が藩の留守居役のひとたちです。

慶応4年には幕府に求心的な力は削がれ、大幅人事改革を断行します。老中が小笠原長行を除いて全員仮病で出仕しなくなったからです。

海軍総裁に幕臣の矢田堀鴻(やたぼりこう)、会計総裁に大久保一翁、陸軍総裁に勝海舟を抜擢しました。勝の伝習所と蕃書調所の人脈で固められました。
開成所(蕃書調所)の判断では新政府樹立はやむなしで、慶喜に恭順を勧め、徳川親藩の主軸である紀州藩にも自重させたのでしょう。

つまり敗戦処理内閣として蕃書調所の人材が表に出てきたのです。
滑稽なことに佐倉藩の衣田学海は幕府の本意がぜんぜんわからないこと。あいかわらず佐倉藩を主戦派側に留めます。
衣田学海ら漢学派は時流を掴めきれず、朝廷・薩長の動きに翻弄され続けます。

西国の藩はすぐに朝廷側に恭順したのに対し、東国の藩は勤王という概念は天皇という存在の建前ぐらいに考えていたに違いありません。
薩長さえ打ち破れば、また天皇は徳川家に泣きついてくると大政奉還後も見ていたのです。

戊辰戦争、函館戦争が終り、戦乱が過ぎて徳川封建体制から明治政府による合議体制へ移っていきます。
そこでまず政府から徴用されたのが、元留守居役の藩士達です。
地元(藩)の意見を収集し、逆に通達を地元へ伝える役目を元留守居役に課しました。
もともと幕府と藩の連絡・仲介役なので、これは理にかなっています。

明治元年に留守居役は貢士(こうし)人と役名がかわり、同年、公務人と改称され、すぐに公議人・公用人という呼称になりました。
明治政府は薩長閥の独裁であったように思われているかもしれませんが、幕藩体制を中央集権制へ移行するためには、各藩の実務者を掻き集めて意見収集や議論させていたのです。
公議人は議事院という場所で政府との意見交換、公用人は出身藩への通達の徹底です。いわば公議人は国会議員、公用人は知事みたいなものです。

ところが人選は藩に任せていたので、この合議制は機能せず、藩内部でも、政府内でも常に議論は紛糾していたようです。
なぜならそれぞれが「お国の事情」を優先してケンケンガクガクとなってしまうからです。

そこでヨーロッパ議会制度の導入を外国掛り判事の森有礼(もり ありのり:薩摩藩英国留学組 明六社会長 初代文部大臣)と鮫島尚信(さめじま ひさのぶ:薩摩藩英国留学組)が提案します。

政府はその提案を認め、森・鮫島・福岡孝弟(ふくおか たかちか)、大木喬任(おおき たかとう)、神田孝平(かんだ たかひら:蕃書調所教授)に議会制度導入のための調査を命じます。議会制導入のための責任者として山内容堂 (豊信 やまのうちとよしげ)が就いています。

政治の中心が京都から東京へ移り、版籍奉還、廃藩置県を経て、政府官吏としての衣田学海の役目は終わります。ここでこの本は終わってしまいました。
その後は漢学の大家として、新聞社に勤めたり、劇作家として生涯を閉じます。

余談ですが、森鴎外は子供の頃に向島の衣田学海に漢学習っていました。
鴎外の「ヴィタ・セクスアリス」(十五歳の少年の性の目覚めを題材)という自叙伝で出てくる漢学の先生、文淵先生は衣田学海のことで、そこで中国の好色小説「金瓶梅」(きんぺいばい)が机の下にあったことを小説でも披露しています。衣田学海の向島の宅とは妾の家です。若い愛人に漢学を教えて愉しんでいたそうです。妾宅で「金瓶梅」の原書を見つけ「先生はなかなか油断ならないと思った」と評しています。

大雑把に私が抱いた思いは、できたばかりの明治政府は蕃書調所のインテリ面々、薩摩長州の留学組らが、持てる能力を全力で発揮したのは明治四年あたりまでだったのではないかという感想です。
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円周率π(3.14・・・)の計算公式を知っていますか?(その1) 
Friday, September 26, 2014, 02:35 PM
9/26 晴 10時 浅草での空間線量は9ベクレル/立法メートル

円周率πを計算する数式をご存じですか?
えっ?ご存じない?
それじゃあ口頭で読み上げます。(数式はワープロでは表現できないので)

「パイは4のn乗とnの階乗をかけた数を4乗し、99の4n乗をかけたものを分母として、26390にnをかけて1103を足した数に4nの階乗をかけた数を分子としたシグマに9801分の2ルート2にをかけたものの逆数(インバース)」

唱和して覚えておきましょう(笑)
シグマ(総和)計算ができる関数電卓ならnはどれくらいまで計算できるかな・・・実際にやってみましょう!

関数電卓に何も考えずそのまま式を打ち込んでみます。
n=12 が計算能力の限界でした・・・それ以上は内部計算能力オーバーでエラーとなります。

n=10と12で3.141591996と同じ結果で表示されました。3.141592ですから有効数字は小数5けたが電卓の能力です。人間界では十分な精度です。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)によると惑星探査機の運行でも、[d]円周率の小数点は5けた程度の精度で十分だそうです。[/d](訂正:はやぶさでは16桁が用いられたそうです)

我々でも、この公式があれば、関数電卓であっというまに少数点以下5けたまで計算できるのです。

このパイの計算式は1914年(大正3年)にインドのラマヌジャンという天才数学者が考案したものです。
天才たる所以はラマヌジャンという人は、数字を見ると脳の中で勝手に因数分解をしてしまう癖がありました。

留学先のイギリスでタクシーのナンバープレートの数字1729が二つの数の3乗の和(x^3+y^3)であることを瞬時に見抜き、xとyの組は二つできることを証明して見せたという逸話があります。

ひとつひとつの数には意味があるとぱっと脳内変換できる天才だったのです。

パイの計算式中に突然定数として現れる26390や1103はなんなんだよ!と言いたくなるのですが、きっとすごい意味が隠されているのでしょう、ラマヌジャンの頭の中では・・・。

とにかくこの新聞記事でラマヌジャンという数学者と円周率の計算式というものを初めて知りました。(ワタクシいちおう理工系卒です)

高校生の数学でマクローリン変換という三角関数(sin,cos,tan)でいろいろな関数(方程式)を近似するという方法を習います。なんでいちいちややこしい三角関数を組合わせて、簡単な直線を表わすのだよ〜と憤慨したことがあるのですが、単にマクローリンさんは三角関数オタクで、この世の関数は三角関数で表せるのだと豪語していたから(笑)

まったく受験生にとっては迷惑千万な野郎です。ただ社会人になってマクローリン変換や発展させたフーリエ変換というのはとても便利な技術で、コンピュータでは魔法の杖で大好きになりました。日本では織田信長や徳川家康が群雄割拠していた戦国時代に、西洋ではマクローリンさんやフーリエさんらは三角関数で数学的な表現をしていたのです。

この中世の数学は現在ではテレビやラジオといった家電、音響機器、通信やレーダーやソナーといった電波、音波技術、先端的な医療機器(MRIなど)や分析装置(成分分析など)で使われています。ありがたやありがたや(-人-)

音大生には音が色のように感じる感覚を持つ人が少なくないそうです。
演奏者によってその色合いは変わるようで、音の聴き比べは頭の中に現れる色彩で比べているのだとか。
つまり音楽を視覚野で判別できるのだとか。

私も良い音楽は鮮やかなイメージが現れます。イメージ(色)が沸かない音楽は一時流行ってもダメですね。

それにしてもいつの世も天才とはすごいものです。パイの計算式をみて、天才の閃く力のすごさを思い知らされました。

そして円周率を自力で計算したいとは数学好きでもあんまりいないのじゃないかな。
あらかじめコンピュータ(電卓)にはもっと大きな桁の円周率は既定値として内部に組み込まれています。乱数を発生するために使われるからです。

それにひきかえコンピュータもない時代によくまあ考えるものです。
でも計算機はすでにありました。機械式計算機というやつです。また計算尺はもっと広く使われています。アポロ計画のドキュメンタリーでは管制官がしきりに触っていましたね。
計算尺ではせいぜい小数点3桁(有効数字3桁)です。



関連ログ:円周率π(3.14・・・)の計算公式を知っていますか?(その2)



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ヘイトスピーチは本来アメリカの得意芸です 
Wednesday, September 24, 2014, 05:00 PM
9/24 曇 10時 浅草での空間線量は8ベクレル/立法メートル

昨日六本木の南側、南麻布を通り過ぎたところ、物々しいほどの警察車両と警官に遭遇しました。
どうやらデモ活動をしているようです。すごく騒がしい。

幟(のぼり)をチラッと見たら「韓国と断交せよ」とありました。
ああこれが在特会のデモ行進なのか。

殺せとか叫んでいるわけではなさそう。「韓国と断交せよ」はヘイトではないですね。

はい、私も韓国とは国交を制限するのがいちばん平和的な解決と思います。
関係ない国がわーわー叫んでいても、国交がなければ敵対国だから仕方ないと納得できます。

アジア人同志戦わず、ただし必要以上に密着するな



将来、北朝鮮と国交が樹立し、ロシアとも国交正常化となったら、地政学的に韓国は日本にとっては隣国という関係しかない。犯罪組織による覚醒剤や偽ブランド品の中継地点となっているのですから、断絶とはいかなくてもヒトモノカネは制限すべきでしょう。

こんな国に関わってもろくな事はないと日本人の大部分は思っているはず。

さてヘイトスピーチとは何か?

