天気がよいので筑波山へ 
Monday, October 19, 2020, 05:41 PM
せっかくの天気の良い日曜日なので、筑波山に行ってきました。都心からは東の筑波山、西の高尾山は、息抜きにハイキングするには適当なところ。


筑波スカイラインの朝日峠の展望台から関東平野が一望できます。
足元には霞ヶ浦、ちょっと目線を上げればスカイツリー、横浜や新宿あたりも確認できます。丹沢山系から頭だけ富士山も見えました。

ちょうどお弁当を拡げているハイキング客がたくさんいました。気持ちよい場所だもんね。

足元には国土地理院の三等水準点がありました。明治33年(1900年)設置とあります。
測量はGPSでできますが、その基準点としてはなくてはならないのだとか。

水準点は探せばどこにでもあるありふれた存在ですが、ここのは石碑もあり、三等のくせにしっかりしてます。

5万分の一の地図を確認すると、ちゃんと標高301.8と明記されてました。



筑波のガマがお迎えしてくれる登山口です。
ロープウェーがあるので、楽ちんで登れますが歩いても面白いですよ。

道路はここまでなのであとは一気に下って、自転車専用道でつくば駅まで帰ります。

そう、茨城県は筑波山以外はほとんど平地なのでサイクリングには最適なのです。
  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 11317 )
ヴァンヘイレンって一番目立ってるヴォーカルのひとではないのか 
Thursday, October 15, 2020, 04:26 PM
すでに旧聞になってしまいました。アメリカのロックバンド、ヴァンヘイレンのギタリストが亡くなったというニュース。

そのギタリストとドラム担当のヴァンヘイレン兄弟のバンドが「VANHALEN」

よく知らなくてもJumpとI can't Stop Lavin'youはCMやTVテーマソングとして流れていたので知らない人は居ないでしょう。

この有名バンドはヒットを連発したけど、90年代からは活動中止したり、分裂したりと日本ではなんだか行方が分からなくなっていた。

このニュースが流れたときに、赤いギターを持っている人がヴァンヘイレンさんだと初めて知りました。

ずっと金髪を振り乱して歌うヴォーカルがヴァンヘイレンだと思ってました。

洋楽にそれほど詳しくない人は、たぶん同じだと思う。

2000年代になると、このバンド自体がレジェンドというか伝説的な存在で、ヴァンヘイレン兄弟は日本で言うところの北島三郎か細川たかしの扱いなんだそうでした。(洋楽好きの評による)

我々中年にはビッグネームであっても、最大購買層のティーンネージャーにとってはオヤジ世代ってやつですね。

昨今の音楽マーケットでは「懐メロ」に属するバンドだったのだとか。

それでも昨年の紅白歌合戦だったかではKISS(70歳の爺集団)が出てたし、流行も一回りして再び若い世代にも(親の影響で)80年代のバンドが注目されているようです。

亡くなってはじめて知りましたが、ライトハンド奏法の創始者なんですね。ギター小僧は誰もが真似をした。

だから1990年前後の学園祭ではあちこちでジャンプが演奏されていたんですね。

亡くなってはじめて、広く実績を知られるものなんですな。すご腕のギタリストだったんだ・・・

一方で

昨年末にやっと死んだ中曽根康弘に今さら弔意!?



自民党が中曽根康弘(享年101)の内閣合同葬で国立大学に弔意表明を文科省が強制しているというニュースがあります。

わたしが中曽根康弘を一言で評するならば、イギリスのサッチャー女史と同じです。

つまり中曽根は巨大世界金融資本、つまりロックフェラー財閥の走狗でしかない。

売国奴の最初の走りが中曽根康弘です。なんでそんなのにいまさら弔意とは馬鹿を言うなよ。
海軍主計局出身のエリートなのですが、元々からアメリカのエージェントだったのではないかと自分は疑っています。
  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 9697 )
歪んだ正義を振りかざす人の精神構造 
Tuesday, October 13, 2020, 04:35 PM
読売の書評で毎日新聞が出版した「歪んだ正義」大治朋子著に目が止まりました。
海外特派員であり、イスラエルで過激派組織の研究をされた方なのだとか。



現代の過激派はローンウルフ(一匹狼)型であり、組織に所属をしないで行動することが特徴。
その見返りはインターネット上のコミュニティでの称賛です。

不正義を正すヒーローとしての自己形成によって自尊心を取り戻した果てに、「聖戦」という「歪んだ正義」へと打って出る。誰にでもありうる。

その原動力は根深い被害者意識であり、そこから過激化へのプロセスに組み込まれてしまう。

極端な意見を持たない「普通の人」であっても、小さな発火点(差別や虐めなど)で外の集団に対して攻撃的になってしまう。

宗教はますます原理主義へと向かっている



自分たちは非主流だと認識するにつれて、一部の人たちは信仰にいっそう頑なになります。
ムハンマドを風刺したシャルリー・エブドは再び風刺画を掲載してイスラム教徒を挑発するようなことは、日本的な思考では考えにくい。

マクロンがさらに油を注ぐ状況だし、ドイツも移民排斥を掲げる右派勢力が伸びている。

どちらも被害者であるという意識なのだから、まず解決はできない。むしろ状況次第で過激化するでしょう。

過去ログ:非主流の原理主義者たちの反乱 「シャルリとは誰か?」エマニュエル・ドット
なぜフランスまで右傾化するのか?(日和見するフランス)

コロナ禍で正義を振りかざすことは過激派と同じプロセス



自分が外出せず、マスクと消毒薬で常に予防していることには何も問題はないのですが、それを他人に強要する人たちは身近にも結構いる。
いちいち関係のない他人の旅行や外食に対して文句を言う人です。

見る物触る物すべてがばい菌で汚染されていると信じ込んでいるようです。

電車が怖いとクルマで移動しても、帰れば車内の消毒から靴底にいたるまで消毒薬を振りまいてました。

そんな人だから、人が訪れても玄関先で追い返すのだとか。

マスクをしないで入店した客を追い返した餃子屋が休業したというニュースがありましたが、そりゃそうなるわ。
本気でコロナを怖れる人は場末の狭い餃子屋なんて行くわけがない。
(追記:餃子屋の店主を非難したホリエモンに同調しているように思われるかもしれませんが、ホリエモンもネットでわざわざそのような些細なことを流しているわけで、無自覚な煽動をしている。自分本位の正義感をもつ迷惑な人物だなと感じています)

場違いな正義感を出されたところで、こりゃ関わりたくないと思われるだけでしょう。(追記:考えが違うのだから、とことん無視して関わりを断つしか自衛手段はないでしょうね)

こうして無視され、やさぐれた同種の人のコミュニティがネットや実社会で次々にうまれてゆく。

過激派が生まれる素地はそこらじゅうにある



社会は不正義だらけだ、この世(政治)が悪いと声高に叫ぶほど、ネットの歪んだ正義に取り込まれて「聖戦」に向かうよう仕向けられていく。

またネグレクト(虐待)やセルフネグレクト(自己放任)を再生産してゆく。

子供を虐待死させる事件が最初に報道されたのはいつ頃だったのか。
戦後ではないのに餓死者に驚きを持って報道されたのはいつだったか。

自分の運転こそ正しい行為だと信じて、まるで成敗するヒーロー気取りのあおり運転常習者・・・

どうすればよいのでしょうか。

まず自分の正義を常に疑う訓練をすべきなのです


  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 9124 )
花のある街並はすばらしい!銀座に蜜蜂がいたよ 
Monday, October 12, 2020, 02:49 PM
梱包材が足らなくなったので慌てて馴染みの新橋の店まで行ってきました。

銀座から神田までの道(はな街道と名付けられているそうです)には歩道にパンジーやマーガレット、サルビア、ポピーと季節で色々植わっています。



帰りに何げなく足元をみてみると、蜜蜂が一生懸命花壇で蜜を集めています。

をを、これが銀座の蜜蜂か!

デパートの屋上で養蜂されていることは知っていましたが、はじめて銀座で飛んでいることに感動しました。

あわてて携帯で撮りましたが、ぜんぜんピンぼけ。なんたって蠅と同じくらいですばしっこい。

友人で養蜂を試みた人がいますが、すごく難しいそうです。

固有種である日本蜜蜂は一匹が生涯採る蜜はティースプーンひと掬いぐらいしかないそうで、大変貴重です。

さらに巣箱にはなかなか定住してくれず、せっかく巣を作ってくれてもあっという間に居なくなっちゃうのだとか。

一方、外来種の西洋蜜蜂はその何倍も採るのでとても効率がよい。
ところが天敵のスズメバチに襲われると、あっというまに全滅してしまうのだとか。

結局どちらも飼育することはとても難しく、挫折してしまった。

養蜂家というとトラックに巣箱を積んで花のある地域を巡る世離れした生活かと思ってましたが、現実はたいへんな仕事の割に、輸入蜂蜜に押されて収入は厳しいのだとか。

蠅ぐらいの小さな蜜蜂は日本蜜蜂なのか西洋蜜蜂なのかは判断できませんが、とにかくその小さな身体にがんばれぇと声援を送りたくなりました。

さて、銀座のみならず東京は緑の多い街です。公園やビル・マンションにも植樹されているところが多く、都市生活には不可欠の潤いを感じます。

都市計画においては大阪や名古屋と比べると、それなりに首都としての矜持を感じさせます。

政令都市大阪市の廃止には大賛成です



大阪市や名古屋市などを歩くと、ほんと一休みしたくても適当な休憩場所がありません。公園の日影でもあればと願ってもビルやマンションばかり。

大阪のJR環状線の周囲にいたっては、密集したスラム街ですから本来よそ者が歩く場所ではない。
川崎の工業地帯を歩くのと何にもかわらない。

つくづく大阪市やその周辺地区もふくめて付加価値のない場所だと感じます。

大阪は大都市であっても景観は月とすっぽん



都市計画がないから、無秩序にビルや住居が細切れに並んでいるのです。

東京は低所得地区は土地を集約して公園や公共施設も必ず併設させている。スカイツリーの足元(曳船地区)は低層木造密集住宅でよく知られています。戦争で焼けなかった地域なので道は狭いし家も古い。

