自給率が3割もないのは食糧にかぎらず、医療用同位体までも! 
Thursday, April 28, 2022, 01:07 PM
電話工事が終わり、ソフトバンクのドタバタで3週間ぶりに更新できます。
ソフトバンクはADSL時代からプロバイダーの継続をしていますが、引越のたびになんらかのトラブルがあります。
前回では料金の二重払いでした。

要するに販売は携帯電話と同様に代理店が行い、回線自体はNTTがするということで、契約情報に齟齬が発生しているのです。前の契約情報や設備状況が更新されず、それで接続工事で混乱が生じたようです。(工事業者はNTTの関連会社)

でも待ったおかげで、光ファイバーの快適な環境になりました。
一本の光ケーブルを居住者で分け合って使うマンション共有タイプからずっと快速になりました。

以前のネット環境では、同じマンションの誰かが動画なんか観てたらWeb会議なんか使い物にならなかったですから。

テストのつもりで久々にパソコンを開きました。

 新聞記事で、ガン治療に使われる放射線物質(ラジオアイソトープ:RI)はほとんど輸入に頼っていて、今回のロシアの侵攻で供給体制が不安視されているそうです。

この記事では欧州となっていますが、おそらくソ連であった東欧諸国からなのでしょう。
ウクライナも輸入先のひとつであったことは確かです。
なぜなら小型の原子炉をたくさん持っているから。

研究用原子炉まで白眼視したら必要な物質も自給できない



医療用・工業用問わずラジオアイソトープは広く使われています。たとえば火災報知器のセンサーなんかも放射線物質を使っています。

記事では画像診断用にテクネチウム99m、治療用にアクチニウム225といった物質が特に欠乏の可能性が高いとのこと。

作り方は簡単。元となる元素を原子炉に入れて、中性子があたればラジオアイソトープ(放射性同位体)となる。

だからずっと国内で生産されている物だと思っていました・・・ら全然違っていた。

通産省、文部科学省がラジオアイソトープの国産化にやる気がないというのも問題です。

原子力関連は日影部署なんで官僚はやりたがらないんです。変に矢面になるのが嫌だから。

霞ヶ関の原子力政策はそのまま医療にまで影響が及んでいます。
  |  このエントリーのURL  |   ( 2.9 / 659 )
電話(ネット回線)工事がとんでもなく遅れてます 
Thursday, April 14, 2022, 08:23 PM
六城ラヂウムは引越作業中です。

予定ではすでに快適なインターネット回線が開通しているはずなのですが・・・

4月中はインターネット工事が遅れに遅れてます



NTT東とソフトバンク光の連携が極悪なのが理由です。

電話とFAXも「現在通話できません・・・・」というアナウンスが流れると思うのですが

そのような事情です。

4月いっぱいご迷惑をおかけします。なるべくメールで連絡ください




  |  このエントリーのURL  |   ( 3.2 / 17733 )
社員から誇りを奪う使い捨て感覚はどうにかならんもんか 
Monday, April 4, 2022, 02:02 PM
大きな企業と仕事をする機会がありますが、海外の企業と日本の企業では大きな違いを感じます。

海外企業は仕事の最後にサインを求められることが多い。
私はこれこれ、こういうことをした・・・サインをさせられます。
それが後世も残って、何年後か何十年後かにも閲覧することができます。

ところが日本では誰それがどういう事をしたという記録はないのです。
たとえば橋やビルは施工者として元請け企業の銘板があっても、下請の企業名はない。

ましてや記録が残っていたとしても、実際に携わった会社や個人名は一切ありません。
それが普通です、日本では。

手作りの高級車では、エンジンの組立や塗装などの工程ごとに担当者が納品書にサインをしていくそうです。

アメリカでは、そんな高級車じゃなくても、大量生産ラインで息子の注文だと知ったライン工の父親が、その車のボンネットの裏に大きくサインをして、受取った息子が大感激したという話が愛社精神の美談として語られています。

日本じゃ発注者が息子だろうが親父だろうが、製品に落書きしたらたぶん大騒ぎになるでしょう。

なんで?

仕事に個人名を求める海外企業に対し、日本は会社名のみです。せいぜい書類に三文判ぐらい。

働き手への敬意が全くないのが日本の仕事現場



理化学の最先端である理化学研究所では研究員の大量の首切りが行われることを以下の記事で知りました。

十把一絡げで古手の研究者をクビにして若い研究者を雇うようです。その方が支払う給料も安い。

自分もそうだったのですが、技術者っていくら仕事に精進しても決して表に氏名が掲げられることはない。

AppleがMacintoshで知れ渡るようになった頃、その画面ではプログラマーの名前が映画のエンドロールのように流れていました。

最初期のMacには裏にスティーブ・ジョブスのサインがありました。(金型に彫り込んであった)

こんなすばらしい物を作り上げたのだという感動が伝わってきます。

ですから自分も真似て、作成したプログラムソフトにこっそり名前を入れておいたら、あとで大目玉をくらいました。

そこで会社では自分の名前で仕事をしたらいけないのだなあと知ったわけです。

入社何年目の平社員という”顔無しクン”として滅私奉公させられ、対外的な意見はすべて上司を通して”会話”しなければならない。

ふ〜ん、日本で働くことってこういうことなんだと急につまらなくなりました。

大企業でもマクドナルドでも働き手に求めていることは同じです。人生の時間のみを明け渡すこと。

日本人経営者にとって人の価値は時間で逓減すると考えている



これが本当に不思議なこと。

この記事の中国人はなんで経験豊富な人材を、簡単に放り出すのか?という疑問をもっています。

そして穴埋めで若い者を欲しがるのは全く合理的ではないのです。

中小企業の経営者と話をしたことがありますが、どこも人手が欲しいといいます。

でも必ず「欲を言えば30代で、精々40前後まで」と付け加えます。

日本人経営者にとって社員とは『拾ってくる犬』でしかない



芸を覚えさすのも、躾をするにも子犬の方がいい。成犬では従順ではないからという理屈です。

何の取り柄もない零細会社に胸を膨らましてくるわけないのに、頭がおかしいんでしょうか。

このまえ土建屋の支店長が面白いこと言ってたなあ

「求める人は”餌”を与えたらちゃんと喰って帰ってくること」

餌ってその会社の隠語で肉体労働を意味します。まさに犬か動物を扱うような感覚です。

日本の企業全部が全部とは言いませんが、右から左に仕事をするだけが求められて、そこに個人主義は一切ありません。

あの理研でさえ人材はまさに”材料”程度の価値しかないと見ていることに暗澹としました。



https://news.yahoo.co.jp/articles/92ab4689bacac495683e6e7172c2b1aad93a0c6b?page=1


「理研600人リストラ」に中国人ITエンジニアは「不思議です」と繰り返した


4/3(日) 16:15配信

NEWSポストセブン

スーパコンピューター「富岳」で知られる理化学研究所計算科学研究センター(時事通信フォト)

 国立研究開発法人の理化学研究所の労働組合などが、約600人の研究者が雇い止めとなる可能性があるとして、文部科学相と厚生労働相あてに要望書を提出した。近年は、日本人のノーベル賞受賞者がまるで口をそろえたように、日本の科学力の低迷と研究環境の悪化を訴えてきたが、歯止めどころか拍車がかかっているような出来事だ。俳人で著作家の日野百草氏が、中国人技術者が日本の研究者や技術者の環境をどう見ているのか聞いた。

【写真】ノーベル賞受賞者からも苦言

 * * *
「日本は優秀な人がとても安いと思います。なぜ辞めさせるのですか」

 筆者の旧知の中国人技術者から話を伺う。ITエンジニアでゲーム開発にも精通している。中国人のエリートならごく当たり前だが4ヶ国語を話せて日本語も堪能だ。しかし本稿、それでも文章化する際にそのままでは差し障るため逐次こちらで改めている。

「優秀でない人が安いのは当たり前ですが、日本は優秀な人も安い」

 話は理化学研究所(理研)の研究系職員が組合などの試算で2022年度末に600人雇い止めになる件、労組が理研および文部科学相と厚生労働相に撤回を求めているが先行きは厳しい。理研に限らず、日本が国際的に見ても研究者、技術者、クリエイターといった立場を冷遇し続けていることは周知の事実だ。

