ASEAN経済共同体(AEC) 2015年スタートの衝撃 
Wednesday, June 11, 2014, 01:57 PM
6/11 小雨 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル


昨日は東芝の海外駐在員が定年となって、日本貿易振興機構(JETRO:ジェトロ)という公的機関職員となっている方のお話を聞きました。

簡単に言うと中小企業の海外貿易を促進する経産省?の機関です。天下り先でもあるし、商社やメーカーの元駐在員も多いそうです。

他にも海外への進出を支援する公的組織は
国際協力機構(JICA:ジャイカ)
中小企業基盤整備機構
商工会議所

があります。民間では銀行系コンサルタント会社(三菱UFJ●●とか三井住友●●)、商社系コンサルタント、独立系コンサルタントがあるそうです。

商品の販売先ではなく、現地に生産販売会社を設立の支援が主な目的なんだとか。
そしてJETRO自体は活況で、毎年、東海道ベルト地帯の中小企業1200社の相談に乗っているそうです。
(進出方面は東南アジアが8割)

それはなぜかというとASEAN経済共同体(AEC)が来年2015年に発足するからです。
域内自由貿易、域内関税・非関税障壁の撤廃と、一つの巨大経済圏ができるのです。
裕福順に並べると
シンガポール、ブルネイ、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーとなります。
2010年では富裕層はほとんどいなかったのですが、10年後の2020年には富裕層が発生することは確実な情勢です。
それよりも、中間層(年収100万円〜600万円)、特に中間層の下流が150万円、中間層の中間が年収300万円あたりの層が増えるそうです。

ASEAN国の成長率は5〜7%をここ10年維持しているのです。つまりGDPは10年で2倍になりました。(日本は名目で1.5%程度、10年のGDP伸び率は名目でもほぼ0かマイナス)

日本から見れば水を吸うスポンジのような状況ですね。方や先進国は沁み豆腐(高野豆腐・凍り豆腐)みたいなもんで、これ以上は出汁は吸えない状態。

海外に活路を開くしかないことは当然です。そしてASEAN諸国は親日国が多いので一層注目されています。
その巨大市場が来年現れるということ。

日本としては中国よりもASEAN経済共同体(AEC)へ軸足を置くことは正しいですし、それしかない。

話がそれて、定年後に住むならマレーシアが素晴しいとのこと。住みたい国という投票で8年連続No.1というだけあるそうです。

なぜならば、移住推進でマレーシア観光局がビザ発給業務をしているから、PRからアフターケアまで微に入り細に入り丁寧なのだそうです。

かつては移民局が永住ビザや長期滞在ビザを発給していたのですが、管理監督するための役所なために、サービス精神ゼロ、高圧的態度と評判は最悪。そこでマハティール氏がビザ発給を観光局へ移してしまったのだとか。

そうするとマレーシアの人気は鰻登りに登って、リタイアメント後の移住先ではずっとトップになっているのです。

・物価は日本の1/3
・気候は温暖
・ムスリム国家であるので規律正しい国民。治安がよい。
・インフラが整っている
・親日国
・LCC航空が飛んでいる(往復4万円ちょっと、東京から北海道や九州へ行くよりも安い!)
・10年ビザを発行している(MM2Hビザという定住者専用ビザがある)
・収入証明や資産の敷居がオセアニア(オーストリア・ニュージーランド)よりも低いのでなんとか年金でもクリアできる

マレーシアの大使館のパンフレットをもらいましたが、写真はすごくきれいです。リゾート地のよう。
世界は狭くなったし、日本だけが特別なアジアではないのだなあと感じました。

ASEANと日本の生活水準は近づいていくのでしょう



副島隆彦の唱える

アジア人同士戦わず



もう時代は

日本とアジア人(ASEAN)同士で歩み寄る



そういう世紀になったのです。アジアは中国・韓国だけではないのです。

ASEAN各国重視でいいんじゃないの。
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自転車はなぜ倒れないのか?通説の誤り (実証主義こそが科学的である) 
Tuesday, June 10, 2014, 03:04 PM
6/10 曇 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル


飛行機はなぜ飛ぶのか?という理屈を多くの理系と自称する人々は説明できません。
できたとしても翼の膨らみによる気圧差で飛行機が浮くという誤った理論を説明されています。
学生ならよいのですが、高校や大学の教員までがそうであると思っていることが問題とされています。

過去ログ:「飛行機がなぜ飛ぶか」分からないって本当? (自称理系でもよくわかってないのです)

飛行機が飛ぶ理屈はちょっと難しいので、もっと身近に「自転車はなぜ倒れないのか?」にしましょう。
自転車(二輪車)がなぜ倒れないかという疑問にはこれまでいくつか定説があります。

1)フロントフォークが垂直よりも角度(キャスター角)があるため、真っ直ぐ走ろうとするから
2)車輪が回転することで生まれる遠心力により自立する(ジャイロ効果)

この二つが倒れない理由とされてきました。


子供に尋ねられたら、親や大人は「車輪を回すとコマのような遠心力がかかるからだよ」と答えるかもしれません。
だから自転車を乗り始めた子供に親は

「もっとペダルを漕ぎなさい!」
「もっと速度を出しなさい!」
「倒れる側にハンドルを切りなさい!」
と怖がる子供を叱咤するのです。

自転車を乗る指導法としては最悪手です。
なぜなら自転車に乗れることと上記の3条件はまったく関係がないからです。

スピード≠自転車の自立
傾きの補正≠ハンドルを切る

道路のカーブを曲がるには、自転車のハンドルを切ればいいと思いこんでいる人があまりにも多いので驚きます。
実際に自転車やオートバイでは身体の重心移動で左右自在に曲がるのです。正確には後輪に倒れ込む力が発生することでカーブを走り抜けることができるのです。スキーとイメージは同じですね。

速度が上がると挙動はもっと鋭利になっていきます。危険この上なし。

自転車がなぜ倒れないのかを理解していないからこのような嘘はったりが言えるのです。教えられる子供は可哀想だ。

自転車の重心と身体の重心が鉛直上にあれば倒れない


ただそれだけのこと。手のひらに箒(ほうき)を載せて遊んだことはどなたでもあると思います。

話を元に戻して、いままで自転車はなぜ倒れないのかという命題に対して<巷にあふれる思い込み>が誤りであることを実証するためにある大学で実験が行われました。

キャスター角によりもたらされる、フロントフォークの延長線の接地点と車輪の接地点の距離(トレール長という)がほぼないか、フロントフォークの延長線の接地点が車輪の接地点よりも後側にある(マイナスのトレール長)の場合、自立走行できるかという試みです。
(簡単に言えばショッピングカートのキャニスターみたいな前輪で自立走行できるかという実証です。)

また前輪のジャイロスコープ効果の影響を打ち消すために、小さな車輪を用いて、さらに前輪後輪それぞれには反対に回る車輪を上部に付けてジャイロ効果を打ち消した実験車で上記の定説を覆しています。



(紹介記事から結論を引用)
ではなぜ自転車が倒れないかというと、重心の配分、とくに前輪まわりのバランスがポイントです。実験では、前輪は軽く、後輪は重くなっているので、前輪は後輪より早く倒れようとします。でも前輪と後輪はつながっているので、結果的には前輪の方向に向かって進むようになり、倒れないというわけです。
(引用終り)


前輪よりも後輪へ多く重量がかっていれば、倒れる方向へ動く



クルマの用語でいえば「オーバーステア」という現象です。これが無人でも自転車がすぐには倒れない理由なのです。


日本の紹介記事
http://www.gizmodo.jp/2011/04/post_8775.html

引用先
http://www.sciencemag.org/content/332/6027/339.abstract

本文を自動翻訳でざっと読んでみました。
1876年(明治9年)には自転車がなぜ自立するかという論文が発表され、1949年(昭和24年)には人が乗らなくても自立する自転車の映画が著名なフランス人映画監督により撮影されています。
1897年(明治30年)にフランスの数学者によりなぜ倒れないかという論文が発表され、それが通説の基となったようです。
かつて自立走行に必要であると数学的に示された25ものパラメーターを8つまで簡素にしたモデルをつくり、トレール長やジャイロスコープ効果による自動的ステアリング効果が必ずしも自転車の自立走行には必須ではないことが、実験車両により証明されたという内容です。箒を逆さまにすると自立させやすいという現象が自転車の自立にも起きていると結んでいます。


このように人が乗っていない自転車がすぐには倒れないのは重心の関係と慣性であるという実証がなされたわけです。

遠心力やフロントフォークの傾きは自転車の自立現象には関係ないのです。

欧米先進国での理系思考とは「実証主義」であるために、工学系大学においても「自転車はなぜ倒れないのか」という研究が堂々となされるのですが、日本の理系思考は「応用主義」が主であるため、たとえば学生が「自転車はなぜ倒れないの?」という疑問を研究課題に挙げたとしても研究として認められるかどうかわからないです。

基礎研究は日本の理工系では軽んじられていると頭の軽いテレビ評論家はしったか顔で吹聴しています。
じゃあ基礎研究ってなんなんだよ!?と問い詰めたいもんです。

理系的思考の大家であるエルンスト・マッハ(1838-1916:音速のマッハ数でも有名です)は物理学者でもありながら哲学者でもあります。
そのマッハは「科学的とは実証することである」と定義して、実証に於いて「神の手」だとか「みえざる力」といったキリスト教にみられるゼウス(天帝)の存在概念を切り離したのです。科学論争がやがて唯物論へと行ってしまいましたけど。

マッハの登場により理系的(scientific)という思想が日本の明治中頃には一般化したのだと私は思っています。

実証主義こそ理系科目の必修であるにもかかわらず、日本の理科の授業ではまず教わることはないでしょう。文部科学省の教育要綱には哲学的な要素は何一つないから。


毎年生み出される自称理系の人々は欧米の発想では理系じゃないのです。正月には初詣に行きますし(笑)
本来なら唯物論者でなければならない。

副島隆彦先生は東工大の学生の弟子がオカルト趣味、霊魂の世界があると信じていることに驚いていました。
しかもそれが一人二人ではなく、無視できない割合なのだとか。

占いや神様、霊魂の存在を信じていることと自分の研究は相反しないのかと疑問を持ち続けられています。

実証できないことを信じる科学者などいるわけないからです。
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ぼくらのギョウ虫はどこへいった? 
Monday, June 9, 2014, 07:41 PM
いまでも学校ではギョウ虫検査があるのでしょうか。私は昭和50年頃が小学生ですが、年一回の検便の日は嫌だったなあ。
容器に収まる手頃な分量が見極められず、う〜んと自分のブツの前でしばし佇む経験は、やがて大人になって思い知る「じぶんの現実を見ろ」というテーゼの暗示であったのかもしれない。なんちゃって。

小学校の高学年の頃はキューピーの絵がついたセロハンテープを肛門に押しつけるだけになりました。だんだん水洗化が進んで自分のうんこを箸で掴むことが難しいことが背景にあったのかもしれません。

ギョウ虫がいると、教室で結果発表されて、赤い虫下しを渡されるんです。
かならず教室には2,3人(いやもっといたかな)が教壇の前まで行って錠剤をもらってくるんです。それを母親に渡して何日か続けて飲む。(私も赤い虫下しを飲んだことがあります。)

犬猫を飼っているとギョウ虫は一層身近でしょう。昔の野良犬の糞の中にミミズみたいなのがのたうっているのを見たことがあります。

野菜、葉物はよく洗えなんてよく言われました。でも結構な確率でギョウ虫持ちは多かったのじゃあないでしょうか。

私の場合、赤い虫下しを飲んでどうなったのか?