ところがここも今では住民が亡くなっていって大規模再開発地域となり、劇的に明るい地域になりつつあります。

足立区に千住(せんじゅ)という地域がその北部にあるのですが、「巨人の星」の地域ですね。

ところがここも東京芸大と電機大学が来てからは、あっというまに人気の街になりました。JRと地下鉄と私鉄が交差するのでとても便利なのです。

足立区は偉いなと思うのは、低所得や高齢者が群れを成していた団地群をどんどん解体していることです。
鬱蒼として不気味な佇まいの古い団地を無くして、広い更地として再開発を進めている。

若い世代が住まない地域は淀んで腐ってゆくばかり



大阪市廃止に反対する理由は、大阪市の予算に巣くう勢力だからこれほどわかりやすい理由はない。

反対勢力は有権者に社会福祉サービスが減額されると言って、反対票を入れるよう連呼しています。

大阪市営バス・地下鉄は高齢者は無料のパスを出していますが、それがなくなるぞとか、生活保護費が減額されるぞといった脅し文句です。

大阪環状線から眼下に見える不潔な街並には溜息がでます



30年前ならば帰省の度に「ああ大阪っぽいなあ」と思っていたのですが、今眺めると無秩序で清潔感ゼロ、なるべく息をしないで通り過ぎたい気持ちになる。

いうなればゴミ屋敷に誤って足を踏み入れてしまったような感覚かなw


仙台とか福岡の方がずっときれいで清潔感あふれてます。

なぜ30年という時間があったにも関わらず、ますます煤けて汚れただけの大阪市になっちゃったのかというと・・・

貧乏人がそのまま厄介者の年寄だけになっただけだから



ちゃんとした収入がある奴らなら30年の間に結婚や子育てでさっさと市外のまともな住宅地に転居してしまったから。

大阪都構想に反対するのはその方の勝手でしょうが、都構想が潰れたら大阪市のスラム化は決定的になるでしょうね。

大阪市民だけは淀川に流された下水処理水を飲み続けるだけのこと。
生駒や葛城山系のおいしい水は大阪市以外の人たちが当たり前のように飲んでいるのに可哀想です。でも仕方がないね、共産党(福祉利権)と自民党(土建屋利権)に騙され続けてくださいな。


まずは、せめて大阪の中心部だけでも街路に花があふれる街並になってほしいものです。

過去ログ:
六本木再開発を主導した人は今どうしてる?
神仙思想によって『壷』を摸したから前方後円となった
住みやすい街というものをもっと真剣に考えなければならない
大阪府の大学実質無料化は諸手を挙げて賛成する
デベロッパーは天使か悪魔か・・・
政令指定都市などという制度はいらない
南河内の恵みを銀座で愉しむ
大阪の堺をドライブしてみた(南宗寺・ザビエル公園・旧堺港)
TaxEaterとTaxPayerという人種が日本にはいるのです
政令指定都市制度はそもそも市民の利益となったのか?
  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 10871 )
ノーベル物理学賞をペンローズは受賞していなかったのか・・・ 
Saturday, October 10, 2020, 02:47 PM
2020年ノーベル物理学賞はロジャー・ペンローズ(Roger Penrose 英1931-)が受賞しました。
物理学や数学でペンローズという名前はよく出ているのですが、まだ生きてらっしゃる人とは思いも寄らなかった。

2012年にベストセラーとなった「重力とは何か」(幻冬舎新書 大栗博司著)でペンローズとスティーブン・ホーキンス(1942-2018)の功績が説明されていました。



アインシュタイン理論だけではブラックホールの存在は証明できなかった



アインシュタイン理論は光速を基準とすると、空間や質量や時間も伸びたり縮んだりしてしまう。

その論理式でブラックホールの質量も計算できるのですが、光さえも脱出できない星の存在は誰も(アインシュタインさえも)懐疑的でした。

光速がニュートン物理を破綻させたのと同じように、無限大の重力が相対性理論を破綻させてしまいます。

ハップルが観測によって確立した膨張説で説明すると、宇宙の始まりは一つの点で始まってしまう。

果たしてそのようなことが現実にあるのかということをアインシュタインは疑問であったのです。

しかし英国の天才数学者ロジャー・ペンローズがハップルとアインシュタインの理論をトロポジーという幾何学概念で説明すると、宇宙の始まり、つまりブラックホールは<必ず存在する>ことを証明したのです。

その証明はホーキンスも加わり、宇宙の始まりは一点の大爆発で始まったと数学で解説したのです。ここで宇宙の始まりは特異点というそれまでの重力理論では説明できない場(=ブラックホール)であるという説(1965年発表)です。

と、さも知っているゼというような書き方をしてますが、3年前に読んだのにあらためてページを繰りながら書いています。

過去ログ:ゴールデンウィーク中の自主課題図書です

この本は次から次に有名天文学者、有名物理学者が出てくるし、ほとんどがノーベル賞受賞者ですから、ペンローズとスティーブン・ホーキンスもてっきり受賞者だと思っていました。

今年ベンローズが55年前の研究論文でノーベル物理学賞を受賞したことは遅すぎるぐらいですね。2年早ければホーキンスも一緒に受賞していたでしょう。

現代天文学の大御所とも言えるペンローズの受賞には誰もが納得ですね。

(追記)
この本を読んだ感想を書いておかねばなりません。
最終章(第7章)ではブラックホールの中はどうなっているのかという解説となっています。ホーキンスの負のエネルギーという概念、さらにトロポジーの弦理論を組合わせるとブラックホール自体が10の78乗の情報量を持つ空間であるという説が導き出されてきます。

 これがブラックホール=ホログラフィー理論というもので15年前に出版された「投影された宇宙」で読みました。この本は高かったけど面白かった。

「重力とは何か」の著者である大栗博司(1962-)氏はカリフォルニア工科大学の教授であり、理論物理学研究所所長です。

宇宙にはブラックホールはすでにいくつもあることが観測されています。そのブラックホール一つ一つには<記憶がある>という考えは、まさに創造主(Load/God)こそがブラックホールであるという考えに基づいた考えだと思っていたのですが、日本人である大栗教授もブラックホールの中は地球上の生命どころか太陽系すべての記憶が詰っていると考えていることに驚きました。

人間界の上にはアカシックレコードというひとり一人の運命、歴史、未来が記録されており、我々が現在と捉えている今の時点さえも、すべて記録通りになぞっているというスピリチュアルな説があります。

天才科学者が真面目にビッグバンで宇宙が始まり、そしてブラックホールの記録どおりに進んでいるということ。わたしが今メシを喰って屁をこくことも、宇宙の始まりから予定されていたことなのです。

私たちもビッグバンで弾けて生まれた派生物の一つなんですよ




過去ログ
検索キーワード:アインシュタイン:

曖昧な及第点「可」でも学んでいた方がいいと思うのだがね
肉体が消えてもその気概(思考)は子孫に伝わるという新説
私はホーキングを空想家としての評価しかしない
生まれ変わりって実際にあるのだろうか?
反物質は地球上でもすでに存在していた
演繹法、帰納法、形而上学は頭を使うための基礎素養である
量子でコンピュータ性能が一億倍となったらそれは宇宙(Universe)という
物理は理系ではなく文系(神学)学問である
モーガン・フリーマン「時空を越えて」とのシンクロニシティを体験した
科学者は神の存在を信じているのか?

  |  このエントリーのURL  |   ( 2.9 / 10759 )
キャッシュレス決済は交通系とクレジット系の勝ちだろう 
Friday, October 9, 2020, 01:32 PM


