東証にまで及ぶ企業統治の欠如、経営のチェックが働かない日本企業の構造問題「自壊する「日本型」 株式会社 オリンパス症候群(シンドローム)」(チームFACTA著 平凡社)を読む 
Saturday, July 21, 2012, 01:09 PM
一ヶ月前に学問道場に提出した書評ですが、ボツとなってしまったので、こちらに掲載しておきます。バブル崩壊の際、飛ばしは大蔵省(当時)と証券・信託会社の共同作業であったのです。事件発覚後の役員人事に三井住友が強くウッドフォードの就任に反対したことが、三井住友ファイナンシャルグループが不正会計の手助けをしたという事実をはからずも知れ渡ることになりました。新聞記者OBと大蔵官僚OBの備忘録としてお読み下さい。












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東証にまで及ぶ企業統治の欠如、経営のチェックが働かない日本企業の構造問題
「自壊する「日本型」 株式会社 オリンパス症候群(シンドローム)」(チームFACTA著 平凡社)を読む

六城雅敦です。本日は6月11日です。
本書は元日本経済新聞証券部記者の阿部重夫氏(雑誌FACTA編集発行人)と磯山友幸氏、松浦肇氏と元財務官僚高橋洋一氏による4人の共同執筆です。オリンパス事件の背景とそれに連なる歴史を当時の新聞記者と官僚がわかりやすく解説した一級の資料と思います。簡単に本書の内容を追ってみます。

1.言えない秘密(タンスの中の骸骨:Skeleton in the closet) 失われた20年の正体

遡ること20年前、本書では山一証券が破綻した頃の話から金融史の裏側の解説が始まります。失われた20年(lost 2 decades)の根源を著者はえぐり出しています。発端はFACTAに寄稿した山口義正氏の記事ですが、そのパンドラの箱の中身を著者(おそらく高橋洋一氏)が内部情報として詳細に語っています。
25年にわたり「飛ばし」を隠していたオリンパスの正体こそ世界からは日本の不振の謎の答えであったのです。損失隠しを「ウチ」のためだと3代(下山敏郎(しもやまとしろう)岸本正壽(きしもとまさとし)菊川剛(きくかわつよし))の社長らが株主の金を使って不始末を処理してきたのです。
なぜ日本を代表する企業のひとつオリンパスがこのような不正を続けることができたのでしょうか。それは日本独特の「ウチ」という概念があると著者(阿部重夫と思われる)はまず指摘しています。
犯罪行為であるにも関わらず「会社のため」という身勝手な美徳で化粧した「ウチ」を信じ込んでいる経営者、役員たちこそが日本の病巣であり、失われた時代がまだまだ続くこと冒頭で述べています。

2.角谷通達によるバブル崩壊から始まるオリンパス事件簿

1985年下山敏郎が社長の時代に、プラザ合意による急激な円高による営業利益の減少をうけて積極的な金融資産の運用(財テク)に走りました。5年後の1990年バブル崩壊により損失が膨れあがったために、一層ハイリスクハイリターンの金融商品へと邁進していきます。円高抑制のために日銀がとったドル買い(円を増刷)することでマネタリーベースが増えて、87〜88年頃に資産インフレを誘発しました。
その当時、もてはやされた金融商品が特定金銭信託(特金)とファンドトラスト(ファントラ)というものです。どちらも同じで証券会社が売れば特金と呼ばれ、信託会社が扱えばファントラと呼ばれたものです。本書では含み益を計上しなくて済む金融商品と説明しています。企業にとって含みの利益を計上して税金を払うことは避けたいことが本音なので広く企業に受け入れられます。この商品を開発したのが野村證券です。原理は単純で、価値が変動して解約しない限り利益が確定できないことを理由に税金の支払い義務がないこと。そして特金やファントラを担保にして銀行から融資を受ければ企業としては借り入れとなるために本業の利益を圧縮できるという理由だからでしょう。
しかし一方では一般投資家にとっては不透明きわまりなく、証券会社や信託会社の一任勘定(顧客が銘柄を指定することなく運用できる)であるために証券会社自身による価格の吊り上げも野放しで行われております。野村や山一といった証券会社は幹事として新規企業を上場させる役割もあり、集まる資金でいくらでも株価操作ができた無法時代です。当時姉が証券会社に勤めていたので鉄火場の場立ちの様子やNTT株の狂乱と新規公開株が急上昇する様子も毎晩聞いていました。まさに証券会社の「我が世の春」です。
好調な業績をあげる裏では証券会社の営業マンが絶対に負けることのない投資として損失補填をするという念書まで書いて強引な販売していたそうです。驚くことに日経新聞にも野村證券が7%の利回り保証で特金を発売した記事があるそうです。(当時のインフレは8%だった)
しかし株価が軟調になると一転して証券大手は増え続ける損失補填で大蔵省に助けを求めます。そして出された通達が角谷正彦証券局長の通達(当時、高橋洋一氏が原案を作成した)で損失補填は禁止され、一任勘定は名目上では投資顧問会社へ移管させられます。
損失補填は証券取引法違反ですが、明文化していない行為にはお咎めがないことを理由に証券会社は厚生労働省の年金福祉財団(現在の年金積立金管理運用独立行政法人)といった大口優良顧客に損失を肩代わりし、大蔵省も黙認していました。
特金やファントラの損失補填は読売新聞の記者であった清武英利氏(後に読売巨人軍球団代表)が政府関係団体を含む損失補填先の実態をスクープしています。清武英利氏により証券会社の運用損だけではなく、年金基金や公務員組合にも巨額の損失が隠されていることが世間に知れ渡りました。
92年頃住友系企業に勤めていた私は日経記者だった山口氏から住友信託がファントラの運用損で危機的状況であることを教えてもらったことがあります。太陽神戸と三井銀行が合併し、さくら銀行と名前を変えた頃でまさか住友系の信託会社がと半信半疑でしたが、当時、信託銀行も証券会社と同じく損失を抱え、顧客も損失を与えていたことが高橋洋一氏の記述でわかります。
同時に一兆円の預かり資産の半分5000億円もの含み損で身動きできない山一証券は損失補填ができないことを理由に顧客企業の簿外処理を山一の営業マンは請負いだしたという経緯があるのです。特金やファントラの損失をタックスヘイブンのペーパーカンパニーへ「飛ばす」手口は野村ではなく山一が始めたことなのです。

3.山一の飛ばしという幻のスクープ

日経新聞証券部で不自然な山一証券の財務諸表に注目していた著者の一人である阿部重夫氏が、ペーパー・カンパニーという舐めた社名(のペーパーカンパニー)の海外企業を使って6300億円もの巨額な損失を飛ばしている証拠を突き止めます。
ところが山一に泣きつかれた日経上層部は阿部の記事を黙殺してしまいます。20年後に山口義正氏がオリンパスを糾弾した記事と同じものがすでにFACTA発行人の阿部重夫氏の手で輪転機を回す手前まで用意されていたのです。
破綻直前の山一証券の「飛ばし」とオリンパスの「飛ばし」の違いは額の大小の差でしかありません。阿部重夫氏の場合は、同業他社と比べて稼ぎ頭セクターで稼がず、利益がでないはずのセクターで過剰な利益を計上しているというチグハグさから山一上層は何かを隠していると踏んでいます。
山一が破綻するほど巨額債務でほとんどの日本の代表的な企業、そして我々の掛け金を運用する厚生労働省の年金福祉財団(現在の年金積立金管理運用独立行政法人)でさえ苦しんでいたのです。そしてその傷跡はいまだ癒えていない状態、それが失われた20年であり現状でもあることを著者群は暴露しています。

ここで私は別の結論が見いだせます。
日本の大企業が資金運用で失敗しているのであれば、年金基金も大きく毀損している可能性が高いのです。財務省の傀儡である民主党野田政権が増税に異常なほどこだわっていることが証左です。消費税増税で年金基金を補填する目論見が裏では財務省主導で図られていると見ることが出来ます。

4.宮沢喜一首相の不良債権処理を先延ばしで葬った寺村信行こそA級戦犯者だ

金融機関の40兆円という不良債権処理が緊迫の懸案となっていた宮沢喜一首相当時、大蔵省銀行局長は寺村信行という男でした。経済にうとい大蔵大臣の羽田孜(はたつとむ)を籠絡(ろうらく)して寺村はあからさまに宮沢の公的資金投入案に反対しました。後に「寺村先送り行政」と言われ、決定的な不良債権処理の好機を逃します。ここでも大蔵省と銀行頭取らの責任問題をうやむやにするという「ウチ」という共通の倫理観が優先されます。
しかしすぐにツケが回ってきて日住金、拓銀、長銀、日債銀など大手が破綻することでひたすら先送りする寺村信行に批判が集まります。結局大蔵省は最後まで寺村を庇い続けるのですが、「巨額損失みんなで渡れば怖くない」という大蔵省の小役人により、たった6000億円で金融機関を救済する宮沢喜一の案を葬ったことが日本経済の先行きの分水嶺(ぶんすいれい)であったのだと、著者(阿部重夫と高橋洋一と思われる)が述懐しています。
同時に宮沢喜一首相が大蔵省銀行局に見切りを付けて、郵貯や簡保を株式投資へ回す経済対策を行いました。これはPKOと揶揄されましたが、いまではさらに状況は悪く、日銀自体でも株やETFを買い上げて価格維持をしなくてはならない状態です。
90年代から買い支えによる価格操作が公的に行われていることを冷静に見なくてはなりません。人工呼吸器と人工心肺装置でむりやり動かしている株式市場は既にゾンビとなっていると見て差し支えないと思えます。どうせ死に体なのだから1000億2000億程度の損失は永久に隠して体裁を繕ったところでどの企業も似たような物だという本音がオリンパス経営陣にあったのだと思われます。それは飛ばし先の企業名が山一の「ペーパー・カンパニー」と同じように「グローバル・カンパニー」という一瞥して実態もなく愛着も感じない社名から推し量れます。

