110年前から不倫と中途退職は悪徳なのです(夏目漱石「門」) 
Wednesday, January 27, 2016, 04:14 PM
1/27 晴 10時 浅草での空間線量は21ベクレル/立法メートル

新聞で読んでいるのは連載小説ぐらいです。あと昔は読むことは無かったのですが、日曜日の書評欄は目を通します。

朝日新聞で再連載されている夏目漱石「門」は、平穏を乱される宗助夫婦の諦観と救いの葛藤を描いた漱石の代表作です。

今日の連載からヤマ場となる、やっと寝取った妻御米の元夫安井が主人公宗助の前に偶然現れます。大家の坂井は文化人で宗助と気心が会い、紹介されるのが安井です。

なんていう運命のいたずらか・・・

自己中心主義(エゴイズム)と世間の道徳観の乖離に漱石は苦しんだ



明治文学の特徴は知識人(インテリ)の葛藤がすべてといってもいいかもしれません。
わかるぜ〜漱石(主人公宗助)の気持ちが・・・。

男の世界は明治時代からなんにも変わっていないような気がします。
その点、女の方が実ははるかに解放されているのではないでしょうか。

経済成長期にOL(Office Lady)という言葉が流行り、80年代の男女雇用均等法が施行されたあと、今ではさらに地位向上だと女性の管理職の割合まで数値目標になっています。

結婚観・恋愛観は男はたぶん変わっていないと思いますが、その女性の<押しつけられた平等意識>により若い女性の結婚観はここ20年30年でずいぶん変わったと思えます。

欲望こそが善であるかのように、エゴイズムをひたすら放任しているのが我が国の現状です。
別に悪いことじゃないかもしれませんが、これじゃあ男はやるせないよなあ(笑)

女性タレントと新婚ミュージシャンの不倫騒動、芸能事務所の後継者内紛でのグループ解散騒動、このどちらも私欲を押しつけた女の闘いじゃないですか。

世間には関係ない話ですが、ゴシップ誌では売れる記事として書き散らされて、日本中がバッシングしているかのように書き立てています。

「門」の宗助と御米夫婦は勘当や親族からの蔑視に耐え、身体の弱い御米に子供を授からないのも、道徳に反した天罰だとこの夫婦は寄り添いひっそりと暮らしています。

今でも不倫の末に結ばれた夫婦であると周囲がわかれば、それなりに白い目で見られるのは覚悟がいるでしょう。
ネットで不倫タレントという検索ワードがあることからも、うかがい知れます。

男目線ではタレントの不倫なんてどうでもよいのです。所詮我々も動物ですから雄と雌が燃え上がるのは仕方がないでしょうよと思うし、既婚者ならば「この相手の男、うらやましぃ〜」と100%思っているはず。

なぜなら男は本来、自分にはそのように燃え上がるほど好意をもってくれる女性がいないと思っているから。もし居るとしたらそいつは女の感覚を持つナルシストでしょう。

女性誌でよく叩かれた俳優日野正平さんの昔を知っている年配の方は褒めちぎってましたことからも男と女では180度結婚観が違うことがうかがい知れます。

たちが悪いことに

既婚者を奪うことは絶対悪というこれまた女性エゴイズムの台頭


です。

メディアの報道が悪のりしているとしか思えません。もちろんネット住民の半数を占めるであろう女の重要な話題でもあります。
女の敵は女で、女性の共通する格好のターゲットとして女性タレントが血祭りに上げられているだけです。

女性が女性に対するバッシング(批難)のプロセスは110年前から、それ以上昔から何も変わっていないのだということ。

不倫と中途退学や中途退職は落伍者として見なされる風潮がいまでも根強いことが「門」を読めばよくわかります。

宗助はこの後鎌倉の禅寺に籠もることになりますが、何も得られずに小説は終わります。
いくら自分が無欲になっても、人間社会が低俗な欲で成り立っている限りそりゃ無理です。

キリスト教カトリックの宗教規律から解放された個人主義・平等主義が近代思想の根源となりました。
その最先端を走るとこっぴどく叩かれますし、日本では異端とされます。

フランス大統領なんて愛人関係をゴシップ誌にバラされても、それがどうしたと開き直りますし、フランス国民もそれだけ魅力(財力を含む)があるのだろうから仕方ないと納得して、そこで追求はおしまい。

不倫は個人間の問題であり、当事者の話し合いや金銭での償いで決着すればよいだけということ。
これがヨーロッパの実在主義(唯物論)ってやつです。

日本には近代哲学の基礎がなく、いまだ観念論ばかりです。それも教養を感じさせない女性視点の悪質なもの。

観念論ばかりのメディアには反吐が出ます


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今後電力自由化とガス発電設備の普及で寒冷地方には恩恵があるだろう 
Tuesday, January 26, 2016, 02:54 PM
1/26 晴 10時 浅草での空間線量は17ベクレル/立法メートル

寒いです。一日中エアコンが稼働しています。
鉄筋コンクリートのマンションですから、それほど室内が冷え込むこともないのですけども、それでも朝方には起きるのがおっくうです。

今までいろんなタイプのマンション/アパートに住んできましたが、鉄骨造のマンションは断熱が弱いので冬の寒さには閉口しました。

鉄骨造りといっても鉄骨にコンクリートを打った建築物はまだマシです。
床もコンクリート(スラブ)ですから、防音がしっかりしていれば厚みがあるので音も響きにくいです。

最悪なのは、床がデッキプレートという鋼板にコンクリートを流しただけの床です。
高層の商業ビルや高層マンションは重い床が使えないので、たいていは鉄骨に山谷のある鋼板(デッキプレート)を鉄骨間に渡してコンクリを打っただけの床です。

商業ビルでは床に電線類を通すために二重床となるので、まだ冷たさが伝わりにくいのですが、一般住居で二重床になっていないと、もろに鉄骨から冷気が襲ってきます。

鉄骨造り/デッキ床の安普請マンションに住むと、冬は楽に凍え死ねます(笑)
ガンガン暖房を効かせても、足元からぞわぞわと寒さが襲ってきます。

建築現場の仮設建物を想像してもらえればよいでしょう。

超高層マンションに住んでいる方のお宅を訪問したことがありますが、風でもびみょーに揺れるんですよね。超高層建築は鉄骨に軽量コンクリートパネルをはめ込んだだけですから、断熱材を使っていても、基本は鉄骨で囲まれているようなもんなので、寒いんですよね。

その点低層のマンションでRC(鉄筋コンクリート造)は一日の温度差が緩いので良いです。
欠点は空間が狭くなる、間取りの変更ができない、取り壊しに多額の費用がかかる、コンクリの施工と質で寿命が決まるということ。

阪神淡路大震災で倒壊したマンションのほとんどは施工の手抜きや欠陥とも言われています。

鉄骨造りのマンションは一度でも火事にあったり、土台が錆ると躯体(くたい)の強度が著しく落ちるのでどちらが寿命が長いかはわかりません。

どのみち日本のマンションは50年あたりで寿命です。近所の上野には関東大震災後に建てられた同潤会上野下アパートが最近までありましたが、84年目で取り壊されました。10年前にここに越してきたときでも、外から見る限り当時でも樹木が生い茂ったお化け屋敷でした。風呂もなく、ガス管も腐食して使えなかったはず。水が出るかも怪しい。もちろんエレベータなどありません。

ほとんどコンクリの打ちっ放しに近い居住空間は寒かっただろうなあ。

それからも東京の高層建築物ってのは、多少の断熱材を入れる程度でそれほど進化したとも思えません。冬は寒い。
北海道育ちの友人も、東京の冬は暮らすのがつらいとぼやいていましたから。

断熱の効いた住宅の北海道にくらべて、東京の住居は安普請(やすぶしん)すぎるのです。

ニュースでは電力の発想分離により、売電業者がいろいろ立ち上がっていることを報じています。電話やガスなどとのセットですこしだけ安くなると宣伝しています。


ガス管があれば送電線はいらない?



都市ガス供給地域では、家庭用ガス発電機(エコウィル)や家庭用燃料電池(エネファーム)が使えます。これは発生する熱は給湯や暖房に使えるので、非常に利用効率が高いものです。

暖房ついでに発電もするので、寒冷地や熱を必要とする時期には大変電気代を軽減することができるのだとか。

もっとも夏場は使えないというデメリットがあり、エネファームは低周波音による健康被害も報告されているようですから、住宅密集地での普及はまだ先になるでしょう。(追記:低周波騒音は深夜電力でお湯を沸かすオール電化のエコキュート(ヒートポンプ)でもあるようです)

暖房費のかかる冬場だけでも、ガス発電装置を回せることができればいいのにと思いました。

これからは電力小売自由化によりオール電化住宅とオールガス化住宅の価格競争がますます烈しくなっていくでしょう。
ガス会社も発電事業に参入すれば、電力の基本料金も低くなるでしょうし。

ネットではオール電化とオールガス化のコスト比較は探せばいくらでも出てきます。いまのところは五分五分ですけども、これからは寒冷地においてはガス化のメリットは多いのではないでしょうか。

都会のマンション暮らしには関係ない話です。
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医療現場の常識「緩和照射」(放射線は症状を和らげ、生活の質が改善される) 
Sunday, January 24, 2016, 10:58 PM
昨日の朝日新聞の記事です。
放射線治療は根治治療だけではなく症状緩和に用いられているということ。

医療現場では放射線の緩和効果に期待している


ということなのですが、なんせ専門医が少ないために人員がいないということ。

医学校で日陰の放射線科は人気がないからでしょう

根本治療よりもずっと低い線量の放射線は痛みや症状の緩和効果があることは医療現場ではよく知られているという記事です。

私がずっと唱えていることです。ホルミシス効果といわれている現象です。

微量放射線は痛みの軽減・症状緩和に効く


なんでこの効果を世間では軽視するのでしょう。

100年前にキューリ婦人がラジウムを発見してから、真っ先に用いられたのは癌(主に子宮癌)の疼痛緩和です。

ラッキー博士(Dr.T.D.Lucky)の論文では、大戦中に米軍が自国兵に行った人体実験の結果も公開しています。
余命数ヶ月の末期がんの患者に放射性物質(たしかプルトニウム)を直接静脈注射したという事例です。

多くのがん患者が予想に反してその後何年も生きちゃった!?