そもそもギョウ虫を飼っていると担任の先生に宣告されても、自覚も何もないわけで、言われるがまま、薬を飲まされたわけです。

ひどい花粉症になりました


花粉症の他にもじんましんがよく出るようになりました。

つねに鼻水ずるずる、延々とくしゃみ。工業地帯へ転勤した小学校5年生あたりからでしょう。稲作地域から工業地帯へ移り、トイレは水洗だし野菜はスーパーのもので、一見とても衛生的になりました。

たぶんあらたなギョウ虫ちゃんが供給されなくなったからじゃないのかな。

ギョウ虫ちゃんはどこへ行ってしまったのでしょう。愛しいギョウ虫ちゃんらは。

「寄生虫なき病」の書評を読んで思ったことは、腸内の消毒するような発想はだめだと思います。

ちなみに目黒には有名な寄生虫博物館があります。ものずごい長さのサナダムシが陳列されているはずです。

一度行ってみたいなあ。

蟯虫(ぎょうちゅう)、蛔虫(かいちゅう)とかよくわからないので。


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タダのお金が向こうから歩いてやってくる。ECBマイナス金利で大企業はほくほく 
Monday, June 9, 2014, 07:01 PM
6/9 曇 10時 浅草での空間線量は14ベクレル/立法メートル

欧州中央銀行(ECB)が民間銀行からの預かり金から金利を取るという中央銀行としては初めてのことを実行します。これにより民間銀行から企業への融資をもっと活発にさせようという意図です。

さてこのECBの決定を銀行家側から考えてみましょう。

中央銀行がお金を預かってくれない、預ければ金利を取られるという状況になったから企業への融資に乗り出すでしょうか?

絶対あり得ませんね。これは子供でもわかること。

安全先として中央銀行へお金を預けているのですから、その資金を引き出しても押し込む先は優良企業や官営企業ぐらいでしょう。それも利息無しで頼み込んで預かってもらうでしょう。

中央銀行に支払わなければならない金利は、結局銀行からお金を借りている他の債務者へ上乗せされるだけです。
つまり資金繰りのためにお金を借りている一般の企業への貸出金利や人々が使うローン金利に上乗せされるだけ。

不景気の中の金利上昇、すなわちスタッグフレーションへ加速



潤沢な企業は低利子のお金が銀行側から黙っていてもやってくるのに、ギリギリで回っている企業や個人には利息が上乗せされてくる二極化が進むでしょう。

信用不安のある企業(国)はますます貧し、富める企業(国)にはどんどんお金が集まってくる。
その流れを阻止できるのか?

日本では90年代のバブル経済の発生は、銀行の過剰融資でした。
企業の信用ではなく、企業が保有する土地建物といった不動産に対してとんでもない額の融資が行われていました。

私の住むマンションの登記を見ると、昭和60年頃は現在住むマンションの一室で3番抵当でもン千万円がつけられていました。たぶん6000万円ほど銀行3社から引っ張ることができたのではないかな。いまじゃその1/10が借りられるかどうかでしょう。

日本のバブルは土地という過大評価された担保があるから発生したのであって、信用(不動産価値)が縮小した現在に於いては過剰融資となることはあり得ないでしょう。もちろんヨーロッパでも同じです。

EUにとってロシアに経済制裁なんてできる状況じゃないのです。アメリカよりも先にヨーロッパが自滅しそうだ。


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「飛行機がなぜ飛ぶか」分からないって本当? (自称理系でもよくわかってないのです) 
Sunday, June 8, 2014, 03:42 PM
6/8 小雨 10時 浅草での空間線量は17ベクレル/立法メートル

日経ビジネスオンラインで秀逸な記事があったので、ご紹介しておきます。
過去ログ:理屈の99・9%は仮説であるという科学的なお話

(転載)

「飛行機がなぜ飛ぶか」分からないって本当?


間違った説明や風説はなぜ広がるのか

2014年5月16日(金) 山中 浩之


 先日、飲み会の席で「…だって世の中、『飛行機がなぜ飛ぶか』ということすら、本当は分かっていないんですから」という声が聞こえてきた。読者の多くの方もきっと、同じ話を耳にしたことがあると思う。

 「常識と思っていることは、実は単なる思いこみだ」という文脈か、「科学なんてたいしたことないじゃないか」という話か、そこまでは分からなかったが、声にはちょっと嬉しそうな響きがあった。

 もちろん科学は宗教ではない(こちら)。「信じる」ことが基本姿勢の宗教に対して、科学のそれは「疑う」ことだ。リンク先の記事の通り、科学を宗教的なものと誤解しないためにも、「本当はどうなんだ?」と疑う姿勢は大切だ。その一方で、「結局、科学といっても本当は何も分かってないんだよ」という見方は、シニカルな態度にもつながっていきそうでなんとなく違和感がある。

 それはさておき、高速で空を飛び、多くの人命を載せる航空機がなぜ飛ぶか、本当に分かっていないのだろうか。日本美術史専攻の文系編集者Y、航空力学の世界に挑みます。(Y)

山中 浩之
日経ビジネス副編集長
ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

松田 卓也(まつだ・たくや)
1943年大阪生まれ。1961年大阪府立北野高校卒業。1970年京都大学大学院理学研究科博士課程物理第2専攻天体核物理学理学博士。1970年京都大学工学部航空工学助手。1973年同助教授。1992年神戸大学理学部地球惑星科学科教授。2006年同定年退職。現在、NPO法人あいんしゅたいん副理事長、中之島科学研究所研究員、元日本天文学会理事長、ジャパンスケプティックス会長、ハードSF研究所客員。専門:宇宙物理学、相対性理論、趣味に疑似科学批判、プレゼンテーション理論。著書に『なっとくする相対論』(講談社)『タイムトラベル…超科学読本』(PHP研究所)『物理小事典』(三省堂)『2045年問題…コンピュータが人類を越える日』(廣済堂)など。

(本文)
Y:というわけでして、航空力学の論客は何人もいらっしゃいますが、ひときわお話が面白そうな松田先生に教えていただければと思って、本日、京都まで参上致しました。

松田卓也氏(以下松田):せっかく遠くまでおいでいただきましたが、「飛行機はなぜ飛ぶか」は、100年以上前から「分かって」いるのです。

Y:新幹線で来たのに1行で結論が…。それは「科学的に」分かっている、ということですか。

松田:もちろんです。飛行機が飛べるのは、翼が「揚力」を持っているからですよね。そして翼が揚力を持つのは、翼回りに空気の循環があるからです。

Y:循環。空気の渦ができるということでしょうか。

答えは、「空気の循環が翼に生まれるから」
松田:そうです。例えば進行方向を左向きとすると、翼の回りに時計回りの渦が起きる、と考えてください。

 循環ができるためには、翼周りの流れが「クッタの条件」(Kutta's condition)を満たすことが必要になります。流れがクッタの条件を満たすと、適切な迎え角を与えることで翼の回りに循環が発生します。

 循環によって、翼の上の方が流速が速くなり、これが翼の上下に圧力差を生む。翼の上の方が圧力が低いので、上に引き上げられる力が発生する。ベルヌーイの定理ですね。これが揚力です。

空気の流れ(V)が翼の周りに生じる空気の循環(v)によって上下で速度が変わる。上面は循環の分速くなり(V+v)、下は遅くなるためだ(V−v)。速度が速い上面の圧力が下がり、翼が上に引き上げられる。つまり「翼の周りの循環」が「飛行機が飛ぶ理由」なのだ。(図は『飛行機はなぜ飛ぶか』近藤次郎著、講談社ブルーバックス を参考にさせていただきました)ベルヌーイの定理の前に「クッタの条件」がある

Y:「ベルヌーイの定理では揚力を説明できない」という意見をネットでよく見ますが。

松田:あれは間違いです。ベルヌーイの定理は、流速の違いで圧力差が生まれる部分を説明しています。しかし「なぜ翼の上下の流速が違うのか」を説明するものではない。

Y:なるほど。「流速の差がある」という前提のもとで、圧力差が生まれ揚力が発生することを説明するのがベルヌーイの定理。

松田:そう。そして流速の違いを説明するのが、最初にお話しした「循環」の発生なのです。

 ところが「なぜ翼の上の方の空気の流れが速くなるか」の説明が誤っていることが非常に多く、その誤りをもって、「揚力はベルヌーイの定理では説明できない」と勘違いしている人もまた、とても多いのです。まあ、これはあとでお話ししましょう。

Y:では、循環を生む「クッタの条件」とは何でしょう?