5.エンロン破綻から綿々と連なる飛ばし請負人達

山一証券や長銀などの破綻が最初の10年とすれば、Lost Decade(失われた10年)の二巡目は2001年に起きたアメリカのエンロン(Enron Corp:エネルギー取引商社)のサドンデス(突然死)が発端となります。
エンロンもデリバティブに手を染め巨額損失はChewco(チューバッカのもじり)やJEDI(ジェダイ)といったスターウォーズの登場人物名のペーパーカンパニーに隠しています。翌年には通信会社ワールドコムも損失を隠すために38億円の架空利益による粉飾が発覚して破綻しています。どちらもオリンパスは手口を踏襲していることに注目です。
日本では同時期にクレディスイスが顧客企業の不正経理に関与していた疑いがあり、検査妨害・忌避や財務開示での不正行為で免許停止、信託銀行部門の業務停止処分がなされています。このクレディスイスの残党がBNPパリバ証券に移り、オリンパスを食い物にしていくだけではなく、野村出身であるBNPパリバ証券の債券部長は社外取締役に収まるほどの鉄面皮ぶりです。
またプリンストン債という飛ばしを目的とした詐欺商品を国内30社が購入していたことを筆者の阿部重夫は記者時代を追想しています。このような大企業の実態を記者として身近に見てきた筆者達はまだまだ「飛ばし」を請負う連中がエンロン以降も跋扈していると見ています。

(引用開始)
2008年のリーマン・ショック前後に、また巨額の不良債権が生じたはずだが、再びヤミからヤミへ、簿外へ沈める方向に行ってしまった。20年前にオリンパスで起きたのと同じような問題が、第二のロスト・ディケイドに起きた。90年代のロスト・ディケイドに「飛ばし」という商法違反を行った体制が、形状記憶合金のように戻ってきたといえる。
 オリンパスの問題は、たまたまラッキーなかたちで暴露されたともいえるが、誰もが薄々感じているように、リーマン・ショック以降の不良債権にフタをしている企業はほかにもたくさんある。これからはそこにメスを入れていかないと、オリンパスが単なる特異例で終わってしまいかねない。
(引用おわり)

6.小泉政権の規制緩和は不良債権の飛ばしの手段となった

小泉政権時代にアメリカを見習い不良債権の証券化という手法が導入されました。具体的にはSPC(特定目的会社)や任意組合、匿名組合といった監査の緩い事業体が認可されています。当時竹中平蔵(金融および経済財政政策担当)大臣の元で財務局理財部長として働いた高橋洋一氏は、このSPCが結局不良債権の流動化ではなく、隠れ債務に苦しむ企業にとって飛ばしのビーグル(乗り物)として使われたことを指摘しています。構造改革という美名のもとに従来の法人格を廃止して有限責任事業組合(LLP)といった新たな法人格を創り出しましたが、結局は銀行の都合の良いものに当初の目的から換骨奪胎されていったのです。

(転載はじめ)
 銀行のバランスシートから不良債権を消すため、フンづまりの「導管体」を優先するあまり、あの手この手のアメを用意しすぎたのではないか。投資家保護といいながら、ディスクロージャー(情報開示)はおざなりなものだったし、コーポレート・ガバナンスも特定資産総額の5%以上の優先出資証券をオリジネーターが保有するといった例が少なくなく、オリジネーターからの切り離しが不十分で、監査法人から「これで売却といえるのか」と疑問の声が上がったほどだった。
・・・中略・・・
たしかにSPCやLLPは、動脈硬化を起していた会社法制に風穴をあけた。でも、いわば鬼っ子的な存在だったから、霞ヶ関の権益争奪が絡んで折衷的な制度にとどまり、全体のガバナンスやディスクロージャー、さらには行政の監視などで整合性がとれていない。不動産ミニバブルの発生も、オリンパスの「飛ばし請負人」たちのような“悪の花園”も、パッチワークだった制度そのものの欠陥に咲いたあだ花ではなかったか。
案の定、リーマン・ショックで邯鄲(かんたん)の夢は破れた。ティモシー・ガイトナー米財務長官は、危機の本質は「シャドー・バンキングシステム」(影の銀行システム)で取り付け騒ぎが起きたことにあると言っている。これは財務省など規制当局の管轄街にあるヘッジファンド、MMF、ストラクチャード・ファイナンスなどの金融機関の「並行システム」がパニックに陥ったというのだ。
日本でもモルガン・スタンレーは三菱UFJ傘下に入り、ダヴィンチは債務超過、上場廃止となった。新生銀行も連続赤字で業務改善命令を受け、痛手からいまだに立ち直れない。その躓(つまず)きはSPCやLLPなどの道具を使って生まれた「シャドー・バンキングシステム」から発生していると言っていい。
 だから第二のロスト・ディケイドの日本復活が頓挫したことと、オリンパスの不正経理スキャンダルは、実は裏表の関係にあるんだ。
(転載終り)

7.偽りのコンプライアンスと監視不在の日本

オリンパス事件の裁判では被告側の弁明で「経営判断原則」が焦点になると思われます。オリンパスは今回の粉飾に関して企業存続と発展のためにやっていたことだから経営側の責任を問うなという答弁をしています。ここで旧経営陣の反論のキーワードは「経営判断原則」という言葉です。経営判断原則とは「将来、仮に損失を計上したとしても、十分に情報を収集して判断した経営方針なら取締役義務違反ではない」という米国型会社法の理念を日本では経営判断原則という概念で倣っています。
オリンパスはこの世界的な共通認識を悪用し、露骨に「M&Aは中核的戦略」として不正を隠した例であると指摘しています。ウッドフォード氏が取締役会で議題をM&Aに提出したとたん社長信任の議題へ変更し、役員全員が不信任に挙手するといった具合に経営陣全員が不正を隠すという意志に現れています。
でたらめなM&Aに対し、社外役員や会計士がチェックを行う体制はオリンパスにも名目上存在しますが、その社外役員や会計士らはゲートキーパーの役とはなっていないとウッドフォード氏は社長となってはじめて知るのです。
株式会社とは誰のものかというと、株主がオーナーであり取締役らは委託をうけた代理人であることが欧米では共通の認識です。本文中ではその一例として、株主総会では「マイカンパニー」ではなく「ユアカンパニー」と株主には説明するのです。
これは政治世界でも同様でエージェントのはずの人たちが我が物顔で振る舞う仕組みになっていると指摘しています。その代表例が国会議員であり、トップを首相とする行政機構であるはずが日本ではエージェントが主体(プリンシパル)のように振る舞う土壌があるからだと企業コンプライアンス専門の弁護士が指摘しています。

8.結局オリンパスは誰の所有物だったのか?

解任されたウッドフォード氏が株主の委任状争奪戦(プロキシー・ファイト)を挑みますが早々にあきらめます。撤退の理由を説明した記者会見でメーンバンクの三井住友銀行がウッドフォード氏の復職を歓迎しないことであると述べています。
本書では三井住友銀行の持ち株会社である三井住友ファイナンシャルグループが不正会計に関与していたという疑惑もあるとした上で、現経営陣を温存したままいち早く「支援」を明言していることは不自然であると指摘しています。900億円もの融資先であるために不正を暴いたウッドフォード氏に協力を求めることが最善であるにも関わらず頑なに排除する三井住友銀行には「銀行の利益にならない何かがある」と本書では指摘しています。
前述したように山口義正氏も日経記者時代に「住友信託銀行がとてもあやしい」とにらんでいたようですが、まさか20年後にオリンパスと住友銀行本体までが不良債権で一心同体だったと知ることになるとは私も驚きです。
企業は誰のものか?少なくとも我が国では経営者の生殺与奪は銀行が持っているようです。

9.株価が上がらないのは日本市場では支配プレミアムがないため

結局日本の株式市場が低迷している理由に、オリンパスのような不祥事に対して銀行側の債権保全が優先されてしまい、銀行と経営者間の「ウチ」の論理でかたづけられるからであると説明しています。このように株主の企業統治は形骸化して、オリンパスの再建案も三井住友銀行系SMBC日興證券が主導して資本提携先を探しています。
株式には転売できる「物的証券」と配当を受け取る「利潤証券」、そして経営に関与できる「支配証券」という3要素があると教科書では示していますが、日本には支配証券としての価値は欠落していることを本書では述べています。

日本株は8〜9割が機関投資家により株式指数と連動するパッシブ(受け身)運用をしているだけで、個別企業を評価して株式売買を行うアクティブ(積極)運用は少数です。アクティブ運用は支配権を重視した投資ですが、買収防衛を名目に株式の持ち合いが横行している現状では支配プレミアムが見込まれないから割安のままなのだと本書で解説されています。M&Aに脅かされない環境下では経営者には外部からの圧力がなく、ガバナンス自体が意味をなさないのです。
いうまでもなく、根本の理由は銀行との持ち合いがあるために支配権を争奪すること自体が閉ざされているからです。日本の株式市場は株式の持つ支配権の流通という役目を無視したものであるのです。

