民藝100周年展を観てきました 
Wednesday, December 1, 2021, 09:21 AM
来年2月13日まで日本近代美術館で開催されている民藝展を観てきました。
平日でも結構にぎわっていました。

1時間半も観れば十分だと思ってましたが、一通り眺めるだけでも2時間。さらに常設展示されている階上の明治以降の国内美術品(一部セザンヌやロダンがある)をさっと眺めるだけで合計4時間滞在したことになります。

座る場所が感染対策で少ないので、たちっぱなしで疲れました。

民藝の展示といっても、単に蒐集物を展示した物ではなく、近代の目を通して過去の手工芸品を見つめ直そうという活動の歴史です。

千葉の我孫子で始まった白樺派という文藝活動が、大正末期で鉄道網が完成したことにより地方の文化紹介という色合いが強くなりました。いってみればジャーナリズム活動の延長であったわけです。

着物に草履下駄が一般的な頃に革靴にスーツ姿で古美術・骨董を探し求める団体は相当奇特な目で見られたようです。

日本国内だけではなく、朝鮮の李朝時代の陶磁器や什器、台湾の先住民族の衣装などの紹介と保存を働きかけていた。

柳らが興した運動は、地場産品の見直しのきっかけや農家の副業の奨励策となります。また日常の雑器や下手物といわれる陶器も国内外の骨董愛好家が目を向けるきっかけとなりました。

時代が大正から昭和にかかる時期ですから、和洋折衷の生活様式とともに人々に影響を与えた。
高島屋での民藝による即売会は中流・上流層に人気が高かったようです。
西洋に追いつけというスノッブ(snob)な時代に合致したのです。

ちょうどイギリスの過程で使われていたスリップウェアというオーブンで焼いてもいい頑丈で素朴な皿が創立者であるバーナード・リーチで紹介されると、同じものを日本でも目指します。
逆にアジア的な竹工芸で椅子をつくったりと活動はデザインハウスです。

民藝が目指したことはSDGsな社会と生活だったのだろう



繭玉のくず糸を編んだネクタイや、ボロ布を裂いて編んだ敷物、藁製品・・・すごく魅力的です

柳宗悦(やなぎそうえつ1889-1961)の息子は柳宗理(やなぎそうり1915-2011)。陶芸家というよりも工業デザイナーの先駆けです。

太平洋戦争時には文化国家であるという対外宣伝の役割をさせられいますが、この紹介映画やグラフ誌は戦後に海外で評価を得ます。宗悦と宗理はアジア美術の紹介者として評価が高かったのです。(バーナード・リーチの尽力でもありますが)

心満たされる生活ってなんだろうな



居心地良さはモノに感謝しながらの生活スタイルなんじゃないかなと思いました。

安売りのやかんではなく、鉄瓶で淹れたコーヒーを飲みたくなりました。

これの見逃しても、10年毎にどっかで展覧会はあります。それぐらい人気のイベントなんです。

過去ログ:
民藝は民衆的工芸品であって美術品ではないという柳宗悦の主張

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口パクが堂々と流れる特番歌番組 
Monday, November 29, 2021, 10:44 AM
デビュー40周年を記念して歌手の歌番組がありました。
じっくり聞きたいと録画しておきました。

スタジオで過去のヒット曲がメドレーで演奏され、最後に新曲が披露されました。

すごい違和感

二十歳の曲を40年後に歌えば、音程が同じであっても年齢相応に息継ぎやビブラートがずれるはず

ところが全く一緒なんですよね、ラジオで繰り返しレコード音源が流れており、聞き慣れているから良く判る。

メドレーでテンポも生演奏で同じことなんてあるのだろうか。

曲調が違う過去のヒット曲をメドレーで繋げて、微妙なアレンジを瞬時に切替える事なんてできるのだろうか。
(よく聴くとエコーやイコライザー補正が曲それぞれで違っている)

一応生演奏を収録して、それに他音源をかぶせているのでしょう。

演奏は生だとしても歌声だけはレコード音源ということもレコード会社の販促番組であれば可能です。

いかにも生歌を歌っているかのように演じている、まあその技術がすごいし、いつまでもレコード発売当時の声色を期待されているのって可哀想だなあと思いました。逆に歌手の厚顔にも驚きます。

検索キーワード:SONGS:

軍事力がなければ平和というプロパガンダを流すNHK
内田裕也と樹木希林という過激左翼の夫婦
NHKとレコード会社が手を結ぶ販促番組「SONGS」は民報でやれ!
我々は音楽で潜在的にキリスト教の洗脳を受けているのです
NHK「SONGS」のひどさ (スタジオライブのように見せて口パク)
やしきたかじんもウルフルズも京風弁です
テレビ番組のリクエスト名曲選に名曲無し
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みずほ銀行トラブルの元凶にされているITベンダー 
Saturday, November 27, 2021, 01:10 PM


新聞記事は本当に表面的で、全くシステム開発を知らない人が書いたのだなあと感じます。

要するに、みずほ銀行はIBM、日立製作所、富士通、NTTデータと4社によるマルチベンダー方式という特殊な委託形態であったという点。

これは合併銀行の融資先を考慮した結果で、それは止む得ないことです。

でも、この記事は「船頭多くして船山に上る」ような批判的な書き方です。その弊害の結果は現経営陣らの認識の甘さだということ。

シングルベンダーであれマルチであれ結果は同じです


シングルベンダーだったから開発に成功した・・・などという実例は皆無ですから(笑)

日本の巨大システム開発、特に銀行のコンピュータシステムなんてどこも成功した事例などないと断言できます。

嘘だ!というのであれば、そのような仕事をしている人に直接訊いてみてください。

たぶん「稼動はいちおうできたけど、なんとかツギハギを当てながら動かしている状態」と答えるでしょう。

自分も経験者ですが、過去一度も完璧で満足行くシステムが完成したなどという話は聞いたことがありません。

カットオーバー(稼動する予定の日)が近づくほど、操作手順は煩雑となって、中身は複雑になり、開発現場は阿鼻叫喚な修羅場へとなっていく。

例えば、平社員の書類は係長→課長→部長で決済されるという業務フローがあったとします。
でも、実際はそんなシンプルにはならない。
部下のいない課長や部長という肩書きの人もなぜか日本の人事ではいるし、承認の権限範囲は企業や組織でバラバラ。つまり責任者は誰なのかを組織図から再定義しなけりゃならない。

請負っているコンピュータ屋さんが、明日から組織をコンピュータ処理に合わせますと言えるわけがない。
結局、発注主のご都合で当初の計画がとことん覆っていく。

工場で生産されているプレハブ住宅を建てるつもりが、せっかく家を建てるのだからと大工を集めてすべて特注材の注文住宅を造るようなもの。
ユニットバスを据え付ける予定が、たくさん来客が来るかもしれないからと大浴場にしてみたり、それならサウナも欲しいね・・・なんてことが冗談抜きで実状なんです。

維持費のかかるボイラー設備(つまり旧来の汎用機のシステム)を撤去して、家庭用の湯沸かし器(一般的なパソコンサーバー)に置き換えることで大幅なコスト削減と低価格化が実現できるはずだったのに、みずほの場合は各所に無理がたたって壊れてしまったということ。

ITベンダーの責任がないわけでもないのですが、無理を通すことが発注者の権利かのように思っている日本企業の経営者が悪いんです。

一般企業の経営陣にコンピュータシステムによって仕事のフローを改善する意欲がないということ。

大手ITベンダーといっても、内実はハードを売って、あとはご用聞きを常駐させて、メンテナンスで細く長く稼ごうというせこい商売だからです。経営にまでタッチできるほど日本のITベンダーは信頼されてませんし、経営コンサルティングをできるような人材はITベンダーには皆無。

私がこの記事に思うことはただ一つ

巨大システムはバベルの塔か完成しないサクラダ・ファミリア



権限や権力が複雑に絡み合って一本化したシンプルな構造にはならない。

だから銀行を含め、日本の大企業と行政システムはず〜〜〜とこの先ず〜〜〜〜っと良くなりませんw

この新聞記事はみずほ銀行の経営陣が刷新されれば問題が解決するかのように書いてありますが、そんなのは記者の妄想です。

とある超優良の歴史ある大企業の会長が「おまえらは詐欺商売や!」ととあるシステム開発企業の幹部たちを面罵している場面に遭遇しました。そんな過激な発言でハラハラ傍観していると、全員押し黙って「その通りでございます!」と平身低頭してました。

確かに日本のシステム開発企業は口八丁の口入れ屋程度の存在です


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デカルトとカントは偉い人・・・それぐらいの理解です 
Saturday, November 27, 2021, 09:59 AM
デカルト、カント、ショーペンハウエル、ご存じ3大哲学者です。

 デカンショデカンショで半年暮らすヨイヨイ♪と旧制高校でデカンショ節として唄われたので、ある年齢以上ではお馴染みです。高校時代に担任のお爺さん先生が唄ってくれたことを思い出します。

さてこんなに有名なのに、さてどれだけの人が理解しているのでしょう。
自分もざっくりした理解しかありません。

  過去ログ:文化の日だから哲学者を格付けしてみた

簡単に自分が説明してみます。

ギリシャ哲学からある、世界は物質と精神(意志)であるという『二元論』説をデカルト(1596-1650)、カント(1724-1804)、ショーペンハウエル(1788-1860)らが発展させました。