東京では圧倒的に交通系プリペイド式カード(Suica/Pasmo)が便利です。自販機どころかガチャガチャ(カプセルトイ)までも今やSuicaです。

紛失しても入金額以上の損失にはなりませんし、記名式であれば使用を止めることも可能です。

スマホアプリで自動的に補填もできますが、残高が足らなくなったら駅やそこらのコンビニでチャージできます。
だからなおさら管理しやすい。

都市部では交通系プリペイド式カードがダントツで使いやすいので、キャッシュレスではこれに勝るモノはないと思っています。

と思ったらクレジットカードもタッチ決済だった



保有するカードのダイレクトメールで知ったのですが、クレジットカードもピピッと使えるのですね。

電波マークがついているVISAかMasterのカードでしたら、ピピッと使えるのだとか。

このタッチ決済でもポイントがつくので、日常の買物でも使えるところは使えば知らず知らずにポイントがたまってゆく。

スーパーや量販店系のプリペイドカードはメリット無し



日頃から使うスーパーや量販店のプリペイドカードを持ったことがありますが、利便性では全然敵いません。

さらにポイントが二倍とかなっても、付加ポイントには使用期限があったり、その店舗か系列でしか使えないので制約が強い。

残高が数十円ぐらいになったら、使うのを躊躇してしまいます。

財布がカードだらけになるのも困る。レジの前でごそごそやって探すのもストレスです。

こうやって数十円程度を残した使い切っていないプリペイドカードは忘れ去られてゆく。これが狙いなのかと勘ぐってしまいます。

通信会社のキャッシュレス決済はザルでヤバイ



ドコモのD-cardで不正送金事件が知れ渡りました。連携する金融機関の本人認証の甘さを突いて、知らぬうちに他人に引き落とされてしてしまう。

ソフトバンクもダボハゼに利用者獲得のためのポイント付加が悪用されてます。本人確認を厳格にしていないのだから犯罪者一人に4万件もの契約ができてしまうのです。

ダミー認証で検索するとわんさかそういうサービスが出てきます。
携帯電話をあたかも保有しているように見せかけることを請負う人たち。

こういうサービスが林立している(そして犯罪にも悪用されることがある)ことは、裏を返せば不正利用の対策が全くできていないわけです。

クレジットカード会社では不正の可能性があればすぐに連絡があります。外国で使われたとか、妖しい店舗で使われたとか等々
自分も海外の旅行先で使ったら、後日確認の電話がありました。

信用情報を金融機関以外が保有することへの危惧



金融機関はブラックリストを共有しています。サラ金業者も銀行配下になったのでサラ金の利用履歴も都銀には筒抜けです。
VISAやMaster、American Expressといったクレジットカードの信用情報がほしいため銀行のカードにもクレジット機能が付加されています。

この個人の信用情報という宝の山の牙城に通信会社が果敢に取り崩しにかかったというのが実態でしょう。

ただわかるとおり、通信会社は通話料(と利用手数料)という売り上げさえ上がれば良いのですから、金を払う顧客がどのようであれ(たとえダミーだろうが)気に留めないのです。

知らぬ間に犯罪組織に名義を使われていてブラックリストに載っても通信系キャッシュレスサービスの利用者はわからないという危険がある。

こういった理由で、自分はドコモ・au・ソフトバンクのキャッシュレスサービスは使うつもりがありません。
だいたい携帯電話の契約者の管理でさえちゃんとできているかわかりません。(総務省が身元確認の厳格化を指示したとしても)

ということで結論は、キャッシュレス決済の勝ち組は交通系プリペイドカードであり、既存のクレジットカード会社なのだと予想します。
  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 10208 )
偽文書・椿井文書を日本学術会議はぜったいに取り上げませんよ 
Wednesday, October 7, 2020, 12:19 PM
毎週のように新聞広告に椿井文書(馬部隆弘著 中公新書)が載っています。
ほとんどの全国紙で紹介されていたので、書評は読んだことがあります。

毎週広告が出ているということは、売れているんでしょう。

椿井文書(つばいもんじょ)は江戸時代後期に京都木更津の椿井政隆なる人物が偽装した古文書を指します。

事の発端は村の境界線や水利権の争いを、村の長や寺社が正統性を歴史解釈で解決するために椿井なる人物に依頼したものだということ。

この椿井は博識で上手いこと歴史偉人を結びつけて、室町の古文書を偽作することでした。
依頼者に都合良いことを書き並べることで利益を得ていた。
今でゆう紛争解決のコンサルタント、やり手弁護士みたいなものか。

具合が悪いのは、その偽作の史料がそのまま現存しているということ。
そしてそれは未だに郷土資料の一級品として郷土史に使われること。

田舎の町おこしで、伝承のひとつとしてなら許せるのですが、文部科学省で国史として事実化していること。
歴史教科書にまで影響を及ぼしている。

嘘がいつのまにか事実として定着する悪例が椿井文書



いまさら町おこしや観光情報として流布してきた手前、自治体は放置しているからタチが悪い。

日本史では司馬遼太郎の坂本龍馬像が一番であることはいうまでもない。でもこの人物は司馬遼太郎が創ったファンタジーだと薄々知れ渡っているので、大きな実害はない。

外交では朝日新聞の本多勝一のほうがずっと悪いよね。

坪井文書は偽書だと声高に訴える研究者は無視されてきた



坪井文書、本多勝一などはぜったいに話題の日本学術会議は取り上げません。

歴史修正主義だと身内の左翼学者から責められるのが怖いから。

所属学会の推薦だと胸を張って国会前で一緒にシュプレヒコールしているのも、九条を守る会や辺野古基地反対の元左翼活動家だった老人ばっかり。

日本学術会議は内閣の諮問機関という位置づけで戦後すぐ米国の指示で発足したものですが、反対反対を叫ぶ人たちの神輿の寄り集まりということがよくわかります。

国定教科書の信憑性を疑わない歴史研究者など要りません


  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 10716 )
今のキャンプブームで踊る人たちなんて大嫌いです 
Tuesday, October 6, 2020, 05:37 PM
芸人に真似てキャンプがブームだからと、ホームセンターでキャンプ道具を買い込んで
慣れないまま、車でキャンプ場に乗り込む人が多いようです。

先月は奥多摩方面をサイクリングしましたが、川原やキャンプ場は家族連れでにぎわっていました。

側を通るとモクモクと肉を焼く煙で一帯が臭うこと臭うこと。

今から30年ほど前にもRVブームでキャンプが流行りました。
四輪駆動車やワゴン車が若い世代に流行って、猫も杓子もアウトドアが趣味だと言えばモテた。
キャンプ用品の新製品発表会と見間違えるほど、グッズを競い合って車に詰め込んでいた。

でもその実状は、キャンプ場ででかいテントを張り、使い慣れないキャンプ道具で焼くだけ。そこらじゅうにランタンをひっかけて盆踊り会場のようです。
あとはキャンプファイヤーや花火、酒を呑んで大音響で騒ぐだけ。

朝にはゴミ、食い残した残飯が散らばってました。合成洗剤で脂まみれのカレー鍋を川で洗ってたり、ジープを乗り回してます。30年前のブームではそんな連中ばっかりだ。

ボーイスカウトといった屋外活動の経験は義務教育にしても良いと思うんだけどなあ。

自分もキャンプは好きで、学生時代ではクラブ活動でも行っていました。
移動は自転車か原付バイクなので、必要最低限です。何も不都合はなかった。
山中で直接地面に断熱マットを敷いて、寝袋で寝ます。

当時はLEDライトなど無かったので、ろうそくが消えたらおしゃべりは終わり。まさに消灯です。
長い行程では燃料は貴重だから料理は手際の良さが必要だったし、生ゴミは野生動物が来るので処理は慎重です。

30年前、RVキャンプ場で一人キャンプをしていると、なんだそのショボイ道具はとからかわれたので、でかい車でキャンプ場に乗り付ける人種とは全く接点を持ちたくない。

今はハイブリッド車も登場して、キャンプ場でも車にコンセントがあるから電子レンジも炊飯器も使えます。
実際にテントだけ張って、面倒な火を熾さずにすべて家庭用家電調理器で調理するのは、スーパーで購入したレトルト食品や加工食品だけという人もいます。

まあ、それはそれでいいのかもしれないけど・・・それはキャンプか? 単なる車上生活のホームレスだw

道具数点だけで行うのが本当のキャンプですよ



コールマンやスノーピークを積めるだけ積んでいくのがキャンプだと思っている人たちが多いのは嘆かわしい。
クルマだったら家のもので十分です。タープやテーブルなんて自作できるし、代用できるものはいくらでもある。
許されるならば竃(かまど)だって造ってみれば面白い。

携帯電話どころかAMラジオも入らないからこそ山のキャンプは心細いし、それが麻薬的な魅力。

キャンプ場からテレビ電話をしてる人がいましたが、テクノロジーは確実に堕落させますね。

パックの切り身を網におくだけの自称アウトドア野郎も多い



動物の解体はわたしなんかはできませんが、スーパーなんかない田舎ではけっこう軒下に猪や鳥がぶら下がっていることを目にします。
罠か鉄砲で撃ったんでしょうね。

キャンプするなら日頃から魚を下ろすぐらいできるようになりましょうよ。
大の男がカブトムシやクワガタさえも触れないときゃーきゃー騒いでいるテレビは不愉快でしかありません。

今朝の新聞に服部文祥(はっとりぶんしょう)さんが載っていました。
毎日新聞社の岳人(がくじん)という登山雑誌のライター/編集者さんです。いまもそうなのかな。

この人は手ぶらの冒険家として有名です。北極までも食糧を持たず鉄砲だけで行っちゃった。

野性とは何か。
それは屠り喰らうことだと言います。
だから二人のお嬢さんも平気で鶏ぐらいは捌くし、猪や鹿の解体も手伝ってます。

そうかあ、服部さんは今「こんなところに一軒家」な生活をしているんだ。

関東のマタギですね。

過去ログ:サバイバルとは殺生を知ること サバイバル登山家・服部文祥
庭先でキャンプ(呑んで喰って探検ごっこ)
都会のキャンプは過酷です(大田区キャンプセミナー)


  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 9153 )
小説をノンフィクションとして検証するという手法もあるんだな 
Sunday, October 4, 2020, 06:00 PM
本日の朝刊の書評欄
『釼岳 線の記』盒饗臺紂…日新聞出版


言うまでもなく新田次郎(1912-1980)の「釼岳 点の記」をそのままなぞった内容でもあり、点を線としただけ。
一目で内容も推測できるタイトルです。

「点の記」は明治時代に地図作成の命を請けた陸軍測量隊の奮闘を著わしたもの。
釼岳の頂上に水準点を設置するために、決死の登山を繰り返すのですが、その山頂で見た物は古い錫杖(しゃくじょう)であったという結末です。

遙か昔に山伏か修験者が登っていたこと。
それを「線の記」では確かめるために、実際に登頂をして自らの仮説を確かめるというもの。すごいなあ。

「点の記」は映画にもなっていますし、読んだ方も多いでしょう。
この「線の記」も読んでみたいと思います。

えっ、なんか既視感(デジャヴ)があるかって?

