文章表現のおもしろさ・難しさを教えてくれるテレビ番組「プレバト」 
Friday, March 7, 2014, 03:23 PM
3/7 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

昨日テレビで面白い番組をやっていました。
TBS「プレバト!!」

芸能人に贔屓(ひいき)のレストランの一品を50文字で説明してもらい、評価するという内容でした。

指摘が的確でなるほどと思います。

以下にメモしたものを列挙します。

国語って面白いよね!



できるだけ短く、簡潔に、一文で、指定された文字数以内で表現することほど

知的なものはないと、この番組は私に気づかせてくれます。

番組中の作例を読んでみてください。また声を出してみてください。

ありふれた表現や比喩はほんとうにつまらないし、空虚であることがよくわかります

論文で徹夜でパソコンを打ち込んで、朝で赤面するほど後悔したようなことは、学生ならあるでしょう。こういう訓練は常日頃からやらないと身につかないです。

ブログは良い練習です。

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1)杉山愛(70点、才能有り):ハンバーグ



ナイフを入れると
ジュワーっと肉汁が
溢れ出す。
まわりこんがり
ふっくら
お口に入れて
サービスエース。

コメント:擬態語は二つぐらいに抑えて表現した方がよい
ナイフ・・・はハンバーグなのだから当然なので不要
サービスエースという比喩表現は良いが意味がわかりずらい

添削後

まわりこんがり
中ふっくら。
溢れんばかりの肉汁が
醸し出す濃厚な味。
お口の中で

サービスエースが
決まります。


2)梅沢富美男(60点、ド凡人):カツレツ



の甘さを引き立てる
濃い目のデミグラス。
少ない油で
揚げ焼きされた衣は
あっさり軽い。
休日のお昼の幸せ。


コメント:映像に隠されたものを表現していない。肉は何かさえわからない。
昼食という勝手な設定にお仕着せがましい。
映像でわかることは表現せず、わからないことを捕捉できるかが才能ありなしの分かれ目。

添削後

あっさり軽く揚げた
衣をまとった豚肉が、
快い食感を与えます。
とろりとした
ソースが
肉の甘さを
引き立てます。



3)野間口徹(80点:才能有り):四段重ねハンバーグ



煮えたぎる
ソースの湖に
そびえ立つ肉の塔。

チーズのカーテンの
奥にいる住人は、
美麗なる
肉汁の貴婦人だ。

コメント:比喩がちりばめられていて少し鼻につく。煮えたぎるという料理にふさわしくない表現は減点。

添削後

グツグツ煮込んだ
ソースの湖
そびえる肉の塔。

チーズのカーテンと
肉汁の貴婦人が
美麗な味を
織り成します。


4)サバンナ高橋(50点:ド凡人:才能なし) ハンバーグ



どこかなつかしい
素朴な
ハンバーグ。
絶妙な酸味のデミグラスが
抜群の相性だ!

これを嫌いな
日本人はいない!!


コメント:伝えたいことを短い言葉で伝えられるか。オススメの理由を文章で表現できているか。
何を言いたいか伝わらない→才能なし
誰もが書きそうなありきたりな表現→ド凡人

添削後

相性が抜群!
レトロな空間と
トマトがつくるソースの
酸味、
とろける半熟の
目玉焼きが肉と

絶妙に絡み合います。


5)陣内孝則(15点、才能なし) 洋食盛り合わせ



フワトロの優しさで
自然と笑顔が零れると、
至福の時間を
ナポリの風が運びます。

そんな豪華洋食の
共演を是非

コメント:何が盛られているのかわからず、何がどうだかわからず、不要な表現ばかり。

とりどりの洋食が
豪華競演!
トロトロ食感の
オムライス&コロッケと
カルビとナポリタン。
個性派が見事に調和。


6)国生小百合(10点、才能なし)ハンバーグ



出会った瞬間、
一口頬ばってしまった。
その衝動を
抑えられない。

理性を失わせる

満点の★三つの
ハンバーグ

コメント:何がおいしいのかわからない。独りよがりな文章では魅力は伝わらない。

添削後

老舗にふさわしい
気品ある姿。
一週間煮込んだ
飴色のソースが装う

ハンバーグの
深い味わいは
まさに
満点★三つ。


7)白石美帆(90点、才能あり)オムライス



ふんわりトロトロ卵の
優しい甘み、
ソースの芳醇な味わいは、
まるで陽だまりのように
皆に愛される

老舗の味。

コメント:比喩と擬態語がうまく使われている優れた表現。惜しいのは陽だまりと皆に愛されるという重複表現があること。

添削後

ふんわりトロトロ卵の
優しい甘み、
ソースの芳醇な味わい。
まるで陽だまりのような
老舗の風趣に魅了されます。


8)IMALU(5点、才能なし) ハンバーグ



心地よい店内と
帰ってきたくなる味
アンジェロ。

どこか懐かしい、
イタリアのママの
温かい手作り
ハンバーグ。

コメント:最後のハンバーグ以外はいらないところだらけ。温かいという当たり前の説明に加え、凡庸な表現。何も料理の説明になっていない。

添削後

イタリアの料理店が
振る舞う
ハンバーグ。
アンチョビが効いたソースが
肉の旨味を
クセになるほど
引き立てる。



過去ログ:
これが副島隆彦の「血みどろ原稿」だ!
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これからは「摂らない」という治療が主流になるだろう 
Thursday, March 6, 2014, 02:54 PM
これからは「摂らない」という治療が主流になるだろう

GACKT(歌手・俳優)、イチロー(メジャーリーガー)の食事風景を紹介したテレビ番組を何年か前にみたような記憶があります。

共通するのは、40代の二人とも超偏食ということ



たしかイチローは肉しか食べず、野球のゲームがあるときにカレーをひと皿平らげて出かけるといった内容でした。極端な偏食は小さいときからずっとだったそうです。

美男子系歌手のGACKT(ガクト)は、白米が大好きであったにも関わらずデビュー時に好きなものを断ったそうです。ご飯やラーメンは年に一度誕生日にご褒美として口にするだけだとか。フランスを訪れたときにも記念として一口フランスパンをかじったというエピソードがあるほど徹底した断糖主義です。

変人だから有名人なのか、有名人だから変人なのか・・・

そのときはそんな感想しか浮かばなかったのですが

「ビタミンC点滴と断糖療法でガンが消える!」
(西脇俊二著 KKベストセラーズ)


を読んで考えが改まりました。

私も小さいときからひどい花粉症(当時はアレルギー性鼻炎)で、小学生の時のあだ名が「はくしょん大魔王」。これがだいたい27歳あたりまで毎年6〜7月頃が酷い時期でした。常に寝不足で頭が重く、サラリーマンのときは製薬会社ということもあり、消炎剤を飲んでいました。商品名はペラックTというやつ。これは速効で鼻水や目のかゆみが消えていきます。(そのかわりに寝不足だと意識が飛ぶほどの睡魔がきます)

20代後半から晩酌が習慣となり、おつまみ程度を口にしてさっさと寝てしまうようになると、花粉症はなくなってしまいました。

今思えば若い頃は一日三合ぐらいの白米を食べていたからでしょう。
それにもともと胃腸が丈夫ではなく、食後は横にならないと苦しかったのです。

六城ラヂウムを創業したころ、間近な人が末期がんから健常に戻ったことで西式健康法(甲田療法)を知りました。私も見倣(みなら)って「満腹になるまで食べない(少食)」「ゆっくり咀嚼して食べる」「野菜もいろいろ食べる(草食)」の3Sを実行するようになりました。それまでは加工品や外食中心だった生活が料理という行為も好きになりました。