これが宗教から科学が派生するきっかけとなります。

それまでの神の創造(人間が到達できない真理)を基礎としたスコラ哲学(神学:幾何学が主体)から、人智を越えた真理という定義できないものを排除したのです。

思想へ大きな影響を与え、宗教改革運動やフランス革命などの近代文明への脱皮の契機となりました。

デカルトは数学(物理学)のきっかけをつくり、パスカル(1623-1662)が数学の基礎を築きました。

めでたしめでたし・・・

んじゃギリシャ哲学での二元論をデカルト、カント、ショーペンハウエルらはどのように解釈したのでしょうか。

彼らはアリストテレス(BC384-322)の形而上学(メタフィジカ:metaphisika)の系統なのです。

形而上(けいじじょう)とは自然学(フィジカ)の基礎(メタ)という意味です。

昔習ったときには、つまるところ「その物の本質とは?」という問をするだけの学問?というぐらいの理解です。

そんなことに大仰で難解な名前をつけた人に怒りを覚えます。

しかし、数学や物理を深から理解するにはデカルトを避けて通ることはできません。

物理学者の大栗博司の「探求する精神」幻冬舎新書(2021/7)を読むと、高校時代に読んだデカルトの方法序説に感銘し、物理学者を志したそうです。

検索キーワード:大栗博司:
ビジネスホテルで読書三昧中
理論物理学者は引く手あまたで八面六臂の大活躍
ノーベル物理学賞をペンローズは受賞していなかったのか・・・
物理は理系ではなく文系(神学)学問である
ゴールデンウィーク中の自主課題図書です


「方法序説」は100ページ程度の薄い本で岩波文庫にあります。

自分の身体を含む自然界の事象を我々はどう捉えるべきかということがつづられているだけです。

当たり前すぎる冗長な内容で、全く頭に入りません



物質と精神は全くの別で、物質世界は機械的な法則に従っている。(例:惑星の運動や大砲の弾の軌道)

それじゃあ半導体と金属の塊のコンピュータAIが発達していくと心を持つのか?という命題にぶちあたります。

「願えば叶う、祈れば成就する」は大ウソ!・・・なのか?



願いと祈りを否定してしまえば、それは人間といえるかという問題に帰着してしまうのです。宗教心の否定です。

結局、考えが堂々巡りをして、哲学者のいう精神ってなんだと日本語訳の本では疑問符だらけになってしまうのです。

つまり戦前の旧制高校(現在の大学初等に相当)の学生たちが、デカルトらが示唆した「科学的思考」に困惑していたことと同様、未だに私も理解が及ばないことなのです。

そんなことを予想していたかのように、丸善からデカルトの方法序説の新訳の案内がメールで届きました。参った!


過去ログ:実在とは、実証とは、言語とは・・・現代数学者の功績を読む
理論物理学者は引く手あまたで八面六臂の大活躍
演繹法、帰納法、形而上学は頭を使うための基礎素養である
「ニーチェに学ぶ」を読む
350年前のニュートンの著作「光学」を読む
近代の哲学者ニーチェと古代の哲学者アリストテレス
近代文明とは原始宗教「天体原理主義」から「数学原理主義」の転換であり、これからは「特徴ベクトル原理主義」へ
清水富美加を笑う資格は誰もない。「物理学者が解き明かす 思考の整理法」


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過去の投稿に検索をかけてみた 
Wednesday, November 24, 2021, 08:55 AM
検索キーワード:ホルミシス:

10年も経てば普通の工事現場だぜ・・・
日本語を滅ぼす元凶は誰だ!?それは文科省です
放射線観測網なんてIoTですぐに構築できるでしょ?
ストレスが癌となる
プルトニウムを注射された人々はかえって長生きした
異端の医師・川嶋朗(かわしまあきら)を聴きに行く
推薦図書:知って安心する放射能と健康の話(服部禎男+川嶋朗)ヒカルランド
ホルミシスグッズで糖尿病から復活した男のblog
鋼鉄もいつかは壊れる(東武鉄道脱線に思う)
医療現場の常識「緩和照射」(放射線は症状を和らげ、生活の質が改善される)
国交省を頂点とするピラミッド型悪慣行業界

検索キーワード:治癒:

巷にはびこる『3た論法』は遙か古代より最強で最悪な論法であるのだ
心から中村哲氏の死を悼む
「僕は偽薬を売ることにした」なかなか秀逸なタイトルだ
増感放射線療法コータック(Kortuc)とはなんだ
目の付け所が良いドラマ「ラジエーションハウス」
癌治療の「第4の治療法」が今後の本命となった
ロッテ井上晴哉選手、一軍復帰で満塁弾
放射線の治癒効果をまったく知らない専門医たち
乳ガン(と卵巣癌)といっても自然治癒するタイプもある
注目の投手はやっぱり西武の菊池雄星選手です
プルトニウムを注射された人々はかえって長生きした

検索キーワード:被爆:

10年以上も医療産業用放射能を製造していなかったのか!
10年も経てば普通の工事現場だぜ・・・
被爆線量計測ガラスバッチを配るのは大賛成です
国内の医療工業用放射能物質を全部あつめても何にもなりませんが・・・
毎時0.23マイクロシーベルトなんて蚊が止まる以下だぜ・・・orz
千葉がチバニアンなら平成時代の我々はヘラニアンだw
異端の医師・川嶋朗(かわしまあきら)を聴きに行く
エルンスト・マッハ実証主義を貫く姿勢こそ真の科学者なのですが記事がよくない
原発大艦巨砲時代の終焉(アメリカに梯子をハズされた外務省)
毎日新聞の戦後の核開発史の連載はとても興味深いです
低放射線で癌や奇形になるの?「ない」のだけどもとりあえず「わからない」にしておく

検索キーワード:寿命:

10年以上も医療産業用放射能を製造していなかったのか!
猫が30歳まで生きる日 AIMで腎臓の老化を防ぐ
お医者さんという職業には理学的アプローチと工学的アプローチの二通りがある
スポーツはもっと積極的に二刀流をめざすべきだろう
保険会社って本社は何やっているの?
「生と死を分ける数学」、”率”に騙されてはいけない
ラジウムの微量放射線が効くのは活性酸素を除去するから
裏切り続けたブランドは一度滅びるしかない
白米は健康に悪い/白米は健康によい どちらが正しい?
ビタミンCとナイアシンの摂取で花粉症から貧血、神経痛、さらにはうつ病までも治る!

検索キーワード:原子核:

原子内部の”弱い力”を発見したワインバーグ博士
エネルギーはなぜ質量×光速の二乗なのか
要旨がはっきりした文章の見本例
SFファン大絶賛の「三体」を読んでみた
反物質は地球上でもすでに存在していた
宇宙は膨張していない!(エントロピーという学問のでたらめ)
真空は素粒子で満ちている
神(GOD)はサイコロをふるのか (人間に『自由意志』はあるか)
数学ができる人とは、すべてが数学的に関連していることを直感で持つ人である
北朝鮮の水爆は京都大学型水爆と呼ばれているのかもね
物理学者が解き明かす重大事件の真相 下條竜夫 ビジネス社

検索キーワード:電磁波:

ビジネスホテルで読書三昧中
エネルギーはなぜ質量×光速の二乗なのか
間葉系幹細胞による再生治療が目白押し
日本語を滅ぼす元凶は誰だ!?それは文科省です
反物質は地球上でもすでに存在していた
怪我をして初めてわかる六城ラヂウムの凄さ!
エルンスト・マッハの実証主義はかつて高校物理で必修だった
取るに足らないことで大騒ぎする理由 (手放す言い訳を新聞が用意します)
般若心経(Heart Sutra)262文字の世界 (最新素粒子物理学との共通点)
「引力」ではない!「押しつけられる力」なのである(暗黒物質の正体)
鉄が地球上で一番多い元素である、その理由

検索キーワード:放射能:

時間はどこから来て、なぜ流れるのか?
日本では戦時中にウランは国内で採掘されていないことになっております
原子内部の”弱い力”を発見したワインバーグ博士
10年以上も医療産業用放射能を製造していなかったのか!
10年も経てば普通の工事現場だぜ・・・
要旨がはっきりした文章の見本例
ラジウムの微量放射線が効くのは活性酸素を除去するから
どうしたら放射性物質アメシウムを入手できるのか?簡単でした。
目の付け所が良いドラマ「ラジエーションハウス」
人間には磁気を感じる能力があるし、それ以上の能力もある
福島の河川ではベクレルは検出限界近辺ですよ

検索キーワード:放射線:

ラヂウムブレスレットはどちらの手首に着ければいいのか?
日本では戦時中にウランは国内で採掘されていないことになっております
「赤外線を当てれば癌が消滅する」はオカルト治療ではありません
10年以上も医療産業用放射能を製造していなかったのか!
エネルギーはなぜ質量×光速の二乗なのか
10年も経てば普通の工事現場だぜ・・・
官庁内にデジタルテクノロジーを指揮できる人材など皆無という証拠
ラジウムの微量放射線が効くのは活性酸素を除去するから
アメリカでは既にメルトダウンしない新型原子炉が実用化寸前です
軍事力がなければ平和というプロパガンダを流すNHK
ビタミンCとナイアシンの摂取で花粉症から貧血、神経痛、さらにはうつ病までも治る!

