輸血というタブーに挑戦した物語 
Monday, July 8, 2013, 11:23 PM
7/8 晴 10時 浅草での空間線量は129ベクレル/立法メートル

とんでもなく暑い日です。昨日は奥多摩方面、青梅・飯能(はんのう)へ蛍を観に行ってみました。時期的には遅く6月末あたりはよく飛んでいたそうです。
それでも木工所脇のキャンプ場で川面で光る蛍の乱舞を観ることができました。
そしてすぐに最終電車に飛び乗って帰ってきました。途中で土砂降りにあったりと散々でしたが久しぶりに蛍を観ることが出来て満足です。

昨日の朝日新聞の書評で「輸血医ドニの人体実験」が取り上げられていました。
中世から近代までの輸血という医療行為のみに脚光を当てたノンフィクションです。

現代へ続く医療の変遷が輸血という行為を通して俯瞰することが出来、とても面白い内容です。医療行為はどうして成り立ったのか興味がある人には興味深いでしょう。実は書店で手にとってさっと中は目を通しているのですが、書評にもなったので取り上げてみました。

輸血という行為が自然哲学と宗教感により150年も封印されていたこと、それに反して功名心から輸血を試みる医師、そして科学主義の成立による輸血をはじめとした医療行為の進展が本書にはつづられています。

日本での医療は江戸時代の漢方から明治時代でオランダを経てやってきたドイツの医療と大転換が行われました。

学理主義(病気にはばい菌により引き起こされる考え)と臨床主義(病気は栄養など内的要因で発生するという考え)の対立が森鴎外と高木兼寛の脚気論争となります。

ドイツで発展した学理主義はコッホやパスツールによって発見された細菌によって病気は発生すると考えます。一方イギリスやフランスでは病気は複合的な要因により起こると考え、病人自体に原因があると考えます。

西洋医学とひとくくりにしても、治療に対する考えがこれだけ異なっているのは何故かと考えておりましたが、本書「輸血医ドニの人体実験」はヒントを私に与えてくれると思います。

夏休みの課題図書にします。
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第4の波 大量消費時代が終えたあとにはどんな世界がやってくるのか 
Saturday, July 6, 2013, 01:12 PM
7/6 晴 10時 浅草での空間線量は128ベクレル/立法メートル

第4の波 大量消費時代が終えたあとにはどんな世界がやってくるのか

昨日は世界中で資本主義が崩壊しているような文面を書き、実際に流れるニュースで不安に感じる方もいたかと思います。

でも実は世界の体制崩壊を心待ちしています



何も守るものがない若い人達なんかもこんな社会は消えてしまえと思っているのではないでしょうか。勝ち組が負け組となり、負け組が実は勝ち組となるような時代が来年にかけて始まると思えばなんか生きる力が湧いてきませんか?

有史では産業構造の大きな転換を以下のように分類しています。
 第一の波: 農業革命 耕作面積×作業人口が力であった時代
 第二の波: 産業革命 大資本による生産設備が力であった時代
 第三の波: 情報革命 組織よりも個人の能力・才能が力の時代
 第四の波: ?


さあ第四の波がこれから始まるのです。
いったいどのような時代が始まるのでしょうか。

私が予感しているのは、第三の波から継ぎ目無しで徐々に第四の時代へ突入していくものです。すでにその萌芽(ほうが)があちこちにあります。

たとえば クラウドソーシングやクラウドファンディング、クラウドワーキングとも言いますね。

たとえば3Dプリンター・・・

つまり起業資金がなくても資金集めから外注先の選定、試作品までほぼ1人でできてしまうのです。

別に物作りではなく、絵を描くことが得意な人、音楽が得意な人、スポーツが好きな人・・・誰もがなんか好きなことは一つや二つあります。

私は何も得意なことはありませんと言われるかもしれません・・・

大丈夫!三〇歳で2年間ちかくブラブラしていた私が保証します



ブラブラするのも結構たいへんで、あちらこちらに顔をだしているとちょっとアルバイトしてくれという声が必ずかかります。引き籠もっていてもネット社会では自分の存在を消すことは難しい。逆に考えれば否が応でも自分の好きなことを突き詰めさせられる時代なのです。

産業はあなた個人を必要としている



産業構造はこの二〇年で大きく変わり、組織よりも個人の能力に依存しています。言い方が悪いですが「百人の凡人よりも1人の天才がいればいい」そして「やる気のない馬鹿は無害だがやる気のある馬鹿は会社を潰す」のです。

私が最初に務めたソフトウェア会社で上司がよくつぶやいていた言葉です。まだインターネットは身近ではありませんでしたが、インターネットとパソコンが普及し発達するにつれてその通りだと思います。

余談ですが、当時のコンピュータ会社ではたくさんの人がいました。
コンピュータを操作する仕事といっても、図面から数字を読む人、数字をインプットする人、印刷する人、プログラムを書く人、コンピュータを整備する人等々・・・

当時の設計図は青焼きという不鮮明なもので、しかもコピーがとても高価だったので一枚の紙に重ねて焼くのです。たとえば家の設計図があったとしたら正面と平面を一枚に重ねてしまいます。だからよく数値を読み間違えてパンチャーと呼ばれるおばちゃんに怒られました。それならまだ良い方でなんだかわからなくなって出来損ないのが画面に出てくると各所に謝りにまわらなくてはなりません。

ごく初期のカーナビの地図は実際の地図を製図板に貼って、交差点を一つ一つデジタイザという機械でなぞっていたのです。そんな作業を目の当たりにしていたので電子地図は今でも技術革新だなあと感動します。

今や油煙漂う工場や土木作業では作業者自身がその場でパソコンを叩くという風景は普通になりました。ほんの少し前は紙の設計図や報告書などは離れた事務方がしていたのですが、当たり前にデジタルカメラとノートPCでその場で報告書をその場で仕上げています。カーナビの地図も調査員がiPhoneで直してしまうのです。

第三の波とは情報革命と言われますが、つまり分業から1人完結で仕事が一通り終えることができるようになったことです。ですからこれからも永遠に会社の就職状況は好転しないでしょう。

それじゃあ老人介護とか飲食業といった労働集約型サービス産業しか受け皿はがないでしょうか。

私はいわゆる「ブラック企業」とささやかれる業態や業種にあまり未来はないと考えます。

たとえばハンバーガーチェーン・マクドナルドはここ数年ずっと業績が悪い。
居酒屋チェーンや牛丼チェーンもすでに飽きられて私自身は行く気はまったくしません。
個人で完結する時代にまだ旧態依然とした組織や規模を売りにしているからです。

そろそろ答えを言いましょう。

第四の波は「(個人の)意識の時代」なのです!



「熱意の時代」と言い換えてもいいでしょう。

なりたいことにすぐなれる夢の時代が始まっているのです。

たとえばサッカーが好きで好きで仕方ないけど、プロサッカー選手になれるかというとそうはいかない。でも例えば地元の小学校で指導者を募集しているかもしれません。

実際にヒップホップダンスが大好きで授業も受けず路上で踊っていることだけが好きだった若者が、小学校の指導要領でダンスが必修となれば、講師として登用されています。

子育てが終わった普通のおばちゃんは経験を買われてベビーシッターや簡易保育園の要請がある等々です。

このように命令されて働くのではなく請われて仕事をする時代なのです。

ヒップホップダンスが好きで路上でたむろっていた若者が「先生」と呼ばれる時代です。
他にも実例として、一二年前に京王線府中の駅前でパントマイムの大道芸をしている若者とむかし知り合ったことがあります。

一日中ピエロの格好をして立っているだけで、きっと生活は大変なのだろうと思っていました。
ある日駅に降りたらポスターが貼ってありました。

「パントマイム独演会 府中市民ホール 大ホール」

なんと1人で一番大きなホールを借り切っていたのです。そこで初めて彼の収入を教えてもらいました。
駅前にずっと立ち続けていることで地元では有名らしく、保育園や小学校での実演依頼がよくあるのだそうです。子供を楽しませる才能は抜群です。その結果、二十歳そこそこで収入は大企業の部長並み(笑)仲間も増えて演劇集団を率いていました。

当時アニメの人形を作っていたオタクな人達は、現在では原型師(げんけいし)と呼ばれ羨望される職業になりました。

熱意があれば社会はあなたを放っておかない



さて、あなたは何に熱意を持っていますか?
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ブラックスワン(black swan :予想外の出来事)はなんだろうか 
Friday, July 5, 2013, 02:46 PM
7/5 小雨 10時 浅草での空間線量は142ベクレル/立法メートル

昨日の続きです。増税どころか消費税撤廃とでもしない限り景気も向上するわけがないと思っているのが大部分の国民の感情でしょう。

シリアの内紛に続き、エジプトでもクーデターが成立しました。
近いところでアメリカ、そして中国でも貧富の差が拡大する一方で国民感情は爆発寸前です。

国民の不満が高まると為政者が外に敵を求めることは歴史が証明しています。

中国は領土問題を皮切りに、アメリカではイスラム諸国を敵として国民の目を背けようとしています。

南欧諸国でもギリシャが再び国債利回りが危険水位まで上昇し、フランスでさえ急激に不景気へ突入しております。ドイツだけが体面を保っているような状況。

ワールドカップが開催されるブラジルでさえも低迷する経済に国民の不満が高まっています。

このような世界情勢では破滅的な何かが起こされると予想する人達の口に上るのは「ブラックスワン」という言葉です。黒い白鳥がこの世にいないということを予想もしない事柄に例えて使われるそうです。