「とくに日本人は安い。技術も経験もあるのに安くて、何にもない若い人を欲しがりますね、不思議です」

 彼はずっと不思議だったと話す。これは中国人だけでなく海外の技術者、クリエイターも筆者の聞く限りは日本に対して同様の感想だ。筆者は昨年『アニメやゲーム業界「日本人は安くて助かります」その由々しき事態』で主にエンタメを中心にした日本人クリエイターの賃金の安さとその実態を書いたが、これは技術者や研究者にも当てはまる。

「優秀な人が安かったり辞めさせられたり。とても不思議だと思っています」

 なぜ辞めさせるのか、これは筆者も不思議で、せっかく育てた技術者や研究者をいとも簡単に辞めさせる、辞めさせなくとも専門技術と関係ない部門に追いやり、辞めるように仕向ける。これは30年上がらない平均賃金と平行して理系専門職に繰り返されてきた。「そんなことはない」という組織の方々は幸せな話で結構だが、現実には日本の名だたる大手企業や研究施設、大学といった「技術者・研究者こそ宝」の現場に続く現実である。そして新卒至上主義もまた「新陳代謝」の名のもとに経験豊富なベテランを追いやり続けた。

「不思議なのです。欲張りな中国なら放っておきません。それだけの技術や研究の蓄積が一個人にあるのは、まさに宝です」

日本は研究者もエンジニアも人権ないですね
 大学、大学院、そして研究機関や企業と歩む中で、技術者や研究者はクリエイターと同様に技術や経験、そして実績を蓄積してゆく。そうでない者もいるだろうが、企業や研究機関でそれなりのベテランになった者のほとんどはまさに「宝」だろう。日本はそうした「宝」をこの30年間、合理化とリストラの下に切り捨ててきた。それを欧米やアジア諸国、とくに中国が拾っていった。いまや日中の経済力はもちろん、技術力すら逆転され始めている。

「私は門外漢ですが、日本はまた何百人も研究者を辞めさせる。それを中国が手に入れるなんて申し訳なく思います」

 少し皮肉交じりで笑う。彼は日本のこういう姿勢が気に入らないとも言っていた。国同士の話ではなく同じ技術者(研究者も含むだろう)として納得できないという。不思議と同時に、怒りもあると。

「日本は研究者もエンジニアも人権ないですね」

 まさか中国人に「人権」を持ち出されるとは思わなかったが言い返せない。筆者もアニメやゲームに関係していた経験上、現場、とくに日本のアニメの現場がアニメーターに代表されるクリエイターの権利を尊重しているとは思えないからだ。そして現実に、今度は理研という日本を代表する国策研究所の研究者が大量に切られ、おそらくは海外に流出するのだろう。

「中国は日本人研究者や技術者のおかげで大国です。本当にありがたい話です」

 筆者との仲とはいえ「言ってくれるなあ」と苦々しく思うが、これまでも自動車、精密機械、重電、通信、鉄道、鉄鋼、農業、エンタメ、ありとあらゆる技術や研究は中国に渡った。それは日本で「不要」とされた日本人研究者や技術者が食ってくためはもちろん、それは彼らのリベンジマッチでもあった。たとえば今や世界的家電メーカーである中国ハイアール(海爾集団)の「アクア」ブランド(旧三洋電機)などまさに井植兄弟につながる「三洋魂」の発露だろう。アクアには多くの「三洋魂」の継承者も携わってきた。2000年代、そうした彼らを「使い捨てられるだけ」と嘲笑する向きもあったが必ずしもそうではなかった。

「日本はどうかしてます。優秀な研究者をクビにすることは、他国に渡すのと同じです」

 中国ではクビのことを「イカ炒め」と揶揄するのだが、彼の言葉もそうした中国語由来のスラングが混じっているため平易に改めている。その「イカ炒め」状態になりかねない理研の研究者、技術者たち600人、その中には多数の研究主宰も含まれている。研究主宰といえばその下で働くスタッフも含めてまさに国の「宝」、いま研究成果が出てなくとも、いずれ日本を救う結果を出すかもしれない。

「日本人はノーベル賞受賞を誇りますが、最近は日本国内で研究したわけではないのでは。お金も出さないし大事にされない、みんな日本から脱出してる」

井戸だって時間がかかる
 資源も乏しく経済的に厳しい日本だからこそ頭脳で食べていかなければならないし、頭脳で食べてきたはずだ。しかし技術は先に書いたように他国に流出し、中国で挙げるなら先に書いたようにハイアールが三洋電機を吸収して世界最大の白物家電メーカーとなり、マイディア(美的集団)は東芝の家電事業を、レノボ(聯想集団)はNECや富士通のパソコン部門を吸収して成長した。日本の新幹線は中国の新幹線として走り、日本の造船技術は中国のコンテナ船となって世界を駆け巡る。誰が売ったのか、誰が教えたのか、怒ったところでそれをしたのは私たちの国、日本である。

「はっきりいって、間抜けだと思います」

 これも「idiot」という言葉を使っていたが柔らかく「間抜け」と訳させてもらった(本来はもっと酷い)。実際そうだろう、中国や他国が悪いのではなく、日本が技術者や研究者、クリエイターを大事にすれば済む話だった。冷遇したあげくが、いまの体たらくである。筆者が貿易のルポルタージュで常に言及する「中国が気に入らないなら中国より金を出せばいい」と同様である。「中国(この場合は欧米も入るか)に手を貸してほしくなければ、中国(欧米)より厚遇すればいい」という単純な話だ。日中間の話になると愛国云々と威勢のいい方からご意見をいただくこともあるが、現実を直視しなければ差は広がるばかり、現に日本が理研から600人もの頭脳を流出させようとしているのだから。

「それにしてもなぜケチるのですか、優秀な人を安く使っているのだからそのまま使えばいいのに、辞めさせたりもする。優秀なんですから、いつ復活するかわかりませんし」

 素朴な疑問だがもっともな話、アメリカや中国は優秀な研究者なら金も環境も惜しまない。アメリカはともかく、中国は優秀でない人にはとことん冷たいが、優秀な人には十分な額と待遇を用意する。それが中共の手口だなんだと言う向きもあるだろうが、技術者、研究者、クリエイターからすれば金もケチれば待遇も環境もしょぼいところで成果を求められるよりはマシだ。理研の8割は非正規、もちろんフリーランス研究者の集合体と考えれば非正規でも構わないし、それをあえて選ぶ研究者もいるだろうが、仮に「いらなくなったら捨てられる」は中国も同じというなら、それこそ高額報酬のほうがいいのは当たり前だ。

「研究は結果がすぐ出るわけではありません。とくに基礎研究は百年かかるかもしれません。それでも国のためになるなら続けるべきでしょうし、必要な人はとっておくものです。井戸だって時間がかかるのです」

 中国人はよくこの井戸のたとえを出す。この「飲水思源」は漢詩の一節だが、確かに井戸はその位置を探して、掘って、古代中国なら何代にも渡ってようやく掘り当てることもあっただろう。しかしそれにより土地の人々は水に困らなくなる。それを忘れるな、と。もちろん解釈はさまざまだが、古くは日本人も長い年月をかけて現在の科学立国、技術立国を築いてきた。それがいつのまにか研究やものづくり、創作の現場に携わる人々がないがしろにされ、誰だかわからない何者かがその成果も利益もかすめ取るようになった。あげくにそれこそ現場が「idiot」(間抜け)呼ばわりされ、かすめ取る者はもちろん現場を操る立場の連中が賢いという扱いになってしまった。極端な言い方かもしれないが、日本の多くの現場に携わる最前線の人たちにとってこの言い方、それほど極端ではないだろう。

「雇うお金は安いのにお金を出さないで損をする。不思議です」

筆者も常々思う。日本の人件費および対価など世界的に見ればすこぶる安い。ましてや日本の優秀な研究者や技術者、クリエイターなど世界的には本当に安い。日本がまともに賃金すら払えないような貧国なら別だが、日本政府、研究機関、会社組織はそこまで余裕がないのだろうか。切るということは、他に行くということ、それは敵に渡るかもしれないのに。