検索キーワード:核融合:

シン・ゴジラは主役のいない本邦初の映画である
スマホをかざして読む新形態の書籍(仮想現実と出版物の融合の好例)
北朝鮮の水爆は京都大学型水爆と呼ばれているのかもね
水爆と言えばビキニ諸島、そして第五福竜丸(朝日の場合はこうなる)
物理学者が解き明かす重大事件の真相 下條竜夫 ビジネス社
鉄が地球上で一番多い元素である、その理由
数学者とどう接したらいいのかわかりません
原子爆弾と水素爆弾は68年前の技術なのです
88年前(1924年)に常温核融合は発見されていた
超先端科学って何をやってるのだろう
微生物との共生についての話題三種(メモ)

検索キーワード:原発:

脱原発を進めるドイツは通貨高で耐えるが、一方日本は円安で凍え死ぬ
新型原子炉なら発電と水素製造が一緒にできる
アンモニアって燃えるんだ
「赤外線を当てれば癌が消滅する」はオカルト治療ではありません
脱炭素社会の着地点は「小型原子炉による電力供給系の最適化」でしょう
10年も経てば普通の工事現場だぜ・・・
脱炭素をめざすなら新型原発こそが切り札だ
科学的な思考ができない人たちの「はやぶさ2」熱狂の違和感
要旨がはっきりした文章の見本例
アメリカでは既にメルトダウンしない新型原子炉が実用化寸前です
裁判官という、この思い上がった人格こそ糾弾されるべきだ

検索キーワード:若返り:

まったく話題にならない衆議院定数500→465席
ラジウムの微量放射線が効くのは活性酸素を除去するから
ビタミンCとナイアシンの摂取で花粉症から貧血、神経痛、さらにはうつ病までも治る!
ウィルス性疾病の特効薬はビタミンCである
『空腹こそ最強のクスリ』と『月曜断食』
増感放射線療法コータック(Kortuc)とはなんだ
病気が増える原因(抗菌剤が引き起こす社会問題)
砂糖の無自覚な大量摂取にご用心
アトピーで処方される保湿剤ヒルドイドで肌が若返る
食習慣への無知が引き起こす健康格差(工業食品が寿命を縮める)
糖質制限の落とし穴とジュースやアイスの甘味料、果糖の怖さ

検索キーワード:アポトーシス:

ラジウムの微量放射線が効くのは活性酸素を除去するから
アミロイドβが悪いのではなく、アミロイドβオリゴマーの毒が認知症の原因
免疫治療の国内初の承認薬 ニボルマブ (メモ)
千島喜久男博士の説が「オートファジー説」という名で復活!(細胞は血液に戻るのである)
NHKスペシャル「終りなき被曝との闘い」(メモ)
脱毛や皮膚が剥ける:最新抗ガン剤の主な副作用はアポトーシス
有害物質による「汚染」と放射能の「汚染」はまったく違う。
4/8 8時 浅草での空間線量は17Bq/m^3
NHKスペシャル「立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む」
【医療】重症のがん患者の化学療法に問題。 英国[11/26]

検索キーワード:ラジウム:

ラヂウムブレスレットはどちらの手首に着ければいいのか?
ラヂウムブレスレットの12mm玉の使い方
日本では戦時中にウランは国内で採掘されていないことになっております
八幡平で温泉三昧をする
「赤外線を当てれば癌が消滅する」はオカルト治療ではありません
ビックサイトの健康博覧会にいってみた
ラジウムの微量放射線が効くのは活性酸素を除去するから
「ラジウム鉱石の浮島」のプロトタイプ
今日は満月なので大谷翔平選手の復活の願掛けをします
コロナ退散祈願!勝手に100g増量中!ずっしりこの重量感!
秋田県鹿角(かづの)のひとり旅

検索キーワード:温泉:

日本では戦時中にウランは国内で採掘されていないことになっております
八幡平で温泉三昧をする
「赤外線を当てれば癌が消滅する」はオカルト治療ではありません
欧米の富裕層から始まるアンチグローバル(アンチアジア)主義
群馬を旅する
10年も経てば普通の工事現場だぜ・・・
「個人の感想です」ですべて許されるか
Googleのみが支配するスマホ市場(iOSとAndoroidは同じものだった)
軍事力がなければ平和というプロパガンダを流すNHK
沢木耕太郎を読みたい!東北新幹線の社内誌エッセイ
国産天然ガスを利用する発電会社から電気を買いたい

検索キーワード:健康:

『起承転結』形式は難易度が高く、読みづらいだけ
ラヂウムブレスレットはどちらの手首に着ければいいのか?
歴史に照らせばコロナ流行はほとんど終盤段階なのだ
10年以上も医療産業用放射能を製造していなかったのか!
SMSは猛烈に疲れる (実は詐欺でした)
10年も経てば普通の工事現場だぜ・・・
『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』
「個人の感想です」ですべて許されるか
ビックサイトの健康博覧会にいってみた
滝業ができる寺(メモ)
コロナで死ぬのはネアンデルタール人

検索キーワード:免疫力:

ビタミンCとナイアシンの摂取で花粉症から貧血、神経痛、さらにはうつ病までも治る!
ウィルス性疾病の特効薬はビタミンCである
増感放射線療法コータック(Kortuc)とはなんだ
放射線の治癒効果をまったく知らない専門医たち
「浅草ロック座の母」と「孤独とセックス」
お袋からの電話は「駆け込みドクター」観た?とのこと
食事制限で用いられるカロリー(Cal)ってなんだ!?とんでもない単位だった
ガンはウィルスによって引き起こされる(喉頭ガンの原因はHPV?)
ラジウムで錆びた体を若返らせる!? |達人に訊け 中日新聞
「健康的でありたいための常識」こそ余生を劣悪にする
遺伝子治療に脚光再び

検索キーワード:原子力:

新型原子炉なら発電と水素製造が一緒にできる
日本では戦時中にウランは国内で採掘されていないことになっております
10年以上も医療産業用放射能を製造していなかったのか!
脱炭素社会の着地点は「小型原子炉による電力供給系の最適化」でしょう
脱炭素をめざすなら新型原発こそが切り札だ
要旨がはっきりした文章の見本例
アメリカでは既にメルトダウンしない新型原子炉が実用化寸前です
国産天然ガスを利用する発電会社から電気を買いたい
巨大公益企業の不祥事の罪を問わない霞ヶ関、株主
まっとうな医師ほど評価が低いのはなぜか?
どうしたら放射性物質アメシウムを入手できるのか?簡単でした。

検索キーワード:核分裂:

日本では戦時中にウランは国内で採掘されていないことになっております
アメリカでは既にメルトダウンしない新型原子炉が実用化寸前です
地球で生命はどこから生まれたのか?
福島の河川ではベクレルは検出限界近辺ですよ
昔も今も原子力は斜陽(日陰)産業なんでした
スマホをかざして読む新形態の書籍(仮想現実と出版物の融合の好例)
北朝鮮の水爆は京都大学型水爆と呼ばれているのかもね
水爆と言えばビキニ諸島、そして第五福竜丸(朝日の場合はこうなる)
中国の方が上手だな(欧州での原発事業拡大に本腰の中国)
SPEEDIという汚染予測システムの元は原爆シミュレーションです
数学者とどう接したらいいのかわかりません

検索キーワード:宇宙:

時間はどこから来て、なぜ流れるのか?
ビジネスホテルで読書三昧中
原子内部の”弱い力”を発見したワインバーグ博士
円周率はなんで終わりがないの?(チコちゃんに叱られる)
脱炭素社会の着地点は「小型原子炉による電力供給系の最適化」でしょう
エネルギーはなぜ質量×光速の二乗なのか
実在とは、実証とは、言語とは・・・現代数学者の功績を読む
反物質があるなら反空間(マイナス宇宙)だってあるんだろう
シン・エヴァンゲリオンは最先端のスピリチュアリズムである
数学世界の俯瞰図をほんとうは最後にお見せしたかった
12月1日 NHK教育 「先人たちの底力 知恵泉」天才数学者・関孝和

検索キーワード:バドガシュタイン:

珍しい在庫品がでてきました(ハイルシュトーレン・ストーン)
天然ラジウム鉱石の在庫は残りわずかです
毎時1ミリシーベルトまでは健康被害などない
六城ラヂウムのやかんの中身は
副島隆彦学問道場定例講演会から帰ってきました
壁全面にセラミックボールを貼り付けてみた
身体をリセット、そのための空間を造りました。
クリスマスの嬉しい便り (胆嚢ポリープが消えた!)
人の感覚はまちまちなり
ご自分で計測される際には、まず説明書をよく読んでください。
ハイパワー鉱石で夏を乗りきろう


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プロテスタント狂信的信者(原理主義)となった内村鑑三 
Monday, November 22, 2021, 11:40 AM
明治の文学はどれもそれまでの価値観の転換への不安と困惑、新たな日本人像の模索が基になっている。

さらにどれもハッピーエンドではないんです。時代が混沌としているからそりゃそうです。

内村鑑三(1861-1930)の『代表的日本人』『余は如何にして基督信徒となりし乎』は読んだことがあります。

とくにアメリカ留学の半生である『余は如何にして基督信徒となりし乎』は渡ったアメリカがそれほど夢の大陸でもなかったという大きな失望です。貧乏なクエーカー教徒からも邪険にされ、差別と貧困でほうほうの体で帰国した挫折の記録です。

北海道バンドで学友の誘いでアメリカンプロテスタント教徒となり、希望に満ちて渡米した内村青年は土着化していたアメリカのキリスト教の光と影を体験するのです。それは繁栄しつつある巨大国家の面、逆に質素倹約に徹する宗教を規範とした農民の生活との格差社会。

結局、内村はよそ者として受け入れられなかったのですが、逆にアメリカで体験した劣等感から日本人の宗教規範について深く考えるきっかけとなった。

当時の日本は廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で寺は打ち壊され坊主は嫌われた。葬式仏教と揶揄されつつも徳川幕府は戸籍の管理を寺に任せて庇護していたからです。つまり幕府(奉行)の出先機関の役を担っていたわけです。