2001年911のようなあり得ないことが実行され、それを口実にアフガニスタン、そしてイラクへと戦争をアメリカが仕掛けていきます。

人気メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」によると金融関係者の間では、何が起きるのか、そして売り崩すタイミングを計っているという状況だそうです。

中国の金融破綻危機なのか、ギリシャやスペインのデフォルトなのか、はたまたイスラエルによるシリアへの攻撃なのか、アメリカや中国の暴動なのか・・・なんにせよ

アベノミクスで同じ土俵に登ってしまった


から日本も無傷でいられるわけはありません。

陰陽道によると、今年は周期的に1923年(大正12年)、来年は1924年(大正13年)と重なっているそうです。

大正12年の日本では関東大震災がおこり2年後には治安維持法が制定され思想統制が強まっていきます。世界でも情勢不安が強まりクーデターや左翼政権が樹立していきます。そして大正天皇がご崩御され激動の昭和が始まりました。

歴史は繰り返すといいますが1927年(昭和2年)に金融恐慌が発生しています。
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党首討論雑感 野党は憲法改正論に矛先 
Thursday, July 4, 2013, 11:55 AM
7/4 曇 10時 浅草での空間線量は152ベクレル/立法メートル

昨日日本記者クラブで参議院選公示前の党首討論会がありました。テレビの答弁はどこもつまらないものなので観ていませんが、朝日新聞で各党の立ち位置を確認しました。

大まかにまとめると右派(経済界寄り)は

自民党 : 法人税減税、日米安保強化、TPP推進、農家への補助金の維持法制化、道州制、改憲
民主党 : 改憲議論には賛成、日米安保の強化、原発廃止、農家への補助金の維持法制化、農産物以外はTPP容認、正・非社員の同一賃金、消費税増税容認、社会保障堅持
日本維新: 法人・所得減税、TPP賛成、社会保障支出の縮小、道州制、首相公選制・一院化、日米地位協定改定
公明党 : 消費税容認と食品の減税、農産物以外はTPP容認、改憲検討
みんなの党: 法人減税、規制撤廃の推進、新規原発を禁止、改憲、社会保険料と税の一本化、国家公務員削減、道州制、首相公選制、日米地位協定改定

対して左派(社会主義寄り)は
共産党 : 消費税増税中止、TPP反対、日米安保破棄、正・非社員の同一賃金、自虐史観堅持
生活の党: 国連主導、地方分権化、TPP反対、原発の停止廃止、農家への補助金の維持法制化、男女共同参画社会の推進、消費税増税の凍結
社民党 : 護憲、社会福祉重点、原発の停止廃止、TPP反対
新党大地: 護憲、TPP反対、消費税増税の凍結、ロシアからのガス輸入による原発廃止
みどりの風: 消費税増税の凍結、TPP反対、原発の停止廃止、男女同一賃金、改憲への国民投票制度

民主党は右派に入れました。文面から何を言いたいのかわからない・・・海江田万里の口からは政権への未練たらたらです。うかつにマニフェストとして掲げると致命傷になるから苦悶したような内容です。

小沢一郎が率いる生活の党はどうしちゃったのでしょう。まるで旧社会党の公約のようです。新党大地のように議論すべき点を絞って一点突破を目指せばよいのになあと感じます。戦線を長くしても弱小政党では勝ち目はないのになあと残念に思います。

単に集票マシーンとなった公明党は自民党に追随してしまって評価できません。

一言でまとめれば、野党側はせいぜい改憲議論という投票者にとって一番関心が薄い事案にしか反論できない状況が見て取れます。野党の中で気を吐いているのは維新やみんな、新党大地ぐらいでしょうか。都議会選挙のように反自民で共産党へ流れるでしょうか。

私は日米地位協定の見直しが公約として出てきたことに注目しています。

原発やTPP推進もすべて日米地位協定に基づいているからです



(画像をクリックすると学問道場の中田安彦氏の解説へ飛びます。)
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出口戦略のないアベノミクス 共済年金の第三号被保険者を廃止せよ! 
Wednesday, July 3, 2013, 04:31 PM
7/3 晴 10時 浅草での空間線量は151ベクレル/立法メートル

昨日のラジオでの経済展望に関連して、愛読しているメルマガにも甘利明経済再生担当相の談話が載っていました。

国民の所得が上がらなくては景気は向上しないので賃上げを企業に要請していくということ。

ああこりゃだめだなと頭を抱えました。

インフレが目標ではなく、所得が増えることが目的であるのに現実はそのようにお金は流れていないのですから。

すぐやらなくてはならないのは大型減税しかないでしょ



女性をもっと社会に進出させようというスローガンもフェミニストにとっては耳障りは良いでしょうが、夫婦共稼ぎに立ちはばかる「130万円の壁」

被扶養者の年収が130万円を越えると税の優遇措置がなくなります。また厚生年金の第三号被保険者という会社員の妻だけに与えられる特権もなくなります。

なんたって保険料を納付しなくても年金がもらえるのですから、これは究極です。
そのかわり月給が低く抑えられて社員全体で社員の妻の老後も守るという互助会的な考えがあるからでしょう。

公務員が加入する共済保険も同様ですが、運営者が国であるということだけです。

女性の社会進出を本気で応援するなら

共済年金の第三号被保険者を廃止せよ!



そうすれば暇な公務員の妻はわらわらと働きに出ますよ。まず「は隗(かい)より始めよ」でしょう。

結局安倍内閣でも経済政策でも雇用政策でも案はなく、空虚なスローガンが空回りしているだけです。甘利明経済再生担当相の談話は裏付ける結果となっています。

企業に賃金の増額を依頼する!?笑わせんなです。

どの企業も店舗も在庫を減らすことに躍起(やっき)になっています。なぜわかるのか?
現金買取屋(ばった屋)の威勢がいいそうです。秋葉原ではWindows8パソコンが投げ売られています。決算期は益だしで浅草橋や馬喰町など問屋街も店頭で小売をやります。

一つで値段交渉は難しいでしょうが、これも買うからまとめていくらにしまへんかとお願いするとほとんど断られた経験がありません。

私は銀座の百貨店でも必ずまけてもらいました。たとえばネクタイなどは必ず2,3本で2割引できませんかとか、シャツ2着で切りの良い数字でどう?と尋ねるとフロアマネージャーが出てきて即断してくれましたね。可愛らしい額ですけど(笑)

何を言いたいのかというと

国民以上に企業の金回りは最悪な状態ということ



トヨタのカンバン方式と言われますが、早い話下請けへの金は小出しにしか払いませんというだけです。

部品や中間材を作っているメーカーや問屋はあっぷあっぷ状態です。

http://archive.mag2.com/0000102800/20130702123000000.html
                     2013/7/2 No.2650
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 10秒で読む日経!視点が変わると仕事と投資のネタになる
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   今日のNews
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●甘利明経済再生担当相は1日午後、最近の円安や原材料価格の上昇などを受け
 て、食品や電気料金などがこの日から値上げとなることには「一番気を付けな
 ければならないのは、所得がついてこないという一番悪いケース。物価が上が
 るのを追い越して、賃金と雇用が上をいくのが最終的な着地点だが、物価が上
 がるにつれて、賃金も上がるという事実を作っていかないといけない」と述べ、
 企業に賃上げ努力を重ねて求めた。「経済原則は当然あるが、企業には原則を
 若干フライングをしてもらい、努力してもらえないかと思っている」と期待を
 示した。
                    ロイター 7月1日
   __________
   佐々木の視点・考え方
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
★上記記事は、昨日書いたセブン&アイ・ホールディングス会長の鈴木敏文氏の
 展望に対して、霞が関がどのように現状を捉えているかを示したもの。

 鈴木氏同様、インフレ先行では、日本経済はまずくなるという点では意見は
 一致しており、出来るだけ早くの賃上げ、家計収入増が必要との認識。

 ただ残念ながら、経済産業省は、早期の賃上げ、家計収入増への道筋が無く、
 「企業にお願いする」しかないようだ。

 昨日書いたように、来年下半期からは景気は逆流する。
 駆け込みの反動で、モノは売れなくなる。そして増税分3%とインフレ分が
 価格高となるので、不要不急のものは特に売れなくなる。

 これが見えているのに、所定内給与を上げて、固定費を増やすことをする経営
 者は正気の沙汰ではない。お願いは無視されるしかない。

 この会見を知って、唖然としたのは「早期の賃上げ、家計収入増がアベノミク
 ス成功の要諦なのに、その策が無い事」だけではない。

 なぜ、日本の労働者の賃金が15年連続、デフレ率を凌いで下がっているかを
 経済産業省が理解していないことが行間から見える事だ。

 2012年から、正社員の賃金は上昇傾向にある。
 しかし、全労働者に占めるパート比率は相変わらず上昇を続けている。

 そして、日本のパート賃金はフルタイム労働者の6割の時給と差別的な福利厚
 生支出や雇用条件ゆえに、パート比率が高まると、日本全体の雇用者収入は減
 少する。

 そして、パート雇用が多いのは、非製造業であり、円安によって仕入れコスト
 が上昇して、収益が悪化している。少人数の雇用しかない大規模製造業と異なり
 圧倒的な雇用数を抱えている非製造業企業の利益は減っているので、賃上げずる
 どころか賃下げ意向の彼らが経済産業省の賃上げ要請に応えられる筈がない。

 賃上げには、パート比率上昇を止めるか、同労働なら正社員パートの差別無し
 に同一賃金を支払う仕組みを緊急に作らないと、賃金デフレは止まらないのだ。
 要は、オランダ型の労働条件にしないといけないのだ。

 更に、収益に打撃を与えている円安を止めて、円高にしなければいけないのだ。
 アベノミクスは、賃上げの敵なのだ。

 あなたの会社は、パート比率を下げようとしていますか?
 ボーナスではなく、ベースアップに積極的ですか?