松田:簡単に言うと、「翼の前縁で上下に分かれた空気の流れが、後縁で“滑らかに合流”する」ことです。なぜ滑らかに合流するかと言うと、「翼の後縁が尖っている」からです。ちなみに、なぜ尖っていると流れが滑らかに合流するか、については……

(松田先生、懇篤にご教示くださるも、Yの力不足でかみ砕けず)

松田:……ともかく、こう覚えておいてください。翼の後縁は尖っているので、クッタ条件が満たされて、翼上下の流れは滑らかに合流する。すると翼に迎え角がある場合は循環が発生して、揚力が発生する。

Y:翼の後ろのカタチが、飛行機が飛ぶために決定的に重要なのですね。

松田:もうすこしきちんと言いますと、「クッタ・ジューコフスキーの定理(Kutta―Joukowsky's law)」というのがあって、揚力は「(空気の)密度×(飛行機の)速度×(翼の)循環」なのです。これは、20世紀の初めに証明されました。だから、100年以上前から分かっていると申し上げたのです。

 循環の大きさを決めれば、クッタ・ジューコフスキーの定理から揚力が決まるわけですよ。となれば、「なぜ飛ぶかは分かっている」といっても差し支えないでしょう。

「翼の上の方が距離が長い…」と出てきたら要注意!
Y:ううむ…。実は私もベルヌーイの定理からくる説明までは知っていたんです。上の方の空気の流れが速いから、圧力が上の方が低くなって、吸い上げられて揚力が発生する。

松田:そのとおりです。間違っていませんよ。

Y:問題は「なぜ上の方が速く流れるか」でしたよね。私が子供の頃学習マンガで読んだ説明はこんな感じです。

前端で上下に分かれた空気は、後端に同時に到着しなければならない。翼の上側の方が膨らんでいるから空気が流れる距離が長い、下側は平らだから短い。したがって、上の空気が速く流れなければならない。
松田:僕の言う「等時間通過説」、あるいは「同着説」ですね。間違いです。最も多い誤解です。

(以下登録者のみ閲覧可能ページ)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140514/264597/?rt=nocnt



松田卓也氏のHPには会話形式ではない同内容が掲載されていましたので、そちらもご紹介します。
こちらの方がわかりやすいかも。

http://jein.jp/jifs/scientific-topics/887-topic49.html
飛行機はなぜ飛ぶかのかまだ分からない?? 翼の揚力を巡る誤概念と都市伝説
2013-07-17 松田卓也

(私の感想)
なぜ飛行機の翼に揚力が生まれるのか・・・多くの人が翼の断面が上方向に膨らみがあるので、上下で気圧差が生じて浮かび上がるのだと答えると思います。高校生あたりならベルヌーイの法則なんか持ち出して理屈に信憑性を持たせようとするでしょう。

私もそう信じていました。

それでは背面飛行する飛行機はすぐに墜落するのか?(下側に翼断面は膨らみをもつから)

現実には墜落することなく、曲芸飛行機は何事なく飛び続けるでしょう。

んで、結局は多くの人は理屈に合わないと感じて、実は良く判っていないのではないか・・・?と疑問を持つでしょう。

私も良く判っていませんでした。この記事を読むまでは。

そういえば、大学の一年生か2年生あたりで工学系学生が必修となる「流体力学概論」で習ったような気がしてきました。

ベルヌーイ、クッタ、循環、渦、ポテンシャル・・・こんな言葉の羅列の文字ばかり出てきて、なんのこっちゃ!?で終り。あとのページは虚数の式により翼の断面形状が示されているだけ。

なぜ飛行機は浮かぶのかというテーマに対して、気圧差が翼に生じて浮かぶのは良しとしても、翼周り(前方から後方、後方から前方へ)の循環を生じて、その強さが揚力として計算できると教えられても日経ビジネスオンラインの記事のように渦があるから飛ぶとはどういう意味なのかわからないでしょう。

たった90分程度の授業で理解できる人はいいのですが、そこで立ち止まったらまず浮かび上がらない(笑)
質問もできないぐらい理解不能な授業を半年、一年も聞くのかとげんなりしてました。(私の例です)

リンクしてある松田卓也教授の話を読んでも良くわからないという方に私がもっと簡潔に説明しましょう。
大学の専門課程二年間も在籍してわかったことを一行で表わせば

渦が生じると力が生じる!



たったこれだけ・・・。嵐のときに電線がビュービュー鳴ったり、細い竹竿やバットを振り回すとブンと音がしますね。
あれはなんで音がするのかというと、カルマン渦という渦が空気中に生じるからです。
交互に渦ができるので、可聴域の振動数であれば、ブンとかビューとか音になって聞こえるわけです。
渦というのはエネルギーを得て生まれるモノですから、竹竿やバットを振り回す腕力(エネルギー)によって音色が異なります。速く振り回すにはそれだけ力がいる。

カルマン渦は物体が動くときの抵抗でしかありませんが、この渦を整えることができれば物体を浮かすことができるのです。

物体の運動エネルギー→渦の持つエネルギー(ポテンシャル)→揚力
という変換ができるのです。あとはその変換式をどうするかという命題が教科書で延々と続くだけです。

今は有限要素法という手法でコンピュータにより高い精度でシミュレーションできるようになったので、模型を作って風洞や水槽により渦を確認しなくてもよくなりました。(可視化実験といいます)

エネルギーが物体(翼)から物体(空気)へ動くとなんで力が生じるの?



ここらへんまで来ると、エネルギー保存の法則だとか作用反作用といった中学生あたりのレベルまで下がるので、なんとなく飛行機が浮かぶことが感覚的に掴めてくるかと思います。

大きな飛行機がなぜ飛ぶのかという答えは

カタツムリのような空気の渦が翼の後方にできるから



となります。渦のエネルギーの反作用が機体を飛び上がらせているのです。

流体力学とか航空工学とか難しそうに聞こえますが、結局の所「動く物体に生じる渦」の問題なんですね。

その渦を効率よく大きくしたり、小さくしたりする計算をするのが工学であり、もっと違った計算式を紙と鉛筆で考えるのが理学とも言えます。たいした差はないのですけども。

70年前の堀越二郎が零戦を設計したいた頃でも当然わかっていたわけです。でなきゃ設計できないもの。ただその理論を説明する術がなく、数式だけで理解できたものだけが有能な設計技師となったということ。

当時はコンピュータが無かったので、学校の体育館に算盤が得意な学生を何列も並べて、前から数字を渡して、それを後に順番に渡して行って、また前に渡すという作業を何回もさせたそうです。(学徒動員による実話です)

連立一次方程式をコンピュータで解くには、何回も似たような計算をして、やがて解に辿り着くという計算をやります。(ループ計算といいます)

これを戦時中は人力でやったんです。今ではコンマ一秒もかからない計算を何百人の学生が不眠不休で算盤を弾きました。だから学徒動員されたおじいちゃんは「零戦から戦艦大和までみんな俺が計算した」と豪語していましたが、その通りです。

ただ、零戦がなぜ飛ぶのか?戦艦大和の船首はなぜあんな形なのかはわからないでしょうけどね。
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エンジニアが育たない日本の現状 エンジニアは絶滅種 
Friday, June 6, 2014, 01:43 PM
6/6 小雨 10時 浅草での空間線量は22ベクレル/立法メートル

日本の教育システムにおいては、理工系といえば、理学部、工学部、農学部、工業高校、工業大学、大きくは医学部、薬学部も含まれます。

よくわからないのは理学部と工学部の区分です。だいたい明治あたりでは工学部という学部は大学の主流ではありませんでした。西洋化に対応する官庁の技官養成のために設置された工部省という省庁管轄の養成機関であったのです。(虎ノ門に門柱だけが残っています)

戦前は技能者養成は工業専門学校や工業高校が担っていたです。もっとも町工場では丁稚、師弟による体に叩き込む育成の方が主流だったのでしょう。

道路やダム建設といった社会インフラ、高層建築、金属加工、熔接といった技術者を輩出するための養成学校が戦後に大学組織が新制度となったことにあわせて、工学部を名乗ったのです。これが現在の技術者不足の根本原因なんだろうなと感じています。

工学部は技術者を育成する組織ではない


ロボットだ電気自動車だと話題にはなっても、それは話題になる実証研究をしているところだけで、その他多くの国内の大学では企業や国の委託研究で研究費が支えられています。人材養成よりも目先の研究成果が大事であることは仕方がないことです。

ドイツでは現場職人を育てる、マイスター養成の専門学校があります。エンジニア志望者の多くはそちらへ進学しています。それでも研究を続ける人のために工科大学があります。有名なカールスルーエ工科大学には誇らしげにメルセデスベンツの第一号が飾られています。世界一の工科大学といえばMIT(マサチューセッツ工科大学)が知られています。同じ工学系大学といっても日本の工学系大学とは月とすっぽん、大学と幼稚園ぐらいの差があるんじゃないかな。エリートと方や平民の大量培養(笑)

私も兄弟も大学の工学部を出ているのですが、正直申しますとネジ一本作ることも、鉄板ひとつの熔接もできません。設計図さえも書けない(笑)大学では教えられないから。

なぜなら大学教育はエンジニア(技能者)を養成することが目的ではなく、多くの論文を実績として生み出すことが大学の存在意義だからです。どんなに腕の良い旋盤職人を出そうが、完璧な熔接をできる神業職人を養成しようが、西岡常一氏のような宮大工を輩出しようが、評価にはならないからです。ここがドイツのような技能者(マイスター)養成制度がない、日本の教育システムの決定的な欠陥です。

ジェットエンジンを内蔵したナウシカの飛行機を飛ばしたのは日本では現代芸術家ですよ(笑)
過去ログ: 20年間で自作飛行機122機目のナウシカのメーヴェ、零戦は110機目

ものづくり大国なんていいながら技能者養成システムは皆無



工業高校や工業専門学校(高専)があるじゃないかと言われるかもしれませんが、ドイツのマイスター養成学校と比べて不人気です。日本では工業高校や商業高校は格下のように思われています。

ロボットコンテスト(ロボコン)という工業高校・高専の生徒が指定された目的のためにロボットを作って、それを競わせるというイベントが人気です。その様子を放映している番組は人気ですし、私も好きなのですが、一方で「たぶん大学の工学部では(基礎技能が必要なロボットづくりなんて)高等すぎて無理」だと見ています。

電子工学科を出てラジオ一台さえ組立てた奴はいません。航空学科で飛行機を作った奴はいません。大手家電メーカー、重工業や運輸会社の総合職という椅子に座っているお仕事に就きます。そして半田ごて、スパナ一本握ることもなく年を食うだけ。

これが日本の工学部出身者の多くがたどる中途半端なホワイトカラーという末路。

若い頃大手の化学メーカーで製図板の前に座って、複雑なエチレン製造プラントの設計図を描いている人に話しかけたことがあります。あまりにも手際がよいので、化学系学部のご出身ですかと尋ねたら、なんか全然畑違いで驚いたことがあります。高圧高温の液体が通る配管の設計はすごく難しいのですけどね。

建設会社でも商学部とか経済学部といったいわゆる文系学部出身であっても積算や現場監督していることがよくあります。技術者ってのは社会生活で育てられるのだなと感じた次第です。創造的なことをしたければ日本の大学、特に理工系にいくことはあまり勧められません。手っ取り早く金を貯めて起業したほうがよほど創造的です。

エンジニアって何なんだ?