ええ、梅原猛(1925-2019)の「隠された十字架 法隆寺論」(1972 新潮社)は十分意識していますよ。



過去ログ:地図が大好き!今年の夏休み課題図書はこれだ


  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 10346 )
やっと「無印良品」がファストファッションに注力しだした 
Friday, October 2, 2020, 04:49 PM
今朝の経済面
良品計画が無印良品のアパレルの価格を見直したという記事です。

無印良品はもともとは西武セゾン・堤清二により立ち上げられたブランドです。ブランド名は当時バブルのブランド偏重に対するアンチテーゼを掲げたものです。

良い物をノンブランドとして安く提供するというコンセプトであったのが、いつのまにか自分こそブランドだと勘違いしてしまった、痛いブランドです。

店舗は基本的に雑貨屋であり、そこには生成りやモノトーンで統一された家具や衣料品もある、という衣食住すべて含めたコンセプト。

家具はイケアだろうし、雑貨はニトリ、衣料品はユニクロが強いので、コンセプトは良いとしてもどれも値段もデザインも中途半端という感じ。特に下着はユニクロに遠く及びません。

銀座にできた無印良品のホテルはけっこう人が居ました。
シンプルデザインをこよなく愛する意識高い系の人たちなのでしょうか?

無印のアパレルに関しては、ナチュラルカラーのモノトーン系が多いので、オシャレに着こなすには年齢、体型、身長、髪型、センスを含めて着る人を選びます。

着崩すと単なる作業着か良くて人民服、最悪は囚人服DEATH!



ユニセックスな服は尚更この傾向が強いです。
品質はオーガニックコットン100%や天然素材(ウール、シルク)なので悪くはない。

でも無印良品の衣料品の弱点はモノトーンでシック(仏chic:上品)な品揃えでどれも何を着ても同じに見えてしまうこと。

同じ価格でもデザインならお隣にある種類豊富なユニクロに目が行ってしまう・・・

というのが今までの無印のイメージ

やっと無印良品が攻めの姿勢をみせた



今日から秋冬物衣料品を1000円、1500円と価格を下げました。

どんなものか浅草の店舗を覗いてみました。記事にあるとおり女性物のウール・シルクのカーディガンなんてお得ですね。

男物ならオーガニックコットンのネルシャツもこの価格なら買っても良いかなと思います。

ただどれもコーディネートが難しい・・・全身無印良品で着固めたムジラーなってしまいそうです。

ちなみにこれからの季節に高尾山や丹沢でよく遭遇する全身モンベルの人たちはモンベラーと呼ばれてます。

モンベルは色遣いのダサさが無敵なナニワブランドです。これでよいという供給者側の押しつけ感の強さでは無印良品に通じるところがあります。若者っぽいかなとスーツの上にパーカーを着て出勤しているサラリーマンにときどき出くわしますが、あれは止めた方がよい。
僻地から遠距離通勤しているようにしか見えないから。

いまやモンベルよりもワークマンの方がずっと若々しいデザインです。安いしね。

悪口を書いているように思われるかもしれませんが、値下げした無印良品のシャツは多分買うw
戦時下の菜っ葉服っぽいところがナウいからwww


  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 11577 )
イエス・キリストを殺人者として教える中国の公認教科書 
Friday, October 2, 2020, 12:10 PM
ウィーン在住の国連記者・長谷川良氏のブログで知りました。

中国の教科書「職業倫理と法」には新約聖書の物語を改竄(かいざん)してまでも、共産党綱領を優先することが正義だとしています。

お話は姦通した女性を石打の刑にせよと迫る民衆に対し、イエスは罪一つ犯していない者だけが罰することができると主張したとたんに、誰も居なくなったという有名な一節。

ところが中国共産党の手に掛ると・・・
それでは刑法の意味が無くなるとイエスは平然と女を石打に処した、となります。

執行者(共産党のこと)に罪があろうが無かろうが、法を守るためには罪人は処刑しなければならない。
これが正義だと、中国共産党の正統性を訴えています。

すごい論理を展開してますが、宗教は人民のアヘンだと言い切る社会主義国家ですからこれぐらいの改竄などへのカッパ。

(抜粋始め)
中国共産党公認教科書でイエスが姦淫した女を石打ちの刑にしたと記述されていることが明らかになると、世界のキリスト教社会で激しい批判の声が上がった。人類の救い主を殺人者として記述されているのだから、怒るのは当然かもしれない。イスラム教開祖を冒とくしたパリの左派系風刺週刊誌「シャルリー・エブド」の中国版といったことになる。(抜粋終わり)


キリスト教圏と中国共産党は絶対相容れないだろうね



今のところイタリアは中国重視のようですが、ヨーロッパでは中国への警戒が強まっているそうです。
バチカンの出方に注目です。もし法皇がこれに関してなんらかの発言をしたら中国との軋轢は決定的だな。

こういう根深い対立はやがて国連でさえ分裂していくと自分は予想しています。現に親中国国家ばかりの罵りあいの場なのだから、中国抜きでやろうぜとなっても不思議じゃない。


ウィーン在住の国連記者・長谷川良氏のブログ


中国の公認教科書に登場するイエス 2020/10/01

中国共産党は「宗教はアヘン」として宗教に近づく人民を厳しく監視し、必要ならば取り締まってきたが、抑圧しても人民の宗教への関心は途絶えない。そこで信者たちが信じている経典の内容を共産党の教えに歪曲するほうが手取り早いと考えたのだろう。中国共産党政権は公認教科書の中でイエス・キリストの話を党の思想と整合するように改竄している。海外中国メディア「大紀元」の記事(9月28日)を参考にしながら紹介する。

日本では「教科書問題」と言えば、日本の戦争中の出来事をどのように記述するかで時には識者の間で議論を呼ぶなど、案外厄介な政治テーマだが、ここでは共産党イデオロギーとイエスの言動の整合化という全く別次元の問題だ。

以下は、中国の職業訓練学校で使用される教科書「職業倫理と法」の話だ。「大紀元」によると、教科書は2018年に中国教育省が監督する編集検討委員会によって承認されたというから、公認教科書だ。問題はそこで登場するイエス・キリストは人類の救い主ではなく、姦淫を犯した女を石打ちする殺人者として描かれていることだ。中国共産党にとって、必要ならばキリストを殺人者にするぐらいの改竄は朝飯前だから驚くには値しないが、中国共産党の教科書問題は世界のキリスト教社会にも伝わり、当然ながらブーイングが起きている。

それでは、中国共産党公認の教科書に登場するイエス・キリストの話を紹介する。先ず、新約聖書「ヨハネによる福音書」第8章を開いてほしい。少し長いので要約する。律法学者とパリサイ人は姦淫した女をイエスの前に連れてきて、イエスに「この女は姦淫しているところを捕まりました。モーセの教えでは姦淫する者は石打ちの刑にせよと書いてあります。あなたはどうしますか」と尋ねた。するとイエスは「あなた方の中で罪のない者が先ずこの女に石を投げつければよい」と答えた。それを聞いた者たちは一人、一人去っていった、イエスだけになった。イエスは女に聞いた。「あなたを罰するといっていた者たちはどこに行ったのか」。女は「主よ、誰もいなくなりました」と答えると、イエスは女に「私もあなたを罰しない。今後は罪を犯さないようにしなさい」と答えた。

この話は有名だ。それでは共産党公認の教科書はどのように記述しているか。「大紀元」によると、キリストは「わたしも罪人です。しかし、もし法律が汚点のない人によってのみ施行されなければならないとすれば、その法律は誰も施行できずに、死んでしまうでしょう」と言い、自ら女を石で打ち殺したと書いてあるのだ。イエスが殺人者として記述されているのだ。姦淫する者は石打ちの刑という「律法」を守るためには、罪びとであったとしても女に石打ちの刑をしなければならなくなるからだ、と説明しているのだ。

中国共産党の教科書担当官はきっと頭を悩ましたはずだ。イエスが言ったように、罪の無い者だけが女に石打ちの刑ができるとすれば、石打ちの刑をする者がいなくなる。これでは中国共産党は人民を罰することができなくなる。そこで法を守るために、正義ではなくても罪人を罰せざるを得ない、と教えているわけだ。明らかに中国共産党の自己弁明だ。中国共産党は人民を罰することを正当化するために、イエスの言動を改竄したわけだ。