アメリカではヘイトスピーチに関する規制法がないのだそうです。

だから驚くような意見広告が公共機関や公共施設にどうどうと掲載されています。

イスラエルのパレスチナ人過激派であるハマスをイスラム国(ISIS)だ!ハマスはアルカイダだ!と殺害された(?)アメリカ人英国人の顔写真と共にどうどうと掲載しています。

新聞記事にはイスラエルを支援する団体としか述べられていません。
おそらくシオニズム団体の「アメリカ・イスラエル広報委員会(AIPAC)」だと思われます。

他にもユダヤ人名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League :ADL)や文藝春秋マルコポーロを休刊にしたサイモン・ヴィーゼンタール・センター(SWC)といった団体が有名です。

アメリカ裁判所は「政治的な内容のため表現の自由である」としている



アメリカ法曹の二枚舌にはあきれてしまいます。宗教対立を政治的であるとしていることにもう救いようがありません。
自分たちには差別的な発言はどんな手を使っても(暴力的な解決も容認している)糾弾する一方で、このような広告も平気でだす、その精神構造が私には理解できません。

イスラム勢力へのヘイトスピーチはアメリカでは表現の自由の範疇



「韓国と断交せよ」は政治的な主張ですから、何百人の警官がでている割にはニュースや新聞ではぜんぜん取り上げていません。

へんな自主規制ばかりやっているのですが、本家アメリカは堂々とヘイトスピーチをやってます。

空爆もやりだしましたが、イスラム過激派は軍隊ではありませんから隣国へどんどん広がるでしょう。

日本は外国人の入国を制限していくことが本来はいいことなのかもしれません。

実際はオリンピック開催でビザフリーで入国できるようになっていますけども、過激派が死語となっている日本において、赤軍派やら過激派が潜む世の中になるかもしれません。統一協会も過激派組織の一味です。
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秋分の日だから「クックパッドの秋のレシピ」 
Tuesday, September 23, 2014, 09:54 PM
l9/23 晴 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

私の愛読書(笑)クックパッドの新刊が出ていたので、書店で迷わず買いました。

クックパッドという料理レシピサイトの人気メニューを集めたレシピ集で、有料会員でないと参照できない人気レシピを集めたレシピ集です。

全部簡単にできます。これが人気の理由。

味付け(調味料の配分)だけを見るのも活用方法



メニューどおり作らなくても、このレシピ集で参考になるのは調味料の分量です。
肉料理ならどれぐらいだったけと、台所でパラパラめくるといった使い方を私はしています。

味付けでとても重宝しています。

ヒマなときにパラパラめくって、これに似たような料理なら冷蔵庫の材料でできそうなだあとか、これは簡単そうだからお弁当のおかずに一度つくってみるかという気になります。

なんたってできるだけ簡単に素早くできるものばかりですから。

過去にもクックパッドのレシピ集を紹介していますね。
過去ログ:こりゃ簡単、手料理とはいかに手際よく、それらしくつくるかにある
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美肌のキーワードは美容液よりもまず「抗糖化」 〜老けて見えないために〜 
Monday, September 22, 2014, 12:56 PM
9/22 晴 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル



とうとう朝日新聞にまで「抗糖化」が肌年齢に結びついているという記事が載りました。

私は35歳(中年)になったらお米は極力少なめにと言い続けています。それの理論的な裏付けが最近の研究ででてきたということです。
ご飯はお粥にすると消化も良く、量を抑えられるので、まずはお粥で少しずつ減らしてみてください。

この記事では、ホットケーキ(パンケーキ)の焼き色は蛋白質と糖分によって色づくメイラード現象が、肌にも起きると冒頭で説明しています。

女性が好むお洒落なお店でスパゲッティと甘いデザートなんて美容にとっては最悪な食事です。

老けている人は糖質過剰な食生活


上半身は痩せていても、いわゆる下半身デブで、極端に言えば、洋梨のような体型は西洋人に多いです。
細くてぽっちゃりしているので男性からは好かれるのでしょうけども、特徴は冷え性。足がむくみやすく、子宮の病気になりやすいのがこの体型。甘い物が大好き、麺類、パンやごはんなど炭水化物の多い食事を好みます。

とつぜん大病するのもこのタイプ。老後はボケやすい。血液中に糖質が多いと、膵臓からインシュリンが分泌されます。肥満だけではなく、血管壁をもろくしていきます。

肌を見れば血管の状態も推して知るべしなのです。
つまり

肌年齢が若い人は病気と惚けには無縁


ということ。

メイラード現象がシミやシワといった肌の老化を進めるのと同時に、体内の活性酸素が細胞を傷つけて老化を促進し、さらには癌化したり、代謝を阻むと言われています。

活性酸素は細胞がエネルギーを取り出すときにどうしても発生します。また炎症や怪我でも幹部から発生します。

通常では血液に溶け込み、呼吸で肺から排出されていきます。ところが大量に発生するといつまでも体内の血液に残り、血管壁、さらに細胞を傷つけていきます。肌にも悪影響です。

活性酸素は電子が足りない酸素なので、外部から電子を与えることで、無害な酸素となります。電子を与えてくれる最善の物質は天然ラジウムしかありえません。

血糖値の急上昇は現役医師も成人病リスク要因と警告している



私の信頼している東京・日本橋クリニックの海渡一夫医師は予防医療に詳しく、自らも少食・断糖・草食(ベジタリアン)を実戦されています。なよなよした草食系に思われるかもしれませんが、なんとガッシリした体型で、還暦過ぎには見えない筋肉質のスポーツマン。毎日皇居を猛スピードで走ってます。(たまにすれ違うのです)

海渡医師は

野菜を先に食べる習慣をつけるだけでも好影響がある


と訴えています。もっとも時間をかけて食べることも大切です。

丼飯をかき込むように食べると、血糖値が上昇して、インシュリンの分泌が増えます。血液中に高い濃度でインシュリンがある状態は、脳血管へダメージを与えることがわかっているそうです。惚けもその影響なのだとか。ラーメンなんか最悪の食い物。

インシュリンを急上昇させないためには、糖質(炭水化物)を減らすか、野菜(食物繊維)
を摂ってから、最後にご飯を食べることが良いのだとか。

海渡医師によると、インシュリンを急上昇させない食事で理想的な炭水化物はオートミールなのだそうです。ゆっくり消化されるので腹持ちもよく、血液中のインシュリン濃度もあまり増えないのだとか。玄米が良いのもそういう点にあるのかもしれませんね。

過去ログ:カロリーゼロは飲んではいけない 人工甘味料による発症と中毒性 腸内細菌にはオリゴ糖がお勧め
一日一食か断糖主義か? めんどくさいからどっちもやってみよう!
「断糖のすすめ」(炭水化物を減らすと身体は激変する)
日本&世界で発見 血管若返り方 主治医が見つかる診療所 テレビ東京(メモ)
食べるな危険!乳製品に似せたトランス脂肪酸たっぷりの植物油脂食品
タイトルで売れる例 「3日食べきゃ、7割治る!」(船瀬俊介)
「健康的でありたいための常識」こそ余生を劣悪にする
認知症は高インスリンによる「生活習慣病」であるという医師の主張
アメリカの肥満・がんの原因は糖分だと告発するジェイミーオリバー

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「孟子」の革命思想と日本 
Sunday, September 21, 2014, 11:38 AM
9/21 晴 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル



明治維新と江戸時代に国学とされてきた儒教(朱子学や陽明学)、そしてオランダから中国(の書物)で蘭学者にしられることとなったキリスト教プロテスタント思想の関係を調べていると、ちょうど朝日新聞の書評欄に孟子(もうし)が載っていました。

著者の松本健一氏は革命の裏には「仁政なき指導者は討伐してよし」という孟子思想があると指摘しています。これが吉田松陰などにより徳川幕府打倒への気運を後押ししたと言えます。それまで天皇は実質なんの権力もなかったのに、尊皇思想が急に巻き起こってしまいました。

ただし日本書紀、卑弥呼の時代から、天変地異(地震洪水旱魃日蝕などなど)が起こると問答無用で支配者は殺されたのです。為政者がすべて悪いとね。日本書紀の神様はみんな殺されちゃった。

支配者の首のすげ替えで世の中を一新するというDNAは昔からあるのです。

評論家の森田実氏のブログで書評が掲載されています。参考に転載しておきます。
森田実の言わねばならぬ 2014.7.8
平和・自立・調和の日本をつくるために【762】
《本を読む》松本健一著『「孟子」の革命思想と日本 天皇家にはなぜ姓がないのか』(昌平黌出版会・論創社、2014年6月30日刊、1800円+税)/古代より現代に至る政治思想史を“革命”の視点から読み解く驚異の書! 「民を貴しと為し社稷之に次ぐ」(孟子)