イギリスの産業革命の時代に生じた、まさに”エンジンを保守する”人達のことです。大量生産の設備をつくるために生じた階級(クラス)なのだとか。
日本では機織機の自動化に成功したトヨタ自動車の創業者、豊田佐吉などがエンジニアの代表として挙げられるでしょうね。
一方で資本家(ロスチャイルドやロックフェラー、日本では財閥)から見れば、エンジニアというのは今でも格下の存在です。世界基準では今でも下働き階層なのだとか。

美術・人文系と融合しないエンジニアリングに将来はない


昔サラリーマンの頃、コンピュータにとても精通している上司がおりました。ご出身が東京外語大(笑)外国語の研究がいつのまにか人工言語としてのコンピュータプログラムに結びついてしまったのだとか。お互いAppleのMacintoshのヘビーユーザーで、美しいプログラムとは何かという話題では意気投合していました。哲学・思想のない社内コンピュータ化に反対していた私の唯一の理解者でもありました。

日本の技術論には哲学がないとかつてから言われてきました。小型化・精密化には長けているけどもそれから先には何もないとも。実際にその通りになっています。
東京の街並みは鉄骨造りのつまらないビル群になりました。この下町浅草でさえ長方形のつまらない街に変貌しつつあります。走っている自動車も同じにしか見えません。

幸福感を与えることを日本のエンジニアはすでに放棄してしまったようです。蛇口にまで水を通すことだけを考える水道管屋となんら変わりません。これは昔から日本のエンジニアの基本思考です。その延長で大学の工学部があり、理学部との境界がいまでも曖昧です。

日本の専門教育に人文面との取組がないことが、福島第一原発事故の遠因でもあると思います。技術的にはよくても場当たりなことをしてきたツケなんでしょう。デザイン、ヒューマンインターフェースが悪いことは最新のAV機器を触ればご理解いただけるでしょう。美しさが微塵も感じられない。設計者の魂を感じないものは私にとって石ころと一緒。

今日もこのクソやろうと思いながらビデオやAVコンポのリモコンボタンを押しています。新しい携帯電話もマニュアルが捨てられません。


34年前(1980年)に鈴木自動車が発表したSUZUKI KATANAです。工業デザイナーのハンズムートデザインの斬新なデザインです。これに続くデザインはなかなか出てこないです。匹敵するのは同時期のYAMAHA V-MAXぐらいか。野暮ったいデザインのスズキはこのオートバイを機に一流ブランドと認識されました。中身は旧態依然のものであっても、今でもかっこいいし、エンジニアリングとは何かを問いかけているような製品です。1980年代中頃までですね、日本製が輝いていたのは。私は80年末でテクノロジーはほとんどやり尽くしたのではないかと思っています。
それ以降はすべて電子化(コンピュータ制御)へと移ります。テクノロジー(工学)は頭打ちしたのです。ソフトウェア化は職人のいらない世界です。

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自作携帯ストラップ 
Thursday, June 5, 2014, 12:26 PM
6/5 小雨 10時 浅草での空間線量は21ベクレル/立法メートル

携帯電話が新しくなったのは良いのですが、丸みがあって落としそうになります。鞄の中でもあちこっちに行ってしまいちょっと不便。
目印のストラップを付ければ少しは解決しそうなので、ストラップを机の中から探してみます。
お土産でもらったキティーちゃんの携帯ストラップはいくつもあります。いくらなんでも中年男がピンクのキティーちゃんはないだろということで却下。
前の携帯のストラップを付ければ良いのですが、さすがに古いくすんだものを付けるのは抵抗があります。

こうなれば自作です。


以前に納品した中矢伸一氏主催の「日本弥栄の会」(にほんいやさかのかい)の記念品の材料が少し残っていたので、これで自作します。

携帯本体が白なので材料は白と銀で統一します。ビーズは弊社ラジウムブレスレットの色むら傷で売り物にならないもの。

作り方は単に針金に通して曲げるだけ。

ただストラップとの接続は普通は丸カンを使うのですが、それがどこを探しても見あたりません。


ビーズ側の針金の末端を丸るめて、ストラップの金具に通します。本来は丸環を使えば格好良いのですけども、雨の中数十円のモノを買いに行くのも面倒なので、ペンチでなんとか繋ぎます。

できあがって携帯電話につなげてみようと、ストラップ用の穴に通そうとしますが、なんとな単なる凹みでした。携帯電話の肩の部分に穴はあるだろうと思っていたのですが、なんと足(口元側)の隅に穴がありました。

京セラさん、ちょっとこの位置おかしくないですか?電話で話しているとき、携帯ストラップが顎の下でブラブラしているのです。
携帯電話を取り出したときに上下逆さまで引っ張り出すことになるのが、今までとは違うので違和感があります。

通話中は手の指に絡ませておくのですが、この位置にストラップがあるということは、そういう目的なのでしょう。

白はたぶんすぐ汚れて薄黒くなってしまうのが玉にきずですね。
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100分de名著 遠野物語(柳田国男)を読む 
Thursday, June 5, 2014, 12:42 AM
NHK教育の100分で名著は遠野物語(とおのものがたり)の解説が本日から始まりました。
これからあと3回楽しみです。

明治43年に農林水産省の役人であった柳田国男が現地の伝承を佐々木喜善より聞き取りし、自費出版したものです。たったの350部。
研究者の石井正己(東京学芸大学教授)が今だからこと遠野物語を現代人にも読んで欲しいと語ります。

なぜなら、柳田国男も「平地人」(稲作で暮らす人々、都会人への揶揄)こそ、このオバケ物語を読むべきだと冒頭で述べているからです。

岩手県遠野市は花巻と釜石の中間、山間部に位置し、古くは南部藩の交通の要地でした。
人の交通はあっても山間部であるがゆえに、住む人々は縄文時代から大きな移動はなくこの地方だけで世代交代がされていました。

だからこそ、ここの伝承は、東北人の(日本人の)信仰、世界観が反映されているのだと。

いまこそ、縄文から中世、そして近代までの日本人はどのような自然観を持っていたのかを見直そうと柳田国男が100年前に宣言しているのです。

カッパの話があります。馬にいたずらするカッパが村人に捉えられるが、いたずらしないことを条件に放されて、遠くの滝に住んでいると言ったお話の他にも、

ある名家では娘がカッパの子供を宿し、難産の末に生まれたが、切り刻んで埋めた(流した?)という話があります。その母も実はカッパの子を宿し、同じように処分したというお話。

子供の間引きや奇形を捨てた話が童話として語り継がれている



童話の影には村八分や子捨てをカッパの話として引き継がれた暗い面もあるということ。
遠野物語には、厳しい環境の山間部で住む(平地人ではない)人々の慚愧(ざんき)・悔恨(かいこん)の情が綴られているのだと言うこと。

現代でも子供の虐待といった事件が報道されていますが、貧困な地区では昔からあることだったのです。

100年前の明治の日本の山間部では、自然と共存と言えば耳障りがよいですが、都合次第で命を山や川に戻していたのです。あたりまえの自然の掟として普通に行われていたのです。

次世代の働き手としての子供は親のものではなく、集落の宝であったのです。しかし塵ならば誰がというわけでもなく、暗黙裏に葬ったのでしょう。

そういうことは秘せられていましたが、近代に幽霊話、妖怪話として少しずつ漏れ出た話が遠野物語として記録されたいうこと。

そして東北の伝承(妖怪話)として私が気づいたことは、怨念や祟り(たたり)に恐れるという描写がないことです。幽霊や物の怪は悪玉ではなく、もとからそこにいる存在なのです。だから読んでいても読んでいても罪悪感がなく読めること救われます。

水木しげるにも通じることがありますね。

来週の水曜日も楽しみです。

遠野物語は青空文庫で読めます


http://www.aozora.gr.jp/cards/001566/card52504.html
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圧力鍋で簡単マグカッププリン 
Wednesday, June 4, 2014, 11:19 AM
近所のスーパーでプリンが特売品であったので、ついつい買ってみました。普段はこの手のお菓子類は買わないのですが、半額につられて。

おやつに一つ食べてみました。
正直、代り映えしないし、ガキの食い物っぽくてがっかり。はっきり言いましょう。

増粘剤でかさましされた大量生産プリンなんて二度と食わないぜ



それならば自分がもっと美味い本物を作ってみようと思い立ち、冷蔵庫を覗くと、そこには賞味期限が切れかかった卵が3つ、牛乳も半分残ったままなので、早速挑戦です。
<材料 マグカップ3つ分>
卵 3つ
牛乳 マグカップ3杯弱(450cc)
砂糖 大さじ3
バニラエッセンス 数滴

ボールに入れて砂糖と卵を菜箸でよくかき混ぜます。白身のカラザ(溶けきらない部分)は除きます。バニラエッセンスを振りかけて、小鍋で60℃程度に温めた牛乳をすこしづつ注いで混ぜます。

つぎに初挑戦でフライパンでカラメルを作ってみます。
砂糖大さじ3を火にかけてみました。溶けて黒くなったら、水を大さじ一杯入れて火を止めます。

・・・大失敗!三温糖でやってみたら、苦くて甘みなんか消し飛びました。炭を喰っているみたい。

あらためて白砂糖でカラメルを作り直しました。
マグカップの底にドロっと流し込んで、プリン液をお玉で注いでおきます。

なんか上手くいきそうだ。

圧力鍋に100CCほど水を入れて、蒸し台の上にマグカップを3つ載せておきます。
鍋の蓋から水滴が落ちると、スができて口当たりが悪くなるそうなので、アルミホイルをマグカップの上に載せておきます。