そこまでしなくても、という声もあろうが、中国共産党は真剣だ。党の綱領は首尾一貫し、論理的でなければならない。そこでイエスを殺人者として登場させ、法の整合性を守ったわけだ。

中国共産党公認教科書でイエスが姦淫した女を石打ちの刑にしたと記述されていることが明らかになると、世界のキリスト教社会で激しい批判の声が上がった。人類の救い主を殺人者として記述されているのだから、怒るのは当然かもしれない。イスラム教開祖を冒とくしたパリの左派系風刺週刊誌「シャルリー・エブド」の中国版といったことになる。

ギリシャの哲学者ソクラテスは「悪法もまた法なり」と述べている。たとえ悪法でも法律ならばそれを守らなければならない、といった意味だ。中国共産党もその論理に倣い、「法を守るためには罪人を罰しなければならない」と指摘、人権弾圧や粛清も「法を守る」ために必要となると説得しているわけだ。大紀元は、「中国共産党は何年もの間、聖書の教義と神学を再解釈し、習近平が唱える社会主義の価値観に合わせようとしている」と解説している。

現実の世界に戻る。中国国民は新型コロナウイルスの感染で苦しんでいる。そこで中国共産党教科書準備委員会は新しいイエスの話を用意しているかもしれない。「神は習近平国家主席を中国に降臨させ、人民救済に乗り出す」といった話だ。ただし、習近平氏はイエスとは違い、人民救済のために自ら十字架にかかることなく、ひょっとしたら党内の政敵を供え物にするかもしれない。その場合、「人民を救うためには救い主は生きてその使命を全うしなければならないからだ」という説明が教科書に記述されるのではないか。少し脱線してしまった。

  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 11933 )
図鑑は美術書としての価値もあるので値が落ちない 
Thursday, October 1, 2020, 01:32 PM
 博識タレントのさかなクン(東京海洋大学客員准教授・名誉博士)はイラストの腕前もみごとなものです。
特徴をデフォルメ(強調)して子供にも親しみやすいカラフルな画風です。

自然科学は絵心がないとだめなんだな


美的センスと科学的視点は通じるところがあるんだな。
だから絵が上手いから文系だというのは大間違い。科学方面に一番向いている。

カメラではだめなんです。
やっぱり眼で見て手を動かさないと。

こうして描かれたものは、作者の熱意(enthusiasm)を伝え、後世では美術的な価値も生み出す。

牧野富太郎(1862-1940)という植物学者は1700点ものスケッチを残しているそうです。
その集大成「牧野植物図鑑」は昭和天皇さえも愛蔵されていたそうです。

緻密な描写はボタニカルアートの手本ともなっているとのこと。

図鑑の制作では画工への指示もしていたのだとか。

練馬区立の牧野記念庭園記念館で原画の公開をしているそうです。
一部は東大総合研究博物館所蔵の植物図もそこで展示されるとのこと。

東大の博物館は東大構内と東京駅丸の内口前の旧郵便局施設KITTEにもあります。

どちらも古い資料が並んでいて見事です。無料ですからまた行ってみようと思います。

過去ログ:価値が減らない書籍とは


  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 10384 )
らーめんは意外と古くから日本にあったのだなあ(南北朝時代にはあった) 
Wednesday, September 30, 2020, 05:04 PM
新聞で初めて知りました。鎌倉時代1241年には臨済宗(禅宗)の僧が中国から水力式製粉機の図面を持ち帰ったそうです。
当時は日宋貿易で、鎌倉幕府は禅宗を保護していたからですね。

当時の中国(宋)の書籍にも「経帯麺」との記述があるとのこと。

さらにはそれを題材にした南北朝時代の漢詩も日本に残っている。

『棒下横身頭不回』
(のし棒の下に身を横たえふり向くことがない)

『看佗平展也奇哉』
(平たく伸ばされる様子を見ろ、見事なものだ)

室町時代の1480年頃には禅寺で経帯麺を振る舞ったとの記述があるそうです。
美濃の守護代斎藤氏が饅頭で禅僧をからかったという漢詩もあるとのこと。

国家間で交流があれば食文化は必ず伝来するものなんだなあ。

麺が伝来しているのならば、鶏や豚を喰うことはもっと早く伝わっていたのではないかな。

(遣唐使、遣隋使ですでに豚を運んできたのという説もある)

12支の一番最後、猪は本当は豚を意味するそうですから。










  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 11838 )
戦国大名はほとんどがキリシタンであった。この事実の重さを改めて知ることになる 
Tuesday, September 29, 2020, 10:01 AM
学問道場に投稿した書評です

  9月26日に発売された田中進二郎著「秀吉はキリシタン大名に毒殺された」 (電波社)を読了した。

本書は田中進二郎氏がずっと追いかけていたキリシタン大名の系統の集大成である。

同盟と裏切りが横行した戦国史の謎が、田中進二郎氏が示すように高山右近、蒲生氏郷という二人のキーマン、そして千利休を中心とする「日本十字軍」の暗闘という視点を加えると、カチッカチとパズルのピースがはまってゆく快感を覚えるだろう。

茶の湯が戦国武将に愛されたのは、茶の湯=イエズス会のミサという面があったからだ。
すなわち利休を日本での司祭(bishop)代理に見立てて、イエズス会の背後に控える覇権国スペインの恩寵を我先にと少しでも得たいからだ。

千利休が扱う茶器は、そのままスペイン国公認の神器であったのだろう。
剣、勾玉、鏡が天皇即位に必要なように、利休が認めた茶入れこそがキリシタン大名の誉れであり、イエズス会を通してスペインと結びつく証明のようなものだったのだ。キリシタン大名のこの弱みをうまく利用したのが信長であり、秀吉の茶の湯御政道の本質だ。

加賀前田家は現在、古九谷焼とよばれる磁器を製作していたが、これはもともと前田利家がキリシタンのミサ(礼拝)での必要にかられて城下で作らせたそうだ。
たしかに、そう考えれば古九谷を焼いたとする窯(かま)は徹底して破壊されて現存しない理由に合点する。

本書で暴露されているが、秀吉が伴天連追放令(1587)の3ヶ月後に北野天満宮で「北野大茶会」を開催した。
千利休・今井宗久(そうきゅう)・津田宗汲(そうぎゅう)の三大茶人が目の前で茶を点てて振る舞う一大イベントを、秀吉は城下庶民にまで開放した。
10日にもわたる大茶会とうたった割には、参加は1000人程度で閑散とし、たった一日で終わってしまった。
武将たちの”宗教ごっこ”に脳天気にノコノコ出ていって、キリシタンの嫌疑を掛けられるのなんかまっぴら御免と誰もが思ったのだろう。

利休を通して暗にイエズス会の権威を利用した秀吉も最後には斬り捨てられ、豊臣家の命運は潰(つい)えた。

■つぎつぎと氷解する戦国武将たちの疑問



まず、冒頭に多くの方はあの島津家の家紋(丸に十字)は、本来は縦棒が長い十字架であったという副島隆彦先生の指摘に、まさかそんなことがと驚くのではないだろうか。

しかし幕末の偉人西郷隆盛がよく揮毫したという『敬天愛人』はキリスト教の教義であるという指摘がある。隆盛も島津藩においてキリスト教の影響を強く深く多く受けた人物なのだ。

また日本一美しい城郭といわれる姫路城(白鷺城)にも、譜代藩であるに関わらず実は十字架が掲げられている。
パンフレットにもしっかりと明記されているが、理由は謎とされている。


写真 二の門に掲げられる丸に十字

キリスト勢力は権力者から弾圧された側という解釈ばかりが歴史教科書には示されているが、それでは、なぜ徳川の血統である結城氏と松平氏が交互に藩主を務めた姫路城に十字架が掲げられて現存しているのかがわかるはずがない。

自分の出身地でもある堺は南蛮貿易の拠点として繁栄し、千利休を生み出したところであるにも関わらず、いまでは大阪湾に面した工場と密集した住宅が混在するだけの地域にすぎない。歴史を感じさせるような街並はほとんど消えている。

日本のベニスとまでポルトガル商人に讃えられた面影などどこにもない。日本で最初に鉄砲までも造った打刃物産業が伝統工芸として残っているだけだ。
せいぜい百舌鳥古市古墳群(仁徳天皇陵や応仁天皇陵)が世界遺産登録されたことが最近の唯一明るいニュースではある。

このような個人的な疑問にも本書を読めば氷解する。

江戸時代に幕府直轄領となってからは、堺は外国と直接通じる貿易港の役目を剥奪され、イエズス会(耶蘇教)の要注意監視区域だったのだろう。

だからイエズス会や布教の面影を残すものは全部破却されたのだろう。千利休を始めとする堺の豪商(会合衆:豪商の連合)の史蹟もない。

日比谷了慶の屋敷跡は公園となり、寄付で石碑が建てられているだけだ。

(写真:堺市戎公園 通称ザビエル公園)