困ったアメリカ軍はこの結果をトップシークレットにしてしまったのです。恐るべき原子爆弾の原料であるプルトニウムが逆に病人を長らえさせる結果になったからです。核兵器は保持することによる恐怖で相手を怯ませることが目的ですから、とても都合が悪いのです。



検索キーワード:ラッキー博士:

国交省を頂点とするピラミッド型悪慣行業界
ラジウムで錆びた体を若返らせる!? |達人に訊け 中日新聞
免疫治療の国内初の承認薬 ニボルマブ (メモ)
福島第一原発3km圏でも10〜20μSv/h、実際はこんなもんです
毎時1ミリシーベルトまでは健康被害などない
ホルミシス効果はパンつくりで実証できる
放射線の生物学的効果 日本に贈る−視点 T.D.Luckey博士のメッセージ
トーマス・ラッキー(ミズーリ大学名誉教授)2008年の論文より
福島第一原発近辺はトレビの泉となる儚(はかな)き夢をみる
女性の感覚は馬鹿にはできないことと「復興」の意味
もっともな理屈の刷り込みに注意!(六城ラヂウムニュース Vol.17)


http://digital.asahi.com/articles/DA3S12173243.html?rm=150
(がん新時代:78)症状和らげる「緩和照射」 生活の質、改善に期待

■がんを知ろう

 手術、薬と並ぶがん治療の三つの柱に位置づけられる放射線治療。実は痛みや呼吸困難などの症状を和らげるために使われることもある。「緩和照射」と呼ばれ、生活の質の改善が期待できる。全身状態が良くなれば、その後に積極的な治療が受けられるようになる人もいる。

 ■低い線量、少ない体の負担

 茨城県に住む女性(70)は4年前、腰痛で歩くのもつらくなり、紹介で受診した筑波大付属病院で進行した乳がんだと診断された。腰椎(ようつい)への骨転移があり、腰の痛みはそのためだった。

 腰椎の神経が圧迫されるとしびれや歩行困難になる恐れがあった。抗がん剤による治療の前に、まずは入院して腰椎の部分に放射線を照射することになった。

 15回の照射が終わり、腰の痛みは次第に薄らいだ。腰をかばい、重いものを持たないようにしていたが、気にすることもなくなった。

 現在、抗がん剤を服用しながら通院を続けるが、筋肉をつけるために、近くの山にハイキングにも行く。「おかげさまで、普通の生活をしています」

 放射線治療には、がんの根治や再発・転移のリスクを下げるために照射する以外に、痛みや神経への圧迫を取り除いて症状を和らげる「緩和照射」がある。根治はむずかしい進行がんで生活の質を上げるためなどに使われる。

 筑波大の桜井英幸教授(放射線腫瘍〈しゅよう〉学)によると、根治目的の照射より通常、線量を下げて行われる。体の負担が少なく、高齢者や体力がない人でも受けられる。「症状をよくするためなので、線量を低くして副作用が出ないようにする」と桜井さんは話す。

 体の外から照射する方法のほか、骨転移が多発している場合は、放射性物質のストロンチウムを注射する方法もある。がんのまわりは骨代謝が活発になる。ストロンチウムはカルシウムと化学的な性質が似ており、骨代謝が高い場所に集まって放射線を出し、がんを攻撃する。

 ■骨転移の痛み・圧迫など軽減

 緩和照射の対象になることが多いのは骨転移だ。乳がん、肺がんなどさまざまながんで、骨へ転移することがあり、激しい痛みを伴うことが多いためだ。

 がんが脊髄(せきずい)神経を圧迫している場合は急を要することもある。状況によって骨の一部を切って圧迫を除く手術か、放射線の緊急照射を検討する。広島大の永田靖教授(放射線腫瘍学)は「足が動かない、尿意や便意がないといったまひ症状がすでに出ている場合は、早急に対処する必要がある」という。

 がんが血管を圧迫したり、圧迫で気道狭窄(きょうさく)になったりすると呼吸困難を起こすこともある。この場合も緩和照射でがんを小さくすれば、圧迫が軽くなり、呼吸困難がよくなることが期待できる。

 止血のために緩和照射をすることもある。がんの中の血管は脆弱(ぜいじゃく)で、出血すると、薬では止血できないことがある。貧血を防ぐために出血の原因になっているがんを小さくする。

 独協医科大越谷病院(埼玉県)の野崎美和子教授(放射線科)は「痛みや圧迫を改善することで、全身状態がよくなり、積極的ながん治療ができるようになることもある」と話す。

 肺がんによる気道の圧迫で呼吸困難になった70代男性の場合、同病院でまず肺に緩和照射を受けた。気道が広がり、呼吸困難はなくなった。その後、抗がん剤と線量を上げた本格的な放射線治療の併用で、がんが小さくなり、1年以上、無症状で過ごしているという。

 ■利用患者数、横ばいで推移 放射線専門医の不足も課題

 日本放射線腫瘍学会の推定では、放射線治療を受けた患者は2005年の約20万人から11年は25万人に増えた。その間、がんと診断された人は年間約67万から85万人に増えており、放射線治療を受ける人の割合は変わっていない。放射線治療を利用するがん患者の割合は欧米では5〜7割だが、日本では3割程度だ。

 「がん患者が増えても緩和照射の利用は増えていないようだ」と大阪府立成人病センター放射線治療科の手島昭樹主任部長は指摘する。同学会が調査で把握した骨転移に対して緩和照射を受けた患者は05年から11年まで毎年3万人弱で横ばいで推移する。

 京都大学の平岡真寛教授(放射線腫瘍学)によると、放射線治療を専門としない医師に利点が十分に理解されていない可能性があるという。平岡さんは「患者さんのメリットを考えると、放射線治療はもっと有効活用されていい」と話す。

 一方、緩和照射を効果的に行うにはノウハウや経験が必要だが、放射線治療の専門医そのものも不足しているという。同学会と日本医学放射線学会が共同認定する放射線治療専門医は全国で約1千人。毎年50人ずつ増えているが、がん患者の増加に追いついていない。厚生労働省の報告書では、20年には1700人以上が必要とされ、人材育成が課題になっている。
 (瀬川茂子)

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エルンスト・マッハの実証主義はかつて高校物理で必修だった 
Sunday, January 24, 2016, 12:11 PM
1/23 晴 10時 浅草での空間線量は16ベクレル/立法メートル

一昨日は早稲田大学理工学部応用数学科の小澤徹(おざわとおる)教授と兵庫県立大学物理部の下條竜夫(げじょうたつお)准教授とのお話を聞いていました。

小澤氏と下條氏は数学式だらけの現代物理の世界の住民です。科学思想について雑談されるというので、私も興味があり同席させていただきました。

下條竜夫氏の最新刊「物理学者が解き明かす重大事件の真相」では批判的思考(クリティカル・シンキング)こそが科学の基本であり、アインシュタインを代表とする現代物理学にはエルンスト・マッハ(1838-1916)の唱えた実証主義の重要性が増していると本書で述べています。

理論はわかったからとりあえず見せてくれ



一言で言えばそういうこと。

マッハは物理学の理論家ボルツマンを烈しく攻撃したことで知られています。ボルツマンもマッハの批判に苦しんで死にました。そのマッハも理論の実証に苦しんで死にます。天才同士の空中戦が1900年の原子物理学では繰り広げられていたのです。

マッハの系統の数学者と私が思っているクルト・ゲーテル(1906-1978:不完全性定理)の思想は小室直樹(1932-2010)にも引き継がれているように思えます。これが20世紀の科学思想の主流だったのでしょう。だから私の15歳〜20歳ぐらい上の世代は小室直樹をよく読んだのでしょう。(小室直樹は我が師である副島隆彦の師匠です)

理論家(数学者)である小澤氏はマッハの唱える実証の大切さはわかるが、数学理論で「実証したとする」という考えには違和感は全くないのだとか。なぜなら数式を提示されれば、その世界が動画のように目の前に見えるからだそうです。

アインシュタインに次ぐ超弦理論だとかなんとか理論もすべては数式でしか表現されていませんし、我々の住む3次元の世界観では説明されても理解できませんが、数学者という特殊な脳みその人たちは数式こそが実証成果だからです。

しかし一般人にとっては数式だけでは納得できません。
そこで現代物理(素粒子学や天文学)は、宇宙天文台や大型粒子加速器、カミオカンデといった巨大観測装置による実証が不可欠となるのです。

下條竜夫氏は兵庫県にある大型電子加速器(放射光)施設「Spring8」で研究する「実験屋」という実証を担当する研究者なのだとか。
表紙の写真にあるように、分析器が並んだ部屋が研究室のようです。

電磁波だらけで身体に悪そう(笑)

Spring8は強力な電磁石で光速まで加速した電子を目標に当てて、壊れ飛んだ素粒子で原子構造を解き明かすための巨大施設です。
とんかちで叩いて歯車になるまでバラバラにしてみて、飛び出たゼンマイや歯車で腕時計の構造を推測するというようなもの。

飛び出た素粒子で原子内部を推測するのですから、手元にある理論や定説で説明できなければなりません。
しかしまだまだ素粒子の世界はほとんどが実証されていない仮説ですから、すべて疑ってかからねば一流の研究者とは言えないのでしょう。

実証された理論以外は仮説にすぎない



これが下條氏の主張ですし、現代物理研究者としての矜持です。

数学者の小澤先生も高校の一番最初の物理の授業はマッハの実証主義の講義だったのだそうです。小澤少年は高校一年で衝撃を受けて物理学を目指したのだとか。

お二人とも高校の授業で研究者という将来像を描いたのだとか

私の唱える「高校で一生の生き方が決まる」という理論(笑)が実証されました。

私の高校時代に哲学のての字も習わなかったし、そんな高尚な話もなかったような気がするなあ。もっとも私は中曽根内閣時代の「ゆとり第1世代」です。今の40代、30代それ以下は授業内容でとても損をしています。

個人的には義務教育は理解できる奴だけ伸ばす、頂点の高いピラミッド型で構わないと思っています。
下層に合わせた腐った平等主義では、教育の質が落ちる一方です。

50代の小澤氏、下條氏は共通の話題であるマッハ思想、40代の私には初めて知った思想家と大きな隔たりを感じます。

科学立国が哲学軽視とは噴飯モノです



「科学的に正しい」ということは「正しくない」のです。再現したり、可視化して初めて正しいと言えるということを下條氏は再三本書で指摘しているのです。


せっかく早稲田大学理工学部にいるのですから、話題はSTAP細胞にも触れました。

早稲田で博士号が授与された小保方晴子さんですが、教授会で小保方晴子氏が在籍時に提出された博士論文を一旦保留ということで、再提出扱いにしたそうです。

つまり一旦授与した博士号を保留状態にした



これは早稲田の教授会でほとんどの教授が反対したのだとか。

取消は前代未聞ですし、博士号の授与機関である大学の存在さえも危ぶまれます。そこで世論の批判の高まりを逸らすために、小保方晴子氏に再提出を求めてその論文で博士号を与える落しどころで決着させたそうです。(現在も小保方晴子氏は論文を再提出されていません)

博士論文は下書きだったのを誤って期日に提出してしまったと小保方氏は弁明しています。
これは論文中に指導教授の訂正指示が書き込まれているので、下書きを博士論文として提出されたのは事実のようです。

小澤氏も下條氏も博士号の取消という前例のない処分には反対されています。
現実は、箸にも棒にもかからないようなコピペだらけのクソ論文でも博士号が濫発されている現状において、早稲田が体面を繕うために小保方氏一人を斬り捨てたのは愚挙であると言われています。

(国公立私大かかわらず、企業から金をあつめて、寄付口座に派遣された社員には1,2年でお土産に「博士号」をあげているのです)

ハーバードのバカルディ教授はSTAPに関わる特許をほとんど取得した



STAP細胞は、若林教授の実験では確認されていたのです。その研究の過程に、理研の思惑が加わり祭り上げられたのが、何も知らない未熟な研究者である小保方晴子氏であると下條氏は見ています。

もし、実際にSTAP細胞があるのであれば、ものすごく大きな国益の損失、そして国内研究者たちの失望を生み、日本の教育システムにも懐疑が生まれるだろうと予測しています。