 2つの問いにYESと答える会社が多ければ、労働者の収入が恒常的に増える
 から、インフレや増税が来ても問題ない。

 さもなくば・・・


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Amazonは一円も法人税を日本に払っていません 
Tuesday, July 2, 2013, 06:19 PM
7/2 晴 10時 浅草での空間線量は167ベクレル/立法メートル

朝から冷蔵庫を車に積んで、リサイクルセンターに行ったついでに買い物をしてきました。こういう時じゃないと大きな荷物は買えないのです。

それでも6時間も車に乗っているのは苦痛です。東京大阪間を優に往復できます。

それもこれも都心から郊外への道路は渋滞のコミコミのせいです。
国道245号線という所沢方面へ行く道があるのですが、ここはいつも混んでいます。レンタカーの返却時間が迫っているのに一向に進む気配がないのです。

前方にパトカーが赤色灯を回して交通整理をしています。
横を見ると、ハイエースが中央分離帯をなぎ倒して横転しています。おかげでただでさえ狭い車道が完全にふさがれています。

それにしてもこんな渋滞区間で大破横転という大事故をどうやったらできるのでしょう。
その手前でも追突事故がありました。

私もヒヤリハットがありました。右車線を走行中、交差点で前方の車が右折レーン脇で急停車しました。右折するわけでもなく、車が詰っているわけでもなく、60/hの幹線道路で気持ちよく走っているのに急ブレーキです。

クラクションの嵐です。大型トラックが真後ろから大音響のクラクションが響き渡ります。
私も負けじとクラクションを鳴らして交差点で悠然と停まっている車に抗議をしました。

でも軽トラックのフォーンって原付バイクのようなか細い「ビィー」としか鳴らないのです。これじゃあ締め切った窓の相手は聞こえないでしょう。真後ろでエンジンを吹かしてクラクションを鳴らすトラックやダンプで私の方の耳が馬鹿になりそう(笑)

前方の交差点で急停車した車はのろのろと動き出しました。助手席に子供を乗せた女性です。
その女性ドライバーは何事もなかったように右折レーンに入ったり入らなかったりを繰り返して視界から消えていきました。

郊外を走ると子供の送り迎えや買い物でお母さんが運転しているのが普通の光景です。でもね「女に車の運転はさせるなよ!」と毒づきたくなります。

自己中心的な運転は危険なことは言うまでもありません。20年前の私も決して誉められる運転はしていませんでしたけど、年齢とともに徹底的に用心深くなりました。

車中ではAMラジオで大竹まことがしゃべっていました。

話題は「一兆円の売上を誇るAmazonは一円も日本に法人税を払っていない」ということに立腹し、かつ税制の不備を嘆く内容です。

日本政府が法人税を徴収できるのは「日本国内に恒久的な施設をもつ法人」に対してなのです。
Amazonはその抜け道を使って、「日本国内の配送センターは一時的な倉庫である」として法人税を払っていないのです。

そしてAmazonはコンピュータが置かれている国に法人税を払っています。

日本では38%が17%!



ましてや音楽データや電子書籍など輸送費がかからないデジタルデータはライバルの国内法人と全く同じものを販売しても2割安く売ることが出来るのです。

これじゃあ日本の法人は勝ち目がない。最初から20%も利益を削られるのですから。

数%の利益で生きのびている企業やIT企業はこぞって海外法人を設立し、そちらを本社として国内事業所を閉鎖しているそうです。

SONYはおろか、あのTOYOTAでさえも海外へ本社移転を考えているという話を社員の方から聞いたことがあります。

香港やマレーシアが移転先の人気国です。

グローバル企業というのは販売先が世界中にあるという意味だけではなく、税金を少しでも安い国に移転させることができる企業でもあります。

世界的な大企業の日本営業所が倉庫の隅の間借とか雑居ビルの一角ということもこれからは十分にありえます。インターネット時代ですから、スマホ一つが事務所代わりになる時代です。

税金こそが亡国の元凶であるというお話でした



裏を返せば、会社ではない自営業の互助組織のような受注の仕組みが広がるでしょう。個人1人1人が仕事を請負う世界です。

仕事に自信のあるサラリーマンはどんどん独立して自営業者になればいいのです。まっ、日本での法人設立はお勧めしませんけどね。

ちなみにダイレクトメールは国内よりも香港から送った方がずっと安いのです。公共料金が低く抑えられている国は国際郵便でも適用されるので、ダイレクトメール業者はすでに海外へ移ってしまいました。

上海からの国際小包も国内料金よりもずっと安いので通販業者も国内拠点をどんどん海外へ移しています。

このように日本に拠点を置く企業は税金という重荷を背負って走らされているような状況です。ですからこれからも社員の所得が増えるなんてありえないのです。
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耐久消費財を買い換えさせることは手軽な景気浮揚策 
Monday, July 1, 2013, 03:21 PM
7/1 晴 10時 浅草での空間線量は172ベクレル/立法メートル

とうとう7月になりました。夏本番となりましたが、まだ日中は曇りがちで過ごしやすい日です。

福島で使われていた冷蔵庫を引き取りました。一年と僅かしか使われていない家庭用冷蔵庫なのでいただいたのです。

冷蔵庫を中古でもらうと、今度は古い冷蔵庫を廃棄する必要があります。
台東区ではリサイクル料金約4000円に引き取り運賃が約3000円加わりだいたい8000円ほど必要です。

ですからタダでもらっても新しいものをおくってもらう運賃を加えてだいたい1万六千円は最低かかります。

冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は電気屋さんで新品を買って下取りしてもらう方が楽ですね。こうやって中古でもらうと車を手配して自分で廃棄してこなくてはならないからです。それでも数千円しか節約できませんけど。

家電製品はすべてデポジット制にして無料で引き取って欲しい



購入時に廃棄費用を前払いしておけば、あとは使用者が捨てるときに持っていってもらえば気軽なのになあと思います。

何しろ日本全国の家庭には捨てたい家電製品はあふれかえっているのですから、エコポイントなどという一時的な優遇策よりも捨てられる仕組みを政府は景気浮揚策としてもっと本腰を入れて欲しいものです。

よく軽トラックで「不要家電を無料で引き取ります」とスピーカーで鳴らして走っている業者がいますが、決して声をかけない方が良いです。

リサイクル料と埋め立て地までの運送費を必ず請求されます。

リサイクル料金と運賃は区役所から派遣される業者でも請求されますが、何しろ闇業者は利用者の無知を良いことにあれこれとふっかけてきますからね。

また山中に不法投棄していく業者もいるようです。このように信用おけません。

必ず市区町村の役場に問い合せてリサイクルセンターに直接持ち込むか、役場から紹介してもらった業者に依頼しましょう。

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夏は自家製サイダーに限る 
Sunday, June 30, 2013, 01:09 PM
6/30 晴 10時 浅草での空間線量は172ベクレル/立法メートル

果汁100%ジュースがスーパーで並んでいます。そろそろ葡萄も出始めたので自家製グレープサイダーを作って飲んでいます。

作り方は簡単。よく洗ったペットボトルに入れて、ワイン用の酵母菌を入れておくだけ。
ただワイン用酵母は予備発酵したものを使います。コップに砂糖水と溶かして一晩か二晩おくと酵母菌が目を覚ましてくれます。

ワイン用酵母は東急ハンズや通販で買うことが出来ます。
でもパン用のイースト菌でも代用できます。こちらはそのまま小サジ一つ放り込んでおけばよいので、お手軽さはイースト菌です。

炭酸ガスが出ているのでフタはしないか、きわめて緩くはめるだけにしてください。
破裂すると後片付けが大変です。

昨年、使いかけのめんつゆを台所に仕舞っておいたところ、連日の暑さで発酵してボトルの蓋が吹き飛びました。台所じゅうにめんつゆがふきかかっていて掃除が大変でした。


ブクブク泡だったら三日ほどで飲みはじめます。ジュースっぽいのがお好きでしたら翌日から飲んでもいいのです。甘さがほとんどなくなったら蓋を閉めて冷蔵庫で冷やしておきます。

夏は自家製サイダーに限ります。
飲みきる前に再びジュースを補充して室温に放置すれば、再び発酵してくれます。
リンゴとブドウが私の好みです。
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日米原子力協定による中国封じ込め リム戦略による原子力発電所建設 
Saturday, June 29, 2013, 10:41 PM
6/29 晴 9時 浅草での空間線量は179ベクレル/立法メートル

「1370」 日米地位協定に続いて、日米原子力協定(1988年)を暴く。中曽根康弘の周辺の「原子力外務官僚」たちが、アメリカに抵抗するカードとして持ちだした「日本の核武装論」には全く意味が無い。六ケ所村の再処理工場を維持してきた日本原電は中曽根派の利権の巣窟であるからすぐに破綻させるべきだ。(苫米地英人『原発洗脳』(日本文芸社)と有馬哲夫『原発と原爆』(文春新書)を書評する。)(その1) 2013年3月27日


本日は副島隆彦学問道場定例講演会がお茶の水の全電通労働会館ホールで開催されました。
六城ラヂウムもそちらで出店させていただきました。

前半は中田安彦氏がアメリカのジャパンハンドラー・マイケルグリーンと小泉進次郎ら米戦略国際問題研究所(CSIS)に取込まれた政治家はじめメディア(読売新聞や日本経済新聞)との深くて抜き差しならぬ関係を暴露しています。

それにしてもマイケルグリーンが日本支部長を務めるアメリカのシンクタンク「米戦略国際問題研究所(CSIS)」の日本での産官民への蚕食(さんしょく)には驚くばかりです。

マイケルグリーンは植民地日本の総督,太守(viceroy)です



こいつとヨセフ・ナイらが属国日本を統帥していることを中田安彦氏が解説しています。

またなぜ原発事故が解決していないのに安倍晋三首相はポーランドにまで原発の売り込みをしたのか?