そのちょうど宗教的な規範が空白となっていた明治において、内村鑑三はアメリカで体現したプロテスタントを新たな日本の規範にしようとしたのです。

プロテスタントはカトリックと比べて、反権力・反権威で、自助努力を重んじる。その努力とは何かというと、イエス・キリストへの信奉だけあり、願うことだけ。

カトリック的な権威や格式、儀式といったものにはことごとく反対です。

もちろん教会という建物も、神父という役職もナシ。あくまでもキリストの生涯である聖書だけが唯一のものという考え方。

内村鑑三は牧師(いわゆる先生役)もいらないという過激さです。願うのはキリストの再臨だけ。

儒教思考からキリスト教的な思考への変革を聴衆らに求め、この思想運動が広がっていくことを熱弁した。

内村の熱は明治の知識層に響いたのです。でも肝心の国内キリスト教団からは異端扱いであり無視されていました。(いまもそう)

内村は組織さえも攻撃対象としていたので、内村の運動は尻すぼみで終わってしまいました。

エキセントリック(偏見)でありパラノイア(偏執)な内村の気質に、応援の知識人たちが離れていったからです。

社会主義運動を支持していたかと思うと、その背景に宗教的なものが見えないと一転反対の立場になりました。

一番弟子さえも娘の死をきっかけに離反していきます。

過去ログ:「人間内村鑑三の探求 聖と俗の狂気の間で」畔上道雄(あぜがみみちお)著 昭和52年(1977)

記事にあるように、内村鑑三は明治中ごろの留学から帰国すると、日本に対する根源的批判者となります。

戦前までの『アウトサイダーのもっとも典型』が内村鑑三



混沌とする日本の社会情勢の中で発狂状態であった内村鑑三は同属化を一切拒否し、明治大正の知識人たちに爪痕だけは残して賞賛されることもなく発狂者扱いで死んだ。

皮肉なことに、世界は内村が示した超克(困難に打ち克つこと)の道は、日本以外ではそれに沿っているのです。
タリバンのアフガニスタン、周近平の中国共産党なんかがその典型です。

検索キーワード:内村鑑三:

宗主国の思想・文化はキラキラ輝いて見える
フランスの大学入学制度は移民への”過剰な平等主義”で絶賛崩壊中!
カトリックとプロテスタント、どちらが原理主義(またはカルト)に陥りやすいでしょうか?
日本のユニテリアン(覚醒日本人) 徳富蘇峰(とくとみそほう)
我々は音楽で潜在的にキリスト教の洗脳を受けているのです
プロテスタントが社会主義思想を広めた(「人間内村鑑三の探求」畔上道雄著)
幕末・明治のゲーテッド・コミュニティー (麻布・高輪・三田)
結局、新島襄は日本のキリスト教徒らに影響を及ぼしたのか?


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脱原発を進めるドイツは通貨高で耐えるが、一方日本は円安で凍え死ぬ 
Sunday, November 21, 2021, 08:08 PM
左派メルケル政権のドイツは一気に原発廃止をしています。んでもってドイツって国は大半が緯度で言えば北海道よりも高緯度なので、冬はめちゃくちゃ寒い。夏はぜんぜん陽が沈まないし。

そんな気候の国で大事なベース電源である原発を、メルケルの一言で「はい、廃止!」としたことは、どんな結果になったかというと・・・
電気料金は跳ね上がり、ガスやガソリンも高いんです。

日本円で換算すると、ガソリンはリッター230円ぐらいです。
ヨーロッパではディーゼル燃料(軽油)もガソリンと値段はほとんどかわらない。

アメリカは1ガロン(3.3リッター)60円ぐらい。つまりリッター20円ってな感覚でした。
でも産油国でもあるアメリカも今は1ガロン90円にまでなって国民に不満が高まっているというニュースがありました。

まだ円高のときにドイツに行けば、ガソリン代は日本での感覚と変わらないなと思います。
でもユーロに対し円が安い今では日本と比較しても、ものすごく高く感じます。
(旅行するとイギリスはヨーロッパより更に物価が高く感じられるそうです)

それじゃあ何でヨーロッパ、とくにドイツ人は不満ではないのか?

もちろん不満に思っている人たちも多いんですが、ガソリンや燃料が高いことに多くの人は仕方がないと思っている。

それはただひとつ、通貨(ユーロ)が強いから



もしユーロ安となればドイツどころかEU全体で政府への怒りが爆発しますよ。

日本人は同調意識が強いと言われますが、ドイツ人だって社会主義的な気質が良くも悪くも強い国民性。

不満が高まれば政権が一気に逆転するのは歴史の必然

でも電気はフランスの原発に、ガスはロシアに握られているので、原発の廃炉を進めた現在ではもうどうしようもないところにまで来ています。

ドイツの唯一の進路はユーロ高を保つしかない



原発を廃止したら、エネルギーは隣国頼み、それにはEU域外への輸出で通貨を維持するしか無く、輸出産業だけが優遇されるというどっかの国のようになるということ。

内需もだめ、輸出もだめとなると、原油高で凍え死んでしまいます。



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巨大コンピュータシステムを知らぬ者が銀行の改善指導とは笑わせる 
Friday, November 19, 2021, 01:18 PM
ぜんぜん重要じゃない話

金融庁がみずほFGとみずほ銀行に連発したシステム障害に対する業務改善命令を出し、みずほFG社長とみずほ銀行頭取が辞任するというニュースがあります。

20年前(2002年)に第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行が合併してできたのがみずほ銀行ですが、当初から各行のシステム統合は困難が予想されていた。

各行で独自開発したものであって、運用も保守も、担当する会社もバラバラで、しかも当時の20年前でさえレガシーと言われるほど古いシステムを継ぎ接ぎしているような代物だったから。

ぜんぶご破算にしてあらたに作り直した方がいいと専門家は指摘していました。

銀行のコンピュータシステムってのはゼネコンと企業構造が似ていて、一旦ビルを建てたら常に電気や空調などの保守・改築が発生します。だから箱物を建てたあとも長く収益が得られる。

30年前、40年前に誰が書いたのか知らないこんがらがった処理を、当時生まれてもいない者がなんとか整合性をあわせて動かすというのが実体です。

最新のIT技術を得られるわけでもなく、ただただボロ服を繕うような作業に何千人も動員されているというのが銀行系システムを請負うSIerと呼ばれる大手のコンピュータ会社です。そこから幾重にも作業が丸投げされた下請の重層構造が拡がっています。

そこの社員はひと月いくら、一山いくらで取引されるドカタ扱いです。

どれだけ天才的なプログラミング能力あろうが、サービスですばらしいアイデアが閃こうが、先端技術に精通していようが関係ない。目の前のツギハギだらけのこんがらがったプログラムをとにかく繕って、しばらく使えるようにすることが求められます。

銀行経営者や銀行員からすれば、コンピュータシステムはビルの設備と同じで、それに携わる者は警備員かビルメンテナンス業者や電気工事業者程度に思っているのです。

もちろん金融庁の役人らも、コンピュータシステム屋(SIer)なんてドカタ同様に思っています。

もっともコンピュータシステム屋も金を吐き出させるために、横文字と専門用語で煙に巻いていかにも大仰な仕事かのようにみせかけて請求額を膨らませているのですから、どっちもどっち。

そこには日本の銀行システムを世界的な競争力をもたらそうとか、いままでの何十分の一のコストまで削減できるといった視点はない。

ただただ現状を維持して、ナントカペイに対応させるといった小手先の改造に明け暮れるだけ。

銀行経営者や受注したSIerは、遠くない未来に旧式のポンコツなシステムは破綻することがわかっているのですが、臭い物には蓋で20年30年が経ってしまったわけです。

古い因習にまみの銀行にご指導するのが、これまたコンピュータシステムとは縁遠い金融監督庁。あほくさ

政治主導で金融庁と経産省とおまけでデジタル庁が総力を挙げて、日本全体の金融プラットフォームを作り直すぐらいのことをしないと問題はいつまでもかわりませんね。

中国はさすがでアリババやテンセントの電子商取引を全部中国共産党が取り上げてしまいました。

個人の属性(attribute, property)を中国共産党が掌握することに大きく舵をきったことになります。

アメリカでも中国に倣い、GAFAの解体を推し進めて金と属性の流通はアメリカ政府が握る方向へ動いています。

日本の金融庁はあいかわらず問題の本質を全く理解していませんね。

銀行システムのトラブルは確かに銀行のトップの責任でもありますが、問題は刷新されずに残されてきた護送船団方式時代の遺物であるということなのです。

検索キーワード:銀行:

お金をもらうのに手数料を払うのはよく考えればおかしいだろ!
レガシー・システムの最たるものが都市銀行であり、財務省役人たちである
「情報」という教科で、その教科自体が無価値になるという皮肉
政府が政策として民間企業に介入する真の目的
いまさら『ハゲタカ』(真山仁著)を読んで感じたこと
MMT理論の行き先は現物資産の高騰という結果しか生まなかった
コンピュータ技術者の夢は『生命体の創造』である
日本で税金を徴収するのはインフレを抑制する目的でしかない
60倍の金利をあなたは信用できますか?
保険会社って本社は何やっているの?
株式市場のメインプレーヤーはSWFであること
国際決済銀行(BIS)の主要議題となった暗号資産
年金資金(GPIF)につづき堂々と郵貯に手を伸ばす政府・財務省
日本年金機構の125万件のデータ量はどれくらい? 約1.2ギガバイト
みずほ銀行の暴力団融資事件と警察庁データベース
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民藝は民衆的工芸品であって美術品ではないという柳宗悦の主張 
Sunday, November 14, 2021, 07:03 PM
先月から東京国立近代美術館で柳宗悦(やなぎそうえつ)の没後60年、民藝活動100年の特別展が行われています。