1000回やって一つ二つ現象ができたという小保方氏の報告に対して、誰も1000回の実験をしていないのですから。

過去ログ:物理学者が解き明かす重大事件の真相 下條竜夫 ビジネス社
理屈の99.9%は仮説であるという科学的なお話
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31年使えればいいとしよう(愛用のG-SHOCK) 
Saturday, January 23, 2016, 12:34 PM
1/22 晴 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル

愛用の腕時計がとうとういかれてきました。ストップウォッチに切替えると数字が8のままで正しく表示できなくなったのです。
そろそろ3回目の電池交換と外装交換に出そうかと思っていたのですが、残念です。

高校入学で父親に買ってもらい、それから今まで腕にはめられていたものです。
故障しないことが売りですから、風呂も温泉もずっとはめっぱなし。

6年ほどでベルトが切れてしまい、ポケットに入れていました。
交差点で落としたことがあり、無惨にもトラックにひかれてしまいました。

さすがに目の前で轢かれたらもう駄目だろうと、拾ってみるとアスファルトにめり込んだ傷だらけの時計がそこにありました。
傷はついているが機能は全く問題なし

電池交換でカシオの修理担当の人が、この傷ついたG-SHOCKに驚いてましたっけ。
ガラス面も背面も傷だらけですが、電池を12年毎に入れ替えれば問題はありません。

下手したらこっちのほうが先にお釈迦になっちゃうのかいな・・・と思っていたのですが、そこまではいかなかったようです。

内部の電気回路が劣化してしまったようです。

想い出の詰った腕時計ですが、そろそろ引退です。

秋葉原で似た形のG-SHOCKを買い直しました。同じ形ですが暗闇で見やすいところがお気に入りです。古い方は麦球がぼやぁと灯るだけなので、眼を凝らさないと読めなかったのです。

同じ操作だと思っていたら、ボタンの機能割当がぜんぜん違う。例えばライトの場合、新品は右下ボタン、旧型は右上ボタンなどなど。

致命的なのはストップウォッチモードでの、リセットが一番押しにくい凹んだボタンに割り当てられていること。

今までは右側のボタン2つ(人差し指と中指)で計測できていたのに、ベルトを挟んで親指と人差し指で押さねばならぬということ。

爪が伸びていないととても押せない、なんじゃこりゃ

トレードオフでストップウォッチ機能は実質使えなくなったようなものです。
あちゃー、店頭でここまではさすがに確認できませんでした。

私がデジタル時計に求める最低の機能は、アラーム(目覚まし)があることとストップウォッチがあることですが、これじゃあ必要機能を満たしていません。周回タイム(LAPタイム)、通過タイム(SPLITタイム)といった機能があるデジタル時計はランナー用とか一部しかないようです。

これはこれでまあまあ気に入っているのですが、あいかわらず時計売り場で物色してしまいます。
もうちょっとボタンの押しやすいのに買い換えちゃおうかなあ
過去ログ:机の中で増殖する電卓たち
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ニット(セーター)もコンピュータが編む時代 
Friday, January 22, 2016, 12:18 PM
1/21 晴 10時 浅草での空間線量は16ベクレル/立法メートル
昨晩テレビ東京カンブリア宮殿という番組を観ました。

ニット編み機の紹介なのですが、手編みだと一ヶ月かかるものを1時間で仕上げてしまいます。
この編み機のメーカーは島精機という和歌山にある世界のトップ企業です。9割以上のシェアです。

100均の手袋も島精機があるからこそ



なんたって世界トップシェアですから、世界中で使われています。
イタリア製であっても稼動しているのは島精機のニット編み機です。ベネトン、プラダ、グッチ、マックスマラ、ZARA・・・

このように島精機って第二の豊田織機なんです。すごい企業だというのは有名です。

創業者であり発明家の島正博氏(78歳)が54年前に作った手袋編み機を元にセーターにもあてはめて1995年に無縫製セーター編み機を作り上げました。

80年代あたりまで和歌山地場産業の代表企業として知られてましたが、90年以降は編み機の世界企業とまで認知されるようになりました。

ここに就職すれば良かった(笑)(昨年会った同級生がここで管理職として世界を駆け回っています)

島精機がなければセーターはこんなに安価にならなかったといっても過言ではないでしょう。
だってどんなデザインの編み物でも、無縫製でささっと作ってしまうのですから。

ユニクロとかファストファッションと呼ばれるアパレルは島精機があるからこそなのです。
最新機ではコンピュータで設定すればあとは機械が勝手にニット製品を縫ってくれるのです。ニット帽子からセーター、カーディガンなんでもござれです。

アパレル業は設備産業でもある



この傾向は島精機が1995年頃に無縫製編み機を出したことで加速していくのです。

元々は母親の内職であった手袋の袖口の縫い合わせを、なんとか自動化できないかと工夫して自動ミシンを作ったことがきっかけなんだとか。豊田佐吉と同じようなストーリーです。天才少年と呼ばれていたのだとか。

この島精機の技術が、高品質良デザインの日本製ニットも支えています。

六城ラヂウムも日本製にこだわっています!





100%日本製(東京製)にこだわった、新型腰ベルトです。
生地は伸縮性のある薄手特殊メッシュ(日本製)で従来品よりもずっと薄くなりました。

そして滑り止めとして従来品はゴムを編み込んだリボンを使っていましたが、ここが結構蒸れやすいところでした。

そこで帝人ファイバー(株)が開発したナノサイズ超極細特殊ポリエステル繊維「NANOFRONT」を使用しています。
直接肌に触れるところであるからこそ、吟味した高機能材料をふんだんに用いました。

立体縫製でくびれた腰にぴったりフィットします。動いてもずれません。

素材は日本製、縫製は台東区、まさにmade in Japanです。

安心してお勧めできる自信作ができました!

でも裁断から縫製まで職人の手作りなんです・・・



腰痛にお悩みの方は心苦しいですが、発売まであとしばらくお待ち下さい。
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食品スーパーの品揃えが最近富に悪い 
Thursday, January 21, 2016, 12:08 PM
1/21 晴 10時 浅草での空間線量は16ベクレル/立法メートル

浅草は観光地として知られていますが、隅田川沿いの下町です。ですからスーパーもけっこうあって買い物にも便利です。
イオンや西友、中小スーパーの激戦地ともいえます。

特売品を売りにしたスタイルのお店も何件かあるのですけども、昨年からほとんど利用しなくなりました。
決して安くない上に品揃えが悪くなったこと。

経営の失敗は消費税8%に値上げした際に、全商品が10%以上値上げしたからです。
レジやPOS、コンピュータシステムにコストをかけられないので、10%になるならば最初から5%を10%にしてしまったわけです。

安売り店が周囲と比べてちっともやすくないので誰もいかなくなる
廃棄率を抑えるために生鮮食品の品揃えが悪くなると、ますます客足が遠のく

現在は早朝の開店時間を遅らせてコストを抑えているようです。
まもなく閉店するでしょうね。商品棚が空いているようなスーパーは誰も買いたくないですから。

もう一軒ある大通りの老舗スーパーは青果物と精肉が主なのですが、ダンボールで特売品も積み上げてあり、コーヒーやサラダオイルなどはよく買っていました。

ここも最近では食品メーカーが造り過ぎた余剰品、食品卸が賞味期限が迫った商品の叩き売りとかがめっきり減りました。

メーカーも卸も生産・在庫を極力絞っている



たとえば小麦粉や調味料は売れ筋しか置かないとか、同一メーカーしか置かないというような棚割りにしています。
食品卸から押し付けられたのであろう、売れそうにないインスタント食品が詰まれていたりと、小さなスーパーはどこも苦戦しているのだろうと売り場で感じさせます。

いまコカコーラの特売なんかやったって誰も買いに来ないですけどね。
缶コーヒーや清涼飲料水はどのスーパーも外に積み上げられてます。

あまり手に取りたくないのが、イオンのプライベートブランドの商品
選択する愉しみがないイオン系スーパーは理由がない限り足を伸ばしません。

雑多に積み上げられているお店がお気に入りだったのですけども、そういったバッタ系スーパーも曲がり角に来ているのでしょう。

カレー屋CoCo壱の冷凍かつの横流しで発覚した、スポット業者の不透明な食品流通に世間が注目しています。

消費期限、賞味期限のある商品なので今まではバッタ業者もそれなりに必然性があったのです。そしてこれからもなくならないでしょう。
どの業界でも現金買い入れ屋(バッタ屋)さんがいるようです。

ドラッグストアの店頭で特売されていた商品を追ったら、自社工場や協力工場の余剰品を横流ししたものだったとか、卸が現金化したものだったという非正規な流通だったという経験をしたことがあります。会社の上層部の指示なので見てみぬふりするしかないのですけどね。

資本主義というのは”造りすぎ”が必ず発生する



製造現場では需要予測にあわせて生産計画を建てますが、これが去年とかここ数年の平均といった大雑把な数量なんです。
しっかりした会社でも3ヶ月前あたりで確定します。

これが外れると、出荷待ちの倉庫が一杯になっちゃってえらいことになります。需要予測が外れると販売奨励金だとか付けて”押し込む”こととなります。

携帯電話の販売方法がその代表です。

非正規流津ルート(いわゆるバッタルート)はどの企業も存在しないし、関与していないと言うでしょうが、実際はどんな業種でも、大手企業でも管理者は一つか二つのルートを持っています。そして存在悪として経営者からも黙認されているのです。

売れないものや腐るものを長く寝かせておくことはできませんから。

カレー屋CoCo壱が廃棄カツの処分ルートには関与していないと発表していますけども、3万枚もの牛肉は現金化のために廃棄したことにしたのだと思います。消費期限の長い冷凍食品は裏金作りには最高の小道具なのではないでしょうか。

とにかく、これからは特売品や激安という看板商品は店頭から消えていくでしょう。
共産国家かよ・・・
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植木も30年もほったかしにすれば太く立派な木となる 
Wednesday, January 20, 2016, 11:46 AM
1/20 晴 10時 浅草での空間線量は18ベクレル/立法メートル

東京は雪で交通が乱れているにも関わらずあるお宅の雑事を手伝ってきました。
最大の仕事は庭仕事
夏場は暑いし蚊もでるので、下草が枯れた今のうちということで、朽ちたフェンスの取替えや樹木の伐採の手伝いをしてきました。伸びすぎたクヌギとケヤキを切り倒します。

たんに枝を切り払うだけだろ簡単に考えていましたが、田舎とはいえ道路に枝葉や幹が落ちたら大変なことになります。(もちろん道路にも人を配して注意しながら作業を進めます)

木を切り倒すのでも、少しずつ輪切りに切って落としていくのです。
はらった枝や幹を私がかたづけるのですが、ここで悲劇が!