中国の周辺諸国による囲いこみを原発建設で行う


という戦略(中国へのリム戦略)の一環なのです。安倍首相/麻生外相による原発の売り込み先はヨーロッパ大陸でぐるっと中国を囲んでいます。

すべてアメリカによる原子力での支配を子分の日本が行っているという解説です。

日本の原子力行政はすべて日米原子力協定でシナリオが書かれている



一方的な責務を負う日米原子力協定という不平等条約があるから日本は原子力発電を手放すことは出来ないという事実をもっと冷酷に広く知ってもらいたいと思います。


後半はフランドル絵画からオランダ、ベルギーといった北ヨーロッパ絵画を通して15世紀16世紀の反カトリックの潮流を徳間書店の力石幸一氏が3時間も解説されました。

オランダの画家といえば有名なヨハネス・フェルメールですが、フェルメールの前にもフランドル画はオランダやベルギーでたくさんの宮廷画家が描いています。

昨年の副島先生のお話の続編で、イタリアでメディチ家によるアンチ・ローマ教の運動が15世紀にヨーロッパ北部へどのように伝播していったのかという解説です。

当時日本が唯一国交があったのはオランダ



明治維新までは先進国と言えばオランダであったのです。だから当時の美術・科学・思想・宗教観がそのまま日本にも影響を与えています。

それにしても力石幸一氏の西洋画の解説は冴えていて面白い。

たとえば「バビルの塔」宗教画は同じようなものはいくつも時代を経ても色々な画家が似たような者を書いているのです。宗教画とは領主が絵描きに注文するので、描く方も過去の名作をそのまま真似るのです。

凝り固まったキリスト教の宗教観に、少しづつ画家は反撥していきます。絵に隠された画家のメッセージを解説されています。政治思想の系統研究にヨーロッパ美術は分けて考えることはできないのです。

画家のメッセージやキリスト教への皮肉が至る所にちりばめられていることがよくわかりました。
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辛坊治郎氏はよくやった (遭難事故に対して弱い者いじめをするメディア) 
Friday, June 28, 2013, 03:06 PM
6/28 晴 10時 浅草での空間線量は191ベクレル/立法メートル

辛坊治郎氏が太平洋横断中に遭難して自衛隊機が救助したことに対して非難の声があるそうです。

はたしてこの匿名の声が正しいのでしょうか。

例えば、海上の監視ができない盲目のクルーなのだから計画が無謀だとか
偽善チャリティー番組で急ごしらえの計画であった。(漏水箇所が出発前に見つかっていた)
海上自衛隊のU2水上救難機US-2を波高の高い海に着陸させたことへの非難
往復2000劼發留麒にかかった費用に対する非難の声
などです。

こういう自分が正しいという反論できない非難は卑怯な奴の戯言です。
馬鹿にバカといっても仕方がない。

ヨットは私も好きで乗ります。小さなヨット(海外ではセーリングボートと言います)の座る位置は一番後(艫:とも:スターン)しかありません。舳先(へさき:バウ)にはアメリカズカップのような大きな艇でも座りません。帆(ほ:セール)を交換するときぐらいです。

たとえ健常者でも漂流物を見つけるのはまずできません



大型客船のように高い位置から双眼鏡で眺めるわけではなく、海面から1mあたりから前方を眺めても海面に漂うものなどわかりません。

衝突時の動画が公開されていましたが、あれはマストの上から撮影していたので運良くマッコウクジラの背びれが映っただけです。あれを海上から見つけることは一流のヨットマンでも絶対不可能です。

東京湾や相模湾のヨットレースでも流木やちぎれた漁網が船体に当たったりからみついてリタイアということがよくあります。4人も5人もクルー(船員)がいても避けられないのです。私もトップで快走中、突然スピードが落ちてゴボウ抜きされたことがあります。
クラゲの大群に乗り上げてしまったのです。また横一列で抜きつ抜かれつをしていたのですが徐々にスピードが出なくなって次々に抜かれて最下位になってしまいました。
引揚げたヨットの下にはワカメがセンターボード(横流れ止めの板)や舵にからみついていました。このように緊張状態で海面をいくら注意していても水面ぎりぎりのものは何も見えないのです。

また動画では左に傾斜して帆走しています。これは横風を受けて帆走している状態で一番スピードが出ている状態です。もし前方の波頭になんらかの影を見つけても急停止や急旋回はできません。いや出来ますけども1人では無理。舵と帆を同時に動かさなくてはならないからです。

辛坊治郎氏のヨットにはウィンドベーンという風見が動画で確認できます。これは長距離を帆走するときの必需品で、原始的なオートパイロットです。

この風見が操舵して風向きに対して一定方向に船を進める役目があります。
つまり、船の帆には一杯の風力を受けて自動操縦状態で快走している状況では、すぐに止めることも転進することもできません。

ヨットは自然の力だけを利用して進む乗り物です。ですから

一番天国に近い乗り物でもあります



バウスプリット(舳先に突き出た棒)の付け根に漏水が出発前に見つかっていたので、船の整備不良ではという声もありました。しかし大きなマッコウクジラにぶつかったのは間違いないようです。となると浸水箇所は船底(ビルジ)という箇所で、ここにはセンターボードという1トン以上の大きな鉛の板がはめ込まれています。ここに衝撃が加わるとFRPの船体など簡単に亀裂が走りますし、センターボードが外れて沈んでしまうとあっという間に180度上下逆さまに転覆します。

つまり衝撃を受けて、キャビンで仮眠をしていた辛坊治郎氏は船底から海水が噴出していることをすぐに確認できたでしょう。船底の亀裂は即沈没です。排水ポンプを動かしても脱出の時間稼ぎでしかありません。

彼のとった行動は、すぐに救命ボートを落とし盲人のクルーを乗せて、証拠の画像が記録されたSDカードを抜いて救命ボートに移りました。

判断が早く、全く見事な脱出作業です



どうしても普通の人では船体放棄という行動はとれないのです。なんたって何千万円もするヨットをはいそうですかと見捨てることは難しい。そうやって命を失ったり大怪我をしたりする方が実は多い。大事な船を傷つけたくないという思いで、荒天でも無理に操船したりして座礁や沈没でよけい大惨事になることがあります。

私も急に天候が崩れて座礁させた経験があるので、気持ちはよくわかります。

辛坊治郎氏は盲人のクルーの安全を第一として、

すぐに船体放棄の判断を下したことはヨットマンの鑑です



テレビ向けのイベントで太平洋横断に挑戦し、救難に自衛隊の飛行艇が使われたことに避難の声が上がっていますが、はたしてこのようなことでたいした額ではない税金が使われることがそれほど問題でしょうか?
飛行艇の燃料代の100万倍もの税金が無駄に使われていることには耳をふさぎ、叩きやすいことだけ匿名で叩く行為こそ愚民そのものです。

海水浴でおぼれた人に消防隊員の人件費がけしからんと怒っているようなもの。

挑戦者に対して敬意を抱くことはあっても悪意を持つ者は山登りもせず海水浴にも出かけない引きこもりのニートかブラック企業で怒鳴られ搾取されている奴隷なのでしょう。

「挑戦」から逃避している人たちなど価値はありません。もちろん辛坊治郎氏を避難するメディアや電波芸者らもです。

http://blog.livedoor.jp/sinbojiro/
辛坊治郎ブログ
.2013年06月28日 10:17
僕たちの失敗1
.「ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。」


US2の機上で、レスキュー部隊にお礼を述べると、彼は笑ってこう言いました。


「それが、私たちの仕事ですから。助ける事が出来て、私たちもうれしいです。」
「すいません。お名前教えていただけますか?」
「いや、私たちは個人で仕事をしている訳ではありませんから、名前をお伝えする訳には行きません。」
「それでは、せめて部隊名でも」
「海上自衛隊、岩国基地所属、第71航空隊です。」


そう言いながら彼は、制服の二の腕あたりにマジックテープで貼り付けていた
部隊のワッペンをはがして私に渡してくれました。私にとって、このワッペン
は生涯の記念であり十字架でもあります。


今回の事で、一部メディアに「捜索費用1000万円」なんていう記事が出た
ようです。正直「ンな、アホな」と思います。高価な軍用機の調達費、燃料代、
人件費、さらに危険手当などを考えたら、億どころか、その1桁上の費用が掛
かっていてもおかしくはありません。私は今までに億単位の税金を払って来ま
したが、とてもそんなもので賄える額ではないんです。そもそも、命を懸けた
隊員の皆さんの仕事には値段なんかつけられません。今回私たちの救出に直接
携わって下さった人たちだけでも数百人に上る筈です。この皆さんに対して、
「費用を払う」という発想そのものが不遜で無礼です。