 すごい本です。迫力ある本です。圧倒されるほど力ある本です。松本健一さんの超能力に感服しました。本書を私が手にしたのは、7月4日金曜日の夜でした。論創社から贈っていただいたのです。私はそのとき、締め切りを控えた原稿の執筆中でしたが、その仕事を中断したまま、本書を読み始めたところ、途中で中断することができなくなりました。締め切りの迫った原稿の仕事に戻ることができないまま読みふけり徹夜しました。非常に面白いのです。ついに二晩徹夜して一字一句も飛ばすことなく読了しました。おそらく、本書を手にした方は私と同じことをするでしょう。とにかく面白いのです。松本健一さんは著名な方ですから、ご高名は知っていましたが、松本健一さんの著書、論文を読むのは初めてでした。松本さん、いままで読んでいなくてゴメンナサイ。松本健一さんはすごい超能力だと思いました。何よりも日本の歴史を見る上で非常に大事なことが書いてあります。日本という国を知る上で、大事な本です。
 本書の冒頭で、著者はこう書いています。
《天皇家には姓がない—現在、日本の皇室、天皇家には姓がありません。姓は、もともと古代豪族の私的な尊称、姓(かばね)でした。天皇家はいつからか、その姓を持たないのです。その結果、今でも名字がないのです。(中略)これはいつからなくなったのか。中国の皇帝は、全部姓がありました。(中略)しかし、日本の天皇家には姓がないのです。名前はあります、下の名前は。明治天皇(1851〜1912)は睦仁、昭和天皇(1901〜89)は裕仁、現在の今上天皇(1933〜)明仁というふうに、下の名はあるわけです。しかし、姓がない。
 いつ日本の天皇家に姓がなくなったのか、どういう理由でなくなったのか、日本の歴史書には書かれていませんし、中国の歴史書にも載ってない。
 今のべた謎について研究をしてみたいと思っていますが、まだ分からない。日本史最大の謎の一つです。》
 本書は、このことを、孟子の革命思想との関連を明らかにしつつ、孟子思想が日本の歴史にいかに大きな影響は与えてきたかを解明しています。政治的安定のための思想(孔子の「仁」)と革命を肯定する孟子の「義」の思想、さらに儒教、仏教、神道の関係など、興味は尽きません。全国民に読んでほしい本です。
 松本健一さんは著名な方ですので、皆さんはすでにご存じのことと思いますが、本書から松本さんのプロフィールを以下に引用します。
《松本健一(まつもと・けんいち) 思想家。麗澤大学教授、東日本国際大学客員教授。1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。主な著書に『近代アジア精神史の試み』(岩波現代文庫、アジア・太平洋賞受賞)、『日本の近代1 開国・維新』(中公文庫、吉田茂賞)、『評伝北一輝 全五巻』(中公文庫、毎日出版文化賞・司馬遼太郎賞)、『思想としての右翼』(論創社)、『日・中・韓のナショナリズム』(第三文明社)、『海岸線の歴史』(ミシマ社)、『官邸危機』(ちくま新書)など多数》
 じつは私も東日本国際大学客員教授をしていますが、松本健一さんの本を読み、このような超能力者と同じ肩書きをもつのは申し訳ないと考え、大学当局に客員教授の辞職願を出すことを決意しました。緑川理事長さん、お許しをいただきたいと存じます。改めて書状を送ります。
 *「昌平黌」は東日本国際大学を経営する学校法人の名です。本書は、この昌平黌出版会から刊行されました。東日本国際大学には非常に優秀な学者が結集しています。


孟子は孔子の孫の弟子と言われています。だから孔子のひ孫弟子ぐらいでしょうか。
そもそも孔子の教え(儒教)は為政者のための思想であり、その臣民には道徳として絶対的な服従を強要するものですから、市井の庶民には儒教なんて大変評判が悪い。知識層には受けたのです。

そりゃそうだ

そこで庶民には庶民独自の思想が受け入れられているのです。それが道教。
老子・荘子、それに列子です。老荘思想と言われていますね。
一言で言えば

「ちゃらんぽらんに気ままに生きてそれでいいのだ」


です。こっちの方がずっと人間らしい。

中国大陸では二つの系統の思想が対立して存在していたのです。つまり

為政者のための「儒教」VS庶民の生き方としての「道教」



例えると「プレジデント」といった経営者寄りの雑誌、一方はエロも欲望まるだし「週刊プレイボーイ」みたいなものでしょうか。

ところが遣唐使、遣隋使らは日本には儒教ばかり持って帰って来ちゃった。このように過去から近代まで

理想論(建前)ばかりを信じ切っちゃったところがインテリの弱点



中国古典は建前重視と本音重視の大きく分けて二つあるという前提で読むとわかりやすいです。


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スコットランド独立運動は実はロシア工作による反EU運動だったのではないか 
Saturday, September 20, 2014, 04:42 PM
9/20 曇 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル

スコットランド独立投票は否決されてイギリス連邦に留まることとなりました。ほとんどのかたが先進主要国であっても独立問題があることを認識して、さらにスペインに飛び火するのではという危機感から注目していたようです。
日本人にとっては実効支配されている地域や主権を主張する中国や韓国との領土問題にも結びつく問題だからでしょう。

スコットランドの独立はすなわちイギリス連邦がEUからの脱退となることからヨーロッパでは注目されていたそうです。

スコットランド独立投票はEUの信任投票であった



1970年代のマーガレット・サッチャーというグローバリストによってスコットランドの経済はめちゃくちゃに破壊されてしまいました。主要産業である炭鉱はすべて閉鎖され、大量の失業者を生み出しました。
その後も産業は育たず、北海油田も地元を潤すことはありませんでした。いまでも若者の失業率は17%です。

もしスコットランドが独立を可決していたらどうなったでしょう。イギリス連邦は消滅ということで自動的にEUから脱退となります。あらためて両国イングランドとスコットランドが加盟という流れになるそうです。

スコットランドは産業規模も人口も少ないから、今まで通りイギリス連邦国家としてイングランドと協調していかなくてはならないから独立しても何も変わらないという見方もあります。

スコットランドが反EUになる可能性だってあった



スコットランドの独立はイギリス連邦よりもEUに多大なダメージを与えたでしょう、EU諸国はノルウェー、イギリスの石油に依存しています。またノルウェーはロシアに次ぐ天然ガス供給国です。

すくなくともロシアのプーチンにとってはスコットランド独立問題はEUへの圧力としては追い風となったのです。
西と東でヨーロッパ諸国をエネルギーで挟み撃ちすることができたからです。

私はEUという連合はこれからもうまくは行かないと思っています



朝日新聞に掲載されているフランス経済学者のコラムでは、ECB(欧州中央銀行)が舵を切って、加盟国の財政改革に乗り出すのではという憶測記事です。

要するにECBが加盟国の不良債権(紙切れ)を買い取るというFRB(アメリカ連邦準備制度)と同じ手法をとるという予想です。ただしこれでは富裕国であるドイツだけの負担が増えるばかりです。

ですから「各国がGDPに応じて負担可能な財政赤字額」を設定して、その額までECBが買い取ることができるという新たな仕組みをつくろうという提案です。しかもその額の権利を加盟国内でやりとりできるようにしておくのだとか。

こういう議論は単一通貨をむりやり加盟国内で流通させているから湧き上がるのでしょう。
つまりまだまだユーロ(Euro)という通貨は不安定で不完全なものだということの裏返しです。

ECBは6月にゼロ金利(市中ではマイナス金利)を実施して、市中へのお金の供給を増やそうとしました。
それに続くEU加盟国の財政問題にECBが、いよいよ徳政令を出す準備をしているという段階に進んだと言うことです。

過去ログ: タダのお金が向こうから歩いてやってくる。ECBマイナス金利で大企業はほくほく

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カロリーゼロは飲んではいけない 人工甘味料による発症と中毒性 腸内細菌にはオリゴ糖がお勧め 
Friday, September 19, 2014, 11:56 AM
9/19 晴 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル

以前から人工甘味料が身体に良くないという噂はありましたが、医学での系統的調査はなされてきませんでした。

人工甘味料が実験用マウスの腸内細菌のバランスを崩していることをイスラエルの研究者が突き止めたというニュースが流れています。

昔は夏場、缶チューハイを良く飲んでいたのですが、最近ではほとんど飲みません。なぜなら旨くないから。
ほとんどの商品がカロリーゼロを謳っています。

食品への投入前のアスパルテームという人工甘味料の粉末を舐めたことがあります。
舌全体に広がる苦さ。口をゆすいでもしばらくは口の中の苦みが消えませんでした。

砂糖を摂ってはいけない病人以外は、あまり口にしてはいけないのかもしれません。

本来は苦い物質でありながら舌の味覚器官(味蕾)を騙す化学物質



人工甘味料は微量(耳かき一杯)で甘みを舌に感じさせる物質なのです。
だからカロリーがほとんどゼロと謳えるのです。

小さじ一杯もあれば何リットルもの<砂糖水>になる魔法の物質なのです。

天然糖よりも大幅に食品原価を下げられるから濫用される



価格競争でも人工甘味料は有利です。なんたって重量比で1/100や1/1000でいいのです。

ただ一度でも人工甘味料をそのまま舐めた経験からいうと、そのものの味はタールです。
これをガブガブ飲む気にはなれません。またこの甘みに慣れると脳が継続的に人工甘味料を求めるようになるという恐ろしい噂もあります。(ペットボトル症候群)

イスラエルの研究チームは人工甘味料が腸内細菌を弱らす(殺す)ことを突き止めました。
腸内細菌で消費されていた糖が、再吸収されてしまい、これが肥満・糖尿病といった成人病を引き起こすという推論です。

腸内細菌を大切にするならオリゴ糖がいちばん



オリゴ糖はブドウ糖といった単糖類(分子量が小さい)ではなく、多糖類(分子量が大きい)の糖です。
主に根菜類の甘みがオリゴ糖です。また母乳にも含まれており、発見当初から整腸作用があることが知られています。

分子量が大きいために腸では吸収されにくく、大腸まで辿り着くために、腸内細菌の餌となるのです。

健康な身体は健康な腸によってもたらされる



おならが臭くなくなったり、肌が綺麗になるといった美容効果もあります。
オリゴ糖はスーパーやドラッグストアで買うことができます。値段もそれほどしませんのでお勧めです。

過去ログ:美味しくて腸内細菌もよろこぶ数百円の便秘薬


NHK 人工甘味料 “血糖値下がりにくい”