腕の太さぐらいの枝が私の脳天を直撃w

葉が茂っているので、バサっと落ちてくるだけなので、傍目(はため)では軽そうなのですけども、それが自分の真上に落ちてくると、結構重い<あたりまえ

寒いから毛糸の帽子(ほんとうならヘルメットが必要)をかぶっていたので怪我はしなかったのですが、野球のバットぐらいの太さの枝でも頭に当たったら、たんこぶでは済まないです。

1mぐらいに切り刻まれた直径30cm近いクヌギやケヤキの丸太を運びますが、どちらも重い重い。短い丸太じゃねえかと持ち上げるのですが、30kgはあるんじゃないかな。生木はずっしりと重いのです。
それを木こりは傾斜地で運んだり、チェーンソーで切り刻むのは大変な作業だと身に沁みてわかりました。
(本職はチェーンソーを片手で扱います。素人がそんなことをすると大変危険です)

半日木こりの真似事をさせてもらっただけで手の握力がなくなりました。箸を握るだけでも億劫です。

このお宅はバブル期に建てられたもので、その際に植樹されたものだということです。
ところが30年も手入れもせずにされていると、枝葉が伸びすぎて庭を覆うようにまでなってしまったのです。

草木ってすごいものです。蔦(つた)も昨年だいぶ刈ったのですが、また伸びてきています。もし植栽の手入れをしないとあっというまにオバケ屋敷か廃墟のようになってしまうでしょう。猫の遊び場になってます。

7人で作業すればあっというまにきれいになりました。そして日当たりの良い庭となりました。
建築時の工事写真を見せてもらいましたけど、その時は何もない赤土の土地です。

それが30年も経てばこれだけ太い木が茂ってしまうのだな。

都心の密集地では、庭木がトラブルの元になっていたり、相続しても放置されている空き屋も多いのですが、解体の邪魔になるのが茂った樹木なんだそうです。

リフォームを紹介するテレビ番組ビフォーアフターでも古家の木がトラブルになっているという例もあります。練馬の立川談志の家がそうです。

蔦が日本全国で増殖しているそうで、下草を刈っておかないと蔦が絡まって、ジャングル状態になることもあるそうです。これは山土を盛り土で使われていることが原因なんだとか。

高齢化してくると、庭木の手入れといっても簡単にできなくなります。大きくなると、もう本職に委ねばならないですし、それなりの費用がかかるでしょう。

広くて明るい庭っていいなあと思っていましたが、ちゃんと刈り込まれたお庭の家を通るときは、また見る目がかわりました。
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北朝鮮の水爆は京都大学型水爆と呼ばれているのかもね 
Friday, January 15, 2016, 02:30 PM
言論プラットフォーム・アゴラに興味深い記事がありました。
澤田哲生氏は御用学者との非難にもかかわらず、原子力発電は擁護派です。
原発に対しては私と非常に近い考えを持つ方だと言えます。

物理学者の分析する北核実験-リスクは拡大
澤田哲生 東京工業大学原子炉工学研究所助教 工学博士

http://agora-web.jp/archives/1666773.html

要約すると、水爆の証拠はないが、過去の実験の系譜を鑑みれば水爆である可能性は十分高いということ。

前回の地下実験(2013年)では高濃縮ウランの中心に重水素と三重水素を組み込んだブースト型原爆というやつです。これの利点は

・同じウラン量でも核分裂反応の効率が飛躍的にあがる
・同じ爆発力であれば小型化ができる

つまり核融合と核分裂のハイブリッドということ。そして最大の特徴は

重水素と三重水素の量で爆発力を調整できる


ということです。

ですから地下実験の地震波によるマグニチュードで爆弾の種類はあくまでも推定でしかないということ。また地盤や実験空間でも伝播する地震波の強弱に影響があるので、いっそう信憑性はないとのこと。

ロシアでは地震波をださない核実験のノウハウを持っているようですから、北朝鮮がその技術を持っていたとしても不思議ではありません。

水爆の証拠、半減期の短いヘリウム4を検出することはできない



地下実験からわずかに漏れたヘリウム4は空気よりも軽いのであっというまに上空に昇ってしまいます。それを日本の上空で捕まえることなど難しいのは想像に易いです。それも通常存在するヘリウム3の100万分の1の比率(1ppm)です。

ヘリウムは大気中には0.0005%、すなわち5億分の1しかないので、それの100万分の1ということは10^-14(10のマイナス14乗:パーセントでは100兆分の1%)という超稀薄な物質を検出できるかということです。

ヘリウムを検出することはできても、それを質量数が3と4に分けることなどできません。ウランの精製過程を知れば納得できるはずです。それほどわずかな質量数で物質をわけるのは膨大な時間とエネルギーが必要なのです。

北朝鮮の核兵器開発のルーツは京都大学にあり?



これはびっくりしました。

京都大学で人工繊維や合成ゴムなどの化学工業で多大な功績を残した喜多源逸(きたげんいつ)という人で学んだ李 升基(リ・スンギ)という科学者が戦後は帰国し、朝鮮戦争後は北朝鮮で化学工業を主導していたと言うこと。

李 升基博士が記した『ある朝鮮人科学者の手記』(1969)という本が根拠とされています。

しかし、どうもこれは北朝鮮のプロパガンダのように私は思えてきます。北朝鮮は夢の国のように喧伝して帰国を促そうとしたため、朝鮮総連側が流したものでしょう。

北朝鮮の帰国事業のその後の悲惨さは梁石日(やんそぎる)「血と骨」などを読めば想像が付くでしょう。

参考URL http://blog.goo.ne.jp/parksangyoung/e/c0b2561390ab5b72f0ba5eded2354186

Wikiediaの李 升基のページには1967年に寧辺原子力研究所所長に就任と有ります。

ということは日本で発刊された手記は、原子力所長時代は書かれておらず、あくまでも化学繊維産業の立ち上げまでしか記載されていない可能性がたかいし、原子力研究所所長という肩書きもないと思われます。

ますます工業力を誇示するためのプロパガンダの疑いが強くなります。

さて、なぜ化学繊維の専門家である李 升基博士が核研究に携わることができたのでしょうか。

京都大学の原子核工学は喜多源逸一派の流れを汲むから



化学反応、化学結合を研究することは原子構造を研究することと同じだからです。京都大学の福井謙一氏(1981ノーベル賞)も李 升基と同門と見ることが出来るのです。

戦前・戦中でも理研の仁科芳雄を中心に核分裂の研究がなされていたことはよく知られています。

ウランの抽出技術は少なくとも李 升基が京都大学で学んだ化学プロセスが使われているはずですし、戦後は左翼系の多い京都大学ではロシアからも核技術を密かに持ち込んでいたとしても不思議ではありません。

それが帰国事業で北朝鮮に渡った研究者たちが持ち込んだという推測も十分あるといえます。
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デビット・ボウイが金融業界に遺したモノは 
Friday, January 15, 2016, 11:55 AM
1/15 晴 10時 浅草での空間線量は28ベクレル/立法メートル

ロイターのホームページに興味深いコラムが掲載されていました。
69歳で死んだデビッド・ボウイは版権の債権化を行った先駆者であったという記事です。

このボウイ債は過去の楽曲の著作料を証券化して5500万ドル(約64億円)相当だったとのこと。その後ジェームスブラウン、アイアンメイデンも続いたのだとか。

発行して得たお金は何に変わったかというと、めぐりめぐって英国での携帯電話の基地局や銀行の貸出で使われたので、それなりに社会寄与したと締めくくっています。

ユダヤ資本は証券化が大好きですなあ。

お金くれたら分け前をあげるよ



凡人がこんなことを幾ら言ってもびた一文集まらないでしょうが、なぜか証券(株式)化と呼ばれれば、お金出してもいいかなと思っちゃうのでしょうか。

もともと証券(株式)とは大航海時代に冒険家が航海の資金集めで始められたものだと言われています。
将来の利益を担保とした前借りです。

デビットボウイの曲がラジオやテレビで流れ続け、曲が売れ続ければ、その収益は本人ではなく証券保有者に流れていきます。
ですから、デビットボウイが死んで、世界中でかつてのヒット曲が流れれば、出資者たちは大喜びだったでしょう。

ちなみにビートルズ(The Beatles)の曲の著作権はマイケルジャクソンの遺産管理団体が所有しています。ビートルズの曲が流れる度に大喜びでしょうね。

資産担保証券(ABS)って、他にもよく知られているのは、「自分の生命保険の債権化」です。
自分の生命保険金を債権化して、死亡時には債権者に保険金が分配される仕組み。(債権とは期日/満期のある権利のこと)
ただこれは倫理的にはどうかという議論はアメリカでもあるそうです。

ボウイ債以後は特許収入などの証券化が活発になったとのことで、金融関係者にとってデビット・ボウイはヒット曲よりも知的財産の証券化で知られているようです。

音楽業界と金融業界とは結びつきを強めていく



クラウドファウンディングなどの小口から、大企業の本社ビル売却などニュースでよく紹介されています。直接金融の潮流は今後も続くでしょう。再び帆船がひしめく大航海時代の様相になっていくのかもしれません。

佃製作所(下町ロケットの下請会社)の非上場株式や債券がもしあったら、あなたは買いますか?

http://jp.reuters.com/article/column-bowie-financial-legacy-idJPKCN0UQ0L020160112?sp=true
Column | 2016年 01月 12日 15:43 JST 関連トピックス: トップニュース
コラム:デビッド・ボウイが金融業界に残した遺産

Neil Unmack

[ロンドン 11日 ロイターBREAKINGVIEWS] - 10日に69歳で死去した英国の伝説的ロック歌手デビッド・ボウイは、金融界にも素晴らしい遺産を残している。1997年にミュージシャンとして初めて楽曲を証券化、「ボウイ債」を発行した。

ボウイ債は後に格下げされたが、世界的な金融危機にもかかわらず、同債によって活気づいた風変わりな分野の資産担保証券(ABS)には本物の未来が到来した。

97年に発行されたボウイ債は、過去に発売された楽曲のロイヤルティーを証券化したもので、発行額は5500万ドル(約64億6000万円)相当に上った。その後、米ソウル歌手ジェームズ・ブラウンや英ヘビーメタルバンド「アイアン・メイデン」なども後に続いた。

ボウイ債の歴史は波乱に満ちている。ボウイのキャリアは97年よりずっと以前にピークを迎えていた。この年に発売されたアルバム「アースリング」では、電子音楽のジャンルの一つであるドラムンベースを取り入れたが、商業的には不振に終わった。ムーディーズは2004年、ボウイ債を格下げした。

それから10年後、サブプライムローンによる米住宅バブル崩壊に端を発する金融危機が発生。ボウイ債を定義づけた革新性は永久に汚名を着せられたかのように見えた。

しかし金融危機から8年後、意外なことに幅広い分野の風変わりなABSが活況であり続けている。米国の緩和的な金融政策や高利回りへの渇望から、投資家は国債や社債に代わるものを求めている。米国証券業金融市場協会(SIFMA)によると、こうしたABSは昨年、発行額全体の11%を占めた。これは、2007年とほぼ同程度だという。シティグループは今年、発行額が270億ドルに達すると推定している。

確かに、資産は単調なものかもしれない。だが楽曲の著作権収入を裏付けとしたABSは、分割ローンや携帯電話の基地局といった資産にも寄与している。風変わりなABSは革新の最前線であり続けているのだ。最近では、資金の貸し手と借り手をインターネットで仲介する「ピアツーピア(P2P)融資」やグリーンエネルギー融資などが初めて証券化されている。