10.株主を見殺しにする東京証券取引所

本書ではコンプライアンスを監視する東京証券取引所の実態もわかりやすく解説しているので転載します。
(転載はじめ)
オリンパスの上場維持を決めた東証は株式会社と自主規制法人に分かれていて、一応ルールを監督し、上場廃止の是非を判断するのは自主規制法人ということになっている。理事が5人いて、理事は財務省から天下りしている林和元事務次官、残り4人のうち2人は東証出身で、あとは弁護士の久保利英明さんと公認会計士協会の元会長の藤沼亜起さんという構成だ。分かる人には分かる。これはもう最初から3対2で動かない。天下りの元役人と取引所のプロパーの3人が多数となるよう、わざと選んでいる。
 これは、完全に財務省が握っている人事だ。安倍政権で天下りが問題になったとき、自主規制法人なのだから役人が行くのはおかしいという話になった。そんなに役人が行きたいのなら、金融庁でやればいい。すると、当時、財政精度等審議会会長であった東証快調の西室泰三氏が「これは民事の人事で、うちがお願いをした」と言って、塩崎恭久官房長官に要請してきた。(現東証社長の)斉藤惇氏は、規制業種は「1センチ動かそうとして2ミリしか動かない」からつらいと言っていたが、ほとんどあきらめ顔だね。最初からお上ありきが前提で、資本市場の総本山を財務省が握って離さないことは明らか。財務省が腹をくくって、オリンパスのような会社はアウトだと言わない限り、東証としては上場廃止の結論は出せないんだ。今回も勝栄二郎財務事務次官の意向を忖度(そんたく)したというよ。
(転載終り)
このように天下りでずぶずぶです。東証と大証の統合も自主規制法人が一つ減ってしまうために財務省は統合を反対していたというオチまで暴露しています。勝栄二郎以下財務官僚と天下り役人が証券市場を倒壊させた大罪人です。

11.感想:P.F.ドラッガーも指摘していた日本企業の問題

本書「オリンパス症候群」を読了したところ、ドラッガーを思い出しました。既に1981年(昭和56年)の時点で取締役会が機能していない日本企業へはドラッガーも警鐘を鳴らしています。
ドラッガーのキーワードに「モダン」(近代的合理主義)という単語があります。ドラッガーによるとモダン時代はジェームスワットによる蒸気機関で工業社会と同時にアダムスミスにより「国富論」が発表されたことで始まりました。ジェームスワットとアダムスミスはイギリス・グラスゴーの親友同士です。
モダンは第二次大戦で終焉し、戦後は「ポストモダン」の時代へと移ったとドラッガーは説明しています。さらにポストモダンとは「組織」の時代であると定義しています。組織が大切だからこそ経営者は責任とマネジメントを重視すべきと喝破しているのです。(組織とは家庭から国家体制まで含まれます)
「モダン」は副島隆彦先生もよく説明されます。西洋で一大転機となったモダン(近代的合理主義)を経験していないのが我が日本の実状であると。口汚く言えば今でも「土人国家ニッポン」です。社会制度のどこに「モダン」があるのか!という嘆きが副島隆彦の著書の根底にあるのです。
本書「オリンパス症候群」では日経新聞証券部の元記者達と元財務官僚の著者達が口々に日本の企業統治のどこに「モダン」があるのか!と読者に投げかけているように思えます。
ドラッガーは戦後にゼネラルモーターズ(GM)に経営コンサルタントとして招かれて企業組織を徹底的に調査しました。ポストモダンを見据えて膨大な調査結果を元に作成された分権の勧告はGM幹部を激怒させ、無視されました。皮肉なことにライバル社がドラッガーに注目して業績を上げていきます。はたして失った10年(lost decade)を繰り返す日本の硬直した社会に未来はあるのかと思わずにはいられません。(了)

参考:(20012/4/12)マイケルウッドフォード氏、山口義正氏の公開討論(ニコニコ動画)
オリンパス元社長ウッドフォードが全てを語る:マイケル・ウッドフォード×田原総一朗×山口義正 【現代ビジネス&ニコ生】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv88994166

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ジャーナリズム(Journalism)の教本として読む「サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件」(山口義正著 講談社) 
Saturday, July 21, 2012, 01:02 PM
2ヶ月前に学問道場に提出していた書評ですがボツと
なったのでこちらに掲載しておきます。

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本日は平成24年5月15日です。3月28日に発売された「サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件」を遅くなりましたが書評します。
本著は今年度の雑誌編集者が選ぶ第18回雑誌ジャーナリズム大賞を受賞しています。

著者の山口義正(やまぐち よしまさ)氏は日本公社債研究所(現:格付投資情報センター)のアナリスト、ブルーンバーグや日経新聞の記者を経て、現在は経済ジャーナリストとして独立しています。経済誌やビジネス誌での記事で名前を見かけるほか、テレビで株式市場の解説などテレビやインターネットメディアでも活躍の場を拡げられています。とはいえ記者クラブに属していない取材費など持ち出しの一匹のフリージャーナリストです。

その山口氏は昨年6月にオリンパス社の架空巨額買収の疑惑を雑誌FACTAで発表し、株式市場に激震を走らせました。その結果、菊川前社長を含め関係者7名が逮捕されました。巨額損失が露呈した結果、映像や医療機器の手堅い優良企業として知られていたオリンパス社は自己資本が毀損してしまい資本提携先を模索するまで凋落しました。買収企業の実態がない(ペーパーカンパニー)であるので実質は234億円もの債務超過状態となっていたことが山口氏の取材と報道で白日に晒されました。
それでもオリンパス社は未だ常識外れな買収企業ののれん代を有価証券報告書には計上し、財務諸表ではその他資産としてのれん代を貸借対照表に計上することで財務上は体裁を繕っています。

本書の内容は山口義正氏が趣味のカメラ仲間とのたわいのない会話からオリンパスの不透明な会計処理に半信半疑ながら興味を持ちます。やがて優良会社と信じられてきたオリンパス社の巨額経済犯罪をスクープする経緯を記したドキュメントです。FACTAで記事をお読みの方には新味はないでしょう。

しかし経済誌記者であった著者の経験から財務諸表の不自然な会計支出を読み解き、取材を進める過程はまるで推理探偵小説のようです。
さらにこの本の特筆は文中の至る所で経済ジャーナリストである著者がジャーナリズム(Journalism)を自問している点です。

■オリンパス巨額事件の概要
新聞記事では連日掲載されていたので改めてここで述べる必要はないので、おさらいとして産経ニュースから転載します。罪状は有価証券報告書の虚偽記載となります。逮捕者は旧会長、旧副社長、旧監査役と3社のコンサルタント社長ら4名の計7名です。

(産経ニュース 転載始め)
菊川前会長ら逮捕 指南役含む7人
2012.2.16 22:12
 オリンパスの損失隠し事件で、東京地検特捜部と警視庁捜査2課は16日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで、前会長の菊川剛容疑者(70)ら旧経営陣3人と、損失隠しの指南役とされる元証券会社取締役、中川昭夫容疑者(61)、コンサルタント会社社長の横尾宣政容疑者(57)ら計7人を逮捕。法人としてのオリンパスも立件した。粉飾額は約1100億円。特捜部などは海外当局とも連携し、巨額損失隠しの全容解明を進める。
 ほかに逮捕されたのはオリンパス前監査役の山田秀雄(67)▽前副社長の森久志(54)▽コンサル会社取締役、羽田拓(48)▽同元取締役、小野裕史(50)−の各容疑者。
 特捜部や警視庁の調べによると、菊川容疑者らは含み損を抱えた金融商品を海外の投資ファンドに移し替える「飛ばし」により、純資産額を約1100億円水増しし、平成20年3月期までの2年間、虚偽の有価証券報告書を関東財務局に提出した疑いが持たれている。菊川、山田、森の3容疑者は、これまでの特捜部の聴取にいずれも容疑を認めていた。
 同社は財テク失敗により、1990年代から金融商品の含み損が生じた。このため森、山田両容疑者は少なくとも平成10年ごろ、横尾、中川両容疑者らに相談し、英領ケイマン諸島にファンドを創設するなどして「飛ばし」のスキームを考案し実行。菊川容疑者を含む歴代社長は定期的に報告を受け、了承していたとされる。同社がファンドに飛ばした損失は15年の時点で1177億円。18〜20年に行われた国内外4社の買収で支払った計1348億円を還流させ、穴埋めに充てていた。損失穴埋めのために利用された助言会社への支払いについては取締役会が契約に関する決定を菊川容疑者に一任していた。

●有価証券報告書の虚偽記載
 上場企業は事業年度ごとに、財務諸表や経営状態などに関する重要事項を記載した有価証券報告書を国に提出する義務がある。虚偽記載を禁じた金融商品取引法の罰則は、平成18年の法改正で強化され、個人に対しては10年以下の懲役または1千万円以下の罰金が、法人には7億円以下の罰金が科される。
(転載終り)