「やっぱりidiotです」

 ちょっと煽り過ぎたか。お酒が入り過ぎたのもあるのだろうしこの辺で制したが、中国人に限らず他国の研究者、技術関係者も日本のこうした研究、ものづくり、クリエイティブに関する信じられないほどの冷遇を不思議がる。資源大国でもなければ食料輸出大国でもない国が頭脳を放棄し続ける、今回の理研600人の雇い止めは、本格的な亡国への道を辿ろうとしているのではないか。

 彼と同様に筆者も不思議だ。そして日本の頭脳がまた大量に海外へ流出するであろうことが、本当に恐ろしい。

【プロフィール】
日野百草(ひの・ひゃくそう)日本ペンクラブ会員。出版社勤務を経てフリーランス。社会問題、社会倫理のルポルタージュを手掛ける。

  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 43667 )
JR西日本のやる気の無さに驚いた 
Saturday, April 2, 2022, 06:57 PM
所用で福山と広島に行ってきました。
福山ってほとんど岡山県で、広島までは100勸幣紊發△蠅泙后

瀬戸内の海上交通の要として鞆の浦(とものうら)や築城400年を迎える福山城があります。
もっとも製鉄の街としての顔の方が強いかもしれません。

鞆の浦には結局レンタカーで行きました。

福山から広島までは新幹線で1時間程度なのですが、時間があるので在来線(山陽本線)で行ってみました。

でもすぐに後悔しました。

電車は何度も乗り換えをしなくてはなく、さらに連絡もしないので30分から1時間近くをホームで過ごすハメになります。なんと倍の3時間を片道に費やしました。

何本かの貨物列車を見送って、やっと電車がくるという感じ。
ですから乗客も少なく、学生ばかりです。

広島駅は駅舎が工事中で、駅前も大きく変容していました。
広島市内は路面電車もあり、急いでいなければ便利です。でも土地勘がないとわかりにくいですね。

平和公園を横目にして、用件を済ませて帰途につきます。

25年ぶりなのでお好み焼きを食べて帰ろうなどと企てていましたが、かつて寄った駅の脇の雑多な横町は綺麗さっぱり無なり、洒落たビルとなってました。

つまらないので駅で簡単な物をと思っても、旅情を感じるものはない。

西条止まりの電車だったので、きっと日本酒で有名な西条だから駅にはきっと日本酒と肴ぐらいは売っているだろうと期待していたら・・・ホームには自販機さえありません。

運賃が稼げないならせめて売店でも置けばいいのにと思います。
昭和33年建築の駅舎のまま、国鉄時代で時間が止まっているようでした。

車両も首都圏の中古だし、各停で1時間に2本か3本程度だし、終点では後続に連絡もしません。

JR西日本の利便性へのやる気の無さに驚いた



山陽地方は尾道や倉敷など観光資源はあることはあるのに、自動車しかないという公共機関がめちゃくちゃだめなんです。

手堅いインフラ産業としてJR西日本を見ていましたが、あらためて言いますがダメ企業の典型だと思います。

まだJR東日本は駅ビルの改装や在来線の利便性向上で一生懸命やっているように思えます。

JR西日本は日本の斜陽産業の未来をみているかのようです。
  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 68629 )
楳図かずおは日本のフレスコ画家なのだぁ、ぐわしっ! 
Sunday, March 13, 2022, 06:03 PM
今月25日まで六本木ヒルズで開催されている『楳図かずお大美術展』に行ってみました。

水木しげると同じく貸本漫画家からキャリアが始まり、恐怖漫画で人気を博した御年85歳の鬼才の漫画家です。

同年の漫画家はさいとうたかお(ゴルゴ13)やモンキーパンチ(ルパン3世)ですが、すでに鬼籍に入ってます。二つ下にイラストで一世を風靡した水森亜土さんも銀座でシャンソンを歌っているとこを見かけましたが、遠目でもみごとな婆さんです。

サイケデリックな服装は相変わらずですが、楳図かずおも派手は服を着ていなけりゃヨボヨボの爺さんです。
こんな大がかりな美術展は生前では最後だろうからと観に行ってみました。

小学生から高校、そして会社員時代に掛けて代表的な漫画はすべて読んでいますね。
陰翳が特徴的な画質は引き込まれますし、登場人物も背景もすべて暗く抑圧的なストーリーです。

自分は私は真吾と14歳が一番だと思ってますし、一字一句読み洩らさず熱中して読みました。

最終回はハッピーエンドでもなく微かな希望が継がれるというだけのもの

展示会の目玉は「私は真吾」の続編というべき書き下ろし101枚の彩色された原画です。

地獄絵図の様であり教会画の様でもある



面相筆(一番細い日本画の筆)で細かく丁寧に描かれた絵は、みごとな楳図ワールドを表現しています。

そしてそれは倒錯した世紀末の様相と楳図がもとめている救いがみごとに現れている。

ジブリアニメと通じるものがあるな。ロボットを始末するロボットの描写など特に。

現代美術家としての楳図かずおの類い希な才能を堪能できる大美術展はお勧めです。
死ぬ前に見ておかないと後悔します。



  |  このエントリーのURL  |   ( 3.1 / 15925 )
名著『遠野物語』の原本はたった350部の自費出版だった 
Thursday, March 10, 2022, 02:13 PM
岩波書店から柳田国男の遠野物語の原稿とたった350部の幻の自費出版(明治43年:1910年)が刊行されました。

https://www.iwanami.co.jp/book/b597622.html

110年前の柳田国男による聞き書きと、最初の刊行物が併せて読めるとはすごいことです。

岩手を旅行する際には宮沢賢治と柳田国男の文庫本を持っていけば一層旅情を感じるでしょう。

そこで伝承されている幽霊妖怪話の聞き書きなので、遠野の山深い状況を想像しながら読み進みます。

ただ遠野はそれほどの寒村ではなく、太平洋側と南北を結ぶ街道の交差地点で、交易の重要な中間地点です。

昔から人が多く住んでいた地域で宿場はにぎわっていたとのこと。

商人が行き交い、人伝で怖い話に尾ひれが付いて、さも当地の実話かのように伝承されていったのでしょう。

あと、遠野にはアイヌ人が多く住み着いていたという事実ですね。

遠野のトーはアイヌ語の湖であり、アイヌ語の渓谷というナイがつく地名(例:七内)が多いことを冒頭で指摘しています。そうして聞き書きが始まります。

とても興味を惹きます。

その下には筑豊の炭鉱労働者であった山本作兵衛の絵画の展示会の紹介があります。

江戸時代から明治初期あたりの炭鉱作業を描いた山本作兵衛の絵は、現地の炭鉱の解説で見かけたことがある。

過酷な労働を家族総出でやらねばならない当時の炭鉱の風景であり、死と生のすぐ側で生きていた人々の記録です。

『遠野物語』と山本作兵衛の記録画の共通点は、死は身近であるということを再認識させてくれるということです。


過去ログ:
検索キーワード:柳田国男:
縄文時代の農耕は豊饒だった
新宿区立 漱石山房記念館に行ってみました
気軽には書けない障害者施設の実体
世界が一神教から仏教思想の時代へならへんもんかな? 待ち望む「無」の逆襲
漱石は「こころ」で贖罪を問い、「それから」では罪という概念を嫌った
スピリチュアリズムとは無自覚な土人宗教です
理系とか理工学部とか理学と工学をいっしょくたにする愚かさ
柳田国男「遠野物語」と夏目漱石「私の個人主義」
秋葉原で義勇兵を募集するのは妙手だな 戦闘地帯に誘惑される若者達
100分de名著 遠野物語(柳田国男)を読む

  |  このエントリーのURL  |   ( 2.9 / 88049 )
納豆のタレの異物 
Wednesday, March 9, 2022, 04:28 PM
ステルス値上げなのか、納豆も内容量がますます小さくなっているように感じるのは自分だけでしょうか。50gだったのが45g、さらには40gへ