これから私が大病をするかは自分でもわかりませんが、同世代の集まりに参加すると周囲の老け具合に驚きます。

人(の健康状態)は見かけによる



だから男女関係なく「35歳(中年)過ぎたら豚のように喰うな!」「ペットボトル飲料を口にするな!」「いっぺん断食しろ!」とクドクド言うので嫌われてます。思いやりのつもりなんですけどね・・・

断糖は万病・難病・精神病・ダイエット・老化予防すべてに効く



「ビタミンC点滴と断糖療法でガンが消える!」では病例としてアトピー、リウマチから成人病や生活習慣病とよばれる心疾患、痛風、糖尿病といったもの、さらには鬱といった精神不安にまでが示されていますが、ここでは詳しくは書きません。

なぜビタミンCが効くのか(副作用のない抗ガン剤)



ビタミンCが血中に存在するとガン細胞周囲で過酸化水素(H2O2)を発生して、ガン細胞を攻撃して消滅させるという説を西脇医師はとられています。ガン細胞は血中のブドウ糖を栄養として成長しますが、ブドウ糖とビタミンCは構造式がそっくりなので、ブドウ糖がない状況下ではビタミンCが取込まれるのです。そして発生する過酸化水素で自滅していくのです。

正常細胞にはカタラーゼという酵素によって守られているから影響はありません。
アメリカでの3万件の臨床実験でも副作用報告は一件もないのです。

食品添加物のビタミンCは酸化防止剤であってビタミンCではない!



本文中にペットボトル飲料や加工食品中のビタミンCに対する記述があります。

ビタミンCはAscorbic acid(アスコルビン酸)が化学物質名です。

食品添加物はDehydroascobic acid(デヒドロアスコルビン酸)という抗酸化作用のない(すでに酸化変質したアスコルビン酸)なのです。

しかもね、食品添加物のビタミンC(デヒドロアスコルビン酸)は大量摂取すると危険な物質です。

体内のミネラル、特にカリウムを体外へ排出する作用が強いのです。

ミネラルが減ると、それによってつくられる体内酵素が減ってしまいます。酵素は免疫機能で重要な役目を持っています。つまり

食品添加物ビタミンCは免疫能力を破壊する



ちなみに食品添加物としてのビタミンC(デヒドロアスコルビン酸)は、酸化防止剤という名前で食品工場ではセメント袋のように積み上げられているありふれた取るに足りない廉価な原材料です。フォークリフトで運ばれてくるようなモンなんですよ。作業員がセメント袋を担いでタンクの上からドサーっと放り込んでおわり。

このようなことからビタミンCは加工食品や清涼飲料などでは摂れないということだけは知っておいてください。お茶や生鮮食品からしか経口では摂れないモノなのです。

サプリメントのビタミンCも壊れているので役に立ちません



大手製薬会社であるからと安直に飲んでませんか?実は原材料の製造は国内で一つか二つしかなく、ほとんど成分は同じなんですけどね。
私は馬鹿らしいからビタミンC剤なんて飲みません。ひょっとするとデヒドロアスコルビン酸かもしれませんから。


過去ログ:
若返りにも癌退治にも効く糖質(炭水化物)断ち
炭水化物が人類を滅ぼす 夏井睦 光文社新書
電車に乗れば避けられないインフルエンザ
ビタミンコワイコワイひぃ〜(がんリスク17%上昇)
ビタミンC化合物はあなたを老け顔にする!
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美容関連
南雲吉則医師のアンチエージング法は西式健康法とほぼ同じでした
未曾有の大変動時代の生き方を語る五木寛之
妻夫木聡、平井堅へ繋がるタモリのNo石鹸の輪!
日本人には塩が足りない 「減塩」が元気と健康をそこなう
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まだまだ寒いのでホカホカあんまん 
Wednesday, March 5, 2014, 05:33 PM


ずっと雨降り、来週もまだまだ寒い日となるそうです。
寒いときはほかほかの中華まんに限ります。

生地は安売りの中力粉です。今回はベーキングパウダーは入れずにイースト発酵だけにしてみました。好きな具を入れて二次発酵後15分ほど蒸したらできあがり。

中華まんほど手軽に出来るものはないです。オーブンで焼き加減を見る必要がないから。

粉モノは誰でもできる調理です



面倒なのはボールの中で砂糖、塩、バターと小麦粉をお湯でこねる作業ぐらいかな。

毎回ルーチンワークですから、目をつぶってもできるんですけどね。ボールもこねるウチにピカピカになってしまうので洗うこともしません。そのまま仕舞います。パンづくりは洗い物一切無し!

蕎麦屋やうどん屋の指先がきれいなのもそーいうこと。
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結局あなたは何が言いたいのだ 
Wednesday, March 5, 2014, 02:36 PM
3/5 雨 10時 浅草での空間線量は24ベクレル/立法メートル

よく講演会や勉強会、学校の授業も含めて、質問者が延々と喋って結局何が言いたいの?と思わず言わずにはいられない場面に誰もが遭遇したことはあるでしょう。

この前の副島隆彦先生の講演会でも、質問者の意図がずいぶん長いこと喋る割には、何を言っているのかわからないことがありました。

下手な質問をされるとビデオの編集が大変なのよ〜

原因としては
1) 複数の質問・疑問をむりやり一文で喋ろうとする
2) 持論を述べて、それを前提に質問という形で投げかける
3) もし〜ならばという仮定を繰り返して、堂々巡りに陥る

などです。たとえば(悪文注意、すべて創作です)、

1)安倍内閣の外交に於いて靖国参拝の影響が国内ナショナリズムの高揚を招くことで、テロのような外国からの国内煽動工作は一層容易になることは考えられるのか。それが発展することで日中間での大規模な軍事衝突に結びつくと考えると、アメリカは軍事行動に否定的であれば、日本政府は独自に自衛隊による防衛行動に移らなければならないのか?

2)日本仏教の輪廻転生と天国地獄という概念は本来仏教にはない概念であり、キリスト教とヒンズー教などの融合により派生したとすると、その整合性は両者の異なる死生観を結びつけることは困難である。仏教伝来において中国内の土着信仰と日本の神の意識が融合した結果と見る方が自然であって、西洋の概念とアジアの概念が一つの宗教に結びつくという考えは水と油を混ぜるようなもの。さて質問は私は日本仏教に原始キリスト教の影響があるという考えはそぐわないのですが、いかがおかんがえでしょうか?

3)もし福島県内での原発事故による健康被害報告があったとして、その被害想定区域は土壌調査から算定されるのであれば、年間20mSvを上限とした地域への東電単独の賠償問題ではなく、国家賠償問題になった場合、乳幼児と成人では放射線による影響は当然異なるものです。その健康被害の算定方法はどのように切り分けることができるのでしょうか。そもそも原発事故による健康被害であるという断定は一律に可能でしょうか。健康被害の定義が曖昧な状況下では賠償問題となることは難しいのですが、健康被害に対する保障がもしあるならば、補償基準の設定に関していかがお考えでしょうか。


適当な文言を散らばらせてそれらしく創作した悪文です。中身はデタラメですから真剣に読まないでくださいね。

この例は極端なのですが、大なり小なり誰でも会話中に無意識にしてしまうことがあるはずです。

質問はYes/Noで答えられることが基本です。
持論は冒頭で言わなくては回答者はどう答えればよいのかわかりません。

新聞やテレビの報道記者でも頭の悪い質問を投げかける奴が多い



あと主語を省くことで、一般論なのか、自分の意見なのかわからない人が多いです。

お電話を受けると、「放射線には害があると言われているが、そのように言われているのになぜ六城ラヂウムは放射線を発する鉱石を販売しているのか?」というご質問も何度も受けることがあります。

「私は有害どころか有益と考えており、広く支持されております」と答えても、「有害であると一般に言われているものを有益という証拠を見せることはできるのか」という人がいます。

回答をすでにしているにもかかわらず、電話を切らせてくれない方がたまにおります。
長電話は私の最も嫌う行為なので、こちらから問答無用で切らせていただきます(笑)