火を付けて、蒸気が出始めたら30秒ほど数えて火を止めます。(蒸かしすぎは固くなるだけなので、加熱時間はわずかでいいのです)
あとは圧力鍋が冷えるまでほっておくだけ。

つるんつるんのプリンができあがりました。茶碗蒸しもプリンも圧力鍋を蒸し器として使うと、ほんの数分でできあがり。

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特集「スーパー主婦の洗濯術」の覚書 
Wednesday, June 4, 2014, 10:37 AM
6/4 晴 10時 浅草での空間線量は18ベクレル/立法メートル

いよいよTシャツ一枚で過ごす時期となりました。さて衣装ダンスからTシャツを取り出すと襟首や黄ばみが目立ちます。あわてて白物は熱湯+塩素系漂白剤で漂白しました。
白物の下着はいいのですが、柄シャツは塩素系は使えません。

Tシャツだけ着て過ごせればよいのですが、そういうわけにもいきません。ジャケットやスーツもたまに着る機会はシーズンに一度か二度はあります。
たった一回しか袖を通していないシャツや上着がタンスに溜っているのです。そのままクリーニングに出すのも早いのですが、どうしましょと思っている間に時期はずれ。襟首に汗染みがでて慌ててクリーニングに出すけれども、手遅れです。

大きな問題はドライクリーニングでは汚れ・臭いが落ちないこと



夏のジャケットやスーツは汗で汚れますが、ドライクリーニングでは落ちませんね。クリーニングから帰ってきたスーツが臭うので、頭に来て風呂桶に沈めてみました。茶色い汚れがどろどろ出てきます。水性の汚れはドライでは落ちなかったのです。
同様に麻のジャケットもお湯で手洗いしてみたら、これまた生成の白が甦りました。
どちらも風合いが戻ってよかったよかった。スーツはウール用洗剤+お湯洗いに限ります。脱水機にかけずにトルソ(人形型)にかけておけばあまり型くずれしません。

そんな洗濯の悩みをいろいろ抱えているものですから、普段は見ないNHKの朝の情報番組をしっかり観ました。以下メモです。

ワイシャツの「ダラ干し」は楽ちんでオススメです


化繊入りならアイロンは不要ですね。ちょっと着ただけなら風呂場でさっとシャワーをかけて干しておけば、この時期なら翌朝にも着ていけます。

NHKあさいちAM8:15〜9:00 2014/06/04

スーパー主婦の洗濯術のまとめ



堀志津氏の研究 染み抜きの研究は洗剤メーカー、家政科の必携書
ドライクリーニングができる家庭用洗剤まで開発した。意志を引き継いだ友の会が現在も活動中。その活動から洗濯方法を紹介する内容。

■しみぬきの一例


・ガム 氷を上に載せてむしる
・血液のシミ 大根おろしの汁であらい(酵素が血液を分解)水でゆすぐ
・墨汁のシミ ねりはみがきで揉み出す 炭の汚れも歯磨き粉で
・油性ペン 住居用洗剤で落ちる
・食べ物汚れ 食器用洗剤で落ちる
・油性シミ 住居用洗剤で落ちる
・コーヒー/ケチャップ 過炭酸ナトリウムを40度〜50度のお湯 洗面器にカップ一杯(大さじ4)
・ひどい油汚れ マニキュア除光液、さらにプリン状石鹸をつけて洗濯機

※過炭酸ナトリウム(アルカリ)で落ちないものはクエン酸で試してみる



■主婦が洗濯でおこるやる気ダウンの例



・食べ物のしみ
・靴下の黒ずみ
・ワイシャツのえりくび
・たたみがめんどくさい

<解決策>


1) プリン状石鹸を用意する 界面活性剤の含まれていない粉石鹸50g+お湯500gでゲル状にする
2) ナイロンンのボディータオルを丸めて、プリン状石鹸で生地を擦る
3) 洗面器のお湯に叩きつけるように洗う
4) プリン状石鹸を汚れのひどい部分に擦り付けて洗濯機に入れる
5) 靴下も黒ずみ部分をプリン状石鹸で下洗いして洗濯機へ

<予防策>


1) PMC合成洗濯糊(100円ショップで売っている)をで倍以上に薄め(固めるためではないから)スプレー容器に入れておく
2) 脱水後に汚れの付きやすいところ、靴下の底や襟にスプレーしておく

「洗濯気前にプリン、脱水後にノリスプレー」

■畳むのがめんどくさい、憂鬱になる


<解決策>


1) 家族それぞれ個々にに洗濯ネット袋と洗濯籠を用意する
2) 子供は自分服は自分のネットに入れる
3) 洗濯ネットに入れてあらえば汚れが絡まないので汚れが落ちやすくなる
4) 乾いたら子供の分は子供の籠にいれて、畳みしまうのは子供が自分でやるようにしつける

5) 脱水直後に手アイロン
手のひらで軽く台の上でさすって皺を伸ばしておく

■加齢臭の匂い(枕カバーや下着など)


体臭はオイリー(脂臭)、ダスティー(ほこり臭)、スェット(汗アンモニア臭)、グリーン(腋下のホルモン臭)の4タイプがある。主な臭いはノネナール

過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤) 40度 お湯1リットル 匙2杯 で臭気は3.5から2まで減った
さらにクエン酸であらうと 3.5から1まで減ることが確認された

結論)残り香は過炭酸ナトリウムで漂白し、クエン酸でもう一度ゆすぐ


■注意


過炭酸ナトリウムは強力な酸化剤 アルカリ度強いので金属には付けないこと。酸素系漂白剤でも色落ちは若干生じる

■ワイシャツの黄ばみ シャツの白さを保つには


(問題)
・形態維持ワイシャツなのに皺が寄る
・襟首の汚れが落ちない

(解決策)


白シャツを白く洗うには洗濯機だけではだめ!
1)襟汚れはプリン状石鹸をナイロンネットにつけて洗濯板の平らな面に載せて擦る
2)胸ポケットの中のほこりは歯ブラシで掻き出す
3)白いシャツだけを先にあらう
ほかのものと一緒にあらうとわけあらいでは白さが全然違う
4)過炭酸ナトリウム+40〜50度のお湯で漂白

5) 形態安定シャツは「ダラ干し」(脱水せずそのままハンガーにかけて干す)
※脱水機かけると形態安定シャツの寿命は短くなる

一回だけきたものでも帰宅後に風呂場でシャワーをかけてダラ干しすれば汗染みもなく汚れが落ちて長く着続けられる

■Tips(小技)


全自動洗濯機に風呂の残り(湯40度10L)に過炭酸ナトリウム100gを投入すれば槽のカビ汚れがとれる
ついでに漂白を一ヶ月に一度やれば、洗濯機もきれいになるので一石二鳥
食洗機の洗浄にも過炭酸ナトリウムはおすすめ
落ちにくければ50度あたりまで温度を高める

(私の感想)実演を番組中にしていたのですが、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)をドサッとふんだんに入れているのですね。料理用計量カップで掬っていました。
いままで合成洗剤のように小さなスプーンでちょっとしか入れていなかったので、漂白しきれなかったのでしょう。これからは過炭酸ナトリウム(1kg400〜600円程度)を買ってきて、どさっと使うようにしたいと思います。これで今年の夏は純白を愉しめます。
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「里山資本主義」は江戸末期では当たり前だった概念 
Tuesday, June 3, 2014, 03:35 PM
6/3 晴 10時 浅草での空間線量は16ベクレル/立法メートル

自治体の長が唱える「地方の時代」にはかねてから違和感があります。地方の時代=政府財源の割譲を求めることと同義に感じていたからです。

貧乏だし、人も知恵もないからもっと金寄越せ



これが選挙の際の本音ですが、これをきれい事のように粉飾したのが「地方の時代」という方便。

東京都を含む自治体とは霞ヶ関の出先機関でしかありません。住民の提案よりも目玉も耳も中央にしか向いていないのだから、自治体に独自色を求めるのは徒労だよと総務省の上層にいる方から言われたことがあります。

その通りでしょう。

上杉鷹山などを読めば、納得されると思いますが

江戸時代からずっと地方は貧窮しているのです


日本史で一度も地方が潤った時期などありません。

だから中央集権制度が維持されているかぎり、これからも「地方の疲弊」した状況はかわらないでしょう。

しかし江戸時代においても、特に末期にかけて比較的裕福な藩が出現しています。

薩摩や長州、伊達といった海外との密貿易で冨を蓄えた藩、肥後や福井のように陶器や絹といった地場産業を振興した藩です。

米の生産だけに頼っている藩は凶作だといっぺんに財政が悪化してしまい、借入金の利子払いが永遠に続くのです。

歴史は繰り返すものです。

幕末から明治にかけて米から貨幣経済へ移行するに従い、茶や麦、蕎麦、果樹、魚貝類、絹木綿、木材といった地場モノが藩外にも流通するようになっていったのです。

江戸城や湾岸の石垣などは伊豆や群馬、甲府方面から運ばれてきましたが、それは金銭を伴う流通ではなく普請(ふしん:建設)を命じられた大名が御用品として自領内の石材を用いたに過ぎません。もしくは藩どうしで物々交換していたのでしょう。

江戸末期には幕府も藩も財政は逼迫していたことはよく知られています。

富岡製糸場の設立は明治になってからですが、なぜ群馬の富岡にできたのかというと、前橋藩が幕末に絹の生産体制をしいていたからです。官営として引き継がれ三井財閥に払い下げられて片倉工業に移り現在に至るのです。(もともと渋沢栄一が作った訳じゃない)

幕末史を読んでいると、あらためて感じることは地場産業を育てない地域に先はないということ。

なぜ富岡製糸場が現在の地にできたのかというと、炭鉱が近くにあり、桑畑に適した膨大な土地があったという理由です。

土地とインフラ、そしてエネルギー源があれば産業を興すことができるのだと言う例が、高知県の試みです。

安価な賃貸料の住宅を整備し、通信インフラを整え、農業以外の産業を誘致することが注目されています。里山資本主義を標榜するならば、貨幣交換の仕組みが絶対必要です。それを怠たり、中央省庁に頼るばかりであったから、いつまでも資本主義が根付かなかったのです。