納豆のタレってひとパックに一つ入っています。

納豆が減量されていると、タレの小袋は多すぎるんですよね。だから二パック食べると必ずタレがひとつ余ることが多い。

捨てるのももったいないので、お弁当に付けたり、焼き魚や煮浸しでちょっと味を加えたいときに使おうと思って、冷蔵庫の小棚に放り込んでます。

冷蔵庫を整理しているときに、気付きました

あれ、納豆のタレに異物混入している





ガラスか硬質なプラスチック片のようで、指先にも硬さが伝わります

光に透かしてみますが、最初は氷砂糖かと思いました。

喰わなくて良かった。歯が欠けます。

ちなみに10年前に、白米に混ぜていた”十穀米”に砂粒程度の石が混入しており、知らずに喰ったら、右の奥歯を痛めましたw

ガリってなった程度で歯は欠けませんでしたが、しばらく噛み合わせがおかしくなったっけ



気をつけましょう。所詮は納豆も食品”工業製品”ですから

(追記)
包装をよく見ると、異物がでかすぎて注ぎ口からは出ないでしょう。たぶん今まで異物が混入していても気付かなかったのでしょう。まっ知らぬが仏か
  |  このエントリーのURL  |   ( 2.9 / 34003 )
メルケルはぎりぎりでバランスさせた希代の名宰であったのだなあ 
Monday, March 7, 2022, 11:03 AM
昨年末にドイツのメルケル首相が退任して中道左派・社会民主党(SPD)のショルツ氏が首相となりました。

メルケル女史は16年間もドイツと実質的なEUの盟主として君臨しました。

東ドイツ出身の物理学者でありながらも、腹芸を駆使して国内外を統率もできるというスーパー才女です。

ただ自分にはロシアへの甘い認識、ドイツ軍事力の縮小や原発廃止による特にノルドストリームといったガスパイプラインへの過度な依存への移行にはずっと疑問をもっていました。

いかにもプーチンと仲良くすれば、物事は上手く行くかのように思っているのではと危惧していました。

そして国民自体が社会主義的な国家への憧憬があるかのように思え、経済面では中国ととても融和的であったことです。

ある意味救いようがない国民性だなあと思ってはいるのですけども、その代表格がメルケルであると見ていました。

でも実体はバラバラのEUを彼女の求心力でまとめ、さらに反りの合わないロシアと中国との間で微妙なバランスを保ち、かつ英米とも上手く立ち回らねばならないといった、非情に繊細で難しい立場であったのだと言うことが理解できます。

シリア難民の無制限受入れを表明したことで、彼女の信念が窺い知れます。

ドイツがイスラム教徒を700万人も受入れたということは、後々の禍根になるのか人類史の栄誉となるのかは100年ぐらい経たねばならないでしょう。

こういったウルトラ・リベラルな政策がどのような未来を拓くのかは、誰もわからない。

すでにEU域内では国境もなければ人種という区別もない。テレビをつけても120か180チャンネルぐらいあり、言語もさまざまです。
ドイツでは普通にNHKの国際放送も観られます。

旧ソ連のロシア衛星国がEUに加わりたいというのは、当然だと思います。

それだけ、メルケルはドイツの名宰であったということ。

にこやかな対談の裏でプーチンと丁々発止(ちょうちょうはっし)をしていたメルケルが引退したことが、プーチンの侵攻を決定づけたとも見えます。

メルケルによって微妙なバランスを保っていたヨーロッパ大陸での関係が大きく崩れたのですから、私には今後どんなことが起きるのかわかりません。


  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 9672 )
結局、磁力ってなんなんだろう 
Thursday, March 3, 2022, 11:48 AM
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220301-2281374/
(転載始め)

東北大と東芝、ネオジムと同等の磁力を出せるネオジムレス磁石の開発に成功



2022/03/01 11:48
著者:波留久泉
機能性材料 東芝 東北大学

東北大学と東芝は3月1日、車載用などの小型モーター向けに、磁石素材の主成分であるレアアースを、今後の需要の急騰によって長期間の調達が懸念されるネオジムから余剰が見込まれる「サマリウム」に変更し、さらに素材に含まれるレアアースの含有量を約半分に減らしても同等の磁力を出せる新しい「等方性ボンド磁石」を開発したと発表した。

同成果は、東北大大学院 工学研究科 知能デバイス材料学専攻の杉本諭教授と、東芝の研究者らの共同研究チームによるもの。詳細は、3月16日に開催される「日本金属学会春期講演大会」にて発表される予定だ。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が2019年8月に発表した「次世代自動車向け高効率モーター用磁性材料技術開発(第3回中間評価)」によれば、2018年時点での国内電力消費量約9046億kWhのうち、モーターによるものはおよそ55%にあたる約5000億kWhとされており、モーターの高効率化による省エネが期待されている。

一般的にモーターの効率は、高い磁力の磁石によって向上するが、そのためにはレアアースが必要とされ、中でもネオジムが良く用いられている。しかしネオジムは、今後の電気自動車の普及などにより、使用量が急増することが予測されているほか、産出国が偏っており、地政学的リスクなども懸念されることから、ほかのレアアース含め、その使用量の削減、およびネオジム偏重を改め、レアアース資源のバランスの良い活用が求められるようになってきている。

そこで研究チームは今回、ネオジムを採掘する際の副産物で余剰資源となっているサマリウムに着目。NEDOからの委託事業にて、サマリウム鉄系合金の磁石化に取り組むことにしたという。(転載終わり)


リチウムイオン電池と並んで日本人が発明した最強の磁石”ネオジム磁石”は、今じゃ100円ショップでも売られていて、冷蔵庫にメモを貼り付けることにまで身近なもの

砂場に突っ込んで砂鉄獲りで遊んだ青赤に塗られたU字型の磁石や、スピーカーを分解して取り出した棒磁石と比べれば、とても強力です。

小型で高効率になった電動機(モーター)や発電機が日常生活に不可欠となっています。

物が引き合うなんて不思議だなあと思いますが、宇宙レベルでは万有引力があり、原子核内部にも素粒子を固く結びつける力が存在します。

磁力とは電気が通ることでも発生するので、物理や工学では電磁力(でんじりょく)と一つのカテゴリーとされています。

だから磁力の単位はm/A(メーターアンペア)とかウェーバー(Wb:磁束単位)を面積で割ったガウス(G:磁束密度)やテスラ(T:磁束密度)が電磁気学や金属工学で使われています。

なんで磁束密度の単位が2つあるのかというとガウスはドイツ人研究者の名前、電気自動車の社名にもなっているテスラはエジソンのライバルであったアメリカ人

ヨーロッパと英米での世界標準の駆け引きで、現在はテスラ(T)が採用されています。
でもここ数十年の話ですから、昔の教科書などはガウスのままなので混乱します。ここ10年でテスラに統一されつつあるというのが実状です。

電離放射線(エックス線)の単位もレントゲン→レム→シーベルトと変わっています。古い医療用レントゲン装置はレム(rem)表示だったりします。単位というのは実際のところ実状に合わせて変遷していくのです。

極小な半導体設計ではナノメーター、ピコメーター、オングストローム・・・主流/非主流な単位があったことと同じです。

くっつき合ったり、離れる力ってどうして発生するのか、よくわからないし、そのメカニズムが判明したらすごい発見でしょう。

磁石なんて子供の玩具だろ?ではなく究極の研究対象



興味深いことに、磁石の研究と発明においては日本が先端を走っているのです

磁石の世界はいままで知らなかったのですが、興味を持ってみれば、へぇと感心することばかりです。

そして先端医療機器のMRIなどに活用されています。

まだまだ磁石というのは発見・発明の余地があるのですね。



過去ログ:
検索キーワード:磁力:

とどのつまり、物理学は”関係性”でしかない。(二元論は時代遅れ)
エネルギーはなぜ質量×光速の二乗なのか
過去の投稿に検索をかけてみた
原子内部の”弱い力”を発見したワインバーグ博士
人間には磁気を感じる能力があるし、それ以上の能力もある
MRI装置の低廉化で気軽にガン検診・・・知らずに余命判断される社会
今年の1月18日には原子炉が空から降ってきていました
ノーベル賞南部博士「物質の根源は波動」であるという話


  |  このエントリーのURL  |   ( 3.3 / 15255 )
量子コンピューターが実用化されたらどんな世界になるのだろうか 
Wednesday, March 2, 2022, 10:00 AM
読売新聞日曜版に日本で開発を目指している光方式の量子コンピュータの記事が載っていました。