持論を質問という形式で押しつけることは絶対やってはいけないことです。

これから4月へなるにつれて、入学や入社などで初対面の人達と喋らなくてはならない場面が増えてきます。

初対面の方と会話をスムーズに進めるためには、聞き上手、問いかけ上手であることなのだそうです。

独りよがりの馬鹿と思われるのは損ですから、気をつけたいです。
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ウクライナ紛争「エコロジーという洗脳」で私が希望した通りになってきましたよ 
Tuesday, March 4, 2014, 09:36 PM

拙書「エコロジーという洗脳」(2008年10月 成甲書房)で六城ラヂウムの店主である私が書いた章「環境騒動に乗じてエネルギー自立を目指せ〜天然ガス立国の夢を見る〜」そのもののシナリオになっているではありませんか。

アメリカ大統領バラク・オバマがボンクラなのか、わざとそのフリをしているのかは私にはわかりません。とにかく

天然ガスを戦略物資としてプーチンが立ち回っている


ことがわかります。オバマはたぶんカーターに続いて(はるか上回って)史上最悪の大統領として名を刻むでしょう。日本を含め、すべての同盟国はオバマのおかげで「こんなアホな国とは同盟関係なんてまっぴら」と感じているはずです。

カーター、クリントン、オバマとアメリカ民主党大統領にはろくな奴がいねえ。
腑抜けオバマのトドメとして牽制をせぬままウクライナがまるまるロシアの手に渡りました。小浜さん何考えているのでしょう?

同盟国をないがしろにしているその政策は

オバマってロシアのエージェント(スパイ)?


と疑われてもしかたがないことです。

六城はオバマは共産圏国のエージェント(スパイ)なのではと本気で疑っています。

オバマはアメリカ帝国の破産管財人であって、軍備規模縮小と多極化へのエージェントなのです。だから軍事介入は絶対しません。

おかげで日本にとってはすばらしい転機がやってまいりました。

ロシアとの平和条約締結


その見返りとしてサハリンからのガスパイプライン

これは六城ラヂウムが「エコロジーという洗脳」で唱えていた理想のエネルギー政策そのものです。

日本石油連盟の悲願でもあります



なんども言います。日本石油連盟のアメリカメジャーからの脱却のシナリオとしてかつてからロシア産天然ガスは日本の悲願です。

なぜ六城ラヂウムの店主ごときがそんなこと言えるのか?

ちゃんと取材してインタビューでつくった記事だからですよ!

私の創造ではないのです。「エコロジーという洗脳」の私の章「環境騒動に乗じてエネルギー自立を目指せ〜天然ガス立国の夢を見る〜」は日本国内の石油業界の悲願なんです。

プーチンさんと馬鹿オバマ、ありがとう!



日本のエネルギー政策にとっては好都合な状況となっています。オバマはまだ2年6カ月も大統領なんだそうで、その間にさっさとロシアと平和条約の締結とパイプラインの施設調印を進めちゃいましょう。

100年ものロックフェラー(石油メジャー)の支配からの脱却だ!



過去ログ:

原発ゼロよりも低エネルギー社会を目指す方が現実的である


未確認政治物体EU --国際儀礼にみる強固な欧州王族ネットワーク


COP18(国連気候変動枠組み条約締約国際会議)では排出権という巨費が動く


着実に進む国内天然ガスパイプライン幹線


LPGとはガス代タダという前提なのです


日本の危険なオレンジ革命前夜(言論封殺に動く政府)


東京電力と東京ガスは兄弟関係


行動に移す国と行動しない国の明暗 エネルギー問題

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奥多摩地方は東京都の水甕 (東京都が横に長い理由) 
Monday, March 3, 2014, 06:01 PM

昨日は高尾山を越えた相模湖、津久井湖から相模川沿いに下って海老名方面へサイクリングしてきました。

3月なのに当分雪景色、都心に比べると一層寒さで凍えます。

尾崎行雄記念館に寄ってきました。客は私だけ。自転車で走っているのも私ぐらい。(初夏はサイクリングのメッカです)

学芸館員さんの説明によると、八王子は明治22年までは神奈川県だったのだとか。
東京都(当時は市)の水源確保のため山の向こう側を神奈川から割譲されたことを知りました。

明治の大物政治家で尾崎行雄(咢堂)という方がいます。大隈重信の片腕で犬養毅とともに憲政の神様と呼ばれています。

ただ神様と言われて喜ぶ馬鹿はいないとは思います。
神様という冠詞は究極のだまし言葉だな。

尾崎行雄の生家はこの一帯の大地主です。相模原北部、八王子あたりの権力者であったわけです。特に山林を保有していたので、下流の横浜方面、東京方面どちらにも利水でないがしろに出来ないわけです。

東京都がなんでこんなに横に延びているのか?天気予報の地図を眺めると誰もが思うでしょう。

江戸から明治中期にかけて水源管理のために東京は西へ西へ延びてったんだとか。

調布あたりは武蔵の国といって江戸時代はお隣の国だったんですけどね。

奥多摩方面は今でも東京都民にとっては大事なところなんです。キャンプやハイキングのためにあるわけじゃない(笑)

だから奥多摩地区の方々は威張っていいです。

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箱根・伊豆の地熱が上昇しています (地熱暖房を普及させろ) 
Monday, March 3, 2014, 10:18 AM
3/3 晴 10時 浅草での空間線量は21ベクレル/立法メートル

3月だというのに、まだまだ寒い日が続きます。都内ではさすがに路上に雪を見かけることはなくなりましたが、昨日は中央線で高尾山を越えて相模湖を訪れていました。路上に雪はなくても、畑や駐車場に積み上げられた雪はとうぶん溶ける様子はありません。

先週は熱海のお宅にお邪魔しておりました。熱海では温泉を引くご家庭も多く、そこも源泉が引かれています。

昨年からは伊豆熱海の湯温が5度上昇したそうです。



それでも38度程度ですから少し加熱する必要があるのですが、ガス代の支払額は大幅に少なくなったのだとか。夏場なら加熱は一切する必要はないとのこと。

50度以上のお湯が各戸に流れてきたら、そのお湯で暖房もまかなえるのになあと言われていました。でも今後も湯温は上昇する可能性もありますから、夢物語ではありません。

温泉地で暖房費がかさむなんてアホな話だな



と思ったのですが、どうも温泉の熱を暖房に回すという仕組みは一般的ではないようです。

海外ではセントラルヒーティングといって発電設備があり、その廃熱や焼却熱を水蒸気でビルや住宅に配送されています。建物に配管をラジエーター(放熱板)を部屋に設置するだけで利用者は安価に暖房や給湯に使えるのです。

田舎暮らしの一番の問題は光熱費



足元にはふんだんにある熱源を利用しないで、石油代が高い、ガス代が高いと嘆いても始まりません。

湯水のようにジャブジャブ石油が使えた時代は1972年を境に消えたのです。それでも1980年代と1990年代の円高の恩恵で石油の国内価格は手の届く範囲に収まっていたのです。

でももうかつてのような安価な燃料=石油という時代ではないことは明白です。

新聞記事の地方面には、長野県の渋温泉が宿泊施設への暖房に活用して年間の石油代が1/5になったという記事がありました。

ええ?今頃温熱を使い始めたのか・・・



別府温泉では温泉の低温蒸気でも発電できる施設を導入したとのこと。

せっかくの温泉大国日本なのですから、地域まるごと温めて欲しいものです。
一方では地方行政はエネルギー問題と産業活性化には全く役立っていなかったことがわかります。


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どうしても日本を孤立させたい勢力(アンネの日記破損事件) 
Friday, February 28, 2014, 10:23 AM
2/28 晴れ 10時 浅草での空間線量は18ベクレル/立法メートル