とはいえ、伴うリスクは高い。ほとんど歴史のない資産はモデル化が難しく、規制や政府の介入による急激な変化に弱い。だがその大半は、すたれることなく、ボウイのオディティ(奇抜さ)を受け継ぐには十分なのだ。

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上海(シャンハイ)というゲームを思い出した 
Thursday, January 14, 2016, 02:06 PM
1/14 晴 10時 浅草での空間線量は26ベクレル/立法メートル

麻雀パイで遊ぶゲームに上海というコンピュータゲームがあります。積み上げられた麻雀牌を崩し合ういわば「麻雀牌の山崩し」です。
隅の牌で同じ図柄なら消せるという単純さで、暇つぶしには最適です。

WindowsVistaやWindows7にはあらかじめMahjong Titansという名前で最初から入っているので遊ばれた方も多いでしょう。

Windowsにあらかじめ入っているゲームはブラウザーで遊ぶこともできるようです。
http://mahjongtitans.com/

※ついつい熱中してあっというまに1時間ぐらい過ぎてしまいますから注意しましょう

日経平均が500円下がったと思ったら、また上げて、本日は700円近い大暴落です。
上海総合指数も3000を割って下げて昨年の下限を大きく下回りました。(2900近辺です)

現在の東京市場での株式取引は金融先物会社によるコンピュータ取引が大部分だそうです。

コンピュータによるプログラムで人を介さず自動的に買い売りが一秒間に大量の注文をすることが可能となりました。

極端に上がったり下がったりするのは、東京市場に直結されているコンピュータが一斉に売りの指示を出すからです。

HFTによるフラッシュ・クラッシュがとうとう現実化した



2年前の副島隆彦の学問道場の講演会で、株価が一方的に暴騰と暴落を繰り返す日が近いという警告を出していました。
講演会のタイトルは

高頻度取引(HFT)と株価指数先物がもたらす「連鎖する大暴落」

です。まさに現在連鎖中というわけ。

過去ログ: 
導火線の端で火遊びしている世界経済(連鎖する大暴落のメカニズム)

だんだん振り幅が大きくなってきました。最初は300円も暴落すれば大騒ぎだったのに、それが500円幅となり、今日は700円幅です。

一日で1000円程度の幅でも不思議ではない状況です。
今後の可能性としては30%(5000円)という下落幅もありえるということ。

ギャンブルとしては最高のスリルでしょう。上がるか下がるかのどちらかに賭ける単純なゲームです。
先物一枚だけでも数十万円の利益をあげられるか大損するかというのに、これからは100万円単位の損益です。こんなところに素人が関わることはないですね。

僅かな利益が非課税(それもたった10年間だけ)という甘言でNISA口座なんか開いた人は大変でしょうね。上がるどころか評価損です。

なぜこのような暴落が繰り返されるかというと、買い手が国内外の先物会社しかないということ。
それも同じような仕組みのコンピュータによる大量注文の自動売買です。

一秒間に何千の注文を出し、数分後には反対売買(決済)するほどの超短期売買です。
売りからではなく、必ず買いから始めるのもHFT(高頻度取引)の特徴です。なぜなら金利(貸し株代)が加わってしまうから、かならず買って売るという手順なのだとか。

この注文を出すコンピュータが、わずか数秒でも沈黙するだけで、市場からは買い手が消えて相場が下落してしまうのだそうです。
買い手が消えた市場では、成り行き売り(指値を指定しない売りの指示)があると、指値注文のある株価まで一気に落ちてしまうのです。

まさに積み上げられた牌が消えていくようだ


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国家資本主義の勝利(中国はギリシャ最大港を買収) 
Wednesday, January 13, 2016, 04:27 PM
1/13 晴 10時 浅草での空間線量は29ベクレル/立法メートル

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM12H8Q_S6A110C1FF2000/?dg=1
中国、ギリシャ最大港を買収 「一帯一路」欧州へ
2016/1/13 1:30日本経済新聞 電子版

 【北京=阿部哲也】中国国有の海運大手がギリシャ最大のピレウス港を買収する見通しとなった。地中海の要衝である同港を足掛かりに、欧州やアフリカへの経済・軍事的な進出を加速する狙いだ。中国の習近平指導部が推進する広域経済圏構想「一帯一路(新シルクロード)」の重要な拠点となる。中国はアジア回帰を強める米国へ対抗するため欧州での影響力拡大を急いでおり、各地で中国勢によるインフラ投資が活発になっている。(つづく)


中国の国有企業・中国遠洋運輸集団が3億〜4億ユーロでギリシャ最大のピレウス港運営会社を買収する見通しとなりました。

地中海の物流拠点を抑えたことで、一帯一路計画が大きく漸進したことになります。西欧とアフリカへ通じる陸海路の一大中継基地となるため、2009年から中国遠洋運輸集団が大型船用に浚渫や桟橋の増設、大型クレーンの整備を進めており、実質中国の港であったのが名実共に中国の港となったわけです。

それにしても国立オリンピックの競技場1/3、たった4〜500億円程度を日本が出さなかったのは、日本の官庁の大きな失態であると私は思います。

ピレウス港は商業港としてだけではなく、中国海軍の拠点としても使われるということ。
すでに中国の軍艦が寄港しておりギリシャの経済面だけではなく軍事面での連携も強まっていくことです。

 一帯一路のインフラ投資は東欧などでも広がる。昨年12月には国有大手の中国鉄路総公司がセルビアとハンガリーを結ぶ全長350キロメートルの鉄道整備に乗り出し、トルコでも中国の国有企業連合が大型港の買収を決めた。まずはトルコからギリシャ、中東欧に至る地域で交通網の整備を主導し、経済と政治の両面で影響力を広げていく戦略だ。


トルコから東欧へと港の買収、鉄道の整備を中国が進めています。

国家資本主義は国外資本に対しては強力なアドバンテージを持つ反面、一部階層の寡占や独占的な企業活動により政治への影響も強くなるため議会制民主主義国家においては諸刃の剣です。プーチンさんのような豪腕でないと逆に喰われてしまいます。

腐敗しやすい国営企業群を束ねる習近平さんはすごいもんだと感心します。血みどろで政権を握った者でしか手綱を握れないのが戦略的な役割をもつ国営企業なのでしょう。

副島隆彦先生が東欧で働く中国国営企業の作業員をみてすぐにわかったことは、全員解放軍兵士そのものだったということ。

中国国営企業=解放軍所有の企業



誰もが知っていることですが、アフリカや東欧のインフラ工事で汗を流しているのは、まさに中国人の頑強な兵士たちであることを改めてしったそうです。

軍隊という3K職場(危険・汚い・きつい)のプロですから、そりゃ日本の企業戦士たちも真っ青です。

財務省も中国の国家資本主義について考察はしているようです。
参考:https://www.mof.go.jp/pri/research/special_report/f02_2013_07.pdf
「世界経済危機を契機に資本主義の多様性を考える」財務総合政策研究所次長 田中修

国家資本主義体制は発展途上で起こりえる非効率な形態であるので、経済成長段階では早晩衰退していくという結論となっていますが、はたして一帯一路計画は今のところすべて順調に見えます。言うまでもなく、計画の中心はAIIB(アジアインフラ投資銀行)と中国国営企業群です。

これに軍事力(Power)が加わったら、ユーラシア大陸での中国覇権の完成といえるでしょう。
いやはやすごい時代になったもんだ。
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70年前から停まったままの自衛隊戦時医療体制を早急に改めるべきだ 
Tuesday, January 12, 2016, 06:52 PM
昨日の朝日新聞2面に「有事」をあえて想定されていない自衛隊の医療体制に対する問題が掲載されていました。

(変わる安全保障)戦傷医療構築、急ぐ自衛隊 演習で未熟さ露呈、改善迫った米軍
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12153560.html?rm=150

米軍との図上演習において、米軍との医療支援活動に大きな隔たりがあったという記事です。
米軍は戦闘後の民間人をふくめた医療支援行動の共同歩調を求めたことに対し、自衛隊は医療部門はあくまでも作戦行動の添え物扱いで、作戦が終了すればいち早く撤退準備をする態度に、米軍側が苛立ちを隠さなかったということ。

衛生科隊員は、自衛体内でも平時は国内医師法の制約で、医療行為が制約されているそうです。隊員の健康診断が主な任務というお粗末さ。

もちろん防衛医大内では、毒ガスによる負傷の治療や、銃創、火傷といった「有事」の治療法も研究しているのですが、それを外部に公開するのは左翼お花畑の非難を意識して、上部からは控えるように指示されてきたという歴史があるのです。

民間人の医療行為は民間医にまかせるという不文律ができていたとのこと。

外傷治療の経験が自衛隊は皆無



負傷した隊員を応急処置して後方に送るという一連の想定が米軍からみると、とてもお粗末なんです。
もっとも米軍はベトナム戦争、アフガニスタン、イラクと戦争をしてきているので、戦時医療体制は戦争の度に進歩してきています。

搬送後の死亡率はベトナム戦争の15.8%から9.4%に低減したとのこと。

一方わが自衛隊は、有事を想定してはならぬということで、野戦病院の設備は二人担ぎ込まれたらもう手一杯となってしまうと朝日新聞では指摘しています。

10人も負傷した兵士が来たら、8人は見殺しというのが自衛隊の医療体制ということ。また防衛医大の卒業生であっても7割が任官を拒否して民間病院に流出していってしまうのです。(昔はこんなに多く流出していなかったのになあ)

一部記事を抜粋します。

 昨年9月末、防衛省の医療・衛生部門の幹部たちは、発売されたばかりの月刊誌「WiLL」の記事見出しに度肝を抜かれた。

 「あまりにお粗末 自衛隊の医療体制」

 筆者は自衛隊医療の内情をよく知る東京都立広尾病院の佐々木勝院長。自衛隊の救護能力の向上のため、同省が4月に設けた有識者検討会の座長でもあった。


「あまりにお粗末 自衛隊の医療体制」で検索すると、佐々木勝氏の話の要約がたくさん出てきます。
佐々木勝氏は隊員の生命を軽視する政府に対して怒っているのです。

流れた血を誰が拭くのか



防衛省内でも戦闘での負傷を目的とした治療体制は文民統制の影響が強く、大々的には議論できなかったのです。米軍のに倣いコンバットメディカルコントロール体制を作ろうとしているのですが、なんせ政府が世評を気にしているので、血なまぐさい議論まではできなかったようです。

アメリカはイラク、アフガニスタンでは臨戦態勢ですから、兵士の究明には常に改善されています。しかし日本においては米軍の体制を真似ても具体性にかけるという不安を衛生科のベテラン隊員が述べています。

なんたって米軍の軍医や衛生兵と臨床経験が違いすぎるということ。それは国内では隊員の救命行為ができないという杓子定規な医療法にあります。

似たような問題で、消防署の救急隊員も救命行為は最近までできませんでした。AEDのような心臓ショックでさえです。

70年前から日本政府の医療にたいする特別視、それはロビー団体である日本医師会のエゴでもあるのでしょうが、

日本人の生命軽視、救命体制の放置は昔から変わっていないのでしょう。
そしてそれを後押ししているのは、日本人の心の奥底に眠る血なま臭さへの「穢れ」意識があるのです。

兵士の血を拭くことを他人任せ(ほったらかし)にしている政府文官たちに憤りを覚える記事です。
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10年国債で3%がインフレの分岐点 (物価の上昇は2018年あたりからと予想) 
Tuesday, January 12, 2016, 11:17 AM
1/12 曇 10時 浅草での空間線量は26ベクレル/立法メートル

床屋政談です。無責任で個人的なメモに過ぎないことをあらかじめ記しておきます。

吉田繁治氏の人気メルマガ「ビジネス知識源」を参照して、国債価格の反落はいつかという要点をまとめておきます。

全文はこちらで読めます
http://archives.mag2.com/0000048497/

日銀の国債買取はいつまでが限度か?