9月18日 10時35分清涼飲料水やお菓子などに使われる人工甘味料を摂取すると、糖尿病や

肥満のリスクを高める血糖値が下がりにくい状態になることを、イスラエルの研究チーム

が発表し、人工甘味料の健康への影響を巡って議論となりそうです。

これは、イスラエルの研究チームが18日付けのイギリスの科学誌「ネイチャー」に発表

したものです。
研究チームは、マウスにサッカリンやスクラロースなどの人工甘味料を混ぜた水を与え、

変化を調べたところ、マウスの腸内の細菌のバランスが崩れ、糖尿病や肥満のリスクを高

める血糖値が下がりにくい状態になることが分かったということです。
また、研究チームがヒトへの影響を探るためおよそ380人を調べたところ、人工甘味料

を多く摂取する人は少ない人に比べて体重が重かったり血糖値が高かったりする傾向が見

られたということです。
研究者の1人は「広く大量に使われている人工甘味料の影響について再評価する必要があ

る」と指摘しています。
人工甘味料は、カロリーを摂取せずに甘さを加えられるとして清涼飲料水やお菓子に幅広

く使われていますが、健康への影響はないとする別の研究もあり、今回の発表を受けて議

論となりそうです。

MSN産経ニュース 人工甘味料で代謝異常に 腸内細菌のバランス崩す


2014.9.18 04:00 [健康]
 菓子や清涼飲料に広く使われているサッカリンなどの人工甘味料には、代謝に関わる腸

内細菌のバランスを崩して血糖値が下がりにくい状態にする作用があるとする研究結果を

、イスラエルの研究チームが英科学誌ネイチャー電子版に17日発表した。

 虫歯予防やカロリー摂取量を抑えるのに役立つ一方で、糖尿病や肥満といった生活習慣

病のリスクが高まる可能性を指摘。別の人工甘味料のスクラロースやアスパルテームにも

同じ作用があることをマウスの実験で示した。

 チームはイスラエルの約380人を対象とした調査で、人工甘味料を多く摂取する人は

摂取しない人に比べ、体重や腹囲の増加に加え、血糖値や糖尿病に関係する血液指標の上

昇がみられるのを確認。少人数のグループやマウス実験で詳しく調べると、摂取量が多い

と消化や代謝に関わるさまざまな腸内細菌のバランスが変化し、血糖値が下がりにくい糖

尿病と似た状態になることが分かった。


【書評】『カロリーゼロにだまされるな本当は怖い人工甘味料の裏側』


2013.11.17 08:18
 近年、「カロリーゼロ」をうたう食品が店頭にあふれているが、それらは必ずしも0カ

ロリーではないという。ここで使われている人工甘味料は登場から歴史が浅く、体への影

響は不明な点も多い。

 カロリーゼロ食品によって太ってしまう事例があるのはなぜなのか。著者は米国で行わ

れている人工甘味料の悪影響についての研究を紹介する。人工甘味料が脂肪の蓄積につな

がることや、強烈な依存性のあることが指摘される。さらに別の副作用を起こす可能性も

…。適切な食事をとることの重要性を思い知らされる。“甘い話”に惑わされないように

したい。(大西睦子著/ダイヤモンド社・1470円)

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原発事業の闇に斬込んだディレクターが死んだ件について 
Thursday, September 18, 2014, 12:25 PM
9/18 晴 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル

テレ朝の岩路真樹氏が8月30日に自宅で不審死(真夏に練炭で自殺)していたことがわかりました。冤罪事件では報道業界では知られた人らしく、原発事故後の報道でも独自調査を行っていたそうです。

9月9日発売の写真週刊誌FLASHが岩路氏の自殺を記事にしたところ、発行元の光文社が理由を明かさぬままに販売を中止しました。

海外セレブの裸が問題になったと言われていますが、光文社は講談社の子会社です。なぜ別会社なのかというと、女性向け雑誌やエロ路線といった親会社が出しにくい本の出版を担当しているからです。もともと裸を売る出版社が裸で販売中止をするわけがないのです。

官邸か東電から圧力がかかった



そう見るのが普通でしょう。巨額広告費で懐柔されたのかもしれません。
官房機密費が使われたという噂もあります。

中田安彦(なかたやすひこ)氏がブログ「ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報」で岩路真樹記者の死について書いています。こちらでも転載させてもらいます。

放射能コワイコワイという輩は無自覚に土建ヤクザの手先になっている



岩路真樹氏と今西憲之氏は原発事故処理を調べるうちに、政治家とヤクザの関わりにも手を付けないはずはないです。


ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 

【暴力団と産廃利権と除染のトライアングル】テレ朝の岩路真樹ディレクターが自殺に見せかけて殺害された件について
http://blog.livedoor.jp/bilderberg54/archives/40857394.html#more

 先週くらいから、テレビ朝日の岩路真樹ディレクターが自殺とみられる形で不審死していたことがインターネットで話題になっている。

 これは結論から言えば、原発というものが大きな一つの産廃利権問題であることから生まれた悲劇であると私は見ている。この前後に中間貯蔵施設ができるということが急に福島県の間でまとまっている。この点も重要である。この事件について簡単に述べておく。


  もともと、この「自殺」が公になったのはジャーナリストで『週刊朝日』などで活躍している今西憲之という人のブログがきっかけだろう。このように書かれていた。

(引用開始)

 昨夜、いっぱいやっていたら、よういっしょに仕事してた、テレビ朝日の報道ステーション、岩路記者が亡くなったとの報が飛び込んできた。絶句やった。

 原発報道、テレビでは、岩路記者の右に出る記者はおらんかった。テレビ局の中には、TEPCOにとりいって、原発独自取材を目論むヤツ、けっこといるんやって。原発、ヤバイと報じる岩路記者。風当たり強いことあったそう。

 けど、岩路記者は、まったくTEPCOにとりいるようなかけらもなく、被災者目線で報じていた。今年3月の福島の甲状腺ガン問題を報道ステーションでやったのも岩路記者。聞いた話やけど、古舘キャスターも、高く評価していたそうよ。

 ワシと原子力ムラの陰謀もやった。福島のデタラメ除染も、いっしょに報じた。こないだも、広島の被災現場のことや、次にいっしょにやろうってしていた、新しいネタの話をしたばっかり。いまも、信じられんです。
なんでやのん?しかも、自殺とは。

http://www.imanishinoriyuki.jp/archives/40635070.html
 (引用終わり)

 この今西氏のブログで書かれている範囲では自殺が今ネットで言われているような練炭自殺だったのかまではわからない。しかし、仮にこれが「真夏の練炭自殺」だとしたら、これは「口封じのために消された」とみるべきだろうと思う。「私が死んだら殺された思ってくれ」と岩路氏が知人に語っていたという裏の取れない情報もある。

 別の今西氏ブログにも「デタラメ除染」と書いてあるが、岩路氏が最後にやった仕事が、「除染した後の敷地の地面からビニール袋や自転車、タイヤなどのゴミが大量に投棄されていた」ことを掘り下げたというルポだったというのを私はネット記事で見た。今西氏のいうデタラメ除染というのはおそらくこの事を指していると思う。(参考:http://saigaijyouhou.com/blog-entry-3736.html)





 なるほどそういうことか。この岩路氏の不審死の問題は、脱原発を含めた原発政策の見直しがなぜか進まない一つの大きな原因として、アングラ組織と原発利権という大きなファクターがあるということを見なければならない、ということだ。ここが今までの反原発や脱原発の考えに大きく欠けていた部分だと気づいた。それを可視化したのが今西氏であり、岩路氏である。

 どういうことか、私の考えていることを書きたい。

 この問題を考えるにあたって、問題を単純化することが重要だ。

 まず、除染廃棄物というのは放射性廃棄物である以前に、産業廃棄物(産廃)である。産廃というのはそれ自体が「カネ」であるのだ。ということは、ここには間違いなく暴力団が関わっているということだ。岩路氏が放射能健康被害問題を追いかけていく中で、思わぬ所で産廃不法投棄問題を発見して、これを動画で発信してしまった。この映像はおそらく古舘の報道ステーションのものだろう。

 報道ステーションで今後も原発産廃についてのルポを次々とやられては『週刊朝日』の特集の比ではないことになりかねないと、危惧を覚えた側が官僚なのか暴力団なのかわからないが、岩路氏に手を下したのだろう。

 産廃といえば不法投棄がつきものである。軍隊と慰安所のような関係にある。実は、福島の帰還困難区域に政府がつくろうとしている除染土などの中間貯蔵施設というのは、不法投棄を阻止すると同時にダンプカーによる除染土の搬入などを含めた暴力団に対する「金目」の提供の問題でもあるだろう。金目というのは総合的には単に土地の権利者の了解を取らなくてはならないという問題では済まない。実際に除染土や廃棄物を搬入するまでの建設やら、建設が終わってからのダンプ業者をどこに決めるかというところまで含めてカネがかかるということだ。

 今、福島県内では行き場を失った除染土の黒い塊が仮置き場いたるところに散財している。これを一箇所に集約するために、「中間貯蔵施設」が作られるのである。除染利権の最終形態はまだここで終わらない。おそらく、中間貯蔵施設から30年後にもう一度別の場所に除染廃棄物を移すために、大掛かりな公共事業を行うはずである。

 そもそも除染がどの程度効果があるのかわからない。放射能の健康被害を憂える人からも、私のような今回の事故に限って言えばそれほどではないだろうと思っている人からも、除染の効果は疑問視されている。しかし、それは全く利権屋の側にとってはどうでもいい話なのだ。

 どうせダンプカーを運転して廃棄物を運搬するのは、それこそニコヨンの労働者たちだ。環境省の官僚としては、その仕組みを作ってあげることで、原発でこれまで食っていた、あのあたりの東北の暴力団を納得させれば良い話だからだ。大手の暴力団もこのビジネスに与ろうとしているのだろう。手配師たちは手っ取り早く稼げればそれでいい。土を運搬するだけでカネになるのだからこんなにいい話はない。中間貯蔵施設となって人が住まなくなったら、周辺地域に他の産廃も不法投棄されるようになるだろう。そうやって、これまで様々な医療廃棄物などの不法投棄が行われてきたし、90年代にその一部は報道されたこともあった。