上記の新聞記事で十分理解できたというのであれば、これから先をお読みいただく必要はありません。

■山口義正が暴いた上場企業に巣喰う野村證券OBとスキームにすがる経営者像

東証の開示基準に満たない資本や収益規模の会社を買収して「損失を『飛ばす』」スキームには証券や銀行のOB、今回の事件には野村證券OBが関わっています。一方、経営側は株主と社員を欺くために買収した子会社を新規事業としてまとめ、子会社(オリンパスビジネスクリエイツ)の配下に集約しています。このような黒字化することもなく掃きだめとなった新規事業部門を、会長である菊川剛(つよし)や財務担当副社長の森久志らは悪質なことに英国人マイケル・ウッドフォードを25人抜きで社長に抜擢し、膨らむ損失の処理をさせようとしました。
つまり菊川に忠誠を誓う役員に傷を負わさず、損失問題は英国人の新社長に責任を押しつければ良いと考えたのでしょう。まるで違法風俗店のオーナーがぺーぺーの若造を店長にして摘発の身代わりさせるように。
しかしこの目論見は「策士策に溺れる」の諺の通り、山口義正が投稿したFACTAの記事で瓦解していきます。

著者のその後の調査でオリンパスはどす黒い疑惑で有名な投資業社ジェイブリッジ(東証二部)からアルティス社の残り株式を買い上げて完全子会社としていることを知ります。
ウッドフォードの調査でも英国医療機器会社ジャイラスの買収には野村OB佐川肇、中川昭夫が設立した会社を通して株式が売買されています。ジェイブリッジの元社長は桝沢徹(ますざわとおる)という和光(現みずほ)証券のOBです。
ファクタ12月号ではオリンパスの社外取締役である林純一(野村OB)も横尾宣政と同じように自社で生成したファンドをオリンパスに買い取らせる手段でジャイラスの買収に噛んでいます。
このようにオリンパスは優良企業どころか、内、外から蛭が喰いつかれるように証券OB達(主に野村)が喰い付いていたのです。
このような輩が跋扈する背景には、20年もの償却期間が認められる「のれん代」で損失隠しを認めている現状もあります。

(P217 転載はじめ)
これでは日本の経済全体がオリンパスに再度粉飾決済を是認し、黙認したようなものだ。こうした判断に、巷間噂されているような政治サイドや中央省庁の意向が働いているとすれば、これは「官製粉飾決済」と言って差し支えない。
日本の経済社会が総ぐるみで過ちを隠し、見て見ぬふりとして口を閉ざすなら、「これはまるで・・・・・・」と思っていい。「まるで日本社会全体がオリンパスになったようなものではないか」と。そしてこれは、日本が守りたかった東京市場の質なのか、投資家なのか、オリンパスなのか、銀行や監査法人などの関係諸方面のメンツなのか、という問題をはらんでいる。
(転載おわり)

目に見える社会的影響はなかったように見えるものの、日経225銘柄指定の大企業が闇勢力の資金源になっていたということで日本経済全体の信用低下をますます招いたことや、ライブドア事件を上回る巨額損失の隠蔽でありながら上場維持という玉虫色の裁定を下した東京証券取引所の遵法精神まで海外から疑われている結果となったことです。
著者は今回の事件を「官製粉飾決済」事件とまで呼んで野放図な政府を糾弾しています。

著者も執筆時には事件規模の大きさに驚き、その影響を怖れていたのですが、予想に反して世間はおろか利害が関係する厚生年金基金や保険会社といった機関投資家でさえも平穏を保っているように見えます。
2月の菊川剛前社長ら関係者7名の逮捕ですべて終わったとして体裁を繕っている政府、経済界の態度が私はとてつもなく不気味で恐ろしく感じます。

■ 善人は悪であるという実業界の常識

本書を勧善懲悪(かんぜんちょうあく)のカタルシスを味わうだけで良いのかという読み方もあります。著者の山口氏もそのような一方的な世論形成に荷担してしまうのではと躊躇しているように思います。
日本を代表する株式指標、日経225に採用されているオリンパスには取材に訪れたことがあるでしょう。社長以下役員とも面識がある可能性は高いのです。またはテレビ番組のようにアメリカ市場を開拓した医療分野やデジタルカメラでの躍進の原動として菊川以下役員を持ち上げていた過去もあるかもしれません。(ニコニコ動画上にウッドフォード前社長と田原総一朗との公開インタビューで山口氏は以前に菊川と面談していることを明かしている。そして当時は親分肌で記者の面倒見がよいという印象があったと語っている)
今回のオリンパス事件は過去の資産運用で1100億円もの損失を出したことが原因にあります。菊川自身も子飼いの役員達と同じように、前社長の岸本正壽(きしもとまさとし)に忠誠を誓い、役員の道を歩いてきたのでしょう。
野村證券を通した資産運用を行ってきたのは菊川の1,2世代前の経営陣です。勇退した前経営陣を守るために嘘をつき重ねて来たという実状があると思います。
すなわち立場を譲る代りに損失処理という重みも担わされているのが、菊川剛ら役員であると言えます。
菊川剛や副社長の森久志らは果たすべき義理を理解しているからこそ野村OBらの金融詐欺師と共に暗黒面へ堕ちていったのです。(チームFACTA著「オリンパス症候群」では投資家を欺いても良心が痛まないのは「ウチ」という概念が日本企業に根強いからだと喝破しています。)
清濁併せ持つ者しか経営トップに慣れないことは経済記事畑を歩んできた著者は十二分にわかっていることです。悪い奴ほど有能、これがビジネス界のコンセンサスです。それが故にジャーナリストの立場で悩む姿が本書から浮かんできます。

正義感だけで取材を進めるのでしたら情報源さえあれば誰でもできるかもしれません。しかし上場企業経営者を取材し、企業組織による圧力や工作を知っているからこそ、文章で糧を得ている著者の用心深さは見習わなければなりません。

これからは本書を別の視点、すなわちプロのジャーナリストとして商業文章で生計を立てるための教科書として読み解いてみたいと思います。大事なジャーナリストの資質が彼の文章から読み取れるはずです。以下に気づいた事項を列挙します。

■ ジャーナリストに味方はいない(IR担当役員とグルの証券会社)

東証のブースを職場とする著者はオリンパス記事を掲載したファクタ8月号が発売されても下落局面でオリンパスを買い推奨するアナリストがいることを知ります。過去に企業買収に懐疑を抱いていたアナリストでさえ買い推奨をしていることに著者は驚きます。
アナリストと言っても、そもそも証券会社にとっては公募増資や社債発行の主幹事やシンジケートというおいしい役割があるために正しい投資判断という目的で用意された職種ではなく、証券市場を揺さぶるような事態においてもアナリストの判断は単なる営業ツールに堕している面があると指摘しています。財務担当と証券会社アナリストが連れだって内外の大口投資家を巡ることもあるのだそうです。

このようなお手盛りな証券業界は驚くに値しなくてもマーケットを監視する東京証券取引所の広報担当の返答は驚くべきものです。

(78ページ抜粋 転載はじめ)
後日、東証から得た公式なコメントは「開示基準を厳しくすると、ニュースリリースが多くなり過ぎてしまい、投資家は情報の取捨選択が難しくなってしまうため仕方がない」との内容だった。非公式には「こうした問題は一義的にオリンパスと、これに適正意見を与えている監査法人の問題と考えている」という内容だった。
(転載終り)

つまり上場企業の不正経理を監視し市場の信頼を維持するべき東京証券取引所はその役を為していないのです。証券アナリストでもある著者にとって証券取引所は職場であり、その職場での事なかれ主義な回答にたいする落胆ぶりは想像に難くありません。

証券会社のアナリストは真相の追求よりも株式の商いだけに注目するのは当然として、東証でさえ関心を寄せない状況に、孤軍奮闘する著者は追い詰められていきます。このまま事態が動かないと暴露記事を書いたジャーナリストとしてオリンパスから反撃を受けて徹底的に干されることになるからです。テレビ出演もやがて無くなってしまうでしょう。
(※山口義正氏は本書発売の4月に株式マーケット番組キャスターを降板させられています。)
オリンパスはファクタ8月号が発売された翌月には新聞各紙への広告の出稿を大幅に増やしています。全面広告から経済誌のウェブにまで広告を載せてメディアへの懐柔を謀っています。
テレビ番組では戦後の胃カメラ開発を題材としたNHKプロジェクトXのぱくりドラマ「光る壁画」(原作は吉川昭の有名小説)まで単独スポンサーで放映するといった手際の良さまで披露しています。オリンパスの宣伝部長という経歴がある菊川らしいメディア懐柔策と言えるでしょう。日経新聞との癒着は根深く、逮捕の2ヶ月前に行われた日経主催の世界経営者会議では菊川剛を講師として招集しています。


■ 不正企業を庇う経団連

公益通報者保護制度という法律が制定されていますが、この法律は経団連が密告社会を助成するという理由だけで反対し骨抜きにされています。経営トップの犯罪行為への抑止力になっていないことを著者は知ります。庇護対象は「労働者」であって退職者には適用されないなど全く摘要しにくい法制度であることを指摘しています。
こうしている間にも内部通報者の深町(仮名)には窃盗や業務上横領、守秘義務違反といった罪状で起訴される可能性があるのです。

最近でも読売巨人軍球団社長(清武 英利きよたけ ひでとし)がコンプライアンス違反として渡辺恒雄の人事介入や獲得予定選手への裏金を暴露したことで解雇されましたが、読売新聞社は清武氏を業務上横領、守秘義務違反、窃盗で起訴しています。その公判がまもなく行われます。
このように暴露する側は弱い立場であり、丸裸の状態で闘わなくてはなりません。朝日新聞が巨人軍の裏金をつついた程度で、その他のメディアはだんまりです。