今の私に出来る事は、生かされた命で誠実に社会に恩返しをすること、そして
納税も含めた日本国民の義務を誠実に果たす事、これ以外に命を懸けて私たち
を助けてくれた海上自衛隊、海上保安庁の皆さんにお礼する方法は無いのでは
ないかと思っています。


今回の私たちの救出劇には、文字通り現場の隊員の皆さんが総力を挙げ、命を
懸けてくれました。


正直こう思います。ヒロさんはともかく私の命に、US2の乗組員11人の命
を危険にさらすほどの価値はあるのかと。それも、単なる趣味の世界の延長で
海に出た私たちの命は、食卓を守る漁師さんの命や、日本経済を担う貨物船の
船員さん達に比べると公的機関が助けるべき対象としてはずっとプライオリテ
ィが低い筈です。


でも隊員の皆さんと話をしていて気が付いたんです。彼らはそこにある命の価
値の軽重を判断して助けているわけでは無く、救える可能性のある「命」その
ものの為に働いているのだと。極端な話、極悪非道の犯罪者でも、将来ノーベ
ル賞を取るかもしれない天才でも、彼らが命を懸けて助ける対象としては同じ
「命」なんだという事が彼らと話していて良く分かったんです。


私はここに、彼らに助けてもらった者の義務として、彼らの仕事ぶりを記録し
ておこうと思います。勿論、私の見えないところで、実際に私たちがお会いし
た何十倍もの皆さんが、今回の救出劇にかかわって下さった訳ですが、私が目
撃した現場の皆さんの姿を通して、その向こう側で働く現場の皆さんの様子も
感じていただけるのではと考えます。


私たちが漂流を始めたのは6月21日午前8時ごろだったのですが、午前11
時には海上保安庁の航空機が1200キロを飛んで目視確認に駆けつけてくれ
ました。私たちが持っていた双方向無線電話機の16チャンネルを通じて、
「ライフラフト確認しました」という声が伝わって来た時の安堵感は言うまで
もありません。ほどなく駆けつけてくれた海上自衛隊の対潜哨戒機P3Cは海
上保安庁の航空機と交代して私たちのライフラフトの監視を開始し、ラフトに
目標監視用のビームを照射してくれました。これは元々軍事用の技術です。P
3Cの基本的な役割は、水面下に潜む潜水艦の監視です。海面下にはレーダー
電波が届きませんから、潜水艦の監視に際しては海面にソナー(音波探知機)
を投下して、これを通じて「海の中を見る」というのがこの航空機の最大の役
割ですが、海の下まで見える航空機ですから、海の上の物体の監視などは朝飯
前、一度ビームを当ててロックオンした目標物を見失う事は絶対に無いそうで
す。ただ問題は航続距離、滞空時間です。船の場合、とりあえず浮かんでいる
だけならいつまでもそこにいることが出来ますが、航空機は限界があります。
実は私たちを「ロックオン」していたP3Cは、監視の途中で燃料補給の必要
が生じてその後現場を離脱したんですが、すぐに次のP3Cが飛来して、継続
的にラフトの監視を続けてくれました。


P3Cがライフラフトの監視を始めてしばらくすると、海上自衛隊が世界に誇
る水上艇US2が飛来しました。世界の軍隊で水面から離着陸できるいわゆる
「水上艇」を持っているところはいくつかありますが、波高3メートルの海で
活動できる機体はこのUS2を置いて他にありません。実は第二次世界大戦当
時既に日本には、世界最高の水上艇である「二式飛行艇(通称、二式大艇)」
という存在があったんですが、戦後この技術を継承して作られた国産機がこの
US2なんです。厚木からこの機体が到着したのは午後2時30分、しかし当
時の波高は軽く4メートルを超え、私たちが受けた連絡によると波長の長さが
68メートルと短く、更に風速30ノット(秒速約15メートル)という海況
ではさすがにUS2の行動環境を越えていて、午後3時に「現場離脱」という
知らせが入りました。どんなに優れた機材でも、出来ない事は出来ない訳で、
これは当然の判断です。ところがすぐに、第2便が厚木基地を出発した、とい
う連絡が入りました。現場到着時間の予想は午後5時半です。私たちの遭難し
た地点は東経150度を超えていて日本の標準時とは1時間の「時差」があり
ますから、日本時間の5時半というのはその日の肉眼でターゲットを目視でき
る最後の時間帯です。救助隊の皆さんは、夕暮れ直前の「なぎ」の可能性に賭
けて飛来してくれたんです。この皆さんが、海上自衛隊第71航空隊の皆さん
です。なんと、この日の朝には山口県の岩国基地に居て、そこで出動命令を受
けて厚木基地に飛来し、そこで待機していたそうです。出動の際には目的は知
らされず、厚木でテレビを見ながら「これか」と思ったと話してくれました。


事前に知らされていたUS2の飛来時間の午後5時30分ピッタリに、4発の
軽やかなエンジン音がラフトの周りに轟きました。ラフトのファスナー止めの
開口部を開けると、海面スレスレを旋回するUS2が目に入ります。しかし同
時に絶望的な波の高さも見えました。素人目には決して、午後2時半の時より
も海況が安定している様には見えません。正直「せっかく飛んできてもらって
申し訳ないが、いくら世界に誇るUS2でも着水は無理だ」と確信しました。
助けて欲しいのはヤマヤマですが、二次災害の原因になったのでは申し訳が立
ちません。ファスナーを閉めてラフト内で待機していると、何度も着水を試み
ているんでしょう、エンジン音が遠くなったり近くなったりを繰り返します。
時刻はやがて18時になりました。ヒロさんの腕時計が「午後6時です」と読
み上げるのを聞くのと同じころ、急速にエンジン音が遠ざかって行ったんです。
「これで現場離脱だな。ここまで来たんだから救助隊だって降りたかったはず
で、ホントに申し訳ないよね。」ヒロさんとこんな会話をしたのをはっきり覚
えています。


この瞬間を最後に、US2のエンジン音はピタリと止み、代わりにP3Cのエ
ンジン音が少し離れた場所で低く太い唸り声を上げるのが聞こえてきました。
しかし、この時私たちは別に絶望していたわけではありません。引き続き救助
の総指揮をとってくれていた海上保安庁から、当日の深夜に近くを通る自動車
運搬船が航路を変更してこちらに向かっているという連絡を受けていたからで
す。ありがたい事です。申し訳ない話です。唯、この時確実に二人の体温が低
下を始めているのに気が付いていました。ライフラフトに乗り移る時に全身海
水を浴び、漂流し始めて1時間後にラフトの中の海水をくみ出すまで下半身が
完全に水没している状態でしたから、正直「低体温症で心臓が止まるまでどの
くらい時間が残っているだろうか」という不安は感じ始めていたのです。


それからどのくらい時間がたったでしょうか、後に聞かされたところによると
正確には15分程度だったようですが、当時の私達にはもはや時間の感覚は有
りませんでした。突然ライフラフトのすぐ横で船外機のエンジン音が鳴り響い
たんです。開口部のファスナーを開けると小さなエンジン付きのゴムボートが
目に入りました。ボート上にはウエットスーツ姿にヘルメット姿の隊員が2人
乗っています。


「大丈夫ですか!?」


大きな声が風速30ノットの風に吹きとばされながらも、はっきりと耳に届き
ました。


「ありがとうございます。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。こちらの方
は目が不自由なんです。よろしくお願いします。」


声をかけながら開口部からヒロさんを押し出すと、隊員がボートの上でしっか
りと受け止めてくれました。続いて私がボートに転がり込みます。


「それじゃあ行きます!」


再びゴムボートのエンジン音が唸りを上げます。目の前には壁のような4メー
トルを超える波。しかしボートは波を避けずまっすぐに波の上に駆け上がりま
す。聞くと、波を避けようと波の横に回るとボートがひっくり返るリスクが高
くなり、ボートがひっくり返ると船外機は必ずエンジンストップしますから、
どんなに高い波でも直角に進んでゆくのだそうですが、その勇敢さに度肝を抜
かれます。もっと驚いたのは、US2の非常用乗降口は機体の左の側面後部、
翼のエンジンから5メートルくらいしか離れていないところにあるんです。つ
まり回転しているプロペラの真後ろって事です。ボートはプロペラを目の前に
しても一瞬もひるむことなく斜めに機体に突っ込んで行きました。少し操作を
誤ったら、確実にボートごとミンチになってしまいます。それも波高4メート
ル風速30ノットの暴風の中です。こうして私たちは救助されたのです。


長い話になりました。この後機内に導かれた私が隊員と交わしたのが、冒頭の
会話です。海難救助、離島からの救急患者の搬送等、この命がけのオペレーシ
ョンが、彼らにとっての「日常」なんです。今も小笠原諸島には、急病人など
の緊急搬送の為に常に一機のUS2が待機しているそうです。「誰の命なのか」
でなく、「どれほど困難であるか」でもなく、彼らにとってそれが「救える命」
かどうかを唯一の判断基準にして、自らの命を危機にさらす彼らに本当に頭が
下がります。