 と、そのようなことをこれは私の類推にすぎないが、岩路氏が最後に残した映像から考えた。

 実は放射能を怖い怖いと過剰反応すればするほど、この暴力団たちにとっての取り分は増えるのだ。それは放射性廃棄物がよりスペシャルな存在であることによって、あの除染土の「市場価値」がより高まるからだ。福島県外からどっと訪れる反対派が騒いでくれたほうがいいと思っている利権屋もいるに違いない。環境省にとっても放射能が危険であると誰かが過剰に宣伝してくれたほうが、環境官僚の対策仕事が増えるから大歓迎だろう。官僚の仕事は省益の拡大だからだ。原発反対派の純粋な反原発の気持ちは買いたいが、実際は官僚にいいように手玉に取られていることは否定出来ない。

 中間貯蔵施設を巡っては、むろん除染土を住民の見えない所に移して生活復興を進めるという目的があるし、どうしても必要なものだし、つくるのであれば、原発がなくなったらろくな産業がない帰還困難区域につくるしか無い。故郷に戻りたいとか言ってもどうせ戻れないのだ。人は故郷を捨てても補償さえきちんと受ければ生きていける。だから石原伸晃が「最後は金目でしょ」といったのは全く正しい。

 これから、いくつかの原発が廃炉になるだろう。これは避けられない道だし、私は最終的には1980年代後半以降に運転を開始した原発だけを審査の対象にして、それ以外は法的に廃止するように政府が決めるべきだと思っている。その際に大量の廃棄物が出る。その際に廃棄物をどこに捨てるかという話になると、からなずヤクザの姿が見え潜れるようになる。原発というのは究極的には高濃度のそれこそ近づけば一発で死ぬような燃料棒といった放射性廃棄物を取り扱うものだ。こんな仕事は誰もやりたがらない。やりたがらない仕事を買って出るのが闇社会の人たちだ。

 除染利権といえば福島以外の東北の汚染瓦礫の問題もあった。これを放射能怖い派の人が反対するのとは別の理由で私は問題だと思っている。あんな瓦礫被災地でもやすか埋めるかすればいいだけなのに、わざわざ大阪だの九州だのに持っていくのだけで税金の無駄遣いだ。しばらくすれば除染政策に関わった政治家の利権をめぐるスキャンダルも出てくるだろう。そういう弱みを握って闇社会は政治家を取り込んでいくわけだ。

 沖縄の米軍基地問題もそうだが、反対運動が起きれば起きるほど、官僚機構が肥大化していく。つまり税金投入が増える。基地と原発というのはそのような「不経済」の最たるものだ。それでも今後、どうしても原発を日本のメーカーが輸出するというのであれば、技術基盤を国内に残すという意味では、いざとなれば中東危機でガスや石油の供給が疎かになる可能性も考えれば、安全性を十分に確認し、事故が起きた時の責任をしっかりと追求するガバナンス法整備を整えた上で、10基程度の原発を再稼働するのは合理的だ。それでもそれらの原発もすぐに十年もすれば廃止になる。

 今一応、電力会社がやっと「根負け」して、経営判断をして40年を迎えようとする原発を廃止する方向を少し見せ始めたことは非常に良い動きだと考えている。私は大きくは脱原発派だが、再稼働反対を叫ぶだけなら反原発には明日がないとも思っている。

 今回の岩路氏の自殺に見せかけた殺害事件が示唆するのは、原発というのは巨大な産廃問題であるという厳然たる事実だ。この問題の存在を自らの命を持って私達に示したといえる。だから岩路氏は本物のジャーナリストだったと思う。

 新しく経済産業大臣になった小渕優子には産廃ヤクザと価格交渉する胆力もないだろう。だから、廃棄物の値段は彼らと官僚機構の「言い値」で決められていくわけだ。脱原発の議論が先に進まないのは、この利権調整に手間取っているのではないか。

 そこで知りたいのはドイツなどの脱原発先進国ではこの廃棄物問題にユーロマフィアが絡んでいるのかどうかという点だ。東欧諸国でも原発運転が始まるようだが、これらの国も欧州のコアである独仏ベルギーから見れば辺境地域だ。ユーロマフィアの影が見えるような気がしてならない。

 一般の人が軽い気持ちで覗きこんだらイケナイ世界だ。

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後で恥を書く「重ね言葉」を知らずに使っている人が多すぎ!! 
Wednesday, September 17, 2014, 01:34 PM
9/17 晴 10時 浅草での空間線量は17ベクレル/立法メートル

私は時間が余っているときに趣味の会の会報誌を編集しているのですが、他人の原稿を眺めると、その人の頭の中がよくわかるなあといつも思います。
かつては手書きの読めない文字に苦労していました。
いまではワープロや電子メールで原稿を送ってもらうのですが、絵文字付の携帯電話のメールというときもあります。

活字(印刷)なので誌面が限られているにも関わらず、字数を守らないのはまだ良い方で、友達との話し言葉そのままで送ってくる人、堂々巡りをして何を言いたいのか分からない人いろいろです。

ハイキングの感想文が届いたので一瞥すると、、
「○○山の登山で山道を歩きました」「季節が五感で感じられます」「上り坂を登って峠の頂上で一休みしました」「新緑の木漏れ陽の朝日を浴びての昼食はとてもおいしい」と書かれていました。

歴代の編集者達が嘆いて、原稿を放り投げて逃げ出した気持ちよくわかる(笑)

冗長(くどい言い回し、○○登山で済む、上り坂を登るのはあたりまえ)、重言(季節が五感に「訴える」が正しい)、勘違い(峠に頂上はない)、時制が一致しない(朝日なのにお昼)といったような明らかな間違いなのですけども、ワープロで一気に打って読み返すこともなく編集者の私に送るから、平気でこのような文章となってしまうのです。

話し言葉と記述は全然違うことを意識しないことが原因



「ここから途中の○kmあたりで休憩します」

団体旅行の引率者がハンドマイクでこのように言うことはあるでしょう。

でも文章となると「途中」が不要なのか「ここから○辧廚不要なのか編集者としては頭を悩まします。旅行中なのですから、途中という意味はすでに前提であるわけですし、数字が意味を持っているのかと逡巡します。それならば「目的地手前で一度休憩を取ります」と予定表に書いてくれた方が読み手は頭にはいるでしょう。バスの運転手じゃないのだから、何卉賄世噺世錣譴討癲客側はなんのこっちゃです。

文末に
「参加の皆様は今一度ご一読ください」

なんて書いてあったら(実際にあるのです!)、受け取った私はあきれかえります。
「今一度、ご一読」典型的な重ね言葉です。書いている本人は丁寧に書いたと得意満面だからなおさら始末が悪い。

重ね言葉ほど恥ずかしいことはないです。確実にアホだなあと思われてます。

ちょうど朝日新聞の日曜版によく知られている例が載っていたので、抜粋してみましょう。

決着がつく →決着をつける
違和感を感じる →違和感がある
従来より →従来
お体をご自愛下さい →ご自愛下さい
第一日目 →第一日もしくは一日目
遺産を残す →遺産
後遺症が残る →後遺症がでる
過半数を超える →過半数を占める(半数を超す)
留守を守る →留守を預かる
あとで後悔する →後悔する
すべてを一任する →すべてが不要
連日暑い日が続く →連日が不要
古来から伝わる →伝わるが不要
募金を集める →集めるのではなく依頼する
炎天下のもとで →もとでは不要
かねてからの懸案事項 →かねてからは不要
犯罪をおかす →罪を犯す
最後の切り札を出す →最後は不要
嫌悪感を感じる →嫌悪する、もしくは覚える
元旦の朝に →朝は不要
一番ベストな方法 →ベストは不要
いまだに未解決 →いまだ解決せず
挙式を挙げる →式を挙げる/挙式する

他にも「インターネットをうまく活用する」なんて普通に使ってしまったような気がするなあと、思います。活用ですから「うまく」は不要です。「上手に利用する」が正しい日本語です。

反省してこれからは注意していきます。ああ恥ずかしい。

過去ログ:擬音擬声語は読みやすくするための必須テクニックである
手紙や文章で人望、信頼を失う人達
文章表現のおもしろさ・難しさを教えてくれるテレビ番組「プレバト」
これが副島隆彦による”血みどろの原稿”だ!


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増税論を越えた「増税教」というカルトに洗脳される日本政治家達 
Tuesday, September 16, 2014, 07:07 PM
9/16 晴 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル


朝日新聞の藤井裕久(元財務大臣)の消費税<増税の自慢話>を読んでいると、とんでもない政治家だという感想しか持ちません。
増税の同志として野田佳彦(のだよしひこ)のみならず、自民党の谷垣禎一 (たにがきさだかず)も取り込み、増税無しで景気回復を目指す「上げ潮派」を排除しています。

増税で自民公明に総理大臣がお礼を言う不思議



藤井裕久ら財務官僚あがりの政治家にとっては民主主義なんてクソ喰らえですね。

姑息なことに、裏切った民主党主の小沢一郎も総選挙の結果勝ったら、増税路線にすぐ舵を切っただろうという詭弁を垂れ流しています。要するに、俺の周りの政治家はすべて一緒くたに増税派だと信じ切っていることです。

気違いです。藤井裕久はカルトに洗脳された信者のようです。
谷垣にしろ野田にしろ、目つきおかしいもんね。

霞ヶ関の裏手には洗脳施設があるのかもしれませんね



幕末において、老中・水野忠邦(みずのただくに)の天保の改革(てんぽうのかいかく 1830-1843)が行われました。清国ではアヘン戦争があり、黒船が来航するあたりです。

徳川幕府の財政難を諸藩や商人に押しつけ、大名から庶民にまで倹約を徹底させたのです。貨幣の改鋳や所領地の増税とありとあらゆる悪政をやりまくりました。

結果どうなったか?