安倍晋三首相の靖国神社参拝報道(主に朝日、毎日、NHK)がなくなったと思ったら、今度は反ユダヤ活動として象徴的なアンネの日記を破損してあるくという事件が発生しました。

敵国による喧伝・工作活動そのものじゃないですか



こんな事件は三日もあれば犯人検挙となるのでしょうが、重大事件ではないので警察もそれほど人を割けないのでしょうか。なぜか犯人を捕まえない、捕まえられない。

アメリカ(イスラエル、ひいてはヨーロッパ)の対日感情を悪化させたい国の工作員・・・すごく中韓の工作臭く感じるのは私だけではないでしょう。

株や為替で大損こいた人達は別ですが、日本人のほとんどがユダヤ人(という曖昧模糊な人種)に特別な感情は持っていないのですから。

おまえの師匠(副島隆彦)はアンチユダヤじゃないか!という方がいらっしゃるかもしれません。見当違いも甚だしいです。

副島隆彦はヨーロッパ思想の研究家であり、それに連なる政治思想の研究者です。

中世十字軍のころから発生した反カトリック(反教皇)のヨーロッパ全土の商人(金貸し)たち思想。

また反カトリックから生じた近代思想が近代思想(ユニテリアニズム:Uniterianism)やがて近代学問(サイエンス)の確立へと進みます。

その過程で生じた「合理的」思想がユダヤ主義といわれるもの。

合理(Ratio:レシオ、ラチオ)とは自分に理(利益)があるものが最善(best choice)という考え方です。

「利己主義:エゴイズム(egoism)」とも言えます。

宇野正美や太田龍らが広めたユダヤ人のおどろおどろしい隠謀説、今ではベンジャミン・フルフォードが引き継いでいます。

そのような巷で言われるユダヤ思想を12年前にばっさりと斬ったことは大きな功績でしょう。正体見たり枯れ尾花・・・何も特別なものではない。

商売人の哲学であって、共同幻想的な要素は全くない。ましてやユダヤ隠謀論は単なる「共同謀議(conspiracy)」に過ぎない。土建屋の談合を「土建屋の隠謀」とは誰も言わないのと同じです。

ここは政府としてはイスラエル国と協調して、徹底的に犯人を捜し出すべきでしょう。
キチガイを装った工作員なのですから、日本の国益のために絶対許してはなりません。
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若返りにも癌退治にも効く糖質(炭水化物)断ち 
Tuesday, February 25, 2014, 01:16 PM
2/25 晴れ 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル



アンチエージング(若返り、抗老化:antiaging)で名前を聞かないことがない南雲吉則氏の本が売れているようです。ただ過去の著作と同じなんですけどね。

新聞広告で「ビタミンC点滴と断糖療法で ガンが消える!(西脇俊二著)」が目に付いたので、これも読んでみました。

がん治療・若返りのどちらも「断糖」がキーワードです


関連ログ:これからは「摂らない」という治療が主流になるだろう

「ガンが消える!」の方は新婚のスタッフが末期がんであることがわかり、本人の希望で高濃度ビタミンC点滴を行ったところ、目覚しい効果があったことから、西脇俊二氏もかつてから注目していたビタミンC療法を自分のクリニックで行った実例集とそのメカニズムの説明です。

ビタミンC療法とあわせて炭水化物(糖質)を徹底的に排除した食事(一日糖質は5g以下)で、ガン以外にも糖尿病、高血圧、うつ病、アトピー、リウマチといった治療の決め手がない病気にも著しい効果をあげています。

また重要なことに、ビタミンC点滴(経口ではない)での治癒効果は海外の学術論文でも発表されて注目されているのですが、かならず反論もあります。

ビタミンCのガン消滅作用が知られては

製薬会社の売り上げが激減するからです



近藤誠医師が言うように、患者は厚生省と製薬会社に<殺される>のです。

西脇氏がなぜ断糖(断炭水化物)しなければならないかという説明は、炭水化物が分解するとブドウ糖となります。このブドウ糖はとてつもないスピードで増殖するがん細胞の餌なのです。ところがビタミンCとブドウ糖は構造式が似ているので、がん細胞はビタミンCを取り込んでしまい、栄養とはならないので増殖できなくなるのです。

だからビタミンCの摂取と断糖は同時にやらなくてはならないのです。

南雲吉則氏、西脇俊二氏、夏井睦氏の三者が異口同音で

糖質は禁断症状を引き起こす要注意の物質


であるということ。

現代の生活では安上がりなエネルギーの糖質(炭水化物)は最低限で良い、それも(コーヒーやお酒のような)嗜好品なのです。

代謝も運動量も落ちる中年以降では過剰摂取になってしまうのです。

女性は閉経するまでにエストロゲン(女性ホルモン)が、過剰な糖質を皮下脂肪に蓄えることで赤ちゃんを産める身体を維持するのですが、男性は過剰な糖質はそのまま内臓脂肪へと直結します。女性も閉経後は内臓に脂肪がついて男性と変わらない生活習慣病へと陥るのです。

南雲氏、西脇氏、夏井氏も砂糖はもちろん、穀物、イモ類は最低限で、南雲氏は菜食中心、西脇、夏井氏は肉食中心です。どちらも葉もの野菜は摂るようです。これは好みでしょう。

私も一日に一合程度しかご飯を食べませんし、もともと甘いもの(特に飴やチョコレート)が嫌いなのです。

ビタミンCの重要性を理解できました。ただし西脇氏のいうビタミンCは経口ではなく点滴ではないと抗がん効果はないそうです。
過去ログ:炭水化物が人類を滅ぼす 夏井睦 光文社新書
ビタミンC化合物はあなたを老け顔にする

(追記)書き忘れてました。肉食主体にすると性格が攻撃的になります。
安倍譲二の小説だったかで、ムショ帰りのヤクザの親分がずいぶん丸くなってしまい、こりゃいけないと朝昼晩とビフテキを食べて往年の気迫を取り戻したという件(くだり)があります。性格の起伏が激しくなるのでしょう。
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F1レースに出資する会社は必ず傾くという鉄則通り (ソニー創業家の凋落) 
Monday, February 24, 2014, 02:14 PM
2/24 曇 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

ソニー創業者の盛田昭夫の公益財団が借金まみれで解散したという記事が流れています。
息子の英夫がSONY株を食い潰して終りという話。放蕩息子が身上を潰したというだけのお話です。

ここで参考になる部分は
2000年(平成12年)にソニーというよりも息子の英夫がF1エンジン会社に投資したことです。

F1に広告を出すようになれば資金を引揚げる



金融関係ではF1は鬼門です。「F1に深く関わったら、即座に出資の引き上げをするんだよ」ととある外資系ファンドマネージャーが教えてくれました。

最大手のマンに並ぶまでに成長したクアドリガというパフォーマンスの良いヘッジファンドがかつてありました。
そこがF1レースカーの巨大なウィングに広告を掲げたことで、それまでのアラブの石油王たちは一斉に解約したという噂話があります。
10億円とも100億円ともいわれる、その広告を拒絶したのです。

いまでもクアドリガというファンド会社はあるのでしょうが、凋落は目も当てられません。

F1レースというのはフランス系貴族の社交場



ステータスでしかない。レース会場には貴賓室と秘密の場所が設けられており、日夜そこで与太話をするためにあるのです。

広告主は入口ぐらいには立たせてもらえるのかな。

それでも金づる扱いでしかない。日本人が決して踏み込んではいけない場がF1というレースです。

レースの趣旨がそもそも貴族の娯楽ですからね。自動車会社が参加することは良いとして、異業種が加わってもデメリットの方がおおきいでしょう。

F1カーの車体に貼り付いている広告を見れば、投資会社ばっかりです。しっかりした実業の会社はありません。

F1カーの燃料はあぶく銭といわれる所以



F1と並んで貴族の社交場と言われるのが、ヨットレース・アメリカズカップです。

船体やセール(帆)に大きな広告を掲げている会社の製品を私は決して買いません。

利益を事業に再投資していないことが明白だからです。かくしてあぶく銭ばかり稼ぐ金融投資会社のロゴばかりが目立つのです。

F1は怪しい会社の箔付けという役目しかないのです。F1レースカーに企業ロゴをつけて満悦しているのは、オーナーだけですね。


ひっそりと財団を解散、盛田家の凋落止まらず
東洋経済オンライン 2月23日(日)6時5分配信

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盛田昭夫氏は写真撮影の際、「ソニーの制服」である襟なしの作業服を着ることを好んだ(1985年撮影、写真:Fujifotos/アフロ)