最後に一つ手前味噌な話。助けて下さったレスキューの皆さんが笑顔で


「『たかじんのそこまで言って委員会』、岩国の隊員は全員毎週見てます。私
は日曜日に関東にいて見られない時には録画して見てます。頑張って下さい。」


って言って下さいました。


勿論、だから無理してUS2が限界を超えて降りて来てくれたのではありませ
ん。だって、彼らにとって「誰の命か」は全く関係ない話なんですから。


ところで今週に入って、お詫び行脚に歩いています。本当は、直接お世話にな
った現場の皆さんに謝意をお伝えしたいんですが、「私たちは組織の一員です」
と言われていますので、組織を代表する皆さんに会って、謝罪と御礼の意を述
べさせていただきました。多忙な時間を割いて下さった、海上保安庁長官、防
衛大臣、海上自衛隊幕僚長(お目にかかった時系列です)の皆さんには改めて
御礼申し上げます。この御三方とは、それぞれ個別にお会いしたんですが、皆
さんが異口同音に口にされたのは、「いや、それが私たちの務めですから。」
という言葉でした。トップから現場まで、本当に頭が下がります。


ちなみにこの訪問の際に、海上自衛隊制服組トップの海上幕僚長に教えていた
だいたんですが、US2から発進したレスキューゴムボートは高波の中で私た
ちのライフラフトを見失ったそうなんです。確かに水面すれすれを走るゴムボ
ートから、4メートルの波を越えて私たちのライフラフトを探すのは相当に困
難です。で、実はゴムボートは上空で待機するP3Cの誘導で私たちにたどり
着いたという訳です。30分ごとの無線連絡では話をさせていただきましたが、
一度もお顔を拝見することの出来なかったP3Cの乗員の皆さん、ありがとう
ございました。皆さんが上空から見てくれている、という安心感で生き延びる
ことが出来ました。
..

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MOX燃料を止められない理由 資源か産廃か 
Thursday, June 27, 2013, 01:26 PM
6/27 晴 10時 浅草での空間線量は184ベクレル/立法メートル

本日フランスから原子力発電の使用済み燃料を再処理した核燃料がフランスから到着したそうです。
なぜ燃えた燃料が再び燃料になるのか?
多くの人達がそう考えていませんか。

現在稼動している原子炉はとても効率が悪いからです。

例えるなら「薪ストーブ」のようなもの



景気よく燃やしても、やがて炭火になってしまいます。それで新たに薪を入れなくてはなりません。まだ燃える「消し炭」をちゃんと空焼きして燃えかすを炭に変える作業が再処理です。つまり効率が悪く、手間がかかるだけの古い設備です。

現在日本で稼動している商業原子炉はアメリカではもう不要な技術なために東芝や日立に売り渡したのです。

産業革命で活躍した蒸気エンジンなどいらない



未だに電力会社の宣伝で60年前の原子炉を先端技術だと信じ込ませています。

アメリカの原子炉は燃えかすが出ない

空母や潜水艦に積まれている原子炉は燃えかすが出ない上に高効率なのです。だから燃料交換もしなくて良いし、使用済み燃料も放射能は燃え尽きているので廃棄は簡単です。
おまけに出力が0〜100%まで自在に調整できることも特徴です。

例えるなら「ディーゼルエンジン」のようなもの



なぜそれでは新型炉に転換できないのかというと、アメリカからの技術移転が認められないこともあるでしょうし、膨大な量の使用済み燃料があるからです。

そして使用済み燃料が将来燃料となると仮定して、各電力会社の貸借対照表には「資産」として計上されているからです。

もしMOX燃料の使用を止めると、使用済み燃料は一夜にして「負債」となり電力会社は債務超過となってしまいます。

ですからウラン燃料を買う金額の5倍ものお金を払ってでもフランスで再処理をお願いしなくてはならないのです。

日本の原発は金を撒き散らかすだけの存在



燃料サイクル計画を止めることは電力会社の破綻と同じ事です。
でも一回ぶっつぶさなくてはいけないでしょう。なにしろ産業革命時代の蒸気エンジンで発電しているようなものです。今起きつつある第4の産業革命にはとうてい対応できません。

民主党がMOX燃料の使用禁止を打ち出したのは、電力会社にとっては大きな有効打だったのです。
しかしMOX燃料の使用を認可する変わりに、発送電分離や新型炉への転換などの譲歩を引き出せばよかったのにと今では思います。

原子発電に反対する方々はMOX燃料の使用を反対しましょう


過去ログ:分別すれば資源になる・・・か?(中間貯蔵施設とは)

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腸年齢=見かけ年齢 腸は人の見かけによる 
Wednesday, June 26, 2013, 11:11 AM
6/26 雨 10時 浅草での空間線量は184ベクレル/立法メートル

昨日のフジテレビ「とくダネ!」という朝の番組で「驚き!あなたの若さを決めるのは”腸年齢”」という特集があったので観てみました。

40歳のファッションモデルと老け顔のエキストラ俳優3人を実際に内視鏡で大腸を覗いてみたところ

40歳ファッションモデル・・・血管が透けて見えるきれいな表面
一方老け顔エキストラは
40歳老け顔男性・・・白っぽい内壁に粘膜ポリープを発見
30代老け顔女性・・・血管が鬱血して点状のシミ多数
20代老け顔男性・・・蠕動運動が悪く、糞が所々に残留状態

散々な状態でした。老け顔役は定年間近のサラリーマン、囚人、反抗期の子供を持つ母親といった役ばかり。

6万人の内視鏡検査を行ってきた専門医に腸の画像で年齢を推測すると、老け顔の腸は実年齢+10歳です。一方モデルの腸は実年齢−10歳。

腸の状態がそのまま見かけ年齢



女性の顔の肌の水分量は4%程度がみずみずしいのだそうですが、老け顔はその半分しかありません。
見た目は肌の色つやでほとんど決まってしまうのですね。

内視鏡検査をしなくても臭いでわかる腸の状態



腸の状態は肌のくすみたるみ以外でも以下の症状に表れます。

・口臭がする
・おならが臭い
・加齢臭

腸が悪いと周囲の人も不快です。

それではどうしたら腸を健康な状態に戻すことが出来るでしょうか。腸が健康になると、老け顔役の女性の肌はすぐに4%近くまで水分量が復活しました。

番組中では野菜中心の食生活やヨーグルトなどの発酵食品はもちろん良いのだけれども

もっと大事なのはお腹の筋肉のマッサージ


横臥でも立ってもいいので、左の脇腹、肋骨の下から腰骨上まで指先で押す。へその下を指先で押すマッサージだけで排便が促されて健康な状態に戻っていくそうです。

あと腰を捻る体操や猫が飛びかかるような姿勢で背中を伸ばし、コブラのようにお腹を凹ますポーズとあわせると、ぽっこりお腹のへっこんでグンと腸の状態が良くなるのです。

人(の腸は)見かけによることが実際に内視鏡で観察することでよくわかりました。

私と同じ年齢で定年過ぎの爺役というのも驚きですが、腸内にポリープが発見されるほど老化していることに驚きました。

若返りたいのなら腸にもっと関心を持たなければだめ


いつからやるの?

ちょう(腸)でしょ!


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福島県田村郡都路「学問道場復興支援事務所」閉所式 
Monday, June 24, 2013, 06:47 PM
22日23日と福島第一原発から西へ20km地点にある副島隆彦福島復興支援事務所の閉所式に行ってきました。郡山駅にはモニタリングポストがあります。昼11時半で0.367μSv/hです。都路でも同じような値でした。

国道288のつぶれたコンビニ跡に二年間住んだ吉見理(よしみおさむ)氏を労う副島隆彦先生です。

吉見君曰く、都会の人は物価が安くて住みやすいだろ?と言うけども

冬場は灯油が切れたら凍死するよ、マジで!


という感想で、この一言が独りで生活していた厳しさを物語っていると思います。

田舎には十分異質な人物ですが、東京へ帰ると言うことで地元の方が入れ替わりに挨拶に来られていました。それなりにご近所とは仲良くされていたようです。

1人で2年間、車の免許も持っていない人物が田舎で暮らせるのかと当初は誰もが思ったのですが、彼はそれなりに工夫して生活していたようです。

毎日Amazonから小包が届いていました



殺虫剤一本を通販で買っていたのには驚きましたが、一番近いスーパーでも20km離れているのでどうしようもない。

逆に通販だけで十分生活できることが実証されました。

草刈り機など農機具も通販で買えるそうです。

翌日は都路から川内村を通り、富岡町に向いました。

川内村の山頂からかなたに第一原発を眺めることができます。


JR常磐線富岡駅は海岸線に一番近い駅で、第一原発の南に位置しています。

避難区域は解除されて立入は自由になったのですが、瓦礫がどかされただけで倒壊した建物はそのままです。

南海バスが私たちの後からやってきました。南大阪から被災地を見学にきた団体が見学していました。

私たちも土砂で埋った線路を渡り、海岸まで歩いてみました。

綺麗な砂浜が目の前に拡がり、本来なら海水浴客で賑わう場所なのでしょうが、防波堤が崩れ、船着き場は砂で埋っています。

南へ目をやると、福島第二原発が見えます。

その後、いわきから常磐道で4時間かけて帰りました。
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G8の主要議題は「租税回避」 wikileaksにより暴かれたタックスヘイブンの顧客達 
Monday, June 24, 2013, 12:04 PM
6/24 曇 10時 浅草での空間線量は172ベクレル/立法メートル

4月3日の2ヶ月以上前という旧聞になりますが、イギリスのガーディアン紙(The guardian)がウィキリークス(wikileaks)によってBVI(イギリス領ヴァージン諸島)オフショアの顧客名や過去10年以上の取引記録を暴露されたことを報じました。