光を用いた演算理論はずいぶん昔からあったのですが、精密な素子を作れるようになったことで技術的に進んでいるようです。

2030年の実用化を目指しているとのことですが、たった10年後の話ですよ。

すでに超伝導素子やイオン原子、シリコン半導体を使ったゲート型とよばれる量子コンピュータは研究レベルでは実現され、実用化まであと一歩の段階になっています。

ところがNTTと東大の方式はすごく簡便で小さく、すでに実用化されている量子暗号通信との融和性も良いと、良いことずくめです。

光パルスを機器に通すだけで、答えが光の発信側に反映されるって、摩訶不思議

これは”量子もつれ”という量子の性質で、遠く離れた量子同士が同時に変わってしまうという信じがたい現象です。

演算する時間がないのですから、演算速度は無限の速さ。

超高速のコンピュータが出現したら、今の世界はどうなるのでしょう。

30年前には歩きながら地球の裏側の相手とテレビ電話をして、本や映画を手のひらで視聴できるなんてSFの夢世界でした。

国境という概念がなくなりつつある反面、国家権力の集権意識も一層強くなった。

2014年にウクライナのクリミア半島をロシアが併合したときには、日本ではほとんど騒がれなかった。遠い地域の出来事ですから。

地理的な影響がないコミュニケーション手段が発展するに従い、考えの似た同人や同士が集まりやすくなっていく。

その結果、小規模な衝突・対立(confliction)が鮮明になっていく。

グローバル化の行き着く先は小さなコミュニティーの集合体としかならない



グローバル社会はマスではなく、ミニやパーソナルへと進むのです。

東欧だけが帰属意識問題を抱えているように報道されていますが、イギリスやスペイン、ドイツやフランスだって民族紛争や国境問題を抱えているんです。

EUやNATO、そして国連が全く機能していないということをまざまざと見せつけられました。

量子コンピュータが普及すればバラ色の世界ではないということだけは確信を持っています。



過去ログ:
検索キーワード:量子コンピュータ:

量子コンピュータのゲームチェンジャー、半導体量子素子が登場
日本企業の悪癖は理系文系と現場を知らない経営者
生まれ変わりって実際にあるのだろうか?
貧富の差は遺伝子によるものか?貧富の差をもたらすものを探せ
神(創造主)という概念は宇宙人であっても共通だろう
量子コンピュータが実現する前に、日本発クラウドの開発を急げ
鏡の世界を応用した量子コンピュータの登場
量子でコンピュータ性能が一億倍となったらそれは宇宙(Universe)という
スマホをかざして読む新形態の書籍(仮想現実と出版物の融合の好例)

  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 27162 )
澁澤栄一の故郷、深谷市血洗島を探訪する 
Monday, February 28, 2022, 09:19 AM
澁澤栄一の生まれ故郷、埼玉県深谷市血洗島(ちあらいじま)を訪ねてみました。

15年ほど前は普通のネギ畑が拡がっている地域で、観光施設らしきものは無かったそうです。
澁澤栄一の故郷として訪れる人はいるにはいたそうですが、観光地としてPRはそれほどされていませんでした。

JR深谷駅に初めて降りてみましたが、東京駅を模した立派な駅舎となっています。

ここから栄一が興した煉瓦工場まで貨物線が遊歩道として残っています。一部は当時のままで保存されておりました。

そのまま進んで煉瓦工場にたどり着くのですが、耐震工事で見学不可。残念

栄一の儒教の師であった尾高惇忠(おだかじゅんちゅう、おだかあつただ)の生家


栄一の生誕地の中の家(なかんち)は耐震工事で外を見学するだけ。


お昼はこの地域の郷土料理”煮ぼうとう”を食べてみましたが、山梨の”ほうとう”とくらべて醤油味で野菜が多くてとても美味しかった。かぼちゃが入っている山梨のほうとうよりも、こっちのほうが好みです。

栄一も必ず帰郷の際には食べたそうです。

食後は丸山酒造という埼玉で有名な歴史ある酒蔵にも行ってみたのですが、日曜は休業でした。残念

澁澤栄一記念館という大きな建物が青淵公園にあるのでそちらにも寄りました。

渋沢栄一記念館のガイドも言っていましたが、24歳の若者が徳川昭武に随行して渡仏し、抜擢されたことは謎が多い。随行員は30名も居たが後世に名を残したのは栄一ただ1人なのです。

大河ドラマでは渋沢栄一の曾孫も解説で登場していました。そして大河ドラマのテーマ曲にも尾高惇忠と栄一の子孫が関わっていたことを知りました。

ガイドの説明を聞いて、澁澤栄一のアンドロイドによる講演を聞きました。

うごく仕草は人間っぽいのですが、一体4000万円もするというわりには声はコンピューターの合成音で聴き取りにくく抑揚も変でした。これはがっかり

過去ログ:
幕末には儒教が変質して西から革命思想がじわじわ広がっていった
上野一帯は事故物件だらけ
「男爵いも」は川田男爵のじゃがいも、では『博覧男爵』とは?
物言う株主にはのらりくらりと開き直る東証の大家
政府が政策として民間企業に介入する真の目的
『論語と算盤』は渋沢栄一による論語解釈のひとつ
天気も良いので渋沢栄一の墓にでも行ってみた
  |  このエントリーのURL  |   ( 3.3 / 4486 )
100年かけて金本位制に回帰 (三井物産の金連動仮想通貨) 
Tuesday, February 22, 2022, 11:08 AM
ウクライナが緊迫しており世界的なハイパーインフレの可能性が増してきました。
原油が100ドルを越える可能性も十分あります。

それに歩調を合わせて実物資産の代表である金が高騰し続けています。

金が高騰するということは、通貨がそれだけ価値を落としているということ。

1944年(昭和19年)に始まったドル金本位制は1971年(昭和46年)のニクソンショックで終了しましたが、その後のドル石油本位制とも言える現金融体制が終焉を迎えつつあるのでしょう。

約80年で時代は変遷すると半藤一利が書いてましたが、その通り

ちょうど2024年に渋沢栄一の新札へと切り替わります



渋沢栄一といえば国内産業の近代化を進め、日本銀行の創設に尽力した人物です。

その直系ともいえる三井物産が関係の深いセブンイレブンとともに金連動型の仮想通貨を発行するというニュースが流れています。

銀行預金はインフレには全く無力ですが、このセブン銀行で金連動仮想通貨としておけば、当面はインフレに対応できます。

コンビニで通貨と同じように換金できる利便性と、貴金属や希少金属取引で信用ある三井物産が取り組めばこれは一番信用の高い銀行の誕生と言えるのではないでしょうか。

弱点は個人リテールに特化していることで、法人向けではないということ。逆に言うと法人の大口の融資は既存の銀行が行い、個人の財布代りとしてセブン銀行はますます特化していくのでしょう。

もともと三菱UFJ、三井住友、みずほ、りそなといった都市銀行なんて少額の預金しかできない我々庶民には関係がない。

給与の振込先などの理由で惰性で使っているだけという方が大半でしょう。

日本の銀行ほど世界から遅れている業界はないです。サービスは最低、手数料馬鹿高、預金者は食い物です。

自分は三井物産+セブン銀行という新形態の銀行にたいへん期待します。

そして今年から加速して行くであろうインフレには、金や銀、プラチナ、パナジウムといった貴金属しか対処できないのですから。



過去ログ:
検索キーワード:銀行:
石油・ガス・電気の買値が最終的にその国の物価となる
数学と物理は兄弟みたいな関係なのになあ
みずほ銀行トラブルの元凶にされているITベンダー
巨大コンピュータシステムを知らぬ者が銀行の改善指導とは笑わせる
お金をもらうのに手数料を払うのはよく考えればおかしいだろ!
「情報」という教科で、その教科自体が無価値になるという皮肉
政府が政策として民間企業に介入する真の目的
いまさら『ハゲタカ』(真山仁著)を読んで感じたこと
MMT理論の行き先は現物資産の高騰という結果しか生まなかった
コンピュータ技術者の夢は『生命体の創造』である

  |  このエントリーのURL  |   ( 2.8 / 13421 )
生涯母親と暮らしてたような奴に講釈されてもなあ 
Sunday, February 20, 2022, 12:35 PM
久しぶりの更新です。寒いのでひきこもりですが、それにしてもテレビも新聞もつまらない日々です。



英国の経済学者アダム・スミス(1723-1790)は、自由市場において需要と供給が値段を決めるというもっともな論理をもってして、経済学という学問をはじめた学者です。