 昨年12月、文部科学省所管の鈴渓学術財団(東京都中央区)と愛知県教育委員会所管の盛田国際教育振興財団(名古屋市中区)が人知れず解散した。財団はソニーの共同創業者、故盛田昭夫氏の肝いりで30年以上前に設立され、学術振興や海外留学奨励を目的に掲げていた。1999年の昭夫氏の死後、理事長職を引き継いだのは長男の英夫氏(62)だった。

【詳細画像または表】

 財団が解散したのは新制度に適合する公益法人に移行できなかったためとみられる。実は2008年ごろから財団の資産運用は不透明なものになっていた。基本財産のほとんどを、出資先で英夫氏が代表取締役を務める盛田アセットマネジメント(名古屋市中区)に貸し付けていたのだ。その額は両財団で計9億2100万円にも上った。

 国の指針によれば、公益法人の資産運用先は安全確実なものでなければならない。11年の検査時、文科省は非上場会社への過度な貸し付けを問題視したが、財団側は「年利4%で回せる先がほかにない」と説明していたという。しかし、盛田アセットからの利払いが滞っていたためか、未収金が積み上がっていた。
.■ F1ビジネスで大損

 英夫氏が財団の基本財産に手を付けたのは、相次ぐ事業の失敗と関係している。

 盛田一族の御曹司で将来の社長候補とも目された英夫氏は85年にソニーを退社すると、実業家に転じた。元手となったのは一族の資産管理会社レイケイが保有する大量のソニー株。英夫氏が最初に手掛けたのは新潟県内の大規模スキー場「新井リゾート」だった。しかし、海外の高級保養地を模したことで建設費がかさみ、開業時から経営危機に陥った。レイケイは94年、保有するソニー株の一部、約230億円相当を拠出せざるをえなくなった。

 次に英夫氏がのめり込んだのは海外事業。ITバブル到来でソニー株が急騰していた99年、今度は米国コロラド州の大規模スキー場を100億円超かけて買収。ソニー株を担保に仏パリ国立銀行など外国銀行が気前よく大金を貸してくれた。勢いを駆った英夫氏は思いもよらぬビッグビジネスに参入する。自動車レースの最高峰F1である。00年末、ルクセンブルクで極秘裏に設立した持ち株会社が仏プジョーのF1エンジン部門を買収、“謎のサプライヤー”として電撃参戦を果たした。

 が、ITバブル崩壊でソニー株は急落。外銀は英夫氏の野放図なビジネスへの融資を引き揚げ始めた。そのため金食い虫のF1ビジネスを継続できなくなり、関連会社は01年11月に現地で倒産。最終的に約230億円の損失を負った。米国のスキー場も苦戦続きだった。

 こうした失敗により、レイケイは保有するソニー株のすべてを失った。最後、英夫氏に残されたのは一族が江戸時代から営む酒造やみそ・しょうゆづくりといった家業。03年、英夫氏は老舗上場会社のマルキン忠勇(現ジャパン・フード&リカー・アライアンス)を傘下に入れ、家業再興を目指した。が、今度も業績は低迷、盛田アセットは保有するジャパン・フード社株のすべてを金融機関の担保に差し入れる苦境ぶりだ。この間、盛田アセットの本社ビルには何度か差し押さえ登記が打たれてもいる。

 結果、禁断の虎の子にまで手をつけた英夫氏──。ソニー凋落と時を同じくして、盛田家の家運も傾く一方だ。

(週刊東洋経済2014年2月22日号〈2月17日発売〉の核心リポートでは8ページにわたるソニー緊急特集を掲載しています。全編は週刊東洋経済をご覧ください)
.高橋 篤史

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嫌いなモノをカワイく飾り付ければ好きになる 
Friday, February 21, 2014, 08:03 PM
NHK教育の「課外授業ようこそ先輩」という番組を観ました。
アートディレクター増田セバスチャンが出身の松戸にある小学校に赴き、小学5年生と嫌いなモノを「自由」に飾り立てるという内容です。

まず手本として、30年前に嫌いな場所をピンクやぬいぐるみで飾り立てました。

その場所とは校長室



けばけばしいピンクのファーで飾られた部屋に小学生たちは大はしゃぎ。
主の校長先生は、いままで見たことのない表情を感じ取ります。

その後は体育館で各自嫌いなモノを「自由」に飾り付けて、手を加えることで苦手意識が消えていくといった内容です。

嫌いなモノはランドセルや時計、跳び箱、黒板などなど

ただ、「自由」といっても小学校5年生(10歳)だと、自由にと言われてもわからないのですね。だから最初は恐る恐る、モールを巻いてみたり、蛍光色に塗ってみたり、キラキラ光るテープを貼ってみたりしています。

でもみんなどんどん苦手意識が無くなっていきます。
だって手を加えることで、身近に感じるようになったのですから。

その中で増田セバスチャンは嫌いなモノで自分と記した女の子に注目します。そこで千葉県松戸から増田の原風景である原宿に連れ出し、自分のデコデコノカワイイお店に案内します。

ピンクの小さな髪留めを付けただけですが、それだけで女の子が鏡に映る自分を好きになりました。

やっぱりカワイイは魔法だね。

増田セバスチャンという芸術家・演出家は小さいときは耳が聞こえなかったそうです。だから周囲からは辛く当たり散らされて悲しい思いばかりしていたとのこと。それでも商店街、特に駄菓子屋のけばけばしい色彩が大好きで時間があると商店街に逃げ込んでいたそうです。耳が聞こえなかったからこそ色彩の力に吸い寄せられたのでしょう。

その後は尋常じゃない色彩でファッションや舞台で台頭していくのです。

短い番組でしたが、とても興味深い内容でした。
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「〜のようなモノ」ばかり聞かされる・読まされる身にもなってみろ 
Friday, February 21, 2014, 02:38 PM
2/21 晴れ 10時 浅草での空間線量は16ベクレル/立法メートル

群馬のストーカー殺人で犯人が死んでるというニュースが流れてます。
アナウンサーが拳銃のようなもので殺されて、拳銃のようなもので死んでますと繰り返しています。
だいたい刑事事件では「紐のようなモノ」「刃物のようなモノ」「バールのようなモノ」とへんな言葉がよく使われます。

紐はひもだし、刃物は刃物、それ以外何があるのでしょうか。

おそらく警察の用語なのかもしれません。たとえばモデルガンの改造や自作の拳銃とは違うのでしょうか。どうも警察では拳銃を発見しても「〜のようなもの」とするようだ。

アメリカではチョコレートバーをポケットから取り出そうとした黒人が警官に射殺されたことがありましたが、あれもチョコバーは「拳銃のようなもの」に見えたと言うことで警官は無罪釈放です。

とにかくマスメディアには記者クラブへ垂れ流した文をそのまま流すことをやめてくれ!
聞くに堪えません。

そんなヘンな日本語で気持ち悪くなっているところに、以下のようなパック旅行の案内広告が目に付きました。

今年もオススメは、ご好評のNHK大河ドラマシリーズとのコラボ企画で、「軍師官兵衛のゆかりの地」です。
官兵衛がマイナー武将からメジャーデビューしてゆく過程に思いをはせながら、五月の温暖な備前・播磨地方の旅はいかがですか?