本書で南蛮貿易の貿易事務所として登場する南宗寺は千利休(1522-1591)と三好長慶(1522-1564)の墓がある。

現在放映されているNHK大河ドラマ「麒麟が来る」で三好長慶も登場している。
畿内の支配者の三好長慶は細川晴元ともに京に攻め入り国内で初めて火縄銃を使ったとされる。(1550)
信長よりも先に火力兵器を手中にしたことで、現在の大阪地域で勢力を固めたのが三好長慶だ。
だが、南蛮貿易で火薬原料と鉛を独占していた三好長慶は家宰の松永久秀によって毒殺されたのが、長慶の死の真相なのだ。
松永久秀は、三好長慶を殺したあと、三好三人衆を動かして、畿内をしばらく牛耳っていた。その間、畿内のキリシタン大名たちは、戦々恐々としており、彼らに代わる新しい庇護者を必要としていた。だから、信長の台頭を歓迎したのだとわかる。

イエズス会の強力な庇護者であった三好長慶は、イエズス会が禅宗に擬装した南宗寺で長慶を弔らわれたのだろう。


(撮影:田中進二郎 南宗寺の利休由来の茶室とキリシタン灯籠(織部灯籠)。灯籠の竿(足の部分)は作り直されている。一旦壊されたのかもしれない)

そしてこの南宗寺は大阪夏の陣で死んだとされる徳川家康の墓があることで有名だ。
ただしこれは松下幸之助が再建したもので、当時のものではないが戦災で焼ける前は東照宮の廟があったそうだ。

いままでは訪れても「家康の墓?馬鹿らしい」と一笑一蹴していたが、この南宗寺は水戸徳川家の庇護下の由緒ある古刹である。(だから瓦は三ッ葵の紋だ)
南宗寺には、三代将軍家光も参拝したという言い伝えも残っているらしい。

本書で水戸徳川家もキリシタン大名の有力な一派であることを知ると、俄然イエズス会の勢力は徳川幕府下においても温存されていたことがわかる。

もしも徳川幕府がイエズス会勢力(スペイン勢)により倒幕された際には、家康はすでに大阪で死んでいることを水戸徳川が発表して、水戸藩主こそ真の大権現様であるぞとキリシタン大名と共に公布しようとしたのではないだろうか。

そうすると、イエズス会の寺に家康の墓があるのかということの説明がつく。

■キリシタン大名の中心であった蒲生氏郷



自著「かくされた十字架 江戸の数学者たち」(2019 秀和システム)において江戸時代初期にキリシタン弾圧を指揮した張本人の井上政重(1585-1661)の出自におおいて、駿河で生まれ、徳川家臣の大須賀家(キリシタン)に使えていた。その後二代将軍秀忠に仕える前は、福島二本松の蒲生(がもう)家に出向していることが判明していることを記した。井上政重は徳川の伊賀忍者系の出身だ。

徳川家のお膝元である駿河(遠州)から遠く離れた蒲生家になぜ出向いたのか。

田中進二郎氏によると、蒲生家とは信長政権からずっと一貫してキリシタン大名であり、反信長、反秀吉の中心大名であるのだ。
秀吉によって高山右近が国外追放された後も、蒲生氏郷の家系はイエズス会のエージェント(agent)として暗躍していたのだ。

だからこそ徳川家もキリシタン大名ネットワークの連絡係としても井上政重をキリシタン大名の統制を担う蒲生家に公儀隠密(スパイ)として派遣したということ。

やがて井上政重はキリシタン弾圧とは真逆に密入国したイタリア人宣教師ジョセッペ・キアラを江戸の小石川に匿った。そこで西洋数学(天文学)を同じ駿河出身の関孝和に学ばせた。

本書とはちょっとずれるが、井上政重の系統に江戸後期の数学者で高橋至時(たかはしよしとき 1764-1804)という人物がいる。
弟子が日本地図を作り上げた伊能忠敬(1745-1818)である。

高橋至時は見廻り組の小役人が表向きの身分で、井上家に所属している。忍者の家系は江戸城の警備を担当だ。
この人物が江戸幕府の頭脳集団となり、浅草天文台(幕府の数学研究所1782年)を設立した。やがて蕃書調所(ばんしょしらべしょ:幕府の海外研究機関)となった。

世界に対峙できる頭脳がなぜ禁教下の江戸時代に集められたのか不思議に思わないだろうか。
黒船来航(1853)の百年前にはすでに海外情勢と西洋科学(Science)をキリシタン大名が密かに研究していたのだ。
代表例として挙げると岡山の津山藩だ。天才・秀才の家系として知られる箕作(みつくり)家だろう。(維新後は華族となった)

だからこそキリシタン大名ネットワークで速やかに人材を一箇所に集めることが可能だった。

■海外情勢はそのまま国内勢力に大きく影響した



日本の戦国時代と同時期のヨーロッパでは凄惨なカトリックと新興のプロテスタントの勢力抗争が行われていた。
イギリスにおけるスペイン勢力(カトリック)とオランダ勢力(プロテスタント)イギリスを経てアメリカ建国(独立)へとつながっていく過程は、副島隆彦先生の「本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史」(2020 秀和システム)に詳しくわかりやすく書かれている。


過去ログ:「本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史」は近代思想を俯瞰するための最良本だ

さて、その影響(イエズス会の勢力低下)は日本にもどのように影響したのか、が本書の後半の主題である。

イエズス会配下の大名たちをアメとムチでなんとか懐柔してきた秀吉政権も、身内までもがキリシタンに侵蝕されて瓦解していったことがつぶさにわかるだろう。

秀吉恩顧のキリシタン大名たちを関ヶ原で家康側に寝返らせたのは、反イエズスであった権力者石田三成への憎悪である。
本能寺の変から続く反勢力・イエズス会ネットワークは関ヶ原の戦いで決定的に豊臣家を孤立させ家康有利に働いた。

大阪夏の陣(1614)、大阪冬の陣(1614〜15)で豊臣家滅亡させた家康の原動力は、プロテスタント国家のオランダとイギリスの支援によるものだった。

家康がイエズス会からプロテスタント勢力に鞍替えした理由、それはヨーロッパでも明白な差となっていたプロテスタント側の科学であり、兵器や築城や治水(開拓)といった先進の工学であった。

覇権国がスペインからイギリスへ動くという海外情勢の大きな変動がそのまますぐに日本にも波及していた。

キリシタン大名たちを操ったイエズス会(=スペイン)とオランダのプロテスタント(=ユダヤ人勢力)の暗闘が日本中世史の真の姿であったことが、本書によってはっきりと解るのである。
  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 10195 )
ハンコが無くなればお宅の社員の言葉はもっと乱れるぜ 
Saturday, September 26, 2020, 03:12 PM
民放で若者言葉(スラング)をアナウンサーやMCが使うのは、耳障りが悪いですけども仕方がないとあきらめます。でもね、NHKのアナウンサーまでも「マジ?」とか「スルー」ってな言葉を口にしていると憤りを感じます。

「ガチでガン見しました」とかいうギャル(gal)の言葉がネットで使われた結果です。

若者言葉なので、これは別に構わないけど、少なくとも公共の電波では使って欲しくないですね。

ガン、ガチ、マヂは絶対口にしたくないです。脳みそが軽そうに思われるのでね。

婚活とか終活は就職活動の略語として定着した「就活」の派生語、結婚活動、終焉活動の略として定着した感があります。

これは最近の造語ですが、言葉の発展過程では普通です。

そもそも婚活とか終活の代替(だいたい)の言葉が思い浮かびません。

読売新聞に国語調査の記事がありました。その結果に驚きました。

慣用句の意味を半分の人が誤用している!



浮き足立つ・・・○困難や問題に直面して動揺する様子
敷居が高い・・・○気まずさがあって訪問に気後れする様子
手をこまねく・・・○手段の目処が立たず、手出しできない状態

少なくとも、浮き足立つを<喜びで落ち着きがない状態>だとか、敷居が高いを<格式が高い場所>という意味では言いません。
手をこまねくを<準備万端でいつでもウェルカム>などという文も読んだ記憶がありません。

ええ!、本当か!?

「新規巻き返し」、「雪辱を晴らす」、「噛んで含むように」といった誤用はありがちではあります。

自分も「的を射る」と「当を得る」を混同して使っていて、サラリーマン時代に笑われたことがありますから。

ハンコが必要な書類は常識人の為の関所なのだ



学生は指導教官が、論文を校正してくれます。てにおはや正しい句読点の使い方などを恥を書きながら体得してゆくわけです。

大人になっても、会社では稟議書や企画書、説明書などなど若いうちは戸惑いながらも、文字に向かい合いながら習得して成長する。

たいては年長者のハンコをひとつひとつもらって、細々したところまで赤ペンで訂正され、あれこれ言われて小馬鹿にされながら20代は育つのです。

ところが、それは古い慣習だと言い放ち、そんな手順はまっぴらだと、SMSや電子メールで済ませろという暴論が目立ちます。

まともな文章ひとつ書けない馬鹿にあわせることはないのになあと思います。

冒頭に名乗らずに、ちょろちょろっと自分の要件だけ、しかも誤字だらけの電子メール(またはSMS)を投げて寄越して、世界がまわると思っている方がよほどめでたい頭です。

しっかりと紙に書かないと知能が低下します(経験あり)



そしてしっかり恥をかくことで筆力がつくものだと信じています。

おっと、いそいで書評を書かねば・・・


  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 10632 )
六本木再開発を主導した人は今どうしてる? 
Wednesday, September 23, 2020, 02:55 PM
読売新聞の投稿欄で知っている人が載っていて、おっ、と目が止まりました。
2000年から一期だけ東京都・港区区長だった原田敬美(はらだけいみ)氏です。