それは国債を買う金融機関がリスクを感じた時であるということ。リスク率はCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の価格としてブルームバーグで公開されています。これの危険水域は2%(200ベーシスポイント)を越えたあたりです。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=Cjgb1u5%3AIND

現在は50(0.5%)ですから、当分は安心です。

メルマガで吉田氏は
・年金者が取り崩すため貯蓄の増加率が減っていく
・企業の投資減少で内部資金が余剰となる

この2点から生産と需要のバランスが均衡する時期が2018から2020年頃と予想しています。
つまり銀行預金は企業の投資となるのですが、企業の資金需要が低迷しているため金利は低空飛行のままです。
これが貯蓄額と資金需要が均衡し出す2018年あたりからは金利は上昇していくだろうという推測です。

公共事業がインフレを加速させる


不況対策として新規国債の発行による公共事業を続けて需要を作為的に喚起させようとすると、今でもそうですが原料費や人件費の急騰を招きます。
これが貯蓄額と資金需要が均衡する2018年以降は、インフレが発生しやすい状況に陥るということ。

現在10年日本国債の利率は0.245%という驚くべき低金利のままです。

そして金利の上昇がおきると困るのが日銀と銀行です。
保有する国債の価値が毀損していくからです。(金利上昇=国債価格の低下)

ですから、この時点で日銀の国債の買取はできなくなっていくというのが吉田氏の予想です。

金融緩和策(国債の買取)を2018年以降も続けると、東京オリンピック2020年の頃には大きな物価上昇を招く可能性があるということです。
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ガソリンが消費されないと原油価格は下がり続ける 
Sunday, January 10, 2016, 01:48 PM
1/10 晴 10時 浅草での空間線量は28ベクレル/立法メートル

原油先物(日経ではNY原油と表記、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格)が33.16ドル/バレルとなっています。

あと2ドル弱下がれば2008年の最低価格31.41ドルを抜くことで、下落が続く傾向の底が抜けることになります。

心理的な節目である31.41よりも下げると、あとはどこで下げ止まるかはチャートでは予測は難しくなる。さらにズルズル下げるかも知れませんし、どこかで底をつけて反転するかもしれません。

たいていは抵抗線である31.41ドルを抜ければ、先物買いが手じまいとなるので一気に値を下げることになります。いわゆる投げ売り状態。

参考URL:Walk in Spirit
http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/201601070002/

原油価格が下がり続けると、何が困るかといえば中東、とくにサウジアラビアがいっそう苦況になるということ。

その波及は株式市場や債券市場にも広がっていきます。ペーパーマネーの引き取り手である産油国が一転して売りになるからです。

重油の需要が落ちているから原油価格が落ちているわけですけども、新興国の経済減速が鮮明になっているからに相違有りません。

ただ良くわかっていないのが原油価格下落のメカニズムです。

世界の自動車需要は上がっているが、低燃費化や不況感でこれ以上ガソリン需要が急増することは当面ないと思われます。
ですからガソリンの余剰感が強まっているのは肌身で感じます。

また大口の消費先である火力発電でも現在はガスが主流です。

火力といっても石炭は煤煙、石油は硫黄分による大気汚染が公害問題を引き起こしますし、とにかく石油や石炭の硫黄分は鉄を腐食させるので維持することも結構大変なんです。
その点天然ガスは大気汚染、また発電所設備を腐食させる心配は重油と比べて軽微です。こんな理由からも火力はガスが主流となっていくのでしょう。

ところが重油やガソリンの需要が減り出すと、精製過程で生じる他の石油製品(軽油や灯油、揮発性の高いもの、工業オイル、アスファルト・・・)一切合切の微妙な供給バランスが崩れ出すと言うこと。

日本ではディーゼル燃料がガソリンよりも低く価格が抑えられていますが、これはガソリン精製で生じる軽油を消費させなくてはならないという税の軽減といった国策によるからです。年がら年中道路を舗装するのも石油精製で排出されるアスファルトを使わなければならないからです。

ビニールやプラスチック原料もすべては石油精製産業から派生しています。
重油からガソリン成分だけ取り出せることができれば、まだ需給に対応できるのかもしれませんが、実際はガソリンを取り出せば他にも色々なものが同時にできてしまうのです。
それらが均等に消費されていけば問題がないのでしょうが、一旦供給バランスが崩れると、製品によっては品不足や過剰に陥りやすいのが石油精製会社の現状らしいです。

高価格なガソリンでトータルの利益を確保している



ガソリンや軽油が利益の柱であって、それ以外は副産物ですから赤字価格で処分していたのが実体だったのでしょう。
ところが経済減速や技術改革でガソリンの消費が落ち込むと、一転して石油精製企業(石油元売り)は精製プラントを動かせば動かすほど赤字となっていくという傾向になるわけです。

重油価格が下がると石油元売りは一息つけるのかと思いましたが、どうもそう簡単な話ではないようです。
精製コストをガソリンの販売で吸収していたのが、販売量が低迷すると精製プラントを維持していくことが難しくなるということ。

コンビナートに備蓄するのも上限があるでしょうし、ナフサ(プラスチックやジェット燃料の原料)価格も低迷しています。
アメリカのシェールオイル輸出解禁、産油国同士の対立、世界的な需要の減速などなど、石油を汲み出せば売れた時代が終焉しつつあるということです。

産油国と石油元売りは過剰設備、過剰生産で一蓮托生なのですね。

ネットゲリラのコメントを載せておきます。

http://my.shadowcity.jp/2016/01/post-8590.html#comments
ネットゲリラ:サウジアラビア破綻寸前
野次馬 (2016年1月10日 04:15) | コメント(6)


サウジが国営石油の株を売り出すというんだが、よほど追い詰められているのか。実は、サウジというのはさほど豊かな財政ではない国です。年間の歳入が16兆円で、日本の170兆と比べると1/10。それでいて人口は3000万人も抱えている。それが、原油価格の低迷でずっと赤字で、これからも好転の見込みがない。おまけに戦争まで始めちゃったw 戦争はカネかかりますw

サウジ国営石油の上場を検討 時価総額118兆円超も
サウジアラビアのムハンマド副皇太子は8日までに英誌エコノミストのインタビューで、世界最大の石油会社である国営サウジアラムコの株式上場を検討していると明らかにした。全株を上場した場合の時価総額は1兆ドル(約118兆円)超との見方があり、世界首位の米アップルの2倍程度となる。原油安の長期化で落ち込んでいる歳入を補うのが狙いとみられる。

石油しか売る物のない国で、その石油を産出するインフラを売っちゃおうというんだから、もうね、破綻寸前ですw

tanuki | 2016年1月10日 10:44 | 返信
石油産業というのは複合産業でして、原油から取り出せるすべての成分で需給が均衡していると経済効率が最大になるわけです。
しかし、その一部の成分でも余剰が出ると石油コンビナートを動かすだけ、不要副産物が増えてしまう。昔みたいに捨てるわけにはいかないので、貯蔵するだけでもコストがかかる。
微妙なバランスの上に成り立っているわけです。
なぜ結局欧米系の石油会社が世界市場を牛耳るかといえば、こういうバランスをキープしながら安定供給するだけの頭脳と計画性が産油国にはもともとないからです。
さてもっとも高額で売れていた成分がガソリンですが、ここが売れなくなってしまうと他の成分の売価を維持できなくなる。
いや、ほんのわずか需給が緩むだけで価格維持が難しくなる。
すべてのバランスが崩れだすのです。
ハイブリッドカーの普及というのはガソリンの需給を緩ませる要因になっているのは間違いない。控えめに燃費半分(プリウスクラスなら三分の一です)としても、それだけガソリンの在庫が積みあがってしまうわけです。
結局サウジが困窮するのは、作れば売れていた時代ではなくなってしまったからです。生産設備ごとというのはそういうことです。
しかし最大の打撃はシェールオイルの生産を始めてしまった米国でしょう。つくるだけ赤字が積みあがる構造ができてしまったわけです。
昨年末のアメリカの石油輸出解禁の意味はそういうことです。
これでアメリカの時代も終焉です。
少しずつ石油を使わない社会に回帰、創り出していけば、
エネルギー支配を武器とするユダ金も死滅するでしょう。

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MRI装置の低廉化で気軽にガン検診・・・知らずに余命判断される社会 
Saturday, January 9, 2016, 12:05 PM
1/9 晴 10時 浅草での空間線量は28ベクレル/立法メートル
あらっ、また空間放射線量があがった・・・

MRIがん検査、装置価格10分の1 キヤノン・京大
小規模病院で受けやすく
2016/1/9 2:00日本経済新聞 電子版

MRIの価格が従来の1割程度に抑えられれば、がんの検査の手軽な受診が可能になる
 キヤノンは京都大学と高額ながんの主力検査装置の価格を従来の1割程度に抑えられる技術を開発した。1台5億〜10億円する「磁気共鳴画像装置(MRI)」が対象で、導…続き


MRI装置は強力な磁力で臓器や血管まで鮮明に身体を輪切りでみることができる画期的な装置です。
レントゲンは血管や脳、臓器は普通は写りません。造影剤を注入してやっとみることができます。しかし装置は簡便なので広く使われています。(建前上はX線技師という有資格者による操作に限定されています。)

ところがキャノンがMRI装置の価格を一気に1/10にする画期的な技術を京都大学と開発したという日経新聞(電子版)の記事です。
MRIに不可欠な超伝導磁石をレーザー光とルビジウムによる磁気発生装置に置き換えることで、価格が数千万円程度にできる技術を開発したと言うことです。

大型の冷却装置が不要となるので現在のX線装置なみに小型となり、診断車に搭載ができるようになるとのこと。
このことで会社の定期検診にも使われ、検査が一般化すれば診療報酬も低下するとのこと。

MRIの世界市場は六千億円で独シーメンスと英GEが先行しているのだとか。
ここに日本製が風穴をあける可能性があるとのこと。

レントゲン装置とたいして変わらない数千万円程度の医療機器となれば、こぞって小さな医院でも置くでしょうね。

三菱電機もガン細胞を叩く粒子治療器の小型化を進めているとのこと。

他にもガン検診という金脈での新技術開発例が掲載されています。

・ニコン・東大が血液から30分で癌判定できる技術
・日立製作所・九大が100円程度で癌を判定するセンサー
・エフアイエス・京大が呼気から食道癌リスクを判定する技術
・京セラが呼気から癌を判別するモバイルセンサー