経済学の始祖として中学生でも知っているでしょう。

そして、その後の経済学はどうなったのかというと、いまだに眉唾の学問だと自分は思っています。

自由至上経済こそ効率的だとか、大国に倣い中央集権が効率的だといった政策論争の道具でしかない。

経済学者たちがいくら激論したところで、生活が好転したという事例は無いに等しいし、そもそも厚生労働省と国交省が統計を書き換えていたのですから、結論だって信用にまったく値しない。

この世で一番役立たずな学問、経済学



それじゃあ経済学ってなんなんだ!?と思うでしょう。

副島隆彦先生は一言「宗教(洗脳)である」とのこと。その開祖がアダム・スミスであるにすぎない。

そのアダムスミスさんはどんな人だったのというのが、書評の記事

アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? カトリーン・マルサル 河出書房新社

アダム・スミスは生涯独身で母親のマーガレットと暮らしていたとのこと。

経済人(ホモ・エコノミクス)という経済的合理性で行動する個人主義者(利己主義)だけをモデル化したに過ぎない。それもお金の出入り(ゲインとリターン)でしかないというのは7年前のトマ・ピケティが指摘しています。

ジェンダー化された「第二の経済」の存在が無視されていた



経済人という概念が、自分に与えられている他者の労働価値(第二の経済)を見ずに済ませることができたから。

人類は無償で助け合いながら生きのびてきたという視点が欠落している。

現代にはびこる市場主義という神話に真っ当から疑問を呈する本が世界で売れていることはとても良いことです。

第二の経済が幸福度の尺度であるのです。

検索キーワード:経済学:

数学と物理は兄弟みたいな関係なのになあ
胸くそ悪い五輪音楽担当の小山田圭吾という人物
日本で税金を徴収するのはインフレを抑制する目的でしかない
『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』
医療のAI(人工知能)化はすべての産業で応用できる
「馬鹿ブス貧乏」本の著者、藤森かよこ先生が指摘するアフターコロナの世界
笑っちゃうよ「私の家政夫ナギサさん」
現代経済学の直観的方法
精神分裂症になった経済学をぶった斬る
経済政策を擁護しアリバイみたいな記事を書く読売新聞
世界をいっぺんさせるだろう。ABC予想が証明されたというビッグニュース


検索キーワード:ピケティ:

増税で景気が良くなるなんてロジックを貴方は信じられますか?
資本主義はなくならないが資本の定義は激変するだろう
ソフトバンクの正式名称はたぶんSoftBankruptcy(軟らかい破産)
これからは社会主義(急進左派)だというマルクス派ピケティの願望
フランスの大学入学制度は移民への”過剰な平等主義”で絶賛崩壊中!
ユダヤ主義は国家のお人好しさにつけ込む(ピケティのコラム)
安保改正反対派に問う「それでは中国が攻めてきたらどうする?」
高所得者を優遇したレーガンからアメリカは弱体化した (ピケティのコラム)
フランスで広がる反ドイツ主導(実体は第四帝国)の動き

  |  このエントリーのURL  |   ( 2.9 / 12494 )
SNSでの返事を強制するのはすでに時代錯誤 
Monday, February 7, 2022, 12:14 PM
いろいろと身近にも半強制的な組織は生きていく上であります。

学校ではPTA、住まいでは自治会や管理組合、会社では組合などなど。

それは構わないのですが、どうでも良いこと、賛否の判断を付かないことなどにもいちいち返事を求められるとうっとうしいくてかないません。

議論に加われとTwitterやFacebook、はてはZoomとあの手この手で参加を促されます。

そんなのは好きな人だけでやってくれよと毒づきたくなります。

おもえば携帯電話があたりまえになった20年前から、のべつまくなしに掛かってくる電話に、当初は便利な世の中だと感慨しました。

でも、いちいち待ち合わせ時間を守っているのに「今どこだ」と確認されたり、3分も過ぎていないのに電話が着信で震えると、ちょっとは堪えてくれよと思います。

10分15分程度は待つぐらいは当たり前だった時代が懐かしいわ。

それがLINEやSMSでちょこちょこと連絡ができるようになって、僅かな時間を少しづつ奪われるようになった。

SNSサービス(Twitter,Facebook,LINE)は時間泥棒である



時間が奪われ、個人情報を無自覚に曝している人たちが多すぎます。

そしてスマートフォンを持ち歩かない人(自分)を小馬鹿にして、即答せよという人たちとは自分は関わりたいとは思いません。

返事もしないのはそういうことです。

無視するという態度しか対応がないからです。

参考URL:https://www.mag2.com/p/money/1155202
SNSはもう終わる。Meta株マイナス26%超えの大暴落で露呈したFacebookと「つながり強制」社会の末期症状=鈴木傾城
  |  このエントリーのURL  |   ( 3.1 / 79016 )
さあ二月になりました!でもこんな状況です 
Tuesday, February 1, 2022, 11:57 AM
冷え込みが厳しいときに限って、給湯機が壊れかけてます。お湯が出たりでなかったりしてとても不安定な状態。製造年月を調べたら97年製で25年目。あと2ヶ月は騙し騙し使います。

月初ですから走り回ってます。


ここ浅草雷門前の風景です。えっ早朝?と思うかもしれませんが、昼前11時の光景です。

ガラガラでぽつぽつとしか人が居ない



平日でも撮影スポットですから多くの観光客でにぎわう場所なんですが、こんな状況です。

仲見世もまん延防止法により13日まで休業するところが多くシャッター街となってます。

飲食店の大部分が休業となってますし、老舗でさえも閉店というニュースが流れてます。

六区の大型ショッピングモールもテナントが撤退して空きばかり目立ちます。

スカイツリーのショピング街も例外ではありません。

飲み屋街は夕方に通りかかっても、ラーメン屋にはせいぜい一組ぐらいしか客が居ません。

外国人をあてこんだ小さなホテルがあちこちの路地に建っても営業しているところは少ないです。

逆張りで、いまこそ東京観光はいかがですか!



格安で泊まれますし、観光バスもガラガラです。

モノはインフレで値上がりする一方ですが、小売・サービス業は死屍累々でホテルは投げ売り状態です。

こんな状況が夏まで続けばとんでもないことになります。

旅行や消費を煽っても、いま40代以下はほとんどお金を持っていません。

高齢者がお金を使ってくれるしかないのですが、引き籠もってますからどうしようもない。


  |  このエントリーのURL  |   ( 2.9 / 3608 )
心からの発露する「ありがとう」こそがこの世の至上の言葉なのだ 
Sunday, January 30, 2022, 11:55 AM


新聞記事の人生相談というのはたまに自己を見つめ直す良文に出会うことがあります。

20代の若い女性が自分の発する「ありがとう」に疑問をもっているという悩みへの回答。
作家いしいしんじ氏の回答が名答です。
ぼくも同じだった。20代のころ。意志とかかわりなく回るこの世から、ぼくは時々おこぼれをもらった。
当たり前、といわないまでも、深く考えず、そういうもの、とただ受け止めた。

のちに、「ありがたい」とは、ほんとうに「有り難い」のだと、まさに奇跡だと知ることがあった。この世に他人がいてくれてよかった、と心底感じた。すると、まわりの色が、じょじょに変わっていった。

「ありがとう」は、声ではない。こころのふるえだ。それはひとりひとりの切実な生から発露する。(以下略)


そうそう、自分も若い頃は”感謝よりもあたりまえ”と奥底では感じていたことを反省します。

自分の行動により周りが動くと信じていた。

周囲にはヨレヨレな爺さんが幾人かいますし、よくボケ爺ってからかってますけど、この人たちがいなかったら、今の自分もなかったのだなと思います。

酔っぱらったときにしっかり見つめて「ありがとう」と伝えました。なんか涙がでそうでした。

自分もいしいしんじさんと同じ境地をしみじみ感じています。そして20代の若さで自分が発する「ありがとう」の偽善を見つめている女性にも感心します。

過去ログ:
恋愛感情と家族的結束は同時に成立しない
切って煮る焼くすれば料理になるという男の奢り
鍋で取り箸を使わない人を不快に感じますか?(そんな奴いるの?)
ランドセルは軍国主義の名残。背負った集団が動乱を首謀する前に逮捕せよ!(笑)
絆(きずな)は悪口によって醸し出されるということ
Q:人生の目標が見つかりません A:本物を探し求めなさい
なぜ自殺はいけないのですか?(相談者 女性18歳)
コーチング(Coaching)と日本の『指導』の差

  |  このエントリーのURL  |   ( 2.9 / 46071 )
豚の心臓をユダヤ人に移植したからニュースになるのです 
Sunday, January 30, 2022, 11:18 AM