新聞記事は、山の葉っぱを料理の彩りとして流通させた例です。インターネットが取るに足らないモノを宝に代えたのです。

まだまだこのようなものはあちこちに眠っていると思います。今の地方自治体は、霞ヶ関の出先機関にすぎませんから、東京化にしか念頭にないようです。土地と太陽とちょっとの体力でいくらでもチャンスはあるのにもったいない話です。
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韓国を捨てて北朝鮮を自営に引き入れることは理にかなう 
Monday, June 2, 2014, 02:12 PM
6/2 晴 10時 浅草での空間線量は16ベクレル/立法メートル

拉致問題解決に向けて北朝鮮と和解が進みつつありますが、これは米国の意向を汲んだものでしょう。
(田中宇氏は日本政府が対米従属からの脱却の試みであるとの説を述べています)
http://tanakanews.com/140530japan.htm
拉致問題終結の意味

どちらとしても中露と米国との対立が深まり、韓国が中国配下となったので、結論として日本は北朝鮮を懐柔したほうが地政学的には正しい。

安倍首相の答弁は集団的自衛権の行使は朝鮮半島での有事を想定しているように見られていますが、北朝鮮と韓国がかつてのように戦闘状態になることはありえません。

なぜならメリットが双方にないから。
また同じく朝鮮半島での戦闘で日本が集団的自衛権を行使してもなんのメリットもない。

それよりも北朝鮮に経済力をつけさせ中国・ロシアからの離反を促す方が米国にとって都合がよい。
また北朝鮮はウランの産出国です。

反米の北朝鮮の懐柔(一層の経済援助)を米国が許すはずがないと考えるかもしれませんが、かつてブッシュによって悪の枢軸国として名指しされたイラン・イラク・北朝鮮ですが、イランには経済制裁をアメリカは一部解除しています。いまでは米国企業は大手を振ってイランへの進出しています。そのうち段階的に解除してやがて国交を再開させるはずです。

来年にはしらぬまに北朝鮮国民はコーラを飲んでジーパンを履いているかもしれません。

ほかにも中国東北部は朝鮮族であること、そして北朝鮮と地続きであることからも対中国の拠点として北朝鮮ほど適した国はない。

ロシアとの国交樹立よりも先に北朝鮮との国交樹立がなされるかもしれません。

そうなったら中国としては困るでしょうね。
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中国が歴史を持ち出すなら、アヘン/アロー号戦争の遺恨もあるだろと言ってやれ 
Sunday, June 1, 2014, 02:43 PM
6/1 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

暑い一日です。昼で室内29度です。

明治維新(当時の呼称では「ご刷新」)は1868年、その15年前にはペリーが率いる黒船が品川沖に到来して開国を幕府へ要求しております。

1839年の英国によるアヘン戦争、1856年には英仏連合によるアロー号戦争で清国が英仏の植民地となったわけです。その後もロシア、米国も加わり4カ国の支配を清国は受け続けている現状を鎖国下の日本においても、オランダ商船から幕府は得ているのです。

またオランダ国王は直々にアメリカがペリー艦隊を向わせたことを、来航1年以上前から幕府に知らせていました。

すべてはフリーメイソン・ネットワークの情報網



幕府に早急な対応が求められ、時の老中、阿部伊勢守正弘があわただしく蘭学者をを広く登用します。

佐久間象山はご存じでも、私はフリーメイソン(=ユニテリアン)の思想の最大の理解者は横井小楠(よこいしょうなん)であると考えています。勝海舟、坂本龍馬の師です。

話を元に戻して

中国が日本に対して日中戦争、太平洋戦争という歴史カードで譲歩を引き出し続けるのであれば、

中国は英米露へも154年前の遺恨をもっていると発表してやればいい



中国首脳は二度と歴史認識問題には触れなくなるでしょう。

歴史でナショナリズムを煽る後進国家であることを世界各国に曝すことになるからです。
政情不安な信頼できない国家として相手にされることはなくなります。

歴史カードには歴史カードでやぶ蛇にしてやればいい。

中国とロシアがイデオロギーを越えて結びついていますが、中華思想(わが国が世界の中心)であるかぎり、同盟は長く続かないでしょう。

ゆさぶりはアロー戦争を引き合いに出すのがいいのではないでしょうか。

Remember the Arrow War!


中国国内は極右による騒乱、軍隊の暴発、チベットやウィグルでの民族独立運動と騒乱の火種を焚きつけてやればいいのです。

ロシアの前に中国の弱体化に向けて英国MI6、米国CIA、イスラエルモサドがもう動いているかも。

過去ログ: 中露「薩長同盟」VSアメリカ「幕府」という見方
「攘夷(じょうい)」とは中華思想の言葉 -幕末の日本と相似する中国-
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パーキンソン病はiPSで治せるのかお手並み拝見 
Saturday, May 31, 2014, 01:18 PM
過去の新聞のスクラップを忘れないように貼付けておきます。

国内には約15万人のパーキンソン病患者がいるとのこと。来月には臨床研究の申請が行われるとのこと。細胞培養に9カ月、6人の患者で行われるとのこと。
もし成果があがれば、世界初のiPSによる快挙です。




















過去ログ:DNAのスイッチを入れろ!・STAP細胞以外の理化学研究所の成果、iPSも負けてません

千島喜久男博士の説が「オートファジー説」という名で復活!(細胞は血液に戻るのである)
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体内細菌の悪玉が問題なのではなく種類が少ないことが病気を引き起こすのです 
Saturday, May 31, 2014, 12:53 PM
5/31 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル



安倍壺三首相がシンガポールにまで行って何を発言したのかといえば、カジノを日本にもつくって賭博客を呼び込もうなんて馬鹿発言をしております。

パチンコを含む賭場は北朝鮮系の昔からのシノギですから、今回の拉致被害者調査の合意とマンギョンボン号の寄航再開と朝鮮総連ビルの処理問題のバーターであるという見方を誰もがしているでしょう。

統一教会(勝共連合)とパチンコ産業の影がちらほら



安倍晋三は小泉純一郎と同じく露骨に特定の産業を贔屓しますね。もう嫌になっちゃいます。

そんなことでネタがありません。ブログのネタをスクラップブックから拾ってみます。

お題は「腸内細菌の研究」です。

高蛋白低炭水化物の食生活の欧米人と逆の高炭水化物低蛋白の日本人の腸内細菌の種類はとうぜんながら異なります。また同じ日本人で家族同士であっても腸内細菌の組合わせや種類や数は異なるのだそうです。

ただし腸内細菌の役割分担は健常者なら同じなんだとか。

悪玉善玉という区分ではなく腸内の細菌種類の多寡が病気の原因



という結論です。だから体内に健常者の持つ多種多様な菌を入れる臨床実験では大腸炎に効果があったということ。

明治の日露戦争のときに、兵隊の腸チフスの治療薬として作られたのが、ご存じ正露丸(征露丸)です。クレゾールという消毒薬がありますが、同じタール系の消毒薬を丸薬にしたのが正露丸です。

水あたりに効果があったので、軍医総監であった森林太郎(森鴎外)が脚気予防でも効くだろうと脚気の兵士に大量に服用させました。大腸の細菌を完全消毒したらどうなったか?

全体の1/3の兵士が脚気で死にました。
よけいにビタミンB1の欠乏に拍車をかけたわけですね。

今でも、ヨーグルトといった乳酸菌やビフィズス菌は善玉であるから日頃からたくさん摂取しなければならないと乳業、乳酸菌飲料による宣伝を頭から信じている方が多いと思います。

正露丸を万病薬として重宝した頃の発想とあまり変わっていません。

悪玉菌があるから体調不良なのではなくて、腸内細菌の数と種類が偏ることが問題なのだという記事の内容です。

悪玉善玉問わず細菌との共存共栄こそが健康的な生活なのです



それは各自のライフスタイル・食生活なのだと思います。肉ばかり食べても健康的な人もいれば、菜食者でも筋骨隆々な体躯の人もいます。すべて適した腸内細菌を持っているからです。
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携帯電話は長く使うほど馬鹿をみる (長期契約のメリットがない日本) 
Friday, May 30, 2014, 12:21 PM
5/30 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

言うまでもなく携帯電話を持っていることが当たり前のご時世です。ところが私はコンセントに繋ぎっぱなしで外出時によく忘れてしまいます。

先日茨城県のローカル線の駅で、やむなく公衆電話で連絡をと思ったのですが、なんと駅にさえも電話機がありません。
駅前のホテルで電話を借りようとロビーに入ったのですが、そこにもない。
いやはや嫌な世の中です。結局フロントの電話をお借りしました。

15年ちかく携帯電話を使っています。当初は無料通話分が6000円がついたプランだったかな、それが携帯電話を取替える際に4000円、2000円と下がり、とうとう今年は1000円の無料通話分がついたプラン(月額1600円)に落ち着きました。

それでもここ2,3年は無料通話分が消化できないのです。

なぜならほとんどショートメールしか届きませんし、こちらからは固定電話を使うことが多いからです。すなわち音声通話ができれば十分なライトユーザーですね。メール・ネットも携帯電話ではやりませんし。

そこで最寄りのソフトバンクに寄って、もっと有効なプランはないかと相談したところホワイトプラン(月額1008円)という割高な30秒20円で、夜間9時までならS社同士は通話料無料のプランを勧められました。

ところがプラン変更をすると今までの無料通話分の繰越は消えるし、二年間は変更不可能です。もし解約した場合は違約金約1万円がかかるとのこと。オイオイ・・・

(追加情報)ソフトバンクのホワイトプランは2年間の契約期間終了前30日以内に契約変更/解約を伝えないと、再び2年間の縛りが繰り返されます。ですから2年と1日で解約しても1万円の違約金が発生するという悪徳な契約内容なのだということを教えてもらいました。

12年以上の長期契約者に対してこの扱いはないだろ!