・・・これを書いたライターはクビにした方がいいですよ。

「コラボ企画でマイナーな黒田官兵衛がメジャーデビューしてゆく過程を・・・」

さっぱり意味がわかりません。

コラボというよりも・・・便乗じゃねえかよ



マイナーな・・・メジャーデビューって大リーグ選手かポップ歌手か?

きっと上司からなんか旅行プランだせと言われて、うぃーっす、こんナンでいいッスカ!?と出したに違いないでしょう。ろくに調べず、大河ドラマのあらすじだけ叩き込んだ頭の悪さがにじみ出てます。

女子高生(女子大生あたりもか)の携帯メールでも「〜のような」が多用されているそうですが、断定すると後で何か言われるかもしれないという自己防衛なんですよね。
適当なカタカナを散らすのも、きっと無意識の自己防衛なんでしょう。

こういう日本語が氾濫していることに悲しくなります。
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「反知性主義」とは毛沢東主義(Maoism)のこと。再び台頭するその思想 
Thursday, February 20, 2014, 11:42 AM
ネット右翼だとか日本の右傾化だとかどうでもいいような論評が新聞雑誌で踊っています。
右だ左だと言っている時点で思考停止状態なのでどうでもいい話です。

新たに「反知性主義」という言葉が生まれたとの新聞記事を読みました。

よく読めば、かつてのソビエト、中華民国、カンボジアでの知識階級の排除・粛清というムーヴメント(社会運動)そのものです。1930年頃から吹き荒れた世界大恐慌で湧き起こった「極左思想」です。

毛沢東による中華人民共和国の設立はアメリカが後押ししたという外交記録が左の本。「共産中国はアメリカがつくった」です。

「反知性主義」とは最大の虐殺を行った毛沢東・ポルポトの思想そのもので、そういう方向へ向くように仕向けられるのです。

哲学研究者の内田 樹(うちだ たつる)氏が記事中で

君たちは反知性主義的であることを自己決定したのではなく、「社会全体によって仕向けられている」のだと挑発的に述べた。


自分の主義だと思っていることは実際は自分のものではない



20年前から就業を否定して、単発的なアルバイト生活を「フリーター」というへんなカタカナ言葉で社会全体で容認していこうという風潮が発生しました。

アルバイト(ドイツ語で働くという動詞)という言葉を非正規社員(パートタイム・ワーカー:a part time worker)にしている自体で「経営者層に都合がよい騙し・たぶらかしの単語」なんですけどもね。

20年前のfree(自由だと自分を慰めた)な方々は、本当にfree(無料)になっちゃったよ。
就業者の1/3が経営者の思惑通りに非正規(non-regular)の社会が実現したわけです。

自分の(ものと思っている)主義はある勢力から仕向けられている



反知性主義の台頭という記事ですが、なんのことはない、ネトウヨ(ネット右翼)という単語のイメージが知的ではない、ヒキコモリ、侮辱の意味で使われるので、新たに反知性主義という一見哲学的で”知的そうにみえる”言葉を使って、下層の階層からサラリーマンあたりの上層へ広めようとしているのです。


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「個性を大切に」なんて台詞はユニテリアンのみ許されます 
Wednesday, February 19, 2014, 12:05 PM
2/19 晴れ 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

テレビはどのチャンネルもソチオリンピックでうんざりです。興味がないので一切観ないです。

お袋がスキージャンプの葛西選手らの活躍にとても感動してました。
何が感動したのかなと思っていたら、どうも銀メダルを獲ったことではなく、
その年齢42歳。しかも独身であるということらしい。

はいはい母上殿、同世代の私もガンバリマス。^^;)>(何を?)

私はXゲーム出身者が占めるスノーボードのハーフパイプといった新興スポーツが派手なので唯一好きで観ました。

一日中スケートボードやスノーボードで遊んでいても

お勉強なんてしないで、もっと真面目に遊びなさい!



なんて私が親だったら子供に向って言いたいです。

遊びを真面目に突き詰めるってのはけっこう大変なことです。

地頭が悪いと「遊び」を極めることなどできないのです



一流にまで登り詰めるのは、親が理解していなくてはなりませんし、援助もしなくてはなりません。

それよりも子供本人に熱意があるかということ。

私の世代あたりは、小さいときにピアノを習わされたとか、算盤や習字とかやらされたお稽古事はなんかあるはずです。今も同じかな。

親のコンプレックスを子供に押しつけて、結局は子供は辟易(へきえき)してしまう。それで思春期にすぱっとやめてしまう。
そんで母親はやっとあきらめて、息子・娘を「あ〜あ失敗作だった」と内心思うわけですよ。

これがふつーの中流家庭の繰り返される風景。

その息子や娘たちが家庭を持って、親のエゴはこりごりだから、周囲にはこういう台詞をよく使います。

「個性を重視して育ててます」



テレビの批評家や教育評論家風情も「個性」って言葉をよく使いますね。

でも欧米で使われる「個性」は「タレント(天性):talent」と同義です。

さらに言えばある種の「天才(ジーニアス:genius)」を意味するのです、欧米人にとっては。

だから「個性:talent(タレント)」とは「God(天帝)から授けられた」ということです。

クリスチャンらはそれを邪魔せずに延ばさなくてはならないという使命があると考えるのです。

日本の公教育では「みんなの個性を大切にします」なんて陳腐なスローガンがお題目のように使われています。

嘘付け!です。タレント性なんてのはみんなにあるモノじゃないです。

日本では「個性を重視します」とは「放任主義」を周囲に広言している馬鹿親でしかありません。

唯一言って良いのはキリスト教プロテスタント信者、それもユニテリアンです。キリストよりも「天主」の存在を信じている宗派。

ちなみに驚いたときに「マイガ!(Oh My God!)」っていう人はユニテリアン。
「ジーザス!(Jesus!)」っていう奴はカトリックかそれに近い人。


ユニテリアン以外は「個性」という言葉を使っちゃいけない。

儒教でも「天賦」という概念があります。ただその「天」をどう解釈するかでしょう。

日本人は「天=自然」と解釈していたので、「ありのままの環境でのびのび育てる」と捉えちゃうわけです。近代思想から遅れた土人原住民の思想です。

日本古来の八百万の神とする土着信仰に結びついて、日本人はそう考えているのです。

ユニテリアンはリベラルが信条ですから、オカマやレズビアンの同性婚も「ゴッドがそうつくっちゃったんだから仕方ない」ということで容認する向きになります。

森鴎外の息子に森類(もりるい)という最近まで存命していた方がいますが、鴎外の息子ということで相当苦汁を舐めて死んでいった。

鴎外の息子だから天性があるだろうという周囲の思い込み、それによる本人の勘違いで薄幸のままでした。

繰り返しますが、「個性」なんてものは万に一つもない。

ユニテリアンが使う「個性」と無教養の馬鹿親が使う「個性」とは別の意味です。

日本人のいう「個性」とは「不躾(ぶしつけ)」と同義です。
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これが副島隆彦による”血みどろの原稿”だ! 
Tuesday, February 18, 2014, 02:46 PM
2/18 晴れ 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル

プロの物書きによって校正(赤ペン入れ)されると、どのようになるか?
書店に並ぶ一冊の本になるまで、有能な編集者でもある副島隆彦の手にかかるとどうなるか?

本になる過程は本が好きな方は興味があるのではないでしょうか。

そこで私の提出した原稿の1ページだけ公開します。
じゃじゃじゃーん!