■マスメディアの役割を放棄している大手新聞

著者が投稿したFACTAの記事はマイケルウッドフォード氏の解任騒動でFT紙や英国内で大々的に取り上げられます。そのような状況では大手新聞社も重い腰をあげるようになり、記者も著者に連絡を入れるようになります。
「情報交換」という要件ですが、交換する情報など先方から一介のフリーに寄越すこともなく、欲しい情報は「内部告発者」その者を教えろという態度に憤慨して、以降は接触してくる新聞記者とは会わなくなります。記者クラブのサラリーマン記者にとってフリーランスは手足程度にしか思っていないのでしょう。
しかも取材行為もジャーナリズム精神に基づいた行動ではなく、企業サイドへ売るための情報を求める姿に元新聞記者でもある著者はマスコミにも幻滅しています。オリンパス社の記者会見では明らかに菊川擁護と受け取れるような質問をする記者がいることが証左であると指摘しています。

■ジャーナリストはサムライの気概を持つ

オリンパスの会計処理の最大のキーワードは「のれん代」と呼ばれる買収企業の対価に上乗せされるブランド料です。アナリストの経歴からこれほど不透明で恣意的な項目はないと感じていたのでしょう。並の投資家であれば看過してしまう項目を突破口に、徐々に裏側に潜む経営陣の暗部をさらけ出していきます。
証券会社の調査担当や新聞社の経済記者など分析を稼業とする人々は多々いるにも関わらず、懐疑を示してもオリンパス社の計上する「のれん代」に言及した専門家はおりません。

ジャーナリストの最初の壁は商業誌の限界です。商業誌には広告という収入、証券会社には主幹事という美味しい役割があるために顧客のためなら多少なら目をつぶるためです。
またオリンパスの被災工場の取材記事を組合の労使協定でボツにされたりしました。このように「上の都合」が降りかかってくるのがジャーナリストという職業の辛いところです。

さらにフリージャーナリストと雇われ記者の大きな違いは明日も同じ日ではないことです。明日には東証アローズから市場解説を生中継でするキャスターという職もくびとなるかもしれない。
しかしジャーナリストとして大きなパンドラの箱であることがわかるにつれて引き返せない道であることを彼は文中に言外で吐露しているのです。

山口氏のジャーナリスト観とは葉隠の「武士道と云うは死ぬことと見付けたり」であると自覚しているのでしょう。しかし情報提供者の深町(仮名)には同じ辛い境遇を味わせたくないという板挟みに著者は苦しんでいます。

■情報提供者は徹底的に隠せ

冒頭から登場するオリンパス社員で情報提供者の深町(仮名)と著者(山口)の関係はカメラ同好の士であるだけではなく、文中に何度も登場させることで著者の心情の代弁者でもあるように見えます。そのために本書はノンフェクションでありながらも、主人公(山口)を中心とした経済小説を読むように理解しやすい文章です。

冒頭で断っているように深町(仮名)を特定されないように注意深く書かれています。そのため年齢や所属どころか性別でさえわかりません。
当初は居酒屋で気楽に会い撮影旅行をする同年代の友達であるような記述です(道中にカーステレオでHigh−Lowsをかけて盛り上がっている等)が、一方で自社の経営問題に強く嫌疑を抱いていることがわかります。また流出した取締役会の核心に迫る書類を一瞥して憤慨するなど、どうも年代的には上、事業部長や部長それも財務方面に近い立場であるように思えます。社員の代弁として問題が大きく報道されるにつれて立場や家族を抱えている心配の描写など心理描写が記述されています。メールでは著者を「キミ」と呼びかけています。

このように文中からは一貫した人物像は掴みきれません。なぜなら本文の流れに沿った「出来すぎた脇役像」だからです。

個人のように本文では扱っていますが、実際の内通者は複数かもしれないし冒頭導入部分の旅行相手は恋人なのかもしれません。著者が注意深く徹底して隠す深町(仮名)にも注目すると本書はどれだけ著者が情報源の秘匿に注意を払っているかがうかがい知れるでしょう。おそらく情報源を隠すために雑多な状況を挿入して攪乱させているのです。

■情報流出者は執拗に追いかけられることを肝に銘じる

月刊FACTAでオリンパスの巨額損失隠しが発表されて山口にも取材が殺到します。文中では「釣り針」と呼んでいる罠について説明があります。これは取材対象側が逆に内部情報を探す目的で流すガセや配布文章で判子の位置や文言を少しずつ変えて流す方法です。
また「たれこみ」として匿名で接触を試みるなどの至る所に釣り針が仕掛けられています。

情報源を知られることは全ての終りであるため、接触相手、たれ込みすべてを疑わなければなりません。情報交換を求める新聞記者でさえも企業側に立つものがいるようです。

■企業発表を額面通り受け取らない

なでしこジャパンによるワールドカップサッカー優勝の話題でもちきりの頃、オリンパス社は外人社長の登用でメディアは驚きと好意に満ちたニュースを流しています。まだヒラ取締役でもない英国法人子会社の社長が本社25人の役員を飛び越して社長就任というニュースに著者は疑問に感じています。その引っかかりと深町(仮名)からの内部情報が結びついたことで背後の悪事へと繋がっていきます。
きれい事の内容から腐臭を嗅ぎ取れるかが能力であることがわかります。

■ 日本のマスメディアは信用成らないことを繰り返し自覚する

反撃を警戒しつつ、オリンパスの巨額損失隠しという最大のスクープをどこで発表するかで著者は逡巡します。
広告を出稿していない出版社はないか、影響力や読者層、または企業圧力に負けない体力など考え抜くと、日本にはスクープを発表できる媒体はあまりないのです。
週刊東洋経済や朝日新聞のアエラへ掲載を打診したこともしたそうですが、何も返答はなかったようです。「山口義正(やまぐちよしまさ)」は無名のフリーライターではありません。過去にもエコノミストといった経済雑誌、日経新聞で署名記事を連載しているのです。ところがその著者の企画提案には全く返答も連絡もよこしていないのです。このようなマスメディアの冷淡さに著者と深町(仮名)は失望していきます。

■監督官庁はあてにならないと自覚すること(東証もその一味)

東京証券取引所の公式回答は前述しました。
公益通報者保護制度という法律もザルです。
監督官庁、私にはわかりませんが、この場合は検察庁特捜部、財務省、証券管理委員会あたりでしょうか。どうにせよ、今回の事件は著者には幸運にも海外での報道が加熱してくれたおかげで特捜や警視庁捜査二課、証券取引委員会が動いてくれたのであると思います。
消防車を呼ぶにはたき火程度ではなく大火事である必要があります。独力で記事を燃え上がらせた著者の力量が推し量れます。

■プロライターは自分のスタイルを持つ

雑誌FACTAの名物編集長、阿部重夫氏の文体も本書では紹介しています。手直しをうけた原稿には強烈な言葉のスパイスがちりばめられており、読者はえげつない言葉とそのリズムに酔いしれるのです。「笑わせちゃいけない」「悪いジョークだろう」「トドメはこれからだ」と挑発する文言は阿部節と業界ではささやかれているようです。
著者もオリンパスのCMコピーをもじったりして阿部節に近づけようとしていますが、同じモノ書きとして格の違いを思い知らされている文面は、そのまま学問道場の執筆者と副島隆彦先生との関係のように思えます。(副島隆彦の場合は「ソエジー節」として2ちゃんねるやアマゾンの書評欄だけですが)

私のような読者は熱さを感じる文章を望んでいます。山口氏の次の著書ではなんらかの節がついているか、意地悪くも楽しみになりました。

■ジャーナリストの領分で悩むこともある

ウッドフォード氏はオリンパス英国子会社を成長させ、雇用を増やした功績で英国ではナイトの称号を与えられた名士です。著者は騎士道を重んじるウッドフォード氏へ一方的に肩入れすることは、時々ジャーナリストの本分から外れているのではと自問しています。
ウッドフォードと海外投資銀行との接触を密にすると無用な「外資脅威論」を刺激するかも知れないと憂慮しています。このように、こちらに義があるからとはいえ、過剰な肩入れはジャーナリストという立場上できないことを述べています。

■ ジャーナリストの教科書として読むべし

本文中には昨年3月26日に雑誌のルポのために震災直後の福島を巡り工場の被災状況を取材している記述があります。なんと同月同日には副島隆彦先生と我々弟子は第一原発へ突撃撮影を敢行して、奇遇なことに著者と我々はほとんど同時に小名浜港で打ち上げられた漁船群を眺めていたのです。

副島先生も雑誌社に記者の同行を打診したところ様子見を決め込むところばかりで、結局同行取材する社はなく三日間にわたる学問道場の単独行となったわけです。著者も雑誌記者の名目で取材を続けていますが、正社員との労使合意で危険地帯への取材は拒絶されてしまい、とばっちりで非正規社員である著者の記事は核心の危険地帯での取材はボツとなってしまったのです。

最後に、本書は単なる「ワンマンであった菊川剛前社長がオリンパスを私物化して巨額な損失を野村證券OBらと共謀して飛ばした経済事件の顛末」として注目され、やがて忘れ去られていってしまうでしょう。しかしフリージャーナリスト一人による孤独な戦いの記録でもあり、ジャーナリストという職業の手引き書としては末永く読み継がれることを望まずにはいられません。(了)