The Guradianの記事
huffingtonpostの記事

コンピュータに保存されている顧客との間との何百万の電子メールと文章が衆人に晒されてしまいました。漏洩した電子データが200Gバイトとあまりにも大きいので解析に時間がかかっているようです。

それでも有名人から政治家関係、詐欺師とぞろぞろと出てきて日本以外ではBVIが連日話題の中心です

漏洩した内容は名前と住所と預かり金一切



タックスヘイブンで租税回避やマネーロンダリングを行った人物が実名でそのまま世界中に暴露されたのです。
とうぜん日本人の名前もたくさんあるはずです。
知らぬは日本人だけ。

租税回避のために預けられた金額は3000兆円とも4000兆円とも言われています。
これは日本と米国のGDPを合算したものと等しいそうで、その巨額には驚かされます。

イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、ロシア、日本と欧州委員会の首相が集まったG8サミットですが

G8首相会談の話題はオフショアに流れた金を各国が協力して奪い返す


話合いが行われたわけです。そこにはJapanという単語はひとつもニュースソースには見ることがありません。

安倍晋三首相が行っても誰も見向きもしないし、タックスヘブンの問題には蚊帳の外です。
だから日本のメディアはニュースにしないし、もし取り上げたらやぶ蛇となり(おそらく多くの)政治家が火だるまになるので報道を控えされているのかもしれません。

世界のどこにも莫大な隠し資産を逃避させる場所はない


タックスヘイブンの顧客達は今頃ブルブル震えているはずです。

アップル社が米国に売上に見合う法人税を納めていないという問題がアメリカ議題で取り上げられていましたが、法人税率の低い国で納税して高い税率を回避するという手段はグローバル企業では普通に行われている行為のようです。

G8サミットでその対策も話し合われたのは想像に難くありません。

つまり莫大な含み資産をもつ大企業、タックスヘブンに隠し資産をもつ富裕層から巻き上げようという共通認識(コンセンサス)がG8サミットで成り立ったと見るのがよいでしょう。

どうぞどうぞ、一円のこらず巻き上げちゃってください。
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「士」業の営業電話だっておれおれ詐欺とかわらんのよね 
Friday, June 21, 2013, 05:00 PM
6/21 雨 16時 浅草での空間線量は179ベクレル/立法メートル

梅雨時期は蒸し暑くて不快ですね。それ以上に自営業者にとって6月は憂鬱です。
地方税と社会保険料の支払いがあるからです。

零細なお店をされている知人も6月は現金がなくなって大変だよとこぼされています。
私も同じです。

無事払込みも済ませてやれやれと思っていたところに電話がありました。

「蔵前税務署の者ですが」

私のところは自動引落しなので、支払期限が過ぎているということもありません。
税務署が何の用があるのかなといぶかしく思いながら電話に応対しました。

帳簿作成の指導を行っているから都合があえば来いとのことです。

そういう話なら、別に行ってもいいですと答えると、さらに電話の相手は続けます…

「ただ出席すると言われても結局来れなかったら大変迷惑だというのがわかるか?」と私に詰問口調で言い放ちます。

別に都合が合えば税務署に行くことはかまわないけど、来客などで行けないことは十分可能性があるので、「それじゃあ、その説明会は行きません!」と断りました。だいたい日にちも聞いていないのに行けるかどうか判断などできません。

「そういう人には税務署から依頼した税理士センセイが訪問指導をさせてもらっている」と横柄な電話口の人物が口を開きました。

お前がその税理士センセイだろ(笑)



来て何するのよ?と尋ねると「業種とか規模とかを調べて、適正な税務処理を指導するのだ」とほざきます。
浅草の商工会に所属しているかとか根掘り葉掘り聞きだそうとします。


本当に税務職員なら当方の申告を一瞥すれば事業規模も事業内容も青色申告会や商工会の所属もすべて丸わかりです。

12年も一人で毎年適正に確定申告していて、何をいまさらご指導してもらわなくちゃならないのと嫌味を言ったら切れました。

「蔵前税務署のタカハシ」と名乗ったお前!一体何モンだ?



単に税理士が行っている顧問料や指導料目当ての営業電話です。私の周りでも

古くから
「消防署のほうから来ました〜♪」 で消火器や火災報知器の訪問販売
「保健所のほうから来ました〜♪」 で避妊具の訪問販売
つい最近では
「電話局のほうから来ました〜♪」 でインターネット回線やリース機器の訪問販売

聞くところによると
「税務署のほうから来ました〜♪」 で税理士の売込みは古くからあるようです。

あと交通事故の無料相談、あれも地域の弁護士会の重要な売込みの場ですね。
「裁判所(または警察署)のほうから来ました〜♪」 といわれると断れないから、テレアポは簡単でしょう。

電話営業はほとんどおれおれ詐欺に近いものです


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バール一本で家を壊す 
Thursday, June 20, 2013, 11:57 PM
6/20 雨 10時 浅草での空間線量は171ベクレル/立法メートル

ここ浅草下町では古い家がどんどん取り壊されています。
マンションの隙間に住んでいるのかわからないあばら屋があるのですが、気がつけばいつのまにか更地になっているということが多いです。

お隣でもいよいよ取り壊しが始まったようです。作業しているのはどうみても「お爺さん」に達したご年配の方々ばかりです。それでもチームワークよくさっさと足場を組立ててしまいました。
壊される家は、なんと壁はトタン板のみ!断熱材なんて一切無し!風呂も当然ない。
農家の納屋の方がよほど立派です。

典型的な昭和初期の看板建築です。

どんなに安普請やねんな・・・とつぶやいたら近所のおじさん(推定70歳)が一言
「当時はこれが普通なんだよ」だそうです。

15坪程度の敷地に木造二階で建増し1階。夏は死ぬほど暑く、冬は死ぬほど寒そうです。
ついでに言えば同じような家が隙間無く隣り合っているので窓は写している側にはありません。

誰も住んでいないから取り壊されたのでしょうが、かつてよく住んでられるものだと関心しました。近所のおじさんはこれぞ下町のひでぇ家だと笑ってました。
壁も屋根もトタン一枚しかありませんから、バリバリと簡単に骨組みだけになりました。
もうひとつ驚いたのは重機や機械を一切使わないのですね。
職人のお爺さんがバール一本でこつこつと柱や梁を一本一本丁寧に外していきます。
暇つぶしで眺めている(笑)私がイライラします。
それでも職人さんらはゆっくりと作業を進めているのですが、動きに全く無駄がない。
着実に家が姿を消そうとしている模様は、ある意味カタルシスを覚えます。
こんな小さな家は数日で産廃トラックに乗せられた屑になるのかと思ったら、なんと2週間もかけてゆっくりゆっくり解体していくのです。
これまた友人のおじさん(推定65歳)が言うには
「都内の住宅地では騒音は嫌われるから、手作業で解体されるんだよ」だそうです。
ご自身の普請でも解体は人力だけだったそうです。
「解体作業は面白いだろ?柱や梁を外す順番を間違えると事故になるし、人力ではこわせなくなるんだよ」
「だから解体屋といっても経験がものをいう世界なんだ」そうです。
「解体屋といっても元大工とか大工の副業でやっているところも多いんだ」そうです。
どんどん角材が落とされて床が見え始めました。
陽射しも入らず、両側の壁には窓がない家でどんな人が住んでいたのでしょう。私がこちらに移った当時から無人でしたので知る由はありません。
ただ一階の半分がコンクリートの打ちっ放しのようですから、どうも金属パイプや板の加工屋さんといった職人さんが住んでいたみたいですね。
ちなみに木材とモルタルしか使われていません。使われている鉄といってもトタン板とガス・水道管ぐらいです。
建てられてから70年、80年と時が過ぎ、やっと重荷を下ろしているようで、柱や梁の一本一本にご苦労様と労ってやりたくなります。
トラックの荷台にもキレイに並べられていますが、このあとどうなるのでしょうね。
トラック二台分の木材となりました。意外にしっかりした家だったんですね。解体作業を見ていると、結構柱の数が多いので、しっかり建てられたことがわかります。
板橋あたりを歩くと、いまだに銭湯の裏には廃材置き場があって、ボイラーに放り込んでいる風景を見ることができますが、もうこちらには銭湯でも木材を燃やす高い煙突はなくなりました。
きっと焼却施設で燃やされるだけなのかもしれません。わざわざトラックで遠くに運んでお金を払って燃やすなんて馬鹿なことだと思います。

隣の家と数十センチしか間隔がないのに、よくまあ燃えずに建っていたものだとも思います。もしどっかの家から出火したらあっというまに一帯は火の海です。
東京大空襲では、そら大惨事になるわけです。
最後にトラックに乗せてきたパワーショベルで基礎を砕いて荷台に乗せたらおしまい。きれいな更地が現れました。

ここに住んで「土」を見たのは初めてです。

浅草は江戸時代からずっと庶民が暮らした町で、浅草の主要な道路はもともとは用水路です。川を暗渠(蓋をしてしまった川)にしたのは戦後ずっとあとです。

あしたのジョーの舞台、山谷(さんや)の泪橋(なみだばし)も今は交差点名にしか残っていません。

何を言いたかったのかというと、掘ると江戸時代の遺構が結構残っています。

明治か大正あたりの下水溝(排水枡)が掘り返されて出てきてました。すぐに埋め戻されてましたけどね。なぜ明治頃とわかるかって?