まっかっか!で返されました。
知る人ぞ知る(知っている人は出版人でしょう)

「副島隆彦の血みどろ原稿」

です。

普通、校正が入る場合は、校正記号(挿入とか削除、トルツメ)が文面に散らばっている程度なんですが、副島先生の場合は全面全頁真っ赤っかになります。

ゲラ(下書き)の束が真っ赤っか(時には青ペンも混ざってます)で、電車の中でも常にペン入れをされています。

自分が出版社へ提出した原稿が本の体裁となってゲラとなって一旦戻ってくるのですが、副島隆彦先生はそこからが本番です。

私は自分が書いた物をなぜそこまで手を入れる必要があるのかな?と思っていました。

そこで今回特別に副島先生がお手本として、私の原稿を副島先生が”商業作家(プロの物書き)”として校正するとどうなるかを示してくださいました。

私が書いた文章にことごとく赤文字が躍っていることがおわかりになるでしょうか。余白にまで真っ赤っかになっています。

何十回も読み直して洗練されていくのです。



真っ赤っかの自分の原稿を見直すと、編集者(Editor)としての副島隆彦像が見える気がします。

映画製作は詳しくは知りませんが、企画・総指揮(Producer)、監督(Director)、編集(Editor)という3つの役割があるということです。たぶん出版社でも役割分担は同じでしょう。

映画も公開前にはラッシュという仕上げ作業をするそうですが、昔はフィルムを鋏で切ったり、テープで繋げたのです。

副島先生の赤ペンを追っていると、まさに映画のラッシュ作業のように思えます。

副島先生が冒頭からずーっと文字を映画のシーンのように追っていく。そこで場面転換が必要なのに、いつまでも場面が切り替わらないと、容赦なく「。(読点)」という鋏を入れます。

映画で場面転換せずに「長回し」するのも一つの手法ですが、ヘボ監督がやると展開が遅くて退屈な駄作になります。

足らない描画部分は容赦なく「挿入記号」があちこちからのびています。

たとえば「戦った」ではなく「<激しく>戦った」、「このような状況の〜」を「このような<緊迫した>状況の〜」と入れるだけで、文章が急に立ち上がるのです。

をを!映画を観ているみたいだ!



自分の平べったい文章が、肉付けされて<動画>のように感じるのはとても楽しい経験です。

これがプロウの描き方なんだなあ。商業文章、売れる文章とはどのようなものか、それが良く判りました。

映画のように画が頭に入らない文はダメっちゅうことです。

副島隆彦先生の筆力をかいま見た思いです。

ちなみにこんなぐっちゃぐちゃなら出版社の担当者は大変な思いをするのではないかと思われるでしょう。

出版社の副島隆彦先生のご担当はみなさん口を揃えて言われます。

「赤入れされた原稿はとても読みやすい」と好評です。判読不能な作家さんが多い中で副島先生の原稿は十分読めるからなんだとか。

物書きと本屋の世界ってすごい! 

私たちは何気なく活字を読んでいますが、1ページ1ページに書き手と編集者の念がこもっているのですよ。
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林先生の心に響いた「タモリの名言」 
Monday, February 17, 2014, 05:11 PM
2/17 晴れ 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

この前ちらっとタモリの笑っていいともを観ました。

そこでやっていたのは「いまでしょ!」林修先生とタモリのフリートーキングでした。

林修先生が心に響いた「3つのタモリの名言」というテーマで話していました。

「友達はいらない 諸悪の根源である」


タモリが「友達の輪!」ってのを番組中にやらなくなったのは、なれ合うトモダチほど有害な者はないことに気付いたので、やめたのだとか。

諫言(かんげん)を言う奴が大事であって、他はいらないのだとか。そしてお互いに孤独こそが一番良いのだという結論です。「独りメシ」なんかは最高の状況なのに、若者は人格的に攻撃されるのが嫌だから「ひとりぼっち」を極端に怖がっていることにお互い驚いています。

「やる気のあるものは去れ!」



ラジオ番組の年初回の冒頭で、今年の抱負を尋ねられたときに答えたものだそうです。
タモリには暑苦しい芸人がどこでも始終挨拶に来るので、とっさに言った台詞なのだとか。
熱意のある奴は視野が狭くて扱いたくないのだとか
林先生も、予備校でいわゆる熱血教師がいるが、大概つまらない授業なのだとか。なぜならば生徒の気持ちにたって教えるのではなく、すべてが自分本位だからなんだとか。熱意だけで突き進むやつは生徒には大迷惑です。

「私のような有段者になると酒を一滴も呑まずに泥酔者になれる」



これは芸人になる前のタモリがお金持ちの友人の別荘で遊んだときの経験からだそうです。何をするのも開放感から楽しくて、みんなが湖に飛び込むから自分も飛び込んで遊んだそうです。あとで自分は泳げないことに気づいたとのこと。
その頃から、自分は自分がそのようになると思えばなってしまうのだと信じるようになったそうです。

その能力に惚れたのがきっと赤塚フジオなんでしょう。

林修先生が3番目にこれを選んだのは、やはり

林先生も現実化する人間の脳力に気づいたから


なんでしょう。

過去ログ:妻夫木聡、平井堅へ繋がるタモリのNo石鹸の輪!
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サバイバルとは殺生を知ること サバイバル登山家・服部文祥 
Sunday, February 16, 2014, 04:47 PM
2/16 晴れ 10時 浅草での空間線量は12ベクレル/立法メートル


服部文祥(はっとりぶんしょう)さんという方の講演を聞きました。大学卒業後、K2登頂の最年少記録を当時27歳で更新し、華々しく登山界にデビューされました。一方で資金力に物を言わせる近代登山に疑問を感じ、フリークライミング(器具を一切使わない登山)に転向していきます。

食料や装備を最小限で試すうちに辿り着いたものが「サバイバル登山」という主義です。

釣り竿1本とナイフ1本のサバイバルを繰り返すことで「殺生を知る」ことに目覚めたと述べられます。彼は横浜生まれの横浜育ちです。「屠る」という意識は、当初は魚程度でしたが、やがて蛙(かえる)、蛇、昆虫まで広がります。(蛙は総じておいしく、蛇も種類によってはとびきり美味いそうです。)

体験しないと何もわからないことばかりだと服部氏は強調します。食は慣れであって、鶏を潰す程度のことは奥様やお子さんでも簡単にするそうです。

残酷だという批判はあるが、日本では一日6万頭の豚が屠殺されていることに対し、命を戴く意識がないことこそ悲しいことなのだとサバイバル登山家の服部氏は語ります。
今は猟友会に加わり、猪や鹿を撃って解体することまでできるようになります。猟銃一丁を携えて山の中を何日も過ごすことができるようにまでなりました。

その冒険家としての活動はNHKが取材し1/2にNHK BSで放映されました。
http://www.nhk-g.co.jp/program/documentary/boukensha/002/index.html
地球アドベンチャー

シベリアのツンドラ地帯を歩いて旅をして、湖で幻の岩魚を釣るという企画です。途中でトナカイを撃って食料とします。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。


2/23に再放送されるそうです。

同い年で親しみをもちます。ハンターには少しあこがれてます。

彼の話を聞いていると

実は誰でもマタギになれるのではないか?