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生身の人間ですから不調はあります 
Saturday, July 21, 2012, 12:55 PM
雨 12時 浅草での空間線量は69ベクレル/立法メートル

気温が30℃を越えるとめっきり疲れやすく、身体が鉛のように重いのです。階段を一階分上がり下がりするだけでもエレベーターを使いたいほどです。
店主も人並み以下の虚弱体質なのでお客様の気持ちはよくわかります。

昨日から肌寒いほど気温が下がりました。おかげでぐっすり眠れます。

眠れるときはできるだけ眠る


これに限ります。
おかげで今朝は快調です。水ばかり飲んで胃腸も疲れていたのでしょう。
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車での移動は効率が悪いのよ 
Friday, July 20, 2012, 02:05 PM
曇 12時 浅草での空間線量は76ベクレル/立法メートル
昨日から空間線量は上昇し70台で推移しています。

久しぶりの涼しい朝で、ゆっくり眠りました。ここ数日倉庫の整理に費やしておりました。
この二日間は疲労困憊で筋肉痛です。配送作業が遅れており申し訳ございません。

写真は足立区竹の塚という場所の踏切です。この状態で30分も動きません。原因は開かずの踏切です。
炎天下なので商業車で移動する人も多いでしょうし、足立区や埼玉の都心側は物流拠点が多いのでトラックが多いのです。
ただでさえ渋滞しているところですが、開かずの踏切があるため、より一層道路は動かない車に覆い尽くされます。

なぜこの踏切の遮断機が上がらないかというと、地下鉄日比谷線が地上を走っており、また車両基地でもあります。また日比谷線には東武、東急といった電鉄会社が乗り入れており、5本の線路があるので、常に車両が通っているという場所です。

大田区にもこのような場所があり、踏切待ち15分などざらという場所があります。今は高架工事が進んでいるので間もなく改善されるでしょうが、日頃は鉄道で移動していると都心周辺部での交通機能の効率が悪いことに辟易します。在庫状況を把握して帰りました。

天然鉱石はあと若干のみとなります



源珠(げんきだま)の玉手箱は追加生産しております。




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6/18 10時 浅草での空間線量は68Bq/m^3  
Wednesday, July 18, 2012, 11:00 AM
快晴 10時 浅草での空間線量は68ベクレル/立法メートル

室温が今日も32℃。今日時間があれば倉庫の片付けをしようかと思いましたが、どうしても僅かな時間しかとれず後回しです。このような状況で今週は発送が遅れがちになります。申し訳ありません。

FMラジオがほぼ一日鳴っているのですが、桑田佳祐が新曲のプロモーションでずっと鳴っているといった感じです。山下達郎もベストアルバムが販売されるので良くかかっています。
夏らしくていいです。
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6/17 10時 浅草での空間線量は68Bq/m^3  
Tuesday, July 17, 2012, 12:47 PM
快晴 10時 浅草での空間線量は68ベクレル/立法メートル

室内で32℃、くたばってしまいそうです。郊外に倉庫があるのですが、関東では暑さの目安としてニュースで気温が表示されていました。36.9℃・・・

トラックで行こうかと思いましたが、それだけ一人で積込むのは無理なのでバンで行くことにします。炎天下では死んじゃうな。
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6/16 10時 浅草での空間線量は65Bq/m^3  
Monday, July 16, 2012, 11:48 AM
快晴 10時 浅草での空間線量は65ベクレル/立法メートル

九州の大雨災害、京都では金閣寺の池があふれたというニュースが流れています。
こちらでは雲一つない日々で、外にでればバテてしまいます。

六城ラヂウムはほとんど夏休みモード



高校野球が始まる頃には受注は減るので好きなことができます。

読書の夏ということであいかわらず吉村昭ばかり読んでいます。新刊も何冊か読むつもりです。

隅田川の側にプールがあるので夕方にでも行ってこようかな。オリンピックイヤーなので今年は少し泳ごう。
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エネルギースポット麻賀多神社へお礼参り 
Sunday, July 15, 2012, 09:15 PM
京成成田行き特急で宗吾参道(そうごさんどう)駅で降ります。成田の2つ手前の駅です。私は自転車を持っていきましたが、宗吾霊堂には1kmですから歩いても大丈夫ですよ(と同駅で降りた参拝者の方には声をかけました)
宗吾霊堂から1.9km先に麻賀多神社(台形)があります。道なりに行けばすぐにわかりますから迷うことはありません。ここが麻賀多神社の本宮で岡本天明が啓示を受けたという場所です。結構訪問客が多く賑わっていました。
エネルギースポットということで来訪者が多いのでしょう。この印旛沼地方の鎮守の神様なのです。ご神木は1300年以上の樹齢をほこる杉の巨木です。聖徳太子の時代から生えていることになります

印旛沼の周辺には麻賀多神社の社が合計18箇所もあちこちにあります。台方の本宮、船形の奥宮、佐倉にある鏑木の社と佐倉駅反対側にある岩名の社の4箇所を今日は巡ってみたいと思います。

本宮(台形)を後にして、次は船形の奥宮を目指します。だいぶあちこち走り回ってやっと探し当てました。地元の人に聞くのが一番ですね。ちなみに印旛沼は川魚、鰻の養殖が盛んですから、美味しそうな臭いが漂っています。これを目当てに訪れるのもいいでしょうね。

奥宮の石棺付近がエネルギースポットです。もともと社は平安時代の古墳に建てられているので、古代から聖なる場所として伝えられてきた場所なのです。中矢伸一先生の唱えられたように、私も古墳に眠る古代の霊へ「ありがとうございます。皆様ご先祖のおかげで日本は繁栄いたしました。今後もお守り下さい」と念じて合掌しました。

本宮と奥宮を回ればあとは、印旛沼のサイクリングロードを走ります。信号もないのですが、同じ自転車愛好者がけっこう飛ばして走ってきます。こちらは強風の向かい風なのですが、向こうは追い風なのでどうしてもそうなります。サイクリングには印旛沼は最高に心地よいところです。オススメ!
京成に成田空港方面に乗っていると必ずみる風車も初めて寄ってみました。平成4年製ですが、ちゃんと灌漑用の羽根車を動かしているのです。
佐倉駅の岩名の麻賀多神社に寄りました。ここは「岩名天神前遺跡」というやはり古墳に建てられています。

鏑木町の麻賀多神社です。隣が佐倉城址です。とても立派です。

佐倉城址に広がる広場。ここはなんでしょうか。実は店主の六城と深い関係がある場所なのです。
帝国陸軍佐倉第二聯隊兵営の跡地なのです。ここの連隊長こそ、我が祖父(六城雅景)でありました。時代が時代なら自分も歩兵で突撃しているか、万歳特攻していたでしょう。ここに来る度に背筋を伸ばします。兵舎跡の石碑も草むしています。
実は私の大学も兵舎跡がそのまま戦後大学になったので、今でも兵舎が倉庫や実験練になっています。あったであろう雰囲気は伝わります。
鏑木町の麻賀多神社の近くには木村屋・蔵六餅があります。ここに寄れば必ず買います。求肥(ぎゅうひ:牛皮とも書く)がアンに入っていて美味いのです。ぜひ佐倉にお寄りの際は食べてみてください。

過去ログ:「森鴎外は何故袴をはいて死んだのか」志田信男著
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6/15 10時 浅草での空間線量は60Bq/m^3  
Sunday, July 15, 2012, 10:20 AM
快晴 10時 浅草での空間線量は60ベクレル/立法メートル

これから千葉県印旛沼方面に行ってきます。大きな帽子と水筒は必需品ですね。
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ヤフーツールバーをインストールすると動作が重くなります 
Sunday, July 15, 2012, 06:03 AM
突然インターネットの画面が止まることはありませんか?
店主の作業用PCでネットを眺めていると画面操作が一切できなくなるほど高い負荷になることがあります。

バックグラウンドで何か強烈な負荷がかかっているのです。
それはだいたいろくな物ではないです。最悪ウィルスです。

タスクマネージャーを起動して動作しているプログラムを眺めていると
yphb.exeというプログラムが99%もCPUを独占していることがわかりました。

このような状況になるとマウスもキー操作も一切受け付けません。画面も凍ったまましばらく治まるまで放置するしか手段がないのです。

調べてみると犯人はYahooツールバーです。
インターネットエクスプローラーに機能を追加してヤフーのサイトに誘導するためのボタンがメニューに表示されます。
検索の履歴を保存するだけでしょうか?
CPUへの負荷とハードディスクへのアクセスは異常とも思えます。

ヤフーツールバーもスパイツールであると判断します


5000社もの企業が保管している顧客情報を消し去ったファストサーバ社はソフトバンク、ヤフーの子会社です。

ソフトバンク、ヤフーどちらもろくな会社じゃないです。

[コントロールパネル]の[プログラムの追加と削除]からyahooツールバーをさっさと削除しておきました。
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LPGとはガス代タダという前提なのです 
Saturday, July 14, 2012, 10:33 PM
アメリカはシェールガスという格安エネルギーがあるのだから日本もアメリカに頭をさげてシェールガス(プロパン)を安く売ってもらえという何も知らない馬鹿な意見があります。

日本には海外から直接供給されるガスパイプラインがないので8〜10倍のコストがかかるということをわからないのです。

石油ガスでも天然ガスでも大量消費者(大手企業の工場など)には液化した形で納入されます。

エバポレーター(沸騰機)というラジエーターのオバケのような装置を通ってガス化されて鉄工所や熱源が必要な加工工場へ供給されます。

エバポレーターの周辺は真夏でも霜や氷柱が垂れ下がっています。真夏には天国のような場所です。

逆に言えば、液化したエネルギーはそれだけ膨大なのです。

石油大国のアメリカ国内は実はガスパイプライン天国です。網の目のようにガスパイプラインが張り巡らされています。だから輸送のコストはゼロ!