他にも尿と線虫で癌の判定という研究もどこかの大学がしています。

10年後20年後の健康診断はどうなっているでしょうか。呼気や尿だけで癌かどうかすぐにわかるようになるとさてどうなるでしょうか。

まず誰でも想像できるのは

生命保険会社は加入者にガン検診を義務づける



そして保険料を算定するでしょう。
本人にはなんの自覚がなくても癌細胞があるので保険料は10倍とか、極端に言えば理由もなく加入拒否されることになります。

あなたガン細胞があるから、癌保険も死亡保険も無理と冷酷に言われるようになるでしょう。
もしくは、肝臓癌と膵臓癌、大腸癌の場合はお支払いできませんといった付帯条件が付く可能性が十分に考えられます。

定期検診の結果は究極の個人情報となる



たとえば健康診断の結果を会社の管理部門が握っていたとして、昇進にあたり人事考課に健康診断も加わったらどうなるでしょうか。
この人は健康ですが、こっちは癌の疑いがあるので昇進は見送らせようとか、場合によっては主力から外そうという判断が下る可能性だってあります。

もしくは昇進を競う者同士で足の引っ張り合いに使われるかも知れませんし、就職での採用条件になるかもしれません。なんたって企業の健康組合はどこも青色吐息ですから、医療費を少しでも減らしたいのですから。

ガンの早期発見のメリットはあるのか



「あなたの呼気と尿・血液から推測すると、●●ガンの可能性があります。」
こんな一文が健康診断結果に表示されるようになったら、さあ人はどう思うでしょうかね。

1mmにも満たない微小なガン細胞を発見する技術がこれからもどんどん生まれてくるでしょう。
またDNA検査もいっそう低コストでできるようになります。

それがよいことなのだろうかと漠然と思います。

前向きにとらえれば、生活態度を改めて、よりよく生きるという希望が生まれるでしょう。本来したかったことや周囲への対応も変わるかもしれません。

一方で、アメリカの女優アンジェリーナ・ジェリーはDNAを調べると乳ガンの可能性が将来あるというだけで、乳房を取ってしまいました。こんな極端なヒステリックな反応をする人たちだっているでしょう。

知らず知らずに余命判断されている社会の出現



まるでSFの世界ですが、あと何年生きるかという究極の信用情報が大規模データベース社会において、生命保険会社や医療機関に確実に存在することになったのです。

厚生労働省・総務庁、年金機構も利用していくでしょう。
ビッグデータに健康状態(余命)も加わることで、あらたな権力が生まれているということです。

まさに80億人の監視体制とシミュレーションができあがりつつあるのです。

過去ログ:

検索キーワード:ビッグデータ:
「数学×思考=ざっくりと いかにして問題をとくか」竹内薫 丸善出版
統計屋が数学界では蔑視される理由
第五の権力 80億人の監視体制の完成
docomo携帯電話の利用者は151か0120ー800−000へ連絡をしましょう
国民総背番号制との統合を目指すビッグデータ保有企業達
IT産業は詐欺と断言した社長がいたなあ

検索キーワード:早期発見:
福島浜通りの現状:敵は放射線ではない (言論プラットフォーム アゴラより)
喫煙率が下がり肺がん患者急増の謎
薬を飲んで寿命が延びたという統計結果はいまだかつてない
社会コストを考えるとガン検診ほど無駄なものはない(メモ)
副島隆彦の掲示板で老医者の独白の衝撃がじわじわ広がっている
吸ってなくても!謎の肺がん急増中(NHK「ためしてガッテン」)--活性酸素
不快で非常識きわまる医療業界の常識
「メタボ」の次は「おっぱい」でがっちり儲けまショー
裕次郎とひばりはなぜ死んだのか(六城ラヂウムNews Vol.15)
ハイルシュトレンストーンご愛用の皆様へ(Vol.012)
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フランスで広がる反ドイツ主導(実体は第四帝国)の動き 
Friday, January 8, 2016, 11:14 AM
1/8 晴 10時 浅草での空間線量は24ベクレル/立法メートル
北朝鮮の水爆実験による上昇はみられません。中国の株式市場もサーキットブレーカー制度の廃止で少し安堵感が戻ったようです。

朝日新聞に昨日掲載されていたピケティのコラムです。(有料Webなので全文は掲載しません)
要約すると
欧州では通貨のみが共通である以外には各国の債務、利率、企業への税率はバラバラであること。
そこでフランス・オランド大統領はユーロ圏内のための新しい議会制度構想を支持しはじめたと言うこと。
オランドの主張は金融緩和を行い11〜13年で回復基調に戻したアメリカに対し、ユーロ圏では緊縮政策と増税のためGDPが急激に減少したことを問題視していると言うこと。

ドイツの財政規律厳守の姿勢がEUのGDPを抑制している



そのためには欧州中央銀行ではなくユーロ圏加盟国指導者が各国債務について話し合う場い、債務の軽減を協議し合う場が必要であるというピケティの主張です。軽減率は債務の増加率で、返済の猶予期間を弾力的に決める必要があるといいます。

そうしなければ卵を産む鶏を殺しかねないと、杓子定規に規定を押しつけるドイツの姿勢をピケティは非難しています。

そのためにもEUでは新たな民主主義(出資割合ではなく各国の人口比で構成される議会)が必要だと言うこと。
そうしないと人口が少なく租税回避の代表であるルクセンブルグに資本がいつまでも流れ続け、インフラや若者への支援策といった重要な政策にはいつまでも資本が流れないという現実をピケティが嘆いています。

フランス+イタリア+スペインでは人口比、GDPはEUの50%を占めるので、ドイツの25%に十分対抗できるというものです。

このままでは冒頭にあるように、(リベラルを標榜する)フランスでも右翼勢力が倍増しているように、左翼勢力まで右翼の論調が浸透しつつあるそうです。

私はピケティのコラムは必ず目を通しますが、なるほどEUの財政問題をこれほど簡潔に表わしたものはないと思いました。

欧州中央銀行がギリシャやポルトガルといった経済基盤の弱い加盟国に対し財政赤字の解消(債務の返済)を規定通り求めていることが問題であるということ。

EUという国家連合国は平等の発言を有していないためです。
そのためにも人口比にみあった議員数を各国が選出して、あらたなEUの議会が必要だというのがピケティの主張です。

多数決主義がよいとも私は思っていませんが、EU内での経済格差を緩和するには、こんなことぐらいしか無いと言うことです。

もし現状のままドイツの一人勝ちが続けばどうなるか



リベラルなフランスでさえ右翼の支持層が増えているのですから、ますます貧富の差が国家でも拡がり、ますます混沌としていくという結論です。

http://www.asahi.com/articles/DA3S12147300.html
(ピケティコラム@ルモンド)欧州の危機 ユーロ圏の新議会発足を
2016年1月7日05時00分

 2015年12月の地方選の結果の通り、フランス全体ではここ数年で、右翼が得票率を15%から30%まで伸ばした。40%を記録した地域も複数あったほどだ。背景には失業の増加や排外的な感情の高まり、そして政権与党の左派に対する強い失望がある。彼らがやれることはすべてやった。だから、これまでと違うことを試

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水爆と言えばビキニ諸島、そして第五福竜丸(朝日の場合はこうなる) 
Thursday, January 7, 2016, 03:43 PM
 朝日新聞だけは北朝鮮の水爆実験への非難として、第五福竜丸乗組員や第五福竜丸の見学者、ドキュメンタリー映画監督のコメントも載せています。

ここらへんが他紙(読売、毎日、産経、中日)とくらべて、朝日の紙面づくりが独特であると感じさせます。

<長生きしている>被曝者のコメントは、誰もが感じる常識的な反応です。
産経などの拉致被害者の会や北朝鮮の学識者のコメントのほうが、政治的な背景がわかって興味深いです。

http://www.asahi.com/articles/ASJ164WN5J16UTIL01N.html

62年前はソ連とアメリカが水爆実験をやりまくっていたことは、どの新聞にもありません。

そして現在では両国での核実験は行われていません。

反核兵器世論が両国の核実験を中止させた・・・わけがない



核実験を行わなくなったのは、既に爆縮の基礎理論が何百、何千回もの実験で確立したからです。

そして80年代以降はコンピュータの発達で大方正確にシュミレーションできるようになったからです。

単純計算を何兆何京回演算できるスーパーコンピュータの出現で、百万分の一秒、一億分の一秒、それ以上の精度で細かな圧縮や核融合・核分裂反応を計算により視覚化できるようになったからです。

元々スーパーコンピュータとは核兵器シミュレーションのために開発された物です。

ですからソ連(ロシア)とアメリカは国際的な非難を浴びるわ、軍事費を喰うばかりの核実験の停止に合意したのです。

核実験の禁止を他国に強制して優位性を維持した



表向きは核実験は無くなったことになっていますが、コンピュータ演算で十分となったのです。

自動車の衝突実験が今では自動車会社でもコンピュータで行うだけで、最後に一発検査機関でガシャンとぶつけるぐらいでしょう。

核兵器の保有を宣言している国が、こうも堂々と核実験をされて困るのは、実はアメリカであって、核兵器技術やノウハウの蓄積がない我が国にとってたいした影響はないと思うのです。

これを平和ぼけというのかもしれませんが、逆にこれ幸いに核武装論を振りかざすのも、単純すぎます。

なぜなら北朝鮮という国家は日本にとってたいした脅威ではないからです。


検索キーワード:第五福竜丸:

船上のメリークリスマス
長生きしたビキニ水爆被曝者など死亡記事ネタにはなりません(朝日新聞)
夢の島 第五福竜丸の死の灰
五輪で日本が勝てない最大の理由(スポーツを利権化する行政)
トーマス・ラッキー(ミズーリ大学名誉教授)2008年の論文より
女性の感覚は馬鹿にはできないことと「復興」の意味

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北朝鮮の水爆実験で浅草の空間線量が急上昇(18→25) 
Thursday, January 7, 2016, 10:37 AM
1/7 晴 10時 浅草での空間線量は25ベクレル/立法メートル

昨晩あたりから浅草の空間線量が上昇しました。
12月中はほぼ18前後で変化がなかったので、この急上昇は北朝鮮の水爆実験の影響である可能性があるでしょう。

ただし、25ベクレルという値は自然界の平常値内です



目の前の気圧計の針が、2ヶ月近く久しぶりに低下傾向を示しているので、晴天ですがこれから荒れてくるのだろうと、そちらのほうに興味があります。



過去ログ:気圧計(高度計)はアナログに限る
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物理学者が解き明かす重大事件の真相 下條竜夫 ビジネス社 
Wednesday, January 6, 2016, 02:24 PM
素粒子物理学という目に見えない世界を研究する下條竜夫氏による批判的思考法(critical thinking)の実例集といってもいい本です。

理系的な思考=critical thinking(クリティカル シンキング)とは
 ある問題について、自分がどの程度その内容を熟知しているかをはっきりさせる。そのことにより世の中の知識と自分の知識の違いが明確になる。そして、自分の知識をできるだけ世の中の知識と一致させる。これが批判的に考えるという本当の意味である。