都市計画の専門家で、防衛庁移転に伴う六本木再開発を主導した方です。これが最大の功績で、汚くて不良外人の吹き溜まりだった六本木が、六本木ヒルズができて劇的に景観がよくなった。

なんせ戦後からヤクザ、不良外人、性風俗と穢れた場所だったんです。表通りの裏はいまでもそうだけどね。言いたいことは山ほどあるが、こんなとこにあこがれるのは田舎もんぐらい。

もともと武家屋敷だったから南側には多くの国の大使館がありますが、入り組んでいてわかりにくい。

さぞやゼネコンや地元土建屋、土地転がしに口利きして、区長の懐にもたんまり・・・と思うでしょ?
ところがまったくそのような噂もありませんし、事実一切業者から裏金(賄賂)を受け取らなかった。
後援会も地元有志中心でした。

理念だけでは多数派工作できない



後援会の方がぼやいてましたが、実直清廉なのは結構だけど、土建土木屋を引き込めないので議会内ではなかなか能力を発揮できないもんなんだとか。

その隙を突いて、共産党系議員が、港区予算で購入した六本木の駐車場用地がとんでもなく高いと追求していました。

区長(当時)のご本人曰わく、駐車場はどうしても用意しないと都市の利便性が損なわれるから、必要悪なんだとのこと。
でも、高騰している土地のため、民間が土地をまとめて、それを駐車場にすることは民間資本では無理なのです。
そこで区予算で土地を買い上げるしか手段がなかった・・・。

それを共産党系や野党議員らが一斉に区長を吊し上げたんですね、購入金額が高すぎると。
使われそうにない青空駐車場にするぐらいなら、保育園を作れ、公共施設を造れと。

その駐車場は連日満車で投資以上を稼ぎ続けてます


観光都市には必ず訪問者の駐車場がいることを理解していた原田区長は、断行したんです。
ただでさえ駐車場が少ない地域だと認識していたからこそ、反対を押し切ったそうです。

それでも共産党系や野党、身内の自民党までも、青空駐車場に区予算を注ぎ込むなと反対したことには堪えたなあと後日ぼやいてましたっけ。

いまの六本木の盛況をみれば、当時の原田区長の決定は正しかったのです。
都市計画の専門家として海外の効率的な都市を研究していたからこそなんです。
さぞかし区長を継続できなかったのは無念だったでしょうね。(自民党議員らからも足を引っ張られたようです。おこぼれがないからw)

公共投資を断行することこそが市区町村の役目



東京に長年住んでいると、停滞している地区とダイナミズム(力強い変動)に溢れた地区が如実にわかれていることに気付きます。

貧乏人が住む所じゃないけども港区ってのは金持ち区だけあってインフラがよいのですよね。この原田氏のころから始まった新橋から浜松町あたり(もともとは国鉄の貨物操車場だった)の再開発も、汚い場所がずっときれいになったし、今後も変わってゆくでしょう。

中央区もそうですが、都市景観にはとてもうるさいけども再開発後は人の流れがかわります。それが都市のダイナミズムです。

民間資本で都市開発しているような地区は、一時は良いのですが廃れるのも早いです。
なぜなら、投資を回収するだけの”売りっぱなし”だから。

10数年ぶりに名前をお見かけして、ついつい昔話をしてしまいました。
今も小さな設計事務所をやっているようです。


  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 8476 )
官庁内にデジタルテクノロジーを指揮できる人材など皆無という証拠 
Thursday, September 17, 2020, 09:27 PM
今朝の新聞記事

気象庁のHPに、なんと広告を載せたそうです。
そしたら不適切な(いかがわしい、疑わしい、誇大な・・)広告がぞろぞろと表示されたとのこと。

アクセス数が多いといってもたかだか年間79億ビュー。
それでも維持費が2億4千万円も掛るから、広告収入で賄おうとした・・・おいおい!

ちゅーちゅーIT詐欺師たちに吸われとるだけやんけ



そもそも日本国家の政府機関のWebが、そこそこのアクセスでダウンするような貧弱さであっては困るわけです。
素人のアソビじゃないんだから、それなりの設備と維持体制が必要なわけです。

せっかくの予算(税金)は吸われまくられて終わり


ITコンサルタントやそれにヒモづくベンダーやIT業者たちが、生ぬるいお役所案件として群がっているのが想像できます。

商談相手は責任のない役人だし、小難しいことを言っておけば(プライドで知ったかぶりするので)丸め込むのは簡単。自分の金でもないから、あとで追加出費を要求しても払います。

小役人にコスト意識なんてないからね


省庁勤めに責任感はないが、承認権限を振りかざすことが仕事であり存在理由だと信じているから。

だいたい、どうゆう理由で、気象庁のHPに広告を載せようという経緯になったのかがわかりませんが、どうせ広告代理店が入れ知恵して、配下のネット広告業者をねじ込んだということでしょう。

ネット広告業者といえば官公庁に食い込んでいるGMOか、ヤフーあたりじゃないかなあ。

そもそも年間経費2億4千万円程度も用意できないなら、無駄な職員を減らすべきだよね>気象庁

天下り先の日本気象協会とウェザーニュースとずぶずぶなんだから、そっちで引き取ってもらえよといいたい。

SPEEDIなんて30年前のソフトに年間6億も払っているのにさ。

自前のHPも維持できない省庁なんて、世界に顔向けできません



三流国家、途上国並ってことがよくわかりましたぜ。

関連ログ
放射線観測網なんてIoTですぐに構築できるでしょ?
お笑いJアラート(J-ALERT)は無駄の極み:騙す元請け大手電気系IT業者
技術屋さん(engineer)の悪い癖は自分だけが知っていると思いこむこと
SPEEDIという汚染予測システムの元は原爆シミュレーションです
googleツールバーは最強のスパイツールだ!
SPEEDIを斬る!これぞ役所仕事の産物である
  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 10899 )
「本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史」は近代思想を俯瞰するための最良本だ 
Monday, September 14, 2020, 02:15 PM
半年前(2020年3月)に上梓された「本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史」(副島隆彦 秀和システム)はすぐ読もうと思っていたのですが、半年遅れで読了しました。



まず最初に声高に言いたい。

アメリカ建国の背景にはヨーロッパでの血みどろの宗教闘争がある



はいはい、宗教革命(ルターによる1500年代中期からの反ローマ教皇運動)でしょ。

そんな感想を洩らす人が大半でしょう。

もう少し西洋史に詳しい人ならば、プロテスタント・カルヴァン派たちがオランダを拠点としてヨーロッパ全土でカトリック国家との宗教戦争にまでなったと言うでしょう。

それならば何故、宗教改革が、米国独立戦争へとつながったのかがわからない。

王様なんか首をちょん切って(chop off)やる!という過激思想の蔓延



これがやがて共和制(Republic)という政体につながってゆく。

本書は、その最終走者(anchor)となった国家がアメリカであるということが、スムーズに理解できます。
私が以前SNSI主催の講演会で使った画像を貼り付けておきます。


イギリスはやっかい払いし、フランスは内乱状態になった



イギリスは王政支持派(英国国教会)が反王政思想を弾圧しアメリカへ島流しにします。
今のマサチューセッツ州(NYの北東、首都がボストン、日本に例えると京都)の植民地(コロニー)に入植させます。

ニューヨークの旧地名がニューアムステルダムなのは、プロテスタントの牙城であるオランダのアムステルダムに由来します。

そこの住民はヤンキーと言われました。ユダヤ人の蔑称Yankが語源です。

ルイ16世とマリーアントワネットを断頭したフランス革命はアメリカ建国(独立戦争後)ですからね。

新興国家アメリカではユニテリアンたちが大きな役目を果たした



長い間ヨーロッパを支配してきたキリスト教の世界観(有神論、theism)は、プロテスタントによって理神論(deism)となり科学(science)の発展へとつながりました。

その中心はキリスト教信者であっても、ユニテリアン(Unitarian)という教義に対し合理的(rational)な思想を持つ人たちです。

アメリカ建国当時の最重要な思想家はラルフ・ワルド・エマーソン(1803-1882)であると副島隆彦は指摘しています。

この本も手元において何度でも読みかえすことができます。

「金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ」(2005年 祥伝社)
「隠されたヨーロッパの血の歴史」(2012 KKベストセラーズ)
「フリーメイソン=ユニテリアン教会が明治日本を動かした」(2014 成甲書房)



そしてこの
「本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史」(2020 秀和システム)

これら副島隆彦の著作群は近代思想を俯瞰できる最良の本であり、全巻通して読むことをお勧めいたします。

過去ログ:
共和国とは王様/君主(King/monarch)の存在を否定する宗教国家のこと
アメリカは王様を認めない国家であること
サッチャリズムへの怨嗟が今の英国BREXIT運動なのにサ
ミルだって代議制民主主義が絶対的だとは思っていないのよ
なぜフランスまで右傾化するのか?(日和見するフランス)
地球で生命はどこから生まれたのか?
一万4455発もの核弾頭を持つ国々が文句を言う構図
銃の所持はリバータリアンから見れば絶対に譲れない条件だ
欧州統合でトリレンマは解決できたのか
小国であってもやればできるのだ(朝鮮民主主義人民共和国)
  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 11579 )
日本のゲームソフトはJRPGと呼ばれ糞ツマラナイの代名詞 
Monday, September 14, 2020, 12:38 PM
中古本屋で拾った本「世界ゲーム革命」(NHK取材班 NHK出版 2010)を読んでみました。
10年前にNHKスペシャルで放送した内容を書籍化したものです。