レンガだからです。

コンクリ製のヒューム管(いわゆる土管)は昭和になってから普及したはずです。ちなみに浅草合羽橋道具屋筋の道路下にある下水溝はいまだにレンガです。一説には江戸時代から使われている石積みの部分もあるのだとか。
マンホールをめくってもぐってみたことがあります。私の前職はルパン三世ですから(嘘)
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なぜUnited Nationsは「国際連合」と意訳されたのか? 
Wednesday, June 19, 2013, 01:32 PM
6/19 曇 10時 浅草での空間線量は174ベクレル/立法メートル

朝日新聞の本日の記事です。
冒頭で中国人に日本は拠出金額ではナンバー2なのだから常任理事国に選ばれてもいいのではないかと中国人ジャーナリストに話したところ、敗戦国で常任理事国になれるという思い違いも甚だしいと非難されているエピソードが紹介されています。

もしこれが本当の話ならば

この国連担当の記者は大馬鹿じゃないだろうか?



たぶんネット用語でいうところに「『釣り』だろ〜これ〜!?」といったところでしょうか。
第二次世界大戦の戦勝国連合の組織であることは中学生でも知っていることです。

United Nations の訳語を「連合国群」にせよ



記事によると「中立した組織」という印象をもたらす絶妙な意訳として外務省の当時の駐英大使の森治樹が名付けたということです。

外務省による印象操作を行った咎(とが)で未だに(朝日の馬鹿記者を含め)日本国民が誤った印象を国際連合(国連:UN)に抱いていることが問題です。

ただし私も小沢一郎のように、軍備も含め「国際連合と敵対するのではなく、むしろ積極的に委ねろ」という考えには賛成します。

国連という組織は戦勝国同士がテーブルの下で脛を蹴り合う場所



まさに分断・離合への工作活動(lobbying:ロビーイング)のために唯一の舞台なのですから、政府もしっかりと対策すべきです。

アメリカの腰巾着でしかないヒラメの外務省には全く期待していません。佐藤優氏も国連を中立のように誤解させているのは外務省による印象操作であり、ロシアへの北方領土の所有権を主張させる口実になっていると指摘しています。同様に国連内では中国による尖閣諸島領有の主張も戦勝国という理由です。

過去ログ:

小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(1) 平和主義者が戦争を引き起こす
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(2) 言葉を翻弄したことで文明史を曇らせた
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(3) 国連の幻想と国境の思想
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(4)  国連を国際社会と混同する文化的原因
小室直樹「新戦争論」を今こそ読む(5)  国際社会と国家を理解することが真の平和主義
3分で読む小室直樹「新戦争論」(学問道場版)
石原慎太郎のナショナリズムは最悪な手だ



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地震予知は地質学者の余興なんだからしょうがない 
Tuesday, June 18, 2013, 11:37 AM
6/18 晴 10時 浅草での空間線量は182ベクレル/立法メートル

朝日新聞の土曜版に地震の震源域を東海・東南海・南海と区分して地震発生の時期を予測する手法は無意味であると解説されています。

プレートが連動して動いているので単独な震源域でのみ地震が発生することはなく、さらに過去に地震がなかったから、次はここで発生するという理屈もないそうです。

そもそも震源域を特定できるほどの観測機器は無かったからです。つまり

信頼性のないデータを集めても導かれる結論はゴミ



地震予知がオカルトや呪い(まじない)の類と揶揄されるわけです。

まだ起きてもいない地震を「東海地震」と名付けてしまったのですが、その東海地震自体どんな場所で起きるのか予想がつかないのですから、これは笑い話です。

あとから「ひょっとしたらあのときの地震が『東海地震』だったのかもw」という結末です。地震学者っていい商売ですね。

さて記事の横には、南海トラフ・相模トラフで地震が発生した場合、富士山噴火の可能性について述べた記事があります。

地震が起きたら富士山噴火に備えるか、噴火してから地震に備えることにします。

そのほうがずっと合理的で効率的です。



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明治時代から政府は都道府県への権力(と財源)委譲が大嫌いなんです 
Monday, June 17, 2013, 05:45 PM
6/17 晴 10時 浅草での空間線量は182ベクレル/立法メートル

新聞を読んでいる理由のひとつは書評欄があるということが挙げられます。

日本政治思想史が専門の河野有理(こうのゆうり)首都大学東京准教授の著書が紹介されていました。

明治新政府が発足しても、政府内では統治手段で政府が統治する「群県制」と従来通り殿様を各所においた「封建制」のどちらを選ぶかという対立があったということです。

教科書が唱えるような廃藩置県(明治4年)を宣言して一夜にして藩閥がなくなったわけではないのでしょう。6年後には不満を持つ士族が西南の役を起こしています。

このような背景で活躍した実業家であり明治の経済学者であった田口卯吉(たぐちうきち)の足跡を追った内容のようです。
書評だけでは田口卯吉による政治思想への功績ははっきりとわかりませんが、「農工商」による自由経済を理想としていたようです。文中では「商業共和国」と称して唱えていたようです。

中央集権制度においても、農業・工業・商業で使われる土地の税金は群や県に帰属せよと訴えて、地方自治の財源として地租(土地にかける税)を増やせと主張していたようです

(読んでいないので<〜ようです>としかかけません。しかしこの朝日新聞の書評は悪文ですね。田口卯吉の思想がよくわかりません)
なんとなく実業家を除いて田口卯吉と師匠の副島隆彦は似ているなと思います。

ふ〜ん明治から自主財源による自治の主張はあったのか・・・



田口卯吉は当時の西洋に見習い「自己の利益を求める者が共存する社会」を求めたのでしょう。経済学者ですから当時の経済学者であるマックス・ウェーバーの合理主義(Rationalレチオナル:根本はユダヤ思想)から相当大きな影響があることが書評からでさえうかがえます。

経済的合理主義と官僚制は水と油



明治時代から経済界と中央集権主義の対立はあったということが、私にとっては収穫でした。100年経っても議論は絶えないわけです。


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奇跡の生還に導く声 守護天使は誰だったのか 
Sunday, June 16, 2013, 02:47 PM
6/16 曇 10時 浅草での空間線量は166ベクレル/立法メートル

昨日は土曜日だというのに観たいテレビもないのでビデオに録画されているものはないかとリモコンを触っていると、タイトルで興味がわいて録画してあるものがありました。

地球ドラマチック「奇跡の生還に導く声〜“守護天使”の正体は?〜」

NHK教育テレビの地球ドラマチックというシリーズです。これはアメリカのドキュメンタリーで、生死の境目で、退路へ導く声が聞こえたり、人の気配を感じたという現象を取り上げた内容です。これは「サードマン(第三者)現象」と呼ばれているそうです。

欧米では守護天使と半数が捉えています。

リンク先:NHK地球ドラマチック「奇跡の生還に導く声」

番組では911WTCビル倒壊の生存者、生死に瀕した山岳や海底の冒険家、宇宙飛行士らが、その奇跡体験を物語っています。一方、てんかん患者の治療で脳に電極を付けて刺激を与えると、幻視幻聴といった現象が現れることを紹介しています。

孤独と絶望でサードマン現象が現れる



宇宙飛行士の話では、宇宙船内での火災や制御不能の非常事態という生命の危機に陥ったときではなく、定時に行うランニングマシンでの退屈な運動中に死んだ父親がまさに目の前に現れたと証言しています。

911WTCビルの生存者も非常階段に閉じこめられて、薄れゆく酸素の中で階下へ下れと言うはっきりとした声に導かれたと証言しています。

過去にも声なき声に導かれたという実例が多くあることを発見します。

科学では右脳の空間把握能力機能が異常に高まり、いるはずのない人が感じられたり、自分の存在を別の場所に感じることができるようになると説明しています。
人間が進化するにつれて消えていった能力がある瞬間に甦るということです。

アフリカのブッシュマンやアメリカのインディアンは、かつて狩りで動物と対話できたという話があります。
遠く離れた獲物がどこにいるか、狩りでしとめる前に、魂が「今からお前の命をいただくぞ」「え〜仕方ないなあ、そっちも家族がいるからなあ」といった会話がなされるという話を読んだ記憶があります。

話を戻すと、パニック手前の危機でもサードマン現象により、独りではないという安らぎに包まれたと語っていることです。

ガンダムの最終回で主人公のアムロが脱出の際に「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね?」とコクピットで独り言を言う場面がありますがまさにこれ。

宇宙空間に漂う危険を冒して脱出しても発見される可能性はないのでしょうが、アムロは真っ直ぐホワイトベースの乗務員が乗る救助艇に向います。

アニメだから当然でしょと言えますが、右も左をわからない状況下で過去でもこのような実例があったということです。

ガンダムではニュータイプという言葉でアムロのような能力を持つ者を総称しています。

でもニュータイプではなく、実は原始人が普通に持っていた能力だったのではないかという話です。オカルトと一括(くく)りにされますが、人間の埋もれてしまった能力が目覚めた世界はどんなようになるのでしょう。

SFの世界がどんどん近づいています。
ターミネーターのようなロボット戦闘兵器、マトリックスのような現実までコンピュータで創り出される世界です。

一方ではエヴァンゲリオンのような人類の覚醒をテーマにしたアニメも人気は不動です。

人類の奥底に眠る能力の探究は奈良時代から密教としてあるのですから、我々の末永いテーマなのでしょう。

言い換えると、文明社会以前の人類にはテレパシーや遠視といった能力が誰にもあったのかもしれません。日本でも平安時代頃には文明が発達して退化したことに一部は気づいたのではないでしょうか。
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