どの携帯電話会社も同様の扱いで、長期利用者の優遇よりも新規獲得のための割引料金プランを用意しているのだとか。

こっちは携帯電話本体を取替えることもなく、同じ機種を7年、5年と大切に使う絵に描いたような優良顧客なはずなのにです。頭に来たのでMNPで移転すると告げて店外に出ました。

DOCOMOとAUも近くにあるので、一番安い料金プランを提示してもらいました。

ソフトバンクと同じ月額1008円です。
ところがこちらは1000円の無料通話分がついています。さらに新しい携帯電話です。

新規加入/MNP移転の場合はDocomoもAUも24カ月だけの割引があるために

2年間は月額992円となります



さらに機種本体の保険が新規契約の場合付けなければならないと言われて了解したのですけども、これを来月解約すれば

1000円の無料通話分、新品携帯電話となって月額550円



いままでの契約はなんだったんだと思うような値段になります。いままでのS社と同じ1000円の無料通話分がついていても半額の値段になってしまいました。携帯電話自体は防水なので保険も外せば1/3の支払いで済んでしまいます。通話料が高くなるの1/3にはなりませんが、それでも1000円ちょっとで済むというシミュレーションです。

今回3年ぶりに携帯電話各社を回って学んだことは

2,3年に一度は携帯キャリアを換えなくてはダメということ



なぜAUにしたのかというと、無料通話分を5カ月繰り越せることです。Docomoは翌翌月?までしか繰り越せません。

音声通話で待ち受けがほとんどならば今のところはAU以外の選択はないです。

おまけに国産の携帯に戻りました。ソフトバンクの携帯(ガラケー)はサムスンなんです。まあ機能に問題はないのですけども、操作が煩雑でちょっとイライラしてました。何度も確認メッセージが出るのです。

2年以上同じキャリア、携帯をお使いの方は携帯ショップへ行きましょう。ほんと同じキャリアを長く使えば使うほど馬鹿だということがわかりました。

(5/31追記)

AU(の3G CDMA方式)は音質がとてもいい!びっくりしました


もともと旧KDDIの携帯だったのですが、Softbankがvodaphone買収で参入したときに応援する意味でMNPで移ったのです。
安かろう悪かろうのイメージがつきまとうSftbankですが、第三の携帯電話会社として応援してきました。
・・・が、品質、企業風土、経営者の哲学ふくめて、二度とソフトバンクには戻さないだろうなと思います。ああ馬鹿でした。
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中露「薩長同盟」VSアメリカ「幕府」という見方 
Thursday, May 29, 2014, 12:07 PM
5/29 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

北野幸伯氏のロシア政治経済ジャーナルでも幕末の国内対立と同じ構図で国際関係を見ていますね。

2014/05/27
【RPE】★「悪の薩長同盟」中ロが「幕府」米国を滅ぼす!?〜〜冷徹な“リアリスト”プーチンの決断と目的
http://archive.mag2.com/0000012950/20140527180240000.html


ロシアのプーチンは中国が嫌いだけれども、米国を倒すために手を携えたということ。
米国にロシアが対抗を明確にしたのは2001年のアフガニスタン侵攻、2003年のイラク戦争とひたすら石油利権獲得につきすすみだしたことが要因です。

さらにはロシア国営石油会社ユコスにまでロックフェラーが触手を伸ばして売却を画策したこと。(ユコス事件)

ロシア周辺国での親米政権を樹立し、ロシア産ガス・石油を狙ってきたこと。
ウクライナのあからさまな工作はいよいよ看過できなくなった。

そこでアメリカ幕府打倒を目標とする中国とロシアは手を結んだということ。
そしてイデオロギーが中露双方に隔たりがあっても、この結束は強くなることがあれ弱くなることはないと北野幸伯氏は結論づけています。

私もそう思います。

憲法改正には私は賛成なのですが、憲法で軍隊を明記していない状況で集団的自衛権(日米軍事同盟による軍事行動の正当化)を唱える詭弁はおかしな話。

ちゃんと独立国家として自衛隊という名称を日本軍と改称し、必要な軍備を国民を欺くような言葉ではなく一般的な名称にすることが大事だろうと思うのです。

たとえば、戦車やミサイル車両は「特車(特殊車両)」と呼称したり、戦艦・巡洋艦・駆逐艦と大きさ役目にかかわらず艦艇をすべて「護衛艦」といってみたり、自衛隊は軍隊じゃないと国民に偽装することばかりしているから、今回の憲法解釈ひとつとっても紛糾してしまうのです。

国民向けに建前だけは軍事力の放棄を謳っていることが噴飯モノ

軍事力は独立国家として掲げなくてはならないもの



北朝鮮なんて朝鮮戦争頃の飛行機がまだ現役なのだとか。実際には役立たないのですが、それを軍備としていることが国家としての矜持(きょうじ)です。

平和で斬り合いなど全くない江戸時代においても武士は二本差しをさしていることが、武士としての唯一のアイデンティティです。だから藤沢周平といった小説では貧乏侍は刀を質入れしても、竹光(刃が竹の模造刀)を挿しています。たとえ周囲はわかっていても馬鹿にせず、武士の体面は尊重してあげたのです。

集団的自衛権(軍事同盟による軍事防衛行動)は軍隊を保有し、軍事同盟を締結した以上は当然行わなくてはならない。

しかし日米安全保障条約を軍隊放棄・アメリカの軍事占領の容認として国民を欺いたから、いまも紛糾しているのです。

このままずるずる国会が紛糾して、時間がかかってグダグダな論議で終わるのがよいかもしれないとも思っています。

ただし国際社会での日本の立場はいつまでたっても「外様」クラスでしょう



いつまでもオブザーバーの中立国家としていくことも生き残る知恵だと思います。ただ憲法解釈でその場しのぎをしていくことは戦略上では良くないでしょう。
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「攘夷(じょうい)」とは中華思想の言葉 -幕末の日本と相似する中国- 
Wednesday, May 28, 2014, 06:56 PM
5/28 晴 10時 浅草での空間線量は13ベクレル/立法メートル

中国の衝動的な軍事行動には驚かされます。

・尖閣諸島の領有の主張にともなう海警船の示威行動
・防空識別圏(ADIZ)の一方的な拡張
・ベトナム/フィリピンとの南シナ海での衝突
・アメリカミサイル艦カウペンスへの危険行為
そしてベトナム漁船への体当たり・・・

漁船としていますが、実際は民間人のフリをした人民解放軍兵士達かその関連者でしょう。

150年前の日本と似たような状況に中国はある



151年前には薩摩藩は英国の船舶を砲撃しました。(薩英戦争)
また長州藩は関門海峡をわたる外国船を砲撃しました。(馬関戦争)

なぜ薩摩と長州は外国艦艇に砲撃を加えたのかというと尊皇攘夷思想というやつです。すなわち孝明天皇が攘夷(外国人の武力排除)を求めているのだから外国人を排除し今までの通りの鎖国を貫くという考えです。

攘夷思想といっても鎖国を維持するガチガチの武力排除を唱える原理主義的考えと、武力の差は歴然なので開国してから兵力を強化して排除しようという動き(開明派)もありました。

そもそも幕府はペリーの開国要求を受け入れる方向で調整していたのに、薩摩や長州は独断で火ぶたを切ったのでしょう。

それは、徳川幕府が天皇の意向を無視し、安易に開国したのだ、ならば自藩が天皇の意向をくみ取り、徳川に代わって日本を統治しようと考えたからに過ぎません。

これは国学として朱子学(儒教)を骨の髄に叩き込まれた下っ端武士から藩主にいたるまでの共通のイデオロギーであったのです。

江戸時代の国学は朱子学(儒学)であり、中期に水戸光圀(みとみつくに)によって天皇の意向の絶対化が隅々の国民に染み込まされたのです。徳川家康も政権維持に都合がよいので
儒教を推奨したのです。その極みが朱子学原理主義を掲げる会津藩です。

朱子学とは現在の中華思想の骨格であり、「攘夷」(北京周辺の民族を武力排除・制圧)すること以外にも、外国の文化・思想の流入さえも拒否することです。中華とは「真ん中に華(はな)」ということですから、世界の真ん中に自国があるという自国民族絶対主義です。

世界の中心は天皇家という考えは中華思想のコピー



江戸時代初期の儒学者である熊沢蕃山(くまざわばんざん)や山鹿素行(やまがそこう)が中華思想をそのまま日本にあてはめたのです。

朱子学の根底は侵略されて負けたコンプレックスを払拭するための思想であるので、空理空論と我々の民族が野蛮人に支配されることは許されないことなのだという激情がこもっているのです。

どうでしょう?

江戸幕府瓦解と今の中国の状況はよく似ています



地方の軍部が外国との敵対行動に突き進む、それを中央政府は咎めることができない(儒教の否定になるから)、そうしていくうちに清国場合のように外国の侵略が進んでしまうのです。

結局イデオロギーは中華民国となっても何も変わっていないことが現在の中国共産党と人民解放軍の行動からうかがい知れます。

奥山真治氏の人気ブログサイト「地政学を英国で学んだ」を読むと、
1978年に小平によって進められた「平和的台頭」が2008年に破棄された
とあります。

すなわち5年前の2009年からそれまでの開放政策を放棄して、ふたたび旧来のイデオロギーを押し出してきたのです。
外国資本、外国技術を取り入れて国力を強化し、ふたたび鎖国へ進むという、まるで江戸時代の尊皇攘夷開国派の空想的な政策そのものじゃないですか(笑)

これから中国が10年後20年後どうなるかは思想史の観点から興味深いですね。
もし日本も明治維新がイデオロギーが江戸時代となにも変わらないままだったら、今頃どうなっていたのだろうと空想すると、中国の動向に興味が湧きませんか?