 一切コンピュータゲームには興味がないので、10年前がどのようなものだったかのか、どのようなタイトルが流行っていたのかわかりません。

AppleがiPhoneを発売した頃のお話です。たった10年前ですがスマートフォンがこれだけ浸透していることには、やはりデジタルテクノロジーの進化は早いなあと感じます。

NHKがなんらかの危機感をもって取材した内容であることには間違いありません。

当時、ゲーム機はニンテンドー(Wii、DS3)SONY(Plaustation2)、MS(XBox360)がシェア争いをしています。3社がほぼ独占する構図は今も変わりません。

ドラゴンクエストやファイナルファンタジーといった人気ソフトウェアを抱え込んでいることがシェアに大きく左右され、ニンテンドーが飛び抜けているかのように日本人は思っていた。一方で

日本のゲームソフトは世界シェアでは数パーセントに過ぎない



ツマラナイゲームをマニアは糞ゲーと称し、海外ソフトは洋ゲーと称するそうです。一方で日本のゲームタイトルはアメリカでは何と呼ばれているかというとJRPGと呼ばれ、だらだらと長い幼女趣味のロールプレイゲームを指すものなんだとか。

日本発のゲームソフトは海外では進歩がない異質な世界観であることがよく知られているのだとか。

うん、まあねえ、なんとなく分かるような気がする・・・

ゲームも重要なソフト産業の柱として支援体制を強化する国家たち



この本が出版された10年前は、コンピュータゲーム産業規模はダントツでアメリカです。それでは2位はどこかというと、なんとカナダのケベック州なんだとか。コンピュータ産業はアメリカのシリコンバレーに次いで英国が長年2番目だったのですが、いつのまにか英国は3位となっていた。

いまはおそらく2番手か3番手に中国が位置しているので、アラン・チューリング(1912-1954 現在の電子計算機の生みの親)を生み出した英国としては形無しです。

なぜ急速にカナダがソフトウェア産業の主要プレーヤーになれたのかというと、有能な人材がすべてアメリカに流出してしまったからです。

最優先政策として大学による人材育成と企業誘致、手厚い優遇保護を行った



こぞって大手ソフトウェアがカナダに移転し、またベンチャーが勃興した結果、100倍、300倍もの経済発展をしたのです。ケベック州の成功はカナダの主要都市にも波及し、国家上げての政策へとなった。

カナダがコンピュータテクロノジー、特にゲーム関連を主要なターゲットとして、ゲームを創るならカナダとまで言われるようになった。

ゲーム開発は物理学から医療・心理学のみならず幅広いリベラルアーツを含む



日本人のコンピュータゲーム(アニメも含む)は二頭身の人物描写とせいぜいコミカルな音楽で、子供のアソビというイメージが強い。

そのため、日本のゲームは、ゲームクリエーターと呼ばれる一人の演出者が、自分の世界観を押し出す傾向が強いのだとか。

一方、ゲーム開発を組織(チーム)で行うことが主流のアメリカでは、随時適宜に専門家が割り当てられて創られる。

シナリオは専任スタッフ、描写は美術スタッフ、そして評価は別の専門会社という具合です。

世界中に製品を売るには、宗教背景や人種、歴史解釈、殺戮や性描写まで配慮しなければならない。

アメリカ企業はゲーム開発ツールをすべて無料で開放した



任天堂やソニーのゲーム機向けにソフトを作りたいと思っても、一般にはそう簡単には入手できません。また入手できても自由に製作物も販売できません。

一方、アメリカはマイクロソフトはXBox用、ゲーム企業は自社開発した開発者ツールを無料公開しています。

しかもそれは自由に流通して良いとしたのです。(10年前のことです)

その結果、ゲームソフト開発の効率は飛躍的に高まり、マイクロソフトがつくったキネクト(Kinect)という音声認識・動作認識の外部機器はゲームのみならず、大学で自動運転や人工知能開発にこぞって使われました。

自社で技術者を囲い込むのではなく、世界中から技術を持つ人材を呼び寄せることに成功しました。

何ももかわらないし人材育成もしないままの日本



10年前のNHK取材班の危惧は、今もそのままです。海外とのゲームソフトウェア産業との差は広がる一方です。

DX(デジタルトランスフォーメーション)という標語がいまさらメディアが喧伝しています。

何をいまさらと片腹痛い。

日本にはコンピュータソフトウェアを作る体系的な教育体制はWindowsが登場してから四半世紀過ぎてもありません。

アメリカやカナダの企業は誰でも無料でゲーム開発キットを渡しているのに、ゲーム製作の人材を育成する大学も企業もありません。

日本はコンピュータを仕事にする大部分の人たちは『IT土方(ドカタ)』という労働階級の最下層かのように扱われてます。

通信御三家とかコンピュータ御三家とよばれる大企業も所詮は日本代理店業に過ぎない。

そういう現実を直視しないまま、何もしない平成時代であったのだというのが読後感です。

そしてこの遅れは絶対に取り返しができないでしょう。アルキメデスの言うアキレスと亀のように。
  |  このエントリーのURL  |   ( 3.2 / 6510 )
共和国とは王様/君主(King/monarch)の存在を否定する宗教国家のこと 
Tuesday, September 8, 2020, 12:03 PM
9月となっても連日の暑さで毎日だるいです。天候も強い陽射しと不意に激しい雨となったりと外出していても気が抜けません。

仕事する気がないのは新聞やテレビも一緒でして、よくもまあ中身のない表面的な報道をだらだらと流すのだと思います。

新聞も薄っぺらいのですが、言葉の解説記事をひとつ載せます。

以前「合衆国」を取り上げたのですが、今回は「共和国」についてです。

合衆国も共和国も自分が思うには、ほぼ同じ意味。つまり王様や血統により継承された世襲の君主を認めないということ。

その代わり、古くはローマ皇帝、やがてキリスト教ローマ法皇により認められた者が統治を許された。これが共和制だという認識です。

だからヨーロッパにしかない特殊な政体の形態とも言えます。
やがてイギリスの植民地であったアメリカで変質し合衆国となった。

過去ログ:アメリカは王様を認めない国家であること

ラテン語respublicaを起源とするrepubulicanisumは、幕末に共和制と翻訳されます。
儒学者が頭を悩ませて、古代中国の周で君主がいない時期に因(ちな)んで名付けられたとのこと。

権力の世襲継承を暗黙裏に認めているのが共和制の弱点



共和制は一般的には保守(conservative)であると思われているかもしれませんが、進歩的(progressive)な考えを否定するものでもない。そもそも共和制は中世ヨーロッパでの君主制に対する革新的(innovative)な制度だったからです。

この記事では共和ではなく、中江兆民が訴えた「自治主義」がふさわしいとのことですが、それも違う気がする。

民衆による合議制である民主主義とどう違うのでしょうか。
どっちも同じ。

大きな違いは何かというと、権力や特権の血統的な継承を認めているのが共和制ではないのではないでしょうか。

だから共和党は上流階層や企業経営者たちから支持される傾向が強い。

君主(王様)は認めないが、治める側の階層の存在(や特権)を暗黙裏に認めますよというのが、共和制の根源です。

大統領選挙は州から投票人を選出する二段階方式ですが、投票する民衆と大統領を選ぶ為政側という二層があるからです。
言うまでもなく形式的には民主主義です。

純粋な民主主義はカオス(混乱)化して、結局は大資本家が暗躍する矛盾



日本では首相がコロコロ変わり、長期的な政策が実施できないなどと批判する人がテレビや論調に散見されます。

でも国政のトップが頻繁に変わるのが民主主義の本来の姿であって、常に足を引っ張り合うことで権力の集中と長期化を阻止しているわけです。

だから首相がすぐに交代する日本はある意味、純粋な民主主義国家のように見える。

いうまでもなく、民主主義のように擬装(ぎそう)されているだけで、その本質はアメリカの従属国(属国)であり、政治のトップはアメリカの意向に沿った者でしかない。

一方、そのアメリカの民主党だって、市場を寡占する権力者や大富裕層の傀儡に過ぎない。

だから共和制が良いか、民主制が良いかなどという議論はナンセンス。

どちらも似たようなもので、双子なのに無理やり髪型を変えて別人のように装っているものでしょう。

中国の社会主義的一党制というのは、国家運営の面では世界が羨むほど効率は抜群によいです。

ロシアやアメリカの連邦制、西側諸国の民主主義の非効率を取り除いたらこうなったという一つの進化形と考えます。




過去ログ
アメリカは王様を認めない国家であること
一万4455発もの核弾頭を持つ国々が文句を言う構図
悲壮なことに日本人が「進歩的」と思っていることは既に時代遅れである
善良という仮面をかぶる悪魔たち (偽善を臆面なく述べる奴らはサタンである)
憲法改正の論議さえ反対することは民主主義に反する行為
  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 11046 )

戻る 進む