そんな気がして仕方がありません。
とりあえず2冊求めて今から読みます。(巻末を見たら「15刷」とありました。うわーすげー@_@; この不景気にこれだけの増刷!サイン本は貴重ですな)


ナチュラル・ナビゲーション: 道具を使わずに旅をする方法
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炭水化物が人類を滅ぼす 夏井睦 光文社新書 
Friday, February 14, 2014, 04:57 PM
2/14 雪 10時 浅草での空間線量は9ベクレル/立法メートル

刺激的なタイトルの新書が注目を浴びているそうです。
Amazonのサイトには著者プロフィールが載っていました。
【著者プロフィール】
夏井睦(なついまこと)
1957年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。
練馬光が丘病院「傷の治療センター」長。
2001年、消毒とガーゼによる治療撲滅をかかげて、
インターネットサイト「新しい創傷治療」(http://www.wound-treatment.jp/)を開設。
湿潤療法の創始者として傷治療の現場を変えるべく、発信を続けている。
趣味はピアノ演奏。
著書に『傷はぜったい消毒するな』(光文社新書)、
『キズ・ヤケドは消毒してはいけない』(主婦の友社)、
『さらば消毒とガーゼ』(春秋社)、『これからの創傷治療』(医学書院)、
『創傷治療の常識非常識』『ドクター夏井の熱傷治療「裏」マニュアル』(ともに三輪書店)、
共著に『医療の巨大転換を加速する』(東洋経済新報社)などがある。


傷は消毒すると治癒が遅れる


今、外科ではこれが常識になっています。これの提唱者だったのですね。
また従来のガーゼではなく、サランラップみたいなもので傷を保護する湿潤療法を始めた人でもあるそうです。

小さな革新を進めている医者にこそスポットライトを当てて欲しい



そういう医者が炭水化物がもつリスクを説いているのですから、一読の価値があるでしょう。

炭水化物のリスクといえば・・・かつて幕末、明治、大正と日本に多くの患者がいたという、脚気患者。私も小学校あたりでの健康診断では、膝小僧を叩かれていました。今もあるのでしょうか。

以前から申し上げていますが
炭水化物(米、小麦粉製品)は食べ過ぎてしまい、胃腸を疲労させるので、ご飯はなるべく軟らかく、できればお粥で食べることをお勧めします。うどんもそう。
人間の消化器は元来穀物向きではないのかもしれません。



参考過去ログ:
森鴎外はなぜ男爵になれなかったのか

「森鴎外は何故袴をはいて死んだのか」志田信男著

喫煙率が下がり肺がん患者急増の謎

「自然な療法のほうがガンを治す」今村光一著

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カルト・オブ・ヒロシマ お涙頂戴芸は伝統芸能なのである 
Thursday, February 13, 2014, 02:10 PM
2/13 曇 10時 浅草での空間線量は10ベクレル/立法メートル

被曝二世で聾(ろう)者と偽り、ゴーストライターに作曲をまかせていた自称音楽家の佐村河内守がワイドショーでこのところ毎日取り上げられています。

NHKが大々的にツンボの音楽家、佐村河内を取り上げて現代のベートーベンだなどとはやし立てたからでしょう。

それまで音楽では年間20万円しか稼げなかったのが、NHK特集で取り上げられるやいなやCDは大ヒット、ソチオリンピックでもフィギュアスケートでも取り上げられたのだとか。(見てないのでそこらへんはよくわかりません)

ネットゲリラ氏によると、フルオーケストラで録音するためには演奏者の日当だけで1000万円になるのだとか、年収20万円の作曲家がどうやって工面できるのかと疑問を呈しています。

まあ音楽事務所もレコード会社も一切合切信濃町近辺だから推して知るべしなのだとか。

フジ子ヘミングでおいしい目にあったから、夢よもう一度となったわけです。

浅草にも10余年前には傷痍軍人がいました



私が小さいとき、祭りの境内には必ずござを敷いて、傷痍軍人の乞食がいました。
よれよれの軍服(カーキ色の作業服)で両脇にはどこの戦地でどうなったとか、玉砕覚悟の生き残りだとか立て看板を立てて、その間に座っているだけ。ラッパかハーモニカで軍歌ぐらい吹いていたかなあ。

あいま合間に大げさな鉄の鈎(カギ)を付けた義手を、さも苦しそうにさするのです。

まあそんな人達が平成の世でもいたと、移り住んだときに買った浅草のガイドブックでは紹介されていました。特攻飛行士の生き残りということで、馬券売り場の近くにいたのだとか。(オケラ相手じゃあもうからんだろうに・・・)

ガイドブックには悲壮さはなく、語り部扱いの饒舌な乞食の爺さんという扱いでしたが。
私は実際には見たことがないので、浅草の整備が進むとともにショバを替えたのか、隠居したのか、それとも死んだのかはわかりません。しかし

半世紀もやっていた「お涙頂戴」芸は裏・人間国宝モノでしょう



ここ浅草は場所が場所なだけに(北は吉原、北東には山谷)、その手の人材は豊富なわけで、嘘かほんとか、乞食養成所(笑)があったとかなかったとか。全盛期にはあっちの筋の演技指導する演出家がいたわけです。

こうしてみると、佐村河内守による詐称事件は、古くからの伝統芸であることがわかります。

カルト・オブ・ヒロシマの裏にはホントのカルトがいる



仕掛けがかならずあるということ。そしてNHKが荷担したということ。巨額な金が背後で動いていたということ。そしてCDを買ったり、物知り顔でコンサートに行く奴が馬鹿を見たと言うこと。
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歴史の時代区分は無意味である − デモクラシーの生と死(ジョン・キーン著)  
Wednesday, February 12, 2014, 12:16 PM
2/12 曇 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

世界史であれ日本史であれ、文明が進むと民主主義が進み、民主化以前と以後と言った時代区分が為されている常識に反論を述べた本があります。

「デモクラシー」ほど欺瞞な言葉はない(副島隆彦)



私も明治から議会民主主義制度が始まったことで日本のデモクラシーが始まったとする見方にたいへん違和感を感じます。

評者の水野和夫(日本大学教授・経済学)が冒頭で述べているように、歴史の区切りで活躍した人々の動きが全く見えない。

手塚治虫も同じように捉えていたので、漫画「陽だまりの樹」を描きました。
幕末の蘭医で自分の曾祖父・手塚良庵をモデルとした漫画です。新たな思想に燃える若者達という切り口が司馬遼太郎じみていて、安易な物語ですが連載していた頃は高校生だったので結構愉しみに読みました。

漫画を読まなくても、事実、明治元年(1868年)から遡ること30〜50年前には、明治に繋がる萌芽(ほうが)があちこちの藩にあったのです。たとえば佐賀藩では藩主・鍋島直正が製鉄や蒸気機関といった工業化、茶などの輸出向け特産品推奨の他にも有能な者を広く徴用して藩改革を行っています。薩摩藩も島津斉彬によって外国技術(特に英国)の技術導入が進められ、工業化にいち早く乗り出しています。

つまり貨幣経済の中心となる技能資本階層(第二次産業)が発生したのです。余計なことを言えば農民(平民、一次産業従事者)は世界で過去一度もデモクラシーという歴史の主役になったことはないし、これからもないでしょう。

Citizen(シチズン)を「市民」を日本語では訳しています。映画「市民ケーン」を観れば分かりますが、citizenとは納税者(taxpayer)の事であり、それも高額納税者をcitizenと言ったわけです。それ以外は単なるcivil(公民)、さらにそれ以外は・・・平原で勝手に生えてくる草(笑)、マジで底辺階層は勝手に生まれて勝手に死んでいく植物扱いが中世の支配層の倫理観でした。

citizenによりデーモス(民衆)から代表を選ぶ方式が今の議会制民主主義へとなりました。

中産階級とともに議会民主主義(本書では代表デモクラシーと言っている)が拡大したのではなく、貨幣経済がデモクラシーを必要としたという結論を導いています。

本書によれば、代表デモクラシーは貨幣経済の拡大と軌を一にしている。中世後半のイタリア北部の資産家階級は自らを「市民債権者」と考え、「統治機関に自分のお金を貸すという原理を実験した」。彼らが税金を支払う条件とは「そうした金が利息付で払い戻される」ことだった。
 その創設原理に鑑みると、ゼロ金利時代が到来し、近代の代表デモクラシーはすでに破綻していることになる。


歴史は貨幣の融通(金融経済)で見なければ理解できない


ということです。

議会制代表民主主義が至高の制度だと思っている奴は、間違いなく被支配階層です。このブログを読んでいる人には居ないと思うけどね。


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