◆ルトワックによる米艦船カウペンスのニアミス事件分析 5月25日 地政学を英国で学んだ
http://geopoli.exblog.jp/

中国のリスクある軍事冒険主義
byエドワード・ルトワック

●米国防省長官のチャック・ヘーゲルは、すでに大々的に報道されている、去年12月5日に発生した米艦船カウペンスと中国の軍艦とのニアミス事件――これは中国側が意図的に90メートル近くまで接近して行く手を妨げようとしたもの――があったことを認めた。

●ちなみに90メートルというのは、船同士では衝突寸前の超危険な距離である。

●この事件は明白な疑問を投げかけるものだ。その疑問とは、「中国側の指揮官は、米艦船との事故を引き起こすような行動をよいアイディアだと思ったのだろうか?」というものだ。

●ここから明白なのは、現在の中国海軍の士官たちには、「たとえそれが人命に至る事故を起こすようなものであっても挑発的に行動したい」というインセンティブを持っているということだ。

●これと同じことは他の場所でも見られる。たとえば陸軍は蘭州軍管区の指揮官は今年の4月にジャンムー・カシミール州のラダック地方の要害を占領しているが、インド側が公式訪中をキャンセルすると警告してから撤退している。

●また、中国の海警が、日本の実効支配している尖閣諸島に侵入を繰り返していることも同じだ。

●冷戦時代はこのようなことは起こらなかった。たしかに米ソ間では航空機や艦船は互いに何度も遭遇しているし、ベルリン中央部の有名な「チェックポイント・チャーリー」では、兵士がにらみ合いをしているが、それが事故につながった例は少なかった。

●その理由は、ソ連の士官にとって「冒険主義」というのはキャリアを終わらせるほどの厳しい処罰を課せられるものであったからだ。

●ところが中国の場合はそれが正反対で、党のリーダーたちが軍事的な冒険主義を積極的に勧めているのだ。政府にコントロールされたメディアはこれを賞賛しているのであり、われわれはこの理由を問うべきだ。なぜなら、これは結局中国のリーダーたちにとって、リスクの大きいことだからだ。

●米艦船カウペンスは中国の最初の空母である遼寧を公海から監視していたのだが、この船団は強力な米空母や潜水艦たちにとって狙いやすい単なる標的にすぎないものだ。今回のニアミス事件の当事者のカウペンスも、排水量一万トン近くの巨大なミサイル巡洋艦である。

●さらに中国側にとって危険なのは、海上自衛隊がその気になれば、尖閣周辺に侵入してくる中国側の海警の艦船や軍艦、さらには遼寧の船団全部も簡単に沈められるという点だ。

●最も頭の悪い10代の少年でも、大きなトラックにむかって子供用のスクーターに乗りながらチキンレースをしかけて遊ぶようなことはしないものだ。

●ではなぜ中国のリーダーたちは屈辱的な敗北を冒すようなリスクを軍人たちに認めているのだろうか?

●この答えは、これよりも遥かに大きな文脈、つまり1978年に小平によって進められた「平和的台頭」が2008年に破棄されたということの中にある。

●ちなみに「平和的台頭」は、2003年に鄭必堅(Zheng Bijian)によって説明されるまで公式には表明されなかったと考えられている。

●「平和的台頭」についての彼らの議論はシンプルだった。誰にも脅威を与えず、静かに行動して、経済的な台頭の環境づくりのために台湾を攻撃せず、これによって貿易関係に害を与えなければ、海外からの投資も呼びこむことができる、というものだ。

●この政策は目覚ましい成功を収めた。なぜならアメリカが中国の経済発展を積極的に推し進めてくれたからであり、これに他国も続いたからだ。

●ところが2008年にすべてが変わった。

●金融危機のおかげで、アメリカのパワーがすぐに崩壊すると読み違えた中国は、長年主張するのをやめていた突然インド領内のアルナチャル・プラデシュ州内のほとんどの領有権の主張を復活させ、 日本の親中派の政治家たちを拒絶して、尖閣を要求しはじめたのだ。

●また、南シナ海の広大な海域において「九段線」を主張しており、これはフィリピン、ブルネイ、マレーシア、インドネシア、そしてベトナムなどの排他的経済水域にかぶるものであった。ちなみにこれらの要求は現在の中国のパスポートにも反映されており、ここに印刷されている地図には、韓国の水域も含まれているほどだ。

●中国側からの圧力を感じている7つの国々は、当然のように反中で(少なくとも外交的には)まとまっており、いくつかのケースでは、そのまとまりかたが決定的なものもある。たとえばインド・日本・ベトナムという非公式の同盟関係が、ベトナムに近代的な潜水艦を供給するというものだ。

●中国の突然の防空識別圏(日本と韓国のそれと重なっている)の主張は、困難な状況にあった日韓関係を改善させる方向に向かわせているのだ。

●中国のリーダーたちは、韓国からインドまで続く反中同盟の台頭に直面していることに不満を述べており、この原因はアメリカにあると非難している。

●ところが有名な「アジアへの軸足移動」(ピボット)にもかかわらず、この原因は周辺国を反中に仕立て上げた米国務省の悪意にあるわけではなく、中国自身がそれぞれの国々に対して要求してきたことにあるのだ(ただし防空識別圏の一件の後でも、たとえば日本は中国の日常的な脅しに対抗する意味で国防費を上げるべきではないだろう)。

●専門家の中には、「中国が長期的な視点で賢い体系的な脅しを行っている」と見ている人もいる。

●ところが別の人々は「1カ国ずつではなく、7カ国も同時に喧嘩を売るのは賢いとはいえない」と主張している。

●また、相対的な国力が上がっているためみんなを警戒させている国が、わざわざ早い段階から反中同盟を作らせてしまい、しかも彼らに中国からの輸入製品をボイコットさせるような行動するというのはどう考えても合理的ではない。

●中国の共産党の指導者たちは大規模で活力のある経済を管理する能力があることを証明してきたし、彼らの民衆の抑圧は上手く、目に見える残虐さは最小限に留められてきた(少数民族のものは除く)ため、彼らが対外政策においても同じくらい上手く立ちまわるはずだという想定はたしかにできる。

●ところがこれまでの証拠でわかっているのは、役に立たないナショナリズムと軍国主義の勃発の長期化であり、不吉なことに、これは第一次大戦前のドイツの姿と重なるところがある。

●当時のドイツは最高の大学と最も先進的な産業と、最高の銀行を持っており、唯一欠けていたのは、「平和的台頭」を続けるという戦略の知恵だけだったのだ。

===

ルトワックのこの分析が本当だとすると、今回の中国軍機の異常接近事件も「北京中央政府の統制のとれていない現場の暴走」ということになりますね・・・・。

「戦術は巧みだが大戦略がまったくなっていない中国」というのは、最近のフィリピンやベトナムの一件でもなんとなく実感されつつある今日この頃。

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「Let it be」も「Let it go」も大大大嫌いです 
Wednesday, May 28, 2014, 02:23 AM
レリゴーレリゴーありのまま生き〜るのぉよぉ♪とクソ耳障りな歌がよく流れてきます。ディズニーのヒット中の映画「アナと雪の女王」の主題歌です。

ああ気持ち悪い歌だ
映画は観たことはありません。

しかも残り少ない上映期間の間に、まだ動員を増やそうという意図が見え見えなのに、NHKでさえもニュースで大ヒットしていると取り上げています。

ステルスマーケティングをNHKのニュースでするな!



Let it goは「もういいじゃん」とか「もうほっとけ(あきらめよう)」という意味なのだそうですが、英語の口の動きにあわせたために日本語は「ありのままに」と歌ったわけだそうです。

「ありのままに」の本家は「Let it be」なんですが、私はこの歌も大嫌いです。もっともジョン・レノンのほとんどの歌は嫌いです。(それでもCDはなぜかある)(笑)

なぜならアナ雪のレリゴーもレリビーも

慰める側/慰められる側の歌だからです



似たような歌詞で思いつくのは、ビリー・ジョエル(Billy Joel)のカバーヒット曲「Just the way you are 邦題(素顔のままで)」直訳すると「あなたはそのままでいいよ」です。

Let it beやJust the way you areはメロディーが好きだったのですが、詩の内容がだんだんわかってくると嫌いになりました。

それほど毛唐はみんな慰めてもらいたいんかい!?



認めてもらいたい、認めてもらいたい、でも認められないよお・・・という心情の裏返しです。女々しくいいよいいよと言ってもらいたいように聞こえるのです。

母親に慰めてもらっているような心地よさを感じるのでしょうか?

まさに現実逃避させるディズニー洗脳(マジック)



レリゴーもレリビィーもジャスザウェイユアーも神経衰弱者(今は統合失調症患者とよぶ)のためのセラピー音楽のようです。違いますか?

世の中に認めてもらえない、私こんなに頑張っているのになんでわかってくれないのという聴衆者の「欲求不満を癒す言葉」を並べただけのつまらねえ歌です。

そんな感想をこの主題歌に持っています。
そして女性の動員数がすごいのだそうです。

ますます観に行きたくない(笑)


私はこんな歌を聞いて元気にはなりません。逆によけいダウナー(downer:うんざり、気が滅入る)になります。

逆に昔は嫌いだった60年代の廃退的な雰囲気のロックが好きなジャンルです。それだけオッサンになったのでしょう。今の私の気持ちは以下の曲

孤独に孤高に生きることがかっこ悪いのか?そんな問いかけをする名曲

ボブ・ディラン(Bob Dylan)のLike a rolling stoneをRolling Stones版でどうぞ

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ラヂウムシートの二枚重ねはめちゃめちゃ気持ちいい〜♪ 
Tuesday, May 27, 2014, 11:39 AM
5/27 晴 10時 浅草での空間線量は17ベクレル/立法メートル


メッシュシートを重ねてお使いいただいているお客様は意外に多いです。

固さ調整と更なるパワーアップを狙ってのこと



エクボ(株)の清水社長などは豪勢に5枚重ねで敷き布団代わりに使われています。(その手があったか!)

ただ問題としてベッドの場合はずれるので頻繁に直す必要があるので、細ひもで四隅を縛っておかなくてはならないのです。解決策をいろいろ考えて

とりあえずジャンパーホックを隅と辺にとりつけました



オスメスの一対しかないので、二枚重ね専用です。

早速自分で試してみます。

布団に横たわった瞬間にうわぁあああ〜きもちい〜と思わず声を上げてしまいました。

せんべい布団に一枚敷いていた昨晩よりも、寝心地がいいのです。

ラジウムシートの二枚重ねがこんなに快適だったのか!



重ねてお使いいただいているお客様がけっこういることは存じていたのですが、お恥ずかしながら試していませんでした。ホック仕様はそのうちWebでもご指定できるようにします。
今のところは二枚ご購入の場合のみ無料でホックを取り付けてお送りいたします。

一枚だと、計測値はこんなもの。サンプルは同じ素材の靴の中敷(開発中)です。
二枚重なると、二倍にはなりませんがそれに近い値になります。上限はだいたい3倍あたりです。

ラジウムシートにさらにパワーアップや快適性を求められるのであれば重ねてのご使用をお勧めします。

早寝早起きで朝から全力です。

こんなに力がみなぎる微量放射線の効能を知っていただけないのはほんとうにもったいない。
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