すごく気になっております。

民藝とは柳宗悦(1859-1961:宗教哲学者)が興した運動で、地方(特に東北)で培われていた前近代の手工芸品を後世に遺そうと1925年(大正14年)に始めました。

消えつつある手工業でつくられた日用品や実用品に美を見いだし、日本発のクラフトワーク(手工芸品)を見直そうという意義ある活動です。

しかし、地方地方で珍しくない日用品であった茶碗や甕を突然これはすばらしいと褒め称えても、賛同する人は当時はそう多くはなかった。

特に古美術に詳しい著名な陶芸家の北大路魯山人は柳を徹底的にこき下ろしたことは有名です。
(参考:愛知県共済のweb https://www.aichi-kyosai.or.jp/service/culture/internet/art/antique/antique_1/post_93.html)

要するに地方の工芸品に美術的価値を見いだすのは勝手だが、土塊の醤油指し程度の物(数銭程度)なのに、賛同者の浜田庄司の醤油指しは数十円(現在価値で70万円)の値札を平気で付ける。また民衆による美を称賛する一方で柳本人は華燭で贅沢な生活をしていると攻撃しています。

浄土真宗的な柳と禅宗的な魯山人は、生い立ちから違います。

柳の美は執着しないことで発散される美であり、それは宗教的境地であるとし、魯山人は古来(平安時代)から続く武士や貴族、僧侶らに継承されてきた日本人の美の探求であるのです。

自分としては、どちらも大差はないのですけどもね。視線が庶民目線か上流階級目線の違いぐらい。

とにかく柳宗悦のコレクションを観てみよう



ちょうど東大駒場の横にある日本民藝館(柳宗悦の旧宅)で『棟方志功と東北の民藝』の特別展が23日まで開催されていることを知ったので、まずそちらに行ってみました。


棟方志功の版画や画、書と柳が蒐集した東北地方の陶器や簑、背負子の背中当てが飾られています。

東北地方では陶器に適した土がないので、どれも肉厚でボテッとしたものばかり。

藁製品には生活する厳しさが伝わります。

そして青森出身の棟方志功は同志として柳と固い絆であったことがわかります。

(参考:https://www.timeout.jp/tokyo/ja/)

柳と棟方は無私こそ最上の美としたのです。棟方による宮沢賢治の「アメニモマケズ」の二部作は心打たれます。

東京の国立の近代の美術の館での展示は民藝の主旨に反する!のか?



実は東京国立近代美術館のパンフレットに書いてある文言です。

”近代美術館はその名称が標榜している如く、「近代」に主眼がおかれる。民藝館の方は、展示する品物に、別に「近代」を標榜しない。”
と柳が東京近代美術館の開館(1952年)の際に批判しています。

東京と地方、官と民、近代と前近代、美術と工芸とすべてが柳の主張の真逆だからです。

柳宗悦が生きていたら、批判先の国立近代美術館で開催されている民藝展をなんと言ったでしょうか。

日常に美を見いだす生活は、きっとSDGsです



大量生産・大量消費は美しくないことは間違いないです。というか今の日本人の生活はすべて美しくない。

柳宗悦の主張は100年経って世界潮流になっていくのでしょう。


旧宅は民藝館の正面です。月に二度公開されているそうです。裏が東大駒場キャンパスです。
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水を与えると根が腐るという悪い例となるだろう、国立大学ファンド構想 
Saturday, November 13, 2021, 10:36 AM
たったの10万円ぽっちの金を18歳以下の子供に配るだけでも自公が足の引っ張り合いをしてます。
現金で渡すかクーポンやポイントにするかという些細な議論が延々であきれます。

全国の税務署が給付機関になればいいじゃねえかよ



税金を捕るだけの期末以外は暇な役所なんだし、世帯構成や収入が大方把握してます。
それに還付で必要な金融機関口座も登録してあります。

徴収の逆の手順で振り込むことはなんら問題ないと思うのですけどもね。

国の手続きを地方行政に丸投げにするなよと思います。

なんたって飲食店だけの休業補償金のばらまきはアンフェア(不公平)な感情のしこりを生んだだけです。

飲食店が借りている地銀や信用組合、政府系金融公庫が無担保緊急融資をするぐらいで良かったのではないかな。

困窮する学生と世帯へ10万円、18歳以下の子供に10万円(所得制限あり)が岸田内閣の初っぱなの仕事となったようです。

好景気で湧くアメリカと比べたら一桁少ない。

額がしょぼすぎてかえって希望がなくなります



下民は10万円程度を拝んでありがたく頂戴しろ、という意識が見え隠れ。
こんなはした金では財布に入れておけばいつのまにか消えてしまうだけ。

GDPが増大するまで毎年給付するとか、生まれてくる赤ちゃん一人に祝い金百万円を出すぐらいの長期的な展望がまったくない。

11日の読売新聞の記事では、岸田首相は財政投融資を原資に『大学ファンド』を立ち上げて、その運用益を特定の大学に配るようです。

配分先を決めるのは科学技術振興機構(JST)で、大学の研究者ならまず知らない人はいない。

国から研究費をもらうため苦労するという話は掃いて捨てるほど聞いたことがあります。

『大学ファンド』も入れて研究予算を増やせば、日本の(特定の)大学では”世界に伍する研究成果”が生まれるはずだ!という脳天気な願望に過ぎません。

政府総合科学技術・イノベーション会議常勤議員の上山隆大氏(元政策研究大学院大学副学長)は、アメリカの大学は独自基金で大学発の新興企業を生み出しているからそれに倣おうと言ってます。上位大学5〜7校に3000億円ほどを分配して、大学は年3%で事業収入を増やすことを強要する。

政策研究大学院大学客員研究員の永野博氏は、5大学程度の施設整備に資金を投入するだけに終わるという意見。世界に伍していない原因を分析せずに、依怙贔屓で特定の大学に資金を投じたら、その他の大学が割を喰うだけだと指摘しています。
ましてや、博士後期課程で授業料を徴収している日本の現状がおかしい。学生ではなく社会人として給与を払いのが世界のトップ大学の常識です。これでは留学先に日本の大学を選ぶわけもなく、評価も上がらないとのこと。

元官房長官の塩崎恭久氏は、全くの否定意見。ただでさえ国立大学を法人化しても、学校法人法でがんじがらめにして、さらに国の関与を強くしても、それでは世界のトップ大学ではない。

政府の指示通りに運営される一流大学などあり得ない


おまけに年3%の事業成長をせよと求めることも問題だ。数字あわせの空虚な成長に走る恐れが大である。
”世界に伍する大学”は世界が決めることであり、お上(政府・官僚)が決めることではない。

あ〜あ、日本の公教育機関はとことん展望がないよ



政治家の人気取りと官僚たちのお気楽な願望にすぎない『大学ファンド』構想は選ばれない大学の博士課程の研究者はやる気を無くすでしょうね。

ただでさえ今の日本の大学はブラック職場と化している。

実際に博士課程の大学院生やポスドクと呼ばれる高学歴者の自殺は多いんです。
こんな国で博士になるのは、よほどの金持ちに生まれて道楽ができる人しかいない。

ぷらぷらと留学を繰り返す大地主の息子を何人か知ってるわ・・・




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戦略とはこういうことなのだなあ(攻めの経営をする小田急) 
Tuesday, November 9, 2021, 12:00 PM


小田急電鉄は全線で子供料金を50円一律にすることを決めました。

新宿から箱根、江ノ島方面に郊外へ伸びていますし、都心近郊では多摩線という新興住宅地を通る路線があります。

小田原方面に行くならJR東海道線よりもずっと車両が綺麗で、運賃も安くて速いから大好きです。

まさに沿線は中流の階級向けの大人しく上品なイメージです。

沿線住民のためという理由で小児料金を50円一律にするというニュースには感心しました。

これこそ経営戦略なのだなあ



最大で正規料金の9割引となり、2.5億円程度の減収が見込まれるとのこと。

でもたったの2.5億円で乗客数が激増すれば、すぐに何倍もの経済効果がうまれるでしょう。

新宿の小田急百貨店は取り壊されており、新宿西口一帯は大幅に再開発されます。

東口と南口はJR東ですが、西口一帯は小田急が顔となります。

また沿線の駅を商業ビルに建替えてます。かつては田圃と山林ばかりだった海老名も神奈川の若者に人気の住宅地に一変してしまいました。

私鉄各社は沿線開発もやっていますが、東急、小田急のブランド力が突き抜けてます。沿線はオシャレで便利だ。

私見ですが、西武、京急、東武はもうちょっと頑張って企業価値を高めて欲しいものです。

単なる電車屋なんです。3セクやJRは言わずもがな。(ダメな経営です)

路線ではなく地域全体の価値を高めるための一つの答え



JRも私鉄も駅ビルの改装や商業ビルをポンポン建ててますが、それじゃあないんだよなあ。

路線全体の魅力が高まらないと、結局地域が繁栄しない。

子育て家族を優遇するという明確な戦略を打ち立てたことで、若い世代を呼び込むことになるでしょう。

駅の高架下には小田急直営の託児所や保育園もよく見かけます。

年寄の優遇や商業ビルの建設ではなく、小児料金一律50円という思い切った(しかも効果絶大な)戦略に打って出た小田急電鉄の経営者はたいしたものだと思います。

もし他の私鉄が追従しないと、東京近郊の地価は完全に西高東低で固定されてしまうでしょうね。

都心の下町の長屋はますます貧乏老人ばかりになります。いくらタワーマンションが建っても、広い戸建てに勝る物は無し。

地域の興隆は公共機関(主に鉄道)の経営戦略如何なんだとあらためて思います。

検索キーワード:私鉄:

株式市場のメインプレーヤーはSWFであること
「橋は必ず人も歩いて渡れるようにしなければならない」という法律をつくれ
花のある街並はすばらしい!銀座に蜜蜂がいたよ
ベビーカー批難は日本の鉄道のコンセプトが元々お粗末であるから
恵まれていても何一つ恵まれてませんし、恵まれていなくても実は恵まれてます
東京の交通網が大きく変わります
人口減少下では政令都市などいらない (大阪府「都」構想は賛成)
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憲法を変えないことは国会議員の怠慢である 
Thursday, November 4, 2021, 11:21 AM
 昨日文化の日で憲法発布75年となります。衆議院選挙では憲法改正に前向きな議員が3/4となったという記事です。憲法改正には議員の2/3が必要となります。(※3/4が2/3よりも大きい)

自分は憲法の改正や追記は必要であり、避けられないものと考えています。
内容の齟齬や解釈でウヤムヤになるようでは、そもそも憲法の体を為していないと思えるからです。

そもそも国会議員は立法(法律の制定)が仕事ですし、それを期待されて国民の預託をうけて(法律提案の)代理人となっているわけですから、75年も憲法議論をしていないのは怠慢であり税金泥棒です。

田中角栄が偉いのは、霞ヶ関の東大法学部卒を相手に少しも怯まず法律を次々成立させたこと。
いまだにその数は破られていないのです。

500人近くの衆議院議員がいるのであれば年間何百もの法律が提案されていなくてはならないのに、まったくそのような事は聞いたことがない。

まあ大学の法学部というのは法律をつくるというよりも遵守することを重きにおいているからとのこと。
強烈なエリート意識(選民思想)が土台にあるのと、極左思考(権力の集中が善)という教授ばかりだからというのが、法学部卒の人の弁。

記事を読むと自民と維新と国民は憲法改正、公明は消極的ながらも6割、立憲民主は3割5分が改正賛成の立場。共産党はいわずもがな。

本来であれば左翼政党が改憲を強く訴えなければならない



戦後左翼はGHQによる憲法を強く反対していたのに、いつのまにか憲法論議さえもしなくなったことに大きな失望を感じます。旧社民党がそもそも改憲を強く訴えていた党なのです。

逆に自民党の宏池会は吉田茂の系統で官僚出身者が多くを占める主流の派閥。どちらかというと派手さを嫌う保守的なイメージ。

だから今回の結果、自民・立憲民主党よりも維新と国民が勢力を伸ばしたのでしょう。

自分の考えも早く憲法改正をしろです。

・緊急事態条項の創設
・自衛のための軍隊保持の明示
最低この2つは緊喫(きっきん)の事項でしょう。

・公教育の無償化
・国と地方自治の役割の明確化
この2条項もしっかりさせるべきです。現状は抽象的すぎるのです。



検索キーワード:改憲:
リベラルという言葉のうすっぺらさに私は堪えられません
ざわつく月曜日
三権分立が厳格なアメリカで米官僚が安倍晋三に議会演説を要請するわけがない
日本を動かす黒幕マイケル・J・グリーン 集団的自衛権とはずばり”日米軍事同盟”のことである
当選よりも落選させたい議員はたくさんいるのに
党首討論雑感 野党は憲法改正論に矛先
憲法改正の論議さえ反対することは民主主義に反する行為
アカヒ新聞発狂しています

検索キーワード:憲法:
まったく話題にならない衆議院定数500→465席
まさに小室直樹が指摘していた通りに日本の企業は瓦解中
江戸時代中期から降って湧いたような皇国史観は朱舜水の受け売りであった
共和国とは王様/君主(King/monarch)の存在を否定する宗教国家のこと
アメリカは王様を認めない国家であること
10代で本を読まなければ一生恥をかくことになる
自己主張する人民を統括するものは?世界は「4行モデル」でできている
立憲君主制派(伊藤博文・大久保利通)と議院内閣制派(福沢諭吉・大隈重信)
なぜフランスまで右傾化するのか?(日和見するフランス)
社会主義国家では大多数が幸せになれません

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文化の日の銀座を見る限りお先は明るくないなあ 
Wednesday, November 3, 2021, 04:52 PM


天気がよいので銀座から日比谷を散歩してきました。

本日の15時頃の銀座です。歩行者天国なわけですが、人混みはこんなもの。
通りで三脚を出して写真撮影もできるぐらいガラガラ。

観光客がいないとこんな状態です。高級ブランドショップは銀座にあることがステータス
ですし、富裕層相手だから店が混むことはないので構わないのでしょう。

でもユニクロやZARAもガラガラでした。つうか銀座まで来てユニクロにいくような日本人はいません。

銀座は景気のバロメーター、不景気が続くよどこまでも



下の写真は2012年5月の銀座の歩行者天国の様子。消費税はまだ5%ですが、不景気のどん底。菅直人政権で10%に増税されることははっきりしていました。実際に2年後(野田内閣)に8%となりますが。この時は中国人観光客が銀座を潤したのです。

しかし日本人の銀座離れは加速しました。そのころ松屋銀座がスノッブを気どる意識高い系を呼び込もうとGINZA6となりましたが、大コケしていまやテナントが逃げ出してます。

日比谷ミッドタウンに初めて入りました。若い人たちがあふれていました。
デートスポットなんでしょう。
でも若者では茶店でコーヒーぐらいが関の山。

日本酒や諸島(伊豆七島)の特産品を紹介するイベントが東京タワーの駐車場でやっていたので覗いてみましたが、コロナ対策と称して入場は登録制、特産品を売っているが飲食不可で、椅子もありません。いくらなんでもお祭り感がなさすぎます。

主催が東京都だから退屈なイベントです。

ステージでFM東京の生放送をやっていましたが、立ち見するほどもなく、場違いな感じで早々に後にしました。うちの近所の図書館前でやっていた特産品市のほうがよほどにぎわってます。


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発達障害は遺伝であり、多くはうつ病と誤診されている 
Friday, October 29, 2021, 11:20 AM

「うつ病」と言われたのに実は「発達障害」 誤診を防ぐには


日経ビジネス 2021/10/29
黒坂 真由子


 注目を集めながらも、理解しにくい「発達障害」の世界。そんな「発達障害のリアル」を、自身も発達障害(学習障害)の息子を育てるフリーランス編集者・ライターの私(黒坂真由子)が模索し、できるだけ平易に、かつ正しく紹介することを試みる本連載。

 今回も、日本で初めてADHD(注意欠如・多動症)専門外来を立ち上げた医師の岩波明氏のインタビュー。3回シリーズの最終回となる(前回はこちら)。

 発達障害の問題を複雑にしている「誤診」と「二次障害」、そして「遺伝」について、専門家の立場から詳しく話を伺った。

岩波 明(いわなみ あきら)
昭和大学医学部精神医学講座主任教授(医学博士)。1959年、神奈川県生まれ。東京大学医学部卒業後、都立松沢病院などで臨床経験を積む。東京大学医学部精神医学教室助教授、埼玉医科大学准教授などを経て、2012年より現職。2015年より昭和大学附属烏山病院長を兼任、ADHD専門外来を担当。精神疾患の認知機能障害、発達障害の臨床研究などを主な研究分野としている。特に大人の発達障害に詳しい(写真:栗原克己)


ああ、やっぱりなあと思いながら記事を読みました。

表面的な観察で統合失調症と診断しているのが今の精神医療の現状で、その実体は「注意欠如・多動症(ADHD*1)」や「自閉スペクトラム症(ASD*2)」が元でうつ病を発症(二次障害)していることを見逃している場合が多いとのこと。

*1. 「Attention―Deficit/Hyperactivity Disorder」の略
*2. 「Autism Spectrum Disorder」の略

隠れた発達障害であるから、学校や職場で馴染めず、また叱咤や虐めで精神を病んでしまう場合がある。
日本では2〜3割、海外では4割です。

東大病院で自閉スペクトラム症(ASD)の大人を再診察すると注意欠如・多動症(ADHD)であることがわかってきた。
ADHDは発達障害であって、あんまり本人は自覚がないし性格として見過ごされてる場合がある。

ADHDは物忘れや不注意だったり、饒舌であることが多く、ASDはコツコツ仕事をするが臨機応変ができない。

こんな人は身の回りにいくらでもいます。
仕事を囲い込んで乱されることを極端に嫌がる人
ゴミでもなんでも溜め込むばかりで、まったく整理整頓をしない人
鉄道や飛行機の写真や美少女アニメの話題を一方的に話す人
同じ服をいつも着てTPOをわきまえない人
いつも騒いで授業を乱す生徒たち

鉄道ファンの大部分は発達障害者か自閉症だと某鉄道会社の友人が断言してました。自分もそう思います。

発達障害は「脳の偏り」で遺伝の割合が高い



この記事で重要な点は、精神科医師が発達障害(ADHD)は遺伝であると言っていることです。

親がADHDで子供がADHDやASDであることがある。

ただし子供にそのような障害があることを説明しても親が認めないし、家系でそのような精神障害者はいないと深い診断を拒否されるので、研究は進まないようです。

でもなんとなく子供の育ちをみれば親も想像が付くものです。

発達障害や自閉症は遺伝病であって、それを認める社会にすること



これこそが人間というリソースを効率よく生かせる社会と言えるのではないでしょうか。

『親ガチャ』と言って自分が無教養で貧乏でブサイクなのは産んだ親がハズレだからと言う奴は頭が悪いんでしょう。そんな思考しかできないようでは、たしかに頭が悪いw
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まったく話題にならない衆議院定数500→465席 
Friday, October 29, 2021, 10:29 AM