一方我が国は産出国で何倍ものエネルギーをかけて(冷却と圧縮)石油ガスを液化します。それをLPGタンカーで運んで、消費地でわざわざあたためて気化させます

店主は「エコロジーという洗脳」で主張してきましたが、パイプラインの整備がガスのコストを1/3〜1/10に下げる方策なのだと申しています。

石油ガス(プロパン)なんてのは油田から噴出されるのですから、もともとタダみたいな物。しかし輸送コストが日本は問題なのです。
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・・・が出来る男になりたい 
Saturday, July 14, 2012, 10:52 AM
晴 10時 浅草での空間線量は56ベクレル/立法メートル

昨晩は近海物の鰺(あじ)が大安売り。千葉の房総では鰯(いわし)や鰺のなめろう料理がどこでも食べられます。身を包丁で細かく叩いて、味噌と酒にネギなどで味付けした料理です。ご飯に載せて食べたら美味しいですよ。

ありがたく買い求めて、いざ3枚におろします。魚屋では手際よく包丁をいれてあっというまに2枚3枚になってしまいますが、こちらは包丁をいれるたびに身が痩せていきます。

まな板の上は壮絶な猟奇的殺人現場の様相になってしまいました。ごめんねごめんね。
5匹もあるからいい練習台になりました。

でも2匹ぐらいにしてあとは開いて干物にしたらよかったかな

身の付いた背骨はあぶって酒肴に、身は刺身にします。食べきれないので残りは酢でしめて明日のおかずです。料理は段取(だんどり)と手際(てぎわ)・・・まだまだです。
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南雲吉則医師のアンチエージング法は西式健康法とほぼ同じでした 
Friday, July 13, 2012, 10:57 AM
曇 10時 浅草での空間線量は58ベクレル/立法メートル


NHK 探検バクモン「アンチエイジングはどこまで可能か?」が結構女性の間で話題になっているようです。

君島十和子(46歳)が日光を徹底的に避けて歩く場合も影を選んで歩くなどの日常生活が紹介されています。「そんなに陽を浴びたくなければ地底で暮らせよと言いたくなるほどの嫌み」と多くの女性からの評。

形成外科医・南雲吉則(57歳)は見た目も驚きの若さです。電車の広告で「空腹が人を健康にする」が貼ってあったのでタイトルと名前は知っていました。
サンマーク出版なので立ち読みで十分(笑)

内容的には私が同意する西式健康法(西勝造先生)に沿っております。
(関西では甲田医院(故人:甲田光雄)、関東ではお茶の水クリニック(森下敬一)が拠点です)

南雲吉則医師も徹底した少食主義でお腹がぐーぐー鳴るまで食べない、根菜中心、足は第二の心臓なので常に動かしてリンパ液を循環させるといった日常習慣を実践しています。

キーワードはサーチュイン(Sirtuin)遺伝子。軽度の饑餓状態が野生本能のスイッチを入れるという仮説です。

私も30代になれば朝食は摂るな、茶碗一杯まで、ゆっくり長い時間をかけて食べろと周囲には言い続けています。電話でもよくいう3S(粗食・草食・咀嚼)を意識した生活です。

これだけで身体は軽くなります。
ちなみに有名な一日一食主義者は京本正樹やGACKET、ピンクレディーの未唯です。

次ぎに南雲医師が実践しているのは、水シャワー。あたためずに季節かわりなく水だけ。

そして石鹸は使わないことです。
手のひらでこするだけで十分だと言い続けています。

タモリが石鹸で身体を洗うなと言い続けているそうで、芸能界でも有名です。
髪の毛ふさふさの五木寛之(80歳!)も食事はサンドイッチを夜食べて石鹸使わないことで有名ですね。さらに岩塩を持ち歩いてぺろぺろ舐めながら昼夜逆転の生活をされています。

人は見かけによる


このように常識を捨て去ることができる人だけが、若い肉体と健康を得られるのです。

もちろん微量放射線もその一つであると確信しています。


参考過去ログ
すべて逆をしたら好転したというお話
NewsWeek誌に掲載された腸内細菌と体重についての記事
NHKスペシャル あなたの寿命は延ばせる-発見長寿命遺伝子
妻夫木聡、平井堅へ繋がるタモリのNo石鹸の輪!
未曾有の大変動時代の生き方を語る五木寛之
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「太平洋一人ぼっち」と「たった一人の生還」 
Thursday, July 12, 2012, 11:35 PM

浅草には日活映画を上映する映画館があり3本立てで午前と午後に上映されます。ちょうど石原裕次郎主演の「太平洋ひとりぼっち」(1963年昭和38年)が上映されていたので観に行きました。

3本立て続けて上映されます。裕次郎は最後です。その前に上映されているのは森重久彌の社長シリーズ(1961年昭和35年)でした。途中から観てました。つまらない映画でしたが、新幹線が走る前の丸の内界隈や名古屋駅、アメ車のタクシーなど風俗をカラー写真でみれるという点だけが興味をひきます。

観客は12名、平均年齢はたぶん70歳あたりかな。たまに若い客がいるとほっとします。隅にいるおばさんがたは裕次郎ファンでしょうか。

やっと夕方になって「太平洋ひとりぼっち」の上映が始まりました。弱冠23歳の青年による無謀な太平洋横断と思われているのでしょうが、違います。

高校生からヨットで単独太平洋横断という目標を持ち、そのために親の稼業(金属加工業)も大学進学も拒みます。自分の艇を持ち、太平洋を独力で渡るという目的だけに全身全霊をかけます。そのような目的のためを優先する堀江青年の姿勢が地元ヨットクラブの衝突を引き起こします。

応援してくれる二人の先輩だけで夜中にひっそりと西宮ヨットハーバーを旅立ちます。
美談のように映画ではなっていますが、実態も地元では相当嫌われ者だったようです。手伝った人々はすぐに堀江青年に愛想をつかします。感謝の一言もないからでしょう。

それでも偉業を為す人は万人に好かれるような人ではないと店主は思います。
逆に言えば変人だから単独でしか行動できないのです

ミッドウエー海戦から20年後に同海域を航行する堀江青年は哀悼をこめてティラーを握ります。たった20年、まだ自由に渡航もできず外貨制限もあったときに、小さなヨット(19フィート:5.6m 池で浮かんでいる手漕ぎボートと同寸)で生をかけて行ったことに私は感動します。

映画の評価ですが、自身もヨット好きである石原裕次郎が狭い船内で荒れる海と凪で進まない諦めをよく演じていると思います。大根役者の石原裕次郎が映えた映画であると思います。

さて堀江青年が太平洋を渡って29年後に石原慎太郎のヨット(コンテッサ)が大阪−メルボルンレースで難破します。その近くで「タカ号」というヨットも遭難します。

そのクルーの手記が「たった一人の生還 〜たか号」漂流二十七日間の闘い」(1992年 新潮社)です。荒れた海の怖さ、転覆の恐怖、救命ボートの灼熱地獄すべてこれでもかとみごとな描写で描かれた戦慄の書です。

店主はヨット仲間からこの本を渡されて、一晩で一睡もせずに読みました。
コーラも飲めない体質なのですが、灼熱地獄でコーラ(文中では「赤いやつ」という通称)が飲みたい飲みたいとつぶやいて死んだ下戸の仲間を水葬する場面では 深夜にかかわらず車に飛び乗ってコカコーラを求めて走りました。(20年前は奈良に住んでいました)

飲めないコーラを深夜の2時3時に一気飲みして、たった一人海鳥の生き血をすすり生き延びた佐野三治氏と死んだクルーに思いを馳せました。コーラを飲むたびに「たか号」の遭難の一節がよみがえります。
私にとってコーラは生きていることを確認できる飲み物となってしまいました。

「太平洋一人ぼっち」と「たった一人の生還」はどちらも名著なのだと思います。堀江健一氏も佐野三治氏への批判はあると思います。でもね、

GoogleMapやGPS(カーナビ)で冒険した気になるな

と思います。
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6/12 11時 浅草での空間線量は62Bq/m^3  
Thursday, July 12, 2012, 01:07 PM
小雨 11時 浅草での空間線量は62ベクレル/立法メートル

九州の大雨は関東にも強い風をもたらしています。隣の建築現場の足場には防音と目隠しのためにシートが掛けられています。

低い雲が河のように流れて、その合間から半月が見え隠れ。バックミュージックにはバタバタと分厚いシートがはためく騒音。時代劇なら

風雲急を告げておりますというナレーションが入りそうです。

そんなことで少々寝不足です。

新党・国民の生活が第一が旗揚げされました。マスコミの論調では劣勢の賊軍扱いです。
あくまでも財務省・勝栄二郎事務次官を頂きにする財務官僚と野田、谷垣とおまけに腰巾着の公明党が皇軍扱いです。