友人が心臓手術を受けたので、ちょっとこういった医学記事に目が移りました。

心臓に関しては生活習慣もあれば生まれつきの奇形が原因であることもあり、高血圧も含めて確たる予防はない。

その友人も、もともとの奇形と高齢により心臓弁が機能せず、階段を上ることさえも困難となり手術を決断しました。

手術は終わって、現在は階段を上ったり、自転車で買物にいけるほど回復しています。

手術には縁遠い自分に様子を面白く語ってくれます。

『人工弁と生体弁があって、牛豚の心臓弁を選べるんだよ〜』

なんか、診察室でカタログみたいなのを見せられて、担当医から「どっち選ぶ〜」と聞かれるんだとか。

人工弁は耐久性があるけど、いわゆるプラスチック製

生体弁は屠殺された牛か豚の心臓弁を化学処理してあり、人体に馴染みやすい。でも耐久性では永久ではない。

「身体も大きいし、余命だってあと何十年も要るわけじゃないからウシ〜」

そんな簡単にカタログショッピングするようにして、あとは手術の日程を決めるだけだったとか。

同時期にスポーツマンで健康オタクな医者の知人も心臓手術を受けてました。不整脈が酷いのでレーザー手術を受けたそうです。

術後は「自分の心臓が焼き肉にされた(笑)」と言ってました。

あ〜やだやだ

さて、アメリカで重い心臓病患者に豚の心臓を移植したという記事があります。

豚の腎臓を移植したというニュースもかつて見た記憶があります。

ヒトからヒトへの移植は日本以外ではけっこう普通の行為として実施されており、アメリカも移植大国のひとつ。

悪いところは取っ替えてしまえという発想は配管工事と変わらない。

供給量が少ないのだからお安い代替品を使ってみようという工学的発想の延長です。

移植医療がほとんどない日本ではたいしたニュースでもないし、扱いも小さいのですが、なんで読売新聞は小さく海外記事として報じたのかを考えると、ユダヤ系アメリカ人に豚を移植したからに過ぎないのでしょう。
(※ユダヤ教・イスラム教では豚は不浄な生き物として最も忌み嫌われている)
過去ログ:驚いた!イスラエルの豚骨ラーメン屋は大繁盛

医療と言うよりも人体実験です。倫理的な問題を多く含んでいるから。

『いのち教』(イノチイノチと唱えるだけの新興宗教?)の人たちのご意見も聞いてみたいものです。

過去ログ:移植
「赤外線を当てれば癌が消滅する」はオカルト治療ではありません
医者がやさぐれる理由は、医学部の奴隷だから
間葉系幹細胞による再生治療が目白押し
サルで成功しているのなら早くやれ (IPS脊髄損傷治療)
万波医師の倫理観は本来であれば医学を進歩させるはずなのに・・・
医学部でいちばん偉いのは、何科の教授だと思うかね?
iPS移植は「ソイレント・グリーン」「14歳」の世界だなあ
東京五輪よりもiPS治療を優先しろよ

  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 72398 )
量子コンピュータのゲームチェンジャー、半導体量子素子が登場 
Wednesday, January 26, 2022, 12:26 PM


ゲームチェンジャー(Game Changer)とは試合で流れを逆転させる選手を指すスポーツ競技から生まれた言葉だそうです。たぶんバスケットかアメフトで使われた言葉なんだろうな。

そんな言葉が頭によぎりました。

半導体チップで高精度な量子コンピュータ(quantum computer)のチップの作成に成功したという記事です。
量子とはこの記事では電子のことで、電子を2つ閉じこめて演算させたとのこと。

これまで量子で計算を行うには絶対零度の極超低温で原子が動かない状態にしなければならないので、大きな装置が必要だったのですが、これが小さなチップでできるとなる恩恵は計りしれません。

トランジスタが生まれたことで真空管ラジオが一気に消えたのと同じようなものか。
そのトランジスタも集積回路(IC)チップの登場で一気に取って代わられて現代社会に広く浸透しています。

量子コンピュータが実用化されてどんどん社会で活用されていくと、どうなるのでしょう。

・・・全然想像できません

ただ、その萌芽がGoogleやAmazonのクラウドサービスで垣間見えます。

友人がGoogleにスマホの写真を保存して、自動的に整理するサービスを利用したところ驚くべき精度だったそうです。50年近く前の写真でも現在のお爺さんと同一人物としてあったそうです。

サングラスやマスクをしていてもほとんど間違いがないそうで驚愕していました。

10億20億人ぐらいの顔を瞬時に判別するのなんて、量子コンピュータにとっては朝飯前となりつつあります。

スマホの位置情報を基にした集団行動予測なんてのも既に実用化されています。

当然通信も5Gどころではなく更に一桁も二桁も高速大容量になります。

量子コンピュータの普及で時間と空間という概念が薄れていく



クルマでドライブしに行こうと思い立ったら、テレビ画面の前で座って自動運転のクルマからの映像を愉しむなんてのが普通になる。もちろん地球の裏側から戦闘機や戦車ロボットをAI(人工知能)で操縦するのが当たり前になるでしょう。

そんな社会になれば、人間自体もインスタンス( instance:実在するデータ)の一つに過ぎず、AIからみれば演算操作対象に過ぎません。

人間が目にしたモノは瞬時にAIも読み取り、人間が聞いたモノも瞬時にAIが処理し、発した言葉さえもAIが判定していきます。

それが旧Facebook(現Meta)が目指す メタバース(Metaverse)の世界

動けない病人や障害者だけではなく、これが今のスマホのように誰でも気軽に使える時代はすぐ来ると思います。

量子コンピュータが『神(God)』となる



宗教はすべからく、日本の神社仏閣、坊主、神主のような文化遺産扱いになるでしょう。

ローマ帝国が現在のヨーロッパの大部分であり、教皇が神に代わって神託を授けたのが国王となったという経緯があります。

いまでもバチカンの影響力は大きい。

人々から宗教道徳が消えたら、どうなるのか?

宗教を禁止している中国では共産党・周近平体制の支持は日本で報道されている状況とは異なり、8割方が支持しているそうです。

中国共産党が絶対の存在だから。

無信心ってのは怖い世界で、スマホの情報を盲信するようになるんだなあと思います。

どうしたらいいのでしょう。

自分で考えて考えて、考え抜く力を鍛えるしかないでしょうね。

過去ログ:
検索キーワード:量子コンピュータ:

日本企業の悪癖は理系文系と現場を知らない経営者
生まれ変わりって実際にあるのだろうか?
貧富の差は遺伝子によるものか?貧富の差をもたらすものを探せ
神(創造主)という概念は宇宙人であっても共通だろう
量子コンピュータが実現する前に、日本発クラウドの開発を急げ
鏡の世界を応用した量子コンピュータの登場
量子でコンピュータ性能が一億倍となったらそれは宇宙(Universe)という
スマホをかざして読む新形態の書籍(仮想現実と出版物の融合の好例)

  |  このエントリーのURL  |   ( 3.1 / 2148 )
ロシアとドイツがウクライナを取り合うのは18世紀から続いていること 
Monday, January 24, 2022, 10:57 PM
「ヨーロッパ王室」から見た世界史 内藤博文著 青春出版

 読み終わりました。たしかにヨーロッパ王室の系統でざっとヨーロッパ史を俯瞰してあり、とても面白く読みました。
この本を読んでドイツとフランスは西暦800年頃ではフランク王国というローマ帝国が母体であった国であることを知りました。西洋史に詳しい人は当たり前なのかもしれませんが、その国が東西に分裂したのです。