今回の衆議院選挙は小選挙区289人、比例選挙176人となっています。
それでも一票の格差は2倍超という状態です。

小選挙区で当選するには地方が断然有利です。なんたって得票数は都市部の半分以下でよいのですから。

さらに問題なのは割合が圧倒的に多い高齢者層が絶対的に有利なのです。

都市圏を覗けば、人口が2019年調査で増えたのは佐賀県と沖縄県のみ

参考:統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2019np/index.html


人口統計ピラミッドを見ても、若者層(20〜35歳)は中年層(36〜65歳)の半分です。
65歳以上と比較しても半分しかない。

悲惨なのは生まれたばかりの赤ん坊の20年後はさらにその差が拡がります。

つまり若い層ほど投票の意味が稀薄してゆく



企業組織もそうですが、いつまでも若者の意見が通りづらいまま。
凝り固まったままの政治状況に若者の支持は届きにくい構造です。

だから若者層にいくら人気があっても、最初から大きなハンディを抱えたままの選挙システムだと言えます。

つまりN国党のユーチューバーやれいわ党はいつまでも泡沫政党扱いです。
1議席とれれば良い方じゃないでしょうか。

議員定数を減らすのではなく、若者層は2票くれてやれ



そうでもしないかぎりいつまでも政治は若返りません。

検索キーワード:違憲状態:

まさに「黒い巨塔」・・・最高裁事務総局の黒い支配! 「ニッポンの裁判」瀬木比呂志著
憲法改正は賛成です、ただし読みやすく簡潔である前提で
政治中枢の怨霊信仰を知らなくては歴史はわからない
日本は遵法という概念が稀薄だから違憲「状態」と茶を濁す
アカヒ新聞発狂しています
東京都知事選挙:ミカドになりたい男(猪瀬直樹)
違憲状態のブタ首相は自爆しましたとさ
私の一票の価値は衆議院0.53参議院0.23でした

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アップルも所詮はダークサイドに堕ちている企業のひとつである 
Tuesday, October 26, 2021, 06:24 PM
アップル社IPhoneでGoogleを設定してもらう見返りに、アップル社は昨年度は150億ドル(約1.7兆円)で、今年度は200億ドル(約2.2兆円)をグーグル社から受取る見通しだそうです。

サムスン電子にも同様に出荷するスマホにGoogleを初期設定することへの対価を渡しています。

グーグルのこの独占的立場を利用した排他的な取引をアメリカ司法省が問題視しております。

自分ががっかりしたのは、アップルという会社は元々は反全体主義を謳っていた企業であったのです。


有名な1984年(昭和59年)のMacintoshのテレビコマーシャル

このCMが流れた頃は大型コンピュータが主流の頃で、その市場はほとんどがIBMの独占であり、わずかなシェアの互換機があるのみ。誰もが自由にコンピュータに触れることなどできる時代ではなかった。

IBM(や後にはマイクロソフト)といった巨大独占企業の寡占に対する抗議の意味と、Macintoshの先進性を上手く訴えたCMの名作だと言われています。

40年経ったらアップルも独占企業同士で囲い込む側となった



アンチ・マイクロソフトの旗手であり、革新性が信者と呼ばれるほどの消費者を生み出したエクセレント企業は

購買者の消費動向や関心事象、属性諸々をグーグルに売って、総利益の3割も稼ぎ出すようになりました。

そしてグーグルもアイフォーン使用者たちの消費動向を誘導して巨額な利益を稼いでいる。

GAFAの二大巨頭が、利用者の知らぬ世界で莫大な利益を上げているのです。

もっと問題なのは、アイフォーン利用者の情報操作もできてしまうし、実際大統領選では大衆操作の有効な手段であったということ。

アメリカは健全だなと思うことは、ちゃんと司法省が機能していることです。

高利益企業を野放図にすると寡占となり談合状態で安定する



資本主義の欠点をちゃんとアメリカ司法省は見抜いていると言えます。

Googleの独占をそのままにすれば、やがて1984年のアップルのCMの光景の再来です。(全員スクリーンで洗脳された状況)

かつてのCMで批難していた全体主義なのに、アップルも今や叩き壊される側にいるということ。

CMではアップルのアイフォーンはプライバシーが保護されていると強調していますが、全く嘘っぱちです。


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『起承転結』形式は難易度が高く、読みづらいだけ 
Monday, October 25, 2021, 11:46 AM
なぜか論文形式は日本では『起承転結』を強要されるかのように思われています。

しかし、実際には問題提起(起)事象説明(承)本題・目的(転)提案・結論(結)といった日本では正統と考えられている文脈は、最後まで結論が判らないという”読み手に負担がかかる形態”です。

まず要旨(abstract)を冒頭で述べて、結論から書け!というのが副島隆彦流の文書構成指導です。

結論から主張と事実を繰り返し述べる。

そうするとどうしても似たような内容の章が重なり、場合によれば前章の内容を引用して、さらに加筆ということになります。

ボクシングで交互にパンチを繰り出すような構成です。

読者相手に何度も説明をするのが副島隆彦流の書き方



読者側の立場ではとても読みやすい。

だって最初に結論は判っているのです。それから筆者の主張と裏付け(事実)が何度も列挙されていく。

読むことで読者自身も一緒に考えることができますし、このような行為が読後感の満足を生みます。

商業文章というのはこのような形式でなければならないと副島隆彦先生は常々主張されています。

このような形式は商業文章の特徴なのかと思っていたら、大きな勘違いでした。

米国の論文は筆者の主張と事実、さらに主張を繰り返す



つまり副島隆彦流の書き方は米国では一般的なようです。つまり事実や考察を通して「〜であるべき」「〜である」を繰り返す自己主張の度合いが強いことこそ”ザ・ロンブン”!として評価されるです。

読者や他者の反論は別のところで論争すればよいということでしょう。

一方フランスではバカレロア(大学入学資格試験)では正論と反論を積み重ねてから、結論を出すことが求められるとのこと。
要するに中庸(中立)の立場で論じることに重きを置いているとのこと。

なぜフランスではそのような思考が求められるのかというと、1768年の市民革命が原因であるとのこと。

つまり極端な思考に走った反省があるものと思います。

フランスでは基本的人権を発展させて家畜らの権利にまで拡大しています



リベラル思考による動物保護運動は、いまやアニマルライツ(動物の権利)という考えまで到達しつつある。

人間と同様に動物も生存する権利を認めよ!という考えになっている。

大学に行くほどの教養を持つには、極端な論理に走らないよう賛否両論を踏まえて論じなければならないという考えがあるのでしょう。

討論としては有効なのですが、これが論文になるとぶ厚くなり、論点が見えにくくなるという欠点もあります。

結局、筆者は何を主張したいんだ!?という”言い訳が仕事である役人”や2流学者が書きそうな、眠たい文を読まされたらたまったものじゃありません。

どっちが良い悪いではなく、論文には大きく分けると二つの形式があるということです。

じゃあ学校で習った『起承転結』はなんだったんだと思います。

これは漢詩の形態です。

論文は四コマ漫画のような構成でと信じて疑わないのは日本人だけ



本来は『結起承転』でなければ、理解されやすい論文にならないということ。

過去ログ:
検索キーワード:小論文:

評論文の見本のような記事(良い文章の参考)
ハンコが無くなればお宅の社員の言葉はもっと乱れるぜ
裁判官という、この思い上がった人格こそ糾弾されるべきだ
サラ金詐欺師の手下となる弁護士たち
白米は健康に悪い/白米は健康によい どちらが正しい?
ニュートンは大学閉鎖中に大業績をあげたんだね
10代で本を読まなければ一生恥をかくことになる
受験小論文は型(フォーマット:format)がある NHK教育 テストの花道



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服と本は処分が難しい。減らしたつもりが・・・ 
Thursday, October 21, 2021, 11:37 AM

めっきり肌寒くなりました。先週までは半袖短パンだったのに、あわてて秋物を引っ張り出しました。

ついでに一昨年から懸案だったクローゼットの整理に取りかかります。

でもなかなか処分はできないものです。5年前の引越でがっさり捨てたつもりですが、いまはクローゼットからこぼれるぐらいになっています。

奥には値札を付けたままで着ていない服もあるのです。

捨てるものと古着屋に売るモノを分けてちょっとだけ気が済みました。

売るという行為で少しは気が休まる



ここ5,6年はユニクロや無印良品といったファストファッションばかり買っていますが、30年前!(つまり80年代)のお気に入りの服をあらためて触ると、質がいいんです。

古着は詳しくないのですが、当時気に入って着ていた服はどれも品質がとてもよい。日本製です。
90年台のいわゆるデザイナーズブランドはすべて捨ててしまったのに、それ以前の無難なデザインで、どうってことのない安価な服やジーパンの方が物が良いんですよね。

70年代はさすがにすり切れてボロボロですけど、80年代の服は今でも十分役立ちます。
特に天然素材、ウールやシルクは化繊が混ざっていないのでピュアな着心地が楽しめます。

今も同じブランドで販売されているシャツがあるのですが、ウール100%かと思ったらナイロンやレーヨンの混紡だし、シルクかと思ったらポリだったりで生地のコストダウンが目立ちます。