経済活動の低迷、幕府の求心力の減退、水戸学といった天皇主体の過激思想が流行し、世の中が荒れていきます。

この時期に、農民も下級武士も剣術道場に通い始めたのです。治安が乱れてきているので、自分自身を守るために、それまで必要ではなかった武力が農民にまで必要となったからです。
明治の廃刀令がでるまで、刀は農民や商人までが持っていました。

水野忠邦の天保の改革と現代はうりふたつ



日本は堀田正義や阿部正弘といった優れた頭脳を持つ老中によって危機一髪で立ち直ることができましたが、もしも水野忠邦が失脚しなければ、今頃はどうなっていたかと考えると恐ろしいことです。

英仏米独露といった強国に分割統治されて、島国土人国となっていたでしょう。ああ恐ろしい。

幕末の悪政をふたたび藤井裕久らが推し進めている



徳川幕府の苛政をもう一度平成の現代でやろうというのですから、気違い沙汰としか思えません。次ぎに来るのは国民の思想統制(密告制度)であることは歴史からも予想できます。

増税で経済活動が活発になった例はありません。食いはぐれた浪人達(アウトロー)が跋扈する世になりました。これが幕末の世相です。

農民は惣庄屋や商人を恨み、下級武士は上級武士を恨み、商人は藩主を恨み、藩主は幕府を恨むという恨みの連鎖となります。

いつの世も恨みの連鎖で政治権力は倒される



谷垣禎一、麻生太郎は増税に躊躇せず、消費税は10%どころかさらに15%、20%でもいいと考えている亡国思想です。
藤井裕久の増税自慢を読んでいると

景気への悪影響を無視してまでも即増税が最良最善と洗脳されている



貧困者への生活保護や公共事業による景気対策費用を見積もったら、税金をさらに上げるという愚策はまったく財政改善に効果があるはずがないのに、強行に増税を主張するという態度は、洗脳されたロボットとしか思えません。

サッカーワールドカップの開催でブラジルは暴動があちこちで起こりました。
日本も間違いなくオリンピックでは暴動が起こるでしょう。いままでは日雇い労働者が多い、東京の山谷、大阪の西成といった地区でしたが、若者の街、たとえば渋谷や新宿、池袋といった場所で火が噴くような気がしてなりません。

もしこういう近未来になってもしかたがないですね、なんたって現閣僚らが幕末と同じような苛政を強いているのですから。

(確実に訪れるであろう)そういう世になってから慌てないように、身体を鍛えておきましょう。
自分や家族を守るのは、自分しかいないのですから。


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東京五輪よりもiPS治療を優先しろよ 
Saturday, September 13, 2014, 12:58 PM
9/13 快晴 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル

iPS細胞を目に移植する臨床研究が始まりました。再生されない組織を再生できるようになれば盲人と脊髄損傷患者らにとってはこれ以上にない光明でしょう。

一方で千駄ヶ谷にある国立競技場の解体工事が入札不調で延びに延び、談合の疑いもありということでさらに解体工事の着工は早くても年末にまでずれ込むのだとか。

クソ趣味の悪い奇抜さだけを狙った競技場の建設費の見積もりは3000億円です。現時点(6月)ではさらに膨れて4550億円となっています。

募集時のデザインコンペでの予算条件は1300億円です。実際の建設費はコンペ案の4倍以上という、選定に値しないデザインなのです。

国立競技場なんて国民にとってどれほど必要性があるものでしょうか。私なんか東京に住んでいてもはるか昔にサッカー観戦で一度だけ行ったきりです。

国内の著名建築家や地元住民らが反対をしていますし、もし建ったら建ったで、奇抜なドーム型施設を維持するための膨大な費用が発生します。

舛添要一東京都知事が国立競技場の建築計画に反対しています。
代替案として観客席の増設工事を提案しています。これなら既存施設の外側の一部の構造変更となりますから、1300億円以内で十分可能な上に建設期間には余裕が生まれます。

工事発注者は独立行政法人日本スポーツ振興センター (JSC) という文部科学省の外郭団体です。サッカーのトトカルチョ(toto)もここが運営しています。

税金を垂れ流すだけの組織ですから、後のことなんか知ったこっちゃない。政治家達も群がり、そこに舛添要一東京都知事がちょっかいを出したという構図です。ここは舛添要一が正論ですね。都民も解体建直しに大反対ですから。

工事費高騰でこのまま延び延びになって改築がうやむやになってしまえばいいと思います。
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源珠(げんきだま)に銀塩フィルムを載せてみた(4)  
Friday, September 12, 2014, 04:46 PM
9/12 快晴 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル


撮影データ:撮影済みFUJICOLOR100を140日源珠Liteと暗室保管(積算線量 約100mSv)

弊社高線量セラミック「源珠(げんきだま)Lite(ライト)」500gに銀塩フィルムを載せて放置したものです。

明らかに感光しています。源珠SuperやExtraというより高いエネルギーを持つ製品では白くなってしまいました。

今回は黄色から赤い発色が認められました。
このことからISO100のフィルムでは100mSvあたりで「放射能アート」ができるということがわかりました。

高感度フィルムであればもっと短期間でできるでしょう。

ちなみに子供の頃健康診断でやっていた胸部レントゲン写真は400mSv程度の線量を一度に身体に通して写します。
いまではレントゲン撮影もデジタル写真です。フイルムではなくイメージングボードという半導体で画像を写すので、X線の被曝量ははるかに少ないです。


過去ログ:源珠(げんきだま)に銀塩フィルムを載せてみた(3)
源珠(げんきだま)に銀塩フィルムを載せてみた(2)
源珠(げんきだま)に銀塩フィルムを載せてみた
放射能は先端アートだ!放射線視覚化プロジェクト (野口隆史氏の個展)
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プロテスタントが社会主義思想を広めた(「人間内村鑑三の探求」畔上道雄著) 
Friday, September 12, 2014, 04:21 AM
9/11 晴 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

「人間内村鑑三の探求 聖と俗の狂気の間で」畔上道雄(あぜがみみちお)著 昭和52年(1977)という古書を読んでいます。畔上道雄氏は内村鑑三の一番弟子であった畔上賢造(伝道者:エヴァンジェリスト)の息子で、当時群馬大学の教授でした。

内村鑑三とはどのような人物でしょうか。wikipediaによると

内村 鑑三(うちむら かんぞう、万延2年2月13日(1861年3月23日)- 1930年(昭和5年)3月28日)は、日本のキリスト教想家・文学者・伝道者・聖書学者。福音主義信仰と時事社会批判に基づく日本独自のいわゆる無教会主義を唱えた。


明治維新の7年前に生まれ、できたばかりの札幌農学校(現在の北海道大学)でキリスト教に入信し、半生を伝道で終えました。同じ札幌バンドの新渡戸稲造と並び代表的な人物です。
これぐらいは日本近代の著名人として知っている方が多いでしょう。
本来であれば正統な米国系クリスチャンなのです。

理想郷とされた米国で差別され、格差を目の当たりにした



結局幻滅して帰国しました。クリスチャンでありながらもアンチキリスト教なのです。それで聖書によるイエスの再臨の預言だけを信じるという屈折した信仰です。

それでは内村鑑三はどのような影響を日本に与えたのでしょうか。そしてその影響は現代にも通じているのでしょうか。
はたして内村鑑三はキリスト教をどのように捉え、そして布教に務めたのでしょうか。

クリスチャンでもこのような問いに即答できる人は少ないでしょう。
私(副島隆彦)は安中教会の(同志社大学神学部ユニテリアン派直系の)江守秀夫牧師に、内村鑑三とはどういう人ですかと、唐突に聞いたら、「ああ、あの人はもう、人の言うことを聞かない人間です」と一言で斬り捨てた。この考えに、私自身は思わず「その通りです」と相槌を打った。
(中略)
 明治偉人たちの多くは、アメリカの古都ボストンの「アメリカン・ボード)The American Boardという団体とつながっていた。アジア諸国にまでプロテスタント・キリスト教の布教活動(プロパガンダ)(宣教師の派遣、信者の育成)をするための団体だ。内村鑑三はまさしく新島襄の紹介でボストンに留学できたのだ。彼は本当に「協調性のない人」だった。私もない。だから内村の気持ちとカンシャク持ちの生き方がしみじみとよくわかる。
(フリーメイソン=ユニテリアン教会が明治日本を動かした 副島隆彦+SNSI 成甲書房 2014年)


このように

プロテスタント派にも内村鑑三の評価はとても低い


というよりも、異端者として完全に無視しています。プロテスタントはおろかその一派のユニテリアン達からも唾棄されているのです。

内村鑑三の元には明治の代表的な文化人が集まっていた


ところが明治の代表的な作家達は門下生となって内村から直接影響を受けています。志賀直哉、有島武郎、正宗白鳥です。自他共に認める内村の門下生なのです。岩波書店の創立者である岩波茂雄も熱心に師に仕えていました。(ただほとんどの弟子はやがて離反していきます。)

それでは内村鑑三は何を説いていたのでしょう。

宗教としてのキリスト教を否定してキリストを信じる思想を熱弁していた



マルチンルターによってカトリックを否定して、プロテスタントという宗派が湧き起こったが、結局は信仰によって権力が生まれ、支配者が生まれる同じ構図に異議を唱えたのです。

権力の集中システムとしての宗教を真っ向から否定した唯一のクリスチャン



これが内村鑑三の実像です。聖書を研究することによって辿り着いた結論は、「イエスが再臨することだけを信じること」だけなのです。それ以外の行為はキリストの教えからは外れているということ。

内村鑑三は旧約/新訳の聖書研究を通して、イエスが生前にまで教えていた教義と、イエス死後の教義が変貌していることに気がついていたのです。信者を獲得して権力を握るための巨大宗教システムは弟子のペテロが構築したのです。
イエスの布教は弱者救済のための、田舎の一説法にすぎませんでした。またイエスも世界的な影響(権力)を握るために伝道していたわけではないでしょう。ペテロは師匠が築いたローカルな宗教を、イエスの神格化によって巨大権力へと変貌させたのです。

北朝鮮の金日成と同じですね。
内村鑑三は当時、神格化された天皇制も同様に批判的にみています。

だからこそ、教会や牧師などはいらない!自発的な考えをもって行動せよ!