ドイツはローマ帝国の正統であるという自負があり、ローマ教皇(バチカン)で載冠されて神聖ローマ帝国の皇帝となる。

ところがフランスの王家もローマ帝国の再興を目指して領地奪還に奮闘していきます。

娘を嫁がせて関係を結ぶのはどこも同じ



王家が領土を支配していた時代では、領主どうしが親戚となるのが一番安全で確実な方法だったわけです。

国境が引かれた世界地図を眺めるだけでは全然わかりませんが、これが行き着くとフランスのブリュターニュ地方なんてイギリス王家の所有地になっちゃったりしたのです。

さらに人種的な繋がり、ノルウェーやスェーデン、デンマークといったバイキング系統(ノルマン人)とローマ帝国を築いたゲルマン人系統の王家といった大きな2つの潮流がある。

フランスとドイツはともにイタリア方面への領地拡大を狙い、ノルマン人系ではオランダと英国では確執があったんです。

王家が入り組んでいて、いやー、ややっこしい。

ルターによる宗教改革後にはカトリック系とプロテスタント系の王様がそれぞれで対立し、王様が変わるたびに迫害される側になる領民は右往左往する。

神聖ローマ帝国はウクライナを欲し、ロシアは焦土作戦で対抗した



ロシアのピョートル大帝はカール12世のスェーデン軍を自国領におびき寄せ、自国領を焼き払って窮乏させた焦土作戦は有名ですが、またその背後にはウクライナ独立を願うコサック(戦闘集団)の頭領を押さえつけて、ロシア側に引寄せることにも成功していた。

今も昔もずっとウクライナというのはロシアに蹂躙されてきたのでした。

王家は滅びても王家になりたい人はいくらでもいる



p231エピローグより抜粋


 ヨーロッパの王家のかなりは、20世紀の2つの世界大戦を経て、消滅してしまった。それでも、ヨーロッパにはいまだ王家(公家)のある国が残されている。
 イギリス、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、ベルギー、オランダ、スペイン、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン、モナコの10カ国である。このうち、ノルマン人の建国系統としてあるのは、イギリス、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンだ。
フランスに発するブルボン家があるのはスペインとルクセンブルクとなる。
 ただ、この先、10の王家が存続していく保証はない。人口5000万人規模以上の「大国」で王家が存立しているのはイギリス、スペインのみであり、あとの国では人口が少ないゆえに、王家でまとまっているといったところだ。
(抜粋終わり)


王家は無くなっていくでしょうが、ヨーロッパの歴史をみれば王家がない時代はないし、王家には成れませんでしたがナポレオンは3世(幕末の頃の実質のフランス支配者)まで続きました。

ロシアのプーチン、中国の周近平だって行動原理は、自分が王となりその家系を王族として統治するという意志があると自分は思っています。

だからこそプーチンも周近平も天皇家には敬意を払うのです。
  |  このエントリーのURL  |   ( 2.9 / 403 )
いま読んでいる本、これから読みたい本 
Monday, January 17, 2022, 11:24 AM

世界史とは壮大な”家族ゲンカ”の歴史だった!?
「ヨーロッパ王室」から見た世界史 内藤博文著 青春出版


日本に住んでいるとヨーロッパ人の肌感覚っていうのがあんまりピンときません。

とくに姻戚や血縁といった閨閥(けいばつ)ってのが、歴史を理解する上では欠かせません。

大河ドラマもヨーロッパ史も同じ構造

歴史が好きか嫌いかは、結局のところ関係性をちゃんと理解できているかどうかなのでしょう。

新聞広告にちょうど自分が求めていた直球ズバリのタイトルが目に入ったので、購入してみました。

王室は現代でも大きな影響を与えている



王様が居るなんて中世時代じゃあるまいし、なんて時代遅れなんだ!人類平等の世にまったくそぐわない!

そんなことを言う人も多い。

日本も世界からみれば”王様がいる国家”(kingdom)です。

世界標準(world standard)にあわせて日本も王政(皇室)を廃止してしまえ!と声高にいう方もいますが、

自分はそのようには思っていません。

むしろ形の上でも王様がいるかいないかで、国民(nation)としての意識が違うと思うのです。

王政を嫌う国は共和国と言いますが、共和制国家は国民から信託された大統領に全面的な権力が集中します。

そしてポピュリズムに基づいた過激なリベラルや極端な排他主義に走りやすい傾向がある。

自分は王室(皇室)こそ国民が全力で護らなければならない存在だとずっ〜と思っています。

読み終えたら、ここに感想を載せたいと思います。

同じ広告に昨今の資本論ブームに乗っかったものと文系のための数学入門書が掲載されています。

もうねえ、腹一杯です。

文系向けと謳った数学書ってどれも似たり寄ったりな内容で、身近な数学の応用を紹介しているだけです。

もし数学を理解したいと思ったら

高校の教科書をもう一度読み直す方がずっと有益です



文科省が定めた指導要綱の範疇で逸脱しないように細心の注意をもって書かれている。また生徒が袋小路に迷わないようにあえて

ぼやかした部分もあります。

たとえば整数論で素数なんて”自分以外しか割り切れない数”程度の説明で素因数分解へと進んでしまう。

もし、素数を深く知ろうなんて思い立ったら、その先は神学論に行くしかない。だから日本では数論(や集合論)はさらっと終えてしまう。

他には物理と数学は表裏一体で両方を行ったり来たりすることで微分積分の理解が深まります。

ただ物理も微分積分から相対性理論、さらにその先(宇宙論や素粒子理論)へと行ってしまうと袋小路になるので、そこは大人の事情でぼやかしてある。

よく微分積分で使われる文言「限りなくゼロに近づける」がありますが、あれってどういう意味なのか理解したいと思うほど、なんだかわからない。

同級生で「数学でそんな感覚的なこと言われてもわからん!」と悩み抜いて(そして落第した)奴がいました。極限ってどこまで行けば極値なんだと数学の授業で悩んでました。

でもいまでは、その彼も大阪では有名な難関高校の人気数学教師です。

数学や物理はそもそも哲学であり”文系”の王道である




昨日の読売新聞にはヴィトゲンシュタインという名前を見つけました。技術評論社では「暗号から学ぶ代数学」(川添充著)が載っていました。ヴィトゲンシュタインは個人的に今一番注目しているドイツの哲学者です。

暗号ってどうやって作るのか?

子供の頃、暗号文づくりってやったことないでしょうかねえ。

自分が小学生のとき流行りました。あいうえお順を3文字ずらしてみたり、逆順にしたりとそれぞれのグループが工夫してノートの切れっ端で伝言文を回す遊びです。

原始的な暗号文はみなさんも日常的に使ってます



えっ!?俺はスパイごっこなんて生まれて方したことがないぞ?と思われるでしょう。

これですよ、これ。あなたが”今読んでいる文字”、これこそが暗号文の元です。

画面に表示されるまで、文字は単なる0と1の電気信号にすぎません。

コンピューターのOSには文字を解読するための表が内蔵されています。

01000001という信号が来たら”A”と表示し、01100001という信号が来たら"a"と表示する"規則"にそった処理をしている。

なんだ・・・あたりまえじゃないかと思うでしょう。

でもこの”規則”を書き換えたらどうなるでしょうか?

変換の規則を変えてやれば、出力は暗号文になる



たとえば3文字ずらすという行列関数と順番を逆にするという行列関数を組合わせる。
そうすればより難解な暗号文が出来あがり。
(注:行列関数とは図で言えば拡大や縮小、回転や反転といった処理を一発で行える代数学の基本です)

1960年代まではこれが主流の暗号方式だったのです。ドイツ軍が使用していたエニグマは変換規則を何段か繰り返して、変換の法則を見破れにくくしていた当時最強の暗号作成機です。

数学的に言えば、多段の行列変換です。

これを破るには、逆行列を掛けていけば平文(元の文章)ができあがります。

イギリスの天才数学者であるアラン・チューリングが原始的コンピュータで初めて成功させたのです。

「暗号から学ぶ代数学」は高校生でも十分理解できると思います。面白かった。

逆に言うと、将来コンピュータプログラマーになりたいのであれば、これぐらいは読めないとその先にあるAIなどの先端技術には辿り着けないでしょう。

過去ログ:
コンピュータ技術者の夢は『生命体の創造』である
ウィンブルドンの貴賓席
映画イミテーションゲーム(The Imitation Game) を観てきました
  |  このエントリーのURL  |   ( 3.1 / 36316 )

進む