洗濯できないとか耐久性という理由もあるのでしょう。

80年代末のバブル期あたりではルーズフィット(だぶだぶスタイル)が流行っていたので、さすがに袖が太く肩が落ちるようなシャツは着ないだろうなあ・・・

と思ったら、今のトレンドはダブダブスタイル



30年を経てまたファッションが戻ってきましたよ。結局30年前のチノパンやウールシャツが押し入れの肥やしから復帰しました。

ブランドがはっきりしているものは古着屋で僅かなお金になったのですが、お店を出るときにはなぜかズボン2つとシャツ2つを持ってましたW

減らしたつもりが、また増えてるやないかい・・・orz

さあ次はずっと懸案だった本棚の整理です。すでに部屋には平積みで足の踏み場がどんどん無くなっているのですから、もっと早くやるべきなんでしょうが、資料として必要かもという恐れが今まで躊躇させてました。

本はとりあえず100冊を目標に処分する



増え続ける文庫本や新書は近くのブックオフへ。専門書はその分野の神田神保町の古書店に引き取ってもらうことにします。

ブックオフは文庫本は10円にしかなりませんけど、まあいい。

webで見つけた神田の古書店には電話をすると、スマホで写真を撮って送ってくれたら概算を知らせてくれて、それでよければ取りに来てくれるそうです。

それはありがたい。写真を撮るために床に並べ直しましたけど、埃が舞って大変でした。

誰かの手にまた渡ってくれると嬉しいな。

(追記:古すぎて値段がつかないそうです。でも総額3115円になりました。意外だったのは安部公房が他の文庫本の4倍でした。
過去ログ:魔法の言葉「でもあなたは生きている」
(追記2:ブックオフを覗いたのが運の尽き、5冊ほど買ってしまいました。あはは)
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お金をもらうのに手数料を払うのはよく考えればおかしいだろ! 
Tuesday, October 19, 2021, 06:33 PM
馬鹿な政府が他所の国に倣ってキャッシュレスだキャッシュレスだとたわけたことをぬかしつづけています。

切符を買う必要がない交通系プリペイドカードは便利です。
そして先払いであることや顧客を囲い込むこと、購買履歴を得られることで発行企業にも大きなメリットがあります。

また既に普及しているのクレジットカードは、どうしても決済会社が支払者のクレジット(信用)を代わりに担保するので、安くはない手数料が発生するのもある意味仕方がないという納得が導入店にはある。

なんちゃらペイは売り手にとってはなんの見返りはない



ペイペイ、楽天ペイ、d払い、auPayといったスマホ決済(QRコード決済)があります。

あれはユーザーに二次元バーコードを読み取らせて目の前で金額を入力させる方式です。
混んでるレジでモタモタやられると、後にいるとイライラするよ。

そして、店側ではだいたい3%程度の手数料が引かれます。
しかも振込手数料も徴収するなんちゃらペイもある。
顧客の購買情報はスマホ決済業者だけが知る。

金銭管理がちょっと楽になるだけで、店舗側としては売上の約3%が消えるのです。
さらにカード式だと読み取り装置が必要になりまして、これの利用料を払わなければならない。リクルートがCMしてるやつですね。

現金なら1000円、1万円なのに、キャッシュレスで受取ると970円、9700円となってしまう。

普通の経済感覚なら、これほど馬鹿らしい仕組みはないと思うはずです。
(でもなぜかキャッシュレス化しなけりゃと踊らされている零細店舗が多いのには驚きます)

追記:キャッシュレス先進国である中国では手数料は0.1%以下なのです。アメリカのクレジット手数料だって1%台です。すなわち日本の決済手数料は3〜30倍も高い。
過去には日本の金融手数料が馬鹿げるほど高い理由は、銀行間決済が大蔵省時代の船団方式のままで、不当に高い暴利を全銀協システムが貪っているからです。現在の仕組みが改まらないかぎり日本は世界の金融変革から取り残されますし、現実にそうなりつつあります。
検索キーワード:全銀協:

レガシー・システムの最たるものが都市銀行であり、財務省役人たちである
国際決済銀行(BIS)の主要議題となった暗号資産
年金資金(GPIF)につづき堂々と郵貯に手を伸ばす政府・財務省
日本年金機構の125万件のデータ量はどれくらい? 約1.2ギガバイト
みずほ銀行の暴力団融資事件と警察庁データベース




国ぐるみでやりたいなら国家でキャッシュレス決済を運営しろ!



営利企業、それもソフトバンクや楽天、リクルートといったグリード(貪欲)企業が一生懸命キャッシュレスと騒ぐほど腹ただしいことはない。

こんな仕組みは財務省で作って、財務局で運用する部門を新設すればいいじゃねえかと思います。
もしくは通信の監督省庁の総務省かなあ。
郵貯もいちおう「ゆうちょペイ」でスマホ決済に参入しているので、その運営は総務省でやればいい。

そうすれば1万円の決済はちゃんと受取り側も1万円となります。

紙幣や貨幣の交換は社会のインフラです



鉄道や通信のようなものは営利でやってはいけない。公共事業としてあるべきだと自分は思っています。
電気・ガス・水道もそうだし、石油や燃料も本来は公共事業であるべきです。

ところが民営化で安くなるどころか、公共料金が率先して我々の暮らしを圧迫するようになっています。

今年の冬は電気・ガス・石油はさらに高くなるそうで、供給が民間企業では国としては為す術がない。たとえ凍死者が続出しても。

唯一誇れる生活インフラは水道ぐらいだな



話が変わって、東京の水道水は美味しいです。
都心では荒川、多摩川の水を浄水して供給しています。

この浄水技術はすばらしくてオゾン殺菌といった最新技術なので、地表水でありながらも美味しいです。

ところが東京都でも独自水源で供給している市町村があります。

昭島市、武蔵野市、羽村市、檜原(ひのはら)村
ここは山の深層水を汲上げているので、旨いです。特に昭島は100%源泉が供給されているそうです。

しかも汲み放題、これが社会インフラというもの



営利企業なら100円入れろとか言い出しかねませんし、昭島市民は怒るでしょう。

しかしお金を受取ったら俺に金をよこせという営利企業が現実にあるのに怒らないのはなぜでしょうね。

国の仕組みではないのなら、無視して踊らされないことです。

スマホ決済なんて馬鹿らしくて一生使うことはないでしょう。




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18世紀のドイツ文学の名著、ヘンリヒ・シュティリングを読む 
Monday, October 18, 2021, 12:35 PM
『ヘンリヒ・シュティリング自伝 真実の物語』 (牧原豊樹訳 ユング=シュティリング著 幻戯書房 2021)


ずしっとするぶ厚い本でうぉ!っと思いましたが、勧められた本は必ず読むのがモットーなのでほぼ二日で通読しました。

日本語の訳本って訳者の技量で読みやすさが天と地の差があります。
しかし、この本はドイツ古典でありながらもすごく読みやすい。日本語の不自然さがあまりない。

だからこそ通読できたわけです。

ヘンリヒ・シュティリングって誰?というと、著者であるユング=シュティリング(1740-1817)自身のお話です。

ドイツ北西部で生まれた著者はプロテスタント敬虔(けいけん)主義の仕立てを営む家に生まれました。
一言で言えば清貧を善しとする素朴な宗派であり、キリスト教徒でも庶民が信仰したもの。

そこで独学人として教養を高め出世していく物語。

でも自分の自著伝とするには差しさわりがあったので、登場人物はすべて変名で地名も架空です。

ドイツ帝国になる前、王様が居て諸侯が各地を統治していたプロイセン王国であった時代のお話(ドイツ帝国は1918年成立)

日本では江戸後期であり黒船(ペリー)が来ていたころのお話。

ヘンリヒは眼医者となり、行政官僚となり、カントら当時の最高知識人らと交流し、宗教的指導者(啓蒙主義者)の役割も担った生涯です。

ドイツ人で知らない人はいない。当時アメリカに渡ったドイツ系移住者たちに熱狂的に読まれた。

ところでユング=シュティリングってご存知ですか?



ネットで検索すると、この本の購入サイトしか表示されません。

でもニーチェが『人間的、あまりにも人間的供戮如屮疋ぅ鳥曲犬了衒」として挙げた
・エッカーマン『ゲーテとの対話』
・リヒテンベルグ『箴言集』(しんげんしゅう)
・ユング=シュティリング『自伝』
・シュティフター『晩夏』
・ケラー『ゼルトヴィーラの人々』
(訳者あとがきより抜粋)

それぐらいドイツでは有名な古典作品でありながらも、ユング=シュティリングは日本語訳が今まで出版されていなかった。
明治では森鴎外ら知識人が手当たり次第に翻訳していたのに、この著者だけが日本ではすっぽりと無視されてきた理由は訳者の牧原豊樹氏が推論しています。

巨匠であるゲーテやシラーにドイツ文学者が注力しすぎた(つまりそれだけ売れ行きが良かった)

一方ではドイツ”教養文学”としてプロテスタントで広く読まれ、19世紀のアメリカ移民、特にペンシルヴァニア・ダッチと呼ばれる方々が熱中して読んだそうです。

一人の独学人の生涯を通して”教養”を考える切っ掛けで多くの人に力を与えたのです。

敬虔なプロテスタントであり、天啓を信じて生き抜いたシュティリングという人物の清清しさを覚えます。

プロテスタントの教義でもある因果律(原因があり今の結果があるという考え、運命決定論)には懐疑的な態度をはさみつつもありました。
カントとは深く交流したそうで、隣国のフランス革命には反対だった。

そんなドイツの知識人の一生のお話です。

日本のドイツ文学研究者は焦ってるだろうねえ。なんたって翻訳した牧原豊樹氏は出版社の一介のサラリーマンです。
翻訳が仕事のドイツ文学研究者たちは地団駄を踏んでいるだろうな(笑)

ドイツの友人に「俺、ヘンリヒ・シュティリングを読んだぜ」と自慢できます。

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