聞くところによると四柱推命では小沢一郎に風があります。民衆のたまりに溜まった怒りのマグマを官僚どもは思い知ることになるでしょう。
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自分で判断することを大人なら覚えなさい 
Wednesday, July 11, 2012, 08:05 PM

「六城ラヂウムは安全性を保証するのか!」



ネットで拾った話ばかりをつまみ読みして知った気になって横柄な態度で電話をするようなことは止めていただきたいものです。

商品に不満や不安があるなら何も言わずに返品してください。

「放射能のタブー」を執筆して一年経過しました。この本の打合せは福島県都路村(第一原発から20km地点)で行っています。

まだ全国の書店にあるのだから読んでから質問しなさい



薄っぺらな付け焼き刃の知識を振り回すことに巻き込まないでください。
自分の判断を放棄して他人に判断を任せるという姿勢は他人にとって大迷惑です。



東京新聞2011.12.25
「今年の3冊」

「今の超微量の放射能を極度に恐れ、危険をあおる『放射能コワイ
コワイ派』たち」の虚偽をはぎ取り、痛棒を食らわす著者迫真の書。
鷲田小彌太


2011.12.10 07:57  産経新聞 

『放射能のタブー』 副島隆彦編著

 ■原爆被爆者の長生きにも言及

 東日本大震災の発生から半年以上たった10月下旬、初版1万5千部での発売。そろそろ原発事故関連の本も出尽くした感があり「いまごろ放射能についての本を出しても売れない。どうやってみても売れない。そのこともわかっている」と著者自ら記しているほどだが、予想外に好評で発売1週間で5千部の増刷が決まった。

 著者は原発事故発生直後から、立ち入り禁止の警戒区域が設定されるまでの間に何度も福島第1原発周辺を調査に訪れた。原発の門の前まで行っても、放射線量はせいぜい数百マイクロシーベルト毎時にしかすぎず「こんなわずかな線量では人体に被害があるとは私は思わない」と断言する。警戒区域の設定後は、そのすぐ外側に事務所を設けて定点観測を続けている。そうした活動の末に刊行された本だけに「現状の福島の微量の放射線量では、まったく人体に害はない」との主張には説得力がある。

 チェルノブイリ原発事故での死者が驚くほど少なかった事実も紹介。さらに広島や長崎で被爆者が意外と長生きしていることにも、「この事実を公然と書いてはいけないのか」と言及している。

 目に見えない放射能は怖い…とあおったほうが、出版物としては確実に売れるはず。冷静になれ、と訴える本書が売れるかどうか、悩みもあったことだろう。版元の編集担当、小笠原豊樹さんは「副島さんが『これは言論戦だ』と覚悟を決めている以上、それに応える形で私たちも腹をくくった」と発刊の経緯を振り返る。ほとんど宣伝活動はしていないが、口コミで売り上げが伸び「よくぞ言ってくれた」との反応が多いという。

 小笠原さんは「放射能は怖いと思う人がその根拠に疑問を感じたとき、この本が判断の材料になるはずです」と話している。(KKベストセラーズ・1680円)

 溝上健良

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条件指定の注文は手作業なのです 
Wednesday, July 11, 2012, 04:32 PM
原料として粉末は3種類ほど若干在庫しておりますがいろいろ厳しい指定をされるお客様もいらっしゃいます。
そこでご要望があればコレクション(見本)として保管している鉱石をお出しすることがあります。すべて手作業です。
ある程度の量ならば大きな乳鉢、それ以上になるとローラーミルという機械を使うのですが、あくまでも少量なので、卓上の小型乳鉢で砕きます。
親指の先ぐらいの鉱石で10gの粉末となります。

今回はそれほど微細化しなくてもよいので小麦粉程度でやめます。
粉末のサイズの単位でメッシュという単位があります。小麦粉程度ならば50〜100、化粧品のファンデーションともなると400〜600という大きさになります。手作業で100以上は大変です。ひたすらゴリゴリゴリゴリと擦り続けなくてはなりません。
以前は試作品作りのために数圓鯊腓な乳鉢ですりつぶしていました。手首が痛くても我慢我慢で何時間もやっていました。工場に持っていくと「粒度があらくてつかえまへんなあ」と言われるとがっかりしたものです。
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6/11 10時 浅草での空間線量は67Bq/m^3  
Wednesday, July 11, 2012, 12:47 PM
快晴 10時 浅草での空間線量は67ベクレル/立法メートル

空間線量はここ数日上昇傾向です。晴れ間が続いているからでしょうか。

よくわからないのは橋下徹大阪市長です。とつぜん野田政権を評価する発言を行っています。

考えられるのは野田退陣の前に官房費の大盤振る舞いを狙って擦り寄る姿勢を見せたのか、総選挙前に譲歩を狙って選挙協力(国政への進出取りやめ)の秋風を送ったのか、または本日旗揚げされる小沢新党へのあてこすりなのでしょうか。どれにせよ率いる維新の会を優位な立場に導こうという意図があるので額面どおり受け取ることはないのでしょう。

橋下徹のバックは竹中平蔵・宮内義彦・孫正義ら売国勢力ですから



産経新聞では河村たかし名古屋市長と一緒の写真を掲載しています。河村たかしと小沢一郎は反増税論者です。維新の会のブレーンには高橋洋一や堺屋太一といった官僚OB。石原慎太郎による尖閣諸島とオスプレイ配備での意味の分からない騒ぎなどすべて関連があるような気がしています。背後でなにかが蠢いているのでしょうね。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120710/waf12071012510015-n1.htm

「野田首相、決定できる政治」 ほめ殺し?橋下市長の狙いは何だ
2012.7.10 12:47

 大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は10日、野田佳彦首相の最近の政権運営について「決定できる政治が行われている」と評価し、今後の政局について「野田首相を核に、考え方が同じ人が自民党、民主党を問わず集まると、ものすごい力強い政権になるのではないか」と述べ、政界再編に期待感を示した。一方、小沢一郎元民主党代表を中心とした新党については「いろんな考え方でそういう行動とられたんでしょう」と述べるにとどめた。

 橋下氏はこれまで、野田首相の消費税増税方針に強く反対したほか、原発再稼働をめぐっては一時「倒閣」まで口にした。次期衆院選で維新の国政進出が焦点となる中、突然の首相絶賛の狙いをめぐって、さまざまな憶測を呼びそうだ。

 橋下氏は、野田首相の政権運営について「集団的自衛権の議論やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加表明など、当初言っていたことを着実に進めている」と評価。その上で「首相の考え方に近い自民党の中堅・若手もいっぱいいると思う。このまま進めば、新しいグループができて、ものすごく支持率上がる」との観測を示した。

 一方、維新の国政進出については「ローカル政党なので、自分たちがプレーヤーになることを大前提にすべきではない」と慎重に見極める姿勢を示唆した。

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映画マネーボールはイノベーションとはをこれでもかと教えてくれる 
Tuesday, July 10, 2012, 09:57 PM
この炎天下で隣が普請中なのです。ちょうど今は屋根を葺いています。屋根がちょうどこの仕事部屋の真横なのです。窓を開ければ大工さんとこんにちわ。
朝からダンダンと屋根瓦を打ち付ける音でたまらなく避難です。

ちょうど近所の浅草名画座で観たかった映画があったので観てみました。
「マネーボール」はすでに書評しておりますが、映画は見そびれていたのです。

映画は原作のダイジェスト版といった感じですが、原作のイメージと何も変わりませんでした。できれば原作と映画のどちらも読んで観て欲しいですね。

弱小貧乏球団のオークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンが出塁率などの統計手法を用いて少額で選手を獲得して優勝を目指すチームとなっていくという実話です。

しかし統計手法で選手を獲得することが本筋ではありません。

マネーボールはドラッガー哲学の具現例でもあります。

旧来のスカウトは職務に忠実であるために、従来の価値観(太りすぎといった見た目)や主観(年齢や育った環境)で判断しがちです。
しかし野球チームの目的は勝つことという主眼から職務に忠実であっても外れているのです

日本の官僚機構がマネーボールのスカウト陣のようなものか



主人公のビリー・ビーン(ブラッドピッド)は統計理論を徹底するために、監督が推すスター選手らをすべて放出してしまいます。そして古参のスカウトらもアスレチックスをくびにします。

そこから劇的に常勝球団へ変貌を遂げます。

連勝記録など意味はない。興味あるのは年俸で1/3しか払えない球団が勝ち続けること

興味あることは球界、いや世界を変えることなんだ


とビリーは映画中で話しています。

メッツに多額の契約金でルーキーとし入団し、成績を残せなかったビリーは

金額の多寡で人生を選択するな

という信条を抱き続けています。

結局ビリーが示した手法の有効性はライバルのレッドソックスが取り入れて優勝をさらわれますが、ビリーにとって大事なことは世界を変えること、常識を覆すことが重要なので意にかえしません。

常に変革を求める姿こそ六城ラヂウムの求める理想です



変革・イノベーションを私は心の底から欲しています。

過去ログ:マネーボールの書評
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7/10 10時 浅草での空間線量は65Bq/m^3  
Tuesday, July 10, 2012, 08:24 AM
快晴 8時 浅草での空間線量は65ベクレル/立法メートル

焦げるような暑さです。外は辛いですね、水筒を持参しましょう。


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