と声を上げていたのです。その信念(思想)の裏付けにはイエス・キリストという人物とその教えを参考にしろと内村鑑三は訴えていたのです。決して、町の教会で牧師から教えてもらうものではなく、イエスの遺した聖書のみを拠り所にしろと内村は主張しているのです。
天帝(デウス)の下では皆平等であり、聖書のみが人生の指針として頼れるものだと内村鑑三は主張しました。

だから牧師とか教会ではなく、布教は伝道者(講話者)との対話のみ。だから布教者の階級や教会や講堂といった設備も反対したのです。ですから同志社大学をプロテスタントの布教拠点とする新島襄と八重とも反目していきます。

内村鑑三は聴衆者がそれぞれ覚醒して、また講話者となれば、やがて全日本人らはもっとも先進的な思想を身につけるだろうという希望を持っていました。教会での礼拝などなくても、

国民の1人1人が哲学としてのキリスト教を受け入れれば無敵な民族となる



そのように考えていたのです。キリスト教の教えは儒教の教えと重なる点が多いことを内村鑑三も見抜いていたのです。
さらに進めて人民幸福のため、平等の精神として聖書を拠り所にして訴えていたのです。すべては旧来の儒教的思考に凝り固まっていた日本人がイエスの聖書を起爆剤として覚醒して欲しいという思いだったはずです。

横井小楠から始まった日本人覚醒



幕末に横井小楠は中国(清国)経由で知ることとなった、ユニテリアニズムが儒教、特に陽明学と大きな違いがないことに気付きました。
幕藩による独裁共和主義から議会制民主主義への原動力に、ユニテリアニズム(=フリーメイソン思想)が大きな役割を果たしたのです。

横井小楠が明治元年に暗殺されてしまい、思想の系譜は断たれたかのように思われました。
幕末・明治に急ごしらえで設立された日本国軍(それまでは各藩が防備していた)はやがて日清、日露、太平洋戦争へと暴走していきます。

内村鑑三自身が批判される身であることに気付かなかった狂信者



内村鑑三は権力、組織を大変嫌いました。
批判の対象としてきた支配システムとして変貌していったプロテスタントであり、勢力に取込まれていったユニテリアン達です。
取込まれていったユニテリアン達をフリーメイソンと言ってもいいかもしれません。

3回餓死しかけたというほど貧乏に苦しんでいながら、黒岩涙香の大新聞「万朝報」に職を得て、徳富蘇峰(明友社「国民の友」の発行者、横井小楠の弟子、熊本バンドの代表的人物)により、内村の名声は知識人・文化人らに知れ渡るようになりました。

しかし「万朝報」の黒岩涙香と蘇峰も自分を引き立ててくれたにもかかわらず、やがては罵る攻撃相手になっていきます。

時代は明治末期あたりです。明治も40年も経つと幸徳秋水事件(大逆事件)など、無政府主義や社会主義といった主義が蔓延するようになります。

内村鑑三ら「無教会派」と社会主義勢力は一時共闘した



反権力であるという一点だけで二つの社会勢力が明治末期から大正始めは一緒になったのです。
こういうことを本書から知って、クラクラしてきました。

しかし無宗教的な社会主義勢力と(イエスの聖書を拠り所とする)キリスト教無教会派では長続きせず離反してしまいます。
歴史ではこのように「敵の敵は味方」で離合集散してしまうものなのです。

松下幸之助の松下政経塾は創価学会と懇(ねんご)ろであった



1960年代に松下幸之助は創価学会の動員能力に瞠目して、創価学会をモデルとするようになります。やがて池田大作と松下幸之助は国政選挙でも協力していくのです。選挙協力の期間は短かったのかもしれませんが、販売面では協力(依頼)体制は松下幸之助が死ぬまで続いています。

話を戻すと、ロシア革命によって日本に社会主義思想が流れてきたとされていますが、

元々のプロテスタント思想は「身分平等、冨と権力の集中排除」


が根本ですから、日本の社会主義思想は<先鋭的な>プロテスタント信者達によって広められたのです。

先鋭的な・・・すなわち宗教的な色合いが薄い哲学として受け入れている流派・・・ユニテリアンです。

内村鑑三は第一高等中学校(一高)の教員時代に明治天皇のご真影に敬礼をしなかったことが問題となったことがあります。
しかし日清戦争開戦時には聖戦万歳!と賛美したかと思えば、一転して戦後は日本には「大義」がないと失望して読者が戸惑っています。

内村鑑三の主張は時に矛盾したのです。
そして慕ってくる者も愛想をつかして離れていきました。

内村は幸徳秋水らを応援して、労働者の社会主義運動に対して理解を示した風でありながらも、突如として、社会主義運動の梯子を外してしまいます。

・・・社会の不公平はみな人が神を捨て去ったがためにおこったものでありまして、社会組織の不完全からきたものではありませんから、これをなおす方法は人をその父である神に連れ帰ることであって、社会新組織を提供することではありません。

(この立場に立つとき、労働運動とは)
・・・これは不平の声であって義を愛する声ではありません。・・・もしこれが亡国の微(きざし)でないのならば、何が亡国の微(きざし)でありましょうか。(日本の名著 中央公論社 内村鑑三 昭和46年より)


このようにキリスト教徒だけではなく社会主義者もすべて対立していきました。
だから現在でも左翼系メディアからの評価が低い。

内村は感情に基づく(イエス再臨の)信念を弟子らに強要した



弱小信仰宗教であった頃のイエスの単純な人類愛を理想とし、その再臨を日本に起こすことを目標にしてきた内村鑑三は、欲や嫉妬という人間の情までも悪魔的であると敵視していたのです。

だから自分の信仰心以外はすべて邪悪なもの(仕える弟子達でさえも)として、見てしまうことがあるのです。

理性(理屈)による信仰ではなく、単に「イエスは再臨する」この一点だけを信じていることだけを重視して、自分の聖書研究の結論として固執していきます。

彼は晩年になってはっきりとダーウィンの進化論を否定するようになりました。


 進化論は造化論(神が七日七夜で宇宙の万物をつくったという説)でおぎなわれなければ、万物の発達を説明できないようになった。ことに近世の物理化学のおどろくべき進歩によって、物質は物でないことが明らかになってきて、今や鉄一片、鉛一塊までが奇蹟中の大奇蹟であることを認めないわけにはいかない。
今や純科学の立場に立って、キリストの変貌(墓からよみがえったキリストの顔が全く変わっていたこと)、復活(十字架につけられたが生きかえったこと)、昇天、再臨を否定することはできない。聖書から奇蹟をとりのぞく必要があるどころではなく、万物ことごとく奇蹟であるといわざるをえない (回想の内村鑑三 岩波書店 昭和31年より)



真逆に弟子の畔上賢造は娘の死をきっかけに、盲目的な信仰を捨て去ります。

「宗教的真理を信じて受け入れることは、科学的真理を認めて受け入れることと全く同一である」
我々の理性とそれにもとづく科学、そして現代文明は宗教となんら矛盾しない。これが畔上の信仰から来る必然的な帰結である。この点で科学や現代文明を否定する内村と大きな差ができる。


このようにして弟子達は内村鑑三から去っていったのです。残ったのはイエス再臨を願う狂信者たちです。
1930年(昭和5年)69歳で内村鑑三は死にます。そして無教会派というプロテスタントの流派の活動は終焉を迎えました・・・のでしょうか?

いいえ
今ので日本国民から嫌われ、クリスチャンからも無視され、社会主義者からも糾弾される組織があるではありませんか。

内村鑑三が遺した狂信的信仰の影響、すなわち「神の元では平等であり、みな信ずれば極楽の世である」という感情的な理念が先走った存在がありますよね。

そう、教育界です。東大総長から日教組といった教育者のメンタリティーは、内村鑑三の影響が多大です。
政党でも左翼は100年前、明治から大正にかけての社会主義思想となんら変わっていません。

何よりも内村鑑三が終生貫いた「反権力、反組織」を謳いながらも自己批判することなく生きのびているのが<権威ある>「朝日新聞」なのです。

内村鑑三というキリスト教の異端者は結局何を日本に遺したのでしょうか。私は日本人の信条に残渣が残っているように感じています。

特に原発再稼働や米軍基地問題、安全保障問題では、まともな議論がされないし報道されません。

「信じれば救われる」を悪用している奴らが多い


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NHK「SONGS」のひどさ (スタジオライブのように見せて口パク) 
Thursday, September 11, 2014, 10:58 PM
NHK総合「SONGS」を眺めていました。
サザンオールスターズでした。新曲「東京VICTORY」にあわせて放送されました。

最後に新曲披露でしたが、口パクもろわかりです。

音源がFMでくどく流されているプロモーションのものと一緒。

NHKは音楽を流すのやめてくれ



民放と同じ番組なら、民放でやってくれよ。

年末の紅白歌合戦を一回と、あとはニュースと政府公報だけでいいと思います。

天下のNHKでさえも音楽番組が口パクばっかりで嫌になります。これならプロモーションビデオ(PV)でいいじゃないの。

絶対番組担当者とレコード会社・音楽事務所と癒着があると勘ぐりたくなります。

過去の音源をつなぎ合わせて、それにカッコだけのスタジオ風景を編集しただけのプロモーション(販促)番組です。いい加減にしろ!
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パン用酵母とワイン用酵母の違いはあるのか実験(その2) 
Wednesday, September 10, 2014, 01:58 PM
ワイン用酵母でパンを焼いてみるとどうなるか?