 そして、その一種である批判的思考法(クリティカルシンキング)とは、自分自身がどこまで理解しているかを明確にすると当時に、世の中でそのことがどこまで明らかになっているのかをはっきりさせる思考法だ。
「それはすでにこの業界(あるいは学問分野)では当たり前のことですから、深く考えないでそう理解して下さい」というのが、この対極にある考え方だ。ここからは新しいアイデアはでてこない。だから、新しいアイデアを生む批判的思考法(クリティカルシンキング)は、ビジネス界でもてはやされる。
(中略)
 この批判的思考法(クリティカルシンキング)とは、実はソクラテスの「無知の知」そのものだ。

目次



第1章 理系の目からみた福島第一原発事故(1)
−福島第一原発事故の放射線物質表出量の過大評価とそのねらい

第2章 理系の目からみた福島第一原発事故(2)
−マスコミが伝えない原発事故の真相

第3章 福知山線脱線(尼崎JR脱線)事故は車両の軽量化が原因である
−理系の目から事件の真相を解明する

第4章 STAP細胞と小保方晴子氏について
−緑色に光る小さな細胞は本当に実在する

第5章 和歌山毒カレー事件の犯人を林眞須美被告と特定した証拠は本物か?
−理科系の「科学的に証明された」という言葉が、いつも正しいとは限らない

第6章 排出権取引に利用された地球温暖化問題
−科学では地球の未来はわからない

第7章 現代物理学は本当に正しいのか?
−正しさの判定基準は、物理学の体系との整合性にある

第8章 仁科芳雄(にしなよしお)こそが「日本物理学の父」である
−政治的に葬られた日本の物理学の英雄をここに復活させる


読んでいる途中なので、感想文はあらためて掲載しますが、理化学研究所(理研)という国の独立行政法人が他の国立研究機関とは異なる組織であることを初めて知りました。

素粒子研究第一線(下條氏はSpring8という巨大粒子加速器での研究者)にいるからこそわかる、組織の欠点を洗いざらい述べているのです。

STAP細胞<事件>は理化学研究所でしか起きなかった



何を事件とするのかというと、本書を読んでもらえばわかりますが、小保方晴子氏が実験データを捏造したという問題ではないことです。

ごく一部の正研究員(雇用が保障されている人)とほとんどが期間研究員であって、小保方氏の属する若山照彦主任研究員(現山梨大学教授)も期間契約であるということです。実績を積むことができなければ明日にでも解散という厳しい世界であるということ。
もともとはSTAP細胞は若山氏の発想からうまれた研究であったし、現実にGFPという蛍光体で発光した細胞は原因不明ながら確認されているのです。(ES細胞では光らない)

天才実験屋の小保方晴子氏をマスコミが集団リンチ



解散間近(全員退職)が目前の若山研究室、iPS山中教授に対するライバル心を燃やす故笹井副センター長らが功績を焦って未確認のGFPを大々的に先走って発表した・・・というのが真相のようです。

30という年齢でチームリーダーというまずありえない立場(予算枠は1億円もあるらしい)の小保方晴子氏を中世ごとくの魔女裁判にかけたのです。

1615回の細胞実験を繰り返せるのは小保方晴子氏以外いない


ネイチャーでの検証実験では小保方氏の実験回数より一桁少ない133回に過ぎないことを、下條氏は指摘しています。
1615回の異なる条件をすべて行ったわけではないということです。

不条理なマスコミによる煽動ははたして科学的でしょうか?
決してそのようなことはありません。

一例として過去にも同様にメディアが<袋だたき>した科学現象の発見報告がありました。

かつての常温核融合問題と同じ道を辿る



本書でも引用されていますが、こちらでも日経新聞Webから全文転載しておきます。常温核融合については過去にもブログに書いていました。
過去ログ:超先端科学って何をやってるのだろう

以下は常温核融合(元素変換技術)の最新記事です。読んでいただけたらわかりますが、科学者にとっては既に常温核融合は現実に行われているという認識なのです。

(追記:その後の感想はこちら
エルンスト・マッハの実証主義はかつて高校物理で必修だった


http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ040JJ_X00C14A4000000/?df=3
放射性廃棄物の無害化に道? 三菱重、実用研究へ
日経新聞 2014年4月8日

 三菱重工業は重水素を使い、少ないエネルギーで元素の種類を変える元素変換の基盤技術を確立した。原子炉や大がかりな加速器を使わずに、例えばセシウムは元素番号が4つ多いプラセオジウムに変わることなどを実験で確認した。将来の実証装置設置に向け、実用化研究に入る。放射性セシウムや同ストロンチウムを、無害な非放射性元素に変換する放射性廃棄物の無害化処理に道を開くもので、原発メーカーとして実用化を急ぐ。

■百数十時間で元素変換

クリーンルームで元素変換の実験に取り組んでいる(三菱重工の先進技術研究センター)
 3月下旬、米ボストンのマサチューセッツ工科大学の講義室。世界から集まった100人以上の研究者を前に、三菱重工・先進技術研究センターの岩村康弘インテリジェンスグループ長は「元素変換はマイクロ(100万分の1)グラム単位で確認できた」と報告した。多数の質問を受け、同社の実験を説明する理論の提案も数多く発表されたという。

 三菱重工の横浜市の先進技術研究センター。700を超える幅広い製品群を擁する同社の次世代研究を一手に引き受ける秘密基地だ。研究棟の1階の約3分の1を占めるクリーンルームで研究者が白衣に身を包み、約25ミリ四方の薄膜の金属板を装置にセットする。超高温や超高圧をかけることなく、数日で内部で元素が変わり、新たな元素が生まれてくる。


 具体的には厚さが数十ナノ(ナノは10億分の1)と極めて薄い金属のパラジウムと酸化カルシウムの薄膜を交互に積層した多層膜に変換したい金属を付ける。この膜に重水素を透過させると百数十時間で元素番号がそれぞれ2から4、6多い元素に変わった。

 セシウムはプラセオジウムに、ストロンチウムはモリブデン、カルシウムはチタン、タングステンは白金に変わることを確認した。特殊な薄膜に重水素を透過させる独自技術は日本での特許に続き2013年、欧州でも特許を取得した。

 先進研の石出孝センター長は「ここ数年で研究が大きく加速した」という。様々な手法で重水素の濃度を高めることで、新しい元素の収量がナノグラムからマイクログラムへ3桁増えた。測定精度も上がり、1平方センチメートル当たり最大数マイクログラムの元素変換を確認したとしている。

 セシウムの元素変換率は、ばらつきはあるものの100%近いものもあるという。元素変換を示唆するガンマ線も微量ながら検出している。同社はセシウムの場合、パラジウム多層膜の内部で4個の重水素が1個のセシウムの原子核に十分近づき、陽子4個と中性子4個が加わりプラセオジウムになったとの仮説を立てている。ただ、詳しいメカニズムや理論は分かっていない。

 元素変換は「エネルギー収支が合わず、従来の物理学の常識では説明できない」などの指摘がある。新しい元素の量が少なく「外から混入した可能性も完全には排除できない」との声もある。

■未知の現象を解明する実験

三菱重工が開発した金属の薄膜
 もともと低いエネルギーで元素が変わるのは、1989年に提唱された常温核融合と同じ考え方。1億度などという超高温でなくても核融合が起こり、過剰熱が発生するという夢の現象を再現しようと世界中で再現実験が研究されたが、ほぼ否定された。

 三菱重工も当時から研究を始めた。途中からエネルギーの発生を証明するより、元素の変換を示す方が実証しやすいのではないかと考え、元素変換に的を絞った。微量の元素が生まれたことは、兵庫県にある世界最高水準の物質分析技術を持つ大型の放射光施設「SPringー8」を使っても確認している。

 同社の研究に協力した独立行政法人物質・材料研究機構の西村睦水素利用材料ユニット長は「現在まだ解明されていない新種の元素変換反応の可能性を示唆している」としている。トヨタグループの研究開発会社、豊田中央研究所(愛知県長久手市)も元素変換の研究を続けており、成果が出ているようだ。

 昨年12月の東京工業大学。元素変換や低温核融合などをテーマに研究する研究者や技術者が全国から集まった。三菱重工のほか、大学の発表も行われた。岩手大学工学部の成田晋也教授もその一人。「未知の現象の解明を進める」ための実験を続けている。

2009年、三菱重工の元素変換研究を視察した有馬朗人元文科相(中)
2009年、三菱重工の元素変換研究を視察した有馬朗人元文科相(中)
 岩村氏は「元素変換を確信できる量が取れた。理論的なメカニズムはわかっていないが、我々はメーカー。次のステップに進みたい」という。大学の研究者の間でも「もっと変換の量が増えれば、文句がつけられなくなる」との声がある。

 三菱重工は実験の規模を拡大し、収量を増やし実用化のメドを付ける方針。これまで小規模な体制で先進技術研究センターで研究していたが、他の事業本部や外部の大学や研究機関との共同実験を増やす。

 金属薄膜を大きくしたり、ハニカム構造にして表面積を大きくしたりする方策などを検討している。放射性元素の変換の実験はまだ始めていないが、例えば放射性のセシウム137はユーロピウムに変換する可能性があるという。

 放射性廃棄物の処理以外にもレアメタルなどの希少元素の生成や、新エネルギー源としての応用を想定している。ただ、レアメタルや新エネルギーは既存技術があり経済性との比較になる。

 岩村氏は「現在、決定的な解決策がない放射性廃棄物の無害化は価値が最も高い。当社は原発メーカーでもある。10年後には実用化したい」という。

《記者の目》細々と続けてきたのが実情

 3年前の東日本大震災。放射性物質を拡散する東京電力福島第1原子力発電所の光景を前に、ある三菱重工業関係者は「元素変換をもっと大規模に研究していれば」と叫んだ。三菱重工は約20年、元素変換を研究してきたとはいえ、予算も人員も「細々と何とか続けてきた」というのが実情だ。

 三菱重工は1990年代前半に元素変換の研究を始めた。一般に内容が知られたのは、関連学会の論文誌に岩村氏が論文を発表した後の2002年ころだ。ただ、常温核融合の負のイメージもあり「現代の錬金術」との見方もされ、同社は対外的なアピールに慎重だった。

 岩村氏は技術統括本部のインテリジェンスグループ長という肩書を持つ。「技術もマーケティングが必要」との考えから10人のチームを束ね、エネルギー・環境分野を中心に他社の技術開発動向を探る。

 「グループ長の仕事に専念してほしい」と遠回しに元素変換の研究からはずれるように言われたこともある。社内の研究予算はついていたが「07、08、09年ごろはけっこう危なかった」という。

 岩村氏は「この10年で研究の精度が飛躍的に上がり、世界で研究仲間も増えてきた。中国の大学は我々そっくりの装置で研究している」と元素変換の認知度向上とともに、競争の激しさを実感している。

 10年前から大がかりな研究体制をとれば、現時点で放射性廃棄物処理の具体的な実証実験ができていた可能性がある。しかし、実態は「基礎から実用研究へ移行できそうな段階」にとどまる。

 元素変換は重工幹部も時折、「おもしろい研究をしているんだ」と口にする。「あんな研究を続けられるのも重工くらいだよねぇ」という外部の声もある。研究を途切れさせなかったのは三菱重工の懐の深さだが、現状の体制で、10年後に大きな成果が期待できるのか。そろそろ企業として腹をくくる時だ。

(企業報道部 三浦義和)

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