実はパン作りを始めた頃、葡萄の皮を発酵させた天然酵母を使ったことがあったのですが、発酵不足でことごとく不味いできあがりとなって、懲りていました。

ひさしぶりに再挑戦してみます。

天然酵母を入れたジュースを種にして、いつもの分量で混ぜ合わせます。

ドライイーストに比べると膨らみが弱い


そのかわりに香りが良いです。葡萄の香りが残っていて良い香りです。

天然酵母の弱点はこれに尽きます。結局半日かけてパンを焼いてみました。
発酵が弱いのでベターとした生地のままです。



はい、失敗作

暖かい内は食べられますが、木目が粗くて、冷えるとカチカチになってしまうでしょう。
早めに食べきります。

やっぱりドライイーストが最善です
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腕時計はコンパクトカメラの轍を踏むのか 
Wednesday, September 10, 2014, 01:38 PM
9/10 曇 10時 浅草での空間線量は8ベクレル/立法メートル


Apple社から腕時計型iPhone,iWatchが発表されました。単体で使うよりも自分のスマートフォンを母艦にして表示や伝達機能が主だとは思うのですが、センサーの固まりで装着者の心拍数から立っているのか座っているのかまで記録するそうです。

ウルトラマンの科学特捜隊が腕時計に向ってしゃべることが未来的でありましたが、すでに腕時計に向ってしゃべる時代に突入したようです。

さすがApple、野暮ったさがなく、すごくかっこいい。

腕時計に時計以外の機能はいらないよ・・・と私を含めて思う方もいると思います。

しかし25年前にノートパソコン(当時はハンドヘルド型コンピュータ)というものが世に出て、文字がたった2行、それも小さなドット表示だったのですが、私はこれで自宅のPCや大学のコンピュータ室に行かなくて済むと、おおいに利便性を感じました。

電話回線に繋ぐと、一秒間に10文字程度が流れるので、それを目で追うには十分だったのです。
当時はパソコン通信やアマチュア無線ですけども、今で言うネット中毒者ですね。

だから腕時計型情報端末は流行るでしょう。眼鏡型情報端末も受け入れられるでしょう。
なぜならどっちも仕事や生活上必要と思う人達がいるからです。

仕事上で確認作業が必要な業務、たとえば在庫確認や予約状況などでは、瞬時に腕時計が表示してくれれば、接客しながらその場で確認できます。

眼鏡であれば、自動車など機械の修理点検作業で両手が塞がっていても、記録とマニュアル閲覧が同時にできてしまいます。

あと5年もすれば生活、特に品質と能率を求める仕事では腕時計型/眼鏡型情報端末は当たり前に使われていると思います。現在でもガスや電気の検針員は薄型パッド一つ持って家庭を回っていますしね。

腕時計はデジタルカメラの轍を踏むか



デジカメ、特にコンパクトタイプのカメラはスマートフォンに駆逐されてしまいました。写真を撮る機能よりも他者へ送る機能の方が支持されました。カメラ単体は高級路線でしか生き残れなくなりましたが、写真撮影を趣味とするマニアも限りがありますから、すでに頭打ちです。

腕時計もセイコー、シチズン、カシオの三大メーカーが多機能化を進めています。太陽電池から電波時計、GPS付と機能(と値段も)があがっています。

もっともかつては大人の象徴であった腕時計も、していない人の割合が高いですけも、携帯電話が生活に不可欠のデバイス(装置)の地位になったのと同様に、腕時計型情報端末も受け入れられていくのでしょうね。

国内の時計メーカーで売上が大きいのは、意外なことにシチズンです。時計の中身(ムーヴメントと言います)の供給では世界一なのです。またどの企業も電子部品や精密加工が主で腕時計事業は収益の一部門に過ぎません。日本のカメラメーカーも同じですね。Canonといってもある人はコピー機ですし、Nikonといえば半導体製造機器を挙げるかもしれません。

世の中からかつての高級品がどんどん消えていく



私はアンティークやビンテージと呼ばれる時計を眺めるのが好きです。いつかはこんな高級時計をはめてみたいなと思っていました。
ところがここ一、二年で骨董市場は値下がり傾向です。

10年前ではとても手が届かないと思っていたモノが、偽物かという値段となっているのです。

デジカメによって銀塩高級カメラが二束三文になった



この状況は既視感があります。
銀座に出ると、中古カメラ店を覗くのがおきまりのコースだったのですけども、かつての高級機が数万、もしくは数千円という値札がついています。知り合いの愛用のカメラの調子が悪くなったので、修理に持ち込んだら、同型の中古機を手渡されたそうです。

店では修理せずに手頃な中古品を勧めるのです。

かつては一式ウン十万円が小遣いで買えるのです。それでも誰も見向きもしないし買わない。

スイス製高級時計もこのような傾向です。機械ですからいくら高級品でも3〜5年に一度は整備してもらわなくてはなりません。精度では敵いませんし、扱いは丁寧でないと簡単に壊れます。時計大国であっても時計職人は今や絶滅職種です。

コンピュータ社会は身の回りのハードウェアをセンサーがついた情報端末に換えてきました。家電品はテレビに留まらず、最新の冷蔵庫は外出先から庫内がのぞけるのじゃなかったかな。

一方では万年筆、腕時計、カメラ、バイク、クルマといった男の嗜好の王道がどんどん消えていくのです。

ウンチクを語れるモノがなくなってきましたね。

Apple社の腕時計を観て、おおかっこいいじゃんと思った反面、道行く人々がすべてこんな腕時計をはめていたら正直イヤな世の中だなあと思いました。

趣味人という人種はエグゼクティブ(上流階級)です



e-mailはおろかFacebookやTwitterでさらけ出すのが企業経営者の心得のように喧伝されていますが、あんなの嘘です。
本当の一流経営者は携帯電話さえ持っていないのですから。
だってねえ秘書がやってくれます。そうして雑音が入ってこないようにしている。

携帯電話でもうっとおしく感じているのに、腕時計からさらに指図されたらかないません。

Apple社の新製品発表の記事を読んで、腕時計ぐらいは絶対アナログ主義を貫くぞと誓いました。
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ないものをあるという慰安婦問題と同質の「国の借金問題」(政府プロパガンダ) 
Tuesday, September 9, 2014, 06:36 PM
9/9 晴 10時 浅草での空間線量は8ベクレル/立法メートル

朝日新聞では藤井裕久の消費税増税の手柄話の回顧録が連載されています。

藤井裕久は、大蔵省主計局主計官から自民党(田中角栄内閣)、新政党(細川護煕・羽田勉内閣)、民主党と渡り歩き、政権内で常に増税指南をしてきています。

この連載記事は大蔵官僚の裏のドンとして政権を操ってきたという藤井裕久の自慢話です。
小沢一郎を裏切り、民主党分裂にいたりました。ところがね、記事中には勇ましくも

民主党を操っている裏切り者のユダとして自分をアピール



くたばりぞこないでもうすぐお陀仏だから、財務省へ<増税の最大功労者である>とけなげにアピールしているのです。
呆れて物が言えません。

増税のレトリックとしてGDPに対する国債発行額が増税の論拠です。
日銀に引き取らせた国債と対外債務を合算させて、増税方針に納得させていることはいろいろな識者が指摘しています。

三橋貴明氏のブログ「新世紀のビッグブラザーへ」
2014.9.8 いわゆる「国の借金」問題

 わたくしが言論活動を始めた初期は、
「国の借金(正しくは「政府の負債」)がGDPを超えれば、100%破綻する」
 という、原始的なレトリックが使用されていました。


 政府の負債について、
(1) 政府の自国通貨建ての負債
(2) 政府の外貨・共通通貨建ての負債
 を区別せず(故意でしょう)、混同して総額を煽るわけです。比較対象に選ばれたのがGDPで、このプロパガンダは今でも財務省が継続しています。

(中略)

 自国通貨建ての負債は、日本の場合、日本銀行が国債を買い取ってしまえば、実質的な返済負担・利払い負担が消滅します。(実際に消滅しています) しかも、日本はデフレが継続していることもあり、国債金利が十年物で0.5%と、世界最低水準です。この状況で、どうすれば「財政破綻」できるのか、誰か教えて欲しいです。


 また、
「国の借金(しつこいけど、政府の負債)が家計の金融資産を超えると破綻する!」
 という、ファンタジー世界の主張までもが繰り出されました。


いまだに日銀の財務諸表には第二次大戦時に引き受けた国債残高が残っています。
それが今の円信任に何が影響しているでしょうか。

国内で消化される自国通貨(円)での国債発行残高がどうして国債市場での信任に結びつくというのでしょうか。

円で発行され、日銀(つまり国内金融機関)が引き受けている限り無問題



それどころか日銀の負債額と資産(すなわち国民の財産)は同額でバランスしますから

国債発行残高は国民にとっては資産である



資産とは何ですか?

金持ち父さん風に「資産」を一言で説明すれば「お金を運んでくるモノ」です。

社会インフラの整備に使われ、我々の生活や経済活動へと繋がり、まわりまわって自分たち国民の財布にお金を落としてくれるからこそ資産なのです。

政府負債=国民の資産という当たり前のことを財務官僚らはねじ曲げる



増税することが有能な政治家であるかのように、藤井裕久は自慢しています。
まるで増税に賛同しない政治家は国賊のように語っています。

読んでいて気分が悪くなります。まっ朝日新聞ですから気分が良くなる読者なんているわけないですけどね。

日経新聞(通称 日刊経団連)と並んでプロパガンダを垂れ